JPH0466041A - 魚釣用リール - Google Patents

魚釣用リール

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JPH0466041A
JPH0466041A JP17818690A JP17818690A JPH0466041A JP H0466041 A JPH0466041 A JP H0466041A JP 17818690 A JP17818690 A JP 17818690A JP 17818690 A JP17818690 A JP 17818690A JP H0466041 A JPH0466041 A JP H0466041A
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sounding
spool
sound
fishing
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京市 金子
Yuji Otake
大竹 有司
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、魚釣用リールに係わり、特に、スブ−ルから
釣糸が繰り出されたことを釣人に報知する魚釣用リール
に関する。
〔従来の技術〕
従来、スプールから釣糸が繰り出されたことを釣人に報
知する魚釣用リールとしては、例えば、実公平1−19
674号公報、実公昭60−19569号公報等に開示
されるようなものが知られている。
このうち、実公平1−19674号公報に開示される魚
釣用リールは、ハンドルを有する駆動機構によりスプー
ルを駆動して釣り糸の巻取りを行なうようにした魚釣用
リールであって、フレームに音部ギヤと、この音部ギヤ
に係合する音部体とを設けるとともに、音部ギヤを、一
方向回転伝動機構を介して駆動機構に連結し、さらに、
この駆動機構に、音部ギヤを、釣糸の巻取時には連動不
能で、かつ、釣糸の繰出時には連動可能に連結してなる
ものである。
また、実公昭60−19569号公報に開示される魚釣
用リールは、スプールの鍔面に環状に複数の作動部材を
設け、これらの作動部材の回動軌道における側板に、作
動部材の回転をこれと接触しないで感知する感知部材を
設け、この感知部材を発音または発光の警報装置に電気
的に接続するとともに、感知部材を操作部材で作動部材
の非感知位置に切換自在に形成してなるものである。
このような魚釣用リールは、釣糸が繰り出される場合に
は、発音等により釣人に報知されるが、釣糸の巻取り時
には釣人への報知は不要であるため、実公平1−196
74号公報に開示される魚釣用リールでは、音部ギヤを
、一方向回転伝動機構を介して駆動機構に連結し、釣糸
の巻取時には、音部ギヤと駆動装置が連動しないように
していた。
また、実公昭60−19569号公報に開示される魚釣
用リールでは、感知部材を作動部材の非感知位置に切換
可能に形成していた。
以上のように構成された魚釣用リールでは、釣糸が繰り
出されると、発音或いは発光することにより、スプール
から釣糸が繰り出されたことを釣人に報知することがで
きるとともに、釣糸の巻取り時には報知を解除すること
ができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、実公平1−19674号公報に開示され
る魚釣用リールでは、音部ギヤに音部体が係合すること
により発音していたので、保合部分の磨耗、折損等によ
る故障、係合することによるスプールの自由回転の制限
、さらには、機械的発音の音量に限界があるという問題
があった。
また、音部ギヤや音部体を収容する必要があり、魚釣用
リール自体が大型化するという問題があった。
さらに、音部ギヤを、一方向回転伝動機構を介して駆動
機構に連結し、釣糸の巻取時には、音部ギヤと駆動装置
が連動せず、繰出時には連動するようにしていたため、
魚が食いつき釣糸が繰り出されている間は継続して発音
状態とされ、釣人が認知した場合でも発音が継続され、
釣人が煩わしさを感じる等の問題があった。
また、魚が食いつかないで、例えば、釣糸の仕掛投入時
等に釣糸を繰り出した場合でも発音されるという問題が
あった。
一方、実公昭60−19569号公報に開示される魚釣
用リールでは、リールの外面に表出している操作部材を
操作し、感知部材を感知位置または非感知位置に切り換
えて、釣人への報知をON。
OFFしていたため、感知部材に接続されたリード線等
が切断され易く、また、操作部材部分から海水等が浸入
し易く、防水上の観点からも好ましくないという問題が
あった。
さらに、リールの外面に表出している操作部材を操作し
て、釣人への報知をON、OFFしていたため、釣糸の
巻取り時には報知状態をOFFとし、一定の棚に釣糸を
セットした後にONとする必要があり、セットが面倒で
あるという問題があった。
また、報知状態にセットされているか否かの確認は、操
作部材の位置を確認する必要があり、−見しただけでは
報知状態か否かの確認が困難であるという問題があった
さらに、魚が食いつき釣糸が繰り出されている間は、報
知状態にセットされている限り継続して発音状態とされ
、釣人が認知した場合でも発音力(継続され、釣人が煩
わしさを惑しる等の問題があった。この場合に、操作部
材を操作して報知状態を解除すれば良いのであるが、魚
が釣れた場合に操作部材を操作することは困難であると
いう問題があった。
そこで、近年においては、上記のような問題点を解決す
るような手段、即ち、釣糸の繰出時に報知可能な状態に
セットされていることを一見して把握でき、また、釣人
が報知を確認できると考えられる所定時間のみ報知し、
さらに、魚による釣糸の繰出し以外、例えば、釣糸の仕
掛投入時の場合には報知しないような魚釣用リールの開
発が強く望まれていた。
本発明は、このような要望に応えたもので、請求項1ま
たは2記載の魚釣用リールでは、釣糸の繰出時に報知可
能な状態にセットされていることを一見して把握できる
とともに、釣人が認知できると考えられる所定の発音状
態を報知することができる魚釣用リールを提供すること
を目的とし、請求項3記載の魚釣用リールは、仕掛投入
等に伴う釣糸繰出所定区間内では、釣糸を繰り出しても
報知不可能な状態とした魚釣用リールを提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1記載の魚釣用リールは、リール本体に回転可能
に支持され釣糸が巻回されるスプールと、このスプール
の回転を検知する検知手段と、この検知手段からの繰出
回転信号に応じた報知信号を出力する制御手段と、この
制御手段からの報知信号に基づいて釣糸の繰出状態を報
知する発音手段と、この発音手段による所定時間の発音
後発音状態を解除する発音解除手段と、前記釣糸が繰り
出されると前記発音手段により発音される状態にセット
するセットスイッチと、前記釣糸が繰り出されると前記
発音手段により発音される状態にセ・ントされたことを
報知する表示手段とを備えてなるものである。
請求項2記載の魚釣用リールは、リール本体に回転可能
に支持され釣糸が巻回されるスプールと、このスプール
の回転を検知する検知手段と、この検知手段からの繰出
回転信号および巻取回転信号に基づいて糸長を演算する
糸長演算手段と、この糸長演算手段によって演算された
糸長を表示する糸長表示手段と、前記検知手段からの繰
出回転信号に応じた報知信号を出力する制御手段と、こ
の制御手段からの報知信号に基づいて釣糸の繰出状態を
報知する発音手段と、この発音手段による所定時間の発
音後、発音状態を解除する発音解除手段と、前記釣糸が
繰り出されると前記発音手段により発音される状態にセ
ットするセットスイッチと、前記釣糸が繰り出されると
前記発音手段により発音される状態にセットされたこと
を報知する表示手段とを備えてなるものである。
請求項3記載の魚釣用リールは、請求項1または2記載
の魚釣用リールにおいて、発音手段を、釣糸の仕掛投入
等に伴う釣糸繰出所定区間内において報知不能に制御し
てなるものである。
〔作 用〕
請求項1記載の魚釣用リールでは、例えば、クラッチを
スプールフリー状態にした後、棚位置まで釣糸を繰り出
す。この後、セットスイッチをONとすることにより、
釣糸が繰り出されると発音手段により発音される状態に
セットされ、釣糸が繰り出されると発音手段により発音
される状態にセットされたことが表示手段により報知さ
れる。
そして、魚の当たりがあると、釣糸が引かれて釣糸がス
プールから繰り出される。この状態が検知手段により検
知され、この検知手段からの繰出回転信号が制御手段に
出力され、この制御手段から、繰出回転信号に応じた報
知信号が発音手段に出力され、この発音手段により発音
され、釣糸の繰出状態が釣人に報知された後、発音解除
手段により発音手段の発音状態が所定時間発音後解除さ
れる。
請求項2記載の魚釣用リールでは、釣糸を繰り出したり
巻き取ったりすると、検知手段によりスプールの回転が
検知され、この検知手段からの繰出回転信号および巻取
回転信号に基づいて、演算手段により糸長が演算され、
糸長表示手段により演算された糸長が表示される。
また、例えば、クラッチをスプールフリー状態にした後
、棚位置まで釣糸を繰り出す。この後、セットスイッチ
をONとすることにより、釣糸が繰り出されると発音手
段により発音される状態にセットされ、釣糸が繰り出さ
れると発音手段により発音される状態にセットされたこ
とが表示手段により報知される。
そして、魚の当たりがあると、釣糸が引かれて釣糸がス
プールから繰り出される。この状態が検知手段により検
知され、この検知手段からの繰出回転信号が制御手段に
出力され、この制御手段から、繰出回転信号に応じた報
知信号が発音手段に出力され、この発音手段により発音
され、釣糸の繰出状態が釣人に報知された後、発音解除
手段により発音手段の発音状態が所定時間発音後解除さ
れる。
請求項3記載の魚釣用リールでは、請求項1または2記
載の魚釣用リールにおいて、発音手段を、釣糸の仕掛投
入等に伴う釣糸繰出所定区間内において報知不能に制御
したので、仕掛投入等において釣糸を繰り出した場合で
も、所定区間内では発音手段により発音されることはな
い。
従って、巻取り終了における仕掛は交換に必要な釣糸繰
出所定区間内、例えば、竿先から5m以内に達したこと
を検知し、発音状態にあった場合(浅場における発音状
態のセント、魚のヒツト)、発音状態を自動的に解除す
るとともに、この領域は釣りをしない仕掛は交換領域で
あり、セントスイッチにより発音ON状態にセットされ
ない領域で、釣糸の繰り出しを伴う仕掛けの交換作業時
に、セットスイッチを誤って押操作して発音させでしま
う等の煩わしさがない。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第1図および第2図は、本発明の一実施例を示すもので
、第1図において、符号lはリール本体を示している。
このリール本体1には、スプール2が回転可能に取り付
けられており、このスプール2には釣糸3が巻回されて
いる。
リール本体lの上面には、防水性の偏平なボックス4が
一体に取り付けられ、このボックス4の上面パネル5に
は、表示器6及びリセット/表示スイッチ7、モード切
換スイッチ8.セントスイッチ9が設けられている。
また、ボックス4内には、糸長を演算するマイクロコン
ピュータ及び電池(いずれも後述する)等が水密に収容
されている。
リール本体1には、このスプール2を巻取回転させるハ
ンドル10が回転可能に設けられている。
第2図において、符号11は、糸長演算、糸長表示及び
データの書込制御を行なうマイクロコンピュータを示し
ている。
このマイクロコンピュータ11は、プログラムメモリ、
データメモリ、タイマ及び入出力装置を制御管理して与
えられたジョブを処理すべく必要な演算、転送処理を実
行するCPU(中央処理装置)13と2、演算処理プロ
グラム及びスプール2の形状に応じた糸長計算式等を格
納したROMl5及びCPU13での演算結果等のデー
タを記憶するRAM17と、入力インターフェース19
及び出力インターフェース21とを備え、これらはバス
23を介してCPU13に接続されている。
また、第1図および第2図に示したように、スプール2
の鍔部25の外面には、被検知部材27が配置されてお
り、この被検知部材27の回転軌道上に対向するリール
本体1には、スプール2の回転を検知する検知手段であ
るセンサ29が配置されている。
このセンサ29は、マイクロコンピュータ11の入力イ
ンターフェース19に接続され、センサ29から出力さ
れるスプール2の正転、逆転の判定信号は入力インター
フェース19を通してCPU13に取り込むことで内蔵
のアップ/ダウンカウンタ31をアップカウント又はダ
ウンカウント状態にセットし、センサ29から入力イン
ターフェース19を通して取り込まれるスプール2の回
転パルス信号をアップカウント又はダウンカウント動作
するようになっている。
また、入力インターフェース19には、リセット/表示
スイッチ7、マイクロコンピュータ11をデータ入力モ
ード、糸長表示モードおよびデータ修正モードに切り換
えるためのモード切換スイッチ8およびセットスイッチ
9が接続されている。
出力インターフェース21には、デコーダ33を介して
表示器6が接続され、この表示器6は糸長及び釣糸3が
スプール2に所定の巻径レベルまで巻き取られた時のス
プール2の総回転数をデジタル表示する表示部35と、
データ入力中を表示する表示部37.修正モードを表示
する表示部39および釣糸3の繰出時におけるスプール
20回転を検知可能な状態にセットされていることを報
知する表示手段である表示部41とを備えている。
また、マイクロコンピュータ11および表示器6には、
動作用電池電源42が接続されている。
そして、ボックス4内は、マイクロコンピュータ11か
らの報知信号に基づいて釣糸3の繰出状態を報知する発
音手段であるスピーカ43が収容されている。
表示部41は、セットスイッチ9がONとされ、釣糸3
の繰出時にスピーカ43により発音される状態にセット
された場合に、魚のマークが点滅するように形成されて
いる。
このスピーカ43は、所定時間の発音、例えば、1/2
秒間のアラーム後178秒休止する発音を5回繰り返し
た後、発音状態が解除される。
セットスイッチ9は、釣糸3の繰出時にスピーカ43に
より発音可能な状態にセットするためのスイッチであり
、釣糸3の繰出時におけるスプール2の回転が検知可能
な状態にセットされたことが、表示部41の魚のマーク
が点滅することにより報知される。
また、スピーカ43は、セットスイッチ9によリセット
した状態から、例えば、0.5m繰り出された場合に発
音するように構成されており、釣糸3の仕掛投入等に伴
う釣糸繰出所定区間内、例えば、繰出し長さが5m以内
においては報知不能とされている。
次に、第3図について説明する。
第3図は、スプール2の巻き幅2が変化しないストレー
トタイプとした場合のスプール2の回転数と、このスプ
ール2に巻かれた釣糸3の巻外周径および糸長の関係を
説明するためのものである。
図において、 D :釣糸3の規定巻径レベルにおける巻糸の径 Do ニスプール2の底径 H:規定巻径レベルまでのスプール2の溝深さ Dn :釣糸の繰出し1巻取りで変移する巻糸の外周径 N :釣糸3を規定巻径レベルHまでスプール2に巻き
取った時のスプール2の総回転数 N、:釣糸3の繰り出しまたは巻取りにより回転された
時のスプール2の実回転数 である。
ここで、スプール2がN1回転し、これに伴い巻糸径が
Dからり、に変化したとすると、この時の繰出し糸長し
は、 L=     N、2 +  bN、     ・ ・
 ・(1)但し、a:Hに関する定数 b:Dに関する定数 となる。
上記糸長計算式において、D、Hはスプール形状によっ
て予め決定される定数で、Nは糸種によって決定される
定数であり、N、はスプール2の回転に伴い変化する変
数となる。
従って、上記(1)の式をROM15に格納しておき、
この(1)式を実行すれば、スプール2の回転数N3に
応じた繰出糸長または巻取糸長を計測できる。
次に、糸長計測動作を第4図に示す処理手順に従って説
明する。
第4図のプログラムがスタートすると、まず、ステップ
S1において、釣糸3の繰出しか否かを判定する。ここ
で、釣糸3の繰出しであると判定された場合には、釣糸
3の繰出しに伴ってスプール2が正転方向に回転される
ため、センサ29からの正転方向の信号が入力インター
フェース19を通してCPU13に取り込まれ、これに
より、アップ/ダウンカウンタ31をアップ方向に設定
するととも、スプール2の回転に伴ってセンサ29から
出力されるスプール1回転毎のパルス信号は入力インタ
ーフェース19を通してアップ/ダウンカウンタ31に
取り込まれ順次アップカウントされる(ステップS2)
次のステップS3では、マイクロコンピュータ11の演
算周期毎にアップ/ダウンカウンタ17の計数内容N3
をCPUI 3に取り込んで上記(1)式の糸長演算を
実行し、この演算結果を出力インターフェース21およ
びデコーダ33を通して表示器6に出力し、釣糸3の繰
出し糸長りを表示部35にデジタル表示する(ステップ
S4)。
一方、ステップS1において、釣糸3の巻取りであると
判定された場合には、釣糸3の巻取りに伴ってスプール
2が逆転方向に回転されるため、センサ29からは逆転
方向の信号が入力インターフェース19を通してCPU
13に取り込まれ、これにより、アップ/ダウンカウン
タ31をダウン方向に設定するとともに、スプール2の
回転に伴ってセンサ29から出力されるパルス信号はア
ップ/ダウンカウンタ31に取り込まれ、そのダウンカ
ウント動作により繰出し時に計数した内容から減算する
(ステップS5)。そして、次のステップS6では、マ
イクロコンピュータ11の演算周期毎にアップ/ダウン
カウンタ31の計数内容N、をCPU13に取り込み、
(1)式を実行することにより巻取り糸長、即ち繰り出
された糸長から巻取り糸長を差し引いた糸長りを演算し
、これを表示器6に出力して糸長りを表示部35にデジ
タル表示する(ステップS7)。
そして、魚の当たりにより釣糸3が繰り出された場合に
、釣人に報知させるための処理手順を、第5図に基づい
て説明する。
先ず、例えば、クラッチをスプールフリー状態にした後
、棚位置まで釣糸3を繰り出しくステップS8)、所定
の棚に仕掛けが着いた時点で止まるようにスプール2を
制動する(ステップS9)。
この場合、棚位置が水面から123mでるあると、表示
部35は、第6図に示すような表示状態となっている。
この後、第7図に示すように、セットスイッチ9をON
(ステップ310)とすることにより、釣糸3の繰出時
にスピーカ43が発音可能な状態にセットされ、釣糸3
の繰り出されるとスピーカ43が発音する状態にセット
されたことが、表示部41に魚が点滅することにより報
知される。
そして、魚の当たりがあると、第8図に示すように、釣
糸3が、例えば、0.5m以上スプール2から繰り出さ
れる(ステップ5ll)。この状態がセンサ29により
検知され、このセンサ29からの繰出回転信号がマイク
ロコンピュータ11に入力され、このマイクロコンピュ
ータ11から、繰出回転信号に応じた報知信号が出力イ
ンターフェース21を介してスピーカ43に出力され、
第8図に示すように、スピーカ43により発音され(ス
テップ312)、釣糸3の繰出状態が釣人に報知された
後、スピーカ43の発音状態が、所定サイクル発音後解
除され、表示部41の魚の点滅信号も解除される。
この後、適正なドラグ調整を行ない、釣糸3を巻き取り
(ステップ513)、魚を取り込む(ステップ514)
一方、魚がヒツトしなかった場合は、釣糸3を巻き取る
(ステップ515)。
そして、仕掛けが船べり近傍に位置していた場合、即ち
、釣糸3の繰出長さが5.0m以内の場合に゛は、スピ
ーカ43は釣糸3の仕掛投入等のため報知不能とされる
(ステップ516)。
このような発音までの流れを、第9図に示すフローチャ
ートで説明する。
先ず、所定の棚位置まで釣糸3を繰り出し、セットスイ
ッチ9をONとする。ここで、船べり近傍に仕掛けが位
置していた場合、例えば、表示部35に「5.0」以内
の数字が表示されている場合には、スピーカ43は発音
OFF状態とされる。
仕掛けが、船べり近傍に位置していない場合、例えば、
表示部35にr5.IJ以上の数字が表示されている場
合には、発音ON状態とされる。
仕掛けが、表示部35にr5.IJ以上の数値が表示さ
れ、かつ、釣糸3が繰り出された場合には、スピーカ4
3により発音される。
以上のように構成された魚釣用リールでは、ストレート
タイプのスプール2について説明したが、スプール2の
巻き幅lが変化するテーパスプールにおいては、第3図
に示す底径D0の巻き幅と規定巻径りの巻き幅が異なる
ため、これらの巻径幅を定数として、D、Hの他に設定
しておけば、テーパスプールにおける糸長も高精度で計
測できる。
また、糸長計測式の各定数はスプール2の形状に応じて
変化するものであり、従って、各種のスプール2に対応
した定数を予めROM15に格納しておき、リール本体
1に組み込まれるスプール2に応じてROM15内のス
プールデータを選択的に設定するようにすれば良い。
従って、スプール2の形状に応じて決定される定数を設
定しておき、そして、これら定数と釣糸3をスプール2
の規定レベルまで巻き取った時のスプール2の総回転数
および糸繰出し時7巻取り時のスプール2の実回転数を
基にして糸長計算式を演算実行することにより糸長りを
計測できるようにしたので、釣糸3の太さに関係なく繰
り出し糸長または巻取り糸長を高精度に計測することが
できるほか、入力されるデータも糸をスプール2の規定
巻き径まで巻き付けた時のスプール2の総回転数を入力
するだけで良く、しかもそのデータの入力操作もスイッ
チ8のワンタッチ操作で可能であるため、そのデータ入
力操作が簡便となり、さらに釣糸3の種類の限定されず
、あらゆる糸種に対応できるので、幅広い釣り条件に対
応でき、実用性の高いものとなる効果がある。
しかして、以上のように構成された魚釣用リールでは、
クラッチをスプールフリー状態にした後、棚位置まで釣
糸3を繰り出し、セ・ントスイ・ソチ9をONとするこ
とにより、釣糸3が繰り出されるとスピーカ43により
発音される状態にセ・ノドされ、このような状態にセッ
トされたことが、表示部41の魚のマークが点滅するこ
とにより報知される。
そして、魚の当たりがあると、釣糸3が引かれて釣糸3
がスプール2から繰り出される。この状態がセンサ29
により検知され、このセンサ29からの繰出回転信号が
マイクロコンピュータ11に出力され、このマイクロコ
ンピュータ11から、繰出回転信号に応した報知信号が
スピーカ43に出力され、このスピーカ43により発音
され、釣糸3の繰出状態が釣人に報知された後、発音解
除手段によりスピーカ43の発音状態が所定時間発音後
解除される。
従って、以上のように構成された魚釣用リールでは、表
示部41の魚のマークが点滅していることを確認するこ
とで、魚が釣れ釣糸3が引っ張られると発音される状態
にセットされていることを一見して把握でき、また、釣
人が報知を確認できると考えられる所定時間のみ報知す
ることができ、これにより、釣人に煩わしさを感じさせ
ることがない。
さらに、発音手段を、釣糸3の仕掛投入等に伴う釣糸繰
出所定区間内において報知不能に制御したので、仕掛投
入等の発音不要の時には、釣糸3を引っ張った場合でも
発音手段により発音されることがない。
従って、巻取り終了における仕掛は交換に必要な釣糸繰
出所定区間内、即ち、竿先から5m以内に達したことを
検知して、発音状態にあった場合(浅場における発音状
態のセット魚のヒツト)、発音状態を自動的に解除する
とともに、この領域は釣りをしない仕掛は交換領域であ
り、セットスイッチ9により発音ON状態にセットさi
fL ナイfiJ域で、釣糸3の繰り出しを伴う仕掛け
の交換作業時に、セットスイッチ9を誤って押操作して
発音させてしまう等の煩わしさがない。
第10図および第11図は、本発明の魚釣用リールの他
の実施例を示すもので、符号51はリール本体を示して
いる。
このリール本体51にはスプール53が回転可能に軸支
され、このスプール53は図示しない周知のクラッチ機
構およびドラグ機構を介して巻取用ハンドル55に連結
されている。また、スプール53には釣糸57が巻回さ
れ、その巻き終端側はレベルワインダ機構59を通して
リール本体51外へ引き出されている。
リール本体51には、支持部材61が回動可能に取り付
けられており、この支持部材61には、スプール53に
巻回された釣糸57の外周面に圧接される回転ローラ6
3が軸着されている。
この回転ローラ63の回転は、支持部材61内に設けら
れたギヤ列65およびこのギヤ列65に連結された軸6
7を介してリール本体51の側板69へ伝達され、さら
に、軸67は側vi69内に設けたギヤ列71に連結さ
れている。
このギヤ列71に噛合されている糸長計測ギヤ73は、
1回転が糸長10cmに相当するもので、マグネット7
5を有し、このマグネット75により0N−OFFされ
る2個のリードスイッチ77a、77bが糸長計測ギヤ
73の回転方向に所定の位相差をもって対向配置されて
いる。
これらの回転ローラ631回転ローラ63がらの回転が
伝達される糸長計測ギヤ73およびマグネット75.リ
ードスイッチ77a、77bにより、スプール53の回
転を検知する検知手段が構成されている。
また、リール本体51には、糸長計測ユニット81が防
水構造で取り付けられ、この糸長計測ユニット81の上
面には表示装置82が取り付けられ、この表示装置82
は、水面からの水深を表示する表示器83と、水底又は
棚位置からの水深を表示する表示器84とから構成され
ている。
第11図において、糸長計測ギヤ73のマグネット75
により0N−OFFされるリードスイッチ77a、77
bは、糸長計測ギヤ73の1回転毎に1発の信号を発生
し、そして、この信号は糸長計測ギヤ73の回転方向に
位相差をもたせることにより、正転、逆転、即ち糸繰出
し方向および糸巻取り方向の回転を判別する信号として
利用される。
リードスイッチ77a、77bには、計数パルス発生回
路85が接続され、この計数パルス発生回路85は、リ
ードスイッチ77a、77bがら出力される信号を糸長
計測ギヤ1回転1パルスのパルス信号に変換するもので
ある。
第1の計数回路86は、釣糸57の繰出しおよび巻取り
糸長を計数することで水面からの水深を計測するための
もので、計数パルス発生回路85からのパルスを計数す
る西進のl0C11単位用アップ/ダウンカウンタ87
aと、この1ocI11単位用アップ/ダウンカウンタ
87aのキャリー信号又はボロー信号である1m単位の
信号を計数する1m用アップ/ダウンカウンタ87bと
がら構成されている。
前記第1計数回路86の10cm用アップ/ダウンカウ
ンタ87aおよび1m用アップ/ダウンカウンタ87b
には、その計数内容をデコードして表示器83に表示指
令を出力するデコーダ・ドライブ回路88a、88bが
接続され、デコーダ・ドライブ回路88aにはl0CI
I用のバー表示部83aが接続され、また、デコーダ・
ドライブ回路88bにはメートル用の表示部83bが接
続されている。
前記10cm用バー表示部83aは、液晶又は発光ダイ
オード等からなる9セグメントの表示素子83a+〜8
3a、を横一線に配列したものから構成され、そして、
メートル用表示部83bは、3桁のデジタル表示ができ
るようになっている。
第2の計数回路89は、水底又は棚位置からの水深を計
測するためのもので、計数パルス発生回路85からのパ
ルスをアップ計数する。そして、この計数回路85の内
容は、デコーダ・ドライブ回路90を介して表示器84
に出力されるようになっている。
リードスイッチ77a、77bには、これらの出力信号
を取り込むことによって糸繰出しおよび糸巻取り方向を
判定する判定回路91が接続されており、この判定回路
91は、例えば、リードスイッチ77aの出力信号がリ
ードスイッチ77bの出力信号よりも先に入力された時
に、糸繰出し方向であると判定して第1計数回路86の
各カウンタ87a、87bにアップカウント指令を与え
、また、上記の逆にリードスイッチ77bの出力信号が
リードスイッチ77aの出力信号より先に入力された時
は糸巻取り方向であると判定して第1計数回路86の各
カウンタ87a、87bにダウンカウント指令を与える
判定回路91.計数回路86,89.カウンタ87a、
87b、デコーダ・ドライブ回路88a。
88b、90は、糸長演算手段を構成している。
判定回路91は、リードスイッチ77a、77bからの
繰出回転信号に応じた報知信号を出力する制御手段とさ
れている。
また、前記計数回路86.89には、その計数内容をク
リアーするリセットボタン92.93がらのリセット信
号が加えられるようになっており、これらのリセットボ
タン92.93は、第10図に示したように、糸長計測
表示ユニット81の表面に防水構造にして設けられてい
る。
第2計数回路89の計数内容をクリアーするリセットボ
タン93は、セットスイッチ94とされている。
リセットボタン92.93間には、入力、修正等のモー
ドを切り換えるモード切換スイッチ95が設けられてい
る。
また、糸長計測ユニット81には、判定回路91からの
報知信号に基づいて釣糸57の繰出状態を報知する発音
手段であるスピーカ97が配置されている。判定回路9
1からの報知信号は、セットスイッチ94をONとした
状態から、例えば、0.5m釣糸57が繰り出された場
合に出力されるようになっている。
スピーカ97は、例えば、1/2秒間のアラーム後1/
8秒休止する発音を5回繰り返した後、発音状態が解除
される。
また、セットスイッチ94は、釣糸57が繰り出される
とスピーカ97により発音される状態にセットするスイ
ッチであり、このセットスイッチ94をONとした時、
即ち、釣糸57が繰り出さレルトスピーカ97により発
音される状態にセットされたことが、表示装置82の表
示部98に表示される。
この表示部97は、セットスイッチ94により発音状態
にセットされた時に魚のマークが点滅するように形成さ
れている。即ち、セットスイッチ94をONとすると、
第2計数回路89の計数内容がクリアされるとともに、
魚のマークが点滅することになる。
さらに、このスピーカ97は、釣糸57の仕掛投入等に
伴う釣糸繰出所定区間内、例えば、繰出し長さが5m以
内では報知不能とされている。
次に、上記のように構成された本実施例の動作を第12
図および第13図を参照して説明する。
先ず、第13図に示すように沖合に出た船1゜lに、本
実施例の魚釣用リールを装着した竿103をセットし、
竿先から仕掛け(図示せず)を連結した釣糸57を繰り
出す。この時、竿先がら水面105までの距離を3.5
mとする。
即ち、糸長計測表示ユニット81を動作モードに設定し
た状態で、リールのクラッチを切ってスプール53をフ
リーにすると、釣糸57は仕掛けに取り付けた重錘の重
量によってスプール53がら順次繰り出され、竿先から
降下し始める。これにより、スプール53が回転すると
、その巻回糸の外周面に圧接している回転ローラ63が
回転するため、その回転は、ギヤ列65−軸67−ギヤ
列71を通して糸長計測ギヤ73に伝達され、この糸長
計測ギヤ73は釣糸57の繰出量に比例して回転される
。そして、この糸長計測ギヤ73が1回転する毎にマグ
ネット75がリードスイッチ77a、77bを横切るた
め、これらリードスイッチ77a、77bから信号が送
出される。この出力信号を受けた判定回路91では、リ
ードスイッチ77aから先に信号が入力されたことを認
識することでアップカウント指令を第1計数回路86の
各カウンタ87a、87bに与え、これらカウンタ87
a、87bにアップカウント動作させる。
従って、リードスイッチ77a、77bの出力信号が計
数パルス発生回路85に加えられることにより、この回
路85から発生するパルスは、第1、第2の計数回路8
6.89に出力され計数されるとともに、第1計数回路
86の10CIl用アツプ/ダウンカウンタ87aで計
数された内容はデコーダ・ドライブ回路88aを通して
バー表示部83aに出力され、これを駆動して10cm
単位の表示を行なう。また、1m用アップ/ダウンカウ
ンタ87bの計数内容はデコーダ・ドライブ回路88b
を通してデジタル表示部83bに出力され、1m単位の
表示を行なう。
一方、第2の計数回路89は、計数パルス発生回路85
からのパルスを順次アップカウントし、その計数内容を
デコーダ・ドライブ回路90を通して表示器84に出力
し表示する。
二こで、釣糸57が、第13図に示すように、竿先から
水面105に達すると、各表示器83゜84の表示状態
は第12図(a)に示すようになる。
釣糸57が水面105に達したならば、リセットボタン
92を操作して第1計数回路86の内容をリセットする
。この時の各表示器83.84の表示状態を第12図(
ロ)に示す。
その後、釣糸57が第13図に示す水底107に達する
まで仕掛けを降下させる。仕掛けが水底107に達する
と、釣糸57の繰出しが停止するので、計数動作も停止
する。この時、水底107までの水深が125・3mで
あるどすると、各表示器83.84の表示内容は第12
図(C)に示すようになる。
釣糸57が水底107に達した状態で、タイ釣またはイ
カ釣を行なうために水底107からの棚取りをする場合
は、まず、リセットボタン93を操作して第2計数回路
89の内容をリセットする。
この時の表示部83a、83bおよび表示器84の表示
は第12図(d)に示すようになる。ここで、棚位置が
水底107から10mであるとすると、ハンドル55を
操作してスプール53を巻取り方向に回転させる。スプ
ール53が回転すると、その回転は回転ローラ63から
ギヤ列65.71を介して糸長計測ギヤ73に伝達され
るため、この糸長計測ギヤ73の回転につれてリードス
イッチ77a、77bが0N−OFFL、その出力信号
は計数パルス発生回路85および判定回路91に供給さ
れる。この時、糸長計測ギヤ73は上述の場合と逆に回
転するため、判定回路91ではリードスイッチ77bか
ら先に信号を受けることになり、その結果、判定回路9
1はダウンカウント指令を第1計数回路86のカウンタ
87a、87bに与えることになる。
従って、第1計数回路86の各カウンタ87a。
87bは計数パルス発生回路85からのパルスによって
ダウンカウント動作する。その結果、釣糸57が水底1
07から10mの棚位置に達すると、表示器84の表示
内容および表示部83a、83bの表示内容は第12図
(e)に示すようになる。即ち、表示器84には水底1
07からの水深が表示され、また、表示器83には水面
105からの水深が表示されることになる。
その後、釣糸57を順次巻き取ることにより、釣糸57
が水面105に達すれば、第12図(f)に示すように
表示器83の内容は「0」となり、表示器84の内容は
、水底107から水面105までの水深に相当する値’
125.3Jになる。
一方、第12図(e)に示すように水底107から10
m上昇させた水深で対象魚が釣れた場合に、この水深を
対象魚の棚位置として設定する場合は、リセットボタン
93を操作して第2計数回路89の内容をリセットし、
第12図(6)に示す表示状態にする。これにより、表
示器83を棚メモリとして利用できる。第12図(5)
は、設定された棚位置から水面105まで釣糸を巻き上
げた時の各表示器83.84の表示状態を示す。
以上のように構成された魚釣用リールでは、表示器84
によって水底107または棚位置からの水深を表示でき
るから、水底107から棚取りするタイ釣り、イカ釣り
或いはハリスの長さに相当する分水底107から巻き上
げて釣りを行なう場合の水深を確実にかつ容易に設定す
ることができ、これら釣りへの対応も容易になる。
また、表示器83は魚がヒツトした時の水深メモリとし
て利用できるから、次に仕掛けを落とす時に便利となり
、釣果を向上できる。
しかして、以上のように構成された魚釣用リールでは、
クラッチをスプールフリー状態にした後、第14図に示
すように、棚位置まで釣糸57を繰り出し、セットスイ
ッチ94をONとすることにより、第15図に示すよう
に、表示器84の値がro、o」にリセットされるとと
もに、釣糸57が繰り出されるとスピーカ97により発
音される状態にセットされ、このような発音状態にセッ
トされたことが表示部97の魚のマークが点滅すること
により報知される。
そして、魚の当たりがあると、第16図に示すように、
釣糸57が引かれて釣糸57がスプール53から繰り出
される。
この状態がリードスイッチ77a、77bにより検知さ
れ、このリードスイッチ77a、77bからの繰出回転
信号が判定回路91に出力され、この判定回路91から
、繰出回転信号に応じた報知信号がスピーカ97に出力
され、このスピーカ97により発音され、釣糸57の繰
出状態が釣人に報知された後、スピーカ97の発音状態
が所定時間発音後解除される。
従って、以上のように構成された魚釣用リールでは、魚
が釣れ釣糸57が繰り出されるとスピーカ97により発
音される状態にセットされていることを一見して把握で
き、また、釣人が報知を確認できると考えられる所定時
間のみ報知することができ、これにより、釣人が煩わし
さを感じることがない。
さらに、発音手段を、釣糸57の仕掛投入等に伴う釣糸
繰出所定区間内において報知不能としたので、仕掛投入
等の発音不要時において、釣糸57を繰り出した場合で
も発音手段により発音されることがない。
よって、巻取り終了における仕掛は交換に必要な釣糸繰
出所定区間内、例えば、竿先から5m以内に達したこと
を検知し、発音状態にあった場合(浅場における発音状
態のセット、魚のヒツト)、発音状態を自動的に解除す
るとともに、この領域は釣りをしない仕掛は交換領域で
あり、セットスイッチ94により発音ON状態にセット
されない領域で、釣糸57の繰り出しを伴う仕掛けの交
換作業時に、セットスイッチ94を誤って押操作して発
音させてしまう等の煩わしさがない。
尚、上記実施例では、糸長計測表示システムが組み入れ
られている魚釣用リールに、本発明を適用した例につい
て説明したが、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、糸長計測表示システムが組み入れられていない
魚釣用リールに、本発明を適用しても、上記実施例とほ
ぼ同様の効果を得ることができる。
また、上記実施例では、センサ29を使用した糸長計測
表示システムと、ローラ63を使用した糸長計測表示シ
ステムを魚釣用リールに搭載した例について説明したが
、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、糸長
計測表示システムはどのような構成であっても、上記実
施例とほぼ同様の効果を得ることができる。
さらに、上記実施例では、スピーカ970発音状態を、
例えば、1/2秒間のアラーム後1/8秒休止する発音
を5回繰り返した後解除した例について説明したが、本
発明1は上記実施例に限定されるものではなく、例えば
、スピーカの発音状態を、タイマにより所定時間発音後
解除しても良いことは勿論である。
また、本発明では、発音状態を解除する発音解除手段と
して、発音を休止の繰り返し、タイマによる時間制御等
の他に、スプールの巻取方向の回転信号を検知して発音
状態を解除するようにしても良い。
〔発明の効果〕
請求項1記載の魚釣用リールでは、例えば、クラッチを
スプールフリー状態にした後、棚位置まで釣糸を繰り出
す。この後、セットスイッチをONとすることにより、
釣糸が繰り出されると発音手段により発音される状態に
セットされ、釣糸が繰り出されると発音手段により発音
される状態にセットされたことが表示手段により報知さ
れる。
そして、魚の当たりがあると、釣糸が引かれて釣糸がス
プールから繰り出される。この状態が検知手段により検
知され、この検知手段からの繰出回転信号が制御手段に
出力され、この制御手段から、繰出回転信号に応じた報
知信号が発音手段に出力され、この発音手段により発音
され、釣糸の繰出状態が釣人に報知された後、発音解除
手段により発音手段の発音状態が所定時間発音後解除さ
れる。
従って、釣糸の繰出時に報知可能な状態にセットされて
いることを一見して把握できるとともに、釣人が認知で
きると考えられる所定時間のみ報知することができる。
請求項2記載の魚釣用リールでは、釣糸を繰り出したり
巻き取ったりすると、検知手段によりスプールの回転が
検知され、この検知手段からの繰出回転信号および巻取
回転信号に基づいて、演算手段により糸長が演算され、
糸長表示手段により演算された糸長が表示される。
また、例えば、クラッチをスプールフリー状態にした後
、棚位置まで釣糸を繰り出す。この後、セットスイッチ
をONとすることにより、釣糸が繰り出されると発音手
段により発音される状態にセットされ、釣糸が繰り出さ
れると発音手段により発音される状態にセットされたこ
とが表示手段により報知される。
そして、魚の当たりがあると、釣糸が引かれて釣糸がス
プールから繰り出される0、この状態が検知手段により
検知され、この検知手段からの繰出回転信号が制御手段
に出力され、この制御手段から、繰出回転信号に応じた
報知信号が発音手段に出力され、この発音手段により発
音され、釣糸の繰出状態が釣人に報知された後、発音解
除手段により発音手段の発音状態が所定時間発音後解除
される。
従って、釣糸の繰出時に報知可能な状態にセットされて
いることを一見して把握できるとともに、釣人が認知で
きると考えられる所定時間のみ報知することができる。
請求項3記載の魚釣用リールでは、請求項1または2記
載の魚釣用リールにおいて、発音手段を、釣糸の仕掛投
入等に伴う釣糸繰出所定区間内において報知不能に制御
したので、仕掛投入等に伴う釣糸繰出所定区間内では、
釣糸を繰り出した場合でも発音手段により発音されるこ
とはない。
従って、巻取り終了における仕掛は交換に必要な釣糸繰
出所定区間内、例えば、竿先から5m以内に達したこと
を検知し、発音状態にあった場合(浅場における発音状
態のセット、魚のヒツト)、発音状態を自動的に解除す
るとともに、この領域は釣りをしない仕掛は交換領域で
あり、セットスイッチにより発音ON状態にセットされ
ない領域で、釣糸の繰り出しを伴う仕掛けの交換作業時
に、セットスイッチを誤って押繰作して発音させてしま
う等の煩わしさがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における糸長計測装置を備えた
魚釣用リールの平面図である。 第2図は本実施例における糸長計測装置の全体構成図で
ある。 第3図は本実施例におけるスプールの説明図である。 第4図は本実施例における糸長計測表示の手順を示すフ
ローチャートである。 第5図は発音手段により報知する状態を示すフローチャ
ートである。 第6図は仕掛けを棚まで繰り出した状態における表示器
およびその近傍を示す平面図である。 第7図はセットスイッチを押し、魚のマークが点滅して
いる状態を示す平面図である。 第8図は釣糸が繰り出されて発音手段により発音してい
る状態を示す平面図である。 第9図は仕掛けが船べり近傍に位置している場合を含め
たフローチャートである。 第1θ図は本発明の他の実施例における糸長針測装置を
備えた魚釣用リールの平面図である。 第11図は本実施例における糸長計測装置の全体構成図
である。 第12図(a)〜(ハ)は本実施例における表示部の説
明図である。 第13図は本実施例における釣糸と水深との関係を示す
説明図である。 第14図は仕掛けを棚まで繰り出した状態における表示
器およびその近傍を示す平面図である。 第15図はセットスイッチを押し、魚のマークが点滅し
ている状態を示す平面図である。 第16図は釣糸が繰り出されて発音手段により発音して
いる状態を示す平面図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 l、51・・・リール本体 2.53・・・スプール 3.57・・・釣糸 9.94・・・セットスイッチ。 第 図 第 自 図 第19図 第13 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)リール本体に回転可能に支持され釣糸が巻回され
    るスプールと、このスプールの回転を検知する検知手段
    と、この検知手段からの繰出回転信号に応じた報知信号
    を出力する制御手段と、この制御手段からの報知信号に
    基づいて釣糸の繰出状態を報知する発音手段と、この発
    音手段による所定時間の発音後発音状態を解除する発音
    解除手段と、前記釣糸が繰り出されると前記発音手段に
    より発音される状態にセットするセットスイッチと、前
    記釣糸が繰り出されると前記発音手段により発音される
    状態にセットされたことを報知する表示手段とを備えて
    なることを特徴とする魚釣用リール。
  2. (2)リール本体に回転可能に支持され釣糸が巻回され
    るスプールと、このスプールの回転を検知する検知手段
    と、この検知手段からの繰出回転信号および巻取回転信
    号に基づいて糸長を演算する糸長演算手段と、この糸長
    演算手段によって演算された糸長を表示する糸長表示手
    段と、前記検知手段からの繰出回転信号に応じた報知信
    号を出力する制御手段と、この制御手段からの報知信号
    に基づいて釣糸の繰出状態を報知する発音手段と、この
    発音手段による所定時間の発音後発音状態を解除する発
    音解除手段と、前記釣糸が繰り出されると前記発音手段
    により発音される状態にセットするセットスイッチと、
    前記釣糸が繰り出されると前記発音手段により発音され
    る状態にセットされたことを報知する表示手段とを備え
    てなることを特徴とする魚釣用リール。
  3. (3)発音手段は、釣糸の仕掛投入等に伴う釣糸繰出所
    定区間内において報知不能とされている請求項1または
    2記載の魚釣用リール。
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