JPH0465807B2 - - Google Patents

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JPH0465807B2
JPH0465807B2 JP13289183A JP13289183A JPH0465807B2 JP H0465807 B2 JPH0465807 B2 JP H0465807B2 JP 13289183 A JP13289183 A JP 13289183A JP 13289183 A JP13289183 A JP 13289183A JP H0465807 B2 JPH0465807 B2 JP H0465807B2
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JP
Japan
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gel
weight
aluminum
water
polyacrylate
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Expired
Application number
JP13289183A
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English (en)
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JPS6025936A (ja
Inventor
Fumiko Ishiguro
Sagako Anda
Junichi Ishiguro
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DAIKYO YAKUHIN KOGYO KK
Original Assignee
DAIKYO YAKUHIN KOGYO KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、バツプ剤等のゲルにおいて、支持体
上に塗布するときは十分な展延性を示し、塗布後
は速やかにある程度以上の強度を発揮するゲルを
再現性よく得るため製造方法に関する。 従来からパツプ剤等に使用するゲルの原料とし
て例えば脂肪族カルボン酸またはその塩の可溶性
重合体に一定量以下の多価金属イオンを共存させ
てゲルを形成することは知られている。 しかしこの種のゲルは、その反応が極めてい急
激に起ることから均質なゲルが得られないほどの
欠点を有し、この種ゲル体に要求される諸条件を
全うするものは仲々得られてはいないのが現状で
ある。 具体的には例えば、難溶性アルミニウム化合物
を用い有機酸の存在の下でゆつくりゲル化を行わ
せ均一なゲルを得ようとする試みがあり報告され
ている(特開昭54−106598号公報)。 ところが、この場合に使用するアルミニウム化
合物としては、例えば水酸化アルミニウム、塩化
アルミニウム、硫酸アルミニウム、酢酸アルミニ
ウム、ステアリン酸アルミニウムのような無機ま
たは有機酸の塩、アルミニウム明ばんなどの複
塩、アルミン酸ソーダの如きアルミン酸塩、無機
性アルミニウム錯塩ないし有機アルミニウムキレ
ート化合物などを一律に包含しておりかつ多量の
酸あるいはアルカリを使用しながらアルミニウム
イオンを溶出させて反応を行わせていることから
実際面での操作を考慮すると工程上かなりの煩雑
さがあるばかりでなく、得られるゲルの強度特性
の再現性に危惧が認められ更に改善の余地を残し
ているものであつた。 また、これとは別にシート状の高含水ゲル体中
に透水性シートを埋め込んで強度の向上を図る方
法も提案されている。(特開昭56−18917号公報)
が、これもその作業は煩雑であり本質的な改良が
さらに望まれていた。 この発明は、上述の要請に従つて検討を加えゲ
ルを支持体上に塗布してバツプ剤等の支持体を形
成させるときに使用するゲルについて、その塗布
作業時には優れた展延性を示す一方で塗布が完了
したのち速やかに高い強度を再現性よく発揮する
ゲルの製造法を見出して完成したものである。 すなわち本発明は、担体と水に対して必須成分
としてカルボキル基を含有する水溶性重合体また
はその塩(P)と合成ケイ酸アルミニウム(S)
およびアミノ酢酸ジヒドロキシアルミニウム(A)を
配合してゲルを製造するにあたり、P、Sおよび
Aの合計量においてP:6.75〜74.0重量%、S:
20.0〜27.5重量%およびA:0.5〜9.5重量%とし
たことを特徴とする再現性のよいゲル強度を有す
るゲルの製造法に関するものである。 本発明でいう担体とは、実質的に水との親和性
があり保水性を発揮するもの、例えばポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、グリ
セリンなどの常温で粘稠液状を呈しかつ皮膚に対
して刺戟を与えないようなものを指称している。 この担体の使用量は、製品であるゲルにおい
て、およそ15〜25重量%にあたる量を使用する。 また本発明では、後述するアルミニウム化合物
との反応生成物によつて自己保形性、展延性、熱
安定性を付与させたゲル体とするためにカルボキ
シル基を含有する水溶性重合体またはその塩を使
用する。 この種重合体の代表例としては、ポリアクリル
酸塩があり、このものを例にとり説明すると、そ
の平均重合度が高くなつたとパツプ剤の諸物性を
一般的には高めるという傾向を示すが、一方では
粘度の増大が顕著となり支持体上への塗布作業性
は低下してくる。従つて極く一般的には、平均重
合度がほぼ104〜105程度のものを使用することが
好ましい。 重合体の造塩カチオンとしては、ナトリウム、
カリウムの中から選択するのが一般的である。他
の造塩カチオン例えばアルカノールアミンやアミ
ンあるいはアンモニウムなどを使用し得る場面も
考えられるが、これらは一般的にみて長期間に亘
る貯蔵の際に分解と臭気発生の面で若干危惧がも
たれ、またその他のカチオンについては大むね価
格の面から実際的でなくなることが多い。 このような効果を与えるものとしては、そのほ
かに一般的にカルボキシビニルポリマーと通称さ
れているカルボキシメチレンを使用することもで
きる。 本発明では、上述したもののほかに合成ケイ酸
アルミニウムを使用する。このものは、天然品に
比較して軟質微細で分散状態を維持する上で極め
て好都合であるばかりではなく、前述の担体、ポ
リアクリル酸塩および後述のアミノ酢酸ジヒドロ
キシアルミニウムとで相互に作用し合い反応を再
現性よく促進する働きをするものである。 またこれとは別に本発明では、アミノ酢酸ジヒ
ドロキシアルミニウムを使用するが、このものの
機能は前述した各成分と共に配合されその系のPH
をおよそ8.0〜6.5の間に保つことにより一部加水
分解を起してグリシンを遊離しポリアクリル酸塩
とアルミニウムとの反応を容易にするものと考え
られる。 PHの調整を行うにあたつては、ポリアクリル酸
をポリアクリル酸塩に対して1〜3重量%程度の
範囲で使用するが、この酸はポリアクリル酸塩に
対する相溶性が優れており、見掛上余分な成分の
付加と見なされないという効果がある。 以上のようなカルボキシル基を含有する水溶性
重合体またはその塩(P)と合成ケイ酸アルミニ
ウム(S)およびアミノ酢酸ジヒドロキシアルミ
ニウム(A)は、その合計量に対してP:67.5〜74.0
重量%、S:20.0〜27.5重量%およびA:4.0〜
9.5重量%使用することにより本発明の目的を充
分に達成し、その効果を享受することができる
が、より好ましくは前述の範囲をP:68.3〜73.5
重量%、S:21.0〜25.0重量%およびA:5.0〜
8.0重量%とする。以下具体的に実施例に基づい
て本発明を説明する。 実施例 1 下記処方の各成分を一どきに混合撹拌し全体が
均一になつた(PH約)のち、加熱を行い60℃で30
分間撹拌を続けその後40℃に冷却して不織布に展
延したが、作業性は極めて良好なものであつた。 重量部 グリセリン 300 ポリアクリル酸ソーダ(商品名、アロンビスS)
150 アミノ酢酸ジヒドロキシアルミニウム(商品名、
グリシナール) 15 合成ケイ酸アルミニウム 50 精製水 800 実施例 2 下記処方のゲル構成成分を実施例1と同様にし
て混練させ40℃に冷却したのち、l−メントール
10重量部、dl−カンフル10重量部およびサリチル
酸15重量部を添加し均一に混合した。 これを不織布支持体上に展延したが、実施例1
と同様に作業性は極めて良好であつた。 重量部 グリセリン 300 アロンビスS(商品名、前出) 150 ポリアクリル酸(商品名、ジユンロン) 15 グリシナール(商品名、前出) 15 合計ケイ酸アルミニウム 50 精製水 1200 実施例 3 実施例1および2で得たゲル体につきゲル強度
の測定を行つた。 測定は、レオメータ(NRM−2002J、不動工
業製)を用い20℃の温度雰囲気の下で径10mmの定
距離圧縮用アダブタを用いて一定歪を加えた時の
応力(g)を測定レゲル強度とした。
【表】 上記の通りゲル強度のバラツキが少なく極めて
再現性の高いゲル体が得られることが認められ
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 担体と水に対して必須成分としてカルボキシ
    ル基を含有する水溶性重合体またはその塩(P)
    と合成ケイ酸アルミニウム(S)およびアミノ酢
    酸ジヒドロキシアルミニウム(A)を配合してゲルを
    製造するにあたり、P、SおよびAの合計量にお
    いてP:67.5〜74.0重量%、S:20.0〜27.5重量
    %およびA:0.5〜9.5重量%としたことを特徴と
    する再現性のよいゲル強度を有するゲルの製造
    法。
JP13289183A 1983-07-22 1983-07-22 再現性のよいゲル強度を有するゲルの製造法 Granted JPS6025936A (ja)

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JPS6025936A JPS6025936A (ja) 1985-02-08
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JPH0621059B2 (ja) * 1985-05-09 1994-03-23 日本化薬株式会社 貼付剤
JP3273809B2 (ja) * 1992-06-29 2002-04-15 御木本製薬株式会社 水中油型クリーム基剤
US5409691A (en) * 1993-10-18 1995-04-25 Swain; Dan E. Solution comprising aluminum acetate and glycerin

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JPS6025936A (ja) 1985-02-08

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