JPH0465439B2 - - Google Patents

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JPH0465439B2
JPH0465439B2 JP60269108A JP26910885A JPH0465439B2 JP H0465439 B2 JPH0465439 B2 JP H0465439B2 JP 60269108 A JP60269108 A JP 60269108A JP 26910885 A JP26910885 A JP 26910885A JP H0465439 B2 JPH0465439 B2 JP H0465439B2
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signal
transistor
repeater
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sensor
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Akira Furuyama
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Hochiki Corp
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、火災やガス漏れ等の物理的現象の変
化を検出する感知器や警報を発する警報器等を中
継器に接続し、感知器等からの検出情報を該中継
器を介して中央の受信機に伝送する警戒報知シス
テムにおいて、特に中継器に接続される感知器や
警報器等を接続する信号線の断線を検出する中継
器の断線検出システムに関する。
(従来例) 従来、このような警戒報知システムは第8図に
示すような構成となつている。
例えばホテルや共同住宅等では、火災やガス漏
れ等を検出する感知器1,2、警報用の発信器3
や警報ベル4等を適所に設置し、中央監視室5に
設置した受信機6でそれぞれの感知器等からの検
出信号を受信することで異常の有無を集中監視す
るようになつている。
しかし、単に受信機6と多数の感知器等とを接
続すると信号線数が極めて多くなり工事等が大変
であるから、小数本の信号線を共用して信号伝送
を行う共通線方式が採用されている。この方式に
よれば、共通線8に並列に接続する中継器7a〜
7dを例えば各階毎に設け、各中継器7a〜7d
に各階毎の感知器等を接続し、各感知器等からの
検出信号は中継器7a〜7dにより固有の識別可
能な信号として受信機6に伝送している。
このように中継器を介在することで、火災やガ
ス漏れ等の警戒報知システムの機能を大きく向上
させることができるようになつている。
(発明が解決しようとする問題点) ここで、このような警戒報知システムは、中継
器に複数の感知器や警報装置等を接続するので、
これらの感知器や警報装置とを接続する信号線の
断線の有無が警戒報知システム全体の信頼性に直
接影響する。
しかし、信号線の断線を監視するのは警戒報知
システムの補助的機能であつて本来の機能ではな
いので、断線監視のための処理時間を減らし本来
の警戒や異常報知等の処理能力(処理の迅速化
等)を確保したいという要求や、安価にして充分
な信号線の信頼性確保ができる断線検出システム
が望まれている。
(問題点を解決するための手段) 本発明はこのような問題点に鑑みてなされたも
ので、安価にして迅速確実な断線検出を行うこと
ができる断線検出システムを提供することを目的
とする。この目的を達成するための構成は、第1
図のブロツク図に示すように、予め決められた特
定タイミングでステート信号を制御し一つ一つの
処理動作を順次行う制御手段100と、該一つの
処理を終了してから次の処理へ移行するまでの間
の遅延時間を検出し該遅延時間内に出力状態が終
了する、感知器線が正常でレベル線が断線を示す
出力信号を出力する検出手段200と、該信号が
発生する期間内に、断線検出されるべき被検信号
線400の電気的状態即ちインピーダンスの変化
等を検出する断線検出手段300とを備え、一つ
の処理から次の処理に移るまでの間、該制御手段
100が外部の被制御手段500に対して動作を
しない空きの時間で断線検出したことを技術的要
点とする。更に、具体的技術で述べれば、例え
ば、該制御手段としてマイクロコンピユータを用
い所定周期のタイミングでプログラム処理するシ
ステムにおいては、一つのプログラム実行から次
のプログラム実行までの間の空き時間に断線検出
するもの等が本発明に含まれる。
(実施例) 以下、本発明による中継器の断線検出システム
の一実施例を図面と共に説明する。
第2図は該断線検出システムの中継器を示す要
部回路を示し、第8図に示した個々の中継器7a
〜7dに相当するもので、接続端子Vcc,Vs,
Vgが共通線8に並列に接続することで受信機6
に接続するようになつている。
一方、接続端子L,Cは第8図の感知器1,2
等をそれぞれ並列に接続する接続端子であり、最
終端に終端器12が接続される。
接続端子Vccには所定の直流電圧が給電され
る。
接続端子Vsには複数の中継器から特定の中継
器だけを指定する為のアドレス信号Saが受信機
から伝送されると共に、指定された中継器だけが
感知器等からの検出信号を該受信機へ返送した
り、又、異常が生じた場合に受信機からベル等の
警報装置に鳴動を指示する指令信号等が供給され
る。
接続端子Vgは共通線の共通グランド線に接続
する。
接続端子VBBとVBC間には警報装置を作動さ
せるための電源が供給され、接続端子BBとBC間
に警報装置BLが接続される。
即ち、第2図に示す中継器の基本機能を第3図
のフローチヤートで説明すると、まず、受信機か
ら特定の中継器を指定するアドレス信号Saが共
通線に伝送され、特定の中継器が自己のアドレス
であると識別すると、該中継器は各感知器で検出
された検出信号を所定時間内に受信機へ返送す
る。
次に、該中継器と感知器とを結ぶ感知器線(第
2図の接続端子L,C間の信号線a,b)
と、警報装置BLが接続するベル線(第2図の信
号線c,d,e,f)が断線しているか
を検出し、指定された中継器の一連の動作を終了
する。そして、他のアドレス信号で指定された中
継器も同様の動作をし、複数の中継器から受信機
にはアドレス信号の指示にしたがつて順次に異常
の有無が伝送される。
アドレス信号Saは、第4図に示すように、所
定周期の矩形信号例であり、例えば、最初の矩形
信号が第1中継器を指定し、第2の矩形信号が第
2中継器を指定し、第N信号が第N中継器を指定
するように相互に対応づけられ、各中継器は矩形
信号の発生数を計数することで自己が指定された
ことを認識する。そして、次の中継器が指定され
るまでの期間(第1中継器ならば時刻t1〜t2
の期間)に上記の信号伝送処理と断線検出処理を
行つて、受信機に結果を伝送する。
中継器は、第5図に示すように、アドレス信号
Saの周期期間を7個の処理期間(以下、ステー
トと呼ぶ)に分割し、第1ステートから第4ステ
ートの期間に感知器からの検出信号を受信機に伝
送する処理を行い、第5,6ステートの期間に断
線検出処理を行う。このように、各中継器が時分
割処理することで、他の中継器との混信を生ずる
ことなく小数本の共通信号線でも信号の授受を行
うことができるようになつている。尚、第5図
は、第1中継器の場合を示すが、他の中継器も同
様に作動する。
こうしたシステム構成の下に第2図の中継器は
構成されている。
10は中継器の制御を行うマイクロコンピユー
タであり、接続ポートK1,K2,K3,K4,
K5,K6に接続した切換手段11で自己のアド
レスが設定されている。
マイクロコンピユータ10は、感知器線a,
bの断線検出に使用する感知器線信号Scを出
力する出力端子R2と、感知器線監視信号Sc2
を出力する出力端子R1とを有するRポートを備
えている。また、マイクロコンピユータ10は、
ベル線c〜fの断線検出に使用するベル線信
号Sbを出力する出力端子Q1と、ベル線監視信
号Sb2を出力する出力端子Q2を有するQポー
トを備えると共に、アドレス信号Saを入力する
入力ポートKoを備えている。
接続端子Vsには、第6図に示すように、矩形
のアドレス信号Saが基底電圧VΦに重畳された2
値レベルの電圧信号として供給されるようになつ
ており、抵抗r1とNPN型のトランジスタTr1
とツエナーダイオードZD1で構成される定電圧
電源回路のトランジスタTr1のエミツタ端子か
らは、基底電圧VΦから得た定電圧VDを発生させ
ている。また、ツエナーダイオードZD2でマイ
クロコンピユータ10に印加されるラインノイズ
を吸収している。
NPN型のトランジスタTr2で駆動される発光
ダイオードLEDは、後述する感知器線とベル線
の異常を発光の有無にて表示する。
接続端子Vcc,Vg間には、抵抗r2,r19
とNPN型のトランジスタTr3が接続し、該トラ
ンジスタTr3はマイクロコンピユータ10の出
力端子R2からの感知器線信号Scに従つて、
PNP型のトランジスタTr4を駆動制御する。ト
ランジスタTr4は、抵抗r3を介して接点Eaに
接続し、また、エミツタ・コレクタ間に抵抗r4
が接続している。したがつて、トランジスタTr
4がオンすると抵抗r4の両端が短絡されるよう
になつている。
接点Eaには、抵抗r5,r6,r7とPNP型
のトランジスタTr5,Tr6でなる可変電流源回
路が構成され、ダイオードD1とツエナーダイオ
ードZD3を介して接続端子L,Cに接続してい
る。接続端子L,C間に感知器、発信器、終端器
12等がそれぞれ並列に接続されている。
更に、接点Eaは抵抗r17を介してPNP型の
トランジスタTr7のベース接点に接続し、トラ
ンジスタTr7のコレクタ接点は抵抗r8,r9
を介してグランド用の接続端子Vgに接続し、抵
抗r8,r9間の接続点PaをPNP型のトランジ
スタTr8のベース接点に接続する。該トランジ
スタTr8のエミツタ接点はダイオードD2を介
して接続端子Vgに、コレクタ接点は抵抗r10,
r11を介してトランジスタTr1とツエナーダ
イオードZD1からなる定電圧回路の出力側に接
続する。そして、抵抗r10とr11の接続点に
ベース接点が接続されるPNP型のトランジスタ
Tr9でもつて、トランジスタTr2を駆動して発
光ダイオードLEDの発光を制御する。
マイクロコンピユータ10のクロツクパルス幅
の短時間で、発光ダイオードLEDはオンになる。
この場合、その輝度は1/4程度にダウンするが、
充分視認することができる。
接続端子Vsには、ツエナーダイオードZD4を
介して抵抗r12,r13とNPN型のトランジ
スタTr10が接続し、トランジスタTr10のコ
レクタ接点には抵抗r20を介してPNP型のト
ランジスタTr11のベース接点と抵抗r14が
接続し、トランジスタTr11のコレクタ接点が
コンデンサC1とマイクロコンピユータ10の入
力ポートKoに接続する。ここで、接続端子Vsに
供給される第6図に示した2値電圧信号は、ツエ
ナーダイオードZD4で所定電圧だけレベルシフ
トされてトランジスタTr10に供給されるので、
第4図に示すようなアドレス信号Saだけが入力
ポートKoへ供給されるようになつている。
マイクロコンピユータ10の出力端子Q1は
NPN型のトランジスタTr12のベース接点に接
続し、フオトカプラ(発光ダイオードDh1とフ
オトトランジスタTrh1で構成される)PH1の
発光ダイオードDh1を駆動する。
又、出力端子Q2はNAND回路N1の一方の
入力端子に接続し、NAND回路N1の出力端子
はダイオードD3を介して接点Paに接続し、他
方の入力端子はインバータ回路Ivの出力端子を介
してフオトカプラ(発光ダイオードDh2とフオ
トトランジスタTrh2で構成される)PH2のフ
オトトランジスタTrh2の出力接点Ebに接続し
ている。
又、出力端子R1はダイオードD4を介して接
点Paに接続している。
警報装置BLを作動する為の回路は、接続端子
VBB,VBC間に構成される。即ち、接続端子
VBB,VBC間に、相互に逆接続するダイオード
D5,D6が接続し、夫々の共通接点は抵抗r1
5,r16、フオトカプラPH1のフオトトラン
ジスタTrh1とフオトカプラPH2の発光ダイオ
ードDh2を介して接続端子BCに接続し、更に抵
抗r16の両端がコンデンサC2とツエナーダイ
オードZD5を介して接続端子BCに接続する。
又、接続端子VBB,BB間にダイオードD7、
接続端子VBC,BC間にダイオードD8が介在
し、ダイオードD7には不図示のリレーで駆動さ
れる切換スイツチSWが設けられ、又、警報装置
BLに並列なダイオードD9が逆バイアスで接続
されている。尚、図示していないが、受信機より
接続端子Vsを介して供給されるベル駆動用の指
令信号を検出する信号検知手段が当該中継器に設
けられていて、該信号検知手段が不図示のリレー
に電流を供給すると切換スイツチSWが閉じ、接
続端子VBBからの電流を切換スイツチSWを介し
て警報装置BLに供給することで鳴動させるよう
になつている。
尚、通常は、接続端子VBBにプラス電位、接
続端子VBCにマイナス電位の電源が供給され、
ベル線の断線検出が行なわれる時(第5図のステ
ート5,6の期間)には、逆極性の電圧が印加さ
れるようになつている。
次に、かかる構成のシステムの各部の動作を概
説する。
まず、受信機からのアドレス信号Saに応じて
中継器が感知器等の検出信号を伝送する動作、す
なわち、第5図のステート1からステート4の期
間での動作を説明する。
接続端子Vsに供給される受信機からのアドレ
ス信号SaはツエナーダイオードZD4、トランジ
スタTr10,Tr11等により所定の矩形波形の
アドレス信号Saに波形整形されてマイクロコン
ピユータ10の入力ポートKoに入力され、マイ
クロコンピユータ10はアドレス信号Saの計数
値が切換手段11で設定された自己アドレスと等
しいことを認識すると第5図の各ステートに示す
処理を開始する。
第7図のA〜Eに示すように、ステート1から
ステート4の期間では、マイクロコンピユータ1
0の出力端子R2,Q1より“H”レベルの信号
Sc,Sb、出力端子Q2より“L”レベルの信号
Sb2、出力端子R1よりステート4の時だけ
“H”レベルの信号Sc2が出力される。
出力端子R2からの“H”レベル信号R2によ
り、トランジスタTr3,Tr4がオンするので、
この期間内では抵抗r4の両端が短絡され、実質
的に接続端子Vccと接点Ea間には抵抗r3が介
在することになる。又、出力端子Q2からの
“L”レベル信号Sb2によりNAND回路N1の
出力接点Pbが“H”レベルとなるのでダイオー
ドD3は逆バイアスされて実質的に開放状態とな
る。更に、出力端子R1からの信号Sc2が“H”
レベルとなつた時(ステート4の時)ダイオード
D4は開放状態となり、上記ダイオードD3との
開放状態と相俟つて、ステート4では、NAND
回路N1及び出力端子R1は抵抗r8,r9の共
通接点Paから遮断される。
ここで、接続端子L,Cに接続した感知器のい
ずれかが異常を感知すると、接続端子L,C間が
低インピーダンスとなり感知器線a,bの電
流が増加するため、抵抗r3に該電流増加分の電
圧降下が生じる。この電圧降下は、トランジスタ
Tr7,Tr8,Tr9に流れる増加電流となつてト
ランジスタTr2に供給され、トランジスタTr2
のコレクタ・エミツタ間のインピーダンス低下で
もつて接続端子Vsを流れる電流が増加する。受
信機はこの電流の増加を検知することで、アドレ
ス指定した中継器に属する感知器が異常を検出し
たと識別することが出来る。
尚、受信機はこの識別をステート4のタイミン
グでおこなう。即ち、上述したがステート4の期
間だけマイクロコンピユータ10の出力端子R1
から“H”レベル信号Sc2が出力されてダイオ
ードD4が開放状態となり、トランジスタTr8
がオンするからである。
一方、いずれの感知器も異常を検出しない時
は、接続端子L,C間は低インピーダンスとなら
ないので、抵抗r3に電圧降下は増加せず、この
ためトランジスタTr7がオフし、トランジスタ
Tr8,Tr9,Tr2もオフするので接続端子Vs
を流れる電流増加は無く、受信機は異常が無いこ
とを識別することができる。
次に、ステート5とステート6における断線検
出動作を説明する。まず、各回路の動作を概説す
る。
この期間には第7図のA〜Eに示すように、マ
イクロコンピユータ10の出力端子R2より
“L”レベルの信号Sc、出力端子Q1より“H”
レベルの信号Sb、出力端子R1からはステート
5で“L”、ステート6で“H”レベルの信号Sc
2が出力され、更に、出力端子Q2からはステー
ト6の開始時点(時刻ts5)より所定の遅延時間
τの後“H”レベルの信号Sb2が出力される。
この遅延時間τは、マイクロコンピユータ10
がRポートの出力端子R1より信号Sc2を出力
し、次に、Qポートの出力端子Q2より信号Sb
2を出力することで生ずるもので、RポートとQ
ポートが独立別個のプログラムで動作するため、
マイクロコンピユータ10がRポートを指定する
プログラム処理を行なつた後、Qポートを指定す
るプログラム処理を行なう時のその時間差が遅延
時間τとなる。出力端子R2よりの“L”レベル
信号ScによりトランジスタTr3,Tr4がオフす
ると、抵抗r3に抵抗r4が直列に接続すること
となる。
又、図示しないが断線検出を行う時は、接続端
子VBB,VBCに逆極性、即ち接続端子VBBにマ
イナス、接続端子VBCにプラスの電位の電源が
供給されるようになつている。
更に、ステート5では、マイクロコンピユータ
10の出力端子R1より“L”レベル信号Sc2
が出力されてダイオードD4が順バイアスとなる
ことから、接点Paの電位は“L”レベルとなる
ので、トランジスタTr8はオンすることができ
ず、トランジスタTr2も常にオフとなる。即ち、
後述するようにステート5,6のうち、出力端子
R1より“H”レベルの信号Sc2が出力された
時(ステート6)に断線の有無を判別するように
なつている。
次に、感知器線a,bが断線していない場
合には、接続端子L,C間には感知器駆動用の電
流が流れているので抵抗r3,r4の両端にはト
ランジスタTr7をオンさせるに十分な順バイア
ス電圧が発生し、第7図Fに示すように、トラン
ジスタTr7はステート5,6の期間でオンとな
る。
一方、感知器線a,bが断線した場合、接
続端子L,C間は高インピーダンスとなり抵抗r
3,r4の両端にはトランジスタTr7をオンさ
せるだけの電圧が生じないので、第7図Gに示す
ように、トランジスタTr7はオフしてコレク
タ・エミツタ間は高インピーダンスとなる。
次に、ベル線c〜fが断線していない場合
には、マイクロコンピユータ10の出力端子Q1
からの“H”レベル信号Sbによりトランジスタ
Tr12がオンして発光ダイオードDh1は発光す
るので、相対するフオトトランジスタTrh1がオ
ンし、更に発光ダイオードDh2が発光してフオ
トトランジスタTrh2をオンさせ、第7図Hに示
すように、接点Ebは“H”レベルの電位となる。
即ち、断線検出を行う時は、接続端子VBBにマ
イナス、接続端子VBCにプラスの電位印加され
るので、マイクロコンピユータ10の出力端子Q
1よりの“H”レベル信号Sbで駆動された上記
発光ダイオードDh1の発光でフオトトランジス
タTrh1がオン状態となると、接続端子VBCか
らの電流はダイオードD6、抵抗r15,r1
6、フオトトランジスタTrh1、発光ダイオード
Dh2を通り、更にダイオードD9,D7を介し
て接続端子VBBに流れ、発光ダイオードDh2の
発光でフオトトランジスタTrh2がオンするの
で、接点Ebは“H”レベルの電位となる。
一方、ベル線c〜fが断線した場合には、
マイクロコンピユータ10の出力端子Q1からの
“H”レベル信号SbによりトランジスタTr12が
オンして発光ダイオードDh1が発光しても、該
ベル線c〜fの断線によりフオトトランジス
タTrh1と発光ダイオードDh2は電流を流すこ
とができないため、フオトトランジスタTrh2は
オフし、第7図Iに示すように、接点Ebは“L”
レベルの電位となる。
次に、第7図J〜Mに基づいて、断線の状態に
応じた断線検出動作を詳述する。
まず、感知器線a,bとベル線c〜f
のいずも断線していない場合を第7図Jに基づい
て説明する。第7図D,Eに示したように、マイ
クロコンピユータ10の出力端子R1,Q2から
所定の遅延時間τで“H”レベル信号Sc2,Sb
2が出力されて、出力端子R1からの“H”レベ
ル信号Sc2によりダイオードD4がオフとなり、
出力端子Q2からの“H”レベル信号により
NAND回路N1は接点Ebの“H”レベルの電圧
と相俟つて出力接点Pbに“H”レベルを出力し
てダイオードD3がオフすることとなる。この
時、トランジスタTr7はオンして接点Paは“H”
レベルの電位であるから、トランジスタTr8,
Tr9,Tr2はオンして、発光ダイオードLEDが
発光し、断線が無いことを表示する。
次に、感知器線a,bに断線がなく、ベル
線c,fに断線がある場合を第7図Kに基づ
いて説明する。ベル線c,fに断線がある
と、第7図Iに示したように、接点Ebは“L”
レベルの電位となる。ここで、マイクロコンピユ
ータ10の出力端子R1から“H”レベルの信号
Sc2によりダイオードD4がオフし、次に、所
定の遅延時間τで出力端子Q2より“H”レベル
の信号Sb2を出力すると、遅延時間τの間だけ
は、NAND回路N1は接点Ebの“L”レベルの
電圧と相俟つて出力接点Pbに“H”レベルの信
号を出力し、ダイオードD3がオフ状態となる。
この期間τでは、トランジスタTr7がオンし
ているので接点Paは“H”レベルとなり、トラ
ンジスタTr8,Tr9,Tr2がオンして、発光ダ
イオードLEDが発光する。ただし、発光時間が
τと短いため、輝度は全く断線が無いときを表示
する場合よりも暗くなり、この輝度の違いを見る
ことで、全く断線が無い場合とベル線c〜f
だけに断線がある場合とを識別することができ
る。
次に、感知器線a,bに断線があり、ベル
線c〜fには断線が無い場合を第7図Lに基
づいて説明する。感知器線a,bが断線する
と、第7図Gに示したように、トランジスタTr
7はオフとなるので、マイクロコンピユータ10
の出力端子R1,Q2からの信号Sc2,Sb2の
電圧レベルに拘らず接点Paは常に“L”レベル
の電位となり、トランジスタTr8,Tr9,Tr2
はオフして発光ダイオードLEDが発光しない。
感知器線a,bとベル線c〜fのいず
れも断線している場合を第7図Mに基づいて説明
する。感知器線a,bが断線すると、第7図
Gに示したように、トランジスタTr7はオフと
なるので、マイクロコンピユータ10の出力端子
R1,Q2からの信号Sc2,Sb2の電圧レベル
に拘らず接点Paは常に“L”レベルの電位とな
り、トランジスタTr8,Tr9,Tr2はオフして
発光ダイオードLEDが発光しない。
このように、マイクロコンピユータ10がステ
ート6の期間でプログラム処理を順次行うため、
出力端子R1とQ2から同時に信号Sc2,Sb2
を出力することがなく、したがつて、所定の遅延
時間τを生ずる事となることを利用することで、
第7図Kのような“H”レベルの信号を発生さ
せ、この信号でもつてベル線の断線検出をするこ
とができるので、マイクロコンピユータ10の各
プログラム処理の合間をぬつて断線検出すること
で、マイクロコンピユータ10の処理効率を向上
することができる。
また、この遅延時間τを利用しなければ、第7
図J,L,Mに示すように、感知器線とベル線の
いずれもが正常な場合と、感知器線とベル線のい
ずれかに断線が生じた場合との2種類を発光ダイ
オードLEDの点灯の有無で検出するだけであり、
このため、発光ダイオードLEDが消えた場合、
感知器線とベル線のいずれが断線しているのかを
認識することができないが、この実施例によれ
ば、第7図Kに示すように、遅延時間τを利用す
ることで、それに加えて、感知器線に異常が無く
ベル線に断線が生じた場合を表示することができ
るようになり、そのため故障箇所のチエツクが容
易となり、故障分析の時間短縮、保守作業の向上
を図ることができる。
尚、この実施例では、マイクロコンピユータの
異なつた出力ポートから信号を出力させること
で、プログラム処理の空きのタイミング(遅延時
間)を検出するが、他のタイミングを利用するこ
とも出来る。
又、所定のタイミングで順次に処理を行う制御
手段であれば、特にマイクロコンピユータを用い
るものに限定されるものではない。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、予め決め
られた特定タイミングで一つ一つの処理動作を順
次行う制御手段が該一つの処理を終了してから次
の処理へ移行するまでの間の遅延時間を検出する
検出手段を備え、該検出手段が検出した遅延時間
内に断線検出を行うので、該制御手段の処理能力
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成の概要を示すブロツク
図、第2図は本発明による断線検出システムの一
実施例を示す回路図、第3図は第2図の基本動作
を示すフローチヤート、第4図は第2図の信号伝
送方式を示すタイミングチヤート、第5図は第2
図の内部処理のタイミングを示すタイミングチヤ
ート、第6図は第2図のアドレス信号の伝送方式
を示す波形図、第7図は第2図の断線検出動作を
説明するタイミングチヤート、第8図は従来例を
示すブロツク図である。 10……マイクロコンピユータ、R1,R2,
Q1,Q2……出力端子、a,b……感知器
線、c,d,e,f……ベル線、Tr3,
Tr4,Tr7,Tr8,Tr9,Tr12……トラン
ジスタ、r3,r4,r8,r9,r10,r1
1……抵抗、D2,D3,D4……ダイオード、
PH1,PH2……フオトカプラ、LED,Dh1,
Dh2……発光ダイオード、Trh1,Trh2……フ
オトトランジスタ、N1……NAND回路、Iv…
…インバータ、100……制御手段、200……
遅延時間検出手段、300……断線検出手段、4
00……被検信号線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 予め決められた特定タイミングでステート信
    号を制御し一つ一つの処理動作を順次行う制御手
    段と、 該一つの処理を終了してから次の処理へ移行す
    るまでの間の遅延時間を検出し、該遅延時間内に
    出力状態が終了する、感知器線が正常でレベル線
    が断線を示す出力信号を出力する検出手段と、 該信号が発生する期間内に、断線検出されるべ
    き被検信号線の電気的状態を検出する断線検出手
    段とを備えた断線検出システム。
JP60269108A 1985-11-29 1985-11-29 断線検出システム Granted JPS62128397A (ja)

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