JPS5914879Y2

JPS5914879Y2 - 感知器回線の常時監視回路

Info

Publication number: JPS5914879Y2
Application number: JP1978133296U
Authority: JP
Inventors: 勉近藤
Original assignee: 松下電工株式会社
Priority date: 1978-09-27
Filing date: 1978-09-27
Publication date: 1984-05-01
Also published as: JPS5553292U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は感知器回路の常時監視回路に関するもので、自
動火災報知器における感知器回線の断線常時監視回路方
式の内、パルスを常時感知器回線に重畳し、このパルス
電圧を検知して、線路の断線を検出する常時監視回路に
おいて、パルスが正常に出力され、監視が正常に行われ
ていることを表示する常時監視回路を提供しようとする
ものである。

従来の感知器回線の断線検出回路は第１図に示すように
、断線検出試験時に試験スイッチＳ１を閉路し、抵抗Ｒ
６、電流計Ｍを介して、ロータリスイッチＲ８により試
験回線を選択し、終端抵抗ＲＥ。

〜ＲＥ、に順次電流を流し、感知器回線１１〜ｌ、の断
線の有無を試験していた。

従って試験は手動で行われているため、試験が正常に行
われているかどうかの表示はあまり必要がなかった。

本考案は上記の試験を自動的に行わせるようにし、かつ
試験が異常なく行われているかどうか表示せしめること
を目的とするもので゛ある。

第２図は本考案の監視回路の実施例を示すもので、１は
監視装置で、その詳細は第３図に示される。

しかしてこの監視装置１は、主電源Ｅ。と付加電源Ｅ１
との和の電圧が与えられ、又パルス発生回路２も同様な
電圧が印加されており、パルス発生回路よりの出力パル
ス電圧の波高値は電圧（Ｅｏ＋Ｅ、）に等しい。

３は断線検出回路で主電源Ｅ。の電圧が印加され、表示
ランプＬｄは断線検出回路３に接続されている。

感知器回線１１〜Ｉｎは夫々地区リレー２１〜Ｚｏに対
し、ツェナーダイオードＺＥ１〜ＺＥ、が直列に接続さ
れて、主電源に接続されている。

さらにツェナーダイオードＺＥ１に並列にＦＤｌが接続
されている。

さらにパルス発生回路からのパルスは夫々抵抗Ｒ１〜Ｒ
ｏ、ダイオードｄ１〜ｄ、を介して感知器回線１□〜１
ｎに接続され、夫々の感知器回線１１〜１．は夫々ダイ
オードｄｄ１〜ｄｄ。

を介してツェナーダイオードＺＤ１、抵抗ｒｄ１を介し
て共通線Ｃｏｍに接続されている。

又検出用ツェナーダイオードＤＺ１と抵抗ｒｄ１の接続
点は断線検出回路３に接続されている。

次に監視装置は、次のように構成される。

ツェナーダイオードＺＤ２と抵抗ｒ１の直列回路にパル
ス発生回路からのパルスが与えられ、ツエナーダイオー
ドＺＤ２及び抵抗ｒ１の接続点はコンデンサー１を介し
てトランジスタＴｒ１のベースに接続されると共に、ト
ランジスタＴｒ１のコレクタは抵抗ｒ２を介してパルス
発生回路に接続され、エミッタはコンデンサＣ２を介し
て電源のマイナス側に接続される。

次に動作について説明する。

主電源Ｅ。、地区リレー２１〜Ｚｎにて構成された感知
器回線１１〜１ｎに、パルス電圧を抵抗Ｒ１〜Ｒ，、ダ
イオードｄ１〜ｄ、を介して重畳させる。

しがるに終端ツェナーダイオードＺＥ１〜ＺＥ、ｌのツ
ェナー電圧Ｖ２Ｅ及び検出用ツェナーダイオードＺＤ、
のツェナー電圧ｖ７Ｄを以下の条件に設定する。

Ｅｓ＋Ｅｏ＞ＶＺＥ＞ＥＯＥ＋＋Ｅｏ＞Ｖｚｏ＋＞ＶｚＥｌ’、従っ
て感知・器回線１□〜１ｏが正常時は、検出抵抗ｒｄ１
に電流は流れず、従って抵抗ｒｄ１の両端電圧は０で、
断線検出回路３は動作しなく、断線表示灯Ｌｄは点灯し
ない。

いま回線１．１〜ｌｎのいずれが１線が断線すると感知
器回線のパルス電圧がＶ２Ｅ以上になり、ダイオードｄ
ｄ１〜ｄｄｎのいずれがを通り、検出ツェナーダイオー
ドＺＤよ、抵抗ｒｄ１に電流が流れ、断線検出回路が作
動し、断線表示灯Ｌｄが点灯する。

このような常時監視回路にあって、第３図に示すように
、パルス発生回路２のパルス出力電圧を、ツェナーダイ
オードＺＤ２、抵抗ｒ１を介して流す。

このパルス電圧をコンデンサー０１にて微分し、トラン
ジスターＴｒ１のベースに与える。

いま、この場合、ツェナーダイオードＺＤ２のツェナー
電圧ｖ２Ｄ２をＥｏ十Ｅ、＞ＶＺＤ２＞ＶＺＤＩと定めである
。

従って正常なパルス電圧が出力されている場合は、コン
デンサーＣ２によってパルス電圧は充電され、その結果
、トランジスターＴｒ２は導通し、監視中表示灯Ｌｗを
点灯せしめる。

いまパルス発振が停止し、パルス出力電圧が出なくなる
か、又はパルス電圧が■２Ｄ２以下になると、トランジ
スターＴｒ１は不導通状態となり監視表示灯Ｌｗは消灯
する。

これによってすなわち感知器回線の断線監視をしてない
ことを意味する。

本考案は感知器電源に地区リレーが直列に接続された感
知器回線において、前記線路にパルス電圧を常時重畳さ
せ、感知器回線のパルス電圧の変化にて、線路の断線を
検出する常時監視回路において、前記監視用パルス電圧
の微分電圧にて導通可能なるように、トランジスターを
接続すると共にトランジスターの導通期間の電流を積分
して、この積分電圧にて監視中表示灯を点灯させるよう
にしたので゛（イ）パルス電圧発生回路自体が正常に動作しているか
どうかチェックすることができる。

（ロ）感知器回線の断線の有無をチェックすることがで
きる。

（ハ）上記の（イ）、（ロ）のチェックを同時に行いう
るので信頼性が極めて高い。

等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の監視回路、第２図は本考案の感知器回線
の常時監視回路、第３図は監視装置の詳細図を示す。１□〜１ｏ・・・感知器回線、ＺＥ１〜ＺＥｎ、ＺＤｌ
・・・ツェナーダイオード、Ｚ１〜Ｚｏ・・・地区リレ
ー、ｄｄ１〜ｄｎ・・・ダイオード、Ｌｄ・・・表示灯
、Ｅ、Ｅｏ・・・電源、１・・・監視装置、２・・・パ
ルス電圧発生回路、３・・・断線検出回路。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】主電源Ｅ。及び付加電源Ｅ１との電圧が与えられるパルス発生回路
２と、前記のパルス発生回路の出力が与えられ、パルス
の発生状態を監視する監視装置１と、地区リレー２１〜
Ｚｎ、感知線１１〜ｌｏ、ツェナダイオードＺＥ１〜Ｚ
Ｅ、よりなる複数の直列回路を主電源Ｅ。の両端に接続し、パルス発生回路２のパルス出力が与え
られ、かつ抵抗Ｒ１〜Ｒｎ、ダイオードｄ１〜ｄｎ、
ダイオードｄｄ１〜ｄｄｏの直列回路と、直列に接続さ
れたツェナダイオードＺＥ１、抵抗ｒｄ１、直列回路
と、抵抗ｒｄ１の両端の電圧降下が与えられ、これによ
って感知線の断線を検知する検出回路３とを備えること
を特徴とする感知器回線の常時監視回路。