JP3457584B2 - センサシステム - Google Patents

センサシステム

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JP3457584B2
JP3457584B2 JP24376199A JP24376199A JP3457584B2 JP 3457584 B2 JP3457584 B2 JP 3457584B2 JP 24376199 A JP24376199 A JP 24376199A JP 24376199 A JP24376199 A JP 24376199A JP 3457584 B2 JP3457584 B2 JP 3457584B2
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淳 森田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅、工場、事務
所等における環境変化、例えば火災の発生、ガス漏れ、
扉の開閉、機器の故障等を各種センサにより検知し、中
央監視装置等にその情報を伝達するセンサシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のセンサシステムの一例を示
すブロック図である。図7に示す従来のセンサシステム
は、2つの熱線センサ101a、101bを直列に接続
するセンサラインが受信機110に入力されており、各
機器が1つのセンサループ内に直列的に接続されてい
る。各熱線センサ101a、101bにはリレー102
a、102bと抵抗Ra、Rbがそれぞれ並列に接続さ
れており、各熱線センサ101a、101bに設けられ
ている抵抗Ra、Rbはそれぞれ値の異なる抵抗値を有
している。受信機110には各熱線センサ101a、1
01bが接続されたセンサラインの受信機110への入
力電圧を検出する検知手段111が設けられている。受
信機110に設けられているテーブル120は、検知手
段111が検出した電圧値に基づき各熱線センサ101
a、101bの状況を判断するものである。
【0003】上記のように構成された従来のセンサシス
テムにおいて、受信機110の検知手段111は所定の
タイミング毎に接続されているセンサラインの入力電圧
を検出し、その検出結果に基づきテーブル120により
各熱線センサ101a、101bのリレー102a、1
02bの開閉状態を認識している。図7に示した従来の
センサシステムは、各熱線センサ101a、101bに
おける抵抗Ra、Rbの抵抗値が異なっているため、各
リレー102a、102bの開閉状態に応じてセンサラ
インの全抵抗値が変化する。従来のセンサシステムは、
各熱線センサ101a、101bの抵抗値が変化するこ
とに伴い、センサーラインの電圧が変化することを利用
したものである。しかしながら、上記の従来のセンサシ
ステムは、多くのセンサを1つのセンサループに設けた
場合、複数のセンサのリレーが作動したとき、何れのセ
ンサが作動しているかを正確に認識することは困難であ
った。また、各センサに異なる抵抗値を有する抵抗を設
ける必要があるため、多くの商品設定が必要であり、商
品在庫が多大となり経費が増大するという問題があっ
た。また、図7に示した従来のセンサシステムにおいて
は、各センサが直列接続されており、各センサの電源を
確保することが困難であるため、センサは電源を必要と
しない機械的接点のみの構成に限られていた。
【0004】図7に示した従来のセンサシステムにおけ
る問題を解決するものとして、図8に示すようなセンサ
システムがあった。図8は、従来のセンサシステムの一
例である異常警報装置の構成を示すブロック図である。
この従来の異常警報装置は、火災やガス漏れ等の異常を
端末機205a、205b、205c、・・・、205
nに接続した各種センサにより検出し、受信機201か
らの呼び出しに応じて検出した情報を各種センサから受
信機201にアナログ伝送するよう構成されている。こ
の従来の異常警報装置は、各種センサからの情報に基づ
き受信機201が異常を検出したセンサの位置を特定す
ることができるセンサシステムである。
【0005】図8に示す従来の異常警報装置は、受信機
201から一対の電源兼用信号線202、203が導出
しており、電源兼用信号線202、203間には複数の
端末機205a、205b、205c、・・・、205
nが並列に接続されている。各端末機205a、205
b、205c、・・・、205n内には、信号処理部が
設けられており、検出機能の異なる各種センサが接続さ
れている。例えば、端末機205aにはイオン化式煙感
知器206と光電式煙感知器207が接続されており、
端末機205bには光電式煙感知器207と熱感知器2
08が接続されている。また、端末機205bには熱感
知器208とガスセンサ209が接続されている。
【0006】上記のように構成された従来の異常警報装
置において、受信機201の電源が投入されると、受信
機201に接続された各端末器205a、205b、2
05c、・・・、205nは初期状態となる。次に、受
信機201は指定した端末機に呼出クロックを送出す
る。その呼出クロックを受けた端末機は、その端末機に
おける制御回路が自己の呼び出しであることを確認し、
自己のセンサ回路に対して種別信号を送出させるための
制御信号を出力する。センサ回路は制御信号を受ける
と、センサ回路の信号処理部は検出機構の種類を示す種
別信号を形成する。この種別信号の種別電流とその直前
の定常時の定常電流が受信機201において演算処理さ
れ、異常状態の有無を検出していた。
【0007】上記のように構成された従来の異常警報装
置は、各端末器が並列に接続されているため、各端末器
において多重化した制御信号と電源となる電流信号の分
離が比較的簡単に行うことが可能である。このため、中
央監視装置である受信機は、各センサに電流信号を送出
することが可能であるとともに、デジタル的な手段によ
り受信機はセンサを個別番号により特定することができ
る構成であった。前述の図7に示した従来のセンサシス
テムは各センサが直列接続であり、各センサは中央監視
装置である受信機と2線配線方式により接続されてい
る。そのため、中央監視装置と各センサとを繋ぐ線路で
は電源供給のみを行い、作動しているセンサを特定する
ことは不可能であった。一方、図8に示した中央監視装
置である受信機と各端末器は、並列接続であり、作動し
ているセンサを特定することは可能であるが、伝送線路
の配線工事の複雑化及び高コスト化を招くシステムであ
った。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た図7に示した従来のセンサシステムにおいて、各セン
サが直列的に接続された構成では、複数のセンサのリレ
ーが同時に作動したとき、何れのセンサが作動している
かを正確に認識することは困難であった。また、多くの
商品設定が必要であり、商品在庫が多大となり経費が増
大するという問題があった。さらに、従来のセンサシス
テムにおいては、電源を必要としない機械的接点のみに
より構成されたセンサに限られていた。また、図8に示
した従来のセンサシステムの一例である異常警報装置に
おいては、各端末器と中央監視装置である受信機が並列
に接続されているため、中央監視装置から各端末器へ制
御信号と電源となる電流信号を多重化して送信し、それ
ぞれの端末器から各種情報を得るように構成されてい
た。このため、従来の異常警報装置は、中央監視装置の
信号受信部分の構成が複雑であり、装置が大型で高額に
なるという問題があった。また、各端末器は全て中央監
視装置に直接接続されているため、複数の伝送線路が中
央監視装置に接続されており、管理保守が困難であると
いう問題があった。
【0009】本発明は、高い信頼性、低い製造コスト、
及び高い機能を実現することができるセンサシステムを
提供することを目的としており、特に、簡単な伝送線路
に直列に接続された複数のセンサのそれぞれから確実に
情報を得ることができるセンサシステムを提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るセンサシステムは、設置部近傍の環境
変化を検知する複数のセンサユニットを有するセンサ手
段と、前記複数のセンサユニットに対して個別の情報要
求信号を出力し、前記複数のセンサユニットから個別の
情報応答信号を入力して、前記情報応答信号に基づき当
該センサユニットの環境変化を分析する中央監視装置
と、前記中央監視装置と複数の前記センサユニットを直
列に接続し、前記情報要求信号と前記情報応答信号を伝
送するとともに前記複数のセンサユニットへ電源を供給
する2線配線式の伝送線路とを具備し、前記中央監視装
置が伝送線路に2値の電流値を有するパルス波形を情報
要求信号として出力し、前記情報要求信号を入力した前
記センサユニットがセンサの検出した情報に基づき2値
の電流値の一方を制御して他方の電流値を所定期間継続
させるよう構成されている。上記のように構成された本
発明に係るセンサシステムは、2線配線式の伝送線路に
複数のセンサユニットが直列に接続されており、中央監
視装置からの情報要求に対してそれぞれのセンサが情報
応答信号を出力し、特定のセンサからの情報を確実に得
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係るセンサシステムは、
住宅、工場、事務所、店舗、公共施設(公園、道路、鉄
道)等における環境変化(火災、煙、水分、光、人体感
知、開閉、破損等)の情報を各種センサにより検出し
て、速やかにその所有者や管理者に検出した情報を伝達
する装置である。
【0012】以下、本発明に係るセンサシステムの一実
施の形態について添付の図面を参照して説明する。図1
は本発明のセンサシステムの一実施の形態の構成を示す
ブロック図である。図1に示すように、本発明のセンサ
システムは、中央監視装置1とセンサ手段10を有して
いる。センサ手段10は環境変化に関する各種情報を検
出する複数のセンサユニット10−1、10−2、10
−3、・・・、10−nがループ状の伝送線路20に直
列に接続されて構成されている。この伝送線路20には
各センサユニット10−1、10−2、10−3、・・
・、10−nにより検知された各種情報を管理する中央
監視装置1が接続されている。以下の実施の形態におい
て、中央監視装置1の正(プラス)極の接続端子に接続
されたセンサユニットから順に第1のiセンサ10−
1、第2のiセンサ10−2、第3のiセンサ10−
3、・・・、第nのiセンサ10−nと称す。図2は図
1のセンサシステムにおける中央監視装置1と第1のi
センサ10−1の構成を示すブロック図である。
【0013】[中央監視装置の構成]中央監視装置1
は、その中央監視装置1とセンサユニットの電源となる
電流信号を形成する電源部2と、複数のセンサユニット
が直列に接続された伝送線路20へ一定電流を供給する
定電流電源回路4と、伝送線路20に流れる電流を制限
する電流制限部6、伝送線路20に流れる電流を検出す
る電流検出部5、及び検出された電流値に基づき演算処
理するマイクロコンピュータである演算部3を具備して
いる。図2に示すように、演算部3には各種情報を格納
するデータ格納部7、指令情報を形成するコマンド出力
部8、及びセンサユニットにおいて検出された情報等を
表示するデータ表示部9が接続されている。
【0014】電流制限部6は演算部3からの指示に従
い、伝送線路20上に流れる電流を制限する電流制限ス
イッチである。一方、電流検出部5は、伝送線路20を
流れる電流の値を検出し、検出された電流値の制限状態
を検出して、その情報を演算部3に通知する。マイクロ
コンピュータで構成される演算部3は、電流検出部5か
らの伝送線路20の電流値の制限状態を示す情報によ
り、特定のセンサユニットからの検出情報を検知する。
本実施の形態において、演算部3において得られた特定
のセンサユニットからの検出情報は、本センサシステム
以外の装置へ伝送することができる。また、本実施の形
態のセンサシステムは、演算部3に接続されたデータ表
示部9において検出された検出情報などを視覚化及び聴
覚化して表示するよう構成されている。
【0015】[iセンサの構成]中央監視装置1に接続
される各センサユニットは、実質的に同一の構成を有し
ている。以下の説明においては、センサユニットとして
第1のiセンサ10−1を用いて説明する。図2に示す
ように、第1のiセンサ10−1は、伝送線路20と接
続するための線路インターフェース11、センサ演算部
12、及び外部の環境変化に反応して検出信号をセンサ
演算部12に送出するセンサ13を有している。線路イ
ンターフェース11は、入力インターフェース14aと
出力インターフェース14bを有している。入力インタ
ーフェース14aにはセンサ電源回路15と電流制限回
路16とセンサ電流検出回路17が接続されている。
【0016】センサ電源回路15は伝送線路20上を流
れる電流信号から、第1のiセンサ10−1の電源とな
る電流信号と中央監視装置1からの情報要求信号である
電流信号とを分離して取り込む。センサ13が検出した
環境変化の情報は、情報応答信号として出力インターフ
ェース14bを介して伝送線路20へ出力される。電流
制限回路16は中央監視装置1からの情報要求信号に従
い、伝送線路20上の電流を制限するものであり、この
ように電流を制限することにより、中央監視装置1への
検出情報を形成する。センサ電流検出回路17は伝送線
路20に流れる電流値を検出して、その情報をセンサ演
算部12へ通知する。本実施の形態におけるセンサ13
は、その監視対象により、マグネットスイッチ、超音波
反射センサ、温度上昇感知スイッチ、人体赤外線セン
サ、及び振動検知器等の各種高機能を有するセンサが用
いられる。
【0017】[センサシステムの動作]次に、上記のよ
うに構成された本実施の形態のセンサシステムにおける
動作について具体的な中央監視装置1とiセンサを一例
として取り上げ、図面を参照して説明する。図3は、動
作を説明するために示したセンサシステムの一接続例で
あり、中央監視装置1と3つのiセンサ10−1、10
−2、10−3を接続したセンサシステムを示すブロッ
ク図である。図4は図3の中央監視装置1の具体的な回
路図であり、図5は図3のiセンサ10−1の具体的な
回路図である。図5に示したiセンサ10−1の回路図
において、センサ13として人体赤外線センサを接続し
た例である。図3に示した3つのiセンサ10−1、1
0−2、10−3において、第1のiセンサ10−1と
第3のiセンサ10−3は人体赤外線センサが未検出状
態であり、第2のiセンサ10−2が検出中の状態であ
る。図3において、人体赤外線センサの検出中の状態を
スイッチONで、未検出状態をスイッチOFFで模式的
に表す。
【0018】[中央監視装置の動作]3つのiセンサ1
0−1、10−2、10−3が上記のような動作状態に
おいて、中央監視装置1における具体的な動作を説明す
る。図4に示した中央監視装置1において、伝送線路
(+)に20mAの一定電流を供給するための定電流電
源回路4は、トランジスタQ3、ツェナーダイオードZ
D、抵抗R3、及び抵抗R4により構成されている。こ
の定電流電源回路4は電源電圧60Vの範囲で維持可能
な負荷抵抗において、常に一定の電流を供給できるよう
構成されている。このような電源電圧の条件を満たすた
め、図4に示した具体的な定電流電源回路4では伝送線
路(+)と伝送線路(−)間に接続可能なiセンサの数
量が1個〜16個である。
【0019】一方、伝送線路(−)にはトランジスタス
イッチQ2と4.5mAのCRD(定電流ダイオード)
が並列に接続された電流制限部6及び抵抗R1とトラン
ジスタQ1等から構成される電流検出部5が接続されて
いる。上記の定電流ダイオードCRDは、指定された値
の一定電流を流す機能を有するダイオードである。本実
施の形態における電流検出部5では4.5mAの電流を
流す定電流ダイオード素子を用いた。
【0020】上記のように構成された中央監視装置1に
おいて、初期状態では送信データが論理1に設定されて
おり、トランジスタスイッチQ2はON状態になる。ト
ランジスタスイッチQ2がON状態の場合、並列接続さ
れた定電流ダイオードCRDの電流如何に関わらず、全
ての電流はトランジスタスイッチQ2を流れることにな
り、伝送線路(−)からアースに向かう電流は制限され
ることがなく流れる。通常状態においては、この電流は
伝送線路(+)から流れた電流20mAと実質的に等し
くなる。抵抗R1に電流20mAが流れた場合には、5
1Ω×0.02A=1.02Vの電圧降下が生じるが、抵
抗R1の両端電圧は並列接続されたトランジスタQ1の
Vbeの電圧約0.7Vに制限される。このとき、電流
20mAは抵抗R1とトランジスタQ1のベース、エミ
ッタに分かれて流れる。本実施の形態の電流検出部5に
おいては、約14mAが抵抗R1を、残り約6mAがト
ランジスタQ1のベース、エミッタ間に流れるよう構成
されている。
【0021】このようにトランジスタQ1のベース、エ
ミッタ間にベース電流が流れることにより、トランジス
タQ1はON状態となる。トランジスタQ1のON状態
により、トランジスタQ1のコレクタ電位は0V近くま
で減少する。トランジスタQ1のコレクタには演算部3
であるコントロール用マイクロコンピュータの受信デー
タ端子が接続されている。上記のように、伝送線路
(−)に20mAの電流が流れているとき、コレクタ電
位が0Vに近くなるため、演算部3の受信データ端子に
は0Vが入力される。従って、演算部3において伝送線
路(−)の電流が20mAになっていることを受信デー
タ端子の0Vにより検知することができる。
【0022】本発明のセンサシステムにおける情報伝送
は、伝送線路20を流れる電流の値を論理値に置き換え
て使用する。本実施の形態においては、伝送線路20に
20mAの電流が流れる場合を論理1と定義し、このと
きの電流信号を論理信号S1とする。一方、伝送線路2
0における電流を制限して、例えば、伝送線路20に
4.5mAの電流が流れる電流制限状態の場合を論理0
と定義し、このときの電流信号を論理信号S0とする。
電流制限状態(4.5mA)においては、伝送線路
(−)から抵抗R1(51Ω)に流れる電流により、抵
抗R1の両端電圧は約0.23Vとなる。従って、抵抗
R1の両端電圧はトランジスタQ1のVbeの電圧(約
0.7V)に達することがない。この結果、トランジス
タQ1のベース、エミッタ間には電流が流れず、コレク
タ電圧は抵抗R2(22kΩ)の働きにより5Vにな
る。このコレクタ電圧は、演算部3の受信データ端子に
入力される。このように中央監視装置1の演算部3に
は、伝送線路(−)の電流が制限されているとき、受信
データ端子に5Vの電圧が入力される。従って、演算部
3は伝送線路(−)の電流制限状態を検知することがで
きる。
【0023】上記のように構成された本実施の形態にお
いて、演算部3であるコントロール用マイクロコンピュ
ータの受信データ端子に線路電流状態、即ち伝送線路2
0の電流が20mAか4.5mAの大小いずれかの状
態、を示す信号が入力される。伝送線路20の電流の大
小の判断基準は、抵抗R1の値で決定され、本実施の形
態の場合には、抵抗R1が51Ωであるため約13.7
mAが大小判定の分岐点となる。本実施の形態におい
て、各iセンサからの情報収集は中央監視装置1が伝送
線路20の電流を制限することにより開始される。すな
わち、中央監視装置1は論理信号S0を送信することに
より各iセンサからの情報収集が開始される。
【0024】演算部3の送信データを論理0とすること
により、トランジスタQ2はOFF状態となる。トラン
ジスタQ2がOFF状態になると伝送線路(−)の電流
は、トランジスタQ2と並列接続された定電流ダイオー
ドCRDのみを通過することになる。ところが、定電流
ダイオードCRDを通過可能な電流は、素子固有値であ
る4.5mAである。このため、伝送線路(−)からア
ースに流れる電流は4.5mAである。この結果、伝送
線路(+)に接続された全てのiセンサを通過する電
流、即ち中央監視装置1の定電流電源回路4を含めた全
ての伝送線路20に流れる電流は、定電流ダイオードC
RDの素子固有値である4.5mAとなる。このよう
に、中央監視装置1の演算部3における送信データが論
理0になることにより、全てのiセンサにその論理信号
S0が伝達される。
【0025】[iセンサの動作]図3に示したように、
伝送線路(+)から伝送線路(−)に至る経路の途中に
挿入された各iセンサは、伝送線路(+)側に端子L
(+)が、伝送線路(−)側に端子L(−)が接続され
ている。図5は第1のiセンサ10−1の具体的な回路
図である。図5において、端子L(+)から端子L
(−)に向かう電流は、発光ダイオードLEDとダイオ
ードD1と抵抗R5の直列体を通過する。ここで、発光
ダイオードLEDとダイオードD1において約2.4V
の電圧が降下する。この直列体を通過する電流が約0.
6mAを越えたとき、トランジスタQ4のベース、エミ
ッタ間に電流が流れ始め、トランジスタQ4を導通状態
とする。トランジスタQ4のコレクタ電流が先の回路を
バイパスさせるため、発光ダイオードLEDとダイオー
ドD1による電圧降下2.4VとトランジスタQ4のV
beの0.7Vを合計した3.1Vを越える電圧は、トラ
ンジスタQ4のコレクタ電流によって制限される。この
結果として、端子L+から抵抗R5に至る回路におい
て、3.1Vの安定した電圧が得られる。
【0026】上記のように得られた電圧3.1Vは、電
源として、センサ演算部12であるコントロール用マイ
クロコンピュータMCUのVDD、人体赤外線センサ1
3のVDD、及びその他の回路素子に供給される。従っ
て、各iセンサ内の論理信号の基準点はこの電圧、3.
1V(VSS)になる。本実施の形態のおいて、センサ
演算部12のコントロール用マイクロコンピュータMC
Uの消費電流が0.6mA、人体赤外線センサ13の消
費電流が0.3mA、トランジスタQ5とQ6の回路電
流が0.6mAであるため、その合計、1.5mAが最小
消費電流である。従って、電源電圧の3.1Vの安定電
圧を得るるのに必要な約0.6mAを加えた2.1mAが
最小必要動作電流となる。
【0027】一方、本実施の形態において、伝送線路2
0の制限していないときの定常電流は20mAであり、
情報送出のために制限したときの電流値は4.5mAで
ある。この電流値4.5mAは、前記最小必要動作電流
値2.1mAより大きいため、あらゆる状態において、
本実施の形態における各iセンサは伝送線路20から確
実に電源となる動作電流を得ることができる。伝送線路
20を流れる電流が定常値の20mAの場合と、制限し
たときの4.5mAの場合におけるトランジスタQ4の
コレクタ電流を計算すると、20mAの場合が17.9
mAであり、4.5mAの場合が2.4mAである。回路
に必要な2.1mAを除いた分の殆どはトランジスタQ
4のコレクタ電流である。
【0028】図5に示すように、トランジスタQ4のコ
レクタ回路にはトランジスタQ5と抵抗R6が接続され
いる。抵抗R6によりトランジスタQ4のコレクタ電流
に応じて電圧降下が発生する。伝送線路20を流れる電
流が制限されてコレクタ電流が2.4mAの場合には、
抵抗R6=51Ωにより約0.12Vの電圧降下とな
る。この電圧約0.12Vは、トランジスタQ5のVb
eの0.7Vに比べ十分に低いため、トランジスタQ5
のベース、エミッタ間には電流が流れず、トランジスタ
Q5はOFF状態となる。この結果、トランジスタQ5
のコレクタは抵抗R7により0Vとなる。これにより、
トランジスタQ5のコレクタに接続したセンサ演算部1
2であるコントロール用マイクロコンピュータMCUの
GP2端子には0Vが入力される。従って、伝送線路2
0の電流が制限されているとき、GP2端子には0Vが
入力され、GP2が論理0となる。
【0029】一方、伝送線路を流れる電流が定常値の2
0mAの場合、トランジスタQ4のコレクタ電流17.
9mAが抵抗R6に流れ、約0.91Vの電圧降下が発
生する。この電圧(約0.91V)は、トランジスタQ
5のVbeの0.7Vを越えるため、トランジスタQ5
のベース、エミッタ間に電流が流れる。これにより、ト
ランジスタQ5はON状態となり、コントロール用マイ
クロコンピュータMCUのGP2端子に電圧3.1Vが
入力される。従って、伝送線路20の電流が定常状態の
とき、GP2端子には3.1Vが入力され、GP2が論
理1となる。
【0030】センサ演算部12であるコントロール用マ
イクロコンピュータMCUが情報を送信する場合には、
GP4端子を論理1である3.1Vとすることにより、
トランジスタQ6をOFF状態にする。トランジスタQ
6がOFF状態になると、コレクタに接続された抵抗R
9の電圧は0Vになり、トランジスタQ7はOFF状態
となる。トランジスタQ7は、伝送線路に20mAが流
れている定常状態においては、ON状態であり、定電流
ダイオードCRDを短絡させている。トランジスタQ7
がOFF状態になることにより、第1のiセンサ10−
1を流れる全ての電流は定電流ダイオードCRDを通過
する。しかし、定電流ダイオードCRDを通過可能な電
流は、素子固有値の4.5mAであるため、当該iセン
サを通過する電流は4.5mAになる。この結果、伝送
線路20を流れる電流は4.5mAに制限される。
【0031】以上のように、第1のiセンサ10−1に
より伝送線路20に流れる電流値を制限することによ
り、第1のiセンサ10−1からの送信情報が他のiセ
ンサや中央監視装置1に伝達される。第1のiセンサ1
0−1が中央監視装置1からの情報要求に対して応答す
る場合、コントロール用マイクロコンピュータMCUに
予めプログラムされた手順に従って論理値が決定され
る。この論理値決定には、コントロール用マイクロコン
ピュータMCUのGP5端子に入力される人体赤外線セ
ンサ13のOUT端子の電圧0Vまたは3.1Vにより
判断される。
【0032】[論理符号の構成例]中央監視装置1がi
センサの応答を得るために行う送受信動作において、複
数のiセンサに対する情報要求の送信動作及び複数のi
センサからの応答動作は以下のように行われる。なお、
本実施の形態において、論理0又は論理1は伝送線路
(+)から伝送線路(−)へ流れる電流値で決定され、
論理1は伝送線路に20mAが流れている場合であり、
論理0は伝送線路に4.5mAが流れている場合に対応
する。また、各iセンサに対する指定番号(ID番号)
は第1のiセンサ10−1が1、第2のiセンサ10−
2が2、第3のiセンサ10−3が3に予め指定されて
いる。
【0033】本実施の形態のセンサシステムにおける中
央監視装置1は、その初期において、静止状態である。
静止状態とは中央監視装置1が一連の情報要求動作を実
行していない状態を言い、伝送線路20は論理1の状態
である。各iセンサは、一定時間の静止状態を検出した
とき、それぞれiセンサにおけるパルスカウンタは0に
初期化される。次に、中央監視装置1から伝送線路20
を介して各iセンサに対する情報要求信号であるパルス
信号が送信される。図6は伝送線路20に流れるパルス
信号の具体的な電流波形を示す波形図である。中央監視
装置1から第1パルスが送信される。中央監視装置1は
第1のiセンサ10−1の応答を得るために時間2mS
の持続時間を有する論理信号S0を送信する。
【0034】中央監視装置1から送信された第1パルス
の論理信号S0は、伝送線路20に縦列接続された全て
のiセンサ10−1、10−2、10−3に入力され
る。全てのiセンサ10−1、10−2、10−3は、
第1パルスの論理信号S0を検出した時点でそれぞれの
パルスカウンタを1にカウントアップする。各iセンサ
において、パルスカウンタのカウント値はそれぞれのi
センサに予め指定されたID番号(1、2又は3)と比
較される。第1パルスが各iセンサに入力された時点で
パルスカウンタの数値が1になるので、第1のiセンサ
10−1のID番号1と一致し、第1のiセンサ10−
1が自己を指定されたことを認識する。
【0035】指定された第1のiセンサ10−1は、人
体赤外線センサ13の動作状態に応じて次のように動作
する。 (1) もし、人体赤外線センサ13が無反応の場合、
第1のiセンサ10−1は論理1により応答する。第1
のiセンサ10−1が論理1で応答するとき、第1のi
センサ10−1は実質的に如何なる動作も行わない。 (2) もし、人体赤外線センサ13が反応中の場合、
第1のiセンサ10−1は論理0により応答する。第1
のiセンサ10−1が論理0で応答するとき、第1のi
センサ10−1は、前述のように伝送線路20の電流を
4.5mAに制限する動作を行う。 第1のiセンサ10−1からの応答は、第1パルスの受
信開始時点から4mSの期間行われる。図6のパルス波
形図に示すように、第1のiセンサ10−1の人体赤外
線センサ13は無反応状態であるため、論理1で4mS
の間応答する。このようにiセンサが論理1で応答した
とき、論理信号S0は2mSであり、iセンサが論理0
で応答したとき論理信号S0は4mSである。従って、
中央監視装置1は、パルス送信から3mS経過後に電流
検出を行うことにより、該当するiセンサの応答状況を
確認できる。
【0036】中央監視装置1は第1パルスを送信した時
点から3mS経過した時点の伝送線路20の電流検出結
果に基づき、第1のiセンサ10−1の応答状態を検知
することができる。図6に示した具体的な波形図におい
て、第1のiセンサ10−1からの応答が伝送線路20
に20mAの電流を4mSの期間継続して流しているた
め、中央監視装置1は第1のiセンサ10−1が論理1
を出力したことを検知することができる。前述のよう
に、第1のiセンサ10−1が論理1を出力すると、伝
送線路20は第1パルスを送出した時点から6mSが経
過するまで、論理1の状態に保たれる。
【0037】次に、中央監視装置1から第2パルスが送
信される。まず始めに、中央監視装置1は、時間2mS
の持続時間を有する第2パルスの論理信号S0を送信す
る。中央監視装置1から送信された第2パルスの論理信
号S0は、伝送線路20に縦列接続された全てのiセン
サ10−1、10−2、10−3に入力される。全ての
iセンサ10−1、10−2、10−3において、第2
パルスの論理信号S0を検出した時点でそれぞれのパル
スカウンタは2にカウントアップされる。このため、第
2のiセンサ10−2のID番号2とカウント値が一致
し、第2のiセンサ10−2は自己が指定されたことを
認識する。図6に示すように、第2のiセンサ10−2
における人体赤外線センサ13は反応中であるため、第
2のiセンサ10−2は論理0により応答する。このた
め、伝送線路20に流れるパルス波形は第2パルスの論
理信号S0が4mSの間継続される。
【0038】中央監視装置1が第2パルスを受信したと
き、中央監視装置1は第2パルスの送信から3mS後
(すなわち、第1パルスの送信から9mS経過後)にそ
のパルスの電流値を測定する。第2パルスの送信から3
mS経過後に電流検出を行うことにより、第2のiセン
サ10−2の応答状況を確認する。図6に示した具体的
なパルス波形においては、第2のiセンサ10−2から
の応答が伝送線路20に4.5mAの電流を4mSの期
間継続して流しているため、中央監視装置1は第2のi
センサ10−2が論理0を出力したことを検知すること
ができる。
【0039】次に、中央監視装置1は、前述の第1パル
スと第2パルスと同様に、第3パルスを送信する。まず
始めに、中央監視装置1は時間2mSの持続時間を有す
る第3パルスの論理信号S0を送信し、伝送線路20に
縦列接続された全てのiセンサ10−1、10−2、1
0−3は第3パルスの論理信号S0を検出した時点でそ
れぞれのパルスカウンタを3にカウントアップする。そ
こで、第3のiセンサ10−3は中央監視装置1に対し
て人体赤外線センサの動作状況を連絡する。図6に示し
たパルス波形の場合、第3のiセンサ10−3の人体赤
外線センサは無反応なので、前述の第1のiセンサ10
−1と同様に、論理1により応答している。このため、
第3パルスにおける論理信号S0は2mSの長さであ
り、論理信号S1は4mSの長さを有する。
【0040】上記のように形成された第3パルスを中央
監視装置1が受信すると、第3パルスを送信したときか
ら3mS経過した時点における電流を検出する。即ち、
中央監視装置1は、図6における経過時間15mSのと
き、伝送線路20に流れる電流値を検出し、第3のiセ
ンサ10−3の応答状態を認識する。本実施の形態にお
いては、iセンサを3個直列に接続した例で説明した
が、本発明はこの数量に限定されるものではなく、多数
個のiセンサを接続することが可能であり、その数量は
本装置の仕様を満足する限り追加可能である。例えば、
16個のiセンサが接続されている場合には、前述の第
3パルスに続き第4パルス以降についても順次送信して
前述と同様の動作を繰り返して行い、16個のパルスを
送信する。
【0041】本実施の形態のセンサシステムにおいて、
中央監視装置1は複数のパルスの送信と受信からなる一
連の情報要求と情報応答の動作が終了した時点におい
て、論理1状態(論理信号S1)で18mS以上静止す
る。このように所定期間の静止により、全てのiセンサ
のパルスカウンタは0にリセットされる。なお、上記の
実施の形態において、iセンサに用いた人体検知センサ
は論理0と論理1の2値情報であったが、本発明のセン
サシステムにおいては複数の論理値をもつセンサユニッ
トであっても対応することができる。その場合、パルス
波形における論理信号の継続時間を変更したり、伝送線
路の線路電流値を複数段階に設定できるように構成する
ことにより対応できる。
【0042】上記実施の形態においては、iセンサに用
いたセンサユニットが人体検知の赤外線センサであった
が、本発明はこのセンサに限定されるものではなく、各
種の高機能なセンサ、例えば、個人住宅、集合住宅、工
場、事務所、店舗、公園、道路、鉄道等における環境変
化(火災の発生、煙の検知、水分の検知、光の検出、人
体感知、扉の開閉、破損の発生等)を認識できる各種セ
ンサで検出し、速やかにその情報を伝達するシステムに
おいて用いることができる。従って、本発明のセンサシ
ステムは、住宅、工場、事務所、店舗等における警備シ
ステムとして、工場、事務所、店舗等における社員や来
客の入退監視システムとして、また銀行のATMコーナ
ー、スーパーやコンビニエンスストアのレジ客の行列監
視と分析システムとして、さらに独身高齢者宅向け安否
確認システムとして利用性の高いシステムである。その
上、本発明によれば、上記各システムにおける情報をイ
ンターネットを経由して中央の管理システムにおいて集
中管理することができ、高付加価値を生むシステムとし
て構築することができる。また、本発明のセンサシステ
ムは、2線配線式であるため、従来の機械的接点のセン
サを用いたシステムをその配線を流用して新たなセンサ
システムを構築することができ、優れた汎用性を有す
る。なお、前述の実施の形態におけるセンサシステムに
おいては、具体的な数値を用いて説明したが、本発明は
これらの数値に限定されるものではなく、本発明の技術
的思想を実現するもので有れば、如何なる数値の部品を
用いてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上、実施の形態について詳細に説明し
たところから明らかなように、本発明に係るセンサシス
テムは次の効果を奏する。本発明によれば、2線配線式
を用いて高機能のセンサを集中管理することができるた
め、高い信頼性、低い製造コスト、及び高い機能を実現
するセンサシステムを得ることができる。特に、本発明
のセンサシステムは、複数のセンサが直列に接続された
簡単な伝送線路を用いても、特定のセンサからの情報を
確実に得ることができる。本発明のセンサシステムは、
複数のセンサを直列に接続する構成であるため、既存の
配線を流用することが可能となり、配線工事の簡略化と
低コスト化を図ることができるとともに、従来のセンサ
システムより数段優れた信頼性を得ることができる。
【0044】本発明のセンサシステムは、直列配線(2
線配線式)のみで各センサの電源供給を行うことができ
るとともに、それぞれのセンサへの情報要求と、各セン
サからの情報応答を伝送することができるため、保守管
理の容易なシステムを得ることができる。さらに、本発
明のセンサシステムは、直列配線及び電源供給線と情報
伝送線の共有を図ると同時に、複数個設置されている各
種センサの中から作動したセンサを瞬時に特定でき、優
れた応答性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態であるセンサシステ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のセンサシステムにおける中央監視装置1
と第1のiセンサの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係るセンサシステムの動作を説明する
ための中央監視装置1と複数のiセンサの接続状態を示
す説明図である。
【図4】本発明に係るセンサシステムの一実施の形態に
おける中央監視装置の具体的な回路構成を示す回路図で
ある。
【図5】本発明に係るセンサシステムの一実施の形態に
おけるiセンサの具体的な回路構成を示す回路図であ
る。
【図6】本発明に係るセンサシステムの一実施の形態に
おける伝送線路の線路電流の波形図である。
【図7】従来のセンサシステムの構成を示すブロック図
である。
【図8】従来のセンサシステムの一例である異常警報装
置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 中央監視装置 2 電源部 3 演算部 4 定電流電源回路 5 電流検出回路 6 駆動部 7 データ格納回路 8 データ司令部 9 データ表示部 10 iセンサ 11 線路インターフェース 12 センサ演算部 13 センサ 15 電源分離部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設置部近傍の環境変化を検知する複数の
    センサユニットを有するセンサ手段、 前記複数のセンサユニットに対して個別の情報要求信号
    を出力し、前記複数のセンサユニットから個別の情報応
    答信号を入力して、前記情報応答信号に基づき当該セン
    サユニットの環境変化を分析する中央監視装置、及び前
    記中央監視装置と複数の前記センサユニットを直列に接
    続し、前記情報要求信号と前記情報応答信号を伝送する
    とともに前記複数のセンサユニットへ電源を供給する2
    線配線式の伝送線路を具備し、 前記中央監視装置が伝送線路に2値の電流値を有するパ
    ルス波形を情報要求信号として出力し、前記情報要求信
    号を入力した前記センサユニットがセンサの検出した情
    報に基づき2値の電流値の一方を制御して他方の電流値
    を所定期間継続させるよう構成した センサシステム。
  2. 【請求項2】 前記中央監視装置が出力する情報要求信
    号がパルス信号であり、前記センサ手段における各セン
    サユニットが前記パルス信号のパルスをカウントし、そ
    のカウント値が特定のセンサユニットの認識番号と一致
    したとき、当該センサユニットが該当するパルス波形を
    制御して情報応答信号として出力する請求項1記載のセ
    ンサシステム。
  3. 【請求項3】 前記センサユニットが、電源と情報要求
    信号を分離するセンサ電源回路と、前記伝送線路の電流
    を制限する電流制限回路と、前記伝送線路の電流を検出
    するセンサ電流検出回路と、取り付け位置における環境
    変化を検出し電気信号に変換するセンサと、前記情報要
    求信号を確認して前記センサの検出した環境変化を示す
    電気信号に基づき情報応答信号を形成するセンサ演算回
    路とを有する請求項1又は2記載のセンサシステム。
  4. 【請求項4】 前記中央監視装置が特定のパルス発生か
    ら所定期間経過時点の伝送線路の電流値に基づき、指定
    されたセンサユニットにおけるセンサの検出した情報を
    検知するよう構成した請求項1、2又は3記載のセンサ
    システム。
  5. 【請求項5】 前記センサユニットのセンサ演算部がマ
    イクロコンピュータMCUで構成された請求項1、2又
    は3記載のセンサシステム。
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