JPH0463406A - 表面実装トランス - Google Patents

表面実装トランス

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JPH0463406A
JPH0463406A JP2175601A JP17560190A JPH0463406A JP H0463406 A JPH0463406 A JP H0463406A JP 2175601 A JP2175601 A JP 2175601A JP 17560190 A JP17560190 A JP 17560190A JP H0463406 A JPH0463406 A JP H0463406A
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core
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は通信機器や電子機器に用いられる巻線型の表面
実装トランスに関し、特に上面および側面に平らな面が
広く且つ自動実装における吸着およびハンドリングが容
易な表面実装トランスに関する。また本発明は表面実装
インダクターにも適用し得る。
〔従来の技術〕
従来、この種の表面実装用のトランスやインダクターと
しては、第9図に示すように、ガルウィング状の端子1
0のついた端子台8に、磁心5に巻かれた巻線体を接着
剤12で固定し、上ぶた9をかぶせるタイプとか、第1
0図に示すような巻線後に一体モールド13をするタイ
プなどが知られる。ここで磁心絶縁ケース11.14は
、磁心5がパーマロイ、アモルファス等の巻磁心の場合
や、フェライト磁心でも用途的に耐圧が必要とされる場
合の、磁心5の絶縁カバーである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の表面実装トランスにおいて、上面および
側面のほとんどが平らな面であり、自動実装における吸
着およびハンドリングが容易であるが、薄型化や多種多
様な機器への対応などに欠点がある。
例えば、第9図に示す従来例においては、真空吸着に耐
えられる平らな面を出すために、上ぶた9にはある程度
の厚みt2が必要であり、巻線3の温度ストレスを避け
るための空間が必要な場合がある。生産方式としては、
手作り的要素が多く多種多様に対応しやすいが、量産化
におけるコストダウンには不向きである。特に接着剤1
2を用いる点がネックである。よって第9図の例では、
薄型化及び量産性コストに問題があるといえる。
第10図に示す従来例においては、巻!!後における一
体成形であり、少量品種の量産において量産性及びコス
トの面でメリットはある。しかし、巻線3の寸法のばら
つきと一体成形の条件の両立のため、上面側および下面
側のモールドの厚み13.14にはある程度の余裕が不
可欠であり、トランスとしての厚みh3において必ずし
も有利といえない。また巻線3や磁心5に熱的あるいは
機械的ストレスを与えないモールドであることも必須で
あり、樹脂13には特別のものを使用する必要がある。
また設備面での設置も莫大であり、容易には生産ライン
が組めない。特に、一体モールド工程がトランス生産の
後半にあるため、中小企業や小規模生産も多いトランス
メーカーにおいては過大な負担となる可能性が高い。ま
た設備の段取りも第9図のような一般的生産方式のトラ
ンスとは異なって相当かかり、機器からの多種多様の仕
様要求には対応しづらい。以上の如く、第10図の従来
例においては、多種多様に応じにくい点および薄型化の
限界かある点に問題がある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の表面実装トランスは、金属板を加工した端子と
共に磁心を樹脂でモールドしてなる略長方体の端子付き
モールド磁心と、前記磁心周辺の前記モールド部分に設
けた貫通孔と、この貫通孔周辺の前記モールドの上面及
び下面に前記樹脂が薄くなるように凹ませて設けた凹部
とを具備し、前記貫通孔及び前記凹部の部分にて巻線を
施してなる。
また本発明の表面実装トランスは、前記凹部における前
記巻線が前記モールドの表面から突出しないように施さ
れている。
〔実施例〕
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図及び第2図は本発明の一実施例の斜視図及び端子
列側から見た側面図、第3図は第1図のx−x’線にお
ける断面図、第4図は第2図とは異なる方向から見た側
面図、第5図は本実施例に用いる磁心の斜視図、第6図
は本実施例の端子付きモールド磁心の斜視図、第7図は
本実施例の接続図、第8図は本実施例をコモンモードチ
ョークに適用した回路図である。
本実施例は金属板を加工した端子2と共に磁心5を樹脂
でモールドしてなる長方体の端子付きモールド磁心1と
、磁心5の周辺のモールド部分に設けた貫通孔6と、こ
の貫通孔6の周辺のモールドの上面及び下面にモールド
樹脂が薄くなるように凹ませて設けた凹部7とを有して
なり、貫通孔6及び凹部7の部分にて巻線3を施し且つ
凹部7にある巻線3はモールドの表面から突出しないよ
うに施されている。
以下、このような本実施例について、第2図ないし第7
図を用いながら、製造工程順に説明する。
まず、第5図に示すような磁心5を用いる。第5図では
丸リング状のパーマロイかアモルファス等の巻磁心を例
示しであるが、フェライト磁心や圧粉磁心であってもよ
く、また別の形状、例えば角リング状、だ円状、日の字
状なとでもよい。本形状の持っている特長を生かすには
ギャップの全くない磁心5を用い、巻回数を減らした方
が普通望ましいが、直流が流れるなどの条件によっては
スリットなどによるギャップを設けてもよい。
これを端子2と共に、巻線前に第6図のように長方体に
モールドする。この際に、磁心5の周辺に複数の貫通孔
6を設け、また磁心5の上面および下面に樹脂1が薄く
なる四部7を設ける。これはトランス巻線前に行えるの
で、磁心メーカーに端子付きモールド磁心として一括し
て依頼でき、またはトランス製造前に一括して製造する
ことができる。従って、トランス生産ラインごとに高価
な一体成形機を導入する必要はなくなる。磁心メーカー
またはトランスメーカーにおいても、端子付きモールド
磁心としてまとめ生産が可能で量産性及びコスト面でも
有利である。
この端子付きモールド磁心1に、第3図の断面図に示す
ように巻線する。このとき、従来例のような無駄な高さ
は発生しない。トランスの下を走るパターンとの絶縁耐
力を上げるには、薄い絶縁シールを貼ればよい。吸着に
必要な平らな面が不足するなら、上面に品名表示を兼ね
た薄いシールを貼れば十分に吸着できる。いずれもシー
ル程度の厚みであり、従来例の様な厚みt2〜t4 (
第9図、第10図)を必要としないのは明らかである。
これにより薄型化も容易である。
巻線効率については、もともとギャップのない磁心を用
いるトランスを主な対象としており、貫通孔6の形状を
工夫すれば、それほどの効率ダウンとはならない。むし
ろハンドリングがしやすいので、自動化しやすい可能性
も高くなる。
このように巻線した後に、第4図のように巻線端末リー
ド3″をのばし、第2図のように端子2の下面側とモー
ルドの間のスリットに挿入し、はんだ付け4により接続
する。このようにすれば、従来例(第9図)のようなガ
ルウィング状端子のように無駄な床面積を食うことなく
、また端子の変形による次工程での半田付不良もない。
リード3″がはずれる危険は、前述のスリット幅をはん
だでうめるようにすれば少ない。また細線であってもか
らげかないためストレスが少なく、従って断線の危険も
少ない。
このようにして、本実施例のトランスが第1図のように
完成する。巻線3はトランス生産ラインで自由に変更で
き、量産でも多種少量でも何ら問題はない。トランスの
最大の特長である多種多様の仕様要求に対応しやすいと
いう特長をそのまま残せる。
第7図は本実施例の巻線での接続図で、3a巻線と3b
巻線が密結合、3C巻線と3d巻線が密結合で、他は疎
結合であり、この結合度を生かした使い方により、機器
の特性要求にマツチする最適の設計が可能である。
第8図は本発明をいわゆるコモンモードチョークに適用
した例で、第1図における3b巻線と3C巻線を除いた
ものである。第1図かられかるように、3a巻線と3d
巻線は完全に離れており、高耐圧で薄型のコモンモード
チョークが容易に実現できる。なお特に高耐圧が必要な
場合でも、トランス下のパターン回避か、前述のトラン
ス下面絶縁シールの厚みアップにより容易に対応できる
。3a巻線と3d巻線は疎結合であるが、普通のコモン
モードチョークの使い方においては問題とならない。
なお本実施例では、磁心の例として巻磁心をあげている
が、フェライト磁心、特に磁心自身が事実上絶縁体であ
るNi−Zn系フェライト磁心においては、モールドの
際の磁心への絶縁カバー(第3図のlc)は不要であり
、更に、薄型化が可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の表面実装トランスは、量産
性と多種多様仕様要求への対応が同一形状で実現でき、
巻線体一体モールドのようなトランス生産ラインごとの
一体成形の投資をせずに端子付きモールド磁心としてま
とめ生産ができる効果がある。またトランス全体の厚さ
が薄くでき、かつハンドリング面に平らな部分が広くと
れて自動実装が容易となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例の斜視図及び端子
列側から見た側面図、第3図は第1図のx−x′線にお
ける断面図、第4図は第2図とは異なる方向から見た側
面図、第5図は本実施例に用いる磁心の斜視図、第6図
は本実施例の端子付きモールド磁心の斜視図、第7図は
本実施例の接続図、第8図は本実施例をコモンモードチ
ョークに適用した回路図、第9図(a)及び(b)は表
面実装トランスの第1の従来例の斜視図及び断面図、第
10図(a)及び(b)は表面実装トランスの第2の従
来例の斜視図および断面図である。 1・・・端子付きモールド磁心、2・・・端子、3・・
・巻線、4・・・はんだ、5・・・磁心、6・・・貫通
孔、7・・・凹部、8・・・端子台、9・・・上ぶた、
10・・・端子〈ガルウィング状〉、ll、14・・・
磁心絶縁ケース、12・・・接着剤、13・・・一体成
形モールド樹脂。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.金属板を加工した端子と共に磁心を樹脂でモールド
    してなる略長方体の端子付きモールド磁心と、前記磁心
    周辺の前記モールド部分に設けた貫通孔と、この貫通孔
    周辺の前記モールドの上面及び下面に前記樹脂が薄くな
    るように凹ませて設けた凹部とを具備し、前記貫通孔及
    び前記凹部の部分にて巻線を施してなることを特徴とす
    る表面実装トランス。
  2. 2.前記凹部における前記巻線が前記モールドの表面か
    ら突出しないように施されていることを特徴とする請求
    項1記載の表面実装トランス。
JP2175601A 1990-07-03 1990-07-03 表面実装トランス Expired - Lifetime JP2591266B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0982529A (ja) * 1995-09-14 1997-03-28 Fuji Elelctrochem Co Ltd 巻線素子及びその組立方法
US20160181007A1 (en) * 2014-12-19 2016-06-23 Murata Manufacturing Co., Ltd. Coil component and method of making the same

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20160181007A1 (en) * 2014-12-19 2016-06-23 Murata Manufacturing Co., Ltd. Coil component and method of making the same
CN105719788A (zh) * 2014-12-19 2016-06-29 株式会社村田制作所 线圈部件及其制造方法

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