JPH0462291B2 - - Google Patents

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JPH0462291B2
JPH0462291B2 JP27269186A JP27269186A JPH0462291B2 JP H0462291 B2 JPH0462291 B2 JP H0462291B2 JP 27269186 A JP27269186 A JP 27269186A JP 27269186 A JP27269186 A JP 27269186A JP H0462291 B2 JPH0462291 B2 JP H0462291B2
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JP
Japan
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cosmetic
spherical particles
mica
titanium
fragrance
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JP27269186A
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English (en)
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JPS63126813A (ja
Inventor
Masuo Hosokawa
Keiichiro Yukimitsu
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Hosokawa Micron Corp
Original Assignee
Hosokawa Micron Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、核となる球状芯物質に対し、別途微
粉末を表面にコーテイングさせて生成した化粧料
に関し、色彩と光沢及び透明感、紫外線カツト、
感触的ななめらかさと伸び及びのりのよさ、香り
など化粧としての機能にすぐれ、かつ各種色調が
自由に選べる化粧料である。
〔従来技術〕 化粧料として芯物質表面に別の微粉末をコーテ
イングさせたものには、芯となる母材に熱可塑性
樹脂を用い、これに金属、金属酸化物、金属化合
物、顔料その他の有機及び無機の微粉末をコーテ
イングさせたものがあり、一例として、特開昭61
−194010号公報がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来、コーテイングされた粒状体は粒状体単独
の集合体、又は他の粉状物質との混合集合体とし
てその上に化粧オイル・アルコール等の化粧用液
と油脂、あるいは香料等を添加し、混合させてか
ら製品としていた。つまり、顔料等の微粉末でコ
ーテイングされたものでは化粧料として必要な伸
びとなめらかさに欠けるため、化粧オイル他の添
加が行われる。しかし、混合段階で化粧オイル他
の添加剤が粒状体に対し均一に分散されないと、
色むらが起きたり、伸びとなめらかさに欠けたり
するなどの欠点があつた。又、香りについても多
孔質物質に混入しただけでは香料の気化を調整す
ることができず、最初の放香を損うことなく長時
間保持することはできなかつた。
本発明は、このような点に鑑み、化粧料を構成
する粒子自体に化粧料としての十分な機能、すな
わち色彩と光沢及び透明感、伸びとのり、なめら
かさなど肌あいのよさ、紫外線カツト、香りなど
を備えさせることによつてすぐれた化粧料を提供
することにある。
〔問題を解決するための手段〕
本発明は、多孔質の球状粒子を芯物質とし、そ
の表面に酸化チタン、酸化鉄、マイカ、雲母チタ
ン、カオリン、タルク、カーボンブラツク、群青
等の無機・有機顔料の微粉末をコーテイングする
際に球状粒子に香料を包含させておき、さらに化
粧オイル・アルコール等の化粧用液や化粧用油脂
等を添加した後に前記微粉末を一又は複数コーテ
イングさせたものである。
〔作用〕
芯物質の球状粒子は多孔質体であり、表面から
内部にかけて10〜200オングストロームの無数の
細孔を具備しているため、該細孔内に香料を含ま
せることができる。その方法としては、球状粒子
を真空脱気した後、香料油中に入れ、あるいは圧
力を加え細孔内に香料を包含させる。この球状粒
子の表面を化粧オイル・アルコール等の化粧用液
や化粧用油脂等でコーテイング、油膜シールした
後、酸化チタン、酸化鉄、マイカ、雲母チタン、
カオリン、タルク、カーボンブラツク、群青等の
無機・有機顔料の微粉末を加え摩擦と圧縮、撹拌
と分散をさせながら球状粒子の表面にこれら微粉
末の一又は複数を堅固にコーテイングさせる。化
粧用液や油脂は微粉末の種類によつては球状粒子
に付着するのを促進し、コーテイング操作を良好
にするものである。
そして、この化粧用液や油脂等は球状粒子の表
面でコーテイング層によつて封入される。その結
果、球状粒子の表面は化粧オイル等でシールさ
れ、さらに微粒子により細孔は塞がれるため球状
粒子の細孔内に注入された香料の放香を抑えるこ
とができる。又、化粧用液や油脂等はコーテイン
グさせた微粉末粒子間に通つてわずかにコーテイ
ング層表面へとにじみ出て来るため、一粒一々の
粒子表面にこれら化粧オイル等を均一に塗布させ
た状態となり、これによつて粒子間の滑りをよく
し、伸びとのりのよいなめらかさと透明感を持つ
た化粧料となる。
〔発明の効果〕
本発明による化粧料は、以下の点ですぐれた効
果を有する。
すなわち、コーテイングされた球状体の一粒
一々が内部に香料を含んでおり、表面は顔料でコ
ーテイングされ、しかも化粧オイル等が均一に付
いているため、個々の粒子が化粧料としての十分
な機能を有している。そのため、 (1) 色むらが起きない。
(2) 色彩、色調を自由に調整できる。これは、一
粒子に対して複数の顔料コーテイング層を形成
することによつて可能となる。たとえば、酸化
チタンを一層目にコーテイングすることによつ
てその上にコーテイングする顔料の色彩を鮮や
かにすることができ、逆に顔料の上にコーテイ
ングすれば色調を淡くすることができる。
(3) 球状体の一粒一々に酸化チタンなどの紫外線
をカツトする物質をコーテイングできるため、
確実で安定した紫外線カツトの効果が期待でき
る。
(4) 球状体一粒一々の周囲に満遍なく化粧オイル
等が付いているため、球状体粒子同士が滑りが
良好で、化粧料としての伸びが良く、肌へのの
りも良い。又、色の伸びも良い。
(5) 一粒でもフアンデーシヨンとしての性質を持
つているため、成型が自由に行える。これは、
化粧オイルや表面のコーテイング粒子の量によ
り、粒子同士の付着性を調節させることができ
るので、どのような成型に対しても機能を損う
ことなく行えるためである。
(6) 香料の放香保持期間を延ばすことができる。
これは、香料を含ませた多孔質の球状粒子表
面を化粧オイル等で覆うことにより、多孔質球
状粒子表面の細孔に対するオイルシールとな
り、さらに顔料等の微粒子のコーテイング層に
よつて覆うことにより香料の発散を抑制できる
ためである。
〔実施例〕
多孔質の球状粒子としては、次のようなものが
ある。すなわち、珪酸、珪酸カルシウム、硼酸、
酸化チタン等の金属酸化物、熱可塑性・熱硬化性
の樹脂球状体、及びこれら物質と酸化鉄、マイ
カ、雲母チタン、カオリン、タルク、カーボンブ
ラツク、群青等の無機・有機顔料を強固に造粒さ
せて形成した多孔質球状体が適用可能である。な
お、粒径は0.2〜30ミクロンのものを使用する。
又、芯物質となる多孔質球状粒子の表面にコー
テイングする物質には酸化チタン、酸化鉄、マイ
カ、雲母チタン、カオリン、タルク、カーボンブ
ラツク、群青等の無機・有機顔料を粒径0.005〜
5ミクロンに微粉末化させて用いる。
又、添加剤として、化粧オイル、化粧用アルコ
ール等の化粧用液および化粧用油脂等を前記多孔
質球状粒子に均一に分散させて加える。添加量は
10%以下である。
コーテイング操作には、たとえば第3図に示す
混合撹拌装置を使用し、圧縮と摩擦、かき取りに
よる撹拌と分散の各作用を付与させて行う。
この混合撹拌装置は、特願昭61−186642号で特
許出願されたもので、回転するケーシング1内に
内周面2に沿い回転方向に向けて摩擦片3とかき
取り片4とを順に相対回転自在に設けるほか、摩
擦片3及びかき取り片4の各作用面とケーシング
内周面2との〓間をケーシングの回転方向に対し
摩擦片3で回転方向側ほど狭く、他方かき取り片
4は広くなるように構成させたもので、中心上部
には原料供給管5と化粧用液等の噴射管6が具備
され、ケーシング1及び摩擦片3とかき取り片4
には図示省略の加熱あるいは冷却手段が付加され
ている。
作用としては、回転自在に設けられたケーシン
グ1を高速回転させて内部に被処理材を遠心力に
よりケーシング内周面2に押し付けて粉体層を形
成させ、これにケーシング内周面2と相対回転自
在に設けた摩擦片3とかき取り片4を押し当てて
圧縮と摩擦、及びかき取りによる分散と撹拌を付
与させることにより、混合、造粒、球形化、コー
テイング及びカプセル化等を行わせることができ
る。
以下に実験例を示す。
〔実験例〕
パウダーフアンデーシヨンを下記の原料を用い
製造した。
原料(A) 多孔質球状粒子(造粒品)粒径0.2〜20μ
m 成分マイカ 珪酸 酸化チタン50% 40% 10% 原料(B) 酸化チタン 粒径 約0.015μm 原料(C) 酸化鉄 粒径 約0.04〜0.06μm その他化粧オイル(イソステアリン酸)香料 以上の原料(A)、(B)、(C)、化粧オイル、香料の割
合はそれぞれ74.93%、20%、3%、1%、0.03
%である。なお、香料は原料(A)の球状粒子中に含
ませておく。
まず、混合撹拌装置内に原料(A)を投入し5分間
撹拌させた後、化粧オイルを添加し混合させる。
約10分後、化粧オイルが原料(A)中に均一に分散さ
れたところで原料(B)を投入し、約20分間前記コー
テイング作用を付与させて原料(B)の原料(A)へのコ
ーテイングが完了する。次に原料(C)を加え、さら
に30分間同様の操作を加えて原料(B)のコーテイン
グ層の上に原料(C)をコーテイングさせる。
以上のコーテイング操作を終了した段階ですで
に個々の粒子が化粧料としての機能を持つた製品
となる。なお、本実験例のように原料(B)のコーテ
イング層の上にさらに原料(C)をコーテイングする
場合は、化粧オイルを原料(B)と同時に注入させて
もよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例で得られた化粧料粒子の1万
倍の電子顕微鏡写真、第2図は同実施例における
コーテイング前の多孔質球状粒子の2500倍の電子
顕微鏡写真、第3図は本実施例を行うための混合
撹拌装置の概略図である。 図において、1……ケーシング、2……内周
面、3……摩擦片、4……かき取り片である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 粒径0.2〜30ミクロンの多孔質の球状粒子に
    香料を包含させ、化粧用液および化粧用油脂等を
    添加した後、酸化チタン、酸化鉄、マイカ、雲母
    チタン、カオリン、タルク、カーボンブラツク、
    群青等の無機・有機顔料の微粉末を一又は複数コ
    ーテイングさせた化粧料。 2 前記球状粒子は、珪酸、珪酸カルシウム、硼
    酸、酸化チタン等の金属酸化物、多孔質の樹脂球
    状体よりなる特許請求の範囲第1項記載の化粧
    料。 3 前記球状粒子は、珪酸、珪酸カルシウム、硼
    酸、酸化チタン等の金属酸化物、多孔質の樹脂球
    状体と酸化鉄、マイカ、雲母チタン、カオリン、
    タルク、カーボンブラツク、群青等の無機・有機
    顔料とを強固に造粒させて形成した多孔質球状体
    である特許請求の範囲第1項記載の化粧料。
JP27269186A 1986-11-13 1986-11-13 化粧料 Granted JPS63126813A (ja)

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JP27269186A JPS63126813A (ja) 1986-11-13 1986-11-13 化粧料

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JPS63126813A JPS63126813A (ja) 1988-05-30
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US5663213A (en) * 1994-02-28 1997-09-02 Rohm And Haas Company Method of improving ultraviolet radiation absorption of a composition
EP1725209A2 (en) * 2003-10-03 2006-11-29 The Procter & Gamble Company Topical composition
EP2050433A1 (en) * 2007-10-16 2009-04-22 The Procter and Gamble Company Cosmetic composition comprising solid entrapping particles for sustained release of volatile materials

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