JPH0461341A - 半導体ウエーハの酸素析出物形成方法 - Google Patents

半導体ウエーハの酸素析出物形成方法

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JPH0461341A
JPH0461341A JP17369690A JP17369690A JPH0461341A JP H0461341 A JPH0461341 A JP H0461341A JP 17369690 A JP17369690 A JP 17369690A JP 17369690 A JP17369690 A JP 17369690A JP H0461341 A JPH0461341 A JP H0461341A
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JP
Japan
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temperature
speed
semiconductor wafer
heat treatment
rate
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Pending
Application number
JP17369690A
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English (en)
Inventor
Katsumi Murakami
克己 村上
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KYUSHU ELECTRON METAL CO Ltd
Osaka Titanium Co Ltd
Original Assignee
KYUSHU ELECTRON METAL CO Ltd
Osaka Titanium Co Ltd
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Publication date
Application filed by KYUSHU ELECTRON METAL CO Ltd, Osaka Titanium Co Ltd filed Critical KYUSHU ELECTRON METAL CO Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、半導体ウェーハにイントリンシックゲッタ
リング能力を付与するための酸素析出物形成方法に係り
、所定の低昇温速度で連続的に昇温しで、最も小さい範
囲の酸素析出核を成長させる低温度から、析出物の成長
速度に見合った速度で析出物の成長速度を増加させるこ
とを特徴とする半導体ウェーハの酸素析出物形成方法に
関する。
従来の技術 半導体ウェーハにイントリンシックゲッタリング(IG
)能力を付与するため施されるデヌーディットゾーンI
G(DZ・IG)処理法は、酸素の外方拡散(Outd
iffusion)プロセスと酸素析出物の核形成、成
長(IG)プロセスから構成される。
すなわち、IGプロセスにより作成した半導体ウェーハ
の両面には、DZとよばれる無欠陥層と、中心部の微小
欠陥領域とからなり、微小欠陥領域は、結晶内に取り込
まれている酸素が、後工程の熱処理で結晶中の核のまわ
りに酸素が析出する現象を利用して形成される。
また、無欠陥層は、高温熱処理で酸素が表面より外方拡
散する現象を利用して形成され、非酸化性雰囲気中で1
000℃以上の高温熱処理する単一熱処理法、800℃
以下で処理して微小欠陥を発生させた後、非酸化性雰囲
気中で1000℃以上の高温熱処理する2段熱処理法、
高温熱処理後に、低温熱処理する修正複数熱処理法があ
る。
また、IG能力を増大させる方法として、500℃から
出発し50〜100”Cの段階で順次昇温させる技術(
特開昭57−21825号)、高温熱処理後に、2段熱
処理する技術(特開昭55−71753号)等が提案さ
れている。
発明が解決しようとする課題 IGプロセスでは、通常の結晶成長法による結晶は、成
長中の酸素析出核が小さいため、均一に核を形成成長さ
せるには、最も小さな析出核に見合った低温での熱処理
が必要である。
低温熱処理では、酸素の拡散係数が小さいため、析出物
の成長に長時間要するという問題があった。
一方、IG処理に高温処理を用いれば、析出物の成長に
は充分な速度が得られるが、小さな核は消滅し、均一な
析出物分布を得ることが困難であった。
すなわち、従来技術では、均一な酸素析出物を形成する
ためには低温での長時間処理を要し、生産性を重視すれ
ば高品質のIG処理ウェーハを得ることが困難であった
この発明は、半導体ウェーハにIG能力を付与するため
の酸素析出物形成方法における上記問題点を解決し、均
一な酸素析出物を短時間で形成できる方法の提供を目的
としている。
発明の概要 この発明は、IGプロセスにおいて、短時間で均一な酸
素析出物を形成できる方法を目的に、熱処理について種
々検討した結果、通常の結晶成長法で形成される最も小
さい範囲の酸素析出核を成長させる低温度から、析出物
の成長速度に見合った速度で析出物の成長速度を増加さ
せることに着目し、さらに昇温速度について種々検討し
た結果、所定温度域において低昇温速度で連続的に熱処
理温度を上昇させることにより、小さな核は消滅するこ
となく、均一な析出物分布を得ることができ、臨界核サ
イズが大きくなって熱処理温度を上げることが可能で、
析出物の成長速度も大きくなり、紛然処理時間の短縮化
できることを知見し、この発明を完成した。
すなわち、この発明は、 半導体ウェーハにイントリンシックゲッタリング能力を
付与するための酸素析出物形成方法において、 半導体ウェーハを、500℃から1000℃の温度範囲
で、所要温度まで0.1℃/minから10℃/min
の昇温速度で連続的に昇温することを特徴とする半導体
ウェーハの酸素析出物形成方法である。
また、この発明は、上記構成に応じて、昇温中、酸素析
出物成長速度に応じて途中で昇温速度を変更、あるいは
安定化のために一定温度の熱処理に変更することを特徴
とする半導体ウェーハの酸素析出物形成方法である。
発明の構成 この発明は、500℃から1000℃の温度範囲で、所
要温度まで0.1℃/minから10℃/minの昇温
速度で連続的に昇温することを特徴とし、かかる構成を
採用した技術的理由は以下のとおりである。
半導体ウェーハの酸素析出物の成長、消滅には、熱処理
温度によって決まる臨界核サイズが存在する。従って、
8発結晶に存在する均一性を得るための最も小さな析出
核に見合った低温で熱処理を開始することより、その小
さな核を成長させることができる。
また、その核の成長に伴い成長させることを必要とする
臨界核サイズが大きくなっていく結果、熱処理温度を上
げることができ、熱処理温度が上昇すれば、酸素の拡散
係数は大きくなり、析出物の成長速度も大きくなり、紛
然処理時間の短縮化が可能となる。
この発明において、連続的昇温する温度範囲を500°
Cから1000℃と限定したは、500℃未満では、生
産性を考慮した場合、核の成長速度が小さすぎ、かつ出
発結晶に存在する均一性を得るための最も小さな核を成
長させるためには、500°C以上で充分であり、また
、1000℃を越えると、析出物のサイズが大きくなり
すぎ、DZ域の完全性を損う危険性が高くなることによ
る。
また、昇温速度を0.1 ”C/minから10℃/m
inに限定したは、0.1℃/min未満の速度では、
生産性を考慮した場合、時間がかかりすぎ、かつ析出核
の成長速度を考慮した場合、0.1℃/min以上の速
度で充分であり、10℃/minを越える速度では、低
温処理側で析出核の成長速度を上回るな、均一な析出核
形成が行われないことによる。好ましい昇温速度は、0
゜5℃〜3℃の範囲である。
昇温速度は、結晶中の酸素濃度、空孔濃度、格子間Si
濃度等によって、酸素析出物速度が変化するため必ずし
も一定でないが、高温側では酸素の拡散係数が大きいた
め、昇温速度を早めることが可能である。
さらに、昇温中、酸素析出物成長速度に応じて途中で昇
温速度を変更し、多段昇温処理したり、あるいは安定化
のために昇温中、多段昇温処理中に、一定温度の熱処理
に変更することができ、かかる多段昇温処理により、例
えば、実施例に示す如く、従来、IG領域形成が困難で
あった低抵抗ウェーハに、30時間程度の短時間でIG
影形成可能となる。
途中で昇温速度を変更したり、所定昇温速度から一定温
度処理に切り換える等の多段処理は、半導体ウェーハの
製造方法、製造条件、要求されるIG能力、成膜の有無
等に応じて、適宜選定する必要がある。
また、成膜していない半導体ウェーハの場合は、本然処
理前に、酸素を外方拡散する1000℃以上の高温熱処
理することが必要となる。
さらに、この発明による酸素析出物形成方法は、表面保
護膜として使用可能な酸化膜を形成してIG効果を有す
る半導体ウェーハを作成することができる。
実施例 実施例1 通常のCZ法で、酸素濃度16xlOatoms/cc
(OLDASTM)で育成し、ウェーハに切りだし鏡面
加工を施したシリコンウェーハに、1200℃x4hr
の外方拡散処理の後、次のIG処理を施した。
■500℃x40hr  (従来法1)■800℃x4
hr  (従来法2) ■520℃x4hr、 720℃x4hrの多段処理 
(従来法3)0500℃から680℃まで1℃/min
で昇温、680℃から800℃2℃/minで昇温 (
本発明)上記砒類のIG処理を施した後、析出物形成状
態を調べるため、1000℃x16hrの熱処理を施し
、X線トポグラフ観察を行った。
第1図に示す、X線トポグラフ観察結果から明らかなよ
うに、 従来法1(第1図a)では均一に析出物が形成されるが
、40時間もの長時間熱処理を要した。
従来法2(第1図b)では、短時間熱処理であるが均一
な析出物が形成されない。
従来法3では、均一なIG層を比較的短時間で得られる
が、量産性を考慮するとまだ充分とはいえない。
本発明による方法(第1図C)では、4時間の短時間熱
処理で均一にかつ充分な析出物が形成されている。
実施例2 実施例1と同様のシリコン鏡面加工ウェーハに1200
℃x4hrの外方拡散処理した後、500℃から800
℃まで1℃/min昇温し、その後連続して800℃x
lhrの熱処理を行った。この際、種々の熱処理炉を用
いてウェーハ処理量を種々変えて実施した。
この熱処理方法は、紛然処理時間は、6時間と短時間で
、第1図CのX線トポグラフ観察と同様に、均一にかつ
充分な析出物が形成され、さらに、熱処理炉の違いによ
る温度追随性及びウェーハ処理量による熱容量差を補い
、品質安定性を得ることができた。
太進!坦 0.03Ωamのsbドープ(100)の低抵抗C2基
板に、10pmのエピタキシャル成長を行ったウェーハ
に対して、500℃から800℃まで0.5℃minで
連続的に昇温する熱処理を行った。
当該sbドープの結晶を有するウェーバでは、内在する
酸素が通常の結晶よりも少なくなるため、IGが形成さ
れ難く、従来、24時間以上の熱処理が必要であったが
、本発明方法により、10時間程の熱処理でIG層を形
成することができた。
去屈準圓 0.01Ωamのsbドープ(100)の低抵抗CZ基
板に、10pmのエピタキシャル成長を行ったウェーハ
に対して、500℃から800℃まで0.1℃/min
で連続的に昇温する熱処理を行った。
sbドープで0.02Ωcm以下の領域では、基板中の
酸素濃度が極めて低くなるため、通常、IG効果を得ら
れる程の析出処理は不可能であるが、本発明方法により
、1×105コ/cm2以上の高密度のIG領領域形成
できた。
実部l飼 0.01Ωcmのsbドープ(100)の低抵抗CZ基
板に、10pmのエピタキシャル成長を行ったウェーハ
に対して、 500℃から600℃まで 0.1℃/m1n600℃
から700°Cまで 0.2℃/m1n700℃から8
00℃まで 0.4°C/minで連続的に昇温する熱
処理を行った。
本発明方法により、通常、IG効果を得られる程の析出
処理は不可能である低抵抗CZ基板に、30時間程度の
短時間でIG影形成可能となった。
去週!怖 通常のC2法で、酸素濃度16xlOatoms/cc
(OLDASTM)で育成し、ウェーハに切りだし鏡面
加工を施したシリコンウェーハに、酸素雰囲気で、50
0℃から800℃まで3℃/minで連続的に昇温する
熱処理を行った。
その結果、短時間で1×105コ/cm2以上のIG領
領域形成でき、また、70〜100A程度の薄い酸化膜
を表面保護膜として形成できた。
実施例7 通常のCZ法で、酸素濃度 14〜16xlOatoms/cc(OLD ASTM
)で育成し、ウェーハに切りだし鏡面加工を施したシリ
コンウェーハに、 ■1200℃x4hr(最初の10分を02雰囲気で、
残3時間50分を非酸化性雰囲気で熱処理) 0500℃から800℃まで、非酸化性雰囲気で1℃/
minの昇温熱処理を施した。
その結果、短時間で、100〜600Aの表面保護膜と
して使用可能な酸化膜を持ち、かつIG効果を有する基
板を作成できた。
発明の効果 この発明は、酸素析出物形成処理において、充分低い温
度から、析出物の成長速度に見合った速度で連続的に熱
処理温度を昇温することにより、均一な酸素析出物を短
時間で形成することができ、紛然処理時間を短縮でき、
さらに、従来IG影形成困難な低抵抗C2基板にも短時
間でIG影形成可能になった。
【図面の簡単な説明】
第1図a、b、cl、tX、j’、i )ホブラフ観察
結果を示す説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1  半導体ウェーハにイントリンシックゲッタリング能力
    を付与するための酸素析出物形成方法において、 半導体ウェーハを、500℃から1000℃の温度範囲
    で、所要温度まで0.1℃/minから10℃/min
    の昇温速度で連続的に昇温することを特徴とする半導体
    ウェーハの酸素析出物形成方法。 2  昇温中、酸素析出物成長速度に応じて昇温速度を変更
    、あるいは一定温度の熱処理に変更することを特徴とす
    る請求項1記載の半導体ウェーハの酸素析出物形成方法
JP17369690A 1990-06-29 1990-06-29 半導体ウエーハの酸素析出物形成方法 Pending JPH0461341A (ja)

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JP (1) JPH0461341A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07193072A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Nec Corp 半導体基板の製造方法
JP2007317875A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Denso Corp 半導体素子及びその製造方法

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