JPH0457779B2 - - Google Patents

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JPH0457779B2
JPH0457779B2 JP58157958A JP15795883A JPH0457779B2 JP H0457779 B2 JPH0457779 B2 JP H0457779B2 JP 58157958 A JP58157958 A JP 58157958A JP 15795883 A JP15795883 A JP 15795883A JP H0457779 B2 JPH0457779 B2 JP H0457779B2
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tension
warp
lever
tension roll
load
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JP58157958A
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Shuichi Kojima
Masashi Nakao
Saneyuki Goto
Takao Ishido
Hideichiro Imamura
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0457779B2 publication Critical patent/JPH0457779B2/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D49/00Details or constructional features not specially adapted for looms of a particular type
    • D03D49/04Control of the tension in warp or cloth
    • D03D49/06Warp let-off mechanisms

Description

【発明の詳細な説明】 <技術分野> 本発明は2本のワープビームを用いて経糸を供
給する型式の繊維の経糸送出し装置に関する。
<従来技術> 従来、2本のワープビームを用いて経糸を供給
する型式の経糸送出し装置としては、特開昭54−
116457号公報に示されるものがある。これは、2
本のワープビームの共通軸線と平行な位置より傾
きの位置をとれるようにテンシヨンロールを両端
において支持し、経糸張力の変動に関連して生じ
るテンシヨンロールの両端の支持部への荷重変化
によるそれぞれの変位に応じて互いに独立して各
ワープビームの回転速度を調整するようにしたも
のである。
しかしながら、このような従来の経糸送出し装
置にあつては、一方のワープビームの側の経糸張
力が何らかの原因で変動した場合、テンシヨンロ
ールの一方の支持部の変位に応答して当該ワープ
ビームの回転速度が調整されるが、当該経糸張力
の変動により1本のテンシヨンロールの他方の支
持部への荷重も少なからず変化するので、これに
よる変位により他方のワープビームの回転速度も
調整されてしまい、他方のワープビームにおいて
は不要な張力変動が起されることとなる。よつ
て、各ワープビームからの経糸張力を迅速に適正
な値に維持することが困難であつた。
<発明の目的> 本発明はこのような従来の問題点に鑑み、ワー
プビーム毎の経糸張力の変動に基づいて各ワープ
ビームの送出しを制御できるようにすることを目
的とする。
<発明の構成> このため、本発明は、テンシヨンロールにイー
ジング運動を行わせ、テンシヨンロールに荷重配
分される各ワープビームの張力変動を機械的にあ
るいは電気的に個別の変化分として取出し、これ
に基づいて制御するようにしたものである。
すなわち、テンシヨンロールにイージング運動
を行わせる揺動部材と、経糸張力の変動に関連し
て生じるテンシヨンロールの両端の支持部への荷
重変化をそれぞれ検出する手段と、テンシヨンロ
ールの各一方のワープビームの側の支持部の荷重
変化から各他方のワープビームの側の経糸張力の
変動に起因して及ぼされる荷重変化分を除去して
ワープビーム毎の経糸張力の変動に起因する個別
の荷重変化分に変換する手段と、これら個別の荷
重変化分に基づいて各ワープビームの回転速度を
調整する手段とを設けてなる。
<実施例> 以下に本発明の実施例を説明する。
第1図〜第6図は第1の実施例を示している。
尚、この実施例はテンシヨンロールの両端部へ
の荷重をロードセルにより検出し、荷重の配分に
したがつて演算を行つてワープビーム毎の個別の
荷重変化分に変換し、これに基づいて各ワープビ
ームの回転速度を調整するようにしたものであ
る。
先ず第1図〜第3図を参照し、1A,1Bは織
機のフレーム、2A,2Bはワープビーム、3
A,3B,3Cはワープビーム2A,2Bの軸を
支持するワープビームサポートである。また、4
はガイドロール、5はテンシヨンロールであつ
て、ワープビーム2A,2Bからの経糸Yはガイ
ドロール4及びテンシヨンロール5を経て導出さ
れる。
経糸送出し機構はワープビーム2A,2B毎に
左右のフレーム1A,1Bにそれぞれ設けられる
が、構成は同じであるので、一方についてのみ説
明する。
テンシヨンロール5はその端部においてテンシ
ヨンロールアーム6Aに回動可能に支持されてお
り、テンシヨンロールアーム6Aはフレーム1A
に位置調整可能に取付けられたブラケツト7A上
に固定された固定軸8Aを中心として回動可能な
テンシヨンレバー9A上のピン10Aを中心とし
て回動可能に取付けられている。
テンシヨンロールアーム6Aには一体的に別の
腕部11Aが設けられており、この腕部11Aは
コネクテイングロツド12Aを介してレバー13
Aと連結されている。レバー13Aはフレーム1
A,1Bに回動可能に支持された軸14に固定さ
れている。軸14にはレバー15が固定されてお
り、このレバー15はコネクテイングロツド16
を介して図示しない織機の主軸に固定したクラン
ク17と連結されている。こうして、揺動部材と
してのクランク17の回動運動によりコネクテイ
ングロツド16、レバー15、軸14、レバー1
3A及びコネクテイングロツド12Aを介してテ
ンシヨンロールアーム6Aを揺動させ、テンシヨ
ンロール5にイージング運動を与えるようにして
ある。
テンシヨンレバー9Aには一体的に別の腕部1
8Aが設けられており、この腕部18Aはブラケ
ツト7Aに固定された荷重検出用のロードセル1
9Aに相対している。こうして、テンシヨンロー
ル5に加わる経糸張力によつてテンシヨンレバー
9Aが第3図で時計方向に回動されると、その回
動力に応じてロードセル19Aへの押圧力が変化
し、その押圧力の変化が電気的信号として取出さ
れるようにしてある。
ロードセル19Aからの電線20Aは制御盤2
1につながれており、同様に反対側のロードセル
19Bからの電線20Bも制御盤21につながれ
ている。
また、フレーム1Aには変速機22Aが固定さ
れている。変速機22Aは、図示しない織機の主
軸から入力される回転を変速レバー23Aによつ
て設定される減速比で減速して出力軸24Aより
出力するもので、出力軸24Aの回転はこれに固
定した歯車25Aと噛合う歯車26Aを介して軸
27Aに伝えられ、更に図示しない減速機を介し
てワープビーム2Aに伝えられる。尚、減速機の
出力軸28Aに固定した歯車29Aをワープビー
ム2Aの側方に固定した歯車30Aと噛合わせて
ある。
変速機22Aの変速レバー23Aにはフレーム
1Aに固定されたパルスモータ31Aの出力軸3
2Aに固定したレバー33Aがコネクテイングロ
ツド34Aを介して連結されている。パルスモー
タ31は電線35Aにより制御盤21につながれ
ており、同様に反対側のパルスモータ31Bも電
線35Bにより制御盤21につながれている。
第4図は左右のワープビーム2A,2Bにより
テンシヨンロール5に経糸に張力がかかつている
状態を模式的に示すものである。
w1はワープビーム2Aによる単位長さ当りの
経糸張力、w2はワープビーム2Bによる単位長
さ当りの経糸張力、w3はテンシヨンロール5の
自重であり、いずれも実質的に所定の巾をもつた
等分布荷重と見なせる。また、L1〜L6は長手方
向にわたる寸法であり、R1,R2はテンシヨンロ
ールアーム6A,6Bの反力である。
w1〜w3,L1〜L6,R1,R2は周知の公式によつ
て次のように表される。尚、R1ω1は張力w1より
R1側に発生する反力であり、他も同じ意味の添
字である。
R1ω1={w1×L3×(L2+L3/2)}/L …(1)−1 R2ω1={w1×L3×(L1+L3/2)}/L …(1)−2 R1ω2={w2×L6×(L5+L6/2)}/L …(1)−3 R2ω2={w2×L6(L4+L6/2)}/L…(1)−4 R1ω3=R2ω3=(w3×L)/2 …(1)−5 また、 R1=R1ω1+R1ω2+R1ω3… (2)−1 R2=R2ω1+R2ω2+R2ω3− (2)−2 (1),(2)式より、 R1=(L3/L)×(L2+L3/2)×w1+(L6/L)×(
L5+L6/2)×w2+(L/2)×w3…(3)−1 R2=(L3/L)×(L1+L3/2)×w1+(L6/L)×(
L4+L6/2)×w2+(L/2)×w3…(3)−2 (3)式は簡単にして、 R1″=A1×w1+B1×w2 …(4)−1 R2″=A2×w1+B2×w2 …(4)−2 (4)式をw1,w2について変形させると、 w1={B2/(A1×B2−A2×B1)}×R1″−{B1/(A1×
B2−A2×B1)}×R2″…(5)−1 w2={A1/(A1×B2−A2×B1)}×R2″−{A2/(A1×
B2−A2×B1)}×R1″(5)−2 (5)式は簡単にして、 w1=C×R1″+D×R2″ …(6)−1 w2=E×R1″+F×R2″ …(6)−2 と表せる。
ここで、R1″=R1−(L/2)×w3,R2″=R2
(L/2)×w3であり、(L/2)×w3は織機によ
つて一定の値である。
したがつて、R1,R2を検出することにより、
w1,w2を求めることができる。
すなわち、テンシヨンロール5からテンシヨン
ロールアーム6A、ピン10A及びテンシヨンレ
バー9Aを介してロードセル19Aに加わる力
(R1)を電気的信号に変換して制御盤21に伝
え、同様に反対側にロードセル19Bに加わる力
(R2)も電気的信号に変換して制御盤21に伝
え、制御盤21内において、(6)式に従つた関係に
て演算処理することで、左右のワープビーム2
A,2Bの単位長さ当りの張力w1,w2を求める
ことができる。
これにより、w1,w2のそれぞれに応じた制御
盤21からの出力でパルスモータ31A,31B
を駆動し、変速機22A,22Bの変速レバー2
3A,23Bの位置を制御することで、各ワープ
ビーム2A,2Bを独立に駆動でき、相互の張力
変動の影響を取除くことができる。
また、経糸張力が変動してロードセル19Aの
出力が変化する場合でもこのロードセル19Aの
変形によるテンシヨンレバー9A部の変位は微少
として無視できるため、テンシヨンロール5の変
位は機械的に動かされるイージング運動のみとな
り、テンシヨンロール5はワープビーム2A,2
Bの軸線と常に平行な軸線を有するものとなるの
で、傾きの位置による経糸張力への影響もない。
第5図は制御盤21はマイクロコンピユータを
用いて構成した場合のハードウエア構成を示すも
のである。
41はCPU、42はプログラム用のROM、4
3はデータ用のRAM、44はデジタル入力イン
タフエース、45はデジタル出力インタフエース
である。
46A,46Bはロードセル19A,19Bか
らの信号を増巾する増巾器、47はマルチプレク
サ、48はA/D変換器である。49はキーボー
ド、50はイニシヤルスイツチ、51はレデイス
スイツチ、52はランスイツチ、53はピツク検
出スイツチである。
54A,54Bはポルスモータ31A,31B
駆動用のドライバ、55は異常信号ドライバ、5
6A,56Bは過大張力表示器、57A,57B
は過小張力表示器、58は異常停止用リレーであ
る。
第6図はソフトウエア構成をフローチヤートに
よつて示すものである。
S1でイニシヤルスイツチ50がONであるか否
かを判定し、YESの場合は、S2で初期設定を行
う。すなわち、サンプリングピツク数、基準張力
幅、異常張力幅の設定をキーボード49により行
い、またロードセル19A,19Bによる左右の
荷重の検出,左右の基準張力の計算等を行う。次
にS3でイニシヤルスイツチ50がOFFであるか
否かを判定し、YESの場合は次のS4へ進み、NO
の場合はS1へ戻る。
S1でNOの場合又はS3でYESの場合はS4でレ
デイスイツチ51がONであるか否かを判定し、
YESの場合は次のS5へ進み、NOの場合はS1へ戻
る。
S4でHの場合はS5で異常信号出力をクリアし、
次のS6でランスイツチ52がONであるか否かを
判定する。YESの場合は次のS7へ進み、NOの場
合はS1へ戻る。
ランスイツチ52がONの通常運転時は、S7で
ロードセル19A,19Bの信号から左右の荷重
を検出し、これに基づいて左右の張力を計算す
る。次にS8で左張力を判定(基準張力幅及び異
常張力幅と比較)し、比較結果に応じて、S9で
パルスモータ31Aへパルスを発し、特に異常張
力幅を越える場合には異常信号を出力する。次に
S10及びS11で右張力についても同様の作業を行
う。次にS12でピツク数をカウントし、S13でピ
ツク数を判定(設定値と比較)し、設定ピツク数
となつたところでS6へ戻る。つまり、所定緯入
れ数(例えば50〜100)毎に経糸張力の調整を行
う。
第7図〜第10図には第2の実施例を示す。
この実施例は、テンシヨンロールの両端部への
荷重を該両端部の張力設定用のウエイトの釣合い
位置からの変位として検出して、それらの変位を
それぞれリンク系にて変速機の変速レバーに伝え
るが、リンク系中に反対側の荷重変動の影響を取
除く機構を設けて、ワープビーム毎の個別の荷重
変化を変速レバーに伝えるようにしたものであ
る。但し、この場合にはテンシヨンロールの軸線
はワープビームと傾いた位置になる。
構成を説明すると、テンシヨンロール5はその
両端部においてテンシヨンロールアーム6A,6
Bに回動可能に支持されており、テンシヨンロー
ルアーム6A,6Bは固定軸8A,8Bを中心と
して回動可能なテンシヨンレバー9A,9B上の
ピン10A,10Bを中心として回動可能に取付
けられている。テンシヨンロールアーム6A,6
Bには一体的に別の腕部11A,11Bが設けら
れており、コネクテイングロツド12A,12B
により揺動され、前述の実施例と同様、テンシヨ
ンロール5はイージング運動を行う。
テンシヨンレバー9A,9Bには一体的に別の
腕部61A,61Bが設けられており、この腕部
61A,61Bはコネクテイングロツド62A,
62Bによりウエイトレバー63A,63Bと連
結されている。ウエイトレバー63A,63Bは
フレームに固定された固定軸64A,64Bを中
心に回動可能で、一端部にウエイト65A,65
Bが釣下げられるようになつており、テンシヨン
ロール5が受けるテンシヨンとテンシヨンロール
5及びアーム類の自重と釣合うようになつてい
る。
ウエイトレバー63A,63Bの他端部にはコ
ネクテイングロツド66A,66Bが連結され、
コネクテイングロツド66A,66Bにはフロー
テイングレバー67A,67Bと調整用レバー6
8A,68Bとが連結されている。
フローテイングレバー67A,67Bは一端部
においてコネクテイングロツド66A,66Bと
連結される他、中間部においてコネクテイングロ
ツド69A,69Bを介して変速機22A,22
Bの変速レバー23A,23Bと連結され、他端
部においてコネクテイングロツド70A,70B
を介して変速レバー位置修正用レバー71A,7
1Bと連結されている。
調整用レバー68A,68B及び変速レバー位
置修正用レバー71A,71Bはそれぞれ固定軸
72A,72Bを中心に回動可能である。そし
て、左側の調整用レバー68Aと右側の変速レバ
ー位置修正用レバー71Bとは織機の巾方向に渡
るコネクテイングロツド74にて連結され、また
右側の調整用レバー68Bと左側の変速レバー位
置修正用レバー71Aとは同様なコネクテイング
ロツド75にて連結されている。尚、コネクテイ
ングロツド74,75は織機の前面側より見ると
X字型に交差している。また、調整用レバー68
A,68Bは第8図に示すようにコネクテイング
ロツド66A,66B及び74,75の取付位置
を調整可能とし、レバー比を可変としてある。
変速機22A,22Bは、織機の主軸からベル
ト76A,76Bを介して入力軸プーリ77A,
77Bに入力される回転を変速して、出力軸歯車
25A,25Bより出力し、図示しない減速機を
介して左右のワープビームを独立に回転させるよ
うになつている。
尚、前記各コネクテイングロツドの連結部は立
体的なリンク構成のため球面軸受としてある。
次に作用を説明する。
簡単にするため、第9図の如く左右のワープビ
ームを同じ巾とし、テンシヨンロール5の全巾に
テンシヨンがかかるものとする。そして、定常運
転時に左右のワープビームによるテンシヨンがW
ずつかかつており、第9図の如く片側(R1)が
ΔWだけ増えたとする。このときの反力R1,R2
は、 R1=(3/4)×(W+ΔW)+(1/4)×W=W+
(3/4)×ΔW R2=(3/4)×W+(1/4)×(W+ΔW)=W+
(1/4)×ΔW である。尚、テンシヨンはウエイトレバー63
A,63B上のウエイト65A,65Bと釣合つ
ており、通常起り得るテンシヨン変動の範囲では
テンシヨン変動によりテンシヨンロール5の両端
部が変位する量とテンシヨン変動の量は正比例す
ると見なせる。
第7図で左側のテンシヨンロールアーム6Aを
R1の反力を受ける側とすると、テンシヨンの増
加により左側のテンシヨンレバー9Aは軸8Aを
中心として反時計方向に回動する。これにより、
ウエイトレバー63Aは時計方向に回動され、コ
ネクテイングロツド66Aは下方に移動する。
同様に右側では、R2の反力の大きさに従つた
量だけ、すなわちR1の増加分の1/3の増加分だ
け、テンシヨンレバー9Bが反時計方向に回動
し、ウエイトレバー63Bが時計方向に回動し、
コネクテイングロツド66Bは下方に位置する。
左側のコネクテイングロツド66Aの移動量をS
とすれば、右側のコネクテイングロツド66Bの
移動量はS/3である。
コネクテイングロツド66A,66Bの下方へ
の移動により、フローテイングレバー67A,6
7Bと調整用レバー68A,68Bとが動かされ
る。この場合、フローテイングレバー67Aの一
端部は第10図Aに示す基準位置に対し第10図
Bに示す如くSだけ下方に移動され、フローテイ
ングレバー67Bの一端部は第10図Cに示す如
くS/3だけ下方に移動される。
調整用レバー68A,68Bのコネクテイング
ロツド取付位置をR1,R2の配分に従つて第8図
の如くl,l/3とすれば、調整用レバー68
A,68Bによりコネクテイングロツド74,7
5はS/3,S/9ずつ変位する。
これにより、右側の変速レバー位置修正用レバ
ー71Bは反時計方向に回動し、コネクテイング
ロツド70BをS/3引上げ、フローテイングレ
バー67Bの他端部をS/3引上げる。
また、左側の変速レバー位置修正用レバー71
Aは時計方向に回動し、コネクテイングロツド7
0AをS/9引上げ、フローテイングレバー67
Aの他端部をS/9引上げる。
したがつて、右側のフローテイング67Bは一
端部においてS/3押上げられるものの、他端部
においてS/3引下げられるので、中間部の変位
はゼロとなり、変速レバー23Bは変位されず、
変速比が一定に保たれて、右側のワープビームの
張力は一定に保たれる(第10図Cの参照)。
一方、左側のフローテイングレバー67Aは一
端部においてS押下げられ、他端部においては
S/9のみ引上げられるから、コネクテイングロ
ツド69Aを介して変速レバー23Aが変位さ
れ、適格な変速が行われる(第10図B参照)。
この場合、テンシヨンロールの傾きにより糸経
路長に変化が起きてR2側にて変速レバーが変化
しなくてもテンシヨンがその分低下することが考
えられるが、実際上のテンシヨンロールの位置変
化に対する変速レバーの位置変化は数十倍の倍率
があり、かつ、変速レバー変位量も通常の変動分
の変化は微少であるので、無視できる。
尚、説明の簡略化のため、左右のワープビーム
をフル巾で左右同じとしたが、短い織巾にて、左
右のワープビームの巾を異ならせても、テンシヨ
ンロール上にかかる張力分布に従つた反力R1
R2が幾何学的に求められるから、これに調整用
レバーのレバー比を対応させると同時に左右のウ
エイトを調整することにより、同じテンシヨンを
それぞれ保つことも可能である。また、左右のワ
ープビームのテンシヨンを異ならせても、ウエイ
ト配分、調整用レバーのレバー比の適正値を計算
によつて求め設定することが可能であり、それぞ
れのワープビームの設定値を任意に保つことも可
能である。更に、テンシヨンを感知してそれぞれ
独立に修正を行うため巻径の異なるワープビーム
も使用可能である。
<発明の可能> 以上説明したように本発明によれば、テンシヨ
ンロールにイージング運動を行わせて経糸張力の
変動を可及的に減少させ、更にテンシヨンロール
の各一方のワープビームの側の支持部の荷重変化
分を除去してワープビーム毎の経糸張力変動に起
因する個別の荷重変化分に変換するようにしたか
ら、いかなる設定条件のワープビームでも各ワー
プビームからの経糸張力をそれぞれ適正な値に保
つことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の第1の実施例を示
し、第1図は織機後部の平面図、第2図は第1図
の矢視方向の側面図、第3図は第1図の矢視
方向の側面図、第4図はテンシヨンロールへの荷
重分布の模式図、第5図は制御回路のハードウエ
ア構成図、第6図はフローチヤートである。第7
図〜第10図は第2の実施例を示し、第7図は経
糸送出し機構の斜視図、第8図は第7図中の調整
用レバーの拡大図、第9図はテンシヨンロールへ
の荷重分布の模式図、第10図A〜Cは変速レバ
ーの作動状態を示す図である。 2A,2B……ガイドロール、5……テンシヨ
ンロール、6A,6B……テンシヨンロールアー
ム、9A,9B……テンシヨンレバー、17……
クランク、19A,19B……ロードセル、21
……制御盤、22A,22B……変速機、23
A,23B……変速レバー、31A,31B……
パルスモータ、41……CPU、42……ROM、
43……RAM、63A,63B……ウエイトレ
バー、65A,65B……ウエイト、67A,6
7B……フローテイングレバー、68A,68B
……調整用レバー、71A,71B……変速レバ
ー位置修正用レバー、74,75……コネクテイ
ングロツド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 左右2本のワープビーム2A,2Bから1本
    のテンシヨンロール5を経由させて経糸を供給す
    るようにした繊維の経糸送出し装置において、前
    記テンシヨンロール5にイージング運動を行わせ
    る揺動部材17と、経糸張力の変動に関連して生
    じるテンシヨンロール5の両端の支持部への荷重
    変化を検出する手段19A,19B,63A,6
    3Bと、テンシヨンロール5の各一方のワープビ
    ーム2A,2Bの側の支持部の荷重変化から各他
    方のワープビーム2A,2Bの側の経糸張力の変
    動に起因して及ぼされる荷重変化分を除去してワ
    ープビーム2A,2B毎の経糸張力変動に起因す
    る個別の荷重変化分に変換する手段21,67
    A,67B,68A,68B,71A,71B
    と、これら個別の荷重変化分に基づいて各ワープ
    ビーム2A,2Bの回転速度を調整する手段22
    A,22Bとを備えてなる織機の経糸送出し装
    置。
JP58157958A 1983-08-31 1983-08-31 織機の経糸送出し装置 Granted JPS6052656A (ja)

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