JPH0455452Y2 - - Google Patents
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- JPH0455452Y2 JPH0455452Y2 JP8771087U JP8771087U JPH0455452Y2 JP H0455452 Y2 JPH0455452 Y2 JP H0455452Y2 JP 8771087 U JP8771087 U JP 8771087U JP 8771087 U JP8771087 U JP 8771087U JP H0455452 Y2 JPH0455452 Y2 JP H0455452Y2
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- control cylinder
- balance arm
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Links
- 241000209094 Oryza Species 0.000 description 8
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Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、田植機、播種機、施肥機等の水田作
業機における走行車輪の昇降制御装置に関するも
のである。
業機における走行車輪の昇降制御装置に関するも
のである。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点]
一般に、この種水田作業機においては、左右の
走行車輪が両端部にそれぞれ連繋された天秤腕
を、昇降制御具の作動で前後平行移動させて両車
輪の同方向の昇降動を行わせ、水平制御シリンダ
の作動で揺動させて両車輪の背反方向の昇降動を
行わせ、機体姿勢が田面に対して略一定となるよ
うに制御している。そしてこのものにおいて、水
平制御用シリンダを、例えば特公昭58−22163号
公報に示す如く水平制御用シリンダの伸縮作動に
よつて天秤腕の水平揺動を積極的に行わせるよう
にしたものがある。しかるにこのものは、油圧シ
リンダを用いた水平制御用シリンダが、昇降制御
具を構成する油圧シリンダのシリンダロツドと天
秤腕との間に介装されているから、機体姿勢の制
御時に、昇降制御用油圧シリンダに対して多大な
曲げ荷重が作用して、精度の高い前後左右の姿勢
制御が円滑に行われなくなるうえに、水平制御用
シリンダに身も不安定になる等の欠点がある。
走行車輪が両端部にそれぞれ連繋された天秤腕
を、昇降制御具の作動で前後平行移動させて両車
輪の同方向の昇降動を行わせ、水平制御シリンダ
の作動で揺動させて両車輪の背反方向の昇降動を
行わせ、機体姿勢が田面に対して略一定となるよ
うに制御している。そしてこのものにおいて、水
平制御用シリンダを、例えば特公昭58−22163号
公報に示す如く水平制御用シリンダの伸縮作動に
よつて天秤腕の水平揺動を積極的に行わせるよう
にしたものがある。しかるにこのものは、油圧シ
リンダを用いた水平制御用シリンダが、昇降制御
具を構成する油圧シリンダのシリンダロツドと天
秤腕との間に介装されているから、機体姿勢の制
御時に、昇降制御用油圧シリンダに対して多大な
曲げ荷重が作用して、精度の高い前後左右の姿勢
制御が円滑に行われなくなるうえに、水平制御用
シリンダに身も不安定になる等の欠点がある。
[問題を解決するための手段]
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点
を一掃することができる水田作業機における走行
車輪の昇降制御装置を提供することを目的として
創案されたものであつて、左右走行車輪がそれぞ
れ両端部に連繋される天秤腕を、前後方向に変位
する昇降制御用シリンダのロツド先端部側に揺動
自在に枢支し、そのシリンダ作動で前後移動させ
て走行車輪の同時の昇降動を、また枢支軸を支点
にした揺動で走行車輪の背反した昇降動を行わし
めるように構成した水田作業機において、機体本
体側のガイドバーに前後方向摺動自在にスライド
ホルダを支承し、該スライドホルダに水平制御用
シリンダを設け、水平制御用シリンダと天秤腕と
を、水平制御用シリンダの作動で天秤腕の揺動を
行うよう天秤腕側に一体的に設けた作動腕を介し
て連繋すると共に、前記水平制御用シリンダに対
する油圧バルブからの一対の配管を、途中で交叉
する状態で振り分け状に配したことを特徴とする
ものである。
を一掃することができる水田作業機における走行
車輪の昇降制御装置を提供することを目的として
創案されたものであつて、左右走行車輪がそれぞ
れ両端部に連繋される天秤腕を、前後方向に変位
する昇降制御用シリンダのロツド先端部側に揺動
自在に枢支し、そのシリンダ作動で前後移動させ
て走行車輪の同時の昇降動を、また枢支軸を支点
にした揺動で走行車輪の背反した昇降動を行わし
めるように構成した水田作業機において、機体本
体側のガイドバーに前後方向摺動自在にスライド
ホルダを支承し、該スライドホルダに水平制御用
シリンダを設け、水平制御用シリンダと天秤腕と
を、水平制御用シリンダの作動で天秤腕の揺動を
行うよう天秤腕側に一体的に設けた作動腕を介し
て連繋すると共に、前記水平制御用シリンダに対
する油圧バルブからの一対の配管を、途中で交叉
する状態で振り分け状に配したことを特徴とする
ものである。
そして本考案は、この構成によつて、円滑で精
度の高い機体姿勢の制御を行うことができるよう
にしたものである。
度の高い機体姿勢の制御を行うことができるよう
にしたものである。
[実施例]
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、1は歩行型田植機の機体本
体であつて、該機体本体1の機体フレーム2の下
部には、後部は支軸3aに枢支され、前部はリン
ク3bによつて昇降自在に構成されたセンターフ
ロート3が設けられ、また機体フレーム2の後端
部には運転ハンドル4が後方上方に突出するよう
に設けられ、該運転ハンドル4に添うよう前低後
高状に傾斜した苗載台5が設けられている。ま
た、機体フレーム2の前部には、エンジン6が搭
載されているが、該エンジン6の後部に配設され
たトランスミツシヨンケース7の上部後方には、
油圧ポンプからの油路が連動連結された昇降制御
バルブ9が一体的に設けられている。そしてこの
昇降制御バルブ9と前記センターフロート3のリ
ンク枢支部とはロツド(図示せず)を介して連動
連結されており、センターフロート3が耕盤の凹
凸変化によつて上下揺動することに連繋して昇降
制御バルブ9が切換るようになつている。12は
昇降制御用バルブ9から後方に向けて突設された
昇降制御用シリンダであつて、該昇降制御用シリ
ンダ12は、シリンダ筒から出没するシリンダロ
ツド12aが機体後方に向けて伸縮作動するよう
になつているが、そのシリンダロツド12aの先
端(後端)部には摺動駒10が弾機10aによつ
て後方に弾圧される状態で軸芯方向摺動自在に嵌
着されている。
する。図面において、1は歩行型田植機の機体本
体であつて、該機体本体1の機体フレーム2の下
部には、後部は支軸3aに枢支され、前部はリン
ク3bによつて昇降自在に構成されたセンターフ
ロート3が設けられ、また機体フレーム2の後端
部には運転ハンドル4が後方上方に突出するよう
に設けられ、該運転ハンドル4に添うよう前低後
高状に傾斜した苗載台5が設けられている。ま
た、機体フレーム2の前部には、エンジン6が搭
載されているが、該エンジン6の後部に配設され
たトランスミツシヨンケース7の上部後方には、
油圧ポンプからの油路が連動連結された昇降制御
バルブ9が一体的に設けられている。そしてこの
昇降制御バルブ9と前記センターフロート3のリ
ンク枢支部とはロツド(図示せず)を介して連動
連結されており、センターフロート3が耕盤の凹
凸変化によつて上下揺動することに連繋して昇降
制御バルブ9が切換るようになつている。12は
昇降制御用バルブ9から後方に向けて突設された
昇降制御用シリンダであつて、該昇降制御用シリ
ンダ12は、シリンダ筒から出没するシリンダロ
ツド12aが機体後方に向けて伸縮作動するよう
になつているが、そのシリンダロツド12aの先
端(後端)部には摺動駒10が弾機10aによつ
て後方に弾圧される状態で軸芯方向摺動自在に嵌
着されている。
さらにトランスミツシヨンケース7の後面部に
は板体13が一体的に固定されているが、該板体
13と機体フレーム2に立設した支持ブラケツト
14との間に、昇降制御用シリンダ12を左右か
ら挟むようにして一対のガイドバー15が一体的
に設けられている。このガイドバー15にはスラ
イドホルダ16が前後方向摺動自在に組付け支承
されている。そしてこのスライドホルダ16の左
右取付け腕16aの間には、水平制御用シリンダ
を構成する水平制御用シリンダ17のシリンダロ
ツド17aの両端部が一体的に支架されている。
この水平制御用シリンダ17は、復動式のもので
あつて、前方にある水平制御用油圧バルブ18か
らの送油によつてシリンダ筒17bが左右方向に
移動するものである。さらにスライドホルダ16
の上面には枢支腕16bが後方の天秤腕19の方
向に向けて一体的に延設されている。また天秤腕
19は、上下二枚の板体を積層状に重合して形成
されているが、天秤腕19の中央部は、前記摺動
駒10の上下に設けた枢軸10bに揺動自在に軸
支され、これによつて天秤腕19は左右方向に水
平揺動自在に構成されている。
は板体13が一体的に固定されているが、該板体
13と機体フレーム2に立設した支持ブラケツト
14との間に、昇降制御用シリンダ12を左右か
ら挟むようにして一対のガイドバー15が一体的
に設けられている。このガイドバー15にはスラ
イドホルダ16が前後方向摺動自在に組付け支承
されている。そしてこのスライドホルダ16の左
右取付け腕16aの間には、水平制御用シリンダ
を構成する水平制御用シリンダ17のシリンダロ
ツド17aの両端部が一体的に支架されている。
この水平制御用シリンダ17は、復動式のもので
あつて、前方にある水平制御用油圧バルブ18か
らの送油によつてシリンダ筒17bが左右方向に
移動するものである。さらにスライドホルダ16
の上面には枢支腕16bが後方の天秤腕19の方
向に向けて一体的に延設されている。また天秤腕
19は、上下二枚の板体を積層状に重合して形成
されているが、天秤腕19の中央部は、前記摺動
駒10の上下に設けた枢軸10bに揺動自在に軸
支され、これによつて天秤腕19は左右方向に水
平揺動自在に構成されている。
さらに上記天秤腕19の中央部上面には、作動
腕19bが前方に向けて一体的に突成されている
が、この作動腕19bの、スライドホルダ16の
下面に重合する先端部には前後長孔状の融通孔1
9cが穿設されている。また作動腕19bの基端
部には、前記摺動駒10の枢軸10bと略同芯位
置にピン軸19dが突設されており(このピン軸
19dは必要において枢軸10bと一体化するこ
ともできる)、このピン軸19dに前述したスラ
イドホルダ16から延設した枢支腕16bの先端
部が揺動自在に枢支されている。一方、シリンダ
筒17bから突設した作動ピン(作動体)17c
が、スライドホルダ16に穿設した左右方向に長
いガイド孔16cを貫通し融通孔19cに貫通係
合している。そして油圧バルブ18の作動制御に
よりシリンダ筒17bが左右移動した場合に、該
移動する作動ピン17cによつて、作動腕19b
は、枢支腕16bに支持される構造で、ピン軸1
9dを支点として強制的に揺動変位せしめられ、
これによつて天秤腕19は水平揺動をするように
なつている。そしてこの天秤腕19の左右両端部
から作動ロツド20、揺動腕21、スイングケー
ス22を介して連動連結された走行車輪23の背
反的な上下動を行つて、機体の左右水平姿勢制御
を行うようになつている。尚、油圧バルブ18の
切換え作動は、センターフロート3の前部左右に
配した感知フロート24がリンク(図示せず)を
介して油圧バルブ18に連動連結されており、左
右耕盤の凹凸を感知フロート24が感知した場合
に、これに対応して油圧バルブ18が切り換えら
れ、機体の左右水平姿勢が田面に対して略一定に
保たれるよう制御されるようになつている。ま
た、25は油圧バルブ18と水平制御用シリンダ
17とを連結する配管であが、この配管25は、
昇降制御シリンダ12の左右に振り分け状に配さ
れており、かつ水平制御用シリンダ17の近傍で
交叉して左右逆配置でシリンダ筒17aの前縁部
に連通連結されている。
腕19bが前方に向けて一体的に突成されている
が、この作動腕19bの、スライドホルダ16の
下面に重合する先端部には前後長孔状の融通孔1
9cが穿設されている。また作動腕19bの基端
部には、前記摺動駒10の枢軸10bと略同芯位
置にピン軸19dが突設されており(このピン軸
19dは必要において枢軸10bと一体化するこ
ともできる)、このピン軸19dに前述したスラ
イドホルダ16から延設した枢支腕16bの先端
部が揺動自在に枢支されている。一方、シリンダ
筒17bから突設した作動ピン(作動体)17c
が、スライドホルダ16に穿設した左右方向に長
いガイド孔16cを貫通し融通孔19cに貫通係
合している。そして油圧バルブ18の作動制御に
よりシリンダ筒17bが左右移動した場合に、該
移動する作動ピン17cによつて、作動腕19b
は、枢支腕16bに支持される構造で、ピン軸1
9dを支点として強制的に揺動変位せしめられ、
これによつて天秤腕19は水平揺動をするように
なつている。そしてこの天秤腕19の左右両端部
から作動ロツド20、揺動腕21、スイングケー
ス22を介して連動連結された走行車輪23の背
反的な上下動を行つて、機体の左右水平姿勢制御
を行うようになつている。尚、油圧バルブ18の
切換え作動は、センターフロート3の前部左右に
配した感知フロート24がリンク(図示せず)を
介して油圧バルブ18に連動連結されており、左
右耕盤の凹凸を感知フロート24が感知した場合
に、これに対応して油圧バルブ18が切り換えら
れ、機体の左右水平姿勢が田面に対して略一定に
保たれるよう制御されるようになつている。ま
た、25は油圧バルブ18と水平制御用シリンダ
17とを連結する配管であが、この配管25は、
昇降制御シリンダ12の左右に振り分け状に配さ
れており、かつ水平制御用シリンダ17の近傍で
交叉して左右逆配置でシリンダ筒17aの前縁部
に連通連結されている。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、機体本体の走行タイミングを合せた植付け爪
Pの植付け作動によつて苗載台5に載置された植
付苗が掻取られて田面に植付けられることとなる
が、この様な植付け走行の際に、耕盤の凹凸変化
によつて機体が前後に変化しようとする場合に、
センターフロート3がこれを感知し、これに対応
して昇降制御バルブ9が切り換えられて昇降制御
用シリンダ12が前後伸縮作動をして摺動駒10
を前後移動させることとなり、これによつて天秤
腕19を前後方向に平行移動させ、走行車輪23
の左右同時の昇降動制御をし、機体の前後姿勢が
田面に対して略一定となるように制御されること
となる。そしてこのとき、枢軸10bを介して連
動連結されたスライドホルダ16は、水平制御用
シリンダ17と共に天秤腕19に追随してガイド
バー15にガイドされながら一体移動することに
なる。
て、機体本体の走行タイミングを合せた植付け爪
Pの植付け作動によつて苗載台5に載置された植
付苗が掻取られて田面に植付けられることとなる
が、この様な植付け走行の際に、耕盤の凹凸変化
によつて機体が前後に変化しようとする場合に、
センターフロート3がこれを感知し、これに対応
して昇降制御バルブ9が切り換えられて昇降制御
用シリンダ12が前後伸縮作動をして摺動駒10
を前後移動させることとなり、これによつて天秤
腕19を前後方向に平行移動させ、走行車輪23
の左右同時の昇降動制御をし、機体の前後姿勢が
田面に対して略一定となるように制御されること
となる。そしてこのとき、枢軸10bを介して連
動連結されたスライドホルダ16は、水平制御用
シリンダ17と共に天秤腕19に追随してガイド
バー15にガイドされながら一体移動することに
なる。
一方、左右耕盤の凹凸を感知フロート24が感
知した場合に、水平制御用油圧バルブ18が切り
換えられて水平制御用シリンダ17のシリンダ筒
17bが左右移動をする。すると、作動腕19b
がピン軸19dを支点として揺動し、而して天秤
腕19も枢軸10bを支点として水平揺動をし
て、左右走行車輪23の互いに背反する方向の昇
降動制御を成して機体の左右姿勢が田面にちして
略一定となるよう制御されることとなる。
知した場合に、水平制御用油圧バルブ18が切り
換えられて水平制御用シリンダ17のシリンダ筒
17bが左右移動をする。すると、作動腕19b
がピン軸19dを支点として揺動し、而して天秤
腕19も枢軸10bを支点として水平揺動をし
て、左右走行車輪23の互いに背反する方向の昇
降動制御を成して機体の左右姿勢が田面にちして
略一定となるよう制御されることとなる。
この様に本考案においては、センターフロート
3と感知フロート24との感知作動によつて、左
右走行車輪23を同時に同方向か互いに背反する
逆方向かの昇降動制御を行い、機体姿勢を、耕盤
の前後および左右凹凸変化に拘らず田面に対して
略一定となるよう積極的に制御して、整然とした
精度の高い植付け作業を行うことができるもので
ある。しかも天秤腕19は、昇降制御用シリンダ
12側に実施例のものでは摺動駒10を介して枢
支されていて、円滑な水平揺動と前後移動がその
まま保証されるものであるが、天秤腕19の水平
揺動は、従来の如く天秤腕とシリンダロツドとの
間に設けたシリンダによつて行うものではなく、
機体側のガイドバー15にスライドホルダ16を
介して支持される水平制御用シリンダ12の作動
によつて成されることになる。従つて天秤腕19
が水平揺動する際に生じる曲げ荷重は、従来の如
く昇降制御用シリンダ12側で受けるのではな
く、スライドホルダ16を介して機体側のガイド
バー15で殆ど受けるにこととなる。この結果、
昇降制御用シリンダ12は、スライドホルダ16
と共に天秤腕19を前後方向に変位せしめるとい
う前後方向のシリンダ伸縮方向に添う直線的な荷
重を主に受ければ良いだけとなつて、伸縮作動が
確実で、しかも昇降制御用シリンダ12自体を曲
げ荷重に備えるべく大型のものにする必要も無く
なり、小型軽量化に大いに寄与できることにな
る。
3と感知フロート24との感知作動によつて、左
右走行車輪23を同時に同方向か互いに背反する
逆方向かの昇降動制御を行い、機体姿勢を、耕盤
の前後および左右凹凸変化に拘らず田面に対して
略一定となるよう積極的に制御して、整然とした
精度の高い植付け作業を行うことができるもので
ある。しかも天秤腕19は、昇降制御用シリンダ
12側に実施例のものでは摺動駒10を介して枢
支されていて、円滑な水平揺動と前後移動がその
まま保証されるものであるが、天秤腕19の水平
揺動は、従来の如く天秤腕とシリンダロツドとの
間に設けたシリンダによつて行うものではなく、
機体側のガイドバー15にスライドホルダ16を
介して支持される水平制御用シリンダ12の作動
によつて成されることになる。従つて天秤腕19
が水平揺動する際に生じる曲げ荷重は、従来の如
く昇降制御用シリンダ12側で受けるのではな
く、スライドホルダ16を介して機体側のガイド
バー15で殆ど受けるにこととなる。この結果、
昇降制御用シリンダ12は、スライドホルダ16
と共に天秤腕19を前後方向に変位せしめるとい
う前後方向のシリンダ伸縮方向に添う直線的な荷
重を主に受ければ良いだけとなつて、伸縮作動が
確実で、しかも昇降制御用シリンダ12自体を曲
げ荷重に備えるべく大型のものにする必要も無く
なり、小型軽量化に大いに寄与できることにな
る。
そのうえ上記水平制御を行う水平制御用シリン
ダ17への配管25は、左右振り分け状になつて
おり、かつこれが水平制御用シリンダ17の近傍
で交叉してそのまま水平制御用シリンダ17に前
側で連結されている。この結果、配管25は、水
平制御用シリンダ17の後方に配される天秤腕1
9、摺動駒等の部材に何ら邪魔されることなく、
しかもこれら部材に接触することなく組付けるこ
とができる。この結果、配管25の組付け作業が
極めて容易になる許りでなく、配管25が他部材
と干渉して折れたり傷ついたりする不具合を確実
に防止できることになる。しかも配管25を途中
で交叉せしめたことによつて、水平制御用シリン
ダ17が前後移動し、あるいはシリンダ筒17a
が左右移動するために必要な配管25の余裕を有
効に確保することを、配管を殊更長くすることな
く最小限の長さで達成できて、構造の簡略化と部
材の節約が成され、コンパクトで確実な姿勢制御
を行うことができる。
ダ17への配管25は、左右振り分け状になつて
おり、かつこれが水平制御用シリンダ17の近傍
で交叉してそのまま水平制御用シリンダ17に前
側で連結されている。この結果、配管25は、水
平制御用シリンダ17の後方に配される天秤腕1
9、摺動駒等の部材に何ら邪魔されることなく、
しかもこれら部材に接触することなく組付けるこ
とができる。この結果、配管25の組付け作業が
極めて容易になる許りでなく、配管25が他部材
と干渉して折れたり傷ついたりする不具合を確実
に防止できることになる。しかも配管25を途中
で交叉せしめたことによつて、水平制御用シリン
ダ17が前後移動し、あるいはシリンダ筒17a
が左右移動するために必要な配管25の余裕を有
効に確保することを、配管を殊更長くすることな
く最小限の長さで達成できて、構造の簡略化と部
材の節約が成され、コンパクトで確実な姿勢制御
を行うことができる。
[作用効果]
以上要するに、本考案は叙述の如く構成された
ものであるから、天秤腕を揺動させるための水平
制御用シリンダは、スライドホルダを介して機体
側のガイドバーに前後移動自在に支持され、天秤
腕を水平揺動させる際の曲げ荷重は、従来の如く
昇降制御シリンダ側ではなく、スライドホルダを
ガイドする機体側のガイドバーで受けられること
になり、従つて昇降制御シリンダに対しては曲げ
荷重が作用することが回避されることになる。し
かも水平制御用シリンダへの配管は、途中で交叉
する状態で左右振り分けて配したから、水平制御
用シリンダが前後移動し、あるいは左右変位する
場合の配管の余裕を、最小限の配管長で確保でき
ることになる。そのうえ配管が、天秤腕等の部材
に干渉してしまうことも回避することができて、
配管の有効な保護が果たし得るうえに、配管の組
付けを大いに簡略化し得ることになる。
ものであるから、天秤腕を揺動させるための水平
制御用シリンダは、スライドホルダを介して機体
側のガイドバーに前後移動自在に支持され、天秤
腕を水平揺動させる際の曲げ荷重は、従来の如く
昇降制御シリンダ側ではなく、スライドホルダを
ガイドする機体側のガイドバーで受けられること
になり、従つて昇降制御シリンダに対しては曲げ
荷重が作用することが回避されることになる。し
かも水平制御用シリンダへの配管は、途中で交叉
する状態で左右振り分けて配したから、水平制御
用シリンダが前後移動し、あるいは左右変位する
場合の配管の余裕を、最小限の配管長で確保でき
ることになる。そのうえ配管が、天秤腕等の部材
に干渉してしまうことも回避することができて、
配管の有効な保護が果たし得るうえに、配管の組
付けを大いに簡略化し得ることになる。
図面は、本考案に係る走行車輪の昇降制御装置
の実施例を示したものであつて、第1図は歩行型
田植機の全体側面図、第2図は昇降制御部の一部
を切欠いた拡大側面図、第3図は同上平面図、第
4図は昇降制御部の要部斜視図である。 図中、1は機体本体、12は昇降制御用シリン
ダ、15はガイドバー、16はスライドホルダ、
17は水平制御用シリンダ、19は天秤腕、23
は走行車輪、25は配管である。
の実施例を示したものであつて、第1図は歩行型
田植機の全体側面図、第2図は昇降制御部の一部
を切欠いた拡大側面図、第3図は同上平面図、第
4図は昇降制御部の要部斜視図である。 図中、1は機体本体、12は昇降制御用シリン
ダ、15はガイドバー、16はスライドホルダ、
17は水平制御用シリンダ、19は天秤腕、23
は走行車輪、25は配管である。
Claims (1)
- 左右走行車輪がそれぞれ両端部に連繋される天
秤腕を、前後方向に変位する昇降制御用シリンダ
のロツド先端部側に揺動自在に枢支し、そのシリ
ンダ作動で前後移動させて走行車輪の同時の昇降
動を、また枢支軸を支点にした揺動で走行車輪の
背反した昇降動を行わしめるように構成した水田
作業機において、機体本体側のガイドバーに前後
方向摺動自在にスライドホルダを支承し、該スラ
イドホルダに水平制御用シリンダを設け、水平制
御用シリンダシリンダと天秤腕とを、水平制御用
シリンダの作動で天秤腕の揺動を行うよう天秤腕
側に一体的に設けた作動腕を介して連繋すると共
に、前記水平制御用シリンダに対する油圧バルブ
からの一対の配管を、途中で交叉する状態で振り
分け状に配したことを特徴とする水田作業機にお
ける走行車輪の昇降制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8771087U JPH0455452Y2 (ja) | 1987-06-06 | 1987-06-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8771087U JPH0455452Y2 (ja) | 1987-06-06 | 1987-06-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63196912U JPS63196912U (ja) | 1988-12-19 |
JPH0455452Y2 true JPH0455452Y2 (ja) | 1992-12-25 |
Family
ID=30945168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8771087U Expired JPH0455452Y2 (ja) | 1987-06-06 | 1987-06-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0455452Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-06-06 JP JP8771087U patent/JPH0455452Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63196912U (ja) | 1988-12-19 |
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