JPH0455421Y2 - - Google Patents
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- JPH0455421Y2 JPH0455421Y2 JP1986183292U JP18329286U JPH0455421Y2 JP H0455421 Y2 JPH0455421 Y2 JP H0455421Y2 JP 1986183292 U JP1986183292 U JP 1986183292U JP 18329286 U JP18329286 U JP 18329286U JP H0455421 Y2 JPH0455421 Y2 JP H0455421Y2
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- clip
- flat flexible
- flexible cable
- terminal
- actuator
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R12/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
- H01R12/50—Fixed connections
- H01R12/59—Fixed connections for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures
- H01R12/61—Fixed connections for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures connecting to flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R12/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
- H01R12/50—Fixed connections
- H01R12/59—Fixed connections for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures
- H01R12/62—Fixed connections for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures connecting to rigid printed circuits or like structures
Landscapes
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は平型柔軟ケーブルの為のコネクタに係
わり、更に詳しくはフレキシブルフラツトケーブ
ル(FFC)又はフレキシブルプリントテイツド
サーキツト(FPC)等と称されるケーブルを互
いに中継するに好適な電気コネクタに関する。
わり、更に詳しくはフレキシブルフラツトケーブ
ル(FFC)又はフレキシブルプリントテイツド
サーキツト(FPC)等と称されるケーブルを互
いに中継するに好適な電気コネクタに関する。
[従来の技術]
周知の通り、上記したような平型柔軟ケーブル
は多方面で利用され、又この平型柔軟ケーブルを
他の電気回路へ接続する技術も種々のものが実用
されている。その典型的な技術は、いわゆる差込
み方式の電気コネクタである。即ち、端子装着空
間を有するコネクタハウジングと、コネクタハウ
ジング内に配された端子と、平型柔軟ケーブルを
挿入保持する為の挿入保持体より成り、予め平型
柔軟ケーブルの端末の絶縁被覆をはぎとり導体を
露出させた後に、この露出導体部分を端子に差込
み、次いで挿入保持体をハウジングに挿入してロ
ツクすることにより、挿入保持体と端子の間に弾
発的に導体を挟持させ電気的接続を図るようにし
たものである。
は多方面で利用され、又この平型柔軟ケーブルを
他の電気回路へ接続する技術も種々のものが実用
されている。その典型的な技術は、いわゆる差込
み方式の電気コネクタである。即ち、端子装着空
間を有するコネクタハウジングと、コネクタハウ
ジング内に配された端子と、平型柔軟ケーブルを
挿入保持する為の挿入保持体より成り、予め平型
柔軟ケーブルの端末の絶縁被覆をはぎとり導体を
露出させた後に、この露出導体部分を端子に差込
み、次いで挿入保持体をハウジングに挿入してロ
ツクすることにより、挿入保持体と端子の間に弾
発的に導体を挟持させ電気的接続を図るようにし
たものである。
差込み方式の電気コネクタを使用しない接続技
術も知られていた。
術も知られていた。
一つは、実開昭58−60873号公報で開示された
技術で、端部一側で導体を露出させた平型柔軟ケ
ーブルを重ねて、一方のケーブルと他方のケーブ
ルの各導体を互いに接続させた状態で、溝を有す
る部材の溝内に差し込み、かつ溝の余裕空間を埋
めるように、板状の弾性体を嵌入するようにした
接続装置である。
技術で、端部一側で導体を露出させた平型柔軟ケ
ーブルを重ねて、一方のケーブルと他方のケーブ
ルの各導体を互いに接続させた状態で、溝を有す
る部材の溝内に差し込み、かつ溝の余裕空間を埋
めるように、板状の弾性体を嵌入するようにした
接続装置である。
今一つは、実開昭58−144775号公報で開示され
た技術で、断面をU字状としたクランプを使用
し、このクランプで、導体を露出させた平型柔軟
ケーブルの端部とプリント基板や電気部品の端子
部分を挟持するようにしたFPC用コネクタであ
る。
た技術で、断面をU字状としたクランプを使用
し、このクランプで、導体を露出させた平型柔軟
ケーブルの端部とプリント基板や電気部品の端子
部分を挟持するようにしたFPC用コネクタであ
る。
[考案が解決しようとする問題点]
上記差込み方式の電気コネクタを使用した従来
技術や実開昭58−14475号で開示された従来技術
は、基本的にはプリント回路基板等の回路に接続
される端子に対して平型柔軟ケーブルの導体を接
続するものなので、平型柔軟ケーブルをプリント
回路基板等に直接接続するには好適であつて、各
分野に於いて広く実用されているものであるが、
次の点に於いて問題点を有することも事実であ
る。即ち平型柔軟ケーブルの各導体を電気コネ
クタの端子に対してではなく、他方の平型柔軟ケ
ーブルの対応する導体に直接接続するような場
合、即ち平型柔軟ケーブル同志を直接中継する中
継コネクタとして用いるような場合には、好適で
ないばかりか、仮にこれを用いたとしてもいつた
ん端子を介在するので、この端子分の部品点数が
増すこととなり、このコネクタをより低価格、小
型コンパクトにする点に於いて一定の限界がある
とことや、端子への接続作業分だけ接続数が増加
するので究極に於いて必ずしも好適ではない。又
これらの従来技術に於いては、平型柔軟ケーブ
ルの導体と端子とを接触させる場合には、端子先
端の鋭い爪を導体部分に弾発的に接触させ、挿脱
する時は爪が導体の面に圧接しながら摺察する態
様となるので、挿脱回数が多いと導体面のメツキ
面を剥し、電気的接続精度が低下するおそれもあ
る。更に周知の通り、この種のものは導体間と
端子間のピツチが正確でなければならず、即ち、
一定の公差内にとどめなければならない。且つ、
近時に於いては、導体間のピツチがより一層極小
となつてきたので、極小ピツチになればなる程、
より一層この公差も一定の範囲にとどめなければ
ならない。それ故に製造段階に於いて高精度が要
求される。
技術や実開昭58−14475号で開示された従来技術
は、基本的にはプリント回路基板等の回路に接続
される端子に対して平型柔軟ケーブルの導体を接
続するものなので、平型柔軟ケーブルをプリント
回路基板等に直接接続するには好適であつて、各
分野に於いて広く実用されているものであるが、
次の点に於いて問題点を有することも事実であ
る。即ち平型柔軟ケーブルの各導体を電気コネ
クタの端子に対してではなく、他方の平型柔軟ケ
ーブルの対応する導体に直接接続するような場
合、即ち平型柔軟ケーブル同志を直接中継する中
継コネクタとして用いるような場合には、好適で
ないばかりか、仮にこれを用いたとしてもいつた
ん端子を介在するので、この端子分の部品点数が
増すこととなり、このコネクタをより低価格、小
型コンパクトにする点に於いて一定の限界がある
とことや、端子への接続作業分だけ接続数が増加
するので究極に於いて必ずしも好適ではない。又
これらの従来技術に於いては、平型柔軟ケーブ
ルの導体と端子とを接触させる場合には、端子先
端の鋭い爪を導体部分に弾発的に接触させ、挿脱
する時は爪が導体の面に圧接しながら摺察する態
様となるので、挿脱回数が多いと導体面のメツキ
面を剥し、電気的接続精度が低下するおそれもあ
る。更に周知の通り、この種のものは導体間と
端子間のピツチが正確でなければならず、即ち、
一定の公差内にとどめなければならない。且つ、
近時に於いては、導体間のピツチがより一層極小
となつてきたので、極小ピツチになればなる程、
より一層この公差も一定の範囲にとどめなければ
ならない。それ故に製造段階に於いて高精度が要
求される。
所で、従来は、平型柔軟ケーブルの各導体間の
ピツチ公差と、端子側のピツチ公差の双方の点を
一定の基準に照らして満足せねばならないので、
より一層製造がむずかしくなる傾向にある。等々
の問題である。実開昭58−60873号に開示され
た従来技術は、平型柔軟ケーブル相互を直接接続
することができ、上記〜の問題点は存在しな
いが平型柔軟ケーブルが溝から抜け易いこと、導
体どうしは単に面接触状態で接続されるなど、接
触の信頼性に難点があつた。
ピツチ公差と、端子側のピツチ公差の双方の点を
一定の基準に照らして満足せねばならないので、
より一層製造がむずかしくなる傾向にある。等々
の問題である。実開昭58−60873号に開示され
た従来技術は、平型柔軟ケーブル相互を直接接続
することができ、上記〜の問題点は存在しな
いが平型柔軟ケーブルが溝から抜け易いこと、導
体どうしは単に面接触状態で接続されるなど、接
触の信頼性に難点があつた。
従つて本考案の目的とする所は、一方の平型
柔軟ケーブルと他方の平型柔軟ケーブルを直接中
継するに好適な電気コネクタを提供するにある。
即ち、一方の平型柔軟ケーブルの露出した端末導
体と、他方の平型柔軟ケーブルの露出した端末導
体とを直接重ね合わせて接続できる電気コネクタ
を提供するにあり、換言すれば端子を介在させる
ことなく一方と他方を接続でき、それ故により低
価格、より小型コンパクトに製造でき、且つ接続
作業も容易なる電気コネクタを提供するにある。
柔軟ケーブルと他方の平型柔軟ケーブルを直接中
継するに好適な電気コネクタを提供するにある。
即ち、一方の平型柔軟ケーブルの露出した端末導
体と、他方の平型柔軟ケーブルの露出した端末導
体とを直接重ね合わせて接続できる電気コネクタ
を提供するにあり、換言すれば端子を介在させる
ことなく一方と他方を接続でき、それ故により低
価格、より小型コンパクトに製造でき、且つ接続
作業も容易なる電気コネクタを提供するにある。
又挿脱の回数が比較的多くても、接続すべき
平型柔軟ケーブルの導体のメツキ面を爪のような
もので傷つけることがなく、従つて電気的接触精
度を常時良好に保つことのできる平型柔軟ケーブ
ル接続用の電気コネクタを提供するにある。
平型柔軟ケーブルの導体のメツキ面を爪のような
もので傷つけることがなく、従つて電気的接触精
度を常時良好に保つことのできる平型柔軟ケーブ
ル接続用の電気コネクタを提供するにある。
更に、一方の平型柔軟ケーブルの露出した端
末導体と、他方の平型柔軟ケーブルの露出した端
末導体とを直接重ね合わせて接続することによ
り、端子側のピツチ公差を問題とすることなく、
即ち唯一平型柔軟ケーブルのピツチ公差を一定の
基準に照らして満足さえすれば、常時電気的に良
好に接続することができ、それ故に製造し易い電
気コネクタを提供するにある。
末導体と、他方の平型柔軟ケーブルの露出した端
末導体とを直接重ね合わせて接続することによ
り、端子側のピツチ公差を問題とすることなく、
即ち唯一平型柔軟ケーブルのピツチ公差を一定の
基準に照らして満足さえすれば、常時電気的に良
好に接続することができ、それ故に製造し易い電
気コネクタを提供するにある。
そして、互いに接続された平型柔軟ケーブル
の良好な接続状態が、確実に維持できる電気コネ
クタを提供するにある。
の良好な接続状態が、確実に維持できる電気コネ
クタを提供するにある。
[問題点を解決する為の手段]
上記目的を達成する為に本考案は次の技術的手
段を有する。即ち、実施例に対応する添付図面中
の符号を用いてこれを説明すると、本考案は一方
の平型柔軟ケーブルと他方の平型柔軟ケーブルを
接続する為の電気コネクタであつて、 互いに接続すべき一方と他方の平型柔軟ケーブ
ル24,25の各端末の導体部分26,27を一
面側に於いて露出させ、それら一方と他方の平型
柔軟ケーブルの露出した端末導体26,27同志
を重ね合わせた状態で保持される電気コネクタに
おいて、上記重ね合わせた平型柔軟ケーブル2
4,25が位置決めされる挟持壁5が形成された
アクチユエータ1と、このアクチユエータ1の挟
持壁5の自由端8側から差込んで、その上下面
7,6に弾発的に着座し、挟持壁5の上面7側に
挿入位置決めされた上記一対の平型柔軟ケーブル
24,25の重ね合わされた端末を挟持壁5の上
面7との間で挟持する為の少なくとも上下クリツ
プ面12,13を連結片30で一体化した略U字
状に形成されたクリツプ11を有し、且つ上記上
下のクリツプ面12,13は、そこに挟持される
べき平型柔軟ケーブルの各導体数と同じ数だけの
クリツプ片14a〜14f,15a〜15fに分
割され、而も上面の各クリツプ片14a〜14f
の裏面21には接触突起22が形成されていると
共に、上記アクチユエータ1の左右の壁3,4の
内側と、上記クリツプ11の外側縁にクリツプの
差込状態を保持する為の係合手段が設けてあるこ
とを特徴とする平型柔軟ケーブルの為の電気コネ
クタである。
段を有する。即ち、実施例に対応する添付図面中
の符号を用いてこれを説明すると、本考案は一方
の平型柔軟ケーブルと他方の平型柔軟ケーブルを
接続する為の電気コネクタであつて、 互いに接続すべき一方と他方の平型柔軟ケーブ
ル24,25の各端末の導体部分26,27を一
面側に於いて露出させ、それら一方と他方の平型
柔軟ケーブルの露出した端末導体26,27同志
を重ね合わせた状態で保持される電気コネクタに
おいて、上記重ね合わせた平型柔軟ケーブル2
4,25が位置決めされる挟持壁5が形成された
アクチユエータ1と、このアクチユエータ1の挟
持壁5の自由端8側から差込んで、その上下面
7,6に弾発的に着座し、挟持壁5の上面7側に
挿入位置決めされた上記一対の平型柔軟ケーブル
24,25の重ね合わされた端末を挟持壁5の上
面7との間で挟持する為の少なくとも上下クリツ
プ面12,13を連結片30で一体化した略U字
状に形成されたクリツプ11を有し、且つ上記上
下のクリツプ面12,13は、そこに挟持される
べき平型柔軟ケーブルの各導体数と同じ数だけの
クリツプ片14a〜14f,15a〜15fに分
割され、而も上面の各クリツプ片14a〜14f
の裏面21には接触突起22が形成されていると
共に、上記アクチユエータ1の左右の壁3,4の
内側と、上記クリツプ11の外側縁にクリツプの
差込状態を保持する為の係合手段が設けてあるこ
とを特徴とする平型柔軟ケーブルの為の電気コネ
クタである。
[作用]
上記構成なので、これを用いる時には、一方と
他方の平型柔軟ケーブル24,25の端末の導体
26,27を各々一面側に於いて露出させる。次
いで、それら平型柔軟ケーブル24,25の端末
導体26,27同志を重ね合わせる。即ち一方と
他方の平型柔軟ケーブルの導体26,27同志が
互いに接触し合い、一方と他方のケーブルの絶縁
被覆部分28,29が各々外側に位置する。この
時、一方と他方の平型柔軟ケーブルの導体間のピ
ツチが合つているので、導体同志は必ず接触す
る。
他方の平型柔軟ケーブル24,25の端末の導体
26,27を各々一面側に於いて露出させる。次
いで、それら平型柔軟ケーブル24,25の端末
導体26,27同志を重ね合わせる。即ち一方と
他方の平型柔軟ケーブルの導体26,27同志が
互いに接触し合い、一方と他方のケーブルの絶縁
被覆部分28,29が各々外側に位置する。この
時、一方と他方の平型柔軟ケーブルの導体間のピ
ツチが合つているので、導体同志は必ず接触す
る。
次に、この一対のケーブルの端末をアクチユエ
ータ1の挟持壁5の上面7に挿通し、そこに位置
決めする。他方、アクチユエータ1の挟持壁5の
自由端8側に予めクリツプ11を僅かながら装着
しておき、上気したように一対のケーブルの重ね
た端末を挟持壁5の上面7に位置決めしたなら
ば、クリツプ11を挟持壁5の奥に差し込む。こ
れによりクリツプ11は挟持壁5を弾発的に挟持
する。即ち、挟持壁5の上面7と上クリツプ面の
各クリツプ片14a〜14fの間に一対の平型柔
軟ケーブル24,25の互いに重なり合つた端末
が挟持される。而も上クリツプ面12の各クリツ
プ片14a〜14fの裏面21には接触突起22
が形成されているので、この接触突起22部分が
電気的接続に必要な接触圧を挟持されている一対
の平型柔軟ケーブルの重なり合つた導体26,2
7部分に与える。それ故に、互いに接触し合つて
いる一方と他方のケーブルの導体26,27部分
は密接されて互いに電気的に接続される。且つ一
方と他方のケーブルは機械的にも接続され、互い
に中継される。挟持壁5の奥まで差し込まれたク
リツプ11は、アクチユエータ1の左右の壁3,
4の内側と、クリツプ11の外側縁に設けた係合
手段で、差込状態が保持され、必要な接触圧の電
気的接続が確実に維持される。
ータ1の挟持壁5の上面7に挿通し、そこに位置
決めする。他方、アクチユエータ1の挟持壁5の
自由端8側に予めクリツプ11を僅かながら装着
しておき、上気したように一対のケーブルの重ね
た端末を挟持壁5の上面7に位置決めしたなら
ば、クリツプ11を挟持壁5の奥に差し込む。こ
れによりクリツプ11は挟持壁5を弾発的に挟持
する。即ち、挟持壁5の上面7と上クリツプ面の
各クリツプ片14a〜14fの間に一対の平型柔
軟ケーブル24,25の互いに重なり合つた端末
が挟持される。而も上クリツプ面12の各クリツ
プ片14a〜14fの裏面21には接触突起22
が形成されているので、この接触突起22部分が
電気的接続に必要な接触圧を挟持されている一対
の平型柔軟ケーブルの重なり合つた導体26,2
7部分に与える。それ故に、互いに接触し合つて
いる一方と他方のケーブルの導体26,27部分
は密接されて互いに電気的に接続される。且つ一
方と他方のケーブルは機械的にも接続され、互い
に中継される。挟持壁5の奥まで差し込まれたク
リツプ11は、アクチユエータ1の左右の壁3,
4の内側と、クリツプ11の外側縁に設けた係合
手段で、差込状態が保持され、必要な接触圧の電
気的接続が確実に維持される。
[実施例]
次に添付図面に従い本考案の好適な実施例を詳
述する。
述する。
1はアクチユエータ全体を示し、前壁2と左右
壁3,4を有し、それらの間に所定厚さtの挟持
壁5が形成されている。より具体的に説明する
と、この挟持壁5は下面6が平坦であるものの、
上面7は、自由端8に近い部分が、斜面9として
形成され上面7は平坦部分と下面6の間の厚さが
tに定められている。そして左右壁3,4各々の
先端側にロツク突部10が形成されている。他
方、符号11はクリツプ全体を示し、上クリツプ
面12と下クリツプ面13を連結片30によつて
一体的に連結し、全体的にU字状に形成したもの
で、上クリツプ面12及び下クリツプ面13も
共々、複数のクリツプ片に分割されている。符号
14a,14b,14c,14d,14e,14
fは上クリツプ面に於ける複数のクリツプ片を示
し、符号15a,15b,15c,15d,15
e,15fは下クリツプ面に於ける複数のクリツ
プ片を示している。
壁3,4を有し、それらの間に所定厚さtの挟持
壁5が形成されている。より具体的に説明する
と、この挟持壁5は下面6が平坦であるものの、
上面7は、自由端8に近い部分が、斜面9として
形成され上面7は平坦部分と下面6の間の厚さが
tに定められている。そして左右壁3,4各々の
先端側にロツク突部10が形成されている。他
方、符号11はクリツプ全体を示し、上クリツプ
面12と下クリツプ面13を連結片30によつて
一体的に連結し、全体的にU字状に形成したもの
で、上クリツプ面12及び下クリツプ面13も
共々、複数のクリツプ片に分割されている。符号
14a,14b,14c,14d,14e,14
fは上クリツプ面に於ける複数のクリツプ片を示
し、符号15a,15b,15c,15d,15
e,15fは下クリツプ面に於ける複数のクリツ
プ片を示している。
これらのクリツプ片は上クリツプ面12及び下
クリツプ面13に共々等間隔にスリツト16,1
7を形成することによつて区画される。そして左
右側に位置するクリツプ片14a,14f及び1
5a,15fの各々側端にロツク凹部18を形成
する。従つて、このクリツプ11全体をアクチユ
エータ1の挟持壁5に挟持せしめ、而も予め定め
た差込位置へ差込んで挟持壁5に挟持させた時
に、アクチユエータ1の左右のロツク突部10と
クリツプ11の左右のロツク凹部18で構成され
た係合手段が互いに嵌合係止するようそれらの形
成位置及び形状が定められている。
クリツプ面13に共々等間隔にスリツト16,1
7を形成することによつて区画される。そして左
右側に位置するクリツプ片14a,14f及び1
5a,15fの各々側端にロツク凹部18を形成
する。従つて、このクリツプ11全体をアクチユ
エータ1の挟持壁5に挟持せしめ、而も予め定め
た差込位置へ差込んで挟持壁5に挟持させた時
に、アクチユエータ1の左右のロツク突部10と
クリツプ11の左右のロツク凹部18で構成され
た係合手段が互いに嵌合係止するようそれらの形
成位置及び形状が定められている。
さて、上記の上面及び下面の各クリツプ片14
a〜14f,15a〜15fの各々は、第2図に
示されるように常態に於いては、連結片30に連
らなつている部分から自由端19に近い部分20
の所までは次第に内側に向いた勾配状に保たれ、
上記部分20に於いて折曲げられ、その折曲部分
20から自由端19の所まではやや外側へ拡げら
れた形に保たれているもので、特に上面の各クリ
ツプ片14a〜14fの各々の折曲部分20の反
対側の裏面21には接触突起22が形成されてい
るものである。そして、常態に於いては、この接
触突起22の先端と、下面の各クリツプ片15a
〜15fの折曲部分20の反対側の裏面23の間
の距離Sは、挟持壁5の厚さtより小に設定され
ていて、挟持壁5にこのクリツプ11を挟む時に
は、各クリツプ片14a〜14f,15a〜15
fをやや外側へ拡開せしめ、この拡開により各ク
リツプ片に弾性エネルギーがたくわえられ、その
貯えられた弾力によつて各クリツプ片が挟持壁5
の面に弾発的に座すように定められているもので
ある。即ち、クリツプ11が弾発的に挟持壁5を
挟持するように定められている。
a〜14f,15a〜15fの各々は、第2図に
示されるように常態に於いては、連結片30に連
らなつている部分から自由端19に近い部分20
の所までは次第に内側に向いた勾配状に保たれ、
上記部分20に於いて折曲げられ、その折曲部分
20から自由端19の所まではやや外側へ拡げら
れた形に保たれているもので、特に上面の各クリ
ツプ片14a〜14fの各々の折曲部分20の反
対側の裏面21には接触突起22が形成されてい
るものである。そして、常態に於いては、この接
触突起22の先端と、下面の各クリツプ片15a
〜15fの折曲部分20の反対側の裏面23の間
の距離Sは、挟持壁5の厚さtより小に設定され
ていて、挟持壁5にこのクリツプ11を挟む時に
は、各クリツプ片14a〜14f,15a〜15
fをやや外側へ拡開せしめ、この拡開により各ク
リツプ片に弾性エネルギーがたくわえられ、その
貯えられた弾力によつて各クリツプ片が挟持壁5
の面に弾発的に座すように定められているもので
ある。即ち、クリツプ11が弾発的に挟持壁5を
挟持するように定められている。
而して符号24,25は各々一方の平型柔軟ケ
ーブル、他方の平型柔軟ケーブルを示し、これら
ケーブル各々の端末は接続前に於いてその一面側
の接続被覆が剥ぎとられ、その結果端末導体2
6,27が各々一面側に於いて露出せしめられ、
端末導体26,27の他面側にはそのまま絶縁被
覆28,29が残されるものであるが、今第3図
に示すように一方又は他方の平型柔軟ケーブル全
体24又は25の左右間の幅をWとすると、アク
チユエータの左右のロツク凸部10間の距離及び
クリツプ11の左右のロツク凹部18間の距離H
は、上記の平型柔軟ケーブルの幅Wを過不足なく
納め得る大きさに定められていると共に、一方と
他方の平型柔軟ケーブル24又は25の導体2
6,27の数をnとすると、上下面の各クリツプ
片の数も、左右両端に位置するクリツプ片14
a,14f,15a,15fを除き、残つたクリ
ツプ片の数も同じくnに定められ、従つて各導体
間のピツチをPとすると、各クリツプ片間のピツ
チもPに定められ、それ故に各クリツプ片14b
〜14eの折曲部20の裏面に形成される接触突
起22も各クリツプ片のピツチ基準線上の中央に
形成されているものである。
ーブル、他方の平型柔軟ケーブルを示し、これら
ケーブル各々の端末は接続前に於いてその一面側
の接続被覆が剥ぎとられ、その結果端末導体2
6,27が各々一面側に於いて露出せしめられ、
端末導体26,27の他面側にはそのまま絶縁被
覆28,29が残されるものであるが、今第3図
に示すように一方又は他方の平型柔軟ケーブル全
体24又は25の左右間の幅をWとすると、アク
チユエータの左右のロツク凸部10間の距離及び
クリツプ11の左右のロツク凹部18間の距離H
は、上記の平型柔軟ケーブルの幅Wを過不足なく
納め得る大きさに定められていると共に、一方と
他方の平型柔軟ケーブル24又は25の導体2
6,27の数をnとすると、上下面の各クリツプ
片の数も、左右両端に位置するクリツプ片14
a,14f,15a,15fを除き、残つたクリ
ツプ片の数も同じくnに定められ、従つて各導体
間のピツチをPとすると、各クリツプ片間のピツ
チもPに定められ、それ故に各クリツプ片14b
〜14eの折曲部20の裏面に形成される接触突
起22も各クリツプ片のピツチ基準線上の中央に
形成されているものである。
更に上記クリツプ11に関し、第7図に示すよ
うに、クリツプを構成する下クリツプ面の各クリ
ツプ片15a〜15f(図の例ではクリツプ15
d部分を示してある。)の各々に連結片31,3
2を一体的に連らね、下面のクリツプ片15dと
2つの連結片31,32によつて実質的にU字型
の差込クリツプ部33を形成し、該部分33をプ
リント基板34の端部に差込み、そこに挟持させ
るようにしてもよい。
うに、クリツプを構成する下クリツプ面の各クリ
ツプ片15a〜15f(図の例ではクリツプ15
d部分を示してある。)の各々に連結片31,3
2を一体的に連らね、下面のクリツプ片15dと
2つの連結片31,32によつて実質的にU字型
の差込クリツプ部33を形成し、該部分33をプ
リント基板34の端部に差込み、そこに挟持させ
るようにしてもよい。
上記構成に基き、動作を説明する。
先ず、一方と他方の平型柔軟ケーブル24,2
5の各々の端末の一側の絶縁被覆を除き、端末導
体26,27を一面側に於いて露出させる。即ち
露出した導体26,27の他側は絶縁被覆28,
29がそのまま残る。この後に、露出した端末導
体26,27同志を重ね合わせる。第4図は、コ
ネクタ装着前に於けるこの重ね合わせる様子を示
したもので、一部を破断して示してある。この重
ね合わせに関し、互いに接続されるべき、一方と
他方の平型柔軟ケーブル24,25の導体のピツ
チは同じなので、正確に対応する。
5の各々の端末の一側の絶縁被覆を除き、端末導
体26,27を一面側に於いて露出させる。即ち
露出した導体26,27の他側は絶縁被覆28,
29がそのまま残る。この後に、露出した端末導
体26,27同志を重ね合わせる。第4図は、コ
ネクタ装着前に於けるこの重ね合わせる様子を示
したもので、一部を破断して示してある。この重
ね合わせに関し、互いに接続されるべき、一方と
他方の平型柔軟ケーブル24,25の導体のピツ
チは同じなので、正確に対応する。
次に、この重ね合わせた端末の部分を、アクチ
ユエータ1の挟持壁5の上面7に導入し、そこに
位置決めする。この時、アクチユエータの左右壁
3,4のロツク凸部10間の距離Hは、平型柔軟
ケーブル24,25の左右の幅Wを過不足なく納
め得るように定められているので、左右にズレ、
対応せる導体同志の接触がズレたりすることがな
い。続いてクリツプ11を挟持壁5の自由端8側
から差込む。勿論、クリツプ11を予め挟持壁5
にやや差込んでおいて、そこから更に装着位置へ
深く差込むようにしてもよい。実際はむしろこの
方法が採られる。クリツプ11を差し込むと、即
ちロツク凹部18をロツク凸部10に嵌合係止さ
せると上クリツプ面の各クリツプ片14a〜14
fの各々及び下クリツプ面の各クリツプ片15a
〜15fの各々がやや外方へ拡開せしめられ、該
部分に弾性エネルギーが貯えられ、バネ性が発揮
せしめられる。差込んだ状態を示したのが第5図
及び、接触突起22部分を中心に拡大して示した
第6図であり、この図から判るように、クリツプ
11の下クリツプ面の各クリツプ片15a〜15
fの各々は貯えられた弾性エネルギーにより弾発
的に挟持壁5の下面6に座し、他方、クリツプ1
1の上クリツプ面の各クリツプ片14a〜14f
は、挟持壁5の上面7に位置決めされた一対の平
型柔軟ケーブルの重なり合つた端末の外側の絶縁
被覆28上に貯えられた弾性エネルギーにより弾
発的に座す。即ち、挟持壁5の上面7上に於いて
は、下から順に他方の平型柔軟ケーブル25の絶
縁被覆29、端末導体27、一方の平型柔軟ケー
ブル24の露出した端末導体26、絶縁被覆層2
8が順に位置するので、各クリツプ片14a〜1
4fは最も上側の絶縁被覆層28上に弾発的に着
座し、それら全体を挟持壁5の上面7との間に弾
発的に挟む。特に、上クリツプ面の各クリツプ片
14b〜14eの各々の裏面には接触突起22が
形成されていて、この接触突起22の各々が重な
り合つた端末導体26,27部分を局部的に押圧
するので、一方と他方の平型柔軟ケーブルの端末
導体同志が良好な接触圧で直接的に電気接続され
る。即ち平型柔軟ケーブル同志が中継されるもの
である。更に第7図の例は、この中継を可能にし
た上で、差込みクリツプ部33プリント基板34
の端部に差込めば、これら全体をプリント基板上
に保持できるものである。斯くして、クリツプ1
1はロツク凹部18とロツク凸部10の嵌合係止
によつて、意に反して抜けるおそれは無く、端末
導体同志の良好な電気接続状態が維持される。
ユエータ1の挟持壁5の上面7に導入し、そこに
位置決めする。この時、アクチユエータの左右壁
3,4のロツク凸部10間の距離Hは、平型柔軟
ケーブル24,25の左右の幅Wを過不足なく納
め得るように定められているので、左右にズレ、
対応せる導体同志の接触がズレたりすることがな
い。続いてクリツプ11を挟持壁5の自由端8側
から差込む。勿論、クリツプ11を予め挟持壁5
にやや差込んでおいて、そこから更に装着位置へ
深く差込むようにしてもよい。実際はむしろこの
方法が採られる。クリツプ11を差し込むと、即
ちロツク凹部18をロツク凸部10に嵌合係止さ
せると上クリツプ面の各クリツプ片14a〜14
fの各々及び下クリツプ面の各クリツプ片15a
〜15fの各々がやや外方へ拡開せしめられ、該
部分に弾性エネルギーが貯えられ、バネ性が発揮
せしめられる。差込んだ状態を示したのが第5図
及び、接触突起22部分を中心に拡大して示した
第6図であり、この図から判るように、クリツプ
11の下クリツプ面の各クリツプ片15a〜15
fの各々は貯えられた弾性エネルギーにより弾発
的に挟持壁5の下面6に座し、他方、クリツプ1
1の上クリツプ面の各クリツプ片14a〜14f
は、挟持壁5の上面7に位置決めされた一対の平
型柔軟ケーブルの重なり合つた端末の外側の絶縁
被覆28上に貯えられた弾性エネルギーにより弾
発的に座す。即ち、挟持壁5の上面7上に於いて
は、下から順に他方の平型柔軟ケーブル25の絶
縁被覆29、端末導体27、一方の平型柔軟ケー
ブル24の露出した端末導体26、絶縁被覆層2
8が順に位置するので、各クリツプ片14a〜1
4fは最も上側の絶縁被覆層28上に弾発的に着
座し、それら全体を挟持壁5の上面7との間に弾
発的に挟む。特に、上クリツプ面の各クリツプ片
14b〜14eの各々の裏面には接触突起22が
形成されていて、この接触突起22の各々が重な
り合つた端末導体26,27部分を局部的に押圧
するので、一方と他方の平型柔軟ケーブルの端末
導体同志が良好な接触圧で直接的に電気接続され
る。即ち平型柔軟ケーブル同志が中継されるもの
である。更に第7図の例は、この中継を可能にし
た上で、差込みクリツプ部33プリント基板34
の端部に差込めば、これら全体をプリント基板上
に保持できるものである。斯くして、クリツプ1
1はロツク凹部18とロツク凸部10の嵌合係止
によつて、意に反して抜けるおそれは無く、端末
導体同志の良好な電気接続状態が維持される。
[考案の効果]
以上詳述したことから明らかな通り本考案によ
れば次の利点が可能にされる。一方の平型柔軟
ケーブルの端末の導体と、他方の平型柔軟ケーブ
ルの端末の導体とを、端子を介在させることなく
直接重ねて接続できる電気コネクタを提供でき
る。このように従来型に於ける端子を有さない
ので、小型コンパクト、部品点数少、安価である
利点を有する。クリツプは、端にアクチユエー
タの挟持壁を挟み、一対の平型柔軟ケーブルに接
触圧を与えるだけなので、材料的にも自由な材料
を用いることができるから、製造し易い。その上
一対の平型柔軟ケーブルの各端末の導体同志が
互いに接触せしめられ、その外側の他方の剥ぎと
られない絶縁被覆部分が挟持に際して挟持壁の上
面及びクリツプ片の接触突起に接触するものであ
つて、導体部分に対する機械的接触がないので、
該部分のメツキ面の剥離が少なく、比較的多数回
の挿脱に耐えられる。加えて端子部分を有さな
いので、単に平型柔軟ケーブル側の公差のみを一
定の基準に照らして満足するように製造すれば、
良好な電気的接続が図れるので、製造し易い等実
用上各種の利点を有するものであり、特にクリ
ツプ片に接触突起を形成し、導体同志を接触して
間接的に上記接触突起により接触圧を与えている
ので、電気的接触が良いものであり、又クリツ
プは係合手段によつて脱抜が阻止されるので、良
好な電気的接続を確実に維持し、接触信頼性を向
上できるものである。
れば次の利点が可能にされる。一方の平型柔軟
ケーブルの端末の導体と、他方の平型柔軟ケーブ
ルの端末の導体とを、端子を介在させることなく
直接重ねて接続できる電気コネクタを提供でき
る。このように従来型に於ける端子を有さない
ので、小型コンパクト、部品点数少、安価である
利点を有する。クリツプは、端にアクチユエー
タの挟持壁を挟み、一対の平型柔軟ケーブルに接
触圧を与えるだけなので、材料的にも自由な材料
を用いることができるから、製造し易い。その上
一対の平型柔軟ケーブルの各端末の導体同志が
互いに接触せしめられ、その外側の他方の剥ぎと
られない絶縁被覆部分が挟持に際して挟持壁の上
面及びクリツプ片の接触突起に接触するものであ
つて、導体部分に対する機械的接触がないので、
該部分のメツキ面の剥離が少なく、比較的多数回
の挿脱に耐えられる。加えて端子部分を有さな
いので、単に平型柔軟ケーブル側の公差のみを一
定の基準に照らして満足するように製造すれば、
良好な電気的接続が図れるので、製造し易い等実
用上各種の利点を有するものであり、特にクリ
ツプ片に接触突起を形成し、導体同志を接触して
間接的に上記接触突起により接触圧を与えている
ので、電気的接触が良いものであり、又クリツ
プは係合手段によつて脱抜が阻止されるので、良
好な電気的接続を確実に維持し、接触信頼性を向
上できるものである。
添付図面は本考案の実施例を示し、第1図はア
クチユエータに対し、クリツプを挟持させる利用
状態を示した斜視図、第2図は第1図のX−X線
に沿つて示した断面図、第3図は第1図のY−Y
線に沿つて示したクリツプの端面図と平型柔軟ケ
ーブルの関係を示した図、第4図は端末の導体を
一面側に於いて露出させた一方と他方の平型柔軟
ケーブルを、その導体同志を合わせてアクチユエ
ータ挟持壁に差し込まんとしている所を示した
図、第5図は一対の平型柔軟ケーブルの各端末を
重ね合わせて挟持壁上面とクリツプの間に挟み込
んだ所を示す断面図、第6図は接触突起部分を中
心にしてみた挟持状態の拡大断面図、第7図は他
の例の断面図であり、図中1はアクチユエータ、
2は前壁、3,4は左右壁、5は挟持壁、6は下
面、7は上面、8は自由端、9は斜面、10はロ
ツク凸部、11はクリツプ、12はクリツプ上
面、13はクリツプ下面、14a〜14fは各々
上面のクリツプ片、15a〜15fは各々下面の
クリツプ片、16,17はクリツプ片を区画する
為のスリツト、18はロツク凹部、19は自由
端、20は折曲部、21は上面の各クリツプ片1
4a〜14fの各々の裏面、22は接触突起、2
3は下面の各クリツプ片15a〜15fの各々の
裏面、24は一方の平型柔軟ケーブル、25は他
方の平型柔軟ケーブル、26,27は露出された
端末導体、28,29は端末の他側の絶縁被覆、
30は連結片、31,32は連結片、33はプリ
ント基板差込みクリツプ部、34はプリント基
板、tは挟持壁の厚さ、Sは常態に於けるクリツ
プ片の接触突起22と下面クリツプ片の裏面間の
距離、Wは平型柔軟ケーブルの左右間の幅、Hは
アクチユエータのロツク凸部間及びクリツプのロ
ツク凹部間の距離、Pは導体及びクリツプ片間の
ピツチを各々示している。
クチユエータに対し、クリツプを挟持させる利用
状態を示した斜視図、第2図は第1図のX−X線
に沿つて示した断面図、第3図は第1図のY−Y
線に沿つて示したクリツプの端面図と平型柔軟ケ
ーブルの関係を示した図、第4図は端末の導体を
一面側に於いて露出させた一方と他方の平型柔軟
ケーブルを、その導体同志を合わせてアクチユエ
ータ挟持壁に差し込まんとしている所を示した
図、第5図は一対の平型柔軟ケーブルの各端末を
重ね合わせて挟持壁上面とクリツプの間に挟み込
んだ所を示す断面図、第6図は接触突起部分を中
心にしてみた挟持状態の拡大断面図、第7図は他
の例の断面図であり、図中1はアクチユエータ、
2は前壁、3,4は左右壁、5は挟持壁、6は下
面、7は上面、8は自由端、9は斜面、10はロ
ツク凸部、11はクリツプ、12はクリツプ上
面、13はクリツプ下面、14a〜14fは各々
上面のクリツプ片、15a〜15fは各々下面の
クリツプ片、16,17はクリツプ片を区画する
為のスリツト、18はロツク凹部、19は自由
端、20は折曲部、21は上面の各クリツプ片1
4a〜14fの各々の裏面、22は接触突起、2
3は下面の各クリツプ片15a〜15fの各々の
裏面、24は一方の平型柔軟ケーブル、25は他
方の平型柔軟ケーブル、26,27は露出された
端末導体、28,29は端末の他側の絶縁被覆、
30は連結片、31,32は連結片、33はプリ
ント基板差込みクリツプ部、34はプリント基
板、tは挟持壁の厚さ、Sは常態に於けるクリツ
プ片の接触突起22と下面クリツプ片の裏面間の
距離、Wは平型柔軟ケーブルの左右間の幅、Hは
アクチユエータのロツク凸部間及びクリツプのロ
ツク凹部間の距離、Pは導体及びクリツプ片間の
ピツチを各々示している。
Claims (1)
- 一方の平型柔軟ケーブルと他方の平型柔軟ケー
ブルを接続する為の電気コネクタであつて、互い
に接続すべき一方と他方の平型柔軟ケーブル2
4,25の各端末の導体部分26,27を一面側
に於いて露出させ、それら一方と他方の平型柔軟
ケーブルの露出した端末導体26,27同志を重
ね合わせた状態で保持される電気コネクタにおい
て、上記重ね合わせた平型柔軟ケーブル24,2
5が位置決めされる挟持壁5が形成されたアクチ
ユエータ1と、このアクチユエータ1の挟持壁5
の自由端8側から差込んで、その上下面7,6に
弾発的に着座し、挟持壁5の上面7側に挿入位置
決めされた上記一対の平型柔軟ケーブル24,2
5の重ね合わされた端末を挟持壁5の上面7との
間で挟持する為の少なくとも上下クリツプ面1
2,13を連結片30で一体化した略U字状に形
成されたクリツプ11を有し、且つ上記上下のク
リツプ面12,13は、そこに挟持されるべき平
型柔軟ケーブルの各導体数と同じ数だけのクリツ
プ片14a〜14f,15a〜15fに分割さ
れ、而も上面の各クリツプ片14a〜14fの裏
面21には接触突起22が形成されていると共
に、上記アクチユエータ1の左右壁3,4の内側
と、上記クリツプ11の外側縁に、クリツプの差
込状態を保持する為の係合手段が設けてあること
を特徴とする平型柔軟ケーブルの為の電気コネク
タ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986183292U JPH0455421Y2 (ja) | 1986-11-28 | 1986-11-28 | |
DE8787309296T DE3775009D1 (de) | 1986-11-28 | 1987-10-21 | Verbinder fuer flexible flachschaltungselemente. |
EP87309296A EP0269248B1 (en) | 1986-11-28 | 1987-10-21 | Connector for flat flexible circuit members |
US07/111,951 US4824391A (en) | 1986-11-28 | 1987-10-23 | Connector for flat flexible circuit members |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986183292U JPH0455421Y2 (ja) | 1986-11-28 | 1986-11-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63164187U JPS63164187U (ja) | 1988-10-26 |
JPH0455421Y2 true JPH0455421Y2 (ja) | 1992-12-25 |
Family
ID=16133107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986183292U Expired JPH0455421Y2 (ja) | 1986-11-28 | 1986-11-28 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4824391A (ja) |
EP (1) | EP0269248B1 (ja) |
JP (1) | JPH0455421Y2 (ja) |
DE (1) | DE3775009D1 (ja) |
Families Citing this family (30)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US5006073A (en) * | 1989-05-30 | 1991-04-09 | Motorola, Inc. | Snap fit contact assembly |
US4938702A (en) * | 1989-09-22 | 1990-07-03 | Key Tronic Corporation | Connector clamp for attaching flat electrical conductor leads to printed wiring boards |
US5248262A (en) * | 1992-06-19 | 1993-09-28 | International Business Machines Corporation | High density connector |
US5237743A (en) * | 1992-06-19 | 1993-08-24 | International Business Machines Corporation | Method of forming a conductive end portion on a flexible circuit member |
CA2166996A1 (en) * | 1993-07-29 | 1995-02-09 | Gary Yasamura | Connector device for electrically interconnecting printed circuit board like members |
JP3083982B2 (ja) * | 1995-08-18 | 2000-09-04 | トーマス アンド ベッツ コーポレーション | ケーブルアセンブリ |
US6000951A (en) * | 1997-03-18 | 1999-12-14 | Prince Corporation | Electrical ribbon wire connectors |
JPH10312841A (ja) * | 1997-05-09 | 1998-11-24 | Thomas & Betts Corp <T&B> | 可撓性フラットケーブル用コネクタ |
US6186811B1 (en) | 1997-08-01 | 2001-02-13 | Molex Incorporated | Electrical connector for flat circuitry |
US6146171A (en) * | 1997-08-01 | 2000-11-14 | Molex Incorporated | Electrical connector for flat circuitry |
DE29713988U1 (de) * | 1997-08-07 | 1998-12-03 | Molex Incorporated, Lisle, Ill. | Verbinder zum Verbinden einer Leiterplatte mit einem flexiblen Folienleiter |
JPH11111402A (ja) * | 1997-09-05 | 1999-04-23 | Molex Inc | 平型柔軟ケーブル用コネクタ |
JPH11111401A (ja) * | 1997-09-05 | 1999-04-23 | Molex Inc | 平型柔軟ケーブルの接続方法 |
US6036520A (en) * | 1997-12-12 | 2000-03-14 | Molex Incorporated | Electrical connector for flat circuitry |
US6086388A (en) * | 1998-05-05 | 2000-07-11 | Tvm Group, Inc. | Auxiliary switch system for use with removable circuit breaker |
US6198615B1 (en) * | 1998-06-12 | 2001-03-06 | Avaya Inc. | Voltage unit bus clip |
KR100290723B1 (ko) * | 1999-02-24 | 2001-05-15 | 윤여순 | 파워 시스템 입출력 콘넥터 |
JP4327328B2 (ja) * | 2000-04-04 | 2009-09-09 | ローム株式会社 | 回路基板とフレキシブルフラットケーブルの電気的接続構造 |
DE10116454C2 (de) | 2001-04-03 | 2003-08-14 | Fci Automotive Deutschland Gmb | Verbindungsanordnung für Flex-Flachbandkabel |
JP4145226B2 (ja) * | 2002-12-26 | 2008-09-03 | 第一電子工業株式会社 | コネクタ |
JP2007520866A (ja) | 2004-02-05 | 2007-07-26 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 2つの構成部品の多数の信号線を取外し可能に接続する装置 |
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