JPH0455188Y2 - - Google Patents

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JPH0455188Y2
JPH0455188Y2 JP1986017830U JP1783086U JPH0455188Y2 JP H0455188 Y2 JPH0455188 Y2 JP H0455188Y2 JP 1986017830 U JP1986017830 U JP 1986017830U JP 1783086 U JP1783086 U JP 1783086U JP H0455188 Y2 JPH0455188 Y2 JP H0455188Y2
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guide rail
tide
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shutter curtain
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
  • Barrages (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、シヤツターカーテン下部に一体的に
防潮板を設けた防潮扉のガイドレールに対する水
密装置に係るものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 一般に、低地や河川の近くに在る建物では、大
雨時に河川が氾濫する等して、建物開口部から浸
水することがあり、この対策として、これら浸水
を防止するため、本考案の出願人は、先に実公昭
58−9979号公報に示す如く、シヤツターカーテン
の下部に防潮板を一体的に設けたものを提唱して
いる。
ところでこの様な防潮板としては、床面と防潮
板の下面との水密性については、防潮板が自らの
自重にシヤツターカーテンの自重が加わる状態で
床面に接当するので、防潮板の下面に適当なパツ
キンを設けておくことで必要な水密性を確保でき
るが、この様な自重のかからない防潮板とガイド
レールとのあいだの水密性確保が問題となる。
そのため開発された前記先行技術のものは、第
5図に示す如く、防潮板Bの両端部に、左右位置
ずれ状態で上下一対のローラa,bをそれぞれ設
ける一方、ガイドレールcに、前記ローラa,b
を屋内側に誘導するための傾斜ガイドdを設け
て、全閉状態に下降した防潮板Bを、ガイドレー
ルcの屋内側面部に接当するようガイドすると共
に、該ガイドされた防潮板を、防潮板Bに揺動自
在に蝶着せしめた押圧具fをガイドレールcの中
途部に設けた切欠き係合部gに係合せしめるべく
揺動操作することで、防潮板の左右両側部に設け
たパツキンhをガイドレールcに押圧するように
していた。
しかるにこのものでは、ガイドレールcについ
て、前記押圧具fを係合せしめるための切欠き係
合部gが中途部に形成された特殊なものに加工す
る必要があるうえ、該切欠き係合部gが外部に露
出したものとなつて外観上好ましくない許りか、
子供がここに指を差し入れて怪我したり、不心得
者が切欠き係合部gにチユーインガムやゴミ等を
無理矢理押し込んで塞いでしまつたりする惧れあ
るうえ、ガイドレールc自体は、押圧具fの係合
代を確保しなければならないため、少なくともそ
の分、開口部左右両側縁から内方にはみ出たもの
にしなければならず、この結果、開口部の左右間
口幅が狭いものになつて開放感が損なわれるう
え、ガイドレールの内方にはみ出た部分を介して
出水時の水圧を受けることになるため、ガイドレ
ール自体、強度の強いものにしなければならない
という問題があつた。
[問題を解決する手段] 本考案は上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を
一掃することができる防潮板のガイドレールに対
する水密装置を提供することを目的として創案さ
れたものであつて、建物開口部の左右に配設のガ
イドレールに案内されて上下開閉作動するシヤツ
ターカーテンの下端部に防潮板を連結して構成さ
れる防潮扉において、前記防潮板に、長さ調製可
能な押圧具の基端部を揺動自在に蝶着する一方、
床面には、前記押圧具の先端部を着脱自在に固定
支持するための支持部を封鎖可能に形成して、先
端部が床面に固定支持された押圧具の強制的な長
さ調整で防潮板をガイドレール内壁面に水密的に
押圧する構成としたことを特徴とするものであ
る。
そして本考案は、この構成によつて、ガイドレ
ールは、切欠き係合部のない汎用のものを使用で
きながら、非常時においては防潮板を水密的にガ
イドレールに押圧できるようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、1はシヤツターカーテンで
あつて、該シヤツターカーテン1の最下部座板1
aには断面略乙字型状の連結具1bを介して防潮
板2が一体的に連結されている。3はシヤツター
カーテン1のガイドレール、4はシヤツターケー
ス、5はシヤツターカーテン1を巻取る巻取軸で
あり、シヤツターカーテン1を巻上げた時に、そ
の下部に連結してある防潮板2もそのまま吊下げ
られた姿勢でシヤツターケース4内に収納されて
外部から見えないよう呑み込み長さの大きいケー
スにしてある。前記ガイドレール3は巻取軸5の
近傍まで立設されていると共に、案内溝3aの室
外側壁面の下方部にはゴム質弾性材によつて形成
された水密材(パツキン)3bが装着されてい
る。6は前記巻取軸5を駆動する電動開閉機、7
は建物壁面の適宜位置に設けられた開放、停止、
閉鎖操作用の押釦スイツチである。また、8は床
面である。
前記防潮板2はドア状であり、ガイドレール3
の案内溝3aの幅より普通は厚く形成されている
が、実施例では、ガイドレール3に案内されるよ
うに防潮板2の両端部2dだけは薄く形成されて
いる。また防潮板2の室内側には箱状に凹んだ複
数個の収納室2b,2cが左右対称状に設けられ
ており、両端収納室2bには後述する押圧具10
が装着収納され、他の収納室2cには工具類等が
収納できるようになつている。そしてこれら各収
納室2b,2cにはそれぞれ蓋体9b,9cが回
動可能に蝶番9a等で装着されている。また防潮
板2の下端面にはゴム室弾性材よりなる水密材2
aが取付けられている。
10はターンバツクル方式として長さ調整可能
な押圧具であつて、該押圧具10は支軸11、調
整杆12、基端部13、連結杆14、連結ナツト
15、先端部材16等から構成されている。支軸
11は前記収納室2b内の左右端部に上下方向を
向いて軸支されており、この支軸11の上下両端
部に一対の調整杆12の基端部13がそれぞれ左
右方向揺動自在に軸承されている。この各調整杆
12の先端部は、対応する連結ナツト15の一端
にそれぞれ螺装している。一方、連結杆14は二
又状になつているが、その二又状になつた先端部
が連結ナツト15の他端に対し、調整杆12とは
逆螺子状に螺装されており、そうして、連結ナツ
ト15を正逆回動して連結杆14と調整杆12と
の長さ調整ができるように連結されている。さら
に連結杆14の基部には先端部材16が一体的に
取り付けられており、この先端部材16には、固
着用ボルト18が挿入される挿入孔17が穿設さ
れている。
また、20は押圧具10が支軸11を中心にし
て略90度揺動した対応位置の床面8に埋設された
雌螺子体であつて、該雌螺子体20は、前記押圧
具先端部材16に挿入せしめた固着用ボルト18
を螺入するすることで押圧具10の先端部を床面
に固定支持できるようになつていて、本考案の支
持部を構成している。ここで、目塞ぎボルト19
は、平常時において雌螺子体20に螺装しておい
て、雌螺子体20内に塵埃が入り込まないように
するためのものであつて、必要において固着用ボ
ルトに共用しても良いが、路上障害にならないよ
う皿頭状ボルトとして床表面から突出しないよう
配慮されている。尚、押圧具10の調整杆12は
実施例では二本使用してあるが、これに限定され
るものでなく、例えば、防潮板2の高さが低いも
のであれば一本であつてもよい。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、台風や大雨があつて、浸水の惧れがある場合
に、シヤツターカーテン1を降下し、そして、下
降した防潮板2の蓋体9b,9cを開き、押圧具
10を略90度揺動させて引出すと共に、目塞ぎボ
ルト19を雌螺子体20から外し、さらに、連結
ナツト15の調整をして押圧具先端部の挿入孔1
7を雌螺子体20に位置合せをし、そうして、該
位置合せされた状態で、固着用ボルト18を押圧
具先端部の挿入孔17を通して雌螺子体20に螺
入し、押圧具10を床面8に固定する。
次いで、連結ナツト15を回動調整して調整杆
12、連結杆14の間を強制的に伸展させると、
防潮板2は室外側に押され、これによつて、防潮
板2の両端部2dがガイドレール案内溝3aの内
壁に装着された水密材3bに強く押圧されること
になつて、室内外は水密状に隔離されることにな
り、水面が上つて水が押し寄せてきたとしても、
水面が防潮板2の高さまを越えるまでは室内に浸
水するようなことはない。
この様に、本考案では防潮板2をガイドレール
3に水密状に押圧せしめて、室内への浸水を確実
に防止できるものでありながら、この防潮板2を
水密状に押圧する押圧具10は、従来の先端部を
ガイドレールの切欠き係合部に係合させるものと
は異なり、床面8に形成した雌螺子体20に取付
け固定し、そして、押圧具10の長さ調整をして
押圧するようにしたものであるため、ガイドレー
ル3は切欠き係合部が中途部に形成された特殊な
ものにする必要がなく、汎用のものをそのまま使
用できることになる。従つて、施工性が良いうえ
に、ガイドレール3自体、切欠き係合部が全く必
要ないため、外観的にも何ら問題のないものにで
き、ここに指を差し込んで怪我をしたり、チユー
インガムやゴミ等が不心得にも押し込まれて塞が
れてしまうこともない。そのうえ、ガイドレール
3についても、押圧具10の係合代を確保する必
要がないため、従来のガイドレールに係合せしめ
るもののように係合代の分、ガイドレール3を開
口部左右両側縁から内方にはみ出たものにする必
要がなくなつて、第2図に示されるように、ガイ
ドレール3が躯体側に殆ど埋め込まれたものにで
き、この結果、開口部の実質的な左右間口幅が広
くなつて開放感に富んだものとなり、そして、出
水時の水圧を、躯体側で直接的に受けることがで
き、ガイドレール自体の強度を殊更強くする必要
もない。
そのうえ、既設シヤツターであつても、シヤツ
ターカーテンの下部に押圧具を備えた防潮板を連
結しただけで、従来のガイドレールをそのまま使
用して防潮扉に改装することが簡単にできるとい
う利点もある。
また、本考案では、押圧具は、その先端部が床
面に固定支持されるものであれば、調整杆12
が、実施例のように先端部から二又状に分岐され
たものに限定されず、分岐のない一本のものであ
つても、あるいは三又以上に分岐されたものであ
つてもよく、さらに、左右間口幅が広い場合に
は、防潮板の左右中央部で押圧するようにして、
水圧に耐えるような配慮を計ることができる。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成したも
のであるから、下降した防潮板から揺動引出しさ
れた押圧具の先端部を、床面に設けた支持部に固
定支持し、そして押圧具の長さ調整をして防潮板
の両端部をガイドレールに押圧することで室内外
を水密状に隔離できることになり、これによつ
て、水面が防潮板の高さまを越えるまでは室内に
浸水することを回避できるものであるが、この防
潮板を水密状にガイドレールに押圧する押圧具
は、その先端部を床面に固定支持した状態で押圧
具自体の長さ調整をすることで防潮板をガイドレ
ールに押圧するようにしたものであるため、押圧
具をガイドレールに係合させる従来のもののよう
に、ガイドレールが、中途部に切欠き係合部を存
する特殊なものにする必要がなく、汎用のものを
そのまま使用できる。従つて、施工性が良いう
え、ガイドレール自体、外観的にも何ら問題のな
いものになつて、切欠き係合部を存する従来のガ
イドレールのように、ここに指を差し入れて怪我
をしたり、ゴミを詰め込んで塞がれてしまうこと
もない。
そのうえ、ガイドレールは、押圧具の係合代を
確保する必要がないため、ガイドレールを躯体側
に殆ど埋め込んだものにでき、この結果、押圧具
の係合代を確保するためガイドレールを開口部左
右両側縁から内方にはみ出たものにする必要がな
くなつて、開口部の実質的な左右間口幅が広くな
つて開放感に富んだものとなり、しかも、出水時
の水圧を、突出したガイドレールではなく、躯体
側で直接的に受けることができて、ガイドレール
自体の強度を殊更強くする必要もない。
そのうえ、既設シヤツターであつても、シヤツ
ターカーテンの下部に押圧具を備えた防潮板を連
結しただけで、従来のガイドレールをそのまま使
用して防潮扉に改装することが簡単にできるとい
う利点もある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る防潮扉のガイドレールに対
する水密装置の一実施例を示したものであつて、
第1図は防潮扉の正面図、第2図は第1図A−A
断面図、第3図は押圧具の側面図、第4図は雌螺
子体の縦断面図、第5図は従来の防潮扉の横断面
図である。 図中、1はシヤツターカーテン、2は防潮板、
2aは水密材、3はガイドレール、3aは案内
溝、3bは水密材、4はシヤツターケース、5は
巻取軸、8は床面、10は押圧具、11は支軸、
12は調整杆、13は基端部、14は連結杆、1
5は連結ナツト、16は先端部、17は挿入孔、
18,19はボルト、20は雌螺子体である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建物開口部の左右に配設のガイドレールに案内
    されて上下開閉作動するシヤツターカーテンの下
    端部に防潮板を連結して構成される防潮扉におい
    て、前記防潮板に、長さ調整可能な押圧具の基端
    部を揺動自在に蝶着する一方、床面には、前記押
    圧具の先端部を着脱自在に固定支持するための支
    持部を封鎖可能に形成して、先端部が床面に固定
    支持された押圧具の強制的な長さ調整で防潮板を
    ガイドレール内壁面に水密的に押圧する構成とし
    たことを特徴とする防潮扉のガイドレールに対す
    る水密装置。
JP1986017830U 1986-02-10 1986-02-10 Expired JPH0455188Y2 (ja)

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JP1986017830U JPH0455188Y2 (ja) 1986-02-10 1986-02-10

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JPS62131092U JPS62131092U (ja) 1987-08-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4971639B2 (ja) * 2006-01-16 2012-07-11 東急建設株式会社 防潮施設

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS589979U (ja) * 1981-07-13 1983-01-22 日立建機株式会社 ラジアルピストン形油圧ポンプ・モ−タの滑りシユ−

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JPS589979U (ja) * 1981-07-13 1983-01-22 日立建機株式会社 ラジアルピストン形油圧ポンプ・モ−タの滑りシユ−

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