JPH0455145Y2 - - Google Patents

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JPH0455145Y2
JPH0455145Y2 JP1987179403U JP17940387U JPH0455145Y2 JP H0455145 Y2 JPH0455145 Y2 JP H0455145Y2 JP 1987179403 U JP1987179403 U JP 1987179403U JP 17940387 U JP17940387 U JP 17940387U JP H0455145 Y2 JPH0455145 Y2 JP H0455145Y2
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column
reinforcement
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jig
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はユニツト筋を既設のユニツト筋に取り
付けるための調節治具、特に柱筋同志の接続に使
用する調節治具に関する。
(従来技術) 鉄筋コンクリート造りの建築物を建築する場
合、地上組みされた柱ユニツト筋あるいはサの字
形の梁、柱ユニツト筋をクレーン等で吊り上げ、
所定の位置に移動させて既設のユニツト筋等に溶
接するが、従来はクレーン等で吊つた状態を保ち
ながら、柱の垂直度の調整や柱筋同志の溶接作業
を行つている。このような方式では、垂直度調整
や柱筋同志の溶接作業中もクレーン操作のための
作業員が必要となり、また精度良く垂直度あるい
は柱筋間の溶接用間隔等を設定するのに手間がか
かる。
(考案の目的) 本考案の目的は、柱を構成する多数の柱筋の下
端部を既設の柱の多数の柱筋に上端部に接続する
場合に、簡単にかつ精度よく位置合わせし、溶接
できるようにすると共に接続作業の省力化を図る
ことである。
(目的を達成するための技術的手段) 上記目的を達成するために本考案は、上下方向
に延びる垂直なガイド軸の下部に下側固定筒部を
設け、上部に上側スライド筒部を上下方向移動自
在に支持し、下側固定筒部には既設の柱筋を挾持
する下側クランプを上下2個設け、上側スライド
筒部には上記下側クランプと同芯に接続用上側柱
筋を挾持する上側クランプを上下2個設け、固定
筒部とスライド筒部にそれぞれナツト部を固着
し、両ナツト部間にアジヤストねじを螺挿して、
該アジヤストねじの回転により上側スライド筒部
を上下方向に移動調節するようにした柱筋接続用
調整治具を提供する。
(作用) 既設の柱ユニツト筋の例えば4隅の柱筋に、そ
れぞれ調整治具の下側固定部を下側プランプによ
り固定し、上側柱ユニツト筋の4隅の柱筋を上側
スライド部のクランプにより挾持する。これによ
り上側の柱ユニツト筋を仮支持し、クレーンから
上側の柱ユニツト筋(あるいは梁、柱ユニツト
筋)を外す。そして各調整治具を伸縮調整するこ
とにより、上側柱ユニツト筋の垂直度を調整する
と共に上下の柱筋間の溶接用間隔を調整し、しか
る後に両柱筋を溶接する。溶接後は各調整治具を
取り外し、次の柱取付け用に再度使用する。
(実施例) 第5図はサの字型のユニツト筋の全体側面図を
示しており、この第5図において、ユニツト筋U
は水平な複数本の梁筋Sよりなる梁1と、垂直な
複数本の柱筋Tよりなる2本の柱2とからサの字
型に構成されている。梁1にはスターラツプSa
が巻き付けられて梁筋Sに溶着されており、柱2
にはフープ筋Taが巻き付けられ、柱筋Tに溶着
されている。
このサの字形ユニツトUは地上で先組みされ、
クレーン等により吊られて既設の柱2′の上に取
り付けられるものであり、取付けの際に第3図の
ようなガイド治具5と第1図のような本考案にし
たがつた調整治具17が使用される。
まず第4図によりガイド治具5を説明すると、
ガイド治具5は鉄板製取付け板6と、3枚の垂直
な鉄板製ガイド板7と、鉄板製楔8からなつてい
る。取付け板6は柱筋収納用の円弧形部9を有す
るU字形に形成されると共に、開口部10側に行
くに従い間隔が広くなるように形成されており、
さらに2つの相対する楔挿入孔11を有してい
る。楔8は上記楔挿入孔11に挿入自在となつて
おり、円弧形部9の内周面に柱筋T′を締め付け
ることができるようになつている。ガイド板7は
円周方向に概ね90度の間隔を隔てて円弧形部9の
外周に溶着されている。
各ガイド板7は第3図のように上方に延びだ
し、それらの上端には柱筋中心側に行くに従い下
方にくるような傾斜ガイド縁7aが形成されてい
る。
調整治具の斜視図を示す第1図において、調整
治具17は垂直な円筒状ガイド軸15の下部に下
側固定筒部(固定部)19が固着され、上部に上
側スライド筒部(スライド部)18が上下方向移
動自在に嵌合し、上側スライド筒部18の下端部
並びに下側固定筒部19の上端部には互いに逆ね
じのナツト部20,21がそれぞれ固着され、両
ナツト部20,21にはアジヤストねじ22の上
下のねじ部がそれぞれ螺挿されている。アジヤス
トねじ22の上下のねじ部は互いに逆ねじになつ
ており、例えばアジヤストねじ22を右回転する
ことにより上側スライド筒部18が下がり、左回
転することにより上側スライド筒部18が上昇す
るようになつている。下側固定筒部19には下側
柱筋T′を挾持するための上下2個のクランプ2
3′が設けられており、上側スライド筒部18に
は上側柱筋Tを挾持するための上下2個のクラン
プ23が設けられている。各クランプ23,2
3′は開閉自在な2つ割り状の円弧形掴み部材2
3a,23′aにより構成されており、ボルト3
0及びナツト31によりそれぞれ閉じ状態に締め
付けることができるようになつている。上記各ク
ランプ23,23′の掴み部材23aはそれらの
中心が同一垂直線上に揃えられており、それによ
り下側の柱筋T′に対して上側柱筋Tを同芯に保
持できるようになつている。
次に柱筋同志の接続方法を説明する。
(1) 第5図の既設の柱2′の少なくとも4隅(全
部でも良い)の柱筋T′に第3図のようにガイ
ド治具5を固定しておく。即ちU字形取付け板
6をその開口部10側から既設の下側の柱筋
T′の上端部に嵌め込み、楔8を楔挿入孔11
に打ち込んで円弧形部9の内周面に下側柱筋
T′を締め付ける。
また上側の各柱筋Tの下端部には、地上組の
際に第3図のように筒状の継手25が予め溶着
されている。
(2) 次に第5図のサの字形ユニツト筋U全体を降
ろして行くことにより、第3図の継手25の下
半部を下側柱筋T′の上端部に嵌め込むと共に、
上側の柱筋Tの下端縁を下側柱筋T′の上端縁
に当接させる。この嵌込作業において、上側の
柱筋T及び継手25は下降して行くに従い、ガ
イド治具5の傾斜ガイド縁7aのガイド作用に
より下側柱筋T′に正確に位置合わせされ、継
手25がスムーズに下側柱筋Tに嵌まり込む。
即ち上側柱2の4隅の柱筋Tの継手25を同時
にスムーズに下側柱筋T′に嵌合することがで
きる。
(3) 次にガイド治具5を外すと同時に第1図のよ
うに調整治具17を上下の柱筋T,T′に装着
する。即ちまず下側固定筒部19のクランプ2
3′で下側柱筋T′を挾持し、次に上側スライド
筒部18のクランプ23で上側柱筋Tを挾持す
る。この調整治具17は第2図のように下側柱
2′の4隅の柱筋T′にそれぞれ装着されてお
り、これにより第5図のサの字形ユニツト筋U
全体を仮支持できるので、この状態でクレーン
からサの字形ユニツト筋Uを外すことができ
る。
(4) 上記仮支持状態において、各調整治具17の
第1図のアジヤストねじ22をその中央孔部2
2aにてこ棒を差し込んで回転することによ
り、上側スライド筒部18を上下方向に移動調
整し、上側柱2の垂直度及び上下の柱筋T,
T′間の溶接用間隔d(約1cm)を調整する。例
えば上側柱2の全体の高さを調整する場合に
は、第2図の4個全ての調整治具17を同じ量
だけ伸縮調整する。上側柱2の前後方向の傾き
を調整する場合には、前側2個の調整治具17
を1組として同じ量伸縮調整するか、あるいは
後側2個の調整治具17を1組として同じ量伸
縮調整する。例えば上側柱2の前傾姿勢を修正
するには、前側2個の調整治具17を同量伸長
するか、あるいは後側2個の調整治具17を同
量縮めることにより垂直な姿勢になるように調
整する。後傾姿勢を修正する場合には上記前傾
姿勢の時と逆に調整すれば良い。
また左右方向の傾斜を調整する場合には、右
側2個の調整治具17を1組として同じ量伸縮
調整するか、あるいは左側2個の調整治具17
を1組として同じ量伸縮調整する。例えば上側
柱2が左側に傾いた姿勢を修正するには、左側
2個の調整治具17を伸長するか、あるいは右
側2個の調整治具17を縮めることにより垂直
な姿勢になるように調整する。右側に傾いた姿
勢を修正する場合には上記前傾姿勢の時と逆に
調整すれば良い。
(5) 上記の調節で上側の柱2を垂直姿勢に調整す
ると共に、上下の柱筋T,T′の間隔dを溶接
用の所定間隔(1cm)に確保した後、継手25
の溶接用窓孔25aから、上下の柱筋T,
T′を継手25と共に溶接する。
(6) 溶接作業が完了すると、調整治具17は取り
外され、次のサの字形ユニツト筋取付け時に再
使用される。
(別の実施例) (1) 図示の実施例はサノ字形ユニツト筋を取り付
ける場合の柱筋接続に適用した例を示している
が、柱ユニツト筋のみを取り付ける場合にも本
考案の調整治具を適用できる。
以上説明したように本考案によると: (1) 調整治具17により既設の柱2′の柱筋
T′と取付け用の柱2の柱筋T′とを同芯に連
結して、取付け用柱(あるいはサの字形ユニ
ツト筋全体)を仮支持しておくことができる
ので、溶接工程においてクレーン等で吊るし
ておく必要はなくなり、溶接作業の省力化を
達成できる。
特に、上下各筒部18,19にそれぞれ上
下2個づつのクランプ23,23′を設け、
各柱筋をそれぞれ上下2個づつのクランプ2
3,23′で垂直姿勢に保持しており、しか
も、上側スライド筒部18のナツト部20
は、1本のアジヤストねじ22を介して、下
側固定筒部19のナツト部21に上下方向移
動調節自在に支持されているので、特に屈曲
点となりうるような部分は存在せず、上側柱
筋を支持する強度が高くなり、上下各柱筋を
同芯の垂直姿勢に保持できると共に、上側の
柱筋を強固に仮支持できるのである。
(2) アジヤストねじ22を回転させて上側スラ
イド部を上下方向に移動調整することによ
り、簡単に上側柱筋Tの位置を調節でき、か
つ上下の柱筋T,T′を精度良く同芯に保持
できるので、例えば上下の柱筋間の溶接間隔
の設定等を容易にかつ正確に行うことができ
る。
また例えば柱の4隅の柱筋Tを各々調整治
具17で支持し、各調整治具17を伸縮調整
することにより、簡単かつ正確に柱2の垂直
度を調整することができ、極めて実用的であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した調整治具の斜視図、
第2図は4つの調整治具を装着した柱の水平断面
図、第3図はガイド治具の斜視図、第4図はガイ
ド治具の平面図、第5図はサの字形ユニツト筋の
全体側面図である。 15……ガイド軸、17……調整治具、18…
…スライド筒部(スライド部の一例)、19……
固定筒部(固定部の一例)、23,23′……クラ
ンプ、T,T′……柱筋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下方向に延びる垂直なガイド軸の下部に下側
    固定筒部を設け、上部に上側スライド筒部を上下
    方向移動自在に支持し、下側固定筒部には既設の
    柱筋を挾持する下側クランプを上下2個設け、上
    側スライド筒部には上記下側クランプと同芯に接
    続用上側柱筋を挾持する上側クランプを上下2個
    設け、固定筒部とスライド筒部にそれぞれナツト
    部を固着し、両ナツト部間にアジヤストねじを螺
    挿して、該アジヤストねじの回転により上側スラ
    イド筒部を上下方向に移動調節するようにしたこ
    とを特徴とする柱筋接続用調整治具。
JP1987179403U 1987-11-24 1987-11-24 Expired JPH0455145Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987179403U JPH0455145Y2 (ja) 1987-11-24 1987-11-24

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987179403U JPH0455145Y2 (ja) 1987-11-24 1987-11-24

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JPH0182245U JPH0182245U (ja) 1989-06-01
JPH0455145Y2 true JPH0455145Y2 (ja) 1992-12-24

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ID=31470959

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JP1987179403U Expired JPH0455145Y2 (ja) 1987-11-24 1987-11-24

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6261847B2 (ja) * 1981-10-09 1987-12-23 Kyoei Ind

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6261847B2 (ja) * 1981-10-09 1987-12-23 Kyoei Ind

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JPH0182245U (ja) 1989-06-01

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