JPH0514061B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0514061B2 JPH0514061B2 JP62029775A JP2977587A JPH0514061B2 JP H0514061 B2 JPH0514061 B2 JP H0514061B2 JP 62029775 A JP62029775 A JP 62029775A JP 2977587 A JP2977587 A JP 2977587A JP H0514061 B2 JPH0514061 B2 JP H0514061B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bracket
- mortar
- splice sleeve
- reinforcing bars
- diameter
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 claims description 16
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 16
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 8
- 238000003892 spreading Methods 0.000 claims description 2
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 9
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 5
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000004873 anchoring Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000011150 reinforced concrete Substances 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明はPC梁のピン接合法に係るものである。
（従来の技術）
第５図乃至第７図は従来のPC梁の柱に対する
接合方法を示し、PC梁１の端部下面にベースプ
レート２を取付けておき、柱３のPC梁支承用ブ
ラケツト４にアンカーボルト５を埋設したのち、
前記ベースプレート２に設けた孔にアンカーボル
ト５を挿通し、ダブルナツト６で緊締していた。
接合方法を示し、PC梁１の端部下面にベースプ
レート２を取付けておき、柱３のPC梁支承用ブ
ラケツト４にアンカーボルト５を埋設したのち、
前記ベースプレート２に設けた孔にアンカーボル
ト５を挿通し、ダブルナツト６で緊締していた。
図中７はベースプレート２より立設され、PC
梁１の端部両側面を挟着したサイドプレート、８
はベースモルタル、９はベースプレート碇着用ア
ンカー筋である。
梁１の端部両側面を挟着したサイドプレート、８
はベースモルタル、９はベースプレート碇着用ア
ンカー筋である。
（発明が解決しようとする問題点）
前記従来の方法はアンカーボルトの埋込み施工
に手間がかかり、またベースプレートの透孔とア
ンカーボルトとの芯合わせが困難であり、更にベ
ースプレートが高価で、その上、PC梁に対する
取付に手間がかかる等の問題点があつた。
に手間がかかり、またベースプレートの透孔とア
ンカーボルトとの芯合わせが困難であり、更にベ
ースプレートが高価で、その上、PC梁に対する
取付に手間がかかる等の問題点があつた。
（問題点を解決するための手段）
本発明はこのような問題点を解決するために提
案されたもので、柱に設けたPC梁支承用ブラケ
ツトに、PC梁端部下面に植設された太径鉄筋の
外径より大きい内径を有するスプライススリーブ
を埋設し、同スリーブにモルタルを充填するとと
もに前記ブラケツト上にベースモルタルを敷き均
したのち、前記スプライススリーブに前記PC梁
の太径鉄筋を落し込み、同PC梁の端部を前記ブ
ラケツト上のベースモルタル上に着座せしめるこ
とを特徴とするPC梁のピン接合法に係るもので
ある。
案されたもので、柱に設けたPC梁支承用ブラケ
ツトに、PC梁端部下面に植設された太径鉄筋の
外径より大きい内径を有するスプライススリーブ
を埋設し、同スリーブにモルタルを充填するとと
もに前記ブラケツト上にベースモルタルを敷き均
したのち、前記スプライススリーブに前記PC梁
の太径鉄筋を落し込み、同PC梁の端部を前記ブ
ラケツト上のベースモルタル上に着座せしめるこ
とを特徴とするPC梁のピン接合法に係るもので
ある。
（作用）
本発明においては前記したように、柱に設けた
PC梁支承用ブラケツトの所定位置に、PC梁の端
部下面に植設された太径鉄筋の外径より大きい内
径を有するスプライススリーブを埋設し、同スリ
ーブにモルタルを充填するとともに前記ブラケツ
ト上にベースモルタルを敷き均らしたのち、前記
スプライススリーブに前記PC梁の端部の太径鉄
筋を落し込み、同PC梁の端部を前記ブラケツト
上のベースモルタル上に着座せしめることによつ
て従来のアンカーアボルトとベースプレートとに
よりPC梁の接合工法に比して、前記スプライス
スリーブとPC梁の太径鉄筋との間に余裕があり、
施工上、製作上の誤差を逃げることができるので
従来のアンカーボルトとベースプレートとによる
PC梁の接合工法より接合作業が容易になり、ま
たアンカーボルトのナツト締付作業がなくなるの
で作業性が向上される。
PC梁支承用ブラケツトの所定位置に、PC梁の端
部下面に植設された太径鉄筋の外径より大きい内
径を有するスプライススリーブを埋設し、同スリ
ーブにモルタルを充填するとともに前記ブラケツ
ト上にベースモルタルを敷き均らしたのち、前記
スプライススリーブに前記PC梁の端部の太径鉄
筋を落し込み、同PC梁の端部を前記ブラケツト
上のベースモルタル上に着座せしめることによつ
て従来のアンカーアボルトとベースプレートとに
よりPC梁の接合工法に比して、前記スプライス
スリーブとPC梁の太径鉄筋との間に余裕があり、
施工上、製作上の誤差を逃げることができるので
従来のアンカーボルトとベースプレートとによる
PC梁の接合工法より接合作業が容易になり、ま
たアンカーボルトのナツト締付作業がなくなるの
で作業性が向上される。
更にまた前記PC梁ブラケツト上にはスプライ
ススリーブに対するモルタルの充填とともに、ベ
ースモルタルを敷き均らし、PC梁の端部太径鉄
筋を前記ブラケツトのスリーブに落し込む際これ
と同時にPC梁の端部を前記PC梁のブラケツト上
に敷き均らされたベースモルタル上に着座せしめ
ることによつて、柱にPC梁は正確に水平に保持
された状態でより強固に接合される。
ススリーブに対するモルタルの充填とともに、ベ
ースモルタルを敷き均らし、PC梁の端部太径鉄
筋を前記ブラケツトのスリーブに落し込む際これ
と同時にPC梁の端部を前記PC梁のブラケツト上
に敷き均らされたベースモルタル上に着座せしめ
ることによつて、柱にPC梁は正確に水平に保持
された状態でより強固に接合される。
（発明の効果）
このように本発明の方法によれば、柱に設けた
PC梁支承用ブラケツトに埋設されたスプライス
スリーブの内径が、同スリーブに嵌着されるPC
梁端部下面の太径鉄筋より大径であるので、従来
のアンカーボルトとベースプレートとによるPC
梁の接合工法より接合作業が容易であり、またア
ンカーボルトのナツト締付作業がなくなるので作
業性が向上する。更にまた鉄骨を用いないので、
鉄筋コンクリート造としての性能がよくなる。
PC梁支承用ブラケツトに埋設されたスプライス
スリーブの内径が、同スリーブに嵌着されるPC
梁端部下面の太径鉄筋より大径であるので、従来
のアンカーボルトとベースプレートとによるPC
梁の接合工法より接合作業が容易であり、またア
ンカーボルトのナツト締付作業がなくなるので作
業性が向上する。更にまた鉄骨を用いないので、
鉄筋コンクリート造としての性能がよくなる。
（実施例）
以下本発明を図示の実施例について説明する。
１１はPC梁で、その端部下面に予め太径鉄筋
１２が植立されている。
１２が植立されている。
１３はPC柱、またはPC柱、１４は同柱１３に
突設されたPC梁支承用ブラケツトで、前記太径
鉄筋１２の外径より大きい内径を有するスプライ
ススリーブ１５が予め埋設されている。
突設されたPC梁支承用ブラケツトで、前記太径
鉄筋１２の外径より大きい内径を有するスプライ
ススリーブ１５が予め埋設されている。
而して前記スリーブ１５に予めモルタルを充填
するとともに、前記ブラケツト１４上にベースモ
ルタル１６を敷き均らし、しかるのち前記スリー
ブ１５にPC梁１１の太径鉄筋１２を落し込み、
PC梁１１の端部を前記ブラケツト１４上に着座
せしめ、PC梁１１をPC柱１３にピン接合する。
するとともに、前記ブラケツト１４上にベースモ
ルタル１６を敷き均らし、しかるのち前記スリー
ブ１５にPC梁１１の太径鉄筋１２を落し込み、
PC梁１１の端部を前記ブラケツト１４上に着座
せしめ、PC梁１１をPC柱１３にピン接合する。
このように前記実施例によれば、PC梁１１の
端部下面に植立した太径鉄筋１２を、PC梁支承
用ブラケツト１４に予め埋設され、且つモルタル
の充填された太径鉄筋１２より大きい内径を有す
るスプライススリーブ１５に落し込むことによ
り、PC梁１１のピン接合を行なうので、前記従
来の方法のようにアンカーボルトのナツト締付作
業を伴なわず、またアンカーボルトとPC梁に碇
着したベースプレートのボルト孔との芯合わせに
難渋することがなく、作業性が著しく向上され、
またPC梁１１の端部下面には太径鉄筋１２を植
立するだけでよいので、同部にベースプレートを
碇着する前記従来の方法に比して構造が簡単でコ
ストを大幅に節減しうるものである。
端部下面に植立した太径鉄筋１２を、PC梁支承
用ブラケツト１４に予め埋設され、且つモルタル
の充填された太径鉄筋１２より大きい内径を有す
るスプライススリーブ１５に落し込むことによ
り、PC梁１１のピン接合を行なうので、前記従
来の方法のようにアンカーボルトのナツト締付作
業を伴なわず、またアンカーボルトとPC梁に碇
着したベースプレートのボルト孔との芯合わせに
難渋することがなく、作業性が著しく向上され、
またPC梁１１の端部下面には太径鉄筋１２を植
立するだけでよいので、同部にベースプレートを
碇着する前記従来の方法に比して構造が簡単でコ
ストを大幅に節減しうるものである。
第１図は本発明に係るPC梁のピン接合方法の
一実施例の実施現況を示す側面図、第２図及び第
３図並に第４図は夫々本発明の方法によつて施工
されたPC梁のピン接合部を示す側面図及び平面
図並に正面図、第５図及び第６図並に第７図は
夫々従来の方法によつて施工されたPC梁のピン
接合部の側面図及び平面図並に正面図である。 １１……PC梁、１２……太径鉄筋、１３……
PC柱、１４……PC梁支承用ブラケツト、１５…
…スプライススリーブ。
一実施例の実施現況を示す側面図、第２図及び第
３図並に第４図は夫々本発明の方法によつて施工
されたPC梁のピン接合部を示す側面図及び平面
図並に正面図、第５図及び第６図並に第７図は
夫々従来の方法によつて施工されたPC梁のピン
接合部の側面図及び平面図並に正面図である。 １１……PC梁、１２……太径鉄筋、１３……
PC柱、１４……PC梁支承用ブラケツト、１５…
…スプライススリーブ。
Claims (1)
- １ 柱に設けたPC梁支承用ブラケツトに、PC梁
端部下面に植設された太径鉄筋の外径より大きい
内径を有するスプライススリーブを埋設し、同ス
リーブにモルタルを充填するとともに前記ブラケ
ツト上にベースモルタルを敷き均したのち、前記
スプライススリーブに前記PC梁の太径鉄筋を落
し込み、同PC梁の端部を前記ブラケツト上のベ
ースモルタル上に着座せしめることを特徴とする
PC梁のピン接合法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2977587A JPS63197736A (ja) | 1987-02-13 | 1987-02-13 | Ｐｃ梁のピン接合法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2977587A JPS63197736A (ja) | 1987-02-13 | 1987-02-13 | Ｐｃ梁のピン接合法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63197736A JPS63197736A (ja) | 1988-08-16 |
| JPH0514061B2 true JPH0514061B2 (ja) | 1993-02-24 |
Family
ID=12285398
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2977587A Granted JPS63197736A (ja) | 1987-02-13 | 1987-02-13 | Ｐｃ梁のピン接合法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63197736A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009052251A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Ohbayashi Corp | 制振建物、建物の制振方法、鉄筋コンクリート造の建物、鉄筋コンクリート造の建物の長周期化方法 |
| JP2010019017A (ja) * | 2008-07-11 | 2010-01-28 | Taisei Corp | 梁端部に半剛接合部を有する柱梁構造体 |
| JP2012193613A (ja) * | 2012-07-12 | 2012-10-11 | Taisei Corp | 梁端部に半剛接合部を有する柱梁構造体 |
| WO2020261342A1 (ja) * | 2019-06-24 | 2020-12-30 | 日揮グローバル株式会社 | プラント用架構構造 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5866689B1 (ja) * | 2015-02-10 | 2016-02-17 | 黒沢建設株式会社 | Ｐｃランプウェー建造物 |
| JP7256698B2 (ja) * | 2019-06-17 | 2023-04-12 | 大成建設株式会社 | 段差梁の接合構造 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS483443U (ja) * | 1971-05-29 | 1973-01-16 | ||
| JPS5712744A (en) * | 1980-06-27 | 1982-01-22 | Seitarou Ebi | Joining of precast reinforced concrete member |
-
1987
- 1987-02-13 JP JP2977587A patent/JPS63197736A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS483443U (ja) * | 1971-05-29 | 1973-01-16 | ||
| JPS5712744A (en) * | 1980-06-27 | 1982-01-22 | Seitarou Ebi | Joining of precast reinforced concrete member |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009052251A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Ohbayashi Corp | 制振建物、建物の制振方法、鉄筋コンクリート造の建物、鉄筋コンクリート造の建物の長周期化方法 |
| JP2010019017A (ja) * | 2008-07-11 | 2010-01-28 | Taisei Corp | 梁端部に半剛接合部を有する柱梁構造体 |
| JP2012193613A (ja) * | 2012-07-12 | 2012-10-11 | Taisei Corp | 梁端部に半剛接合部を有する柱梁構造体 |
| WO2020261342A1 (ja) * | 2019-06-24 | 2020-12-30 | 日揮グローバル株式会社 | プラント用架構構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63197736A (ja) | 1988-08-16 |
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