JPS6261847B2 - - Google Patents

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JPS6261847B2
JPS6261847B2 JP16010181A JP16010181A JPS6261847B2 JP S6261847 B2 JPS6261847 B2 JP S6261847B2 JP 16010181 A JP16010181 A JP 16010181A JP 16010181 A JP16010181 A JP 16010181A JP S6261847 B2 JPS6261847 B2 JP S6261847B2
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JP
Japan
Prior art keywords
liquid
evaporating dish
harmful
pcb
furnace
Prior art date
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Expired
Application number
JP16010181A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5862421A (ja
Inventor
Masahiro Tanaka
Hiroshi Kanazawa
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KYOEI IND
Original Assignee
KYOEI IND
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Publication date
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Priority to JP16010181A priority Critical patent/JPS5862421A/ja
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Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23GCREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
    • F23G7/00Incinerators or other apparatus for consuming industrial waste, e.g. chemicals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はPCB含有物、例えばトランス等のPCB
使用廃電気機器の焼却処理方法に関する。
各企業体で排出される廃棄物は、企業体自身で
完全処理することが義務づけられているが、高度
成長に伴つて産業廃棄物の量の増大と多様化によ
り、廃棄物の処理方法も複雑を極め、環境汚染を
一層深刻にしているのが現状である。
そしてPCBの処理は、有害ガスが多量に発生
し、その処理には苦慮している。特にPCB含有物
はPCB液と、該液を含んだ固形物とを別個の焼却
炉で燃焼させているため、多大の燃料を必要とす
ると共に設備も大型となり、処理費用が嵩む等の
欠点があつた。
本発明は叙上の点に着目して成されたもので、
PCB等の有害液と該有害液を含んだ固形物とを同
一炉内で処理すると共に固形物内の有害液は有害
液が供給される蒸発皿の下部において蒸発される
ので、加熱時間が長くなり有害液が完全に分解さ
れるPCB等の有害液含有物の焼却処理方法を提供
することを目的とする。
以下本発明の処理方法を実施するための装置を
図面と共に説明する。
第1図は装置全体の概略を示す説明図、第2図
は要部の燃焼炉の断面図、第3図は同上に使用さ
れるパドルフイーダの斜視図である。
第1図において、1は処理物破砕及び液分離装
置にして、完全密閉のターボ式カツタ破砕機で、
PCB含有物を破砕しPCB液と固形物とに分離す
る。2は貯槽にして、上記PCB液と固形物とが貯
留され、PCB液はポンプ3にて後述する燃焼炉4
に送液され、また固形物は密閉式エプロンコンベ
ア2aで搬送し、二重扉でバツクフアイヤーを防
止しながら燃焼炉4に装入する。ここで二重扉と
は、手前の扉2bが開いている時は後の扉4aは
閉じされていて、手前の扉2bが閉じられたこと
を検知した後に後の扉4aを開口し、投入口4b
の傾斜により自動的に燃焼炉内に装入される。4
は燃焼炉にして、詳細は後述するが、固形物を加
熱し含有PCB液を加熱蒸発させると共に該固形物
を粗破砕しながら撹拌を活発にし、流動化せし
め、トラフに設けた多数のオリフイスノズルから
予じめ予熱した熱風を噴出させ、かつ固形物との
接触を促進させ、乾燥、焼却及び燃却残滓を連続
排出するパドル式流動焼却炉と、PCB液を蒸発す
るまでの過程をできるだけ短かくし、高温部を経
過する時間を長くとり、空気の接触を十分行わ
せ、かつ炉内温度場を均等温に保つようにした液
体燃焼炉とより構成されている。5はコンベアに
して、パドル式流動焼却炉より排出される灰分お
よび残滓を移送する。6は熱交換器にして、燃焼
炉よりの排ガスを冷却する。すなわち燃焼炉より
の排ガスを空気が送風されるラジエータ6aを通
過させ冷却すると共に循環水槽7よりポンプ6c
によつて供給される水の噴射6bにより更に冷却
する。ここで水の噴射は循環水槽7の水を循環し
て使用すると共に灰塵は循環水槽7内に堆積され
る。またラジエータ6aで熱交換された熱風は燃
焼炉4に戻され、燃焼を助けている。さらにラジ
エータ6aへの空気の送風は送風機8によつて行
われる。9はガス吸収塔であり、苛性ソーダタン
ク10よりポンプ11によつて吸引された苛性ソ
ーダ液が噴射9aされている。すなわちPCBから
高濃度の塩素ガスが発生するので、このガス吸収
塔9において苛性ソーダ液を噴射し中和吸収する
ものである。なお噴射された苛性ソーダ液はタン
ク10に回収される。12は熱風発生装置にし
て、ガス吸収塔9よりの排ガスをバーナにより再
び加熱し、次の電気集塵機13に送る。ここで電
気集塵機13は排ガス中の灰分を吸着しコンベア
14にて取出すと共に排ガスは気体だけとなり、
かつ清浄化されて排風機15により煙突16より
大気中に排出される。なお17はバーナ用燃料タ
ンクである。
次に燃焼炉4の詳細について第2図を参照して
説明する。
燃焼炉4は全体が断熱耐火構造となつていて、
固形物投入口4bの下端に固形物載置台4cが形
成されると共にさらにその下方対向部に同じく固
形物載置台4dが形成されている。そして各載置
台4c,4dにはノズル4c1,4d1が形成され、
上記した送風機8よりの空気が炉頂部4eの空間
を介して送入され酸素を送つている。また各載置
台4c,4dの基部にはシリンダによつて載置台
4c,4dの上面を出入するプツシヤ4f,4g
が取付けられている。従つて投入口4bより落下
された固形物は、先ず載置台4c上で加熱された
後、プツシヤ4fによつて押し出され落下し、下
段の載置台4d上に乗る。次いでここで加熱され
た後、再びプツシヤ4gによつて押し出され落下
し、パドル4p上に落下する。また各載置台4
c,4dの近傍にはオイルバーナ4h,4iが取
付けられ、燃料タンク17より送給されて来る燃
料が燃焼され、載置台4c,4d上の固形物を加
熱し、含有PCB液を蒸発させる。さらに上部載置
台4cの近傍には熱交換器6で加熱された熱風が
送給されるオリフイスノズル4jが形成されてい
る。従つてこのオリフイスノズル4jにより熱風
が施回流となり、これにより固形物に含まれてい
るPCB液は噴霧状態で旋回流に乗り滞溜時間が長
くなり(約4秒以上)、蒸発、燃焼して分解され
る。また投入口4bの下部にも空気噴出用ノズル
4b1が形成され、燃焼炉4内に酸素を送つてい
る。
燃焼炉4の上部には上面が皿状に形成された
PCB液蒸発皿4kが形成されると共にその上面に
PCB液供給管4lが形成されている。そして蒸発
皿4kの上方にはオイルバーナ4mと、その下部
に上記熱交換器6で加熱された熱風が送給される
オリフイスノズル4nが形成されている。そして
貯槽2より送られてくるPCB液は供給管4lより
空気量に見合う量が定量連続的に蒸発皿4k内に
供給され、オイルバーナ4mよりの熱とオリフイ
スノズル4nよりの熱とによつて加熱されると共
にオリフイスノズル4nによつて生じる旋回流で
PCB液は噴霧状態で旋回流となり滞留時間が少な
くとも4秒以上となつて、蒸発、燃焼され分解さ
れて、排気口4oより排出される。
また上記した固形物載置台4dの下方には外周
に多数のカツタを有する2本のパドル4pが回転
自在に形成されていて(第3図)、載置台4dか
ら落下してくる固形物を粗破砕しながら撹拌し、
乾燥、焼却を助けている。このパドル4pは相当
高温に加熱されるため、その軸内に水を供給し冷
却している。
なお図中4qは覗き窓、4rは熱電対取付部で
ある。
次に上記した装置によつて、PCB液を含む、例
えば電力用コンデンサの処理について説明する。
このコンデンサである廃棄物をターボ式カツタ
破砕機1内に投入すると、PCB液と固形物に分離
され、下部の貯槽2に貯留される。そしてPCB液
はポンプ3にて燃焼炉4内の蒸発皿4kに供給管
4lを介して空気量に見合う量が定量連続的に送
られる。一方固形物は密閉式エプロンコンベア2
aによつて燃焼炉4内の空気量に見合う量が定量
連続的に送られ、二重扉2b,4aによつてバツ
クフアイヤーを防止しながら、燃焼炉4の下部の
パドル式流動焼却炉における投入口4b内に送ら
れる。そして固形物は投入口4bを落下し、上段
の載置台4cに乗る。ここにおいてオイルバーナ
4hからの熱とオリフイスノズル4jからの熱風
によつて固形物に含浸されているPCB液を蒸発さ
せる。さらにプツシヤ4fによつて押され固形物
は下段の載置台4d上に落下し、ここで再びオイ
ルバーナ4iによつて加熱され、PCB液は完全に
除却される。そして再びプツシヤ4gによつて押
されパドル4p上に落下する。ここで固形物は粗
破砕されると共に撹拌され流動化するので、オリ
フイスノズル4jからの熱風との接触が促進さ
れ、乾燥、焼却及び焼却残滓の排出が連続的に行
われる。そして焼却残滓は灰と比較的粗い残滓と
風選(図示せず)により分離され、灰はサイクロ
ンを経て灰バンカに貯蓄される。一方排ガスはオ
リフイスノズル4jによる旋回流によつて滞留時
間が長くなると共に上方に位置する蒸発皿4kに
よつて進路が妨げられ迂回させられるので、さら
に滞留時間は長くなりPCBは分解される。そして
この排ガスは上方の液体燃焼炉に送気される。
一方貯槽2のPCB液は蒸発皿4kに供給される
が、このPCB液はオイルバーナ4mよりの熱とオ
リフイスノズル4nよりの熱風によつて、液状か
ら蒸発するまでの時間が短く、高温部を経過する
時間が長くなるように、かつ空気との接触が十分
に行れる。すなわち熱風の滞留時間を長くとるた
めにオリフイスノズル4nにより熱風を旋回流と
なし、PCB液を噴霧状態で旋回流に乗せて滞留時
間を少なくとも4秒とり、蒸発、燃焼を行い分解
する。そしてこの排ガスは排気口4oより次の熱
交換器6に送給される。この熱交換器6において
熱交換が行われ冷却されると共に水の噴射によつ
て更に冷却され、灰塵は水と共に取り除かれる。
次いで熱交換器6よりの排ガスはガス吸収塔9に
送られ、ここにおいて苛性ソーダ液が噴射される
ので、PCBより発生した塩素ガス等の有毒ガスは
中和、吸収されて清浄化される。そしてガス吸収
塔9よりの排ガスは熱風発生装置12により再び
加熱され、次の電気集塵機13で更に灰分が除却
された後、排風機15によつて煙突16より大気
中に排出される。
なお上記実施例では廃液をPCB液としたが、こ
れはPCB液のみに限定されるものではなく、他の
有害液であつても良いことは勿論である。
本発明は上記したように、処理物中のPCB等の
有害液と該液を含んだ固形物とを同一炉内で加熱
処理することにより、設備費および燃料費の削減
が図れ、また固形物は有蒸液を加熱蒸発させる蒸
発皿の下部で加熱されるので、固形物中の有害液
は蒸発後、上記蒸発皿の下部空間で滞留するの
で、加熱時間が長くなると共に上記蒸発皿の上部
では熱風による旋回流が形成されているので、蒸
発したガスは該旋回流によつて長時間滞留し、従
つて有害液の分解を確実に行える等の効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の方法を実施するための装置の一実
施例を示し、第1図は全体の概略説明図、第2図
は燃焼炉の断面図、第3図はパドルの斜視図であ
る。 4……燃焼炉、4h,4i,4m……オイルバ
ーナ、4j,4n……オリフイスノズル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 処理物中のPCB等有害液と固形物とを分離す
    る工程と、該分離された有害液を炉内の中央まで
    突出された蒸発皿に供給する工程と、該蒸発皿の
    上方において蒸発皿内の有害液を加熱すると共に
    旋回流の熱風を炉内に発生させる工程と、上記蒸
    発皿の下部に供給された有害液を含む固形物を加
    熱し有害液を蒸発させると共にこの蒸発した排ガ
    スを上記蒸発皿によつて形成された下部空間に滞
    留させ有害液を分解する工程とより成るPCB等の
    有害液含有物の焼却処理方法。
JP16010181A 1981-10-09 1981-10-09 Pcb等の有害液含有物の焼却処理方法 Granted JPS5862421A (ja)

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