JP3343328B2 - 湿灰の溶融処理装置及び溶融処理方法 - Google Patents
湿灰の溶融処理装置及び溶融処理方法Info
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Description
物や都市ごみ等の焼却炉から排出される湿灰の溶融処理
技術に関するものであり、溶融炉からの高温排ガスの一
部を湿灰の乾燥用熱源とすると共に湿灰の乾燥時に生じ
た排ガスを2次燃焼装置で燃焼させることにより、省エ
ネルギーとダイオキシン類の低減を図りつつ湿灰を効率
よく溶融処理できるようにした湿灰の溶融処理装置及び
溶融処理方法に関するものである。
から排出される焼却残滓や飛灰の減容化及び無害化を図
るため、焼却残滓等の溶融処理法が注目され、主として
中規模以上のごみ焼却施設に於いて実用に供されてい
る。焼却残滓等は、溶融固化することによりその容積を
1/2〜1/3に減らすことができると共に、重金属等
の有害物質の溶出を防止することができ、溶融スラグの
道路用材やコンクリート骨材等としての再利用及び最終
埋立処分場の延命等が可能になるからである。
却残滓や飛灰等の溶融処理装置の一例を示すものであ
り、ごみ焼却炉30から排出された焼却残滓(乾燥灰)
31は磁選機32を通して鉄等の金属類33を除去した
あと、溶融処理装置34の灰バンカー35内へ搬入され
る。搬入された焼却残滓31は表面溶融炉35のホッパ
35aを通してプッシャー35bにより炉内へ供給さ
れ、バーナー35cの燃焼熱により順次焼却残滓層の表
層部から溶融され、溶融スラグ36となって流下する。
スラグコンベヤ37上へ落下した溶融スラグ36は、こ
こで水冷却されて水砕スラグ38となり、外部へ排出さ
れて行く。また、溶融炉からの高温排ガス39は空気予
熱器40、ガス冷却室41、バグフィルター装置42を
通して煙突から大気中へ放散される。
ク溶融炉やプラズマアーク溶融炉、電気抵抗炉等の電気
エネルギーによって被溶融物を溶融する方法と、表面溶
融炉や旋回溶融炉、コークスベッド炉等の燃料の燃焼エ
ネルギーによって被溶融物を溶融する方法とがあり、何
れも実用に供されている。その中でも、表面溶融炉を用
いる溶融処理方法は、最も多く普及している。また、図
2に於いて44は誘引通風機、45は押込送風機、46
は水噴霧口、47は中和剤供給口である。
処理装置を備えているごみ焼却施設は、主として中規模
以上の施設に限られており、大多数の小規模ごみ焼却施
設にあっては、現在でも排出した焼却残滓等を埋立処分
している。しかし、近年焼却残滓等の最終埋立処分場の
確保が益々困難になりつつあり、その結果小規模ごみ焼
却施設に於いても、排出する焼却残滓の更なる減容化、
無害化及び有効利用等が強く求められている。
ごみ焼却施設の夫々に溶融処理装置を設けることは、経
済性の点に多くの問題がある。そのため、複数の小規模
ごみ焼却施設からの焼却残滓等を収集し、これを纏めて
1箇所で溶融処理する広域処理方式の溶融処理設備が求
められている。
合には、前記図2に示した従前の溶融処理装置のように
ごみ焼却炉の近傍に付設するものでないため、焼却残滓
等を所謂乾燥灰の形で溶融処理装置の受け入れることが
できず、必然的に水等を混入して冷却及び散塵防止を図
った湿灰の形で搬入されることになる。
融処理することは、勿論技術的に可能である。しかし、
湿灰をそのま直接溶融する場合には、湿灰内の水分の蒸
発に必要とする燃料が増え、溶融処理装置の燃比が悪化
するうえ、溶融炉からの高温排ガス量が増加することに
なり、排ガス処理設備等が大形となって設備費等が上昇
すると云う問題がある。また、乾燥機を別途に設けて湿
灰を予備乾燥処理するようにした場合でも、溶融処理装
置全体としての燃比は前記直接溶融処理の場合と全く変
わらないうえ、湿灰を乾燥する際の温度域(300℃付
近)がダイオキン類の合成温度域と丁度重なるためにダ
イオキシン類を生ずる危険があり、これ等ダイオキシン
類の分解除去装置が必要になると云う問題がある。
焼却施設から湿灰を受け入れる方式の溶融処理装置に於
ける上述の如き問題、即ち、(イ)湿灰を直接溶融する
場合には、溶融処理装置の燃比が悪化するうえ、排ガス
量が増加して排ガス処理費が増加すること、及び(ロ)
前処理として湿灰を乾燥する場合には、燃比が悪化する
だけでなくて乾燥処理時にダイオキシン類が発生する危
険があること等の問題を解決せんとするものであり、燃
比の悪化、排ガス量の大幅な増加、ダイオキシン類の発
生等の防止を図りつつ、高含水率の焼却残滓(湿灰)を
効率よく溶融処理できるようにした湿灰の溶融処理装置
と溶融処理方法を提供するものである。
の乾燥処理部と乾燥灰の溶融処理部とから成る湿灰の溶
融処理装置に於いて、前記湿灰の乾燥処理部を、溶融処
理部の溶融炉からの高温排ガスの一部を熱源として湿灰
を乾燥させる熱風乾燥機と、熱風乾燥機からの排ガスを
処理する排ガス処理装置と、排ガス処理装置からの排ガ
スを溶融処理部の2次燃焼装置へ供給する通風機とから
構成すると共に、前記乾燥灰の溶融処理部を、乾燥処理
部からの乾灰を加熱溶融する溶融炉と、前記溶融炉から
の高温排ガスを排出する高温煙道と、高温煙道内の高温
排ガス内へ還元性のガスを供給する還元性ガス供給装置
と、還元性雰囲気とした高温排ガス及び前記熱風乾燥機
からの排ガスを燃焼させる2次燃焼装置と、2次燃焼装
置からの高温排ガスの温度を下降させる装置と、温度を
下降せしめた2次燃焼装置からの排ガスを清浄化する排
ガス処理装置とから構成したことを発明の基本構成とす
るものである。
に於いて溶融炉を表面溶融炉に、還元性ガスを天然ガス
に、2次燃焼装置からの排ガスの温度を下降させる装置
を空気予熱器及びガス冷却装置に、2次燃焼装置及び乾
燥機からの排ガスの処理装置をバグフィルター装置に夫
々するようにしたものである。
温排ガスを熱源とする乾燥機により湿灰を乾燥させたあ
と、前記乾燥機からの乾燥灰を溶融炉により溶融すると
共に、溶融炉からの高温排ガス内へ還元性のガスを吹き
込んで高温排ガスを還元雰囲気にし、前記還元雰囲気に
した高温排ガスと前記乾燥機からの排ガスとを2次燃焼
装置で再燃焼させることを発明の基本構成とするもので
ある。
に於いて、乾燥機からの排ガスの一部を前記乾燥機の熱
源用に溶融炉から引き出した高温排ガス内へ混入し、約
600℃近傍の温度とした排ガスを乾燥機へ供給するよ
うにしたものである。
に於いて、溶融炉を表面溶融炉とすると共に還元性ガス
を天然ガスとし、更に、乾燥機からの排ガスをバグフィ
ルター装置により処理したあと、2次燃焼装置へ供給す
るようにしたものである。
施態様を説明する。図1は本発明の実施態様に係る湿灰
溶融処理装置の構成を示す系統図であり、当該溶融処理
装置は高含水率の焼却残滓や飛灰等(以下、湿灰と呼
ぶ)の乾燥処理部Hと、乾燥後の湿灰(以下乾燥灰と呼
ぶ)を溶融する溶融処理部Mとから形成されている。
はスラグタップ、3は水封コンベア装置、4は高温煙
道、5は2次燃焼装置、6は空気予熱器、7はガス冷却
装置、8はバグフィルター装置、9は押込送風機、10
は誘引通風機、11は天然ガス供給装置、12は助剤供
給装置、13、14は溶融飛灰搬出コンベアであり、こ
れ等によって乾燥灰20aの溶融処理部Mが形成されて
いる。
1aは湿灰受入れホッパー、22は熱風炉、23は磁選
機、24はバグフィルター装置、25はコンベア、26
は灰バンカーであり、これ等によって湿灰20の乾燥処
理部Hが形成されている。
設から収集された湿灰20は、湿灰受入れホッパ21a
を通してフィーダー21bにより熱風乾燥機21内へ供
給され、所謂熱風乾燥により湿灰20の湿分が25〜3
0%から約5%程度にまで乾燥される。
おり、溶融処理装置の起動時等にはこの熱風炉22から
の熱風により、湿灰20の乾燥が行われる。また、溶融
処理装置の定常運転時には、後述する表面溶融炉1から
排出される1000〜1200℃の高温排ガスC1 の一
部が熱源として用いられる。即ち、誘引送風機27cに
より乾燥機21側へ引き抜かれた高温排ガスC1 の一部
に、乾燥機21からの排ガスC4 の一部(再循環ガス)
を混合して約600℃とした加熱用ガスが乾燥機21内
へ供給され、前述の通り湿灰20の湿分が約5%程度に
まで低減される。尚、乾燥機21の構造そのものは、熱
風を加熱源とするものであれば如何なるものであっても
よいことは勿論である。
の乾燥灰20aは、公知の磁選機23により金属材28
を除去されたあと、コンベア25によりバグフィルター
装置24からの媒塵等と一緒に灰バンカー26内へ搬出
される。
00℃の温度を有する排ガスC4 は、バグフィルター装
置24により除塵等の処理が行われたあと、一部は循環
送風機27bにより乾燥機21へ再循環され、また残部
は送風機27aにより後述する2次燃焼装置5内へ供給
される。その結果、排ガスC4 内に含有されているダイ
オキシン類は、高温の2次燃焼装置5内で熱分解される
ことになり、ダイオキシン類の外部への放散は殆ど起こ
らない。尚、本実施態様では乾燥機からの排ガスC4 の
処理装置としてバグフィルター装置24を使用している
が、当該排ガス処理装置はバグフィルター装置以外のも
のであってもよいことは勿論である。
コンベアー26aにより表面溶融炉1のホッパ1a内へ
搬送され、プッシャー1bにより順次溶融炉1内へ供給
されて行く。
全く同じ構造を有するものであり、燃料供給装置11か
らの灯油等の燃料Bの燃焼により溶融炉1内の被溶融物
(乾灰20a)を溶融し、溶融スラグ15を形成する。
また、形成された溶融スラグ15は被溶融物層20aの
表面に沿って流下し、スラグタップ2から水封コンベア
装置3上へ落下することにより、水砕スラグ16となっ
て外部へ搬出されて行く。
等の還元性ガス供給部11bと灯油等の燃料Bの供給部
11cを備えており、前記表面溶融炉1内では、バーナ
17から噴出された燃料Bが、空気予熱器6からの燃焼
用空気A1 の供給(空気比約1.1)により完全燃焼を
し、被溶融物(乾灰)20aを加熱溶融する。
ガスC1 は、1000〜1200℃の温度を有してお
り、溶融炉1の下方から高温煙道4を通して2次燃焼装
置5の下方部へ排出される。また、高温排ガスC1 の一
部は、前述の通り熱風乾燥機21の熱源として利用する
ため、溶融炉1の下方より引き抜かれて熱風乾燥機21
側へ送られる。
焼が高温燃焼であるため、NOxが比較的多く含まれて
おり、O2 が12%の際には約200ppmのNOx濃
度となっている。
キシン類は、溶融炉1内が高温燃焼であるため、燃焼が
安定している際には高熱によりほぼ完全に分解されてし
まい、その結果ダイオキシン類の濃度は無視し得る程度
になっている。但し、被溶融物である乾燥灰20aに含
まれる未燃物(可燃性成分)が大きく変化したような場
合には、溶融炉1内の燃焼状態が一時的に不完全燃焼状
態になることがあり、この様な状態下に於いてはCOや
ダイオキシン類が生成され、高温排ガス内のダイオキシ
ン類の温度が上昇することがある。
天然ガス吹込口11aが設けられており、当該吹込口1
1aより燃料供給装置11の還元性ガス供給部11bか
らの天然ガスが高温排ガスC1 内へ吹き込まれる。これ
によって、高温排ガスC1 は還元性雰囲気となり、次の
ような反応を経てNOxの還元除去が行なわれる。
構は下記の通りである。 CnHm+O2 →Cn′Hm′+CO+H2 O NO+Cn′Hm′→Cn″Hm″+N2 +CO+H2
O 或いは NO+Cn′Hm′→Cn″Hm″+HNi+CO+H
2 O また、高温煙道4内に於ける高温排ガスC1 のガス流速
は5〜6m/secに、滞留時間は約1sec以上に夫
々設定されており、上記のNOxの分解反応が十分に行
なわれるように考慮されている。
り、還元性雰囲気になってNOxが除去された後の高温
燃焼排ガスC2 は、引き続き2次燃焼装置5内へ入り、
ここで燃焼空気A2 が吹き込まれることにより、前記乾
燥機20からの排ガスC4 と共に2次燃焼をする。
ガスC2 の温度は約1000℃以上であるため、通常2
次燃焼装置5には助燃装置が不要である。また、2次燃
焼装置5内に於ける高温排ガスC2 及び乾燥機排ガスC
4 の2次燃焼は、空気比を1.2〜1.3程度に押えた
燃焼であり、従ってNOxの生成は殆んど無視し得る程
度である。更に、2次燃焼装置5内に於ける高温排ガス
C2 の滞留時間は約2sec以上に設定されており、約
900℃の温度下に約2sec間滞留することによっ
て、高温排ガスC2 内に残留していたダイオキシン類は
ほぼ完全に熱分解されることになる。
温排ガスC3 は、NOx濃度が低く且つダイオキシン類
も殆んど分解されてしまった排ガスC3 となっており、
2次燃焼装置5から引き続き空気予熱器6へ導入され、
ここで熱回収が行なわれたあと、ガス冷却装置7へ送ら
れる。尚、空気予熱器6に於いては、新鮮空気が約35
0℃に予熱され、表面溶融炉1の燃焼空気A1 及び2次
燃焼装置5の燃焼空気A2 として使用される。また、2
次燃焼装置5へ供給する燃焼用空気A2 は、2次燃焼装
置5の出口側に設けた酸素濃度検出器18からの排ガス
酸素濃度値により制御されている。更に、ガス冷却装置
7では、排ガスC3 内へ水噴射口19から冷水が噴霧さ
れ、これにより排ガスC3 の冷却が行なわれる。
まで冷却された排ガスCはバグフィルター装置で除塵及
び脱塩されたあと、煙突(図示省略)を通して大気中へ
放散される。尚、ハグフィルター装置8のガス入口側に
は助剤供給装置12が接続されており、助剤噴出口12
aからCa(OH)2 等の助剤を排ガスC3 内へ供給す
ることにより、バグフィルター装置8の濾材外表面に酸
性ガスやSOx、媒塵等の吸収剤層が形成される。ま
た、バグフィルター装置8からの媒塵(溶融飛灰)は薬
剤固化され、無害化される。
て表面溶融炉を用いているが、高温排ガス内のダイオキ
シン類を完全に熱分解することができる溶融炉であれ
ば、如何なる型式の溶融炉であってもよいことは勿論で
ある。また、図1の実施態様に於いては、後述するよう
に高温排ガス内へ供給するガスを天然ガスとしている
が、高温排ガス内へ混入することによりこれを還元雰囲
気にすることが可能なCnHm成分を含有する還元性ガ
スであれば、天然ガスに替えて使用可能である。更に、
図1の実施態様に於いては、排ガス処理装置としてバグ
フィルター装置8、24を使用しているが、バグフィル
ター装置8、24に代えて他の集塵装置等を組み合せた
排ガス処理装置であってもよいことは勿論である。
炉1から排出される高温排ガスの一部を湿灰20の乾燥
用熱源としているため、新たな燃料を使用することなし
に湿灰を乾燥させることができ、湿灰溶融処理装置の燃
比の大幅な向上が可能となる。また、乾燥機でダイオキ
シンが生成しても、2次燃焼装置に於いて当該排ガスを
高温燃焼させるため、殆んど熱分解されることになる。
更に、乾燥時に発生して乾燥灰中に残留したダイオキシ
ン類は、溶融炉内に於ける高温燃焼時に分解されるた
め、溶融炉からの高温排ガス内のダイオキシン類は低減
される。加えて、本発明に於いては、排ガス処理設備の
容量は従前の乾燥灰の溶融処理の場合と殆んど同じ容量
で十分であり、乾燥機排ガスの処理装置は別途に必要と
するものの大幅な排ガス処理装置の容量増加は生じな
い。
出通路である高温煙道に於いて、高温排ガス内へ還元性
ガスを吹き込み、高温排ガスを還元性雰囲気として含有
するNOxを還元分解させると共に、NOxを低減せし
めた高温排ガスを再燃焼させることにより、高温排ガス
内に残留するダイオキシン類を分解除去するようにして
いる。その結果、NOxとダイオキシンを除去するため
に夫々専用の除去装置を設けることなしに両者を同時に
除去することができ、設備費や溶融処理費の大幅な削減
が可能になると共に、環境汚染をより有効に防止するこ
とができる。
Ox除去が行なえること、(ロ)被溶融物(湿灰)内の
未燃性成分の変動によりCOの発生があっても、2次燃
焼によってCOが燃焼されるため、未燃焼ガスが外部へ
放出されることがないこと、(ハ)2次燃焼によりダイ
オキシン類が分解されるため、回収ダスト内のダイオキ
シン類も大幅に少なくなること等の多くの効用が奏され
る。本発明は上述の通り優れた実用的効用を奏する発明
である。
構成を示す系統図である。
等の溶融処理装置の構成を示す系統図である。
A2 は燃焼用空気、Bは燃料、C1 ・C2 ・C3 は高温
排ガス、C4 は乾燥機排ガス、1は溶融炉、1aはホッ
パ、1bはプッシャー、2はスラグタップ、3は水封コ
ンベア装置、4は高温煙道、5は2次燃焼装置、6は空
気予熱器、7はガス冷却装置、8は排ガス処理装置(バ
グフィルター装置)、9は押込送風機、10は誘引通風
機、11は天然ガス供給装置、11aは天然ガス吸込
口、12は助剤供給装置、12aは助剤吹込口、13・
14は灰搬出コンベア、15は溶融スラグ、16は水砕
スラグ、17はバーナ、18は排ガスの酸素濃度検出
器、19は水噴射口、20は高含水率の燃焼残滓や飛灰
(湿灰)、20aは乾燥後の燃焼残滓や飛灰(乾灰)、
21は熱風乾燥機、21aは湿灰受入れホッパ、21b
はフィーダー、22は熱風炉、23は磁選機、24はバ
グフィルター装置、25はコンベアー、26は灰バン
カ、26aはコンベアー、27a・27b・27cは送
風機、28は金属材。
Claims (5)
- 【請求項1】 湿灰の乾燥処理部と乾燥灰の溶融処理部
とから成る湿灰の溶融処理装置に於いて、前記湿灰の乾
燥処理部を、溶融処理部の溶融炉からの高温排ガスの一
部を熱源として湿灰を乾燥させる熱風乾燥機と,熱風乾
燥機からの排ガスを処理する排ガス処理装置と,排ガス
処理装置からの排ガスを溶融処理部の2次燃焼装置へ送
給する通風機とから構成すると共に、前記乾燥灰の溶融
処理部を、乾燥処理部からの乾燥灰を加熱溶融する溶融
炉と,前記溶融炉からの高温排ガスを排出する高温煙道
と,高温煙道内の高温排ガス内へ還元性のガスを供給す
る還元性ガス供給装置と,前記還元性雰囲気とした高温
排ガス及び前記熱風乾燥機からの排ガスを燃焼させる2
次燃焼装置と,2次燃焼装置からの高温排ガスの温度を
下降させる装置と,温度を下降せしめた2次燃焼装置か
らの排ガスを清浄化する排ガス処理装置とから構成した
ことを特徴とする湿灰の溶融処理装置。 - 【請求項2】 溶融炉を表面溶融炉に、還元性ガスを天
然ガスに、2次燃焼装置からの排ガスの温度を下降させ
る装置を空気予熱器及び冷却装置に、2次燃焼装置及び
乾燥機からの排ガスの処理装置をバグフィルター装置に
夫々するようにした請求項1に記載の湿灰の溶融処理装
置。 - 【請求項3】 溶融炉からの高温排ガスを熱源とする乾
燥機により湿灰を乾燥させたあと、前記乾燥機からの乾
燥灰を溶融炉により溶融すると共に、溶融炉からの高温
排ガス内へ還元性ガスを吹き込んで高温排ガスを還元雰
囲気にし、前記還元雰囲気にした高温排ガスと前記乾燥
機からの排ガスとを2次燃焼装置で再燃焼させる構成と
したことを特徴とする湿灰の溶融処理方法。 - 【請求項4】 乾燥機からの排ガスの一部を、前記乾燥
機の熱源用に溶融炉から引き出した高温排ガス内へ混入
し、約600℃近傍の温度とした加熱用排ガスを乾燥機
へ供給するようにした請求項3に記載の湿灰の溶融処理
方法。 - 【請求項5】 溶融炉を表面溶融炉とすると共に、還元
性ガスを天然ガスとし、更に、乾燥機からの排ガスをバ
グフィルター装置により処理したあと2次燃焼装置へ送
給するようにした請求項3に記載の湿灰の溶融処理方
法。
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JP17386997A JP3343328B2 (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 湿灰の溶融処理装置及び溶融処理方法 |
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JPH1119618A JPH1119618A (ja) | 1999-01-26 |
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1997
- 1997-06-30 JP JP17386997A patent/JP3343328B2/ja not_active Expired - Fee Related
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