JPH0455058Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0455058Y2
JPH0455058Y2 JP19209187U JP19209187U JPH0455058Y2 JP H0455058 Y2 JPH0455058 Y2 JP H0455058Y2 JP 19209187 U JP19209187 U JP 19209187U JP 19209187 U JP19209187 U JP 19209187U JP H0455058 Y2 JPH0455058 Y2 JP H0455058Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road surface
rotor
hood
crushed
teeth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19209187U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0198214U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19209187U priority Critical patent/JPH0455058Y2/ja
Publication of JPH0198214U publication Critical patent/JPH0198214U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0455058Y2 publication Critical patent/JPH0455058Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Repair (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、路面を破砕し且つその破砕片を混
合するロードスラビライザのロータ装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来のロードスタビライザのロータ装置として
は、例えば実開昭59−35412号公報に記載される
ようなものがある。
この従来技術は、走行車両に支持されて路面に
伏せられるフードと、路面を破砕混合するカツタ
を外周に備えてフード内で回転するロータと、を
有し、ロータの回転によつてそのカツタにより路
面を掬い上げて破砕し、且つ破砕片をフード内側
で後側に跳ね飛ばして混合し、さらにフード後端
のゲートで所定の高さに整地するようになつてい
る。路面を破砕する様子が第4図に示され、同図
において1が地盤、2が路面のアスフアルト層、
3がアスフアルト層の破砕片、4がカツタ、5が
ロータである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記従来の技術によれば、ロー
タ5の回転によりカツタ4が前進しながら下から
地盤1とアスフアルト層2とを掬い上げて、これ
らを破砕し、且つ後方に跳ね飛ばして混合するも
のであつて、アスフアルト層2は端部から前記カ
ツタ4により掬い上げられることから、第4図に
示すように広い範囲において捲り上げられ、これ
がそのまま又は途中で折れて各種の大きさに破砕
されるものであるため、破砕片3の大きさが大小
様々であつた。
このため、破砕片3の中には大きいものも多く
含まれることになるから、これらが混合されて再
度舗装や整地(路面の再生)に使用されると、そ
の再生に支承をきたすことになるという課題があ
る。ちなみに、前記路面の再生のためには破砕片
3の寸法は各辺において50mmを超えないことが好
ましいとされ、これを超えるもの(大破砕片)が
多い場合には、この大破砕片の除去や再度の破砕
が行われる。
このような課題を解決するために、従来ではフ
ード内面に邪魔板を突設して、破砕片3をこれに
衝突させることにより再度破砕される構造をとる
ものもあつたが、ロータ5の回転力程度で破砕片
3を邪魔板に衝突させても、大破砕片をさらに破
砕することは有効ではなく、前記の課題は解決さ
れなかつた。
この考案は、このような従来技術の課題に着目
してなされたものであつて、ロータの前側で、カ
ツタにより端部が掬い上げられて捲られるアスフ
アルト層を、カツタの近くで上から押さえること
によつて、アスフアルト層が広範囲に浮き上がる
ことを抑制すれば、破砕片が小さくなることの知
見を得て実現したものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の、ロードスタビライザのロータ装置
は、走行車両に支持されて路面に伏せられるフー
ドと、路面を破砕混合するカツタを外周に備えて
フード内で回転するロータと、多数の歯を櫛歯状
に並べてなり且つ前記フード内で前記ロータの前
側に配置される路面押さえ具とを有し、前記路面
押さえ具は、歯の先端が路面に近づけて配置さ
れ、且つ歯の先端が前記位置と路面から離れた位
置との間で移動可能に取付けられてなる。
〔作用〕
通常は、路面押さえ具を、歯の先端が路面に近
づけられた状態で使用する。この場合には、ロー
タの前側で、カツタにより掬い上げられて端部が
捲り上げられるアスフアルト層を、路面押さえ具
の各歯の先端によつて、カツタの近くで上から押
さえることになるから、アスフアルト層が広範囲
に浮き上がることが抑制される。このためアスフ
アルト層は、路面押さえ具とカツタとの間におい
て折れて分離し且つカツタによつて破砕されるか
ら、破砕片は路面押さえ具の各歯の先端とカツタ
との間の寸法以下の大きさに破砕されることにな
る。
また、路面の他の部位から発生した大形の破砕
片を並行して破砕する場合には、路面押さえ具
を、各歯の先端が路面から離れた位置になるよう
に移動させてこれを退避させ、カツタの前方を解
放する。この状態で、破砕する路面に前記大形の
破砕片を置けば、前進により路面のアスフアルト
層とともに前記大形の破砕片を破砕することがで
きる。
〔実施例〕
第1〜3図はこの考案の実施例を示すものであ
り、ここで1が地盤、2が路面のアスフアルト
層、3がアスフアルト層の破砕片、4がカツタ、
5がロータであり、カツタ4はロータ5の一部を
なす。これらの構成は前記従来技術と同一であ
り、さらに前記ロータ5は、走行車両に支持され
たフード6により覆われ且つ回転自在に軸支され
て、走行車両の駆動源に連結されて回転駆動する
ようになつていることは周知の通りである。ま
た、フード6の後端にはゲート7がシリンダ装置
8によつて後方に旋回して開閉するようになつて
いて、このゲート7の高さに応じて後述の破砕片
3が所定の高さに整地されるようになつているこ
とも周知の通りである。
フード6内には、ロータ5の前側において、軸
周りに旋回する旋回軸9が左右方向に延びて水平
に架設され、その一端がフード6の側方に突出
し、その突出部に旋回アーム10が固定されて、
この旋回アーム10を旋回させることにより旋回
軸9が旋回するようになつている。11は旋回軸
9の軸受であり、旋回軸9の中途を12で示す軸
受によつてフード6に支持することも可能であ
る。
旋回軸9には、多数の歯14を櫛歯状に並べて
固定することにより路面押さえ具15を構成して
いる。この路面押さえ具15は、歯14の先端が
下方を向いて路面に近づいた姿勢に配置され、第
3図に示すように、歯14の先端とカツタ4との
距離Lを、破砕片3の破砕目的寸法の最大値に設
定してある。たとえば、破砕片3の最大値を50mm
とする場合には、前記距離Lを50mmに設定してお
く。このとき、各歯14の相互の間隔も50mmとす
る。なお、これらの各寸法は、破砕目的の寸法に
対応して変更可能であることは勿論であり、実用
上は距離L及び歯14の間隔は70mmあつても充分
使用することができる。また、路面押さえ具15
は、歯14の先端が前記下方を向いた位置と、こ
れが前方向を向く位置との間で旋回可能になつて
いる。この旋回は、前記旋回アーム10の旋回に
より行うものとし、当該旋回アーム10には、こ
の旋回駆動をし且つ旋回前後の各位置に路面押さ
え具15を固定するための、例えばシリンダ装置
やリンク機構等を連結する。
なお、第1図におけるフード6の前端は開口さ
れているが、公知のようにゴム等の可撓性素材か
らなる板材を垂下して、ここを閉塞してもよいこ
とは勿論である。また、歯14は先端部を屈折し
た形状をなして、歯14の先端が下を向いた位置
では、その上部が略垂直をなし且つ先端がロータ
5に近づくようになつているが、先端が前記のよ
うにロータ5に近づいた位置になる構成であれ
ば、歯14は他の形状をしていてもよい。
次にこの実施例の作動を説明する。
フード6とロータ5とは、走行車両の走行によ
つて第1,3図において左方に移動し、且つロー
タ5が同図において右回転して、前記移動と回転
とによつて地盤1表面のアスフアルト層2とその
下側の層を掬い上げて破砕し且つ混合する。
そこで、通常は、路面押さえ具15を、第1〜
3図に示すように歯14の先端を下向きにして、
路面に近づけた状態で使用する。この場合には、
ロータ5の前側で、カツタ4により掬い上げられ
て第3図に示すように端部が捲り上げられるアス
フアルト層2を、路面押さえ具15の各歯14の
先端によつて、カツタ14の近くで上から押さえ
ることになるから、アスフアルト層2が広範囲に
浮き上がることが抑制される。このためアスフア
ルト層2は、路面押さえ具15とカツタ4との間
において折れて分離し、またカツタ4によつて破
砕されるから、破砕片3は路面押さえ具15の各
歯14の先端とカツタ4との間の寸法以下の大き
さ(前記の説明に基づけば50mm以下の大きさ)に
破砕されることになる。
また、路面の他の部位から発生した大形の破砕
片を並行して破砕する場合には、旋回アーム10
をシリンダ装置又はリンク機構その他の作動機構
によつて旋回させ、路面押さえ具15を、各歯1
4の先端が前方になるように旋回させて路面から
離し、カツタ14の前方を解放する。この状態
で、破砕する路面に前記大形の破砕片を置けば、
前進により路面のアスフアルト層2やその下層と
ともに前記大形の破砕片を破砕することができ
る。
破砕片3はロータ5の回転によつてフード6内
側を後方に跳ね飛ばされて、切削された地盤1上
面に堆積され、フード6の前記移動により、ゲー
ト7によつて均らされて所定の高さに整地され
る。この整地された破砕片3は、そのままローラ
等による転圧を受けて締め固められ、又はアスフ
アルトピツチ等の混合を受けた後に転圧されて再
生される。
なお、路面押さえ具15の歯14が路面に近づ
いた位置では、歯14の先端とアスフアルト層2
上面との距離は可及的に接近していることが望ま
しいが、破砕するアスフアルト層2はすでに劣化
しているものが多いから、その表面には凹凸が形
成されているため、その凸部に歯14が接して作
業の障害になることを防止するために、歯14の
先端とアスフアルト層2表面との間には若干の隙
間を形成している。
第5図は、この考案の他の実施例を示すもので
あり、前記実施例が、路面押さえ具15を旋回さ
せることにより、その歯14が、路面に近づいた
位置と路面から離れた位置との間で移動できるよ
うにしているに対して、この実施例では前記実施
例の旋回軸9に代えて昇降軸9aとすることによ
り、昇降動作によつて、歯14が路面に近づいた
位置と路面から離れた位置との間で移動できるよ
うにしている。
即ち、昇降軸9aは、フード6の左右の壁6a
に開口された上下方向に長い案内孔6bを貫通し
ており、この案内孔6bに沿つて昇降自在にして
ある。そして昇降軸9aの両端には上端をフード
6に枢着したシリンダ装置16の下端が連結され
て、このシリンダ装置16の伸縮によつて路面押
さえ具15が昇降駆動されるようになつている。
案内孔6bは、垂直方向に延在するものでな
く、傾斜した方向に長く形成されていても、昇降
軸9aが上方に移動することによつて歯14先端
が路面から離れる方向であればよい。また、前記
第1〜3図に示した軸受12に代えて、その軸受
12の位置付近に、図示しないが前記案内孔6b
と同様の案内孔を備えたガイドを、フード6の内
面に設けることも可能であり、さらに、前記シリ
ンダ装置16に代えて、リンク機構その他公知の
作動機構によつて路面押さえ具15を昇降させる
ようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、ロー
タの前側で、カツタにより端部が掬い上げられて
捲られるアスフアルト層を、路面押さえ具の歯の
先端により、カツタの近くで上から押さえること
によつて、アスフアルト層が広範囲に浮き上がる
ことを防止するから、カツタで破砕されずにアス
フアルトが剥離してそのまま後方に跳ね飛ばされ
ることがなくなる。このため、アスフアルト層は
全部がカツタによる破砕を受けることから、破砕
片が所定の大きさ以下に破砕される。従つて、こ
の破砕片がそのまま路面の再生に使用されても、
大きな破砕片が混入することが防止されて、円滑
な路面再生作業及び仕上がりとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す側断面図、第
2図は第1図の−線断面図、第3図は前記実
施例における破砕状態を示す拡大図、第4図は従
来技術の破砕状態を示す拡大図、第5図はこの考
案の他の実施例を示す一部切欠正面図である。 2……アスフアルト層、3……破砕片、4……
カツタ、5……ロータ、6……フード、6b……
案内孔、9……旋回軸、9a……昇降軸、10…
…旋回アーム、14……歯、15……路面押さえ
具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 路面に伏せられるフードと、路面を破砕混合す
    るカツタを外周に備えてフード内で回転するロー
    タと、多数の歯を櫛歯状に並べてなり且つ前記フ
    ード内で前記ロータの前側に配置される路面押さ
    え具とを有し、前記路面押さえ具は、歯の先端が
    路面に近づけて配置され、且つ歯の先端が前記位
    置と路面から離れた位置との間で移動可能に取付
    けられたことを特徴とするロードスタビライザの
    ロータ装置。
JP19209187U 1987-12-18 1987-12-18 Expired JPH0455058Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19209187U JPH0455058Y2 (ja) 1987-12-18 1987-12-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19209187U JPH0455058Y2 (ja) 1987-12-18 1987-12-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0198214U JPH0198214U (ja) 1989-06-30
JPH0455058Y2 true JPH0455058Y2 (ja) 1992-12-24

Family

ID=31482964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19209187U Expired JPH0455058Y2 (ja) 1987-12-18 1987-12-18

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0455058Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0198214U (ja) 1989-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0455058Y2 (ja)
JP3116301B2 (ja) 鉄道用多機能型雪掻き装置
JPH11313503A (ja) 整畦機
US3958831A (en) Tunnel excavator
JP3320873B2 (ja) コンベヤを備えた路盤切削装置
JP2551442B2 (ja) 堆積土砂等の清掃装置
JP2003293600A (ja) コンクリート用溝掘削装置
JP2926387B2 (ja) 草刈機
JP3057673B2 (ja) 舗装剥離破砕機
JPH0726508A (ja) 路面切削機
JP3669954B2 (ja) マルチプラウ
JP2000192785A (ja) ロードヘッダ
JPS627708Y2 (ja)
JP3169101B2 (ja) 路面掻きほぐし装置の前カバー機構
JP2522474Y2 (ja) 路面掻きほぐし装置
JPH0526090Y2 (ja)
JPH0716723Y2 (ja) ロードスタビライザの作業装置
JPH0443522B2 (ja)
JPH0726509A (ja) 路面切削機
JPS6043534A (ja) 造成地の法面整地用アタツチメント
JPH0646242Y2 (ja) 耕起反転作業機
JP3021022U (ja) 水平回転式切削機
JPH0431288Y2 (ja)
JPS5938494Y2 (ja) スタビライザ−の作業機装置
JP2597197Y2 (ja) ブレーカ型杭頭処理機