JP3669954B2 - マルチプラウ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路又は駐車場等に積もった雪を除去するために用いられるマルチプラウに関する。
【0002】
【従来の技術】
降雪量が多い地域では、道路又は駐車場等に積もった雪を除去するために、マルチプラウが用いられている。このマルチプラウは、例えばホイールローダのような車両(以下、ベース車という)の前部に装着されて用いられる。
【0003】
図7は、従来のマルチプラウの構成を示す斜視図である。図7に示すように、マルチプラウ112は、ベース車111の前部に着脱自在な取付部130と、該取付部130の左右両側に取り付けられたブレード131とを有している。夫々のブレード131は、取付部130に回動自在に取り付けられており、図示しない回動機構により、夫々独立に回動されるようになっている。
【0004】
ブレード131の前面部は、雪を押しのけるための除雪面139とされており、この除雪面139は、雪を効果的に集めることができるように、縦断面視で略円弧状をなすべく内側へ湾曲せしめられている。
【0005】
図8は、従来のマルチプラウの使用例を示す模式図である。図8(a)は、2つのブレード131を略直線状に並べたときの状態を示し、図8(b)は、(a)の状態から2つのブレード131を前方へ回動させたときの状態を示し、図8(c)は、(a)の状態から2つのブレード131を後方へ回動させたときの状態を示している。図8(a)に示すように、2つのブレード131を左右へ略直線状に並べた状態では、ベース車111を前進させることにより雪を前方へ押し出すことができる。
【0006】
例えば交差点での除雪作業では、一方の道路から取り除いた雪によって他方の道路を塞ぐことがないように作業をする必要がある。このように道路等から取り除いた雪を除雪位置の周辺に残さないように除雪する必要がある場合には、図8(b)に示すように、2つのブレード131を略V字状に配置した状態で、ベース車111を前進させるように作業することが有効である。これにより、ブレード131の除雪面139に雪を集めることができ、除雪位置の周辺に雪を残すことなく除雪を行うことができる。
【0007】
更に、両側に家屋等の間口及び交差点等がない道路の除雪を行うときには、図8(c)に示すように、2つのブレード131を略倒立V字状に配置した状態でベース車111を前進させ、雪を両方の路肩に押し流すように作業することが有効である。これにより、積雪量が多い場合でも、迅速に除雪作業を完了することができる。
【0008】
以上の如きマルチプラウ112にあっては、この他にも、ブレード131の一方を横長に配置した状態とし、他方を前方へ傾斜させる等、ブレード131を様々な配置状態とすることができ、これにより多様な除雪作業が可能となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のマルチプラウでは、例えばブレード131を図8(c)に示すように略倒立V字状に配置した状態でベース車111を前進させ、道路に積もった雪を路肩へ押し流して除雪している場合であって、ベース車111が家屋の間口又は交差点等(以下、間口という)を通過するときには、ブレード131を前方へ回動させて図8(b)に示すような状態へ変化させ、間口に雪が残らないようにする必要があるが、ブレード131は道路の幅の略半分程度の長さを少なくとも有しているため、ベース車111の進行速度に対して高速に回動させることが困難であり、従ってブレード131の回動動作が間に合わず、前記間口に雪が残ってしまうことがあった。
【0010】
また、前記間口に雪を残さずに除雪するためには、ブレード131の回動が完了するまで、前記間口の手前でベース車111を停止しておく必要があり、除雪作業に時間がかかっていた。
【0011】
また、ブレード131を比較的高速に回動させるためには、ブレード131を回動させるための回動機構の出力を大きくする必要があり、コストも増大するため、現実的ではない。
【0012】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、間口に雪を残さずに容易に除雪することが可能なマルチプラウを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係るマルチプラウは、ベース車の前部に取り付け可能としてある取付部と、該取付部の両側方に配設され、該取付部に前後方向へ回動可能に夫々連結されている一対のブレードとを備えるマルチプラウにおいて、前記ブレードの少なくとも一方は、一端が前記取付部に連結されているブレード本体と、該ブレード本体の他端側に設けられたブレード端部とを有し、該ブレード端部を前記ブレード本体に対して前後方向へ回動させる回動機構を備えており、前記ブレード本体及び前記ブレード端部の除雪面は、夫々窪むように湾曲せしめられており、前記ブレード本体の前記ブレード端部と対向する縁部は、内側に窪む略円弧状をなしており、前記ブレード端部の前記ブレード本体と対向する縁部は、前記ブレード本体の形状と略合致するように、ブレード本体側へ突出した円弧状をなしており、前記ブレード本体及び前記ブレード端部の除雪面の対向縁部は、夫々の除雪面が略直線状に並ぶ状態のときに略合致する形状とされており、前記回動機構は、前記ブレード端部を前記ブレード本体の前方へ回り込ませるように回動させるべくなしてあることを特徴とする。
【0014】
上記発明によれば、ブレード端部の除雪面積がブレードの全体除雪面積に比して小さくすることが可能なため、ブレード端部の回動をブレード全体の回動に比して高速に行うことができる。従って、ブレード端部が設けられたブレードをその外側端部(路肩側端部)を後方へ向けて傾斜させた状態でベース車を進行させ、路肩へ雪を押し流して除雪を行っている場合に、間口を通過するときだけブレード端部を前方へ回動させることにより、容易に間口に雪を残さずに除雪を行うことが可能となる。前記ブレード本体及び前記ブレード端部の除雪面を、夫々窪むように湾曲させているので、除雪の際に雪を集め易くすることができる。前記ブレード本体の前記ブレード端部と対向する縁部は、内側に窪む略円弧状をなしており、前記ブレード端部の前記ブレード本体と対向する縁部は、前記ブレード本体の形状と略合致するように、ブレード本体側へ突出した円弧状をなしているので、ブレード端部の回転時にブレード本体とブレード端部とが干渉することを回避することが可能となる。前記ブレード本体及び前記ブレード端部の除雪面の対向縁部を、夫々の除雪面が略直線状に並ぶ状態のときに略合致する形状とし、前記回動機構を、前記ブレード端部を前記ブレード本体の前方へ回り込ませるように回動させるような構成とすることにより、ブレード本体及びブレード端部の除雪面が略直線状に並べられているときには、両除雪面の間に殆ど隙間が生じることがなく、除雪の際に除雪面に集められる雪がこのような隙間から後方へ流れることがない。また、ブレード端部をブレード本体の前方へ回り込ませるように回動させることにより、ブレード端部をブレード本体に干渉させることなく回動させることが可能である。
【0015】
上記発明においては、前記ブレードの両方を、ブレード本体と、ブレード端部とによって構成することも可能である。これにより、各ブレード本体及び各ブレード端部を様々な方向へ動作させることができ、更に多様な除雪作業が可能となる。
【0016】
上記発明においては、前記ブレード本体及び前記ブレード端部の夫々に雪を押しのけるための除雪面を設け、前記回動機構を、前記ブレード本体及び前記ブレード端部の除雪面が略直線状に並ぶ状態から、夫々の除雪面の延長面が所定の回動限界角度で交差する状態までの範囲で、前記ブレード端部を回動させるべく構成することも可能である。これにより、ブレード本体及びブレード端部の除雪面を略直線状に配置した場合には、従来のマルチプラウと同様の動作を行わせることが可能であり、この状態からブレード端部を回動限界角度に至るまでの範囲で前方へ回動させることにより、前述したように様々な除雪作業を行うことが可能となる。
【0017】
上記発明においては、前記回動限界角度を、35°〜50°の範囲の中の角度とすることも可能である。回動限界角度が35°未満の場合には、ブレード端部の回動範囲が狭いために十分な効果が得られず、また回動限界角度が50°を越える場合には、ブレード本体とブレード端部との干渉を防止しつつ回動範囲を確保するために、構造の複雑化、大型化を招く虞がある。一方、ブレード端部の回動限界角度が35°〜50°の範囲であれば、ブレード端部をブレード本体に干渉させることなく回動させることが容易に実現でき、しかも雪の流れを止める等の効果を十分に達成できる。
【0018】
上記発明においては、前記ブレード端部の除雪面の横方向の長さを、前記ブレードの除雪面の横方向の全長に対して2割〜4割の長さとして構成することも可能である。ブレード端部の除雪面の横方向の長さが、ブレードの除雪面の横方向の全長に対して2割未満の長さの場合には、ブレード端部の除雪面が小さいため雪の流れを止める等の効果が十分に達成されず、また4割を越える長さの場合には、ブレード端部が大型なものとなるため、これを高速に回動させることができないか、又は回動機構の出力を大きくする必要がある等の弊害が生じる。これに対して、ブレード端部の除雪面の横方向の長さを、ブレードの横方向の全長に対して2割〜4割の長さの場合には、ブレード端部の除雪面の大きさを十分に確保でき、しかもブレード端部が大型になり過ぎない。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係るマルチプラウについて、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0022】
図1は、本発明の実施形態に係るマルチプラウがベース車に搭載された状態を示す部分破断側面図である。ベース車11は、4輪走行車であってマルチプラウ12を動作させるための油圧ユニット(図示せず)を装備している。また図1に示すように、ベース車11の前部には、油圧シリンダ13,14およびリンク機構15を備えた支持装置16が設けられており、マルチプラウ12はこの支持装置16に取り付けられて、ベース車11に装着されている。
【0023】
リンク機構15は、昇降アーム17、回動アーム18および連結アーム19を有しており、昇降アーム17は油圧シリンダ14によって昇降され、回動アーム18は油圧シリンダ13によって回動される。連結アーム19は、図に示すようにマルチプラウ12に連結されており、これにより、昇降アーム17の昇降に応じてマルチプラウ12を昇降させたり、後述する除雪面36,39,47の上下方向の角度を変更することができるようになっている。
【0024】
マルチプラウ12は、図に示すようにベース車11に設けられた支持装置16に着脱自在に装着されている。更に詳しくは、マルチプラウ12が、支持装置16の前記昇降アーム17及び前記連結アーム19の先端に、左右方向を軸長方向とした連結ピン20,21によって枢着されることにより、マルチプラウ12の指示装置16への装着が達成されている。
【0025】
図2及び図3はマルチプラウ12の構成を示す平面図及び背面図である。図に示す如く、マルチプラウ12は取付部30及び2つのブレード31から主として構成されている。取付部30は、マルチプラウ12をベース車11に装着するときに前述した支持装置16に対向配置されるメインフレーム32を備えている。このメインフレーム32の後部中央部からは連結部33が突設されており、該連結部33の両側方からは2つの連結部34が突設されている。連結部33,34は、夫々2枚の対向配置された鋼板等から構成されており、前述した連結ピン20,21を挿通するための孔(図示せず)を有している。そして、該孔に連結ピン20,21を挿通することにより、取付部30が前述した昇降アーム17及び連結アーム19に連結されることとなる。
【0026】
メインフレーム32の前部には、平面視で略扇状をなす除雪部35が設けられている。該除雪部35は、図1及び図3に示すように、その上端部と下端部へ向けて扇形の半径が大きくなるように、上下方向中間部が細く形成されており、図1に示すように前面が雪を押しのけるための除雪面36とされている。
【0027】
この除雪部35の両側にはブレード31が配置されている。ブレード31は、メインフレーム32に連結されたブレード本体37と、該ブレード本体37の外側端部に配置されたブレード端部38とから主として構成されている。ブレード本体37は、概ね湾曲せしめられた板状をなしており、主として鋼材によって形成されている。また該ブレード本体37には、その剛性を確保するために複数箇所に補強用のリブ45が設けられている。図1に示すように、ブレード本体37は前面が除雪面39とされており、この除雪面39が後方へ窪むように、縦断面視で略円弧状をなすように湾曲されている。また除雪面39の除雪部35側の端部は、除雪部35の形状に略合致するように、円弧状に突出した形状とされている。これによって、除雪部35及び除雪面39の間には殆ど隙間がなく、除雪時に両者の間から殆ど雪が漏れることがない。
【0028】
図4は、図2に示したA−Aでの矢視図である。なお、図4では図を簡単にするために、取付部30とブレード本体37との連結箇所についてのみ図示している。図4に示す如く、夫々のブレード本体37は、除雪部35とヒンジ構造にて連結されている。具体的には、夫々のブレード本体37の除雪部35側端部からは、上下に離隔された2つのレバー40が設けられており、除雪部35の後部に上下に離隔せしめられて設けられた2つの枢支部41によって前記レバー40が前後方向へ回動可能に枢支された状態となっている。
【0029】
また、図2及び図3に示すように、メインフレーム32とブレード本体37とは、油圧シリンダ42によって連結されている。具体的には、油圧シリンダ42のボトム側の端部が、メインフレーム32の下部に設けられた支持部43に上下方向を軸長方向とした連結ピン43aによって枢着されており、油圧シリンダ42のシリンダロッド側の端部が、ブレード本体37の後部からブレード端部38側へ張り出したように延設された連結部44に、上下方向を軸長方向とした連結ピン44aによって枢着されている。これにより、油圧シリンダ42が伸縮することによって、ブレード本体37がメインフレーム32に対して前後に回動することとなる。本実施形態においては、ブレード本体37の回動範囲を、2つのブレード本体37が略直線状に並んだ状態(以下、基準状態という)から前側へ30°まで回動可能であり、また後側へ40°まで回動可能であることとしている。しかし、このような回動範囲はメインフレーム32及びブレード本体37の形状並びに両者の取付関係等によってその他の範囲に定めることができることは明らかであり、従ってこれに限定されるものではない。
【0030】
またブレード本体37に設けられた前記連結部44には、略円盤状のシュー46が設けられている。このシュー46は、ブレード本体37及びブレード端部38と地面との間隔を調節するためのものである。
【0031】
図5は、ブレード端部38がブレード本体37に対して回動する状態を説明するマルチプラウ12の平面図である。ブレード端部38は、ブレード本体37の形状に対応するように、縦断面視で後側に窪んだ略円弧状をなすべく湾曲されており、図1に示す如くその前面が除雪面47とされている。本実施形態におけるブレード端部38は、その除雪面47の長さがブレード31の除雪面39,47の全体の長さの約3割程度の長さとされている。ブレード端部38とブレード本体37とは、図3及び図5に示す如くヒンジ構造にて連結されている。更に具体的には、ブレード端部38の後部から延設された連結レバー48,52と、ブレード本体39の最もブレード端部38の近傍に位置するリブ45に設けられた複数の連結部49とに、上下方向を軸長方向とする連結ピン50が貫通することにより、ブレード端部38がブレード本体39に対して前後に回動可能であるように連結されている。
【0032】
また、ブレード本体37とブレード端部38とは油圧シリンダ51にて連結されている。具体的には、前述した連結レバー52が鈎状をなしており、その先端部分が前記連結ピン50の貫通位置とされている。この連結レバー52の屈曲部分に前記油圧シリンダ51のシリンダロッドの先端部が上下方向を軸長方向とした連結ピン55によって横方向へ回動自在に枢着されている。またブレード本体37の後部側には連結部53が設けられており、この連結部53に前記油圧シリンダ51のボトム側の端部が同様に連結ピン54によって横方向に回動自在に枢着されている。従って、油圧シリンダ51が伸縮することにより、ブレード端部38がブレード本体37に対して前後に回動することとなる。従って、本発明に係るマルチプラウの回動機構は、油圧シリンダ51,連結レバー52,連結ピン55,連結部53,連結ピン54によって構成されている。
【0033】
更に、ブレード本体37の外側縁部、即ちブレード端部38と対向する部分は、内側に窪む略円弧状をなしている。一方ブレード端部38は、このようなブレード本体37の形状と略合致するように、ブレード本体37側の端部がブレード本体37側へ突出した円弧状をなしている。更に詳しく説明すると、ブレード本体37及びブレード端部38の夫々の対向箇所は、図5に示す如く、あたかも平面視でブレード本体37の長手方向に対して所定角度傾斜した略直線状に切断されたかの如き形状をなしている。前述したようにブレード本体37及びブレード端部38は湾曲しているため、夫々の端部をこのように平面視で前記長手方向に対して傾斜した略直線状に形成することにより、ブレード本体37の端部は取付部30側へ窪んだ円弧状をなし、ブレード本体38の端部はこれと同じ側へ突出した円弧状をなすこととなる。
【0034】
これにより、ブレード本体37とブレード端部38とが略直線状に並んだ状態(以下、直線状態という)の場合には、ブレード本体37とブレード端部38との間に殆ど隙間がなく、この部分から雪が後方へ漏れることが防止される。また本実施形態では、この直線状態よりブレード端部38が後方へ回動することはないこととしてある。しかし、これに限定されるものではなく、直線状態よりも更にブレード端部38が後方へ回動する構成であってもよいことは言うまでもない。
【0035】
また、直線状態から油圧シリンダ51が伸長した場合には、前述したようにブレード端部38が前方へ回動する。本実施形態では、ブレード端部38が直線状態から前方へ45°まで回動可能としている。しかしこのような回動範囲は、ブレード本体37及びブレード端部38の形状並びに両者の取付関係によってその他の範囲に定めることができることが明らかであり、従ってこれに限定されるものではない。
【0036】
ブレード端部38とブレード本体37とを連結している連結ピン50は、ブレード端部38の除雪面47のブレード本体37側端よりも取付部30側の位置に配置されている。従って、油圧シリンダ51が伸長したとき、連結ピン50を中心としてブレード端部38が回動するため、除雪面47が除雪面39の前側へ回り込むように移動する。また、ブレード端部38の除雪面47のブレード本体37側の端部が前述したように円弧状に突出して形成されているため、ブレード端部38の回動時にブレード本体37とブレード端部38とが干渉することがない。
【0037】
図6は、マルチプラウ12の動作の種類を説明する模式図である。図6(a)は、両方のブレード本体37を基準状態から夫々前方へ回動させ、しかも夫々のブレード端部38を直線状態から前方へ回動させた状態を示している。これは、略V字状に夫々のブレード31を配置した状態でベース車11を進行させることにより雪を集めた後に、夫々のブレード端部38を前方へ回動させて、集めた雪を圧縮した状態を示しており、これにより集めた雪を零さずに搬送することができる。
【0038】
図6(b)は、夫々のブレード本体37を基準状態に配置し、しかも夫々のブレード端部38を前方へ回動させた状態を示している。この状態でベース車11を進行させることにより、より広範な範囲の雪を集めることができる。
【0039】
図6(c)は、夫々のブレード本体37を基準状態から後方へ回動させ、しかも夫々のブレード端部38を直線状態から前方へ回動させた状態を示している。両方のブレード31を後方へ回動させて略V字状に配置した状態でベース車11を進行させて、ベース車11の両側方へ雪を押し流すように除雪している場合に、間口を通過するときだけ図6(c)のように夫々のブレード端部38を前方へ回動させることにより、このときだけベース車11の両側方への雪の流れを止め、間口に雪が残ることを防止することができる。
【0040】
また、ブレード端部38の回動は、前述した油圧シリンダ51を伸長させることによって達成されるが、ブレード端部38の除雪面積はブレード31の全体の除雪面積に対して十分に小さいため、油圧シリンダ42を駆動することによりブレード31全体を回動させる場合に対して高速に回動を完了させることが可能であり、従って間口に雪を殆ど残さずに除雪することが容易に行える。
【0041】
図6(d)は、2つのブレード31をベース車11の進行方向に対して所定角度傾けて直線状に配置し、しかも後ろ側のブレード端部38を直線状態から前方へ回動させた状態を示している。例えば、2車線以上の道路を除雪する場合等、道路の側方の一方(路肩側)のみに雪を押し流したい場合がある。このような場合には、雪を押し流したい方のブレード端部38が後側となるように両方のブレード31を直線状に配し、ベース車11を進行させて、所望の方向へ雪を押し流すこととなるが、間口を通過するときだけ、後側のブレード端部38を直線状態から前方へ回動させることにより、この雪の流れを止め、間口に雪が残ることを防止することができる。
【0042】
【発明の効果】
本発明に係るマルチプラウによる場合は、ブレード本体と該ブレード本体の側端部に設けたブレード端部とによってブレードを構成することにより、ブレード端部の除雪面積がブレードの全体除雪面積に比して小さいので、ブレード端部の回動をブレード全体の回動に比して高速に行うことができ、ブレード端部が設けられたブレードをその外側端部(路肩側端部)を後方へ向けて傾斜させた状態でベース車を進行させ、路肩へ雪を押し流して除雪を行っている場合に、間口を通過するときだけブレード端部を前方へ回動させることにより、容易に間口に雪を残さずに除雪を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るマルチプラウがベース車に搭載された状態を示す部分破断側面図である。
【図2】 本発明の実施形態に係るマルチプラウの構成を示す平面図である。
【図3】 本発明の実施形態に係るマルチプラウの構成を示す背面図である。
【図4】 図2に示したA−Aでの矢視図である。
【図5】 本発明の実施形態に係るマルチプラウにおけるブレード端部のブレード本体に対する回動動作を説明するための平面図である。
【図6】 本発明の実施形態に係るマルチプラウの動作の種類を説明する模式図であり、(a)は、両方のブレード本体を基準状態から夫々前方へ回動させ、しかも夫々のブレード端部を直線状態から前方へ回動させた状態を示す図、(b)は、夫々のブレード本体を基準状態に配置し、しかも夫々のブレード端部を前方へ回動させた状態を示す図、(c)は、夫々のブレード本体を基準状態から後方へ回動させ、しかも夫々のブレード端部を直線状態から前方へ回動させた状態を示す図、(d)は、2つのブレードをベース車の進行方向に対して所定角度傾けて直線状に配置し、しかも後ろ側のブレード端部を直線状態から前方へ回動させた状態を示す図である。
【図7】 従来のマルチプラウの構成を示す斜視図である。
【図8】 従来のマルチプラウの使用例を示す模式図であり、(a)は、2つのブレードを略直線状に並べたときの状態を示す図、(b)は、(a)の状態から2つのブレードを前方へ回動させたときの状態を示す図、(c)は、(a)の状態から2つのブレードを後方へ回動させたときの状態を示す図である。
【符号の説明】
11 ベース車
12 マルチプラウ
13,14 油圧シリンダ
15 リンク機構
16 支持装置
17 昇降アーム
18 回動アーム
19 連結アーム
30 取付部
31 ブレード
32 メインフレーム
33,34 連結部
35 除雪部
36,39,47 除雪面
37 ブレード本体
38 ブレード端部
40 レバー
41 枢支部
42 油圧シリンダ
43 支持部
43a 連結ピン
44 連結部
44a 連結ピン
45 リブ
46 シュー
48,52 連結レバー
49 連結部
50 連結ピン
51 油圧シリンダ
53 連結部
54,55 連結ピン

Claims (5)

  1. ベース車の前部に取り付け可能としてある取付部と、該取付部の両側方に配設され、該取付部に前後方向へ回動可能に夫々連結されている一対のブレードとを備えるマルチプラウにおいて、
    前記ブレードの少なくとも一方は、一端が前記取付部に連結されているブレード本体と、該ブレード本体の他端側に設けられたブレード端部とを有し、
    該ブレード端部を前記ブレード本体に対して前後方向へ回動させる回動機構を備えており、
    前記ブレード本体及び前記ブレード端部の除雪面は、夫々窪むように湾曲せしめられており、
    前記ブレード本体の前記ブレード端部と対向する縁部は、内側に窪む略円弧状をなしており、
    前記ブレード端部の前記ブレード本体と対向する縁部は、前記ブレード本体の形状と略合致するように、ブレード本体側へ突出した円弧状をなしており
    前記ブレード本体及び前記ブレード端部の除雪面の対向縁部は、夫々の除雪面が略直線状に並ぶ状態のときに略合致する形状とされており、
    前記回動機構は、前記ブレード端部を前記ブレード本体の前方へ回り込ませるように回動させるべくなしてあることを特徴とするマルチプラウ。
  2. 前記ブレードの両方は、ブレード本体と、ブレード端部とを有して夫々構成されていることを特徴とする請求項1に記載のマルチプラウ。
  3. 前記ブレード本体及び前記ブレード端部の夫々には雪を押しのけるための除雪面が設けられており、
    前記回動機構は、前記ブレード本体及び前記ブレード端部の除雪面が略直線状に並ぶ状態から、夫々の除雪面の延長面が所定の回動限界角度で交差する状態までの範囲で、前記ブレード端部を回動させるべくなしてあることを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチプラウ。
  4. 前記回動限界角度は、35°〜50°の範囲の中の角度であることを特徴とする請求項3に記載のマルチプラウ。
  5. 前記ブレード端部の除雪面の横方向の長さは、前記ブレードの除雪面の横方向の全長に対して2割〜4割の長さとしてあることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のマルチプラウ。
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