JP3693997B2 - マルチプラウ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路又は駐車場等に積もった雪を除去するために用いられるマルチプラウに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来より、降雪量が多い地域では、道路又は駐車場等に積もった雪を除去するための除雪ユニットとしてアイプラウ及びマルチプラウが用いられている。アイプラウは、例えばトラックのような車両の前部に装着されて用いられ、主に車道に積もった雪を路肩側(一方向に)に飛ばしながら除去する。一方、マルチプラウは、例えばホイールローダのような車両の前部に装着されて用いられる(例えば、特許文献1参照。)。このマルチプラウは、主に上記アイプラウを用いて除去した雪により間口に形成された雪堤などを除去するために用いられる。なお、「間口」とは、歩道と車道との連絡部分、民家の車庫や門等と車道との連絡部分など、車道とそれ以外の部分とを連絡する連絡部分をいう。
【0003】
以上のように従来の除雪作業では、各目的に応じてアイプラウを装着した車両及びマルチプラウを装着した車両がそれぞれ用いられている。従って、作業員は除雪作業の内容に応じてその都度車両を乗り換える必要があり、この乗り換えが作業員にとって非常に煩わしいものとなっていた。更に、従来の除雪作業では2台の車両が必要となるので経済的な負担も大きい。
【0004】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、車道に積もった雪を効率よく除去するとともに、間口に雪を残さずに容易に除雪することができるマルチプラウを提供することを目的とする。
【0005】
【特許文献1】
特公昭61−28051号公報 (第3−5図、第1−4図)
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係るマルチプラウは、ベース車の前部に取り付け可能としてある取付部と、該取付部の両側方に配設され、該取付部に前後方向へ回動可能に夫々連結されている一対のブレードとを備えるマルチプラウにおいて、前記取付部は、その前部に、上下方向中間部から上端部と下端部とへ向けて扇型の半径が大きくなるように上下方向中間部が細く形成されたその前面が除雪面とされている防護板を備え、各ブレードは前記防護板の両側方に延びるように配されており、前記各ブレードの前方の面には、後方に窪むように湾曲せしめた、雪を押しのけるための除雪面が形成され、各ブレードの除雪面の前記防護板側の端部が、防護板側に円弧状に突出するとともに各ブレードの回動時に各ブレードの除雪面と防護板の除雪面との間から雪が漏れないように防護板の除雪面の形状に合致するように形成されており、前記一対のブレードのうち一のブレードが、その下縁部から上縁部までの距離が前記取付部からブレードの外側端に向かって略同一または漸次減少するように構成され、前記一対のブレードのうち他のブレードが、その下縁部から上縁部までの距離が前記取付部からブレードの外側端に向かって漸次増加するように構成されていることを特徴とする。
【0007】
上記構成によれば、両ブレードの下縁部から上縁部までの距離が漸次増加する側を路肩側に向けるとともに両ブレードを路肩側に向かって後方に所定角度傾けて直線状に配置した状態でベース車を進行させると、両ブレードに流入する雪は斜め上方に排出される。より具体的には、本発明のマルチプラウでは、そのブレードの下縁端から雪を受け入れ、その雪を湾曲した除雪面に沿ってブレードの上縁部へ上昇させながらブレードの路肩側に向かって流出する。そして、その雪はブレードの路肩側の上縁部から旋回するように斜め上方に排出される。いわゆる、雪が飛ぶような状態になる。これにより、従来のようにアイプラウを装着した除雪トラックを用いることなく雪を路肩側に飛ばすことができる。この状態では、雪を押し流す場合のように路肩に形成される雪堤からの抵抗力を受けることがほとんどない。従って、ベース車を従来の除雪トラックと同等の走行速度(例えば、40km/h)で走行することができ、除雪時間の短縮を図ることができる。また、ブレードを取付部に対して前後方向に回動することにより間口の雪を残さず除雪することができる。
【0008】
上記ブレードの少なくとも一方は、一端が取付部に連結されているブレード本体と、該ブレード本体の他端に回動可能に取り付けられた可動ブレードと、該可動ブレードをブレード本体に対して前後方向へ回動させる第1回動機構とを備えるように構成されてもよい。以上の構成では、可動ブレードの除雪面積がブレードの全体除雪面積に比して小さくすることが可能なため、可動ブレードの回動をブレード全体の回動に比して高速に行うことができる。従って、可動ブレードが設けられたブレードをその路肩側の端部を後方へ向けて傾斜させた状態でベース車を進行させ、路肩へ雪を押し流して除雪を行っている場合に、間口を通過するときだけ可動ブレードを前方へ回動させることにより、間口に雪を残さずに除雪を行うことが容易となる。
【0009】
上記ブレードの少なくとも一方は、一端が取付部に連結されているブレード本体と、該ブレード本体の他端に回動可能に取り付けられた可動ブレードと、該可動ブレードが、その前方より押圧される力に応じて可動ブレードをブレード本体に対して後方へ回動させる第2回動機構とを備えることも可能である。これにより、可動ブレードが例えば障害物に接触した場合であっても可動ブレードが障害物を回避するように後方に回動される。
【0010】
上記ブレードの両方が、それぞれブレード本体と可動ブレードとを有してもよい。これにより、各ブレード本体及び各可動ブレードを様々な方向へ動作させることができ、更に多様な除雪作業が可能となる。
【0011】
上記第1回動機構は、ブレード本体及び可動ブレードの除雪面が横方向に略直線状に並ぶ状態から、夫々の除雪面の延長面が所定の回動限界角度で交差する状態までの範囲で、可動ブレードを回動させるべく構成することも可能である。これにより、ブレード本体及び可動ブレードの除雪面を横方向に略直線状に配置した場合には、雪を前方に押し出すことができる。また、この状態から可動ブレードを回動限界角度に至るまでの範囲で前方へ回動させることにより、雪を集めることができる。以上のように様々な除雪作業を行うことが可能となる。
【0012】
上記回動限界角度を、30°〜50°の範囲の中の角度とすることも可能である。回動限界角度が30°未満の場合には、可動ブレードの回動範囲が狭いために雪を集める効果が十分に得られず、また回動限界角度が50°を越える場合には、ブレード本体と可動ブレードとの干渉を防止しつつ回動範囲を確保するために、構造の複雑化、大型化を招く虞がある。一方、可動ブレードの回動限界角度が30°〜50°の範囲であれば、可動ブレードをブレード本体に干渉させることなく回動させることが容易に実現でき、しかも雪が外方に逃げないようにする等の効果を十分に達成できる。
【0013】
上記可動ブレードの下縁部の横方向の長さを、前記ブレードの下縁部の横方向の全長に対して2割〜4割の長さとして構成することも可能である。可動ブレードの下縁部の横方向の長さが、ブレードの下縁部の横方向の全長に対して2割未満の長さの場合には、可動ブレードの除雪面が小さいため雪が外方に逃げないようにする等の効果が十分に達成されず、また4割を越える長さの場合には、可動ブレードが大型なものとなるため、これを高速に回動させることができないか、又は第1回動機構の出力を大きくする必要がある等の弊害が生じる。これに対して、可動ブレードの下縁部の横方向の長さを、ブレードの横方向の全長に対して2割〜4割の長さの場合には、可動ブレードの除雪面の大きさを十分に確保でき、しかも可動ブレードが大型になり過ぎない。
【0014】
上記ブレード本体の上縁部には、流入した雪がブレードの上縁部の上方に舞い上がらないようにするための邪魔板が前記上縁部からその下方に向かって配設されてもよい。これにより、ブレード本体の上縁部から雪が舞い上がることを防止することができる。その結果、ベース車両の前方の視界が除去する雪によって遮られることがなくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係るマルチプラウについて、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施形態に係るマルチプラウがベース車に搭載された状態を示す部分破断側面図である。図2、図3及び図4はマルチプラウの構成を示す平面図、正面図及び背面図である。
【0017】
図1に示すように、ベース車11は、4輪走行車であってマルチプラウ12を動作させるための油圧ユニット(図示せず)を装備している。また、ベース車11の前部には、油圧シリンダ13、14及びリンク機構15を備えた支持装置16が設けられており、マルチプラウ12はこの支持装置16に着脱自在に取り付けられて、ベース車11に装着されている。
【0018】
リンク機構15は、昇降アーム17、回動アーム18及び連結アーム19を有しており、昇降アーム17は油圧シリンダ14によって昇降され、回動アーム18は油圧シリンダ13によって回動される。昇降アーム17及び連結アーム19は、これらの先端部に取り付けられた連結部(図示せず)を介してマルチプラウ12に連結されている。これにより、昇降アーム17を揺動させることによってマルチプラウ12を昇降させることができる。また、回動アーム18を回動させることにより、これに連結される連結アーム19を介して後述する除雪面36、39b、47bの上下方向の角度を変更することができる。
【0019】
続いて、本発明の実施の形態に係るマルチプラウについて詳述する。図2に示すように、マルチプラウ12は取付部30及び2つのブレード31a、31bから主として構成されている。なお、矢符FTはマルチプラウ12が取り付けられたベース車11の進行方向(前方)を示している。取付部30は、マルチプラウ12をベース車11の支持装置16に装着するときに前述した支持装置16に対向配置されるメインフレーム32を備えている。このメインフレーム32の後部の両端部からは連結部33が突設されている。この連結部33が昇降アーム17及び連結アーム19の先端部に取り付けられた連結部(図示せず)に連結されることにより、取付部30が前述した昇降アーム17及び連結アーム19に連結される。この連結によってマルチプラウ12がベース車11に取り付けられる。
【0020】
メインフレーム32の前部には、平面視で略半円状をなす防護板35が設けられている。図2及び図3に示すように、防護板35はその上下方向中間部から上端部と下端部とへ向けて扇形の半径が大きくなるように、上下方向中間部が細く形成されており、その前面が雪を押しのけるための除雪面36とされている。
【0021】
この防護板35の両側には、その前方からの雪を集めたり押し流すためのブレード31a、31bが配置されている。これらのブレード31a、31bは取付部30に前後方向へ回動自在にそれぞれ取り付けられている。一方のブレード31aはベース車11の進行方向に対して右側(図2の右側)に配置されており、メインフレーム32に連結されたブレード本体37aを備える。他方のブレード31bはベース車11の進行方向に対して左側(路肩側)に配置されており、メインフレーム32に連結されたブレード本体37bとブレード本体37bの外側端部に前後方向へ回動自在に取り付けられた可動ブレード38bとを備える。
【0022】
以上のように可動ブレード38bを路肩側に配置するのは、可動ブレード38bが間口を通過するときに可動ブレード38bを前方に回動させることにより、可動ブレード38bの外側に雪が押し流されないようにするためである。これにより、間口が可動ブレード38bの外側端から排出される雪で封鎖されることを防止することができる。なお、ここでは、左右のうち一方のブレード31bのみ可動ブレード38bを備えるが、例えば、道路幅が狭く両ブレード31a、31bの外側端が間口にそれぞれ近接している場合には、他方のブレード31aにも可動ブレードを設けることが望ましい。これにより、道路の両側の間口が可動ブレードの外側端から排出される雪で封鎖されることを防止することができる。
【0023】
更に、詳しくブレード本体37a、37bおよび可動ブレード38bについて説明する。図1乃至図3に示すようにブレード本体37a、37bは概ね湾曲せしめられた板状をなしており、主として鋼材によって形成されている。各ブレード本体37a、37bには、その剛性を確保するために複数箇所に補強用のリブ45a、45bがそれぞれ設けられている。ブレード本体37a、37bは前面が除雪面39a、39bとされており、この除雪面39a、39bが後方へ窪むように、縦断面視で略円弧状をなすように湾曲されている。除雪面39a、39bの防護板35側の端部はそれぞれ防護板35側に円弧状に突出した形状とされており、この形状に略合致するように上述した防護板35の形状が設定されている。これによって、ブレード31a、31bが取付部30を中心として前後方向に回動しても防護板35及び除雪面39a、39bの間には殆ど隙間がなく、除雪時に両者の間から殆ど雪が漏れることがない。
【0024】
図2に示すようにメインフレーム32とブレード本体37a、37bとは、油圧シリンダ42によってそれぞれ連結されている。具体的には、油圧シリンダ42のボトム側の端部が、メインフレーム32の下部に設けられた支持部43に上下方向を軸長方向とした連結ピン(図示せず)によって枢着されている。そして、油圧シリンダ42のシリンダロッド側の端部が、ブレード本体37a、37bの後部から後方側へ張り出すように延設された連結部44に、上下方向を軸長方向とした連結ピン(図示せず)によって枢着されている。これにより、油圧シリンダ42が伸縮することによって、ブレード本体37a、37bがメインフレーム32に対して前後方向(図2の矢符X方向)に回動する。本実施の形態においては、ブレード本体37a、37bの回動範囲を、2つのブレード本体37a、37bが略直線状に並んだ状態(以下、基準状態という)から前側へ30°まで回動可能であり、また後側へ30°まで回動可能であることとしている。しかし、このような回動範囲はメインフレーム32及びブレード本体37a、37bの形状並びに両者の取付関係等によってその他の範囲に定めることができることは明らかであり、従ってこれに限定されるものではない。
【0025】
また、ブレード本体37a、37bに設けられた前記連結部44には、略矩形状のシュー46が設けられている。このシュー46はブレード本体37a、37b及び可動ブレード38bと地面との間隔を調節するためのものである。
【0026】
図3に示すように可動ブレード38bはブレード本体37bの形状に対応するように縦断面視で後側に窪んだ略円弧状をなすべく湾曲されており、その前面には除雪面47bが形成されている。本実施の形態における可動ブレード38bは、その下縁部の長さがブレード本体37b及び可動ブレード38bの各下縁部の長さを足し合わせた長さの約3割程度の長さとされている。これにより、可動ブレード38bの除雪面の大きさを十分に確保でき、しかも可動ブレード38bが大型になることを防止することができる。
【0027】
図2及び図4に示すように可動ブレード38bをブレード本体37bに対して前後方向に回動させるために可動ブレード38bとブレード本体37bとはヒンジ構造にて連結されている。具体的には、可動ブレード38bの後部の上下部からそれぞれ延設された連結レバー48bと、ブレード本体37bに設けられた複数のリブ45bのうち、可動ブレード38bに最も近いリブ45bに設けられた複数の連結部49bとに、上下方向を軸長方向とする連結ピン50bが貫通することにより、可動ブレード38bがブレード本体37bに対して前後方向(図2の矢符Y方向)に回動可能に連結されている。
【0028】
上記複数の連結部49bはそれぞれ2枚の上下方向に対向配置された鋼板等からなり、これらのうち連結ピン50bの軸長方向に対して中程に位置する連結部49bは防護板35側のリブ45bまで延設されている。この連結部49bには、2枚の上下方向に対向配置された鋼板等からなる三角形状の支持アーム51bの一の角部が内挿され、その角部が連結ピン50bに枢着されている。
【0029】
また、上記支持アーム51bの残り2つの角部のうち可動ブレード38b側の角部には、油圧シリンダ52bのシリンダボトムの端部が枢着されている。油圧シリンダ52bのロッド側の端部が可動ブレード38bの後部から延設された連結部53bに枢着されている。従って、油圧シリンダ52bが伸縮することにより、可動ブレード38bがブレード本体37bに対して前後方向に回動することとなる。
【0030】
更に、可動ブレード38bとブレード本体37bとを連結している連結ピン50bは、可動ブレード38bの除雪面47bのブレード本体37b側端よりも取付部30側の位置に配置されている。従って、油圧シリンダ52bが伸長したとき、連結ピン50bを中心として可動ブレード38bが回動するため、除雪面47bが除雪面39bの前側(図2の矢符Y方向)へ回り込むように移動する。更に、可動ブレード38bの内側縁部、すなわちブレード本体37bと対向する部分は、ブレード本体37b側へ突出した円弧状をなしている。一方、ブレード本体37bの外側縁部、即ち可動ブレード38bと対向する部分は、このような可動ブレード38bの形状と略合致するように、可動ブレード38b側の端部が内側に窪む略円弧状をなしている。これにより、可動ブレード38bの回動時にブレード本体37bと可動ブレード38bとの上下縁部が干渉することがない。また、ブレード本体37bと可動ブレード38bとの間には殆ど隙間がないので、この部分から雪が後方へ漏れることも防止される。
【0031】
そして、本実施の形態では、油圧シリンダ52bの伸長により可動ブレード38bがブレード本体37bと可動ブレード38bとが平面視で略直線状に並んだ状態(以下、直線状態という)から前方(図2の矢符Y方向)に45°まで回動可能としている。これにより、可動ブレード38bをブレード本体37bに干渉させることなく回動させることができ、雪が外方に逃げないようにするなどの効果を達成することができる。なお、上記回動範囲は、ブレード本体37b及び可動ブレード38bの形状並びに両者の取付関係によってその他の範囲に定めることができることが明かであり、従ってこれに限定されるものではない。
【0032】
なお、上記連結ピン50b、支持アーム51b、油圧シリンダ52b及び連結部53bが第1回動機構を構成する。
【0033】
また、図3に示すように両ブレード31a、31bのそれぞれの下縁端によってすくい上げた雪を可動ブレード38bの外側上端部から効率よく排出させるために、一方のブレード31aの上下幅(その下縁端と上縁端との距離)をブレード31aの外側端から防護板35に向けて漸次増加させるとともに、他方のブレード31bの上下幅を防護板35からこのブレード31bの外側端(路肩側)に向けて漸次増加させている。更に、雪を効率よく排出させるために両ブレード31a、31bの曲率中心を結ぶ線Lが他方のブレード31bの外側端に向けて水平より上方に傾斜している。すなわち、除雪面39a、39b、47bの曲率中心を結ぶ線Lと両ブレード31a、31bの各下縁端との距離を一方のブレード31aの外側端から他方のブレード31bの外側端に向けて漸次増加させている。また、一のブレード31aの曲率中心を結ぶ線Lの水平に対する傾斜角度と他のブレード31bの曲率中心を結ぶ線Lの水平に対する傾斜角度が異なっていても構わない。さらに、一のブレード31aの曲率中心を結ぶ線Lが略水平であっても構わない。
【0034】
以上の構成では、2つのブレード31a、31bを平面視で路肩側に向かって後方に所定角度傾けて直線状に配置した状態でベース車11を進行させたときに、道路に積もった雪が両ブレード31a、31bのそれぞれの下縁端によってすくい上げられる。その雪は湾曲した除雪面36、39a、39b、47bに沿って上昇するとともに路肩側に流され、最終的に可動ブレード38bの外側上端部から略斜め上方に向けて排出される。いわゆる、可動ブレード38bから雪が飛ぶように排出される。これにより、従来のようにアイプラウを装着した除雪トラックを用いることなく雪を路肩側に飛ばすことができる。この状態では、可動ブレード38bは雪を押し流す場合のように路肩に形成される雪堤からの抵抗力を受けることはほとんどない。従って、ベース車11を従来よりも速い速度(例えば、30km/hから40km/hへ増速)で走行することができ、除雪時間の短縮を図ることができる。なお、ここでは、一方のブレード本体37aの下縁端と上縁端との距離は、防護板35からブレード本体37aの外側端に向かって漸次減少しているが、略同一であっても上述の効果と同等の効果が得られる。
【0035】
また、一方のブレード本体37bの上縁部には、流入した雪がブレード本体37bの上縁部の上方に舞い上がらないようにするための邪魔板70bが前記上縁部からその下方に向かって配設されている。
【0036】
更に、図5に示すように本発明の実施の形態に係るマルチプラウには、可動ブレード38bが障害物Sに衝突した場合に可動ブレード38bがベース車11の進行方向に対して後方(図5の矢符Z方向)に上記連結ピン50bの軸心を中心として回動するための第2回動機構が設けられている。この第2回動機構は、連結ピン50b、並びに、後述する可動カム54b、バネ55b、固定カム56bおよび油圧シリンダ57bから構成される。以下、第2回動機構について図4〜図6を用いて詳細に説明する。
【0037】
図5(a)は、本発明の実施の形態に係るマルチプラウの可動ブレードが障害物(例えば、縁石)に衝突する前の状態を示している。図5(b)は、本発明の実施の形態に係るマルチプラウの可動ブレードが障害物に衝突した状態を示している。図6(a)は、可動カムと固定カムとが係合する状態(係合状態)を示し、図5(a)に示す状態に対応している。図6(b)は、可動ブレードが障害物に衝突して固定カムによって可動カムを押し上げる状態を示している。図6(c)は、可動ブレードが障害物に衝突して固定カムと可動カムとが離脱した状態を示している。
【0038】
図4〜図6に示すように連結ピン50bの軸長方向に対して中程に位置する連結部49bの連結ピン50bに隣接する上下面には、可動カム54bとこれを付勢するバネ55bがそれぞれ設けられている。各可動カム54bに対向する支持アーム51bの面には、それぞれの面から外側に突出する固定カム56bがそれぞれ植設されている。そして、可動カム54bがバネ55bの付勢力によって固定カム56bに当接するとともに押圧している。可動カム54bと固定カム56bとが互いに当接する面には、これらを互いに横方向に係合離脱させるための縦断面視で三角形状の突部100、101がそれぞれ設けられている。
【0039】
以上の構成では、図6(a)に示すように可動ブレード38bが障害物Sに衝突する前、または可動ブレード38bを介して支持アーム51bに横方向から作用する力Fが所定値より小さいときには、各突部100、101は係合状態にある。可動ブレード38bが障害物Sに衝突したときに油圧シリンダ52bを介して支持アーム51bに横方向から作用する力Fが所定値より大きい場合には、図6(b)に示すように支持アーム51bが横方向に移動して固定カム56bの突部101が可動カム54bをバネ55bの付勢力に抗して上方に押し上げる。更に、前記力Fが支持アーム51bに横方向から作用し続けると図6(c)に示すように可動カム54bと固定カム56bとが離脱する。その結果、図5(b)に示すように可動ブレード38bは支持アーム51bとともに連結ピン50bの軸心を中心としてベース車11の進行方向に対して後方(図5(b)の矢符Z方向)に回動する。なお、上記力Fは、可動ブレード38bが障害物Sに衝突したときに固定カム56bが可動カム54bを上方に押し上げるが、これ以外、すなわち回動ブレード38bの通常の回動動作では固定カム56bと可動カム54bが係合した状態になるように予め設定されている。また、バネ55bの付勢力はこの力Fに基づいて設定されている。
【0040】
また、可動カム54bと固定カム56bとが互いに離脱した後、これらを図6(a)に示す元の係合状態に戻すための油圧シリンダ57bがブレード本体37bの後部に取り付けられている(図2参照)。具体的には、油圧シリンダ57bのシリンダロッドの先端部が支持アーム51bの残り2つの角部のうちブレード本体37b側の角部に枢着され、油圧シリンダ57bのボトム側の端部が連結部49bの防護板35側に枢着されている。そして、油圧シリンダ57bのシリンダロッドがその軸方向に伸長されたときに支持アーム51bが連結ピン50bの軸心を中心として前方に回動し可動カム54bと固定カム56bとが係合するようになっている。更に、上述した可動ブレード38bが障害物Sに衝突したときに、可動カム54bと固定カム56bとが離脱し、可動ブレード38bに作用する力Fによって油圧シリンダ57bのシリンダロッドがその軸方向に圧縮されるようになっている。
【0041】
図7は、マルチプラウ12の動作の種類を説明する模式図である。図7(a)は、両方のブレード本体37a、37bを基準状態からそれぞれ前方へ回動させ、しかも可動ブレード38bを直線状態から前方へ回動させた状態を示している。これは、略V字状に夫々のブレード31a、31bを配置した状態でベース車11を進行させることにより雪を集めた後に、可動ブレード38bを前方へ回動させて、集めた雪を圧縮した状態を示しており、これにより集めた雪を零さずに搬送することができる。
【0042】
図7(b)は、それぞれのブレード本体37a、37bを基準状態に配置し、しかも可動ブレード38bを前方へ回動させた状態を示している。この状態でベース車11を進行させることにより、より広範な範囲の雪を集めることができる。
【0043】
図7(c)は、それぞれのブレード本体37a、37bを基準状態から後方へ回動させ、しかも可動ブレード38bを直線状態から前方へ回動させた状態を示している。両方のブレード31a、31bを後方へ回動させて略V字状に配置した状態でベース車11を進行させて、ベース車11の両側方へ雪を押し流すように除雪している場合に、間口を通過するときだけ図7(c)のように可動ブレード38bを前方へ回動させることにより、このときだけベース車11の路肩側への雪の流れを止め、間口に雪が残ることを防止することができる。
【0044】
また、可動ブレード38bの回動は、前述した油圧シリンダ52bを伸長させることによって達成されるが、可動ブレード38bの除雪面積はブレード31bの全体の除雪面積に対して十分に小さいため、油圧シリンダ42を駆動することによりブレード31b全体を回動させる場合に対して高速に回動を完了させることが可能であり、従って間口に雪を殆ど残さずに除雪することが容易に行える。
【0045】
図7(d)は、2つのブレード31a、31b及び可動ブレード38bをベース車11の進行方向に対して所定角度傾けて直線状に配置した状態を示している。この状態でベース車11を進行させることにより、両ブレード本体37a、37b及び可動ブレード38bに流入する雪は可動ブレード38bの外側上端部から略斜め上方に向けて排出される。これにより、従来のようにアイプラウを装着した除雪トラックを用いることなく雪を路肩側に飛ばすことができる。この状態では、可動ブレード38bは雪を押し流す場合のように路肩に形成される雪堤からの抵抗力を受けることはほとんどない。従って、ベース車11を従来よりも速い速度(例えば、30km/hから40km/hへ増速)で走行することができ、除雪時間の短縮を図ることができる。
【0046】
【発明の効果】
本発明に係るマルチプラウは、車道に積もった雪を効率よく除去するとともに、間口に雪を残さずに容易に除雪することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るマルチプラウがベース車に搭載された状態を示す部分破断側面図である。
【図2】 本発明の実施形態に係るマルチプラウの構成を示す平面図である。
【図3】 本発明の実施形態に係るマルチプラウの構成を示す正面図である。
【図4】 本発明の実施形態に係るマルチプラウの構成を示す背面図である。
【図5】 本発明の実施形態に係るマルチプラウにおける可動ブレードが障害物に衝突した場合の回動動作を示す平面図であり、(a)は、本発明の実施の形態に係るマルチプラウの可動ブレードが障害物(例えば、縁石)に衝突する前の状態を示す図、(b)は、本発明の実施の形態に係るマルチプラウの可動ブレードが障害物に衝突した状態を示す図である。
【図6】 本発明の実施形態に係るマルチプラウにおける可動カムの構成及び動作を示す側断面図であり、(a)は、可動カムと固定カムとが係合する状態(係合状態)を示す図、(b)は、可動ブレードが障害物に衝突して固定カムによって可動カムを押し上げる状態を示す図、(c)は、可動ブレードが障害物に衝突して固定カムと可動カムとが離脱した状態を示す図である。
【図7】 本発明の実施形態に係るマルチプラウの動作の種類を説明する模式図である。
【符号の説明】
11 ベース車
12 マルチプラウ
13、14 油圧シリンダ
15 リンク機構
16 支持装置
17 昇降アーム
18 回動アーム
19 連結アーム
30 取付部
31a、31b ブレード
32 メインフレーム
33 連結部
35 防護板
36、39a、39b、47b 除雪面
37a、37b ブレード本体
38b 可動ブレード
42 油圧シリンダ
43 支持部
44 連結部
45a、45b リブ
46 シュー
48b 連結レバー
49b 連結部
50b 連結ピン
51b 支持アーム
52b 油圧シリンダ
53b 連結部
54b 可動カム
55b バネ
56b 固定カム
57b 油圧シリンダ

Claims (9)

  1. ベース車の前部に取り付け可能としてある取付部と、該取付部の両側方に配設され、該取付部に前後方向へ回動可能に夫々連結されている一対のブレードとを備えるマルチプラウにおいて、
    前記取付部は、その前部に、上下方向中間部から上端部と下端部とへ向けて扇型の半径が大きくなるように上下方向中間部が細く形成されたその前面が除雪面とされている防護板を備え、
    各ブレードは前記防護板の両側方に延びるように配されており、
    前記各ブレードの前方の面には、後方に窪むように湾曲せしめた、雪を押しのけるための除雪面が形成され、
    各ブレードの除雪面の前記防護板側の端部が、防護板側に円弧状に突出するとともに各ブレードの回動時に各ブレードの除雪面と防護板の除雪面との間から雪が漏れないように防護板の除雪面の形状に合致するように形成されており、
    前記一対のブレードのうち一のブレードが、その下縁部から上縁部までの距離が前記取付部からブレードの外側端に向かって略同一または漸次減少するように構成され、
    前記一対のブレードのうち他のブレードが、その下縁部から上縁部までの距離が前記取付部からブレードの外側端に向かって漸次増加するように構成されていることを特徴とするマルチプラウ。
  2. 前記ブレードの少なくとも一方は、
    一端が前記取付部に連結されているブレード本体と、
    該ブレード本体の他端に回動可能に取り付けられた可動ブレードと、
    該可動ブレードを前記ブレード本体に対して前後方向へ回動させる第1回動機構とを備えた、請求項1記載のマルチプラウ。
  3. 前記ブレードの少なくとも一方は、その前方より押圧される力に応じて前記可動ブレードを前記ブレード本体に対して後方へ回動させる第2回動機構を更に備えた、請求項2記載のマルチプラウ。
  4. 前記ブレードの少なくとも一方は、
    一端が前記取付部に連結されているブレード本体と、
    該ブレード本体の他端に回動可能に取り付けられた可動ブレードと、
    該可動ブレードが、その前方より押圧される力に応じて可動ブレードを前記ブレード本体に対して後方へ回動させる第2回動機構とを備えた、請求項1記載のマルチプラウ。
  5. 前記ブレードの両方が、それぞれブレード本体と可動ブレードとを有してなる、請求項2乃至4に記載のマルチプラウ。
  6. 前記第1回動機構は、前記ブレード本体及び前記可動ブレードの除雪面が横方向に略直線状に並ぶ状態から、夫々の除雪面の延長面が所定の回動限界角度で交差する状態までの範囲で、前記可動ブレードを回動させるべくなしてある、請求項2記載のマルチプラウ。
  7. 前記回動限界角度は、30°〜50°の範囲の中の角度である、請求項6に記載のマルチプラウ。
  8. 前記可動ブレードの下縁部の横方向の長さは、前記ブレードの下縁部の横方向の全長に対して2割〜4割の長さとしてある、請求項2乃至7のいずれかに記載のマルチプラウ。
  9. 前記ブレード本体の上縁部には、流入した雪がブレードの上縁部の上方に舞い上がらないようにするための邪魔板が前記上縁部からその下方に向かって配設されている、請求項2乃至8記載のマルチプラウ。
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