JPH0443522B2 - - Google Patents

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JPH0443522B2
JPH0443522B2 JP16714786A JP16714786A JPH0443522B2 JP H0443522 B2 JPH0443522 B2 JP H0443522B2 JP 16714786 A JP16714786 A JP 16714786A JP 16714786 A JP16714786 A JP 16714786A JP H0443522 B2 JPH0443522 B2 JP H0443522B2
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JP
Japan
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snow
swing arm
attached
mounting block
base
Prior art date
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JP16714786A
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JPS6322906A (ja
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Haruo Honma
Bin Ito
Kazuaki Ishiguro
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Railway Technical Research Institute
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
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Publication date
Application filed by Railway Technical Research Institute filed Critical Railway Technical Research Institute
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主に、鉄道や道路の両側に積み上げ
られた側雪の処理に用いられる段切除雪装置に関
する。
〔従来の技術〕
鉄道や道路の除雪は、一般に、ロータリ除雪装
置やラツセル装置等の機械力によつて雪を鉄道や
道路の両側に積み上げる方法を採つている。この
ため、降雪が長期に渡ると、雪が鉄道や道路の両
側に高く垂直にきつ立して危険になる上、次回以
降の除雪作業が困難になる。
従来、上記のような側雪の上方の角部等を下に
切り崩す段切除雪装置として、パワーシヤベルを
装備したものと、弓状に張られたワイヤロープを
側雪に食い込ませてこれを切り崩すものが知られ
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、パワーシヤベルを用いる上記前者の
除雪装置は、作業を連続的になすことができず、
処理スピードが遅い上、均一に効率よく処理でき
ない、という問題点がある。
また、ワイヤロープを使用する後者のものは、
側雪が固く締まつていると、ワイヤロープを雪に
食い込ませてこれを切り崩すことができず、作業
可能範囲が狭いという問題点がある。
本発明は、鉄道や道路等の側雪を、高さや雪質
に関係なく、段切りはもとより、水平切りや路肩
掘り等の除雪処理を連続して行うことができ、ま
た側雪中に建造物等が埋まつていてもその建造物
や雪掻装置等を損傷させることなく除雪すること
ができる、段切除雪装置を提供することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明は、除雪
車に取り付けられる位置と、該位置に垂直軸で取
り付けられた旋回台と、該旋回台を垂直軸を中心
に位置に対して左右に旋回させる旋回用アクチユ
エータと、上記旋回台に水平軸で取り付けられた
スイングアームと、該スイングアームを水平軸を
支点に上下に起倒させる起倒用アクチユエータ
と、上記スイングアームの先端に縦軸で左右に回
動自在に取り付けられた取付けブロツクと、該取
付けブロツクに横軸で取り付けられた伸縮自在な
雪掻装置と、上記横軸を支点に上記雪掻装置を、
該雪掻装置の先端が横軸よりも高くなる上方回動
位置から雪掻装置の先端が横軸のほぼ真下となる
下方回動位置の範囲で上下に回動させる上下用ア
クチユエータと、上記スイングアームと取付けブ
ロツクとの間に設けられ、雪掻装置に過大な荷重
がかかつた場合に切断してスイングアームに対す
る取付けブロツクの縦軸を支点とする回動を自由
にするシヤーピンとを具備した構成とした。
〔作 用〕
基台に対して旋回台を旋回させて雪掻装置を除
雪車の側面に移動させ、旋回台に対してスイング
アームを上下に起倒させて雪掻装置を除雪車の横
に突出させるとともに、スイングアームに対する
雪掻装置の上下回動により雪掻装置の傾斜度合を
調節し、また雪掻装置を伸縮させて側雪の段切り
幅を調節する。なお、雪掻装置は、通常、平面視
において先開き状に傾斜させる。
このような状態において除雪車を走らせると、
雪掻装置は除雪車と一緒に側雪に沿つて移動して
側雪の角部を下に掻き落とす。側雪中に埋まつて
いる建造物等に雪掻装置が衝突したような場合、
シヤーピンが切断して雪掻装置が縦軸を中心に後
方に回動する。このため、建造物や雪掻装置等の
破損が防止される。
上記において、側雪を水平切りする場合には、
雪掻装置を水平にし、また路肩掘りする場合に
は、雪掻装置の先端が下になるように雪掻装置を
傾斜させる。雪が締まつているような場合には、
平面視における雪掻装置の開き角度を小さくした
り、雪掻装置の長さを短くして負荷を小さくす
る。このように、段切りの要求、あるいは雪質等
に応じて、基台に対する旋回台の旋回角度や、旋
回台に対するスイングアームの起倒角度、スイン
グアームに対する雪掻装置の回動傾斜角度、雪掻
装置の長さ、及び開き角度等を調節する。
また段切り作業を終えて除雪車を回送するよう
な場合には、スイングアームを回動させて雪掻装
置を除雪車の前方に移動させ、雪掻装置を下に回
動させて除雪車を走らせる。
〔実施例〕
第1図ないし第8図は本発明の一実施例を示す
もので、これらの図において、1は基台である。
この基台1は、後で述べる除雪車の車体に取り付
けられるもので、これには、旋回台2が垂直軸3
により取り付けられ、左右2本の旋回用シリンダ
(アクチユエータ)4により左右に旋回させられ
る構成とされている。また上記旋回台2には、へ
字状に折り曲げられたスイングアーム5が水平軸
6により取り付けられ、起倒用シリンダ(アクチ
ユエータ)7によつて上下に起倒させられるよう
になつている。
上記スイングアーム5の先端には、取付けブロ
ツク8が縦軸9により左右に回動できるように取
り付けられ、第7図に示すようにスイングアーム
5と取付けブロツク8の間に設けられたシヤーピ
ン10によつて自由な回動を止められている。こ
の取付けブロツク8には横軸11により雪掻装置
12が取り付けられ、上下用シリンダ(アクチユ
エータ)13により上下に回動させられる構成と
なつている。なお、上下用シリンダ13による雪
掻装置12の横軸11を支点とする上下の回動範
囲は、雪掻装置12の先端が横軸11よりも高く
なる位置から横軸11のほぼ真下になる範囲であ
る(第11図と第13図参照)。
ここで雪掻装置12について説明すると、この
雪掻装置12は、第2図ないし第6図に示すよう
に、横軸11に直接取り付けられた支持枠14a
に固定した前後一対の固定段切プラウ14と、こ
の固定段切プラウ14の前後(第4図で左右)に
固定段切プラウ14をはさむようにして取り付け
られた前後一対の可動段切プラウ15とから成
る。可動段切プラウ15は固定段切プラウ14に
設けられた案内部材16に摺動部材17を嵌め入
れて固定段切プラウ14に取り付けられており、
伸縮用シリンダ18の働きによつて固定段切プラ
ウ14の長さ方向に移動させることができるよう
に構成されている。
伸縮用シリンダ18のピストンロツド18aの
先端には、連結部材19がピン20により取り付
けられ、更にこの連結部材19は、可動段切プラ
ウ15に固定された結合部材21に連結ピン22
で止められ、該連結ピン22を引き抜くことによ
り、必要に応じて伸縮用シリンダ18のピストン
ロツド18aから可動段切プラウ15を分離する
ことができるようになつている。上記結合部材2
1には、該結合部材21から固定部材23に差し
込まれて、固定段切プラウ14に対する可動段切
プラウ15の自由な動きを防止する止めピン24
が付設されている。
なお、25は、基台1とスイングアーム5にそ
れぞれ設けられたロツド受け26,27に引つ掛
けられて、スイングアーム5を基台1に固定する
ロツクロツドである。
第9図と第10図は、本発明の段切除雪装置2
8の使用例を示すもので、この場合は、一方の端
部にロータリ除雪装置29を、また他方の端部に
ラツセル装置30をそれぞれ備えた鉄道用除雪車
31の、上記ラツセル装置30の部分に本発明の
段切除雪装置28が設けられている。ラツセル装
置30は、固定主プラウ32と、左右のウイング
プラウ33,33とから成り、固定主プラウ32
は鉄道用除雪車31に固定され、またウイングプ
ラウ33は鉄道用除雪車31の側部に枢軸34で
取り付けられ、回動用シリンダ35により前後に
回動させられるようになつている。
次に、上記のように構成された本発明に係る段
切除雪装置の作用を、前記鉄道用除雪車31に装
設した場合について第11図ないし第13図を参
照して説明する。
鉄道用除雪車31の進行方向左側(第11図な
いし第13図では鉄道用除雪車31は手前に向か
つて走行するため、左右が逆である。以下、同
じ。)の側雪Sの角部を切り崩すには、まず、ロ
ツクロツド25をロツド受け27から外してスイ
ングアーム5の固定を解き、ついで旋回用シリン
ダ4の作動により旋回台2を旋回させ、スイング
アーム5を左側に向ける。そして、起倒用シリン
ダ7の作用でスイングアーム5を水平軸6を支点
に起倒させて雪掻装置12を鉄道用除雪車31の
側方に突き出させる。旋回台2の旋回で雪掻装置
12を車体の横に動かす場合、通常、車体中心に
対し雪掻装置12を平面視において先開き状に傾
斜させる。
次いで、上下用シリンダ13を縮小させて雪掻
装置12を横軸11を支点に上方に回動させ、雪
掻装置12を傾斜させるとともに、伸縮用シリン
ダ18により可動段切プラウ15を固定段切プラ
ウ14に対して動かして雪掻装置12を伸長させ
る。一方、回動用シリンダ35を伸ばしてラツセ
ル装置30のウイングプラウ33を第10図のよ
うに右方(前方)に回動させて置く(第11図参
照)。
上記の状態で鉄道用除雪車31を走らせると、
雪掻装置12が側雪Sの角部を押してこれを下方
に切り崩す。雪掻装置12で下に切り崩されて鉄
道用除雪車31の前に落ちた雪は、ラツセル装置
30の固定主プラウ32とウイングプラウ33に
より除雪ポケツト部Pに押し寄せられる。側雪S
中の異物等によつて雪掻装置12に過大な荷重が
加わつた場合には、雪掻装置12は、シヤーピン
10を切断して縦軸9を中心に後方に回動し、破
損を免れる。
このようにして、所定の距離の雪を切り崩した
ら、今度は、ロータリ除雪装置29を作動させて
鉄道用除雪車31を逆方向に走らせ、除雪ポケツ
ト部Pに寄せられた雪をロータリ除雪装置29に
より遠方に投雪する。この場合、側雪Sの角部が
切り崩されていて、ロータリ除雪装置29による
投雪の邪魔にならないので、より遠方に雪を飛ば
すことができる。
上記は雪掻装置12を傾斜させた、法面切りの
場合であるが、第12図のように、雪掻装置12
を水平にして水平切りをなすこともできる。上記
作業で除雪ポケツト部Pに雪が残り、その雪も投
雪する必要がある場合には、第13図のように、
上下用シリンダ13の作動で雪掻装置12を下に
回動させて路肩掘りを行うことにより、残された
雪をロータリ除雪装置29の走行面に移動させ
る。
なお、上記では、雪掻装置12により切り崩さ
れた雪の2次処理にラツセル装置30を用いた
が、第14図のようにロータリ除雪装置29を用
いることもできる。鉄道用除雪車に限らず他の除
雪車に装設できることは言うまでもない。除雪車
の回送時においては、スイングアーム5の旋回に
よつて雪掻装置12を前方に移動させ、スイング
アーム5をロツクロツド25で固定するととも
に、運転の邪魔にならないように雪掻装置12を
下に動かして除雪車を走らせる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る段切除雪装
置は、スイングアームの先端に取り付けられた雪
掻装置により側雪を段切りする構成とされている
ので、鉄道や道路等の側雪を連続して迅速かつ均
一に効率良く処理することができる。また、スイ
ングアームは旋回自在とされた旋回台に起倒自在
に取り付けられ、その先端に伸縮自在な雪掻装置
が、その先端が横軸よりも高くなる上方回動位置
から雪掻装置の先端が横軸のほぼ真下となる下方
回動位置の範囲で上下に回動自在に取り付けられ
ており、雪掻装置の鉛直線に対する傾斜角度や車
体中心に対する角度、あるいは雪掻装置の長さ等
を変えて、雪掻装置の姿勢や位置を様々に変化さ
せることができるので、側雪の高さや雪質、ある
いは負荷等に応じて、雪掻装置を三次元的に移動
調節して最良の位置及び姿勢に保持し、側雪の段
切りや水平切り、或いは路肩掘り等の作業を無駄
なく効率的に行うことができる。
更に、スイングアームと該スイングアームに縦
軸で左右に回動自在に取り付けられた取付けブロ
ツクとの間にシヤーピンが設けられ、雪掻装置に
過大な荷重がかかつた場合にシヤーピンが切断し
てスイングアームに対する取付けブロツク、つま
り雪掻装置の回動を自由にする構成とされている
ので、側雪中に埋まつている建造物等に雪掻装置
が接触するようなことがあつても両者の破損を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る段切除雪装置の外観図、
第2図は雪掻装置の正面図、第3図は、同、平面
図、第4図は、同、側面図、第5図は連結ピンと
止めピンの部分の断面図、第6図はピストンロツ
ドに対する連結部材のピンによる取付け状態を示
す断面図、第7図は段切除雪装置の側面図、第8
図はスイングアームの平面図、第9図は鉄道用除
雪車の側面図、第10図はラツセル装置の平面
図、第11図ないし第13図は除雪作業の種々相
を示す正面図、第14図は他の除雪例を示す正面
図である。 1…基台、2…旋回台、5…スイングアーム、
12…雪掻装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 除雪車31に取り付けられる基台1と、該基
    台1に垂直軸3で取り付けられた旋回台2と、該
    旋回台2を垂直軸3を中心に基台1に対して左右
    に旋回させる旋回用アクチユエータ4と、上記旋
    回台2に水平軸6で取り付けられたスイングアー
    ム5と、該スイングアーム5を水平軸6を支点に
    上下に起倒させる起倒用アクチユエータ7と、上
    記スイングアーム5の先端に縦軸9で左右に回動
    自在に取り付けられた取付けブロツク8と、該取
    付けブロツク8に横軸11で取り付けられた伸縮
    自在な雪掻装置12と、上記横軸11を支点に上
    記雪掻装置12を、該雪掻装置12の先端が横軸
    11よりも高くなる上方回動位置から雪掻装置1
    2の先端が横軸11のほぼ真下となる下方回動位
    置の範囲で上下に回動させる上下用アクチユエー
    タ13と、上記スイングアーム5と取付けブロツ
    ク8との間に設けられ、雪掻装置12に過大な荷
    重がかかつた場合に切断してスイングアーム5に
    対する取付けブロツク8の縦軸9を支点とする回
    動を自由にするシヤーピン10とを具備したこと
    を特徴とする段切除雪装置。
JP61167147A 1986-07-16 1986-07-16 段切除雪装置 Granted JPS6322906A (ja)

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JP61167147A JPS6322906A (ja) 1986-07-16 1986-07-16 段切除雪装置

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JP61167147A JPS6322906A (ja) 1986-07-16 1986-07-16 段切除雪装置

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Publication Number Publication Date
JPS6322906A JPS6322906A (ja) 1988-01-30
JPH0443522B2 true JPH0443522B2 (ja) 1992-07-16

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ID=15844294

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Families Citing this family (4)

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ITBO20060025U1 (it) * 2006-03-27 2007-09-28 Assaloni Commerciale S R L Lama sgombraneve a larghezza regolabile.
ITBO20070654A1 (it) * 2007-09-25 2009-03-26 Assaloni 1920 S R L Lama sgombraneve estensibile
US7578078B2 (en) 2007-09-25 2009-08-25 Assaloni 1920 S.R.L. Snowplough blade with adjustable width
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JPS58110710A (ja) * 1981-09-17 1983-07-01 株式会社多田野鉄工所 排雪装置

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