JPH0454456A - 免疫測定用担体の製造法 - Google Patents

免疫測定用担体の製造法

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JPH0454456A
JPH0454456A JP16415290A JP16415290A JPH0454456A JP H0454456 A JPH0454456 A JP H0454456A JP 16415290 A JP16415290 A JP 16415290A JP 16415290 A JP16415290 A JP 16415290A JP H0454456 A JPH0454456 A JP H0454456A
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JP
Japan
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carrier
resin
solid
soluble material
kneaded
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Application number
JP16415290A
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English (en)
Inventor
Daisuke Miki
大輔 三木
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Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は免疫測定用担体の製造方法に関するものであり
、詳しくは、抗原又は抗体等の免疫測定において使用さ
れる物質を結合させるための結合面積の大きな担体の製
造方法に関するものである。
(従来の技術) 一般に、血清や尿等の生体試料中に含有される微量の物
質、例えば蛋白質類の含有量の測定は、これらに対する
抗体や抗原を利用した免疫測定により行われている。こ
のような免疫測定においては、抗体や抗原を固定化する
ために不溶性担体が使用されることがある。
従来、ポリスチレン等のプラスチック材1で作製された
担体が頻繁に使用されている。
(従来技術の課題) プラスチック材料で不溶性担体を製造する場合には、適
当な鋳型を用いて均一な大きさの担体を容易に製造出来
る、という利点かあるが、その一方、担体表面が比較的
滑らかであるという課題かある。表面が滑らかであると
、抗原や抗体等を結合させるための結合面積か小さく、
結果として免疫測定の感度が不十分となってしまうので
ある。
このような課題を解決するため、担体表面を粗面化する
技術も提案されているか、これらの技術においても解決
されるべき課題かある。例えば酸化アルミニウム等を研
磨剤として使用し、成型した担体と共に攪拌する等の操
作を行う技術によっても表面の粗面化は達成されるか、
この攪拌の操作には混合機等の大型の機器が必要である
ためにコストがかかり、また、担体を完成するまでに時
間がかかるという課題がある。しかも、このような方法
では、研磨剤の量、攪拌時間、攪拌頻度等の条件を厳密
に管理しなければならず、これを怠ると、研磨が進行し
過ぎてしまった結果表面がむしろ滑らかとなってしまっ
たり、担体の形がゆがんだりしてしまうことがあるので
ある。
本発明者は、以上のような従来技術が有する課題を鑑み
て鋭意検討した結果、より簡便に実施でき、しかも安定
的に担体の結合面積を増加させる方法を見出だすに至り
、本発明を完成するに至った。
(発明の詳細な説明) 以上のような見知に基ついて完成された本発明は、即ち
、可溶性物質を練り込んた樹脂で表面か被覆された固体
を調製し、次いて可溶性物質を溶解するが固体は溶解し
ない溶媒で該固体を洗浄することを特徴とする免疫測定
用担体の製造法である。以下、本発明の詳細な説明する
本発明は、可溶性物質を練り込んだ樹脂で表面が被覆さ
れた固体に対して実施される。このような樹脂としては
、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、ナイロン、ポリスチレン、スチレン
−イソプレン共重合体、スチレン−ブタジェン共重合体
、ポリ塩化ビニル及びこれらを主成分とする共重合体も
しくはこれらの混合物等の熱過塑性樹脂、更には尿素樹
脂、メラニン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂、
エボナイト樹脂等の熱硬化性樹脂が例示出来る。可溶性
物質を練り込んだこれらの樹脂で表面か被覆された固体
は、それ全体かこれらの樹脂であっても良いが、更には
、例えばコア部分に鉄、ニッケル、フェライト等を有し
、表面のみが可溶性物質を練り込んだ樹脂で被覆されて
いるものであっても良い。
なお本発明では、意図する大きさ、形に成型された固体
を使用することにより、当該大きさ、形の担体を得るこ
とが可能である。
樹脂に練り込む可溶性物質は、固体表面の樹脂層内部に
大きな結合面積を提供する空間を形成し得るような、適
当な大きさの結晶(粒〕を有していることが好ましい。
例えばマンニトール、ガラクトース、塩化ナトリウム、
フェライト等を例示出来る。これらは一種類ずつ用いて
も良いし、二種類以上を混合して用いても良い。
可溶性物質を樹脂に練り込む操作は、樹脂を軟化させた
状態において当該物質を添加するのみで良い。本発明に
おいては、可溶性物質を添加した後、攪拌等の操作を行
うことで、樹脂が可溶性物質を均一に含有するようにし
ておくと良い。
可溶性物質を練り込んだ樹脂のみで固体を形成する場合
には、例えば適当な鋳型に軟化した樹脂をいれて硬化さ
せれば良い。また、熱過塑性樹脂を使用するのであれば
、押し出し成型を行ったり、適当な大きさのベレットに
切断した後、同種のモノマーを重合させることにより、
可溶性物質を練り込んだ樹脂で表面が被覆された固体、
を得ることが出来る。この操作の一例として、可溶性物
質を練り込んだ樹脂のベレットに対し該物質を練り込ん
だモノマー樹脂を、重合開始剤及び架橋剤の存在下、該
ベレット及び該モノマーが難水溶性を示す溶媒中で重合
させる操作が例示出来る。
他の場合においては、例えば前記したような物質を核(
コア)として、この表面を樹脂で被覆すれば良いのであ
る。
以上の操作により、可溶性物質を練り込んだ樹脂で表面
か被覆された担体が取得される。従って、後にこの可溶
性物質を除去することにより、表面を被覆した樹脂層内
部に多数の空洞を有する担体か製造されることになるの
である。可溶性物質を除去するためには、この可溶性物
質を溶解し得る媒体で担体を洗浄すれば良い。この媒体
としては、担体の表面を被覆する樹脂を溶解し得ないも
のを使用する。例えば前記したような可溶性物質のうち
フェライトについては塩酸を溶媒とじて使用することで
除去することが可能であるし、他の物質についても水を
溶媒として使用することて除去することが可能である。
即ち、溶媒は固体表面を被覆する樹脂と使用する可溶性
物質との関係において決定すれば良いのである。
以上の操作により、樹脂に練り込まれた可溶性物質のう
ち、少なくとも溶媒と接触し得る状態にあるものが溶解
される結果、表面の樹脂層内部には可溶性物質の結晶(
粒)の大きさに相関した空洞が形成される。二種類以上
の可溶性物質を使用することで、内部に種々の大きさの
空洞を形成することも可能であり、使用する免疫測定の
形態、担体の大きさ等を考慮した任意の大きさの空洞を
有する担体を製造することが可能となる。
(発明の効果) 本発明によれば、簡便な操作により抗原又は抗体等の、
免疫測定に使用する物質に対する結合面積の大きな免疫
測定用担体を製造することが出来る。しかも本発明の方
法では、担体の大きさや形は使用する固体に準すること
から、固体を希望する大きさ、形に調製しておくことで
任意の担体を製造することが可能である。また、可溶性
物質としてなにを使用するかにより内部に形成される空
洞の大きさを制御することも可能であり、結果として製
造される担体の結合面積を制御することも可能となるの
である。
このように、抗原や抗体の結合面積の大きな担体を簡便
に、安定して、しかも迅速に製造できる本発明によれば
、近年になって益々需要の高まっている免疫測定をより
高精度で実施することが可能となるのである。より精度
の高い測定が可能となれば、当然に免疫測定における検
出限界値を低下させることができ、従来は免疫測定で測
定できなかった対象をも測定可能となるという効果があ
る。
(実施例) 以下に本発明を更に詳細に説明するために実施例を記載
するが、これら実施例は一例に過ぎず、従って本発明は
これら実施例により限定されるものではない。
実施例 1 (固体の調製) 40gのポリビニルアルコール(和光紬薬工業(株)製
)を21のイオン交換水に溶解し、80℃に加熱した。
この溶液に、3重量%のフェライト(東ソー(株)製)
を混練したポリスチレン(旭化成(株)製)を1.5−
1.7Bに切断したポリスチレンベレットを600g加
え、1時間攪拌した。
次いで上記の反応液に、225gのスチレンモノマー(
和光紬薬工業(株)製)と 25gのジビニルベンゼン
(東京化成工業(株)製)との混合液に2.5gの過酸
化ベンゾイル(和光紬薬工業(株)製)を溶解した混合
液を添加し、3時間攪拌した。
以上の操作により、直径的1..5mmの球状ポリスチ
レン固体が調製された。
(担体の製造) 調製された球状ポリスチレン固体の1000個を61の
塩酸中に浸し、毎分300回転で4時間攪拌した。塩酸
を吸引除去した後、過剰量のメタツルで数回洗浄し、3
日間メタノール中に放置した。
メタノールを吸引除去した後、吸引乾燥して操作を完了
した。
以上の操作により、直径1.5 mmの球状ポリスチレ
ン担体が製造された。
(製造された担体を使用した免疫測定)以上のようにし
て製造された球状ポリスチレン担体の500個を使用し
て免疫測定を実施した。
まず、ケーラーとミルシュタインの方法に従ってヒトフ
ェリチンを特異的に認識するマウスモノクローナル抗体
を調製し、その0.25mgをリン酸緩衝液(pH7,
0)中で担体と接触させた。その後、担体への非特異的
吸着を防止するために、1重量%のBSA (牛血清ア
ルブミン)を含むリン酸緩衝液(pH7,0)中で処理
し、ブロッキングを行った。
ヒトフェリチンを0又は472ng/mlの濃度で含む
試験溶液の2Cμmを前記担体のうちの任意の12個と
接触させ、続いてアルカリ性フォスファターゼで標識さ
れた、前記のモノクローナル抗体とは異なる部位でヒト
フェリチンを認識するマウスモノクローナル抗体の10
0μmを添加し、37℃で40分間放置した。
担体をイオン交換水で3回洗浄した後、アルカリ性フォ
スファターゼの基質である4MLIP(4−メチルウン
ベリフェロンリン酸)を含むpHl0.I)の基質溶液
を添加し、10分後にEDT^を含む反応停止液を添加
して酵素反応を停止させ、励起波長360nmで450
nmの蛍光強度を測定した。結果を表に示す。
比較例 1 (担体の製造) 実施例1の(固体の調製)に記載されたようにして調製
された、直径約1.5+u+のポリスチレン固体の50
0gを、50gの酸化アルミニウム(ナカライデスク(
株)製)と共に5001のイオン交換水に添加し、25
℃にて24時間攪拌した。
以上の操作により、直径約1 、5mmの、表面が粗面
化された球状ポリスチレン担体か製造された。
(製造された担体を使用した免疫測定)以上のようにし
て製造された表面が粗面化された球状ポリスチレン担体
を使用して、実施例1の(製造された担体を使用した免
疫測定)と同様の操作を実施した。結果を実施例1の結
果と合わせて示す。
比較例 2 (担体の製造と製造された担体を使用した免疫測定) 実施例1の(固体の調製)に記載されたようにして調製
された、直径約1.5mmのポリスチレン固体の500
個を、なんの処理を施すこともなく担体として使用し、
実施例1と同様の免疫測定を実施した。結果を実施例1
、比較例1の結果と合わせて示す。
手続補正書 表中の数値は実施例で実施されたサンドイッチ免疫測定
法の原理から勘案して、担体に結合した抗体(抗ヒトフ
ェリチンモノクローナル抗体)の量と相関したものであ
る。
表によれば、本発明の方法により製造された担体では、
従来の、表面を研磨剤にで研磨して結合面積を大きくし
た担体と比較してもより多くの抗体を結合し得ることが
示されている。
平成2年7月16日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)可溶性物質を練り込んだ樹脂で表面が被覆された
    固体を調製し、次いで可溶性物質を溶解するが固体は溶
    解しない溶媒で該固体を洗浄することを特徴とする免疫
    測定用担体の製造法。
JP16415290A 1990-06-25 1990-06-25 免疫測定用担体の製造法 Pending JPH0454456A (ja)

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JP16415290A JPH0454456A (ja) 1990-06-25 1990-06-25 免疫測定用担体の製造法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001059454A1 (fr) * 2000-02-07 2001-08-16 Kyowa Medex Co., Ltd. Procede de detection d'une substance

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001059454A1 (fr) * 2000-02-07 2001-08-16 Kyowa Medex Co., Ltd. Procede de detection d'une substance

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