JPH0453985Y2 - - Google Patents

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JPH0453985Y2
JPH0453985Y2 JP1987052274U JP5227487U JPH0453985Y2 JP H0453985 Y2 JPH0453985 Y2 JP H0453985Y2 JP 1987052274 U JP1987052274 U JP 1987052274U JP 5227487 U JP5227487 U JP 5227487U JP H0453985 Y2 JPH0453985 Y2 JP H0453985Y2
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JP
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clip
locking
tip
locking hole
shaft
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JP1987052274U
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JPS63161783U (ja
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、筆先部が軸先端口から突出した状態
でクリツプと軸筒の間に衣服ポケツトの布片が差
し込まれた場合、筆先部が軸内に没入して筆先部
のインク等によつて衣服が汚損されることを防止
する機能を有するノツク式筆記具に関する。
(従来の技術) 従来、実開昭62−5986号公報(第7図及び第8
図)に見られるようにクリツプ先端玉部に溝を形
成してその溝の前端に係止部を設けると共に軸筒
外面に突起を設けて、筆記体の筆先部が軸先端口
から突出した状態でその係止部と突起を係合さ
せ、その係合を解除すると筆先部が軸内部に没入
するように構成した筆記具が公知である。このよ
うな筆記具は、クリツプの係止部と軸筒の突起と
の係合を解除するためには、クリツプの先端を外
側へ大きく弾性変形させる必要があるので、その
変形が繰り返されるとクリツプの取付脚部がへた
るようになり、特にクリツプを樹脂により軸筒と
一体成形したものはクリツプの取付脚部が破断す
るおそれがあるのでバネ板等により補強する必要
があつた。
このような問題を解決するためには、クリツプ
の先端部の変形を抑える必要があり、そのために
は例えば特開昭55−7448号公報に見られるよう
に、ノツク体等に設けた係止突起をクリツプに係
合させる代わりに軸筒に設けた係止孔に係合させ
て、クリツプの玉部をその係止突起の外端に略当
接状態となし、クリツプの先端部を軸筒方向へ押
して係止突起と係止孔の係合を解消せしめるよう
な構造が有効である。しかしながら、このような
構造にも次のような問題がある。即ち、クリツプ
のバネ力、つまりクリツプの玉部が軸筒方向へ向
かう力があまり強過ぎると、クリツプが自動的に
係止突起を押してしまうので、それを避けるため
にクリツプの玉部と係止突起の外端とを略当接状
態にする必要があり、係止孔に対する係止突起の
係合を確実にするために係止突起を軸筒の外側へ
突出させるようにすると、クリツプ玉部の内面と
軸筒との間に隙間が生じて、クリツプと軸筒の間
に衣服ポケツトの布片等を差し込んだときに布片
等に対する挟着力が低下することである。
(考案が解決しようとする課題) そこで本考案は、筆先部を軸先端口から突出し
た状態でクリツプと軸筒の間に衣服ポケツトの布
片が差し込まれた場合に、特にその布片が薄いも
のであつても確実に筆先部が軸内に没入して筆先
部のインク等によつて衣服が汚損されることを防
止することができ、また、クリツプの操作によつ
て筆先部を軸内に没入させる場合に、クリツプの
弾性変形量を小さくしてクリツプ取付脚部のへた
り等の問題を解消でき、更にクリツプ玉部と軸筒
との間に衣服ポケツトの布片等を差し込んだとき
に布片等に対する挟着力が低下することのないノ
ツク式筆記具の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案のノツク式
筆記具は、クリツプの先端内面部に突設した半円
状の玉部と対向する軸筒側面に係止孔を設け、筆
記体の筆先部を軸先端口から突出させた状態で軸
筒に設けた前記係止孔に係合する係止突起をノツ
ク体又はこれに連動する部品に設けて該係止突起
の前面を傾斜状となし、前記クリツプ玉部の中央
部に前後方向へ開通する溝を設けて、前記係止孔
から突出した係止突起をその溝の内部に位置せし
めると共に係止突起の外端をクリツプの内面に略
当接状態としたことを特徴とするものである。
(実施例) 図示した本考案の実施例は、後端に開口部1を
有し又後端近傍の側面の同一軸線上の3箇所に前
方から順に係止孔A2、係止孔B3及び軸方向に
所要長さの窓孔4を設けた軸筒5と、軸筒4の後
端側面部に脚部6を一体的に接続して前端部の軸
筒5の前方の係止孔A2に対応する位置に軸方向
の溝7を中央部に有する半円状の玉部8を設けた
クリツプ9とを樹脂により一体成形で形成し、
又、全体が筒状を呈してその側面に前端縁から所
要距離後方位置まで軸方向のスリツト10を2列
設けてそのスリツト10に挟まれた半径方向に弾
性変形可能なバネ板部11の前端部に係止突起1
2を設けると共にバネ板部11の後端近傍部に安
全片13を突設したノツク体14を形成し、軸筒
5の内部に後端開口部1からコイルスプリング1
5を挿入してその前端を軸筒前端部の内面段部1
6に衝接した後に、筆記体17を同様に後端開口
部1から軸筒内に挿入してその前端部の外面段部
18をコイルスプリング15の後端に衝接させ、
更にノツク体14をそのバネ板部11を弾性変形
させながら後端開口部1から挿入してその前端を
筆記体17の後端に衝接させると共にバネ板部1
1の復元力により係止突起12を軸筒5の係止孔
A2又は係止孔B3に、又安全片13を窓孔4に
夫々嵌入させ夫々の頂端をクリツプ9の内面に略
当接させるように構成されたものである。尚、ノ
ツク体14の係止突起12が軸筒5の前方の係止
孔A2に嵌入した状態で筆記体17の筆先部19
が軸先端口20から突出する(第1図参照)と共
に安全片13が窓孔4の前端に位置し、又、係止
突起12が軸筒5の後方の係止孔B3に嵌入した
状態で筆記体17の筆先部19が軸内部に没入す
る(第2図参照)と共に安全片13が窓孔4の後
端に位置するよう寸法設定されている。筆記体1
7の筆先部19を軸内部に没入させる場合は第1
図の状態に於てクリツプ9の前端部を軸筒5の方
向に押圧すれば良くノツク体14のバネ板部11
が撓んで係止突起12が係止孔A2内に没入して
コイルスプリング15により筆記体17及びノツ
ク体14が後退させられ係止突起12が係止孔B
3の位置に移動した時点でバネ板部11の復元力
により係止突起12は係止孔B3に嵌入係止す
る。又筆記体17の筆先部19を軸先端口20か
ら突出させる場合は第2図の状態に於てノツク体
14の後端をそのままノツクすれば良く係止突起
12はその前面が傾斜させられているのでスムー
ズに係止孔B3から抜出して係止孔A2に移動す
る。尚、ノツク体14に設けた安全片13は、筆
記具を衣服ポケツト等に挿着した状態でそのポケ
ツト等の縁に衝合して誤つてノツクされてノツク
体14が前進するのを防止するためのものであ
る。
(作用及び効果) 本考案は以上の通りであり、筆先部が軸先端口
から突出している状態でノツク体の係止突起が軸
筒の係止孔に係合すると共にその外端をクリツプ
内面に略当接して玉部の間の溝に位置しているの
でクリツプと軸筒との間への衣服ポケツトの布片
等の差し込みがあつても係止突起が布片等に押さ
れて係止孔内に没入してコイルスプリングにより
筆先部は軸内部に没入するので、筆先部を突出さ
せたままの状態で衣服ポケツト等へ筆記具が挿着
されることはなく衣服等の汚損が完全に防止され
る。特にクリツプの玉部は半円状で且つ係止突起
の前面が傾斜しているので、布片等が玉部のカー
ブに案内されてから係止突起の傾斜した前面に沿
つてスムーズに移動するので、布片等が極めて薄
い場合でも確実に係止突起を内方へ押して係止孔
との係合状態を解除させる。
次に、クリツプはその先端を外側へ大きく弾性
変形させる必要がないので別個のバネ板等で補強
する必要がなく、クリツプの構造が複雑化するこ
ともなく簡素な構造で足り例えば実施例の如く軸
筒と共に一体成形により形成することも可能なの
で、部品数の減少や、クリツプ取付作業の省略等
による組立工程の簡素化をもたらすこともでき
る。
更に、クリツプ玉部の中央部に前後方向へ開通
する溝を設けて、係止孔から突出した係止突起を
その溝の内部に位置せしめると共に係止突起の外
端をクリツプの内面に略当接状態としたので、係
止突起の突出量を大きくとつて、係止突起と係止
孔との係合を確実なものにすることができると共
に、クリツプ玉部と軸筒との間に隙間が生じるの
を避けてクリツプ玉部と軸筒との間に差し込んだ
衣服ポケツトの布片等に対するクリツプの挟着力
の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例に係るもので、第1図は
筆先部突出状態の全体縦断面図、第2図は筆先部
没入状態の全体縦断面図、第3図はノツク体単品
の斜視図、第4図はクリツプ先端部の内面側から
見た斜視図である。 1……開口部、2……係止孔A,3……係止孔
B、4……窓孔、5……軸筒、6……脚部、7…
…溝、8……玉部、9……クリツプ、10……ス
リツト、11……バネ板部、12……係止突起、
13……安全片、14……ノツク体、15……コ
イルスプリング、16……内面段部、17……筆
記体、18……外面段部、19……筆先部、20
……軸先端口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クリツプの先端内面部に突設した半円状の玉部
    と対向する軸筒側面に係止孔を設け、筆記体の筆
    先部を軸先端口から突出させた状態で軸筒に設け
    た前記係止孔に係合する係止突起をノツク体又は
    これに連動する部品に設けて該係止突起の前面を
    傾斜状となし、前記クリツプ玉部の中央部に前後
    方向へ開通する溝を設けて、前記係止孔から突出
    した係止突起をその溝の内部に位置せしめると共
    に係止突起の外端をクリツプの内面に略当接状態
    としたことを特徴とするノツク式筆記具。
JP1987052274U 1987-04-07 1987-04-07 Expired JPH0453985Y2 (ja)

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JPS63161783U JPS63161783U (ja) 1988-10-21
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS557448A (en) * 1978-07-04 1980-01-19 Kihara Seizuki Sangyo Kk Mechanical pencil
JPS625986B2 (ja) * 1979-02-14 1987-02-07 Kawasaki Steel Co

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0615735Y2 (ja) * 1985-06-27 1994-04-27 株式会社寿 ノック式筆記具

Patent Citations (2)

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JPS63161783U (ja) 1988-10-21

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