JPH0453960Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0453960Y2
JPH0453960Y2 JP1986078061U JP7806186U JPH0453960Y2 JP H0453960 Y2 JPH0453960 Y2 JP H0453960Y2 JP 1986078061 U JP1986078061 U JP 1986078061U JP 7806186 U JP7806186 U JP 7806186U JP H0453960 Y2 JPH0453960 Y2 JP H0453960Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
head holder
head
thermal
conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986078061U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62189147U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986078061U priority Critical patent/JPH0453960Y2/ja
Publication of JPS62189147U publication Critical patent/JPS62189147U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0453960Y2 publication Critical patent/JPH0453960Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、サーマルヘツドを用紙に押し付けて
用紙に複写又は印字する複写機、フアクシミリ、
プリンタ等のサーマル記録装置に関する。
【従来の技術】
従来、例えばサーマル複写機においては、用紙
のセツトやジヤムした用紙の除去やサーマルヘツ
ドの清掃などの便宜のために、サーマルヘツド
を、それを保持するヘツドホルダと共に開閉でき
るようにしている。 ところが、このようにした場合、開閉の際にサ
ーマルヘツドに手が触れると、人体に帯電してい
いる静電気のためにサーマルヘツドが焼損する等
の問題があつた。 そこで、このようなことを回避するため、実願
昭59−58266号(実開昭60−171353号)の願書に
添付した明細書及び図面の内容を撮影したマイク
ロフイルムには、サーマルヘツドをそれより大き
い導電性の支持部材(ヘツドホルダ)に支持し、
サーマルヘツドに接続されたフレキシブルプリン
ト板にアース線を設け、該アース線を支持部材に
接続してアースする技術が開示されている。
【考案が解決しようとする課題】
これは、サーマルヘツドを支持する支持部材
を、サーマルヘツドのためのフレキシブルプリン
ト板に設けたアース線を介してアースし、サーマ
ルヘツドに手を触れるとき、手と支持部材との間
で放電させて人体の静電気をアース線から逃がす
ことにより、サーマルヘツドを保護しようとする
ものである。しかし、人体の静電気が支持部材に
向かつて必ず放電するとは限らず、手の位置によ
つてはサーマルヘツドへ放電することが予想さ
れ、静電気対策が充分であるとは言えない。 本考案は、サーマルヘツドを保護するヘツドホ
ルダをアースできるに加え、サーマルヘツドの周
辺及びヘツドホルダの周辺に手が届く前に人体の
静電気を事前に除去しておくことができるように
することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴は次のような構成を採用したこと
にある。 ヘツドホルダ32の少なくとも一部を導電性
としてこれに前記サーマルヘツド36を絶縁材
を介して保持したこと。 該ヘツドホルダ32を、その導電部分を本体
1内の面積の大きい導電性の側板31と電気導
通状態として該側板31に開閉自在に軸支した
こと。 上記本体1に、上記ヘツドホルダ32の導電
部分と係合して該ヘツドホルダ32を閉状態に
保持する導電性のロツクレバー46を回動可能
に軸支したこと。 該ロツクレバー46を回動操作する操作体5
0を上記本体1に装着し、この操作体50の少
なくとも表面を導電性として上記ロツクレバー
46と電気導通状態としたこと。
【作用】
ヘツドホルダ32が閉じた状態でロツクレバー
46でロツクされているとき、操作体50の導電
性の表面は、導電性のロツクレバー46及びヘツ
ドホルダ32の導電部分を介して、本体1の面積
の大きい導電性の側板31と電気導通関係になつ
てこれにアースされていることになる。 従つて、ヘツドホルダ32を開くべく操作体5
0に指が触れたとき、人体に帯電していた静電気
は、上記のような電気導通経路を介し側板31か
ら放電される。ヘツドホルダ32を開いた状態で
は、サーマルヘツド36は本体1の外方に露出す
るが、それ以前に人体の静電気が既に放電され、
しかもヘツドホルダ32もアースされているた
め、手を触れても人体の静電気によつて焼損する
ようなことはない。
【実施例】
以下、本考案をサーマル複写機に適用した実施
例について詳細に説明する。 第1図(右側斜め後方から見た斜視図)及び第
2図(平面図)に本考案に係るサーマル複写機の
全体を示す。この複写機は、上下のカバー1a,
1bとを組み合せて構成された本体(ハウジン
グ)1に後述するような各種の機構を内蔵し、該
本体1の上面上に原稿台2を左右摺動自在に装着
している。本体1の上面の前側隅角部には、スタ
ートスイツチ(押しボタン)3と回転式コピー濃
度調整子4とパイロツトランプ5とペーパーエン
プテイランプ6とが配設されている。 原稿台2は、透明なガラス板7の前後両側縁を
前後の側枠8,9によつて保持し、これら側枠
8,9を本体上に固着された前後のレール10,
11に左右摺動自在に嵌合させたもので、原稿は
そのガラス板7上に載置する。この原稿台2の後
側枠9には、ガラス板7上を覆つて原稿を押さえ
る原稿押え12が着脱自在に取り付けられてい
る。原稿押え12は、後側枠9に固定される取付
基部13と横細長のヒンジ部14と大部分を占め
る覆板15とを一体に連設し、その覆板15を取
付基部13に対し開閉自在にしたものである。覆
板15は、第3図に示すように硬質な上板16の
下面に比較的柔軟な中板17によつてスポンジ板
18を付設しており、ガラス板7上を弾性をもつ
て覆う。 同図及び第2図に示すごとく、本体1の上面の
中途には前後に細長い投射用スリツト19が開設
され、その下側で本体1内に、光源として螢光灯
20とその光を投射用スリツト19に指向させる
凹面反射フード21とが架設されている。 原稿台2が第3図に示す原位置より矢印方向
(図面右方)に摺動すると、それに載置されてい
る原稿は、螢光灯20からの光によつてスリツト
19において光学的に走査される。原稿を反射し
た光は、スリツト19の下方に斜めに配置されて
いる反射鏡22によつてほぼ直角に屈折され、本
体1内の底面上に設置されている遮光フード23
中を通り、その一端部に配置されているシエーデ
イング補正板24によつて光量分布を平均化さ
れ、集光レンズ25によつて収斂された後、イメ
ージセンサ26にほぼ水平に入光し、公知のよう
に電気信号に変換される。 また、本体1内には、遮光フード23の上側に
前後に長い箱状のロール紙トレー27が配設され
ている。本サーマル複写機では、用紙として巻回
されたサーマル紙(ロール紙)28を用い、これ
を軸支することなくそのままこのロール紙トレー
27内に遊動自在に入れ、その外方へ繰り出すよ
うになつている。ロール紙トレー27の外側壁2
9には、その一側縁よりペーパーガイド30が一
体に延設され、また該ペーパーガイド30の上方
において、本体1内の面積の大きい導電性の側板
31にヘツドホルダ32が開閉自在に装着されて
いる。 すなわち、ヘツドホルダ32は、第1,2〜4
図に示すように、その両側の導電性アーム33の
基端部を同じく導電性のピン34によつて側板3
1に回動自在に軸支されている。これら両アーム
33間に固着された絶縁材(合成樹脂)製の蓋板
35の下側には、サーマルヘツド36を保持した
同じく絶縁材製にヘツド支持板37がピン38に
よつて回動自在に枢着されているとともに、該ヘ
ツド支持板37を下方へ付勢する板ばね39と、
該ヘツド支持板37の所定以上の下方回動を規制
するストツパでもある紙制動板40とが固着され
ている。蓋板35の遊端側縁は尖鋭にしてサーマ
ル紙28を任意にカツトするカツタ部35aとな
つている。 上記ペーパーガイド30の先端と本体1の側面
に設けられた排紙口41との間に、プラテン42
が軸支されているとともに、排紙案内板43が固
着されている。 ヘツドホルダ32を第3図に示すように閉じる
と、その蓋板35がロール紙トレー27上から排
紙口41に至る範囲を上側から覆う。このとき、
紙制動板40は、繰り出されるサーマル紙28を
上側からペーパーガイド30に押し付け、またサ
ーマルヘツド36はサーマル紙28をプラテン4
2上に押し付ける。このサーマルヘツド36はイ
メージセンサ26からの電気信号に基づき後述す
るように駆動される。 従つて、プラテン42が回転すると、サーマル
紙28は紙制動板40によつて制動されながら繰
り出され、走査された原稿台2上の原稿面が、サ
ーマルヘツド36によつてサーマル紙28上に感
熱複写され、該サーマル紙28が排紙口41から
排出される。 サーマル紙28がなくなつたことを検知するた
めに、ペーパーガイド30の下側にペーパーエン
プテイスイツチ44が配設され、これがオンにな
ると前記ペーパーエンプテイランプ6が点灯す
る。 ヘツドホルダ32は、第3図に示すコイルばね
45によつて開放する方向に付勢され、またロツ
ク機構によつて次のように閉じた状態を保持され
る。 すなわち、上記排紙案内板43の両側において
一対の導電性ロツクレバー46がピン47によつ
て回動自在に軸支され、これらは同じく導電性の
連結板48によつて連結され、一体に回動すると
ともに、ばね49によつて第3図時計方向に付勢
されている。これらロツクレバー46の遊端部
(上端部)には鉤部46aが形成され、該鉤部4
6aは、ヘツドホルダ32が閉じられたとき、そ
の両アーム33に突設された導電性のピン33a
と係合してヘツドホルダ32を閉じた状態に保持
する。連結板48の中途には、表面をクロムメツ
キによる導電面とされた操作体(操作ボタン)5
0が固着され、該操作体50の一側外面は、本体
1の一側面に開設された窓孔151から露呈して
いる。 従つて、本体1の外側からこの操作体50を指
で押すと、第4図鎖線で示すように両ロツクレバ
ー46が反時計方向に回動してその鉤部46aが
両アーム33のピン33aから外れるため、ヘツ
ドホルダ32はコイルばね45の作用によつて自
動的に開放して同図に示すように起立するもの
で、サーマル紙28の交換等はこの状態で行う。 ところで、操作体50の表面は上述のように導
電面とされ、またそれを固着している連結板4
8、両ロツクレバー46、これと係合するピン3
3a、両アーム33、これらアーム33を軸支し
ているピン34、及びこれを支持する本体1の側
板31はいずれも導電性であるため、ヘツドホル
ダ32が上記のように閉じた状態でロツクされて
いるとき、操作体50の表面は、面積の大きい側
板31と電気導通関係になつてこれにアースされ
ていることになる。従つて、ヘツドホルダ32を
開くべく操作体50を上記のように指で押したと
き、人体に帯電していた静電気は、上記のような
電気導通経路を介し側板31から放電される。ヘ
ツドホルダ32を開いた状態では、サーマルヘツ
ド36は本体1の外方に露出するが、それ以前に
人体の静電気が既に放電されているため、手を触
れても人体の静電気によつて焼損するようなこと
はない。 プラテン42の回転と原稿台2の往動とは本体
1内に設置されている1個のモータ51(第5〜
7図)によつて次のように同期して行われる。 すなわち、モータ51の回転は小プーリ52、
タイミングベルト53、大プーリ54、小ギヤ5
5、減速ギヤ56、小ギヤ57、減速ギヤ58、
小ギヤ59及び減速ギヤ60等を介しクラツチ軸
61に伝達される。このクラツチ軸61には、原
稿台側のスプリングクラツチ62が装着されてい
るとともに、伝達ギヤ63が回転自在に装着され
ている。この伝達ギヤ63はピニオン64と噛合
し、また該ピニオン64は、原稿台2の後側枠9
の下面に設けられたラツク65と噛合し、スプリ
ングクラツチ62が接続状態になつていると、モ
ータ51の回転が減速してピニオン64に伝達さ
れ、原稿台2が推進される。 スプリングクラツチ62は、第8図に示すよう
にスリーブ66と、減速ギヤ60の回転方向と同
方向に螺旋を描くコイルばね67と環状の制動ば
ね68とで構成され、コイルばね67をスリーブ
66中に挿入し、その一端の突部67aをスリー
ブ66の切欠部69に嵌合させてスリーブ66に
対し係止するとともに、該コイルばね67中に、
伝達ギヤ63に突設された円筒形の遊嵌突部70
を回転可能に遊嵌し、またスリーブ66の外周面
に形成された環状溝71に制動ばね68を嵌め込
んでいる。そして、スリーブ66の外周でその鍔
部72の一側に、環状のラチエツトギヤ73を嵌
合させ、その切欠部74に制動ばね68の突部7
5を嵌合させてラチエツトギヤ73に対し係止
し、また上記減速ギヤ60の円筒形突部76をコ
イルばね67中に密に嵌合させてある。 このスプリングクラツチ62の接離操作をする
ために、支軸77に、レバーである係止部材78
が回転自在に嵌合支承されている。該係止部材7
8は、その円筒形の軸受部79より上方に腕部8
0を延出し、前記ラチエツトギヤ73に対向する
位置には爪部82を形成している。この係止部材
78は復帰ばね83によつて所定方向に付勢さ
れ、通常は爪部82をラチエツトギヤ73の歯と
噛合させてその回転を規制している。 上記減速ギヤ60の突部76にはこれと一体回
転するようにプーリ84が固着され、該プーリ8
4とプラテン軸85に装着されたプーリ86との
間にもタイミングベルト87が掛け渡され、モー
タ51の回転はプラテン側のこのプーリ86にも
伝達される。プラテン軸85にも、第6図、第7
図及び第9図に示すようにスプリングクラツチ8
8が装着されている。その構造は前述のスプリン
グクラツチ62とほぼ同構造になつており、プー
リ86と同方向(前記コイルばね67とは逆方
向)に螺旋を描くコイルばね67′と環状の制動
ばね68′とで構成され、コイルばね67′をスリ
ーブ66′中に挿入し、その一端の突部67a′を
スリーブ66′に係止するとともに、該コイルば
ね67′中にプラテン42のスリーブ42aに取
付ねじで固着された遊嵌突部70′を回転可能に
遊嵌し、またスリーブ66′の外側面に形成され
た環状溝71′に制動ばね68を嵌め込んでいる。
そしてスリーブ66′の外周でその鍔部72′の一
側に、環状のラチエツトギヤ73′を嵌合させ、
その切欠部74′に制動ばね68′の突部75′を
嵌合させてラチエツトギヤ73′に対し係止し、
また上記プーリ86の円筒形突部76′をコイル
ばね67′中に密に嵌合させてある。そしてこの
スプリングクラツチ88の接離操作をするために
止軸111に回動自在に係止部材89が軸着さ
れ、ラチエツトギヤ73′に対向する位置に爪部
112を形成している。さらに係止部材89は、
その一端に止着された復帰ばね113によつて所
定方向に付勢され、通常は爪部112をラチエツ
トギヤ73′に歯と噛合させてその回転を規制し
ている。またこれら両スプリングクラツチ62,
88の係止部材(レバー)78と89とはリンク
90を介して連結され、同時に回動する。 一方、原稿台2の下面の先端部には、上記係止
部材78の上側腕部80と衝合する原稿台停止用
カム体91が固着されている。 従つて、前記スタートスイツチ3をオンにする
ことによつてモータ51が駆動し、その回転に伴
い第6図において減速ギヤ60が反時計方向に回
転すると、コイルばね67はその螺旋方向がこれ
と同方向であるため、減速ギヤ60の突部76に
よつて絞られるようにしてこれと一体回転する。
ラチエツトギヤ73は、通常は係止部材78によ
つて回転を規制されているため、スリーブ66は
制動ばね68を介して制動され、減速ギヤ60と
スプール66との間に制動力が作用する。このた
め、コイルばね67はさらに絞られて伝達ギヤ6
3の遊嵌突部70を緊締し、減速ギヤ60と伝達
ギヤ63とを連結して前者の回転を後者に伝達す
る。これによつて、伝達ギヤ63が反時計方向に
回転するとともに、これと噛合しているピニオン
64が時計方向に回転し、原稿台2が第5,6図
において右方へ推進される。また、これと同時
に、モータ51の回転は前記のようにプーリ8
4、タイミングベルト87を介してプーリ86に
伝達され、前記スプリングクラツチ62の場合と
同原理によつてプラテン42に伝達する。サーマ
ル紙28が上記のように繰り出される。 このようにモータ51の駆動によつて原稿台2
が摺動され、その原稿台停止用カム体91が原稿
台側の係止部材78に衝突して該係止部材78が
第6図鎖線で示すように回動し、その爪部82が
ラチエツトギヤ73の歯から離れると、該ラチエ
ツトギヤ73の回転が許容されるため、減速ギヤ
60と伝達ギヤ63との間の制動力がなくなり、
コイルばね67が減速ギヤ60の突部76に対す
る緊締を解放する。これにより減速ギヤ60と伝
達ギヤ63との間が遮断され、つまりスプリング
クラツチ62が切れ、減速ギヤ60、スリーブ6
6、コイルばね67は回転するが、その回転は伝
達ギヤ63には伝達されないため、原稿台2はモ
ータ51が引き続き回転しても停止する。また、
係止部材78が上記のように回動することによつ
て、プラテン側の係止部材89も回動するため、
爪部112がラチエツトギヤ73′の歯から離れ
る。そして上記スプリングクラツチ62と同原理
でプラテン側のスプリングクラツチ88も同様に
切れ、プーリ86が回転してもプラテン42の回
転は同時に停止する。 この後、原稿台2を原位置に戻すには、これに
直接手を掛けて手動によつて摺動させる。このと
とき、第9図においてピニオン64は矢印E方
向、伝達ギヤ63は矢印F方向に回転するが、該
伝達ギヤ63の遊嵌突部70はコイルばね67に
よつて緊締されていないため、その中を空転し、
この回転はスリーブ66、減速ギヤ60及びクー
リ87には伝達されないので、プラテン42は逆
転することはない。 モータ51を電気的に停止させるため、係止部
材78の至近位置にモータ停止用スイツチ92が
配設され、また原稿台2の下面の先端部にはモー
タ停止用カム体93が固着されている。原稿台2
が上記のように摺動してカム体93がスイツチ9
2の作動子に衝突し該スイツチ92がオンになる
と、モータ51は後述するように遅延回路の作用
によつて所定時間後に自動的に停止する。 このように原稿台2の停止位置は決まつている
が、その場がさ方向の摺動開始位置は、それを手
動で戻すことができることから原稿のサイズに応
じて任意に選ぶことができ、その任意の位置でス
タートスイツチ3をオンにして複写を開始するも
ので、その目安となるように、原稿台2の前側枠
8に第10〜12図に示すようにカーソル94が
左右摺動自在に装着されている。すなわち、カー
ソル94は、前側枠8の前面に設けられた断面U
字状のレール8aに摺動自在にかつ取り外し可能
に嵌合されている。一方、本体1の上面の所定位
置には、第11図に示すように複写開始基準指針
95が表示されている。 このカーソル94を使用して複写する場合に
は、第11図に示すように、原稿96の一端縁を
原稿台2のガラス板7の一側縁を合わせて載置
し、カーソル94を原稿95の他端縁と対応する
位置まで摺動させた後、原稿台2を手動で摺動さ
せてカーソル94を複写開始基準指針95に一致
させる。そして、スタートスイツチ3をオンにし
てモータ51を駆動し、このように一致させた位
置から原稿台2の自動摺動を開始すれば、原稿台
2は原稿96のサイズに応じた距離だけ摺動さ
れ、またサーマル紙28も原稿96のサイズに応
じた長さだけ送られる。 なお、原稿台2は、第5,7図に示す原位置停
止用ストツパ(レバー)98に衝合する位置まで
復帰摺動させることができる。このストツパ98
は、軸99に回動自在に支承されているととも
に、ばね100によつて付勢されて通常は原稿台
2を停止させることができる位置に保持されてい
る。このストツパ98をばね100に抗して回動
させると、原稿台2は原位置を越えて摺動させる
ことができ、これによつてその下方を開放して本
体1内の部品等の点検や交換などを行えるように
なつている。 次ぎに、本サーマル複写機の電気的構成につい
て第13,14図を参照に説明する。 第13図において、メインスイツチ101をオ
ンにすると、100Vの交流電流がトランス102
に印加され、定電圧回路103で生成された定電
圧が制御回路104に入力される。前記スタート
スイツチ3、コピー濃度調整子4、ペーパーエン
プテイスイツチ44、モータ停止用スイツチ92
の操作に基づく各主の電気的制御は全て制御回路
104によつて行われる。この制御回路104か
らの制御信号に基づき、前記モータ51は遅延回
路105を介してモータ駆動回路106によつて
駆動され、螢光灯20は同じく遅延回路105を
介して螢光灯点灯回路107によつて点灯され、
サーマルヘツド36は遅延回路108を介してサ
ーマルヘツド駆動回路109によつて駆動され
る。 第14図において、スタートスイツチ3をオン
にすると、遅延回路105の作用によつて螢光灯
20が予熱時間を確保されて点灯するとともに、
モータ51が駆動し、原稿台側のスプリングクラ
ツチ62が入つて原稿台2が上記のように位置決
めした位置より摺動すると同時に、プラテン側の
スプリングクラツチ88が入つてプラテン42が
回転する。サーマルヘツド36は遅延回路108
の作用によつてさらに所定時間後に駆動される。 原稿台2の摺動によつてそれに固着されている
モータ停止用カム体93がモータ停止用スイツチ
92をオンにすると、サーマルヘツド36は直ち
にオフになるが、モータ51は別の遅延回路11
0の作用によつて引き続き所定時間だけ余分に駆
動され、原稿台2がさらに摺動するとともに、プ
ラテン42もさらに回転してサーマル紙28が余
分に送られる。このような原稿台2の摺動中にお
いて、前記のように原稿台停止用カム体91が係
止部材78に衝突し、スプリングクラツチ62及
び88が切れると、原稿台2が停止するとともに
プラテン42も停止し、1回の複写作用が終了す
る。この後、原稿台2は上述のように手動によつ
て復帰摺動させる。
【考案の効果】
本考案によれば、サーマルヘツドを保持したヘ
ツドホルダが閉じた状態でロツクレバーでロツク
されているとき、手動開閉操作するための操作体
の導電性の表面は、導電性のロツクレバー及びヘ
ツドホルダの導電部分を介して、本体の面積の大
きい導電性の側板と電気導通関係になつてこれに
アースされていることになるため、ヘツドホルダ
を開くべく操作体に指が触れたとき、人体に帯電
していた静電気は、上記のような電気導通経路を
介し側板から放電される。 従つて、ヘツドホルダを開いた状態では、サー
マルヘツドは本体の外方に露出するが、それ以前
に人体の静電気が既に放電され、しかもヘツドホ
ルダもアースされているため、手を触れても人体
の静電気によつて焼損するようなことはなく、ヘ
ツドヘルダだけアースしていた従来に比べ、静電
気に対するサーマルヘツドの保護がより確実とな
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案をサーマル複写機に適用した実施
例を示し、第1図はヘツドホルダを開いて示す複
写機全体の斜視図、第2図は一部切欠平面図、第
3図は内部の断面図、第4図はその一部の断面
図、第5図及び第6図は原稿台とプラテンを駆動
する機構の断面図、第7図は同平面図、第8図は
原稿台側のスプリングクラツチの拡大断面図、第
9図はプラテン側のスプリングクラツチの拡大断
面図、第10図は複写機全体の前面図、第11図
はその一部分の平面図、第12図は原稿台の一部
分の拡大断面図、第13図はブロツク図、第14
図はタイミングチヤートである。 1……本体、1a……上カバー、1b……下カ
バー、2……原稿台、3……スタートスイツチ、
4……コピー濃度調整子、5……パイロツトラン
プ、6……ペーパーエンプテイスランプ、7……
ガラス板、8……側枠、8a……レール部、9…
…側枠、10……レール、11……レール、12
……原稿押え、13……取付基部、14……ヒン
ジ部、15……覆板、16……上板、17……下
板、18……スポンジ板、19……投射用スリツ
ト、20……螢光灯、21……凹面反射フード、
22……反射鏡、23……遮光フード、24……
シエーデイング補正板、25……集光レンズ、2
6……イメージセンサ、27……ロール紙トレ
ー、28……サーマル紙、29……外側壁、30
……ペーパーガイド、31……側板、32……ヘ
ツドホルダ、33……アーム、33a……ピン、
34……ピン、35……蓋板、35a……カツタ
部、36……サーマルヘツド、37……ヘツド支
持板、38……ピン、39……板ばね、40……
紙制動板、41……排紙口、42……プラテン、
43……排紙案内板、44……ペーパーエンプテ
イスイツチ、45……コイルばね、46……ロツ
クレバー、46a……鉤部、47……ピン、48
……連結板、49……ピン、50……操作板、5
1……モータ、52……小プーリ、53……タイ
ミングベルト、54……大プーリ、55……小ギ
ヤ、56……減速ギヤ、57……小ギヤ、58…
…減速ギヤ、59……小ギヤ、60……減速ギ
ヤ、61……クラツチ軸、62……スプリングク
ラツチ、63……伝達ギヤ、64……ピニオン、
65……ラツク、66,66′……スリーブ、6
7,67′……コイルばね、67a,67a′……
突部、68,68′……制動ばね、69,69′…
…切欠部、70,70′……遊嵌突部、71,7
1′……環状溝、72,72′……鍔部、73,7
3′……ラチエツトギヤ、74,74′……切欠
部、75,75′……突部、76′……円筒形突
部、77……支軸、78……係止部材、79……
軸受部、80……腕部、82……爪部、83……
復帰ばね、84……プーリ、85……プラテン
軸、86……プーリ、87……タイミングベル
ト、88……スプリングクラツチ、89……係止
部材、90……リンク、91……原稿台停止用カ
ム体、92……モータ停止用スイツチ、93……
モータ停止用カム体、94……カーソル、95…
…複写開始基準指針、96……原稿、98……原
位置停止用ストツパ、99……軸、100……ば
ね、101……メインスイツチ、102……トラ
ンス、103……定電圧回路、104……制御回
路、105……遅延回路、106……モータ駆動
回路、107……螢光灯点灯回路、108……遅
延回路、109……サーマルヘツド駆動回路、1
10……遅延回路、111……支軸、112……
爪部、113……復帰ばね、151……窓孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 サーマルヘツドを開閉自在なヘツドホルダに保
    持し、該ヘツドホルダを閉じてサーマルヘツドを
    用紙に押し付け、複写又は印字するサーマル記録
    装置において、 前記ヘツドホルダ32の少なくとも一部を導電
    性としてこれに前記サーマルヘツド36を絶縁材
    を介して保持したこと、 該ヘツドホルダ32を、その導電部分を本体1
    内の面積の大きい導電性の側板31と電気導通状
    態として該側板31に開閉自在に軸支したこと、 上記本体1に、上記ヘツドホルダ32の導電部
    分と係合して該ヘツドホルダ32を閉状態に保持
    する導電性のロツクレバー46を回動可能に軸支
    したこと、 該ロツクレバー46を回動操作する操作体50
    を上記本体1に装着し、この操作体50の少なく
    とも表面を導電性として上記ロツクレバー46と
    電気導通状態としたこと、 を特徴とするサーマル記録装置。
JP1986078061U 1986-05-26 1986-05-26 Expired JPH0453960Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986078061U JPH0453960Y2 (ja) 1986-05-26 1986-05-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986078061U JPH0453960Y2 (ja) 1986-05-26 1986-05-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62189147U JPS62189147U (ja) 1987-12-02
JPH0453960Y2 true JPH0453960Y2 (ja) 1992-12-18

Family

ID=30926653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986078061U Expired JPH0453960Y2 (ja) 1986-05-26 1986-05-26

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0453960Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2625304T3 (es) 2007-09-10 2017-07-19 Ehc Canada, Inc. Método y aparato de extrusión de un pasamanos termoplástico

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60164041U (ja) * 1984-04-09 1985-10-31 リツカ−株式会社 サ−マルプリンタ
JPS60171353U (ja) * 1984-04-20 1985-11-13 横河電機株式会社 サ−マルヘツドを有するプリンタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62189147U (ja) 1987-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4087172A (en) Document handling apparatus
US3289532A (en) Variable sheet length electrostatic copier
JP3958520B2 (ja) オプション装置及び画像形成装置
US4523831A (en) Copying apparatus with openable upper housing
JPH0453960Y2 (ja)
US3479116A (en) Film viewer
US4298270A (en) Electrographic apparatus
JPS62276532A (ja) サーマル複写機
JPH0435885Y2 (ja)
JPH0435884Y2 (ja)
US6263184B1 (en) System for previewing the alignment of a document positioned in a copier machine
JPS62186649A (ja) 複写機
JPH0245857Y2 (ja)
JPH06230620A (ja) 原稿載置装置および画像形成装置および原稿圧着板
JPH0746918Y2 (ja) 画像処理装置
JPH0633460Y2 (ja) 画像処理装置
JPH0746917Y2 (ja) 画像処理装置
JP3731355B2 (ja) 読取装置を備えた画像形成装置
JP3292513B2 (ja) 手差し給紙装置
JP2739207B2 (ja) 画像処理装置
JP2553501B2 (ja) 複写機
JPH0354501B2 (ja)
JPH05127450A (ja) 画像読み取り装置
JPH0527096B2 (ja)
JPH0540509Y2 (ja)