JPH0746917Y2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0746917Y2
JPH0746917Y2 JP1988142163U JP14216388U JPH0746917Y2 JP H0746917 Y2 JPH0746917 Y2 JP H0746917Y2 JP 1988142163 U JP1988142163 U JP 1988142163U JP 14216388 U JP14216388 U JP 14216388U JP H0746917 Y2 JPH0746917 Y2 JP H0746917Y2
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貴訓 長谷川
亙幸 阿部
徹 檜原
敏彦 広瀬
隆 還田
博 斉藤
正貴 大嶋
栄治 仲沢
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Riso Kagaku Corp
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Nisca Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、オーバーヘッドプロジェクタのように投影原
稿をスクリーンに投影する機能と、複写機のように用紙
や透明シートに原稿の画像を形成する機能とを持ち、投
影原稿の作成と投影とを可能とした画像処理装置に関す
る。
【従来の技術】
従来のオーバーヘッドプロジェクタ(以下OHPという)
としては、透過型のものと、反射型のものの2種類が知
られている。 前者の透過型のものは、投影原稿を原稿載置台の下面か
ら照明し、この投影原稿の画像を上記原稿載置台の上面
上方に配置された投影レンズおよび反射ミラーを通し
て、スクリーン上に投影するものである。 また反射型のものは、反射型フレネルレンズ上に載置さ
れた投影原稿を上面から照明して、その投影原稿の反射
画像をフレネルレンズの上方に配置された投影レンズお
よび反射ミラーを通してスクリーン上に投影するもので
ある。 そして上記OHPに使用される投影原稿としては、図形や
文字等が、透明シート上に直接着色ペン等により手書き
で作成できる簡単な原稿は別にして、通常は電子写真複
写機等を用いて、透明シート上に必要とする画像をコピ
ーして作成している。 したがって、学校、各種説明会場や会議室等でOHPを用
いて授業や説明を行なうときに、予め投影原稿を作成し
ておく必要がある。このため、説明中や会議の途中で急
に投影原稿として準備していないものを投影したい状況
になっても、近くに複写機がなければ投影原稿を作成で
きず、投影することができない。 そのため従来、OHPと複写機の両方の機能を持ち、OHPに
使用する投影原稿を、上記複写機を用いた複写によって
得られるようにした画像処理装置が提案されている。そ
のような装置としては複写時に装置本体上の原稿台が移
動し、投影時には原稿台を装置本体上部に配置した集光
板上から移動した状態で、集光板の上部にセットした投
影部に内蔵の照明ランプから集光板に照明し、その反射
光を投影部に入射させるようにしたものがある。
【考案が解決しようとする問題点】
このような構成の画像処理装置において、原稿投影時
に、退避位置にある原稿台が、光源から光を照射されて
いる反射型集光板を覆う位置に移動してそのままの状態
が維持されると、高温の熱により原稿台が歪みや変形を
生じるという欠点があった。 そこで本考案は、原稿投影時には原稿台が反射型集光板
の上に移動したことを検知して光源の照射ランプを消灯
することにより、上記危険を防止できるようにした画像
処理装置を提供しようとするもである。
【問題点を解決するための手段】
すなわちこの考案の画像処理装置は、原稿の画像を入力
する入力部と、前記原稿がセットされるとともに、前記
入力部に沿って移動自在の原稿台と、前記入力部に並設
され、上方を前記原稿台が移動するその移動経路上に設
けられ、投影原稿がセットされる反射型集光板と、前記
入力部から入力された画像をシート上に形成する画像形
成部と、前記反射型集光板に向けて照射する光源を有
し、前記反射型集光板の上部に支持した状態で、前記反
射型集光板にセットされた前記投影原稿の画像を投影す
る投影部とを備え、退避位置にある前記原稿台が反射型
集光板方向に移動したことを検出する検出手段と、原稿
投影時に前記検出手段からの検出信号により、前記投影
部への電源供給を遮断するよう制御する制御手段を設け
たことを特徴とするものである。
【実施例】 以下この考案の画像処理装置の一実施例を図面に基いて
詳細に説明する。 第1図ないし第7図に示すように、投影原稿を複写等に
よって作成できるようにした画像形成機能を有する装置
本体1は、装置本体1の上部に移動可能に搭載した原稿
台2と、原稿の画像を入力する画像入力部、例えば装置
本体1の上面に設けられて原稿台2上の原稿を走査する
読取り部3とを備えている。4は、装置本体1に内蔵し
た画像形成のための機構、例えば印字機構である。 また装置本体1は、その上面において上記読取り部3に
並設された反射型集光板5と、装置本体1の側面に取付
けられて集光板5の上部に支持された投影部6とを付設
されている。 装置本体1の上記画像形成機能例えば複写機能は、その
上部に移動可能に搭載した原稿台2と、装置本体1の上
面に設置されて原稿を走査する読取り部3と、装置本体
1に内蔵した印字機構4とで達成されている。 そして印字機構4は、印字手段と、装置本体1内に収納
されたロール紙の自動供給手段と、手差し給紙手段と、
排紙手段とを備えている。すなわち、第3図および第4
図のようにモータ11で駆動されるプラテン12には、印字
手段、例えばサーマルヘッド13と、その下部に密着させ
た給紙ローラ14と、その上部に密着させた排紙ローラ15
とが付設されている。そして給紙口Aには用紙ガイド1
6,17がその上下に設けられ、プラテン12には用紙を反転
させる用紙ガイド18がその周囲に設けられ、排紙口Bに
は用紙ガイド16に対向して用紙ガイド19が設けられてい
る。上記給紙口Aおよび排紙口Bは、装置本体1の同一
側端の上下に形成され、軸91を中心に回動自在に取付け
られた給紙トレイ21からなる部材によって不使用時は閉
じられており、使用時には給紙トレイ21を倒して開口さ
せるようになっている。 プラテン12を駆動するモータ11は、タイミングベルト10
1と中間歯車102を介して、所定の回転速度に減速された
状態でプラテン12に駆動を伝達する。 なお、装置本体1内にはロール紙22のトレイを兼ねた用
紙ガイド23が設けられ、ロール紙22をプラテン12上を経
て排紙ローラ15に給送するようになっている。S1は給紙
スイッチ(センサ)、S2はロール紙検知スイッチ、S3は
排紙スイッチである。 また、装置本体1の上部に移動可能に搭載した原稿台2
は、原稿25を支持するガラスなどの透明プレート24を備
えており、この透明プレート24に一端側を支軸(図示せ
ず)で支承され、この支軸を中心に他端側が上下方向に
開閉自在となるように取付けられた原稿カバー26ととも
に、モータ90で集光板5側から読取り部3側へ駆動され
る。装置本体1の上面に設けられて原稿台2上の原稿を
走査する読取り部3は、密着型イメージセンサ132等で
構成されている。そしてこの読取り部3には、コピー終
了スイッチS4が付設されている。 通常の、主走査方向および副走査方向の双方に縮小して
投影する場合であれば以下のとおりである。 読取り部3が読取りを開始すると原稿台2が等速移動
し、透明プレート24を通して光源131によって照射され
た原稿は、一定時間ごとに走査する密着型イメージセン
サ132に集光レンズアレイ133を通じて集光される結果、
副走査方向に一定の間隔で読み込まれる。この読み込ま
れた1ラインごとのデータは、主走査方向に1ビットご
とに制御装置134によりデジタル処理され、二値化され
る。 この二値化処理を具体的に説明すると、第9図(A)に
示すように、上記イメージセンサ132はライン状に光電
変換素子が並べられていて、光が照射されると各素子に
電荷が蓄積される。この電荷の量は光の増減に対応して
いる。イメージセンサ132からの光のデータは二値化処
理回路251で処理され、データ入力部からサーマルヘッ
ド13に入力される。また、タイミングパルス発生回路25
3が上記イメージセンサ132、二値化処理回路251および
出力ゲート回路255にタイミングパルスを出力してい
る。なお、出力ゲート回路255へは分割してその一方を
直接、他方を4進カウンタ257を介してタイミングパル
スを出力し、出力ゲート回路255で選別されたパルスが
書込みクロック入力部からサーマルヘッド13に入力され
る。 すなわち第9図(B)に示すように、イメージセンサ13
2はタイミングパルス発生回路253によるセンサクロック
のタイミングと1:1で、この内部素子に蓄積された電荷
に比例した電圧を出力に発生する。次に第9図(C)に
示すように、タイミングパルス発生回路253のパルス位
置において、出力がスライスレベルより上か下かで1か
0を決めることにより、デジタル化できる。これを司ど
るのが二値化処理回路251である。このままサーマルヘ
ッド13にデータを送り複写すれば等倍の複写ができる
が、次のようにして縮小複写したものを拡大投影しても
良い。例えば4ビットに1回、二値化するのを止めれ
ば、1ラインのビットが4回に1回間引かれた、長さが
3/4のラインとなる。これに空白を1/4足して1ラインに
し、サーマルヘッド13に転送して印字すると、主走査方
向に3/4になった画像が得られるのである。すなわち、
タイミングパルス発生回路253から出力されたタイミン
グパルスを4進カウンタ257でカウントすると、第9図
(D)に示すように4回目でパルスを発生できる。この
4進カウンタ257の出力が0のときにタイミングパルス
を出力し、1のときに出力するのを出力ゲート回路255
を用いて止めれば、第9図(E)のタイミングクロック
を得る。サーマルヘッド13は書込みクロック入力部にパ
ルスが入ったときだけ、二値化処理回路251から供給さ
れたデータ入力部にあるデータを有効とみなして内部に
取り込むので、第9図(F)の×部が無視される。その
結果サーマルヘッド13に蓄えられるデータは第9図
(G)に示すようになる。以上が主走査方向に3/4倍に
データを詰める方法である。 副走査方向に関しては、読み取りの送り速度をプラテン
12によって送られる用紙の送り速度の4/3倍に設定する
ことで達成される。 以上のようにして印字すると、原稿は3/4の大きさとし
てOHP用の透明用紙に複写され、この複写されたものを
集光板5上に置いて拡大投影することができる。投影部
6の投影機能は、後述する投影レンズがスクリーンと装
置本体1の距離が変っても焦点合わせをできるようにな
っているから、目的に応じて拡大投影すればよい。 しかるに前記説明中、サーマルヘッド13への書込みを等
倍のままで、副走査方向のみ縮小すると、扁平な状態に
縮小された画像が得られ、これを投影すると扁平の投影
像が得られる。得られた投影像は主走査方向に解像性が
よい。 次に、装置本体1の上面においてこの読取り部3には反
射型集光板5が並設されている。反射型集光板5は、通
常フレネルレンズ27とその背面に形成された金属蒸着層
からなる反射層28とで構成され、本体上面カバー29に収
納保持されている。さらにこの本体上面カバー29は、第
5図のようにその一端を装置本体1に軸着して開閉自在
である。第4図に示すようにS5は、集光板5が装置本体
1に確実にセットされているか否かを検知する、集光板
セットスイッチである。上記印字機構4は、この集光板
5の下部において装置本体1に内蔵されている。なおこ
の実施例では画像形成機構として、サーマルヘッド13に
より印字する印字機構4を示したが、電子複写機やレー
ザプリンタ等の画像形成機構であってもよい。 集光板5の上部に支持された投影部6は、装置本体1の
側面にアーム7を介して首振り自在に軸着されており、
装置本体1の画像形成機能を利用する場合には、倒して
装置本体1の側部に収納できるようになっている。この
投影部6は給紙口Aおよび排紙口Bのある装置本体1の
側端側ではなく、その反対側に倒れるようになってお
り、投影部6の収納時に画像形成機能が使用できるよう
になっている。そして投影部6は、第6図および第8図
のように、機枠31内に投影レンズ111のみならず、集光
板5上に載置された投影原稿を照明するハロゲンランプ
からなる照明ランプ112と、その両側に配置された光源
反射ミラー113および集光レンズ114と、冷却用ファン11
5とを内蔵している。上記照明ランプ112は、投影部6の
上面に取付けられた蓋116を開いて装着ないし取外すこ
とができる。そして機枠31上には、投影原稿の反射画像
をスクリーン上に投影するための反射ミラー32が、その
一端を軸着されて開閉自在となっている。なお、反射ミ
ラー32は投影レンズ111を中心に360°回転できるように
取付けられている。したがって四方八方のどの方向にも
投影することができる。 第8図に示すように、照明ランプ112から出た光は、光
源反射ミラー113で反射された光とともに、集光レンズ1
14で集光板5に投光される。集光板5を構成するフレネ
ルレンズは偏心したミラーになっており、その寸法の中
央は投影レンズ111の中心と同じ位置に、また偏心量の
分だけずれたフレネルレンズの光学的な中心は、照明ラ
ンプ112と投影レンズ111との間の中央に位置している。
フレネルレンズの寸法の中心が反射ミラー32の中心と一
致するので、フレネルレンズ面上にある投影原稿の画像
は投影レンズ111内にすべて収まり、画像が切れてしま
うことがない。 S6は、反射ミラー32が収納されているか否かを検知する
ミラー収納スイッチ、S7は本体設置スイッチである。S8
およびS9は、それぞれ投影部セットスイッチおよび投影
部収納スイッチで、投影部位置の検出手段として投影部
6の位置がセット位置にあるか収納位置にあるかを検知
する。このように投影部6の位置を検知することによっ
て、装置本体1に沿って投影部6を収納するときには照
明ランプ112が必ずOFFするようになっている。また、投
影部6が収納状態またはセット状態以外のときには複写
できなくなっており、原稿台2と投影部6が衝突して装
置が破損することを防いでいる。 すなわち、照明ランプ112は投影部セットスイッチS8がO
Nにならないときには点灯することができず、照明ラン
プ112が点灯中にこの投影部セットスイッチS8がOFFにな
ったときには、直ちに照明ランプ112は消灯する。 さらに、投影部6をアーム7を介して軸着しているシャ
フト8には、アーム7のフリクションが付設されてい
る。 第10図のように、装置本体1および照明ランプ112に
は、CPU等の制御装置134からなる制御手段によって制御
される電源部81が接続されている。この電源部81は、電
源スイッチS10と、電源82と、電源82と照明ランプ112と
の間に介在されたリレー83と、電源82と装置本体1との
間に介在されたリレー84とからなるスイッチング手段と
を備え、制御装置134からの制御によりリレー83,84の接
点がともにON状態になるのを防止している。 なお、電源82の容量を装置本体1と照明ランプ112のう
ち電力消費量の大きいほうより大きく、装置本体1と照
明ランプ112の電力消費量の和より小さく設定してあ
る。 第1図のように装置本体1の投影部6と反対側の側面に
は回動自在の把手33が設けられ、その内側の装置本体1
側面に操作パネル34がこれも回動自在に取付けられてい
る。この操作パネル34には、第3図および第7図に示す
ように、用紙選択スイッチB1と、倍率選択スイッチB2
と、照明ランプ112をON・OFFさせるランプスイッチB3
と、複写をスタートさせるコピースイッチB4と、モード
(文字/写真)切替スイッチB5と、濃度調整ボリューム
Vとが設けられている。 用紙選択スイッチB1は、印字する用紙がOHP投影用のシ
ートか、感熱用紙かなどの指定を行なう。 倍率選択スイッチB2は、コピー倍率を等倍、拡大、縮小
のどれにするかを指定する。 投影部6の作動を指示するランプスイッチB3は、照明ラ
ンプ112が消灯しているときに押されると、第10図のリ
レー83がONして照明ランプ112を点灯し、照明ランプ112
が点灯しているときに押されるとリレー83がOFFし、照
明ランプ112を消灯する。 画像形成部の作動を指示するコピースイッチB4は、コピ
ー動作していないときに押されると、リレー84がONして
複写が開始され、コピー動作中に押されるとリレー84が
OFFしてコピー動作を停止させる。 なお、ランプスイッチB3をONしているときには、コピー
スイッチB4をONしても無視される。これとは逆に、用紙
をセットしてコピースイッチB4をONして複写している間
は、ランプスイッチB3をONしても無視される。このコピ
ースイッチB4とランプスイッチB3には優先順位はなく、
照明ランプ112点灯中は複写不能であり、複写中は照明
ランプ112が点灯不能であればよい。なお、照明ランプ1
12が点灯中に用紙をセットしようとして用紙を給紙口A
に挿入した場合には、電源および照明ランプ112の照射
熱には無関係なため、給紙可能である。 前記回動部材の給紙トレイ21の上端には、第4図および
第5図に示すように、磁石66からなる結合部材が取付け
られ、原稿台2上の原稿カバー26端部に取付けた磁石67
に吸着して、原稿カバー26が開くことと、ひいては原稿
台2の移動を防止している。 次に本考案の画像処理装置の動作について説明する。 先ず本考案の装置の画像形成機能を利用する場合には、
原稿カバー26を開けて透明プレート24上に複写原稿を画
像面が透明プレート24と対向するように載置し、原稿カ
バー26を閉じて操作パネル34に設けられたコピースイッ
チB4を押すことにより、複写動作が開始される。したが
って、装置本体1の給紙部に複写用の感熱用紙に代えて
感熱発色、感熱転写等の投影用シートを供給することに
より、複写原稿から瞬時にOHP用の投影原稿を得ること
ができる。なお手差し給紙の場合には給紙トレイ21を倒
して用紙を給紙口Aから送り込み、給紙ローラ14とプラ
テン12との間で印字する。ロール紙の場合は、用紙ガイ
ド23から直接プラテン12と排紙ローラ15との間に供給し
て印字する。 また本考案の画像処理装置をOHPとして使用する場合に
は、原稿台2を装置本体1の上面に取付けられたフレネ
ルレンズからなる反射型の集光板5上から移動させ、こ
の集光板5上に投影原稿を載置し、操作パネル34に設け
られたランプスイッチB3を押す。すると、上記投影原稿
を照明ランプ112が照射し、その照射光が集光板5に当
たって反射し、その反射光が投影部6内の投影レンズ11
1および反射ミラー32を通ってスクリーン上に至り、投
影原稿の画像を投影するものである。 次に第11図(A)〜(D)のフローチャートを参照して
動作を詳述する。 第11図(A)において、ステップ300で電源スイッチS10
がONされると電源が投入される。 そしてステップ302〜307で設置スイッチS7、投影部セッ
トスイッチS8、集光板セットスイッチS5、給紙スイッチ
S1、ロール紙検知スイッチS2、排紙スイッチS3のON・OF
Fがチェックされ、スイッチS7,S8,S5がONでスイッチS1,
S2,S3がOFFであればステップ308でスイッチ正常と判断
し、ステップ309で操作パネル34の操作を可能にする。 またスイッチS7,S5がOFFまたはスイッチS7,S8,S5がON
で、スイッチS1,S2,S3がONの場合には、投影部セットス
イッチS8を除いてステップ310でスイッチ異常と判断
し、ステップ311でエラー(コピースイッチB4が点灯)
として、正常になるまでループする。 次に投影部セットスイッチS8がOFFの場合には、ステッ
プ411,412でミラー収納スイッチS6および投影部収納ス
イッチS9のON・OFFをチェックし、反射ミラー32および
投影部6が収納されているかを判断する。 操作パネル34の操作が可能になると、第11図(B)のよ
うにステップ312,313,314で用紙選択スイッチB1、倍率
選択スイッチB2、モード切替スイッチB5のON・OFFのチ
ェックがなされ、ONであればステップ315,316,317で用
紙の選択、倍率の選択、モードの切替えが行なわれる。 用紙および倍率の選択、モードの切替えが終了すると、
ステップ318で照明ランプ112が点灯しているかチェック
する。消灯していればステップ319で投影部6がセット
(投影部セットスイッチS8がON)されているか判断さ
れ、投影部セットスイッチS8がOFFであればステップ320
の給紙動作に移る。 また、投影部6がセットされていれば、ステップ321で
ランプスイッチB3がONされると、ステップ322で照明ラ
ンプ112が点灯し、ステップ320へ移行する。なお、照明
ランプ112が点灯した際、集光板5上に投影原稿がセッ
トされていれば、投影原稿が投影レンズ111および反射
ミラー32を介してスクリーンに投影される。 ステップ318で照明ランプ112が点灯していると判断され
ると、ステップ413で集光板セットスイッチS5のON・OFF
をチェックし、OFFであればステップ324で照明ランプ11
2を消灯して第11図(A)のステップ311へ移行する。ま
た照明ランプ112が点灯している際に、集光板セットス
イッチS5がON状態であれば原稿台2が移動してコピー終
了スイッチS4がOFFになると(ステップ414)、ステップ
324に移行して照明ランプ112を消灯し、原稿台2が加熱
して変形したりするトラブルを防止している。 集光板セットスイッチS5およびコピー終了スイッチS4が
ONであれば、ステップ323で投影部6の状態が判断さ
れ、投影セットスイッチS8がOFF(投影部6がセットさ
れていない)の場合には、ステップ324で照明ランプ112
を消灯して第11図(A)のステップ311へ移行する。 ステップ323で投影部セットスイッチS8がONであれば、
ステップ325でランプスイッチB5をONし、ステップ326で
照明ランプ112が消灯し、第11図(A)のステップ327へ
移行する。 ステップ320の給紙動作に移ると、第11図(C)のよう
にステップ328で給紙スイッチS1の状態が判断される。
すなわち、給紙口Aに手差し用紙がセットされたかをチ
ェックする。 給紙スイッチS1がONであれば、ステップ329でロール紙
検知スイッチS2の状態を判断する。すなわち、ロール紙
がセットされたかをチェックする。ロール紙がセットさ
れていなければ、ステップ330でプラテン12を駆動して
手差し用紙を給紙する。 またステップ328で給紙スイッチS1がOFFであれば、ステ
ップ331でロール紙検知スイッチS2がONからOFFかをチェ
ックし、OFFであれば第11図(A)へ移行する。 ステップ331でロール紙検知スイッチS2がONまたはステ
ップ330で給紙動作が開始されると、ステップ332で排紙
スイッチS3の状態をチェックする。排紙スイッチS3がON
になると、ステップ333で設置スイッチS7がOFFのときは
エラーとなってステップ311に移行する。 また、設置スイッチS7がONであればステップ334で投影
部セットスイッチS8がチェックされ、ONであればステッ
プ337に移行し、OFFであればステップ360で照明ランプ1
12が点灯しているかチェックする。点灯していればステ
ップ361で消灯し、エラーとなってステップ311に移行す
る。 消灯していればステップ335,336でミラーセットスイッ
チS6、投影部収納スイッチS9のON・OFFをチェックし、O
FFであればエラーとなってステップ311に移行し、ONで
あればステップ338でコピー終了スイッチS4をチェック
し、原稿台2を手動により原点位置にセットし、コピー
終了スイッチS4がONになるとステップ339に移行する。 コピー終了スイッチS4がOFFであれば、コピー終了スイ
ッチS4がONになるまでステップ342に戻してスイッチを
チェックする。 ステップ339に移行すると第11図(D)のようにステッ
プ340で照明ランプ112が点灯しているかを判断され、点
灯していれば第11図(A)のステップ327に移行する。
すなわち照明ランプ112が点灯中は用紙がセットされて
もコピー動作はできない。 照明ランプ112が消灯していれば、ステップ341でコピー
スイッチB4をチェックし、OFFであれば第11図(C)の
ステップ342に移行して、スイッチのチェックを行な
う。 コピースイッチB4がONされると、ステップ343でコピー
動作が開始される。これによりモータ90が駆動され、集
光板5上の原稿台2が左側へ移動を開始する。そして読
取り部3で原稿を読取った後、サーマルヘッド13で印字
を行なう。ステップ415で給紙スイッチS1がONの場合
に、ステップ416で排紙スイッチS3がOFFであればエラー
となってステップ311に移行する。排紙スイッチS3がON
であればステップ356に移行する。 コピー開始時、ステップ415で給紙スイッチS1がOFFの場
合に、ステップ417で排紙スイッチS3がOFFであればエラ
ーとなってステップ311に移行する。ONであればステッ
プ418でプラテンが逆転してフィードバックを行ない、
ステップ419で排紙スイッチS3がONであればOFFになるま
でループする。OFFであればステップ420で逆転のための
ステップがセットされ、ステップ421でサーマルヘッド1
3直前まで用紙の先端がくるよう、所定のステップが計
数されるまでループする。計数されたのち、ステップ42
2でプラテンが停止してステップ356に移行し、通常のコ
ピー動作を行なう。 その際ステップ344,345で設置スイッチS7および集光板
セットスイッチS5がOFFになれば、ステップ346でコピー
動作を中止し、ステップ423で排紙したのち第11図
(A)のステップ311へ移行する。設置スイッチS7およ
び集光板セットスイッチS5がともにONであれば、ステッ
プ347でコピー動作を開始する前の投影部セットスイッ
チS8の状態がどうであったかがチェックされる。 投影部セットスイッチS8がOFFであれば、ステップ348,3
49で反射ミラー32および投影部6の収納状態をチェック
し、収納状態が解除(ミラー収納スイッチS6、投影部収
納スイッチS9がOFF)されると、ステップ346でコピー動
作を中止する。 また投影部セットスイッチS8がONであっても、ステップ
350で投影部セットスイッチS8がOFFになるとコピー動作
を中止する。 そしてステップ351で原稿の読取りが終了したかチェッ
クし、コピー終了スイッチS4がONになればステップ352
でコピー動作を終了し、ステップ353で用紙を排紙して
第11図(A)のステップ327に戻る。 コピー終了スイッチS4がOFFであれば、ステップ354で用
紙が終了したか(用紙後端が給紙スイッチS1またはロー
ル紙検知スイッチS2を通過して所定時間経過したか)チ
ェックされ、終了すればコピー動作を終了する。 終了しなくても、何らかの原因でコピーを中止したい場
合に、ステップ355でコピースイッチB4をON(強制的)
すればステップ346でコピー動作が中止され、OFFのまま
であればステップ356に移行する。なお、コピーを中止
したのちに一定量の排出を行なわないと、次にコピーを
スタートしたときに再度フィードバックを行なうために
印字が重なってしまう。したがって常にフィードバック
したのちにスタートするように構成した場合、ステップ
423でコピー終了またはコピー中止したのちに必ず用紙
を所定量(フィードバック分)排出する。
【実施例の効果】
以上説明した実施例によれば、原稿投影時に、退避位置
にある原稿台2が反射型集光板5の方向に移動したこと
を、コピー終了スイッチS4がOFFになったことにより検
知して、投影を中止するようにしたので、撮影時におい
て原稿台2の作動を検知する特別の機構が不要となっ
た。
【考案の効果】
この考案の画像処理装置は以上のように、原稿投影時
に、退避位置にある原稿台が反射型集光板の方向に移動
したことを検知して、投影を中止するようにしたので、
原稿台が集光板によって加熱され、変形等のトラブルを
生じることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示し、OHPとして使用す
る際の全体説明図、第2図は各部を所定位置に収納した
状態の斜視図、第3図は内部構造を示す上面図、第4図
はOHPとして使用する際の概略断面図、第5図は集光板
を開いた状態の概略断面図、第6図は投影部の要部断面
図、第7図はスイッチの配置図、第8図はOHPの投影状
態の概略図、第9図(A)〜(G)は縮小画像を形成す
る機能の説明図、第10図はスイッチ制御回路の結線図、
第11図(A)〜(D)は動作を説明するためのフローチ
ャートである。 1……装置本体、2……原稿台 3……読取り部、4……印字機構 5……集光板、6……投影部 11……モータ、12……プラテン 13……サーマルヘッド、14……給紙ローラ 15……排紙ローラ 16,17,18,19……用紙ガイド 21……給紙トレイ、22……ロール紙 23……用紙ガイド、24……透明プレート 25……原稿、26……原稿カバー 31……機枠、32……反射ミラー 33……把手、34……操作パネル S1……給紙スイッチ S2……ロール紙検知スイッチ S3……排紙スイッチ S4……コピー終了スイッチ S5……集光板セットスイッチ S6……ミラー収納スイッチ S7……本体設置スイッチ S8……投影部セットスイッチ S9……投影部収納スイッチ
フロントページの続き (72)考案者 阿部 亙幸 東京都港区新橋2丁目20番15号 理想科学 工業株式会社内 (72)考案者 檜原 徹 東京都港区新橋2丁目20番15号 理想科学 工業株式会社内 (72)考案者 広瀬 敏彦 山梨県甲府市山宮町3167番地 日本精密工 業株式会社内 (72)考案者 還田 隆 山梨県甲府市山宮町3167番地 日本精密工 業株式会社内 (72)考案者 斉藤 博 山梨県甲府市山宮町3167番地 日本精密工 業株式会社内 (72)考案者 大嶋 正貴 山梨県甲府市山宮町3167番地 日本精密工 業株式会社内 (72)考案者 仲沢 栄治 山梨県甲府市山宮町3167番地 日本精密工 業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−116982(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿の画像を入力する入力部と、前記原稿
    がセットされるとともに、前記入力部に沿って移動自在
    の原稿台と、前記入力部に並設され、上方を前記原稿台
    が移動するその移動経路上に設けられ、投影原稿がセッ
    トされる反射型集光板と、前記入力部から入力された画
    像をシート上に形成する画像形成部と、前記反射型集光
    板に向けて照射する光源を有し、前記反射型集光板の上
    部に支持した状態で、前記反射型集光板にセットされた
    前記投影原稿の画像を投影する投影部とを備え、退避位
    置にある前記原稿台が反射型集光板方向に移動したこと
    を検出する検出手段と、原稿投影時に前記検出手段から
    の検出信号により、前記投影部への電源供給を遮断する
    よう制御する制御手段を設けたことを特徴とする画像処
    理装置。
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