JPH0453509Y2 - - Google Patents

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JPH0453509Y2
JPH0453509Y2 JP7738988U JP7738988U JPH0453509Y2 JP H0453509 Y2 JPH0453509 Y2 JP H0453509Y2 JP 7738988 U JP7738988 U JP 7738988U JP 7738988 U JP7738988 U JP 7738988U JP H0453509 Y2 JPH0453509 Y2 JP H0453509Y2
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pipe
pipes
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えば水道配管の連結等に適用されて
二本のパイプを伸縮自在に連結するのに使用され
る管継手に関する。
(従来の技術) 従来、この種伸縮管継手としては例えば実開昭
57−175888号公報所載のものが存在する。
この従来のものは、第6図の如く、二本の管体
2,2aを連結するための二本の継手管30,3
1をボールスリーブ32を介して相互に嵌合させ
たものであるが、内側の継手管31の外周面とボ
ールスリーブ32の内周面には、所定の負荷が作
用した際に剪断する剪断リング33を係合状態で
設けたものである。
当該手段によれば、実際の使用時に於いて剪断
リング33が剪断されることにより所望の伸縮機
能を発揮させることができることは勿論である
が、管継手のセツテイングに際して両継手管3
0,31が伸張と短縮の何れの方向にも充分な余
裕を有する様に該両継手管30,31相互の位置
関係を剪断リング33によつて仮止めできるので
ある。即ち、配管作業者が誤つて両継手管30,
31を伸張又は収縮する余裕の無い不当な状態で
セツテイングする虞れが解消できる利点が得られ
るのである。
(考案が解決しようとする課題) しかるに、前記従来のものでは、両継手管3
0,31の仮止めを行う手段として剪断リング3
3を用いてなるが、当該剪断リング33の取付け
に際しては内側の継手管31に剪断リング33の
装着用の凹溝34を刻設する手段が必須となる。
しかも該凹溝34は剪断リング33の確実な装着
を行わせる必要上かなり深く刻設する必要があ
る。従つて、当該継手管31の強度が凹溝34の
存在により低下する不都合を生じ、特に継手管3
1が小径で薄肉の合成樹脂製の管体である場合に
はその強度低下は非常に顕著となつて継手管31
の割れ等の破損を生じさせる如き問題点を生じて
いたのである。
また従来では、管継手の組立製作に際して、継
手管31の外周面に凹溝34の刻設作業を行つ
て、その後該凹溝34に剪断リング33を装着さ
せる如き煩雑な加工、組立作業を行う必要がある
ために、その製作作業性が悪く、その製作コスト
が嵩むという問題点をも有していた。
それ故、本考案は継手管の強度を低下させるこ
となく、簡易な作業手段により、両継手管の伸縮
寸法の確保が好適に図れる様に該両継手管の適正
なセツテイングを可能ならしめることを、その目
的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は従来の剪断リングの如き別体の部材を
用いるのではなく、継手管の伸縮を阻止するため
の部位を継手管と一体成形することにより、上記
従来の課題を解決せんとして構成されたものであ
る。
すなわち、本考案は、先端部側が相互に摺動自
在に嵌合されてなる伸縮管継手の二本の継手管
6,6aのうち、一方の外側の継手管6の先端部
側位置には、内側の継手管6aの外面に接近すべ
く半径方向内方に突出する内向片16が前記外側
の継手管6と一体又は別体で設けられてなると共
に、内側の継手管6aの外周面部には、両継手管
6,6aの所定寸法以上の伸縮を阻止すべく前記
内向片16の内側面16aと当接可能で且つ該内
向片16との当接力が所定値を越えた際に破断し
て両継手管6,6a相互の伸張を可能とする凸状
部9が内側の継手管6aと一体形成されてなる、
伸縮管継手である。
また、本考案は、上記構成の伸縮管継手に於い
て、両継手管6,6aは、凸状部9が内向片16
に当接してその伸張が阻止される迄の範囲で相互
に伸縮自在に設定されてなる、伸縮管継手であ
る。
(作用) 上記構成を特徴とする伸縮管継手に於いては、
継手管6aの凸状部9と内向片16の内側面16
aとの当接により両継手管6,6aの一定寸法以
上の伸張が阻止でき、又実際の使用に際して継手
管6,6aに大きな負荷が作用して凸状部9と内
向片16との当接力が所定値以上になつて凸状部
9が破断すれば、両継手管6,6aが相互に伸張
して当該負荷を吸収し、適切な管体連結状態を維
持することとなる。
而して、前記凸状部9は継手管6aと一体形成
されてなるために、該凸状部9の存在によつて継
手管6aの強度を低下させる虞れが一切なく、継
手管6aが小径で薄肉の合成樹脂製の如きもので
あつても凸状部9の形成は適切に行えることとな
る。
また、前記凸状部9が内向片16の内側面16
aに当接する迄の範囲で両継手管6,6aを伸縮
自在とした場合であつても上述の作用が得られる
こととなるが、当該手段では管継手の接続作業の
際に当該管継手自身の寸法を適宜増減させること
ができて、その取付作業時の融通性に富むものと
なる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
第1図中、1,1aは連結対象となる管体2,
2aの各端部への接続用のフランジ3,3aを一
端部に形成してなる合成樹脂製の継手本体で、そ
の他端部側には別途補助環体4,4aがボルト5
…にて連結されている。6,6aは前記継手本体
1,1a及び補助環体4,4aの内周に形成され
た凹状球面部7,7aと球面摺動自在な凸状球面
部22,22aを管体部8,8aの一端部に形成
してなる一対の合成樹脂製の継手管で、該両継手
管6,6aの管体部8,8aの他端部側は相互に
摺動自在に嵌合連結されている。
9は内側の継手管6aの管体部8aの外周面の
略中央位置に環状に突設された凸状部で、当該凸
状部9は合成樹脂製の継手管6aの形成時に於い
て該継手管6aと一体成形されたものであるが、
その厚み寸法Sは側方から所定値以上の面圧が作
用した際に破断する様に比較的薄く設定されてい
る。
10は外側の継手管6の先端部に設けられたス
トツパー体で、当該ストツパー体10は第2図の
如く半割状の一対のリング状部材11,11aか
らなるもので、内向の係合片13を継手管6の先
端部外周に形成された凸部14に係合させた状態
で一対のリング状部材11,11aをボルトナツ
ト15によりリング状に結合させることにより前
記継手管6に対して着脱自在に装着されるもので
ある。16は嗽ストツパー体10に形成された内
向片で、継手管6aの凸状部9がその内側面16
aに当接可能な様に継手管6aの外周面部に接近
する半径方向に突出した形状に形成されている。
17は継手管6aの管体部8aの先端側に別途
突設された凸部で、前記凸状部9よりもかなり幅
広で頑強な状態に形成されている。18は該凸部
17の前方位置に装着されてなるシール用パツキ
ン。20は外側の継手管6の管体部8に形成され
た段部で、他方の継手管6aの先端部21と当接
可能に形成されている。
本実施例は以上の構成からなり、次にその使用
例並びに作用について説明する。
先ず、管継手の継手本体1,1aを地中等に埋
設される管体2,2aに連結させて配管連結作業
を行うのであるが、その際凸状部9が内向片16
の内側面16aに当接して係合されることにより
両継手管6,6aは一定寸法以上の伸張が阻止さ
れた状態で取付けられる。
尚、凸状部9が内向片16に当接する状態時に
於いて両継手管6,6aの段部20と先端部21
との両者間に間隙lが存在する様に凸状部9の位
置設定を行つて、当該寸法lの範囲で両継手管
6,6aが伸縮自在となる様に構成した場合に
は、この伸縮により継手本体1,1aの両者間の
寸法を増減させて各継手本体1,1aと管体2,
2aとの接続作業に便宜が図れることとなる。特
に、管体2,2aが既に地中に埋設されていてそ
の相互間に管継手を組み込む様な場合には、管継
手の全長を短縮させることにより、その取付作業
が非常に簡易となるのである。
次に、管体2,2aを連結させた後に所定圧の
流体を流通させれば、当該流体圧の押圧作用によ
り両継手管6,6aは相互に伸張すべく作用する
が、その際に於いても凸状部9と内向片16との
当接により、両継手管6,6aの一定寸法以上の
伸びが阻止される。
而して、その使用時に於いて地震や地盤沈下が
発生して両管体2,2a間に段差等が生じること
により凸状部9と内向片16との当接力が所定の
値を越えれば、第3図の如く凸状部9が破断して
両継手管6,6aが有効に伸張及び揺動を行う。
よつて、管継手自身は勿論のこと管体2,2aの
適正な保護が図れるのである。また、凸状部9の
破断後に於いて継手管6,6aは無制限に伸張す
ることはなく、継手管6aの頑強な凸部17が内
向片16に当接することにより、両継手管6,6
aの抜脱が阻止されて管体2,2aの適切な連結
状態を維持するのである。
尚、上記実施例では、凸状部9を継手管6aの
外周面の全周に形成し、又その幅寸法Sを薄肉に
することにより所定の負荷で破断する様に構成し
てなるが、本考案に係る凸状部9の具体的な構成
は決してこれに限定されない。
例えば第4図イの如く、凸状部9の下部に幅狭
の凹部又は切込部22を設けて、当該部位22の
位置から凸状部9を破断させてもよい。又、同図
ロの如く継手管6aの外周面に凸状部9を断続的
に適宜個数突設させる様にしてもよい。本考案に
係る凸状部9は、要は内向片16の内側面16a
に当接して両継手管6,6aの伸張を阻止する様
に内側の継手管6aと一体形成された状態でその
外周面に突設されておればよいのである。その具
体的な形状等は一切問わない。
また、上記実施例では、凸状部9を当接させる
ための内向片16を外側の継手管6に装着される
ストツパー体10に形成したが、本考案に係る内
向片16の具体的な構成も決してこれに限定され
ない。例えば第5図の如く内向片16を継手管6
と一体的に形成してもよい。
更に、上記実施例では伸縮のみならず、揺動動
作をも行う管継手を一例として説明したが、本考
案に係る管継手の具体的な構成は決してこれに限
定されず、単に伸縮のみを行う管継手であつても
よい。本考案は二本の継手管6,6aの先端側相
互を摺動自在に嵌合させたあらゆる伸縮管継手に
適用できるものである。よつて、本考案は前記第
5図の二本の継手管6,6aを連結対象の管体
2,2aに直接接続させるものであつてもよい。
又、従来例として第6図に示したものの如く、二
本の継手管が直接摺動自在に嵌合されず、継手管
以外の部材を介して摺動自在に嵌合されたもので
あつてもよいことは勿論である。更に、本考案に
係る伸縮管継手は、継手管の合計本数が二本であ
る必要はなく、三本以上の継手管が備えられたも
のにも当然に適用できるものである。
その他、本考案は各部の具体的な構成は全て本
考案の意図する範囲内で任意に設計変更自在であ
る。
(考案の効果) 叙上の様に、本考案は相互に摺動自在に嵌合す
る継手管が所定寸法以上伸張しない様に設定する
手段として、外側の継手管に設けられた内向片と
当接してその当接力が一定値以上となつた際に破
断する凸状部を内側の継手管と一体形成してなる
ために、従来の剪断リングを用いて両継手管の規
制を行つていた手段の如く内側の継手管に形成さ
れる凹溝の存在によつて当該継手管の強度低下を
来す虞れが完全に解消されることとなつた。
その結果、本考案では継手管の強度維持が図れ
て耐久性に優れた管継手の提供ができる他、従来
では適用が困難とされていた薄肉小口径で強度の
小さい合成樹脂製の管継手等に対しても適切に適
用でき、その実用性を高めることができるという
格別な効果を有するに至つた。
また、本考案は内側の継手管に凸状部を継手管
と一体形成し、又外側の継手管に内向片を形成す
るだけでよいために、従来の剪断リングを使用す
る手段よりも部品点数の削減、及び各部の加工工
程、組立工程の簡素化が図れ、その製作性の向上
並びに製作費用の低減化が図れる実益がある。
更に、本考案は凸状部が内向片に当接してその
伸張が阻止される迄の範囲で両継手管を相互に伸
縮自在に設定させた場合には、管継手を連結対象
となる管体に接続する際に管継手自身の全長寸法
を伸縮させてその接続作業に便宜が図れ、配管施
工作業性を向上させることができる利点が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る管継手の一実施例を示す
半裁断面図。第2図は内向片を形成してなるスト
ツパー体を示す正面図。第3図は継手管が伸張揺
動した状態を示す要部半裁断面図。第4図は凸状
部の他の実施例を示し、同図イは要部断面図、同
図ロは要部斜視図。第5図は継手管の他の実施例
を示す断面図。第6図は従来例を示す断面図。 6,6a……継手管、9……凸状部、16……
内向片、16a……内側面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 二本の継手管6,6aの先端部側が相互に摺
    動自在に嵌合されてなる伸縮管継手に於いて、
    外側の継手管6の先端部側位置には、内側の継
    手管6aの外面に接近すべく半径方向内方に突
    出する内向片16が前記外側の継手管6と一体
    又は別体で設けられてなると共に、内側の継手
    管6aの外周面部には、両継手管6,6aの所
    定寸法以上の伸張を阻止すべく前記内向片16
    の内側面16aと当接可能で且つ該内向片16
    との当接力が所定地を越えた際に破断して両継
    手管6,6a相互の伸張を可能とする凸状部9
    が内側の継手管6aと一体形成されてなること
    を特徴とする伸縮管継手。 2 実用新案登録請求の範囲第1項記載の伸縮管
    継手に於いて、両継手管6,6aは、凸状部9
    が内向片16に当接してその伸張が阻止される
    迄の範囲で相互に伸縮自在に設定されてなるこ
    とを特徴とする伸縮管継手。
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