JPH0451950Y2 - - Google Patents

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JPH0451950Y2
JPH0451950Y2 JP1986061247U JP6124786U JPH0451950Y2 JP H0451950 Y2 JPH0451950 Y2 JP H0451950Y2 JP 1986061247 U JP1986061247 U JP 1986061247U JP 6124786 U JP6124786 U JP 6124786U JP H0451950 Y2 JPH0451950 Y2 JP H0451950Y2
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JP
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nut
socket
lever
holding
pin
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JP1986061247U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は自動車等の自動組立ラインに多用さ
れるナツト移載装置に係り、詳しくは、パーツフ
イーダからテーブル上に供給されたナツトと該ナ
ツトを把持するソケツトとの回転方向位置合せ
を、ナツトの回転を拘束してソケツトの回転力に
より行なわせ、ナツトの把持の確実化を図るナツ
ト移載装置に関する。
(従来の技術) 従来のナツト移載装置としては、例えば、実開
昭60−74920号公報に記載されたようなものが知
られている。このナツトランナ装置は、ナツトラ
ンナに鉛直下方に突設されたソケツトの直下に水
平に設けられ上面に刻設されたナツト導入用凹溝
を有する水平移動可能のナツトフイード盤と、上
記ナツトフイード盤に上記凹溝の一端であつて上
記ソケツトの軸線上に鉛直方向に穿設された透孔
に緩挿され下端に吹つけられる圧縮空気により自
転しながら上動して上端上に置かれたナツトを上
記ソケツトに嵌挿する挿入軸とよりなるナツト挿
入手段と、を有するものである。
(この考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来のナツト移載装
置にあつては、ナツトは吹き付けられる圧縮空気
の作用で回転力が付与されるにすぎないため、ナ
ツトの回転力は小さくナツトの端面がソケツトの
端部と当接するとナツトの回転が停止し、ナツト
とソケツトの回転方向の位置を整合させることが
できない場合があるという問題点があつた。この
結果、ナツトを把持できず、これが設備全体の稼
働率を低下させる一因となつていた。
この考案は、上述した問題点を鑑みてなされた
もので、ソケツトによりナツトを把持する際にナ
ツトの回転を拘束してソケツトの回転力で回転方
向の位置合せが可能なナツト移載装置を提供し、
ナツトの把持を確実として設備全体の稼働率の向
上を図ることを目的としている。
(問題点を解決するための手段) この考案は、テーブル上に立設された保持ピン
でナツトを保持し、このナツトをナツトランナの
ソケツトに受け渡すナツト移載装置において、保
持ピン内に、径方向片と軸方向片によつて略L字
形状にされたレバーを配設して水平軸まわりに回
動自在とし、このレバーを付勢部材によつてソケ
ツトの押圧力に対抗する方向に付勢するととも
に、径方向片によつて保持ピンに嵌合するナツト
の下端部を支え、このナツトにソケツトの押圧力
を加えた際、レバーの回動によつて軸方向片をナ
ツトの内周面に係合する位置まで突出せしめるこ
とを特徴とするものである。
(作用) この考案にかかるナツト移載装置によれば、保
持ピンに保持されたナツトをソケツトにより把持
する際に、ソケツトとナツトとの回転方向位置が
整合せずナツトとソケツトが干渉してナツトがソ
ケツトにより押圧されると、このソケツトの押圧
力でレバーが付勢手段の付勢力に抗し回動し、レ
バーがナツトに係合してナツトの回転を阻止す
る。このため、ナツトの形状の如何にかかわらず
ナツトの廻り止めを確実に行うことができ、ま
た、高い耐久性も得られる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図から第3図はこの考案の一実施例にかか
るナツト移載装置を表し、第1図が正面図、第2
図がテーブルの拡大平面図、第3図aが要部の断
面正面図、第3図bが第3図aの−矢視断面
図である。
第1図において、11は床等に静置されたフレ
ームであり、フレーム11には第1図紙面に垂直
方向にあり状のレール部材12が設けられてい
る。このレール部材12は、移動板13の突部1
4に形成されたありみぞ14aに摺動自在に嵌合
している。移動板13には、フレーム11の図中
上方を図中左方へ向かつて延出するアーム15が
第1図中紙面垂直方向に移動可能に固定され、こ
のアーム15の図中左端部が図示しないシリンダ
ユニツトに連結されている。このシリンダユニツ
トは、図外の制御装置により制御されて、アーム
15すなわち移動板13を駆動して第1図中紙面
垂直方向に移動させる。
また、移動板13には、第1図中上下方向にシ
リンダユニツト16が固着され、このシリンダユ
ニツト16のロツド16aに昇降板17が取り付
けられている。昇降板17には、保持テーブル1
8が回転可能に支持されるとともに該保持テーブ
ル18を駆動するモータ19が取り付けられてい
る。このモータ19は、図外の制御装置からの指
令で保持テーブル18を一定角度例えば45°また
は90°ずつ間欠的に回転駆動する。
保持テーブル18には、第2図に示すように、
パーツフイーダから供給されるナツトWを保持す
る2種類の保持ピン(受部材)20,20′(以
下、符号20で代表)が交互に一定間隔で4個ず
つ設けられている。これら2種類の保持ピン2
0,20′は、それぞれ異なる種類のナツトWと
嵌合できるように寸法・形状が異なり、機種変更
に容易に対処できるようになつている。
保持ピン20は、第3図a,bに詳示するよう
に、保持テーブル18の図中上面から突出するピ
ン部21および該ピン部21と一体のフランジ部
22を有し、フランジ部22が該フランジ部22
および保持テーブル18を貫通するボルト23と
ナツト24とにより保持テーブル18の図中下面
に固定されている。保持ピン20のピン部21に
は、その径方向に貫通して軸方向に延在する縦孔
21aが形成され、この縦孔21a内に第1レバ
ー25および第2レバー26が配設されている。
第1レバー25は、軸方向で図中上方へ延出する
軸方向片25aおよび径方向で図中左方へ延出す
る径方向片25bを備えた略L型状を成しこれら
軸方向片25aと径方向片25bとの接合部がピ
ン25cによりピン部21に回転可能に取り付け
られている。この第1レバー25は、ピン部21
に嵌合するナツトWの端面により径方向片25b
が図中下方へ押圧されるとピン25cの廻りに図
中反時計方向に回動し、軸方向片25aがナツト
Wの内周面に圧接して該ナツトWを保持ピン20
のピン部21に固定する。
第2レバー26は、一端がピン26aにより回
動可能にピン部21に支持され、他端の図中上面
がボール26bを第1レバー25の径方向片25
bと係合し、さらに、中央の図中下面でスプリン
グ27と係合して該スプリング27によりピン2
6aの廻りに時計方向に付勢されている。この第
2レバー26は、第1レバー25を反時計方向に
付勢し、ナツトWがピン部21へ嵌合する際に第
1レバー25の軸方向片25aがナツトWと干渉
することを防止する。スプリング27は、保持ピ
ン20の図中下端から縦孔21aに開口する通孔
21b内で該通孔21bの下端に螺着したボルト
28と第2レバー26との間に縮装され、前述の
ように第2レバー26を付勢する。これら第2レ
バー26とスプリング27とは付勢手段を構成す
る。
再び第1図において、保持テーブル18の図中
上方には、複数のソケツト29を備えたヘツダ5
0が第1図中左右および上下方向に移動可能に、
かつ保持テーブル18と同様の間欠的な回転を可
能に設けられている。ソケツト29は、上記保持
テーブル18の保持ピン20に対応して位置し、
それぞれがヘツダ50に設けられた回転駆動手段
(図示せず)により駆動されて回転する。このソ
ケツト29には、図示しないが、保持テーブル1
8側にナツトWが嵌合可能な六角穴が形成され、
また、マグネツト等の六角角内に嵌合したナツト
Wを保持する把持具が設けられる。
次に、この実施例の作用を説明する。
まず、保持テーブル18を間欠回転し、全ての
保持ピン20にパーツフイーダから供給されるナ
ツトWを保持させる。この時、第3図中に二点鎖
線で示すように、ナツトWは、そのねじ穴に保持
ピン20のピン部21が挿通して該保持ピン20
に保持される。この後、移動板13を第1図中紙
面に垂直方向に移動させ、保持テーブル18をヘ
ツダの下方(第1図)の作業位置に位置させる。
続いて、シリンダユニツト16を作動して昇降
板17を第1図中上動させ、ナツトWをソケツト
29の六角穴内へ嵌合させてナツトWをソケツト
29にマグネツトにより吸着させる。この時、ソ
ケツト29は微速で回転しつつナツトWに接近
し、ソケツト29の六角穴とナツトWとの回転方
向位置(位相)が整合しない場合、ソケツト29
の端部とナツトWの頂部とが干渉してソケツト2
9はナツトWを保持テーブル18側へ押圧する。
このため、ナツトWは端部で第1レバー25の径
方向片25bを押圧し、第1レバー25はピン2
5c廻りに第3図中反時計方向にスプリング27
の弾性力に抗し第2レバー26を回動させつつ回
動して軸方向片25aがナツトWの内周面に圧接
する。この結果、この第1レバー25によりナツ
トWは保持ピン20に固定されて自由回転が禁止
され、そしてこの後、ソケツト29の回転により
ソケツト29の六角穴とナツトWとの位相が整合
すると、ナツトWはソケツト29の六角穴内へ嵌
入してマグネツトにより吸着される。そして、こ
の後は、ナツトWはソケツト29によりボルトに
螺着される。
このように、この実施例では、ソケツト29の
押圧力で第1レバー25を回動させてナツトWに
係合させ、この第1レバー25によりナツトWを
保持ピン20に固定してナツトWの自由回転を拘
束する。このため、ナツトWを形状の如何にかか
わらず確実に廻り止めすることができ、そして、
ソケツト29の回転力によりソケツト29とナツ
トWとの位相を確実に整合させることができ、ナ
ツトWの把持不良を防止して設備全体の稼働率を
向上させることが可能となる。
なお、上述した実施例では、第1,第2レバー
25,26でナツトWの回転を拘束するが、他の
機構例えばチヤツク等を用いることも可能である
ことは言うまでも無い。
(考案の効果) 以上説明してきたように、この考案にかかるナ
ツト移載装置によれば、保持ピンにレバーと付勢
手段を設け、ソケツトがナツトを押圧する押圧力
でレバーを回動させてレバーによりナツトの自由
回転を禁止するようにしたため、ナツトの形状に
かかわらずナツトの廻り止めを確実に行うことが
でき、また、高い耐久性を得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図はこの考案の一実施例にかか
るナツト移載装置を表し、第1図は正面図、第2
図がテーブルの拡大平面図、第3図aが要部の断
面正面図、第3図bが第3図aの−矢視断面
図である。 尚、図面中18は保持テーブル、20,20′
は保持ピン、21はピン部、21aは縦孔、25
は第1レバー(レバー)、25aは軸方向片、2
5bは径方向片、26は第2レバー(付勢手段)、
27はスプリング(付勢手段)、29はソケツト
である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 テーブル上に立設された保持ピンでナツトを保
    持し、このナツトをナツトランナのソケツトに受
    け渡すナツト移載装置において、 前記保持ピン内に、径方向片と軸方向片によつ
    て略L字形状にされたレバーを配設して水平軸ま
    わりに回動自在とし、このレバーを付勢部材によ
    つて前記ソケツトの押圧力に対抗する方向に付勢
    するとともに、前記径方向片によつて保持ピンに
    嵌合するナツトの下端部を支え、このナツトに前
    記ソケツトの押圧力を加えた際、前記レバーの回
    動によつて前記軸方向片をナツトの内周面に係合
    する位置まで突出せしめることを特徴とするナツ
    ト移載装置。
JP1986061247U 1986-04-23 1986-04-23 Expired JPH0451950Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986061247U JPH0451950Y2 (ja) 1986-04-23 1986-04-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986061247U JPH0451950Y2 (ja) 1986-04-23 1986-04-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62172526U JPS62172526U (ja) 1987-11-02
JPH0451950Y2 true JPH0451950Y2 (ja) 1992-12-07

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ID=30894405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986061247U Expired JPH0451950Y2 (ja) 1986-04-23 1986-04-23

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6061169U (ja) * 1983-09-30 1985-04-27 株式会社東芝 ナツトの受渡し装置

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Publication number Publication date
JPS62172526U (ja) 1987-11-02

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