JPS6244330A

JPS6244330A - シリンダブロツク保持パレツト

Info

Publication number: JPS6244330A
Application number: JP18280685A
Authority: JP
Inventors: Masaharu Nakano; 中野　正治; Masao Hiuga; 日向　政夫; Hiroshi Ejiri; 江尻　弘
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1985-08-20
Filing date: 1985-08-20
Publication date: 1987-02-26
Also published as: JPH0526619B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】Ａ０発明の目的（１）産業上の利用分野本発明は、内燃機関のシリンダブロックを加工する際、
各加工機械毎にシリンダブロックを位置決めし、締め付
は固定をしなくても済むようにあらかじめパレット上に
トランスファーマシンのガイドレールに沿って移動させ
つつ各加工機械の位置でシリンダブロックに対し加工を
施すことができるように、パレット基板上に、シリンダ
ブロックの位置決めを行う被加工物位置決め装置と、位
置決めされたシリンダブロックをパレット基板上に締め
付は固定するクランプ機構とが配設されたシリンダブロ
ック保持パレットに関する。

（２）従来の技術従来、シリンダブロックに対する加工の初工程において
は、シリンダブロックをパレットに搭載することなく、
フライス盤等の各加工機械毎に各加工機械に付設された
治具上に位置決めして締め付は固定し、一つの加工機械
による加工が終了するとシリンダブロックを治具から取
り外し、次の加工程のために別の加工機械へ移動し、再
び別の治具上に位置決めして締め付は固定するという作
業を繰り返し行うのが普通であった。

また、シリンダブロックを冶具に取り付ける際には、シ
リンダブロックの周辺からシリンダブロックの外周面上
の平坦部あるいは肩部にクランプアームを当接させてシ
リンダブロックを治具上に締め付は固定するのが普通で
あった。

（３）発明が解決しようとする問題点シリンダブロックを加工機械毎に各加工機械に付設され
た専用の冶具に取り付け、加工が終了する毎に治具から
取り外していたのでは効率が悪く、又切削抵抗が大きい
フライス加工等においては、シリンダブロックの治具上
への締め付けが不足する戊があるため、各治具のクラン
プ装置をそれぞれ大型にせざるを得ない。

他方、一般に被加工物をパレットに載置してトランスフ
ァーマシンによりパレットをある加工ステージョンから
次の加工ステージョンへとガイドレールに沿って移動さ
せようとする際、被加工物をパレット上に位置決めする
ために必要な動力や被加工物をパレット上に締め付は固
定するために必要な動力はパレット外から外部動力とし
て供給せざるを得ないため、これらの動力を効率的に供
給することができるような配慮が必要である。

Ｂ１発明の構成（１１問題点を解決するための手段本発明によれば、パレット基板上には、このパレット基
板上に載置される被加工物としてのシリンダブロックの
第１及び第２のシリンダ穴内において各シリンダ穴の内
壁に向けて半径方向に突出するように作動される求心ピ
ンにより前記第１及び第２のシリンダ穴の位置決めを行
うことによって前記シリンダブロックの位置決めを行う
第１及び第２の被加工物位置決め装置と、前記被加工物
位置決め装置が前記シリンダブロックの位置決めを行っ
た状態で、前記第１及び第２のシリンダ穴以外のシリン
ダ穴のうちの少なくとも１つのシリンダ穴の内側におい
て基端部が前記パレット基板の側に枢支され、先端部が
対応するシリンダ穴上端縁型部を押さえ付けることによ
り前記シリンダブロックを前記パレット基板上に固定す
るクランプアームを備えたクランプ機構とが配設されて
いるシリンダブロック保持パレットが得られる。

（２）作　用シリンダブロックに対する加工に先立ち、このシリンダ
ブロックを例えばホイスト等の吊り下げ装置によりシリ
ンダブロック保持パレットの上方の位置まで運搬し、第
１及び第２の被加工物位置決め装置に向けてそれぞれ対
応する第１及び第２のシリンダ穴が整合しつつ嵌合する
ようにシリンダブロックを下降させてから、第１及び第
２被加工物位置決め装置の各求心ピンを一律に半径方向
外方へ突出させると、各求心ピンは対応するシリンダ穴
の内壁に当接して第１及び第２のシリンダ穴の位置決め
を行い、その結果シリンダブロックはシリンダブロック
保持パレットに対して位置決めされる。この状態でクラ
ンプ機構をクランプ作動を行うように操作すると、クラ
ンプアームの先端部が対応するシリンダ穴の上端縁肩部
を押さえ付けることにより、シリンダブロックはシリン
ダブロック保持パレット上に締め付は固定される。

（３）実施例以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、先ず第１，２及び３図において、図示されたパレット
Ｐはシリンダブロック保持パレットであり、このパレッ
トＰのパレット基板１は方形の平面形状を有し、このパ
レット基板１の四隅部には、パレットＰを位置決めした
り、後述のトランスファーマシンのガイドレール９７．
９７’に沿ってパレットＰを一定の姿勢で搬送する際に
利用される基準座２１，２□、２３及び２４と各基準座
２１，２□、２．３及び２４にそれぞれ対応する基準穴
３０，３□、３３及び３４が形成されている。

パレット基板１の上面側には、被加工物Ｗ即ち図示され
た実施例においては倒立した状態のシリンダブロックＷ
の下向き基準面４のパレット基板１からの高さ基準を設
定してシリンダブロックＷをパレット基板ｌに対して安
定的に支持する３つの基準座５，６．７が突設されてい
る。各基準座５．６．７は、それぞれ円錐状肩部５＋、
６．。

７１を有する柱状体の頂部にシリンダブロックＷの基準
面４に当接する当接突子５□、６□、７□をそれぞれ有
している。

パレット基板１の上面側には、一対の被加工物位置決め
装置８，９が配設されている。図示の実施例においては
、被加工物であるシリンダブロックＷの４つのクランク
室壁部３６，３７．３８及び３９からそれぞれ下方へ向
けて形成されている４つのシリンダ穴３２，３３．３４
及び３５のうちの左右両端部に位置する一対のシリンダ
穴３２及び３５と、係合し合うように、それぞれ前記一
対の被加工物位置決め装置８及び９が配設されている。

各被加工物位置決め装置８，９は共に基本的に同様な構
造を有しているので、以下被加工物位置決め装置８につ
いて更に詳細に説明する。被加工物位置決め装置８の本
体１０の下方部はフランジ１１を利用してビス１２によ
りパレット基板１に対し固定される。本体１０はほぼ筒
状の形状を有しており、本体１０の上方に形成された大
径内壁部１３にはロフト１５の大径部１６が、又本体１
０の下方に形成された小径内壁部１４には前記ロッド１
５の小径部１７が、それぞれ軸方向にのみ滑接自在に嵌
入されている。ロッド１５の大径部１６と小径部１７と
の間のテーバ部１８に対抗するようにして、本体１０に
は周方向に等角度間隔を置いて３つの段付きピン孔１９
が、それぞれ半径方向に形成されている。各段付ピン孔
１９は、それぞれ半径方向内方が径大部となっており、
これらの径大部にそれぞれ求心ピン２１の内端部に形成
されている傘型フランジ２０が嵌合していると共に、各
求心ピン２１の外端部はそれぞれ各段付きピン孔１９内
から本体１０の外周面より半径方向外方へと突出するよ
うに構成されている。そして、各段付きピン孔１９の段
部を形成する肩部と各求心ピン２１の傘型フランジ部２
０との間には、弾発ばね２２が介装されていることによ
り、各求心ピン２１の内端部は常時テーパ部１８を含む
ロッド１５の外周面に当接するようにばね偏倚力を受け
ている。

本体１０の上端部を閉塞する蓋板２３の中心部に形成さ
れた嵌合孔２５には、求心ピン作動ボルト２４のボルト
頭と移動止めフランジ２７との間の回転軸部２６が中心
線間りに回転自在であるが軸方向には移動しないように
して嵌合している。

求心ピン作動ボルト２４の移動止めフランジ２７より下
方の部分は雄ねじ部２８となっており、この雄ねじ部２
８は、ロッド１５の上方部の中心線に沿って上向きに開
放するように形成されている雌ねじ２９に螺合している
。

従って、求心ピン作動ボルト２４のボルト頭を手動又は
動力式の回転工具により回転すると、ロッド１５が軸方
向に移動し、それに伴って各求心ピン２１が半径方向に
出入りする。シリンダブロックＷを位置決めする際には
、あらかじめ各求心ピン２１を半径方向内方へ後退させ
ておき、シリンダブロックＷを降下させてシリンダ穴３
２が本体１０に嵌合した時点で、求心ピン作動ボルト２
４を回転することにより各求心ピン２１を半径方向外方
へ突出させると、シリンダ穴３２は３つの求心ピン２工
の求心作用により確実に位置決めされる。

被加工物位置決め装置９においては、この被加工物位置
決め装置９から他方の被加工物位置決め装置８へ向かう
方向に対して直角な直径方向に一対の求心ピン３１を有
している。これらの求心ピン３１を求心ピン作動ボルト
３０により作動させるための内部機構は、被加工物位置
決め装置８の内部機構と基本的に同じである。かくして
、被加工物位置決め装置８はシリンダ穴３２の位置決め
を行い、又被加工物位置決め装置９はシリンダ穴３５の
位置決めを行うことにより、互いに協働してシリンダブ
ロックＷをパレットＰに対して位置決めを行う。

パレット基板１の上面側には、更に第１クランプ装置４
０、第２クランプ装置４１及び第３クランプ装置４２が
配設されている。第１クランプ装置４０と第２クランプ
装置４１は、被加工物であるシリンダブロックＷに対す
る締め付は部位が異なるので都合上大きさは互いに異な
るが、構造は相互に基本的に同じであるので、以下、第
１クランプ装置４０について詳細に説明する。

パレット基板１の上面側には、柱状の雌ねじ台４５が立
設されており、この雌ねじ台４５の上方部において、上
向きに開放するように形成された雌ねじ４６には、座金
４８及びクランプレバ−４９の中央部に形成された遊嵌
孔５０を貫通している締め付はボルト４７の雄ねじ部が
螺合している。

雌ねじ台４５の近傍において、パレット基板１に形成さ
れた雌ねじ部５３には、反力受はロッド５１の下方部に
形成された雄ねじ５２が螺合しており、この雄ねじ５２
に螺合している締め付はナツト５４により、反力受はロ
ッド５１の頂部が適正高さとなった状態で雄ねじ５２が
パレット基板１の雌ねじ部５３に対して締め付は固定さ
れる。クランプレバ−４９は締め付はボルト４７０周り
に自由に回転することができ、シリンダブロックＷがパ
レソｌ−Ｐ上に位置決めされた状態で、クランプレバ−
４９の先端部に設けられた押さえ付は部５５がシリンダ
ブロックＷの外周面上の肩部５６に当接し得るようにク
ランプレバ−４９を回転してから締め付はボルト４７を
手動又は動力回転工具５７により締め付は方向に回転す
ると、クランプレバ−４９の後端部が反力受はロッド５
１からの反力を受けつつ、クランプレバ−４９の先端部
の押さえ付は部５５がシリンダブロックＷの肩部５６を
押さえ付けてシリンダブロックＷをパレットＰに対して
締め付ける。

第２クランプ装置４１においても、同様にして締め付は
ボルト５８を締め付は方向に回転すると、締め付はボル
ト５８は座金５９を介してクランプレバ−６０を押圧し
、クランプレバ−６０の後端部は反力受はロッド６１の
反力を受けつつ、クランプレバ−６０の先端部の押さえ
付は部６２はシリンダブロックＷの外周上の肩部５６と
は異なった位置の肩部を押さえ付呼てシリンダブロック
Ｗをバレン）Ｐに対して締め付ける。

第３クランプ装置４２は互いに並列に配設された第１ク
ランプ機構４３及び第２クランプ機構４４を備えている
。パレット基板１の上面側には凹所６３が形成されてお
り、この凹所６３を覆ってビス６５によりパレット基板
１上に固定されている蓋板６４に沿って一対のクランプ
機構４３．４４が配設されている。これら一対のクラン
プ機構４３．４４を含む第３クランプ装置４２は、前記
第１及び第２クランプ装置４０．４１と協働して、シリ
ンダブロックＷに対して大局的に一直線上にない３点の
位置でシリンダブロックＷに対する締め付けを行うが、
原理的には第１及び第２クランプ装置４０．４１が無く
ても、第３クランプ装置４２の第１及び第２クランプ機
構４３．４４のうちの一つだけでもシリンダブロックＷ
のパレットＰに対する締め付は固定機能は達成される。

第１クランプ機構４３及び第２クランプ機構４４は相互
に基本的に同一の構造を有しているので、以下第１クラ
ンプ機構４３について詳細に説明する。

蓋板６４上には、支持ＮＪ６６の下端部が固定されてお
り、この支持脚６６の上端部の枢支部６７にはフック状
のクランプアーム６８の基端後方部が枢支されている。

クランプアーム６８の先端部には、シリンダプロ・７り
Ｗが被加工物位置決め装置８，９によりパレット基板に
位置決めされた状態でシリンダブロックＷのシリンダ穴
３３の上端縁に接続するクランプ室壁部３７側の肩部７
０を押さえ付けるための押さえ付は部６９が形成されて
いる。このクランプアーム６８の基端前方部の枢支部７
１にはリンク７２の上端部が枢支されており、このリン
ク７２の下端部の枢支部７３にはブツシュ・プル・ロッ
ド７４の上端部が枢支されている。

ブツシュ・プル・ロッド７４は蓋板６４を軸方向に滑接
自在に貫通して下方へ延び、凹所６３内の部分の外周面
上には、凹所６３内に配設された歯車７６の中心部にお
いて軸方向に形成された雌ねじ７７に螺合する雄ねじ７
５が形成されている。

凹所６３内において、歯車７６には歯車７８が噛み合い
、歯車７８には、歯車７９が噛み合い、更に歯車７９に
は歯車８０が噛み合っている。各歯車７６．７８．７９
及び８０は順次パレット基板１の中央部から側縁部へ向
けて配列されており、最も外側の歯車８０の歯車軸８１
は、蓋板６４を回転自在に貫通して上方へと延び、その
上端部にはボルト頭形状の回転頭８２を有している。

従って、回転頭８２を手動又は動力回転工具８３により
回転すると、その回転力は歯車８０，７９．７８．７６
を回転し、歯車７６の回転はブツシュ・プル・ロッド７
４の周りの軸方向の運動を生起し、更にリンク７２を介
してクランプアーム６８の枢支部６７周りの回動運動を
生起する。そこで、回転頭８２を回転してあらかじめク
ランプアーム６８を第３図の鎖線位置に直立させておき
、シリンダ穴３３がクランプアーム６８を包囲するよう
にしてシリンダブロックＷを上方から降下させ、被加工
物位置決め装置８，９によりシリンダブロックＷをパレ
ットＰ上に位置決めしてから回転頭８２をクランプアー
ム６８の締め付は方向に回転すると、クランプアーム６
８は第３図において鎖線位置から実線位置へと回動し、
押さえ付は部６９が肩部７０を押さえ付けることにより
シリンダブロックＷがパレットＰ上に締め付は固定され
る。

第１クランプ機構４３がシリンダ穴３３に対応している
のに対し、第２クランプ機構４４はシリンダ穴３４に対
応して配設されている。回転皿９１を締め付は方向に回
転すると、歯車９０，８９゜８８を介して歯車８７が回
転し、それに伴ってリンク８６がパレット基板１方向に
引き込まれることにより１、クランプアーム８５は支持
脚８４の上端部の枢支部面りに回動してシリンダ穴３４
の上端縁部に接続するクランク室壁部３８側の肩部を押
さえ付け、シリンダブロックＷをパレッＩ−Ｐ上に締め
付は固定する。

第４図には、パレットＰを利用して被加工物であるシリ
ンダブロックＷを加工するために使用されるトランスフ
ァーマシンの一例が示されている。

コンベア９２により矢印ａ方向に搬送されたバレットＰ
上には、被加工物乗載ステーション９３において被加工
物であるシリンダブロックＷが乗載される。この際シリ
ンダブロックＷは、例えばホイスト又はバランサ等の持
ち上げ装置によりパレットＰの上方位置まで運ばれ、ク
ランク室壁部３６．３７，３８．３９が上向きとなった
倒立状態で、シリンダ穴３２が被加工物位置決め装置８
に整合し、シリンダ穴３５が被加工物位置決め装置９に
整合するようにしてパレットＰ上へ降下される。コンベ
ヤ９２は間欠送りコンベヤで、シリンダブロックＷのパ
レットＰ上への乗載作業中は停止している。

パレットＰ上へのシリンダブロックＷの乗ｉＮ　作業が
終わると、シリンダブロックＷはバレットＰ上に乗載さ
れたままパレットＰと共に位置決め一クランピングステ
ーション９４へ移載される。この位置決め−クランピン
グステーション９４においては、例えば外部動力付与装
置９５により、先ず被加工物位置決め装置８．９の求心
ピン作動ポル）２４．３０が回転され、各求心ピン２１
．３１が半径方向外方へと突出される。かくして、各シ
リンダ穴３２．３５の位置決めが行われることにより、
シリンダブロックＷのパレットＰに対する位置決めが行
われる。シリンダブロックＷのバレン）Ｐに対する位置
決めが完了してから、第１及び第２クランプ装置４０．
４１の各クランプレバ−４９，６０を対応する締め付は
ポルト４７゜５８周りにシリンダブロックＷに対する押
さえ付は位置まで回転し、外部動力付与装置９５により
各締め付はポル）４７．５８を締め付は方向に回転する
。他方、第３クランプ装置４２においても外部動力付与
装置９５により各回転皿８２．９１をクランプ方向に回
転し、各クランプアーム６８８５をシリンダブロックＷ
に対して押さえ付は方向に回動させる。以上の操作によ
り、第１．第２及び第３クランプ装置４０，４１．４２
は確実にシリンダブロックＷをパレットＰに対して位置
決めした状態で締め付は固定する。

シリンダブロックＷと一体となったパレットＰは、横転
ステーション９６において横転されて、各基準座２＋　
、２２．２３及び２４がそれぞれ対応するガイドレール
９７．９７’　に係合される。

バレンｌ−Ｐはガイドレール９７．９７’　に沿って矢
印すの方向へ移動され、第１加エステ−ジョン９８にお
いて加工機械９９による加工を受け、続いて第２加エス
テ−ジョン１００において加工機械１０１による加工を
受け、更に第３加エステ−ジョン１０２において加工機
械１０３による加工を受ける。これら第１．第２及び第
３加エステ−ジョンは例示的なものであり、必要に応じ
て加工ステージョンの段数を設定することができる。

第３加エステ−ジョン１０２における加工が終了した後
、シリンダブロックＷと一体のパレットＰはガイドレー
ル９７．９７’から取り外され、クランピング解除ステ
ーション１０４において正置された状態に戻される。こ
こで第１．第２及び第３クランプ装置４０，４１．４２
がクランピング解除装置１０５により操作されてクラン
ピング状態から非クランピング状態へと戻される。そし
て、そのままの状態でシリンダブロックＷとバレソ）Ｐ
は被加工物除去ステーション１０６へ移載され、この被
加工物除去ステーション１０６においてシリンダブロッ
クＷはパレットＰ上から除去される。シリンダブロック
Ｗが除去された後のパレットＰはコンベヤ１０７により
矢印Ｃ方向へ移送され、更にコンベヤ１０８上へ移載さ
れてから、このコンベヤ１０８により矢印ｄ方向へ移送
されて、次に再びコンベヤ９２上へ移載されるまで待機
する。

Ｃ３発明の効果以上のように本発明によれば、パレット基板上に被加工
物位置決め装置とクランプ機械とを配設しているので、
各加工ステージョン毎にシリンダブロックを位置決めし
てクランピングすることなく、あらかじめシリンダブロ
ックをパレットに対して位置決めして締め付は固定して
おくことにより、各加工ステージョンにおいてはパレッ
トのみを固定すれば良く、従って各加工ステージョンに
おける大がかりで複雑な位置決め装置やクランピング装
置は不要となり、各加工ステージョンにおける加工機械
周辺の装置は大いに簡素化される。

、また、被加工物位置決め装置においては、シリンダブ
ロックの第１及び第２のシリンダ入内において、各シリ
ンダ穴の内壁に向けて半径方向に突出するように操作さ
れる求心ピンにより第１及び第２のシリンダ穴の位置決
めを行う構成となっているので、単純な位置決め操作に
よりシリンダブロックを瞬時に且つ正確にパレットに対
して位置決めすることができる。

更に、クランプ機構は、シリンダブロックがパレット上
に位置決めされた状態において、シリンダ穴の内側にお
いて基端部がパレット基板側に枢支され、先端部が対応
するシリンダ穴の上端縁肩部を押さえ付けるクランプア
ームを有しているので、シリンダブロックの重心に近い
位置でシリンダブロックを押さえ付けて安定的に締め付
は固定することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に基づくシリンダブロック保
持パレットの平面図、第２図は第１図のｎ−ｎ線に沿っ
て見た一部破断側面図、第３図は第１図のｍ−ｍ線に沿
って見た一部破断側面図、第４図は第１図のパレットを
使用してシリンダブロックに対して各種の加工を施すた
めのトランスファーマシンの配置の一例を示す全体平面
図である。

Claims

【特許請求の範囲】［１］パレット基板（１）上には、このパレット基板（
１）上に載置される被加工物としてのシリンダブロック
（Ｗ）の第１及び第２のシリンダ穴（３２、３５）内に
おいて各シリンダ穴（３２、３５）の内壁に向けて半径
方向に突出するように作動される求心ピン（２１、３１
）により前記第１及び第２のシリンダ穴（３２、３５）
の位置決めを行うことによって前記シリンダブロック（
Ｗ）の位置決めを行う第１及び第２の被加工物位置決め
装置（８、９）と、前記被加工物位置決め装置（８、９
）が前記シリンダブロック（Ｗ）の位置決めを行った状
態で、前記第１及び第２のシリンダ穴（３２、３５）以
外のシリンダ穴のうちの少なくとも１つのシリンダ穴（
３３、３４）の内側において基端部が前記パレット基板
（１）の側に枢支され、先端部が対応するシリンダ穴（
３３、３４）の上端縁型部を押さえ付けることにより前
記シリンダブロック（Ｗ）を前記パレット基板（１）上
に固定するクランプアーム（６８、８５）を備えたクラ
ンプ機構（４３、４４）とが配設されているシリンダブ
ロック保持パレット。［２］前記第１の被加工物位置決め装置（８）は、相互
に等角度間隔を置いて異なった方位に突出する３本の求
心ピン（２１）を備え、前記第２の被加工物位置決め装
置（９）は、前記第２の被加工物位置決め装置（９）か
ら前記第１の被加工物位置決め装置（８）へ向かう方向
に対し直角な直径方向に突出する２本の求心ピン（３１
）を備えている、特許請求の範囲第［１］項記載のシリ
ンダブロック保持パレット。［３］前記第１及び第２の被加工物位置決め装置（８、
９）は、下端部が前記パレット基板（１）上に固定され
た筒状の本体（１０）と、この本体（１０）の側壁部に
おいて相互に等角度間隔を置いて異なった方位に進退自
在で、常時半径方向内方にばね付勢されている複数本の
求心ピン（２１、３１）と、前記本体（１０）の中空部
に軸方向にのみ滑接自在に嵌入され、上下端間の中間部
に形成されたテーパ部（１８）が前記各求心ピン（２１
、３１）の内端部に当接し、上端側には、軸方向に雌ね
じ（２９）が形成されたロッド（１５）と、前記本体（
１０）の上端部を閉塞する蓋板（２３）の中心部におい
て軸方向には移動しないようにして回転自在に支持され
、前記蓋板（２３）の上面側にはボルト頭を有し、前記
蓋板（２３）の下面側には雄ねじ部（２８）を有し、こ
の雄ねじ部（２８）が前記ロッド（１５）の雌ねじ（２
９）に螺合している求心ピン作動ボルト（２４、３０）
とを備えている、特許請求の範囲第（１）項記載のシリ
ンダブロック保持パレット。［４］前記クランプ機構（４３、４４）は、前記パレッ
ト基板（１）に対して固定された支持脚（６６、８４）
の上端部において基端後方部が枢支されたクランプアー
ム（６８、８５）とこのクランプアーム（６８、８５）
の基端前方部において上端部が枢支されたリンク（７２
、８６）と、前記パレット基板（１）により上下方向に
移動可能に支持され、上端部が前記リンク（７２、８６
）の下端部に枢支されていると共に、前記パレット基板
（１）の内部の位置には雄ねじ（７５）が形成されたプ
ッシュ・プル・ロッド（７４）と、前記パレット基板（
１）の内部において上下方向軸周りに回転自在に支持さ
れ、中心部に形成された上下方向の雌ねじが前記プッシ
ュ・プル・ロッド（７４）の雄ねじ（７５）と螺合して
いる歯車（７６、８７）と、前記パレット基板（１）内
に配設され、前記歯車（７６、８７）に回転力を伝達す
る歯車群（７８、７９、８０；８８、８９、９０）と、
これら歯車群（７８、７９、８０；８８、８９、９０）
のうち、前記プッシュ・プル・ロッド（７４）の雄ねじ
（７５）と螺合している歯車（７６、８７）から最も遠
隔な位置にある歯車（８０、９０）に回転力を付与する
ように前記パレット基板（１）上に突出している回転頭
（８２、９１）とを備えている、特許請求の範囲第［１
］項記載のシリンダブロック保持パレット。