JPH0451683Y2 - - Google Patents

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JPH0451683Y2
JPH0451683Y2 JP13905287U JP13905287U JPH0451683Y2 JP H0451683 Y2 JPH0451683 Y2 JP H0451683Y2 JP 13905287 U JP13905287 U JP 13905287U JP 13905287 U JP13905287 U JP 13905287U JP H0451683 Y2 JPH0451683 Y2 JP H0451683Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この考案は化粧用コンパクト、特に上蓋の後端
枢支部が閉蓋状態で外部に露出しないようにした
コンパクトに関する。
(2) 従来の技術 この種のコンパクトとして、この考案の出願人
の提案に係わる実公昭59−11685号公報に開示さ
れたものがある。このコンパクト101は第12
図に示すように、上面が開口した凹部105を有
する下蓋102と、この下蓋の後端部に後端部が
ピン106を介して枢支されて開閉自在となつた
上蓋103とを具えている。下蓋102の凹部1
05には化粧材を収納する皿107が嵌着されて
いる。108は下蓋102の凹部105の上縁部
に嵌合されるようになつている中蓋で、両蓋10
2,103間に挟まれるように、上蓋103と同
様にその後端部が下蓋103の後端部にピン10
6を介して枢支されて開閉自在となつている。1
10,111はそれぞれ上蓋102および下蓋1
02の前端部に設けられた係止突起、112は中
蓋108に形成されたパフ収納凹部、113はパ
フを示す。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところで、前記のコンパクト101における各
蓋の後端枢支部は図面から明らかなように、閉蓋
状態および開蓋状態を問わず外部に露出した構造
となつている。そのため、使用についてごみなど
の異物が該枢支部、特に枢支ピン106とそのピ
ン孔に付着し、上蓋102および中蓋108の開
閉が次第に円滑に行なえなくなるとともに、外観
上も体裁が悪いという問題点があつた。
そこで、この考案は前記従来のコンパクトがも
つ問題点を解決し、後端枢支部が閉蓋状態では外
部に露出しないようにでき、外観上体裁のよい化
粧用コンパクトを提供することを目的とする。
(4) 問題点を解決するための手段 前記の目的を達成するため、この考案は上面が
開口した中皿収納用凹部を有する下蓋と、この下
蓋の前記凹部内に前端部が枢支されて回動自在に
収納され、上面が開口した化粧材収納用凹部を有
する中皿と、この中皿の外側を囲んで下蓋に対し
て前後方向に摺動自在に取付けられた枠体と、こ
の枠体の開口部を経て中皿の後端部に後端部が枢
支され開閉自在となつた上蓋とを具え、前記中皿
の前端部に係止突起が設けられ、この係止突起と
閉蓋時に枠体の開口部を経て離脱可能に係止する
係止突起が上蓋の前端部に設けられ、前記枠体の
後端部に係止部が設けられ、この係止部と閉蓋時
に離脱可能に係止する係止部が上蓋の後端部に設
けられ、また前記枠体の前端部は閉蓋時に外部に
露出されており、この露出した前端部内面と衝合
する湾曲面又はテーパ面が上蓋の係止突起のある
外面に設けられ、開蓋時、前記枠体の露出した前
端部外面を内方へ向けて押圧し、前端部内面を上
蓋の湾曲面又はテーパ面に衝合させて枠体を下蓋
の後方向に摺動させることにより、上蓋の係止突
起が中皿の係止突起から離脱されるとともに、枠
体の係止部が上蓋の係止部から離脱されるように
構成されていることを特徴とする。
(5) 作 用 前記のような技術的手段を採用すると、閉蓋状
態では枢支部としての上蓋および中皿の後端部が
外部に露出することがない。
閉蓋状態から開蓋するには、まず外部に露出し
た枠体の前端部外面を内方に向けて押圧する。こ
の押圧により、枠体の前端部内面が上蓋の湾曲面
又はテーパ面に衝合し、枠体は下蓋に対して後方
向に摺動される。この枠体の摺動により、湾曲面
又はテーパ面で枠体の前端部内面からの衝合力を
受ける上蓋の係止突起が中皿の係止突起から離脱
されるとともに、枠体の後端部に設けられた係止
部が上蓋の係止部から離脱される。しかる後、上
蓋の前端部を指で持ち上げると、上蓋が中皿の後
端部に枢支されたその後端部を中心として回動さ
れるとともに、中皿が下蓋に枢支されたその前端
部を中心として回動され、これにより、下蓋の凹
部内が開放され、使用可能な開蓋状態になる。開
蓋状態から閉蓋するには、上蓋を逆回動方向に押
し下げる。この押し下げにより、上蓋と中皿が前
記と逆の作動をし、湾曲面又はテーパ面が枠体の
前端部内面を外方に向けて押圧することによつて
枠体は前方向に摺動され、元の位置にもたらさ
れ、これとともに、上蓋の係止突起が中皿の係止
突起に係止し、かつ枠体の係止部が上蓋の係止部
に係止するに至り、元の閉蓋状態になる。
(6) 実施例 第1図ないし第7図は第1実施例を示し、この
実施例の化粧用コンパクト1は下蓋2と、中皿3
と、枠体4と、上蓋5とを具えている。
下蓋2は第2A図ないし第2E図に示すよう
に、上面が開口した中皿収納用凹部7を有してい
る。下蓋2の両側壁上面の内面側には垂直段部8
によつて前端側の上段水平部10と、下段水平部
11が連続して形成され、かつ前壁上面の内面側
には上段水平部10と同じ高さで連なる水平部1
2が形成されている。水平部10の下方位置の両
側壁内面には枢支用ピン穴13が相対向して設け
られ、水平部11の上方位置の両側壁内面には係
合溝15が長さ方向に相対向して設けられてい
る。
中皿3は第3A図ないし第3E図に示すよう
に、上面が開口した化粧材収納用凹部16を有
し、該凹部には皿体17(第1図)が嵌合されて
いる。中皿3の両側壁の前端部外面には下蓋2の
ピン穴13に嵌入するピン18が相対向して突設
されている。ピン18の周囲は切欠され、この切
欠部19によつて形成される弾性片20にピン1
8が設けられている。中皿3の前壁外面には係止
突起21が設けられている。また後壁外面には1
対の係止突部22が設けられ、該両係止突部22
には枢支用ピン穴23が設けられている。
枠体4は第4A図ないし第4E図に示すよう
に、中皿3を平面的に遊嵌可能な大きさの開口部
25を有している。枠体4の両側壁および前後壁
の上面には開口部25を形成し、下蓋2の両側壁
および前後壁の上面に載る張出部26が設けられ
ている。また両側壁下面には垂直段部27によつ
て張出部26が下蓋2の両側壁及び前後壁の上面
に載置されたとき、下蓋2の下段水平部11に載
る水平部28と、上段水平部10と水平部12に
載る水平部30および水平部31が形成され、か
つ水平部28の上方位置の両側壁外面には下蓋2
の係合溝15に摺動自在に嵌合する係合突条32
が長さ方向に相対向して設けられている。
上蓋5は第5A図ないし第5C図に示すよう
に、裏面に鏡嵌着用凹部35が形成され、鏡36
が嵌着されている。上蓋5の前壁中央部には下向
片37が設けられ、この下向片37には中皿3の
係止突起21と閉蓋時に枠体4の開口部25を経
て離脱可能に係止する係止突起38が設けられて
いる。また後壁にはこれと一体となつた係止突部
39が中皿3の係止突部22,22間に嵌入して
係止可能に設けられ、係止突部39にはその両端
面から内方に枢支用ピン穴40が設けられてい
る。このピン穴40と中皿3のピン穴23には共
通のピン(図示せず)が挿入される。前記係止突
部39の外面には枠体4の後端部と閉蓋時に離脱
可能に嵌入して係止する係止凹部41が切欠され
ている。下向片37の外面には内方に湾曲した湾
曲面42が枠体4の前端部内面と衝合して形成さ
れている。第1図で43はパフを示す。
前記のように構成されたコンパクト1の作用を
次に説明する。
第1図の閉蓋状態から開蓋するには、まず外部
に露出した枠体4の前端部外面を矢印Aのように
内方に向けて押圧する。この押圧により、枠体4
の前端部内面が上蓋5に設けた下向片37の湾曲
面42に衝合し、枠体4は下蓋2の係合溝15に
嵌合した係合突条32を介して後方向に摺動され
る。この枠体4の摺動により、湾曲面42で枠体
4の前端部内面からの衝合力を受ける下向片37
上の係止突起38が中皿3の係止突起21から離
脱されるとともに、枠体4の後端部が上蓋5の係
止凹部41から離脱される(第6図)。
前記の後、上蓋5の前端部を指で持ち上げる
と、上蓋5が中皿3の後端部に枢支されたその後
端部を中心として回動されるとともに、中皿3が
下蓋2に枢支されたその前端部を中心として回動
される。これにより、下蓋2の凹部7内が開放さ
れ、中皿3の化粧材収納用凹部16内に収納され
る化粧材およびパフ43が使用可能な開蓋状態に
なる。
開蓋状態から閉蓋するには、上蓋5を逆回動方
向に押し下げる。この押し下げにより、上蓋5と
中皿3が前記と逆の作動をして第6図の状態とな
つた後、下向片37の湾曲面42が枠体4の前端
部内面を外方に向けて押圧することによつて枠体
4は前方向に摺動され、元の位置にもたらされ
る。これとともに、上蓋5の下向片37上の係止
突起38が中皿3の係止突起21に係止し、かつ
枠体4の後端部が上蓋5の係止凹部41に係止す
るに至り、元の閉蓋状態になる。この閉蓋状態で
は枢支部としてのピン穴23,40と図示しない
ピンは下蓋2、枠体4および上蓋5で覆われ、外
部に露出することがない。したがつて、閉蓋状態
下ではこれらピン穴23,40やピンに外部から
のごみなど異物が付着することがない。
第8図ないし第11図は第2実施例を示し、こ
の実施例において第1実施例と相違するところは
主として枠体の構成である。すなわち、この第2
実施例の枠体4′は枠体4のような張出部26を
もたず、そのほぼ全体が下蓋2の凹部7で囲まれ
て配置され、前端部の中央部に突設された操作部
45のみが下蓋2に設けた切欠窓46から外部に
露出されるようになつている。そして、閉蓋状態
で操作部45の外面が下蓋2の前壁外面と面一、
かつ枠体4′の後壁外面が下蓋2の後壁内面と隙
間48をもつて配置され、この隙間48により摺
動が可能とされる。この実施例では前記湾曲面4
2に代えテーパ面49となつており、かつ枠体
4′の後端部内面に係止凹部41に嵌入して係止
する係止凸部50が設けられている。前記以外の
構成は第1実施例とほぼ同様となつているので、
同様の部分には同一符号を付して説明を省略す
る。また、作用も第1実施例とほぼ同様なので説
明を省略する。
(7) 考案の効果 この考案は前記のようであつて、枢支部として
の上蓋および中皿の後端部が閉蓋状態で外部に露
出することがないから、ごみなどの異物が枢支部
に付着するのを可及的に少くでき、上蓋の円滑な
る開閉を長期に亘つて維持することができる。ま
た、外観上も体裁がよくなり、意匠的価値も高く
なるなど優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は第1実施例を示し、第1
図は縦断側面図、第2A図は下蓋の平面図、第2
B図は第2A図のB−B線に沿う縦断側面
図、第2C図は第2A図のC−C線に沿う縦
断正面図、第2D図は第2C図のD部の拡大断
面図、第2E図は第2C図のE部の拡大断面
図、第3A図は中皿の平面図、第3B図は中皿の
底面図、第3C図は中皿の正面図、第3D図は中
皿の側面図、第3E図は第3A図のE−E線
に沿う拡大断面図、第4A図は枠体の平面図、第
4B図は枠体の底面図、第4C図は枠体の正面
図、第4D図は枠体の側面図、第4E図は第4A
図のE−E線に沿う拡大断面図、第5A図は
上蓋の裏面図、第5B図は上蓋の側面図、第5C
図は上蓋の左半部破断した正面図、第6,7図は
作用を説明するための縦断側面図、第8図ないし
第11図は第2実施例を示し、第8図は縦断側面
図、第9図は一部省略した正面図、第10,11
図は作用を説明するための縦断側面図、第12図
は従来例を示す縦断側面図である。 1……コンパクト、2……下蓋、3……中皿、
4……枠体、5……上蓋、7……中皿収納用凹
部、13……ピン穴、15……係合溝、16……
化粧材収納用凹部、17……皿体、18……ピ
ン、19……切欠部、20……弾性片、21,3
8……係止突起、23,40……ピン穴、25…
…開口部、26……張出部、32……係合突条、
36……鏡、37……下向片、41……係止凹
部、42……湾曲面、43……パフ、45……操
作部、49……テーパ面、50……係止凸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面が開口した中皿収納用凹部を有する下蓋
    と、この下蓋の前記凹部内に前端部が枢支されて
    回動自在に収納され、上面が開口した化粧材収納
    用凹部を有する中皿と、この中皿の外側を囲んで
    下蓋に対して前後方向に摺動自在に取付けられた
    枠体と、この枠体の開口部を経て中皿の後端部に
    後端部が枢支され開閉自在となつた上蓋とを具
    え、前記中皿の前端部に係止突起が設けられ、こ
    の係止突起と閉蓋時に枠体の開口部を経て離脱可
    能に係止する係止突起が上蓋の前端部に設けら
    れ、前記枠体の後端部に係止部が設けられ、この
    係止部と閉蓋時に離脱可能に係止する係止部が上
    蓋の後端部に設けられ、また前記枠体の前端部は
    閉蓋時に外部に露出されており、この露出した前
    端部内面と衝合する湾曲面又はテーパ面が上蓋の
    係止突起のある外面に設けられ、開蓋時、前記枠
    体の露出した前端部外面を内方へ向けて押圧し、
    前端部内面を上蓋の湾曲面又はテーパ面に衝合さ
    せて枠体を下蓋の後方向に摺動させることによ
    り、上蓋の係止突起が中皿の係止突起から離脱さ
    れるとともに、枠体の係止部が上蓋の係止部から
    離脱されるように構成されていることを特徴とす
    る化粧用コンパクト。
JP13905287U 1987-09-11 1987-09-11 Expired JPH0451683Y2 (ja)

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