JPH0448729Y2 - - Google Patents

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JPH0448729Y2
JPH0448729Y2 JP9723587U JP9723587U JPH0448729Y2 JP H0448729 Y2 JPH0448729 Y2 JP H0448729Y2 JP 9723587 U JP9723587 U JP 9723587U JP 9723587 U JP9723587 U JP 9723587U JP H0448729 Y2 JPH0448729 Y2 JP H0448729Y2
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JP
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lid
recess
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locking
rear end
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JP9723587U
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JPS641606U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この考案は化粧用コンパクト、特に下蓋と上蓋
の後端枢支部が閉蓋状態では外部に露出しないよ
うにしたコンパクトに関する。
(2) 従来の技術 この種のコンパクトとして、この考案の出願人
の提案に係わる実公昭59−11685号公報に開示さ
れたものがある。このコンパクト1aは第4図に
示すように、上面が開口した凹部5aを有する下
蓋2aと、この下蓋の後端部に後端部がピン6a
を介して枢支されて開閉自在となつた上蓋3aと
を具えている。下蓋2aの凹部5aには化粧材を
収納する皿7aが嵌着されている。8aは下蓋2
aの凹部5aの上縁部に嵌合されるようになつて
いる中蓋で、両蓋2a,3a間に挟まれるよう
に、上蓋3aと同様にその後端部が下蓋2aの後
端部にピン6aを介して枢支されて開閉自在とな
つている。10a,11aはそれぞれ上蓋2aお
よび下蓋3aの前端部に設けられた係止突起、1
2aは中蓋8aに形成されたパフ収納凹部、13
aはパフを示す。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところで、前記のコンパクト1aにおける各蓋
の後端枢支部は図面から明らかなように、閉蓋状
態および開蓋状態を問わず外部に露出した構造と
なつている。そのため、使用につれてごみなどの
異物が該枢支部、特に枢支ピン6aとそのピン孔
に付着し、上蓋2aおよび中蓋8aの開閉が次第
に円滑に行なえなくなるとともに、外観上も体裁
が悪いという問題点があつた。
そこで、この考案は前記従来のコンパクトがも
つ問題点を解決し、後端枢支部が閉蓋状態では外
部に露出しないようにでき、外観上体裁のよい化
粧用コンパクトを提供することを目的とする。
(4) 問題点を解決するための手段 前記の目的を達成するため、この考案は化粧用
コンパクトにおいて、下蓋の後端側に上面が開口
した係止用凹部が前記化粧材収納凹部と連接して
形成され、この係止用凹部の相対向する内側面に
リンク部材の一端が、リンク部材の他端が係止用
凹部の内面と外部とに位置するように回動自在に
枢支され、このリンク部材の他端に上蓋の後端側
に設けられた係止突部が枢支され、リンク部材の
他端が係止用凹部の内部に位置すると、上蓋が下
蓋の化粧材収納凹部および係止用凹部を覆つた閉
蓋状態となり、リンク部材の他端が係止用凹部の
外部に位置すると、上蓋が前記化粧材収納凹部を
開放した開蓋状態となるように構成されているこ
とを特徴とする。
(5) 作用 前記のような技術的手段を採用すると、閉蓋状
態ではリンク部材の他端が係止用凹部の内部に位
置して、上蓋が下蓋の化粧材収納凹部および係止
用凹部を覆い、枢支部としてのリンク部材の一端
および他端は外部に露出しない。
前記閉蓋状態から開蓋するには、上蓋の前端部
を持ち上げる。すると、上蓋の係止突部に他端が
枢支されたリンク部材が一端を支点として回動す
るとともに、係止突部がリンク部材の他端枢支部
の回りを回動し、リンク部材の他端が係止用凹部
の外部の位置するようになると、下蓋の化粧材収
納凹部が開放され、その後、回動したリンク部材
が係止用凹部を形成する下蓋の後端壁に当接する
と、下蓋の回動がそれ以上できなくなり、使用可
能な開蓋状態に至る。開蓋状態から閉蓋するに
は、上蓋を閉じる方向に逆回動すればよく、これ
によつてリンク部材が前記と逆の動きをし、リン
ク部材の他端が係止用凹部の内部に位置すると、
元の閉蓋状態になる。
(6) 実施例 第1ないし3図において1は合成樹脂などから
なるコンパクトで、下蓋2と上蓋3を具えてい
る。下蓋2には化粧材およびパフを収納する凹部
5と係止用凹部6とが、係止用凹部6が後端側と
なるように連接して形成されている。凹部5の下
半部には化粧材収納皿7が両面テープなどを介し
て嵌着され、かつこの皿7の上方となる凹部5の
上半部にはパフ8が収納されるようになつてい
る。係止用凹部6の内側面における後端側上方の
相対向する位置には枢支用ピン孔10が、またこ
のピン孔10と斜下向きに対向することとなる凹
部6の相対向する内側面には係止突部11がそれ
ぞれ設けられている。13は両端間がピン孔10
と係止突部11間の距離に相当する長さを有して
係止用凹部6内に収納されたリンク部材で、この
リンク部材13は一端に外向きピン15を具え、
該ピン15をピン孔10に嵌入することにより枢
支され、他端が係止用凹部6の内部と外部とに位
置するように回動自在となつている。リンク部材
13の他端には係止突部11と係脱可能な係止凹
部16が設けられている。また、リンク部材13
の他端側中央部には上蓋3の後記係止突部が嵌入
可能な凹所17が形成され、この凹所17の相対
向する内側面には枢支ピン18が、閉蓋状態で係
止突部11と同軸線上に位置するように内向きに
突設されている。
一方、上蓋3の後端側には前記凹所17に嵌入
する係止突部20が係止用凹部6に収納可能の設
けられ、該係止突部の先端にはピン18が嵌入す
るピン孔21が設けられている。第2図において
23,24はリンク部材13の長さ方向のピン1
5およびピン18の近傍に形成された切欠部であ
り、これら切欠部23,24によりピン15,1
8のピン孔10,21への嵌入が弾性変形により
容易に行なうようになつている。第1,3図にお
いて26は下蓋2の後端壁上縁に形成された内向
きテーパ面で、開蓋状態でリンク部材13が当接
するようになつている。17は上蓋3に設けられ
た鏡である。
次に前記実施例の作用を説明する。
第1図は閉蓋状態を示し、この状態から開蓋す
るには、上蓋3の前端部を持ち上げる。すると、
上蓋3の係止突部20に枢支されたリンク部材1
3の係止凹部16が下蓋2の係止突部11から外
れ、リンク部材13がピン15を支点として回動
するとともに、上蓋3の係止突部20がピン孔2
1を介してリンク部材13のピン18の回りを回
動する。前記上蓋3の持ち上げに際し、下蓋2の
後端壁上面に当接している上蓋3の後端壁下面
は、持ち上げ力により弾性変形し、下蓋2の後端
壁外に外れる。リンク部材の回動により、係止突
部20が係止用凹部6の外部に位置するようにな
ると、下蓋2の凹部5が開放され、回動したリン
ク部材13が第3図に示すように下蓋2の後端壁
に形成したテーパ面26に当接すると、上蓋3の
回動がそれ以上できなくなり、使用可能な開蓋状
態となる。
開蓋状態から閉蓋するには、上蓋3を閉じる方
向に逆回動する。すると、リンク部材13がピン
15を支点として前記と逆に回動するとともに、
上蓋3の係止突部20がピン孔21を介してリン
ク部材13のピン18の回りを回動し、係止突部
20が係止用凹部6の内部に位置し、かつリンク
部材13の係止凹部16が係止突部11に係止す
ると、下蓋2の凹部5および係止用凹部6は完全
に上蓋3で覆われた元の閉蓋状態となる。この閉
蓋状態では枢支部としてのリンク部材13のピン
15,18や、これらが嵌入する下蓋2のピン孔
15および係止突部20のピン孔21は下蓋2と
上蓋3で覆われ、外部に露出することがない。し
たがつて、閉蓋状態ではこれらピンやピン孔に外
部からのごみなど異物が付着することがほとんど
なくなる。また、この実施例では閉蓋状態で、上
蓋3の後端壁下面が下蓋2の後端壁上面に当接し
ているため、この当接を前記のような弾性変形に
より解放しない限り簡単には開蓋されず、妄りに
開蓋されるのが防止されるとともに、このような
型式のコンパクトでは必須とされる係止突起を設
けなくともよくなり、構造が非常に簡素化され
る。
尚、この実施例は好ましい一例を示したにすぎ
ず、細部の設計は要旨を変更しない範囲で任意に
変更することが可能である。
(7) 考案の効果 この考案は前記のようであつて後端枢支部とし
てのリンク部材の一端および他端が閉蓋状態で外
部に露出することがないから、ごみなどの異物が
これらリンク部材の一端および他端に付着するの
を可及的に少くでき、上蓋の円滑なる開閉を長期
に亘つて維持することがてきる。また、外観上も
体裁がよくなり、意匠的価値も高くなるのに加
え、構造的にも簡素となり、比較的安価に制作す
ることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す縦断側面
図、第2図は第1図の−線に沿う横断平面
図、第3図は開蓋状態の縦断側面図、第4図は従
来例を示す縦断側面図である。 1……コンパクト、2……下蓋、3……上蓋、
5……化粧材およびパフ収納用凹部、6……係止
用凹部、7……化粧材収納皿、8……パフ、1
0,21……ピン孔、11……係止突部、13…
…リンク部材、15,18……ピン、16……係
止凹部、17……凹所、20……係止突部、2
3,24……切欠部、26……テーパ面、27…
…鏡。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面が開口した化粧材収納凹部を有する下蓋
    と、この下蓋の後端部に後端部が枢支されて開閉
    自在となつた上蓋とを具えた化粧用コンパクトに
    おいて、下蓋の後端側に上面が開口した係止用凹
    部が前記化粧材収納凹部と連接して形成され、こ
    の係止用凹部の相対向する内側面にリンク部材の
    一端がリンク部材の他端が係止用凹部の内部と外
    部とに位置するように回動自在に枢支され、この
    リンク部材の他端に上蓋の後端側に設けられた係
    止突部が枢支され、リンク部材の他端が係止用凹
    部の内部に位置すると、上蓋が下蓋の化粧材収納
    凹部および係止用凹部を覆つた閉蓋状態となり、
    リンク部材の他端が係止用凹部の外部に位置する
    と、上蓋が前記化粧材収納凹部を開放した開蓋状
    態となるように構成されていることを特徴とする
    化粧用コンパクト。
JP9723587U 1987-06-24 1987-06-24 Expired JPH0448729Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9723587U JPH0448729Y2 (ja) 1987-06-24 1987-06-24

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JP9723587U JPH0448729Y2 (ja) 1987-06-24 1987-06-24

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Publication Number Publication Date
JPS641606U JPS641606U (ja) 1989-01-06
JPH0448729Y2 true JPH0448729Y2 (ja) 1992-11-17

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