JPH0450631B2 - - Google Patents

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JPH0450631B2
JPH0450631B2 JP17088083A JP17088083A JPH0450631B2 JP H0450631 B2 JPH0450631 B2 JP H0450631B2 JP 17088083 A JP17088083 A JP 17088083A JP 17088083 A JP17088083 A JP 17088083A JP H0450631 B2 JPH0450631 B2 JP H0450631B2
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Japan
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capacitor
input
signal
switch
switches
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Hiroshi Takatori
Toshiro Suzuki
Masabumi Kanayama
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、スイツチドキヤパシタ乗算回路に関
し、特に一方の入力にアナログ信号が、他方の入
力に多値信号が加えられ、かつスイツチドキヤパ
シタ回路で構成された2入力乗算回路に関するも
のである。
〔発明の背景〕
従来使用されている乗算器の1つとして、トラ
ンジスタ等と非線形特性を利用したものがある。
例えばトライオード領域で動作するモストランジ
スタのドレイン電圧VD1、ゲート電圧VG1とドレ
イン電流ID1の間には ID1=B1/2〔(VG1−Vth1)VD1−VD1 2/2〕 …… なる関係がある。ここでB1、Vto1はモストランジ
スタによつてきまる定数である。今、VGI、VD1
を2つのアナログ入力と考え、同様と特性を持つ
もう一つのモストランジスタのゲード電圧VG2
0としてVD2=VD1とおけば ID2=B2/2〔(−Vth2)VD1−VD1 2/2〕 …… となる。ここでB1B2 Vth1Vth2とすればID1
ID2の差は以下のようにVG1・VD1の積に比例し、 ΔID=B1/2・VG1・VD1 アナログ乗算器が実現される。
しかし、この乗算器では、非線形素子のバラツ
キによる出力の誤差、あるいは入力の信号振幅に
依存する非線形誤差が完全に除去できないため、
高精度の演算が不可能である。
また、従来と乗算器の他の例として、スイツチ
ドキヤパシタを用いた乗算器がある。
第1図は、従来のスイツイドキヤパシタ乗算器
の構成図である。
第1図において、6はデコーダ、12は演算増
幅器、8−1〜8−4はMOSFETで構成される
スイツチ、7−1〜7−2はアンド・ゲート、9
は反転増幅器、10,11はキヤパシタ、13は
オア・ゲートである。
入力端子1に加えられるアナログ信号は、直接
スイツチ8−1を介するか、あるいいは反転増幅
器9、スイツチ8−2を介して、入力キヤパシタ
10に取り込まれる。
入力端子3,4からは、スイツチの取り込みタ
イミングを定める2相クロツク信号が加えられ、
この2相クロツクは乗算周期と同じ周期を持ち、
互いにハイレベルでオーバーラツプしない、いわ
ゆる2組ノンオーバーラツプ・クロツクである。
スイツチ8−1,8−2の動作時間は、入力端子
4に加えられたクロツクによりアンド・ゲート7
−1,7−2が同時に開かれるので、スイツチ動
作も同期している。
続いて、入力端子3に加えられたクロツクによ
り、スイツチ8−3がオンするため、キヤパシタ
10に蓄積されていた電荷は、演算増幅器12を
介し、あらかじめスイツチ8−4によりリセツト
されている出力キヤパシタ11に蓄積される。す
なわち、出力キヤパシタ11には、 V0=V1×(±C1/C2) ……(1) で表わされる電圧Vputが蓄積され、その値が出力
端子5に出力される。なお、上式(1)において、
C1は入力キヤパシタ10の容量、C2は出力キヤ
パシタ11の容量である。したがつてC1=C2
設定すれば、第1図の回路はアナログ信号とデー
タ(±1の乗算器として動作する。入力端子2に
は、3値データ(すなわち+1、−1、0)が入
力され、アナログ入力信号と乗算されるデータの
1つが指定される。これらの3値データはデーコ
ーダ6により“+1”、“−1”、“0”に変換さ
れ、“+1”のときアンド・ゲート7−2を開い
て入力キヤパシタ10アナログ入力信号と“+
1”を乗算した値の電荷を蓄え、“−1”のとき
アンド・ゲート7−1を開いて入力キヤパシタ1
0にアナログ入力信号と“−1”を乗算した値の
電荷を畜える。また、3値データが“0”のとき
には、オア・ゲート13を開いてリセツト・スイ
ツチ8−4をオンさせることにより、出力キヤパ
シタ11を放電させて、出力端子5にアース電位
を出力させる。
第1の乗算回路における第1の問題点は、スイ
ツチ8−1〜8−4がオンする際に生ずるクロツ
クのフイードスルーによる誤差が、データが“±
1”のときと“0”のときとで異なるため、高精
度の乗算が不可能となる点である。
第2図は、第1図の問題点を説明する図であ
る。
例えば、スイツチ8−3のフイードスルーにつ
いて考えてみると、第1図に示したように、デー
タが“0”のときには、スイツチ8−3がオンす
る際にリセツト・スイツチ8−4がオン状態であ
るため、フイードスルーによる誤差がない。すな
わち、アナログ入力信号電圧V1と“0”の乗算
結果は正確に“0”となる。次に、データが“+
1”のときには、第2図aに示すように、キヤパ
シタ10に蓄積された電荷は、リセツト・スイツ
チ8−4がオフ状態であるため、フイードスルー
に対応した誤差が出力キヤパシタ11に充電され
る。したがつて、データが“+1”のとき、出力
端子5に得られる乗算結果は、V1×(+1)+ΔV
となる。ここで、ΔVはフイードスルーによる誤
差電圧である。次に、データが“−1”のときに
は、第2図bに示すように、反転増幅器9を通し
てキヤパシタ10に蓄積された電荷は、やはりリ
セツト・スイツチ8−4がオフ状態であるため、
フイードスルーに対応した誤差が出力キヤパシタ
11に充電され、出力端子5にはV1×(−1)+
ΔVの乗算結果が得られる。
フイードスルーの原理は、第2図cに示すよう
に、スイツチ8−3,8−1等に浮遊的なキヤパ
スタC0が付加されているため、スイツチ8−3,
8−1のゲートに第2図dのイで示すパルスが加
わるごとに、上記浮遊的キヤパシタC0によるク
ロストークの分だけ流れ込み、第2図dのロに示
すように、これが定常的に増加していくことにも
とづいている。また、反転増幅器9のオフセツト
電圧による誤差も、乗算器と精度を低下させる。
もし、これらの誤差電圧ΔVがデータによらず
に常に一定であれば、演算増幅器12のオフセツ
ト電圧として簡単にキヤンセルできるが、第1図
の回路では、第2図で説明したように、キヤンセ
ルすべき量がデータごとに異なつているため、こ
の誤差を取り除くことはきわめて困難である。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、このような従来の問題点を改
善し、アナログ信号と多値信号の積をとる場合
に、多値信号の値によつて生ずるフイードスルー
による誤差および増幅器のオフセツトによる誤差
をなくし、高精度の演算結果を得ることができる
スイツチドキヤパシタ乗算回路を提供することに
ある。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するため、本発明のスイツチド
キヤパシタ乗算回路は、多値データと2相クロツ
クにしたがい、第1とアナログ・スイツチを駆動
してアナログ信号を入力キヤパシタに蓄え、蓄え
られた信号を第2のアナログ・スイツチを介して
演算増幅器に付加された出力キヤパシタに転送
し、該信号を出力するスイツチドキヤパシタ乗算
回路において、上記入力キヤパシタの両電極をア
ース電位に接続する第3、第4のアナログ・スイ
ツチと、多値データと2相クロツクから上記第1
〜第4のアナログ・スイツチの駆動信号を作成す
る組み合わせ論理回路とを有し、多値データが
“0”のときも、上記入力キヤパシタをアース電
位に放電した後、多値データが“0”以外のとき
と同一のタイミングで出力する特徴がある。
〔発明の実施例〕
第3図は、本発明の一実施例を示すスイツチド
キヤパシタ乗算回路の構成図であり、第4図は第
3図における動作タイムチヤートである。
第3図において、7は組み合わせ論理回路、6
はデコーダ、12は演算増幅器、8−4〜8−8
はMOSFETで構成されたスイツチ、10,11
はキヤパシタである。
第3図に示す乗算回路では、入力キヤパシタ1
0をスイツチ8−6,8−8の間に挿入し、デー
タにかかわりなく一定のフイードスルーにすると
ともに、反転増幅器9を除いてオフセツトによる
誤差も除いている。また、組み合わせ論理回路7
により、データ(+1、−1、0)をスイツチ8
−5,8−6を動作させる時間φ11、φ12に変換し
て、入力キヤパシタ10へのアナログ入力信号の
充放電を制御している。
先ず、入力端子1に加えられたアナログ信号
は、データ入力端子2に加えられたデータが“+
1”のときには、スイツチ8−5,8−8がオン
し、一旦入力キヤパシタ10に取り込まれ、その
後、スイツチ8−6,8−7がオンして出力キヤ
パシタ11に充電される。次に、データが“−
1”のときには、直接スイツチ8−5,8−7が
オンし、入力キヤパシタ10を介して出力キヤパ
シタ11に充電される。最後に、データが“0”
のときには、初めにスイツチ8−6,8−8がオ
ンし、入力キヤパシタ10の電荷をリセツトした
後、スイツチ8−6,8−7がオンして出力キヤ
パシタ11に転送される。
このようにして、第3図の乗算回路では、次式
の演算が行われる。
V0=V1×(±C1/C2、O) ……(2) なお、V0は出力電圧、V1はアナログ入力電圧
であり、C1、C2は各々入力キヤパシタ10、出
力キヤパシタ11の容量値である。上式(2)で、
C1=C2と置けば、本実施例はアナログ信号と3
値データ(+1、−1、0)の乗算器として動作
する。
第4図に示すタイムチヤートにおいて、φ01
φ02は演算速度に等しいノンオーバーラツプの2
相クロツクであつて、これらのクロツクは入力端
子3,4にそれぞれ加えられる。また、X、Y
は、3値信号にしたがつて符号化された2ビツト
のデイジタル信号であり、これは入力端子2に加
えられる。デイジタル信号X、Yの符号化規則は
特に制限はないが、本実施例の場合には、第3図
に示すデコーダ6により、3値信号が“+1”の
ときX=1、Y=0、3値信号が“−1”のとき
X=0、Y=1、3値信号が“0”のとき、X=
Y=0に変換される。また、φ01、φ02およびX、
Yは、第3図に示す組み合わせ論理回路7により
スイツチ8−5,8−6の駆動信号φ11、φ12に変
換される。組み合わせ論理回路7の論理式は次の
とおりである。
φ11=X・φ02+Y・φ01 φ12・φ02+・φ01 ……(3) クロツクφ11、φ12は、アナログ・スイツチ8−
5,8−6を駆動する。例えば、X=1、Y=0
(すなわち、3値信号が“1”に対応)のときに
は、クロツク周期の前半でスイツチ8−5、後半
でスイツチ8−6がそれぞれオンし、入力キヤパ
シタ10には、アナログ入力電圧をV1とすると
次の値の電荷Qが充電される。
Q=C1V1 ……(4) この電荷Qは、次にアナログ・スイツチ8−
6,8−7がオンして、出力キヤパシタ11に転
送され、出力端子5に現われる。出力端子5の出
力電圧V0は、次式で表わされる。
V0+1=(C1/C2)・V1 ……(5) いま、C1/C2=1とすれば、出力電圧V0はア
ナログ信号V1と3値データ“+1”の乗算を行
つたことになる。同じようにして、3値信号が
“−1”、あるいは“0”のときには出力電圧V0
はそれぞれ次のようになる。
V0-1=(−C1/C2)・V1 ……(6) V00=0 ……(7) 以上の式(5)、(6)、(7)は、クロツク・フイード・
スルーによる誤差を無視した場合であるが、この
誤差を含めると式(5)、(6)、(7)はそれぞれ次式(8)、
(9)、(10)のように表わされる。
V0+1=(C1/C2)・V1+ΔV ……(8) V0-1=(−C1/C2)・V1+ΔV ……(9) V00=0+ΔV ……(10) 上式(8)〜(10)におけるΔVは、クロツク・フイー
ド・スルーによる演算誤差である。
第4図に示すV0は、入力アナログ信号V1が第
4図の太線のように変化したときの出力電圧値を
示すものである。
第5図,第6図および第7図は、第3図におけ
る入力キヤパシタの状態を示す図であつて、前式
(8)、(9)、(10)におけるクロツク・フイード・スルー
による誤差ΔVは、いずれも全く同一値であるこ
とを、第5図〜第7図により説明する。
第5図aは、3値データが“+1”のときの
φ02オン時の入力キヤパシタ10およびアナロ
グ・スイツチ8−5,8−8の薄価回路である。
すなわち、φ02がオンのときには、スイツチ8−
5,8−8,8−4のゲート電圧がハイレベルと
なるので、入力キヤパシタ10の両端のスイツチ
8−5,8−8がオンして、キヤパシタ10の左
側電極は低インピーダンス、右側の下部電極はア
ース電位に接続される。第5図〜第7図におい
て、黒矢印は低インピーダンスに接続され、白矢
印は高インピーダンスに接続されることを、それ
ぞれ示している。
次に、第5図bは、φ01がオン時を示したもの
で、キヤパシタ10の左側の下部電極は低インピ
ーダンス、右側の上部電極は演算増幅器12の入
力に接続される。すなわち、φ01がオンのときに
は、アナログ・スイツチ8−6,8−7のゲート
電圧がハイレベルになるので、両スイツチ8−
6,8−7がオンして第5図bの状態となる。
さらに、第5図cは、φ01がオフとなつた瞬間
を示したもので、φ02がオンするまでの間、キヤ
パシタ10の両電極は開放される。すなわち、
φ01、φ02がオフとなつている瞬間では、どのアナ
ログ・スイツチもオンしないので、キヤパシタ1
0は電荷を充電または放電する回路がなくなる。
第6図aは、3値データが“−1”の場合、
φ02オン時の入力キヤパシタ10およびアナロ
グ・スイツチ8−6,8−8の等価回路である。
すなわち、φ02がオンのときには、スイツチ8−
6,8−8のゲート電圧がハイレベルとなるの
で、入力キヤパシタ10の両側電極はスイツチ8
−6,8−8がともオンにして低インピーダン
ス、つまりアース電圧に接続される。次に、第6
図bでは、φ01がオンするとき、アナログ・スイ
ツチ8−5,8−7がオンするので、キヤパシタ
10の左側の上部電極は低インピーダンスに接続
され、右側の上部電極は演算増幅器12の入力に
接続される。
また、第6図cでは、φ01、φ02ともオフのと
き、どのアナログ・スイツチもオンしないで、キ
ヤパシタ10の両側電極は開放される。
第7図aは、3値データが“0”の場合、φ02
オン時の入力キヤパシタ10およびアナログ・ス
イツチ8−6,8−8の等価回路である。φ02
オンのときには、アナログ・スイツチ8−6,8
−8がオンするので、キヤンパシタ10の両側電
極はいずれも低インピーダンス、つまりアース電
位に接続される。第7図bはφ01がオンのときで
あり、このときにはスイツチ8−6,8−7がオ
ンするため、キヤパシタ10の左側の下部電極は
低インピーダンスに、右側の上部電極は演算増幅
器12の入力に接続される。第7図cは、φ01
φ02がいずれもオフの状態であり、いずれのスイ
ツチもオフであるため、キヤパシタ10の両側電
極は開放される。
以上、第5図〜第7図に3値データ(+1、−
1、0)の各状態を示したが、これらの図から明
らかなように、3値データのどの値のときも、等
価回路は全く同じ回路で表わされる。このことか
ら、クロツク・フイード・スルーにより流れ出る
電荷量は、3値データに無関係に一定となること
がわかる。これらの電荷量は、演算増幅器12の
オフセツト電圧と考えることができるため、簡単
にフイードスルーによる演算誤差を取り除くこと
ができる。
第8図は、本発明の他の実施例を示すスイツチ
ドキヤパシタ乗算回路の構成図である。
第8図は、積和回路を示すもので、第3図に示
す実施例回路の論理部および入力キヤパシタ、ア
ナログ・スイツチを複数個(図ではN個)並列に
配置し、N個のアナログ信号とN個の3値信号の
積和をとる回路である。
第8図に示すように、アナログ・スイツチ8−
1,8−2,8−3、出力キヤパシタ11および
演算増幅器12を、複数個の乗算回路7−1〜7
−Nに共用することができ、かつ複数個の入力キ
ヤパシタ10−1〜10−Nに充電された電荷を
ワイヤード・オア論理により加算することができ
るので、使用される回路、部品は少なくてすむ。
そして、第8図の回路においても、第3図の回
路と同じように、すべてのクロツク・フイード・
スルーが同一であるため、オフセツト・キヤンセ
ル回路15を付加することにより、誤差分を相殺
することができ、高精度の積和回路が実現でき
る。オフセツト・キヤンセル回路15としては、
種々の回路が知られているが、最も簡単な回路で
は、演算増幅器12の入力端子にあらかじめ入力
換算オフセツト電圧ΔVを打ち消すための直流電
圧を加えるだけのものがある。この直流電圧は、
直流電源電圧とアース間に、可変抵抗を接続した
ものでもよい。
このように、第3図および第8図に示す各実施
例の回路では、いずれもデータに依存しない一定
のフイードスルーとなり、このキヤンセルが簡単
となる。また、従来の回路で用いられた反転増幅
器を用いないため、このオフセツトによる誤差も
なく、かつすべてストレー・フリー型のキヤパシ
タ構成となつているため、スイツチ、配線等に付
加される浮遊容量による誤差も生じない。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、アナロ
グ信号と多値信号の積をとる場合、多値信号の値
によつて生ずるフイードスルーにもとづく誤差
や、増幅器のオフセツトによる誤差を除去できる
ので、高精度の乗算結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスイツチドキヤパシタ乗算器の
構成図、第2図は第1図における問題点を説明す
る図、第3図は本発明の一実施例を示すスイツチ
ドキヤパシタ乗算回路の構成図、第4図は第3図
の動作タイムチヤート、第5図、第6図および第
7図はそれぞれ第3図における入力キヤパシタの
状態を示す等価回路図、第8図は本発明の他の実
施例を示すスイツチドキヤパシタ積和回路の構成
図である。 1:アナログ信号入力端子、2:多値データ入
力端子、3,4:2相オーバーラツプ・クロツク
用入力端子、5:出力端子、6:デコーダ、7:
組み合わせ論理回路、8−1〜8〜8:アナロ
グ・スイツチ、9:反転増幅器、10:入力キヤ
パシタ、11:出力キヤパシタ、12:演算増幅
器、13:インバータ、15:オフセツト・キヤ
ンセル回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定の周波数をもち、互いに位相が異なる2
    つの基準クロツク信号に応じて、入力信号と多値
    信号との電圧積を出力するためのスイツチドキヤ
    パシタ乗算回路であつて、一端が第1、第2のス
    イツチを介して、それぞれ上記入力信号の入力線
    と所定の基準電位とに接続され、他端が上記基準
    クロツク信号に応じて選択的にオン・オフ制御さ
    れる第3、第4のスイツチを介して、それぞれ演
    算増幅器と上記基準電位とに接続される入力キヤ
    パシタと、上記多値信号と上記基準クロツクとに
    応じて、上記第1、第2のスイツチを選択的にオ
    ン・オフ制御する論理回路とを備え、該論理回路
    は、上記多値信号が所定の基準レベルのとき、上
    記入力キヤパシタが、上記第2、第4のスイツチ
    を介して上記基準電位に接続された後に、上記第
    3のスイツチを介して上記演算増幅器に接続され
    るよう制御することを特徴とするスイツチドキヤ
    パシタ乗算回路。 2 前記演算増幅器は、前記入力キヤパシタに前
    記第3スイツチを介して接続される第1入力端
    と、前記基準電位に接続された第2入力端と、乗
    算結果を出力するための出力線とを有し、上記第
    1入力端と上記出力端との間には、前記入力キヤ
    パシタと所定の容量比にある出力キヤパシタと前
    記第2の基準クロツクに応じて該出力キヤパシタ
    の電荷を放電するための第5スイツチとを並列接
    続されるよう配置することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載のスイツチドキヤパシタ乗算回
    路。
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