JPH04505898A - 熱障壁ラミネート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 熱障壁ラミネート 発明の分野 本発明は熱障壁用および熱絶縁用に適したラミネートに関す種々の用途において 、種々の材料か熱絶縁層および熱障壁層として使用されている。例えば、ガラス 繊維バット（ｂａｔｔ）が熱絶縁用に使用され、同様に不織ポリエステル繊維バ ットがスポット熱絶縁用に使用されている。しかし、ガラス繊維材料は、これを 使用する結果として生じることのある皮膚および目に対する刺激の可能性のため に、ある製造操作では望ましくない。

ポリエステル材料は望ましい材料であるが、ある用途に使用されている高温素子 との直接接触に耐えることができない。

熱障壁および熱絶縁に望ましい材料はアラミド材料であり、特に不織繊維の層ま たはマットにおいてそうである。しかし、アラミド材料は多くの商業的用途にお いて費用効率の優れた熱障壁層用材料を提供するのに望ましい程度より多額の費 用かかかる。

本発明の目的は費用効率の優れた熱障壁ラミネートを提供することにある。

本発明の他の目的は軽量で効率の優れた熱障壁、特に自動車用熱障壁、特に自動 車の排気系に対する熱障壁として使用される熱障壁を提供することにある。

発明の概要 本発明の一面において、本発明は、金属層；該金属層の一方の側に接着剤で結合 した絶縁不織繊維材料層：および前記金属層の他方の側に接着剤で結合した絶縁 不織繊維材料層を具えるラミネートである。

本発明の他の面において、本発明は、第１金属箔層；該金属箔の第１の側に接着 剤で結合した第１絶縁不織繊維材料層；前記金属箔の第２の側に接着剤で結合し た第２絶縁不織繊維材料層：および前記第２絶縁材料層と接触している第２金属 箔層、好ましくは前記第２絶縁材料層に接着剤で結合した第２金属箔層を具える ラミネートである。

本発明の他の面において、本発明は、金属箔層；該金属箔の第１の側に接着剤で 結合した難燃不織繊維材料層；および前記金属箔の第２の側に接着剤で結合した 絶縁不織繊維材料層を具えるラミネートであって；前記第１金属箔と前記難燃材 料層との組合せによって、前記ラミネートの難燃側か４５°の角度で適用された ６５０°Ｃ（１２００°Ｆ）の炎に１０秒間曝された場合の前記絶縁材料層に対 する損傷が防止されている。本発明の好ましい面においては、第２金属箔層を前 記第２絶縁層と接触させ、最も好ましくは前記第２金属箔層を前記第２絶縁層に 結合する。

本発明の他の面において、本発明は、（ａ）金属箔層と熱絶縁不織繊維材料層と の間に、第１熱可塑性接着剤フィルムを積層し；（ｂ）前記金属箔の反対側と難 燃不織繊維材料層との間に、第２熱可塑性接着剤フィルムを積層し；次いで、前 記接着剤が前記接着剤フィルムと接触している前記金属層と前記繊維層とを結合 するのに十分な程度まで、各熱可塑性接着剤フィルムを加熱する熱障壁ラミネー トの製造方法である。

本発明の他の面において、本発明は、（ａ）第１金属箔層と熱絶縁不織繊維材料 層との間に、第１熱可塑性接着剤フィルムを積層し；（ｂ）前記金属箔の反対側 と難燃不織繊維材料層との間に、第２熱可塑性接着剤フィルムを積層し：（Ｃ） 前記絶縁材料層の反対側と第２金属箔層との間に、第３熱可塑性接着剤フィルム を積層し二次いで、前記接着剤が前記接着剤フィルムと接触している前記金属層 と前記繊維層とを結合するのに十分な程度まで、各熱可塑性接着剤フィルムを加 熱する熱障壁ラミネートの製造方法である。

本発明の他の面において、本発明は、（ａ）金属箔層と難燃不織繊維材料層とを 接着剤で一体に結合し；（ｂ）前記金属箔の反対側と熱絶縁不織繊維材料層とを 接着剤で一体に結合する熱障壁ラミネートの製造方法である。本発明の好ましい 面においては、第２金属箔層を熱絶縁不織繊維材料の反対側に結合する。

本発明の他の面において、本発明は、金属層のそれぞれの側に結合した不織繊維 材料層を有する第１金属層、および所要に応じて前記繊維材料層の一方における 露出表面に結合した第２金属層を具えるラミネートである。

本発明の他の面において、本発明は、前記不織繊維材料の代りに織物繊維絶縁材 料が存在し、前記難燃不織繊維材料の代りに難燃織物繊維材料が存在している上 述のラミネートおよびその製造方法である。

本発明の他の面において、本発明は、前記不織繊維材料の代りにフオーム絶縁材 料が存在し、前記難燃不織繊維材料の代りに難燃フオーム材料が存在している上 述のラミネートおよびその製造方法である。

本発明の包括的な面において、本発明は、金属層；該金属層の第１の側に接着剤 で結合した不織繊維材料、織物繊維材料またはフオーム材料の第１絶縁層：およ び前記金属層の第２の側に接着剤で結合した不織繊維材料、織物繊維材料または フオーム材料の第２絶縁層を具える熱障壁ラミネートであり、また前記第２絶縁 材料層と接触している第２金属層を具える熱障壁う図１は本発明のラミネートの 一例の断面図である。

図２は本発明のラミネートの製造方法の一例を示す線図である。

発明の説明 本発明の基本的な面において、本発明のラミネートは２個の絶縁層の間に金属層 を具える。ある用途では所要に応じであるいは好ましくは、一方の絶縁層の外側 表面に第２金属層を存在させる。より好ましい形態では、第２金属層とは反対側 の絶縁材料層は難燃材料である。従って、本発明の一層好ましいラミネートでは 、一方の面は難燃繊維材料層であり、他方の面は金属層である。これらの２個の 表面層の間に、他方の金属層および他方の絶縁材料層が存在する。

本発明においては、薄い難燃材料層と熱伝導率の高い薄し）金属層との組合せが 、薄い金属層の反対側に存在する普通の絶縁材料に、高温に対する極めて有効な 保護を提供することを見し）出した。この組合せは、上述の絶縁材料を通常使用 できるより高温の用途、特に「スポット」絶縁用途に上述の絶縁材料を使用する ことを可能にする。

上述のスポット絶縁用途の一例は自動車分野であって、この分野では、自動車の 客室の床を、排気系によって床下で発生する熱から、特に普通排気管より床に接 近して位置することがある消音器および／または接触コンバータがら保護するの が望ましい。本発明のラミネートにおける難燃層と金属層との組合せは、前記ラ ミネートに、厳しい熱条件に曝されている状態に耐えることができ、しかも絶縁 層を劣化がら保護するのに有効な表面を提供する。本発明のラミネートにおける 金属層成分は、このラミネートを特に「スポット」熱障壁用途において有効にす る。その理由は、金属層が高温のスポット区域から熱を伝導し、この熱を一層広 い表面積の全体にわたって一層均一に放散させ、これにより絶縁層を保護しかつ 絶縁層を一層有効にする傾向かあるからである。また、これは本発明の熱障壁ラ ミネートを一層広範囲の用途において一層有効にする。

本発明においては、本発明のラミネートに存在する金属表面層を、２個の絶縁層 の間に固定されている金属層と組み合わせるのか特に有利であることを見い出し た。このような２個の金属層の組合せは、特に自動車におけるスポット絶縁用途 に適し、好適で優れた熱遮蔽および熱放散を提供する。例えば、このような用途 においては、本発明のラミネートを、難燃表面層か客室の金属床の上に位置し、 金属表面層か頂部上に位置するように配置する。客室のカーペットパッド（ｃａ ｒｐｅｔ　ｐａｄ）またはカーペットは本発明のラミネートにおける金属表面層 の上に位置させる。この位置において、本発明のラミネートは、所定の厚さおよ び重量においぞ、他の絶縁タイプより優れた性能を示す。

しかし、多くの用途において、表面上に第２金属層を有していない基本ラミネー トは有効であり、これらの多くの用途に好ましい。

この特定用途において、本発明のラミネートは該ラミネートと床カーペットとを 合計した全厚の約２５％〜約７５％を占めるのか好ましいことか分った。このラ ミネートは全厚の約４０％〜約６０％を占めるのが一層好ましく、約５０％を占 めるのが最も好ましい。

ここに本発明のラミネートを「熱障壁」ラミネー゛トとして説明したが、本発明 のラミネートはまた驚Ｘ程有効な音響特性を有していることを理解する必要があ る。従って、本発明のラミネートは、該ラミネートの一方の側から他方の側に至 る間の所望の温度差（ΔＴ）および所望のデシベル差（Δｄｂ）に適合させるこ とができる。本発明のラミネートにおける金属層は予期しない音および振動の減 衰を提供する。これは前記金属層が２個の不織繊維マットに接着剤で結合してい るからである。この金属層は音が繊維マットを通って伝播するのを妨げ、この金 属層に与えられる振動エネルギーは、該金属層が結合しているマット中に放散さ れる。明らかなように、熱が因子とはならない純音響用途では、難燃層を設ける 必要はなく、難燃性でない不織繊維マットか適している。

普通、本発明のラミネートは、所望の熱絶縁（ΔＴ）の値および／または遮音（ Δｄｂ）の値に応じて、所望の全厚にすることができる。同様に、金属層の一方 の側における繊維マットの金属層の他方の側の繊維マットに対する相対的厚さは 、ラミネートにおける所望の最終的性質に応じて変えることができる。

各層のコストならびに物理的性質が決定的因子であることが多ラミネートの全厚 、ならびに各層の厚さ、密度、および他の性質は、ここに開示したことに従って 、また特定の最終用途のためにラミネートに望ましい最終的性質に応じて、当業 者が選定および選択する事項である。これらの因子は、最終用途が熱障壁である か、音障壁であるか、これらの両方であるかによって変る。例えば、０．００２ ５４ｃｍ　（１ミル）のアルミニウム箔を使用し、その一方の側に０．２５４ｃ ｍ　（０，１インチ）アラミド不織繊維マットを設け、他方の側にポリエステル 不織繊維マットを設けた場合には、自動車の排気系と客室の床との間におけるΔ Ｔを、１．９ｃｍ　（０，７５インチ）ラミネートでは約６７°Ｃ（１２０°Ｆ ）にすることができるが、０．９５ｃｍ　（０，３７５インチ）ラミネートでは 約５５°Ｃ（１００°Ｆ）にすることができる。また、当業者は、本発明のラミ ネートにおける層を、ここにおける開示に従って多層にして所望の性質を提供す ることができる。

本発明の好ましい面において、本発明は、厚さ約２．５４Ｃｍ　（１インチ）未 満で重量約０．００８　ｇ／ｃｃ　（５ｌｂ／ｆｔ’　）未満の薄い軽量熱障壁 ラミネートを提供する。このラミネートは一層好ましくは厚さ１．９ｃｍ　（３ ／４インチ）未満であり、さらに好ましくは厚さ１．３ｃｍ　（１／２インチ） 未満または０．９５ｃｍ　（３／８インチ）未満である。同様に、一層好ましい 重量は約０．０４８　ｇ／ｃｃ　（３ｌｂ／ｆｔ″）〜約０．０６５　ｇ／ｃｃ 　（４ｌｂ／ｆｔ”　）の範囲またはこれ未満である。難燃層は好ましくは厚さ 約０．２５４ｃｍ　（０，１インチ）以下であり、これを好ましくは厚さ約０． ０１３ｃｍ　（０，００５インチ）以下の金属層と組み合わせる。絶縁層はラミ ネートの全厚の残りを構成する。難燃層は、一層好ましくは、約０．２ｃｍ　（ ０，０８インチ）未満であり、最も好ましくは約０．０８ｃｍ　（０，０３イン チ）〜約０．１５Ｃｍ　（０，０６インチ）の範囲である。金属層は金属箔であ るのが好ましく、金属箔は製造および最終用途に対して融通性を提供し、金属箔 の厚さは約０．００８ｃｍ　（０，００３インチ）未満、一層好ましくは約０． ００５ｃｍ　（０，００２インチ）未満であり、多くの最終用途にとって最も好 ましくは約０．００２５ｃｍ　（０，００１インチ）〜約０．００３８ｃｍ（０ ，００１５インチ）の範囲である。

本発明のラミネートにとって好ましい材料は、金属層用のアルミニウム箔および 難燃層用のアラミド不織繊維バットを包含する。絶縁層としてはポリエステルま たはガラス繊維の不織バットが好ましい。ラミネートを構成する層は、ラミネー トの特定の最終用途に望ましい方法で一体に結合または接着することができる。

金属箔の孔あきまたは引裂きを回避して、金属箔の横方向の熱伝導を完全な状態 に保持するのが好ましい。本発明のラミネートに使用するために、他の金属、例 えば銅、鋼等、ならびに十分に大きい熱伝導率を有する金属化フィルムを選定す ることができる。

本発明のラミネートにとって好ましい他の材料は、前記ラミネートがここに説明 した性能を示すように、所望の絶縁性（熱絶縁性または遮音性）および／または 難燃性を有する織物繊維材料を包含する。織物繊維材料は、ここに説明する不織 繊維材料と同じ材料、すなわちポリエステル、アラミド、ガラス繊維等、ならび に綿、羊毛および他の天然繊維または合成繊維とすることかできる。

本発明のラミネートにとって好ましいさらに他の材料は、重合体フオーム絶縁（ 熱絶縁または遮音）材料を含み、この材料はまたある用途では難燃フオームとす ることができる。本発明のラミネートにおける絶縁層および／または難燃層とし て有用なフオーム材料としては、連続気泡または独立気泡のシリコーンフオーム 、ポリウレタンフォーム、およびイ也のポリマーフオーム材料があり、これらの 材料は本発明に使用するのに望ましい熱絶縁性および遮音性を提供する。これら のフオームは、本発明のラミネートに望ましい最終用途における性能に応じて、 所望の弾性および密度を有することができる。

所要に応じて設けるか、あるいは時には設けるのが好ましい外側表面の金属層は 、絶縁層に接着剤で結合するのが好ましいが、この表面金属層を絶縁層に接着剤 で結合する必要はない。

この金属層は単に絶縁材料層と熱的に接触させる必要があるに過ぎず、所望の手 段によって所定の位置に保持することができる。配置の一例においては、この表 面金属層を実際に自動車の客室の床のカーペットの底に取り付けることができ、 従って他方の側に他方の金属層および難燃材料層を有する絶縁層の頂部上にカー ペットを敷いた場合に、前記表面金属層が絶縁層と接触するように配置して本発 明のラミネートを形成する。

ラミネートを構成する層は、本発明のラミネートが使用される温度範囲に適した 接着剤によって結合するのが好ましい。接着剤は液体または固体として被着させ るのが好ましく、繊維バットおよび／または金属箔の表面に液体または粉末とし て散布して繊維材料を金属箔に結合することができる。しかし、好ましい接着剤 は、シートまたはフオームの形態、代表的な例では厚さ約０．００３８９ｃｍ　 （０，００１５インチ）のシートまたはフィルムの形態、例えば、デュポン社が ら「サーリン（Ｓｕｒｌｙｎ）Ｊという名称すなわち商品名で入手できる熱可塑 性接着剤フィルムの形態で供給される熱可塑性接着剤である。フィルム形態の接 着剤を使用する利点は、ラミネート製造分野における通常の知識を有する者にと って容易に分ることである。接着剤フィルムはロールから供給し、金属箔と繊維 バットとの間に位置させ、次いで接着剤を溶融および流動させるのに適した温度 および圧力において加熱および加圧して繊維バットを金属箔に結合することかで きる。このフィルムまたはシートの形態の接着剤は、使用か容易であって、均一 な接着剤層を提供し、かつ積層操作中に溶媒または空気で運ばれる粒子か存在し ないというプロセス上の利点を提供する。

次に、本発明を図面を参照して例について説明する。

図１は本発明のラミネートの代表的な例の断面図である。ラミネート１は金属層 ２を具え、該金属層はその一方の側に絶縁層３が接着剤で結合されている。金属 層２の他方の側には難燃層４か接着剤で結合されている。この例では、第２金属 層５が絶縁層３に結合している。

上述のように金属層に絶縁層および／または難燃層を取り付ける方法は任意の望 ましい手段によって実施することかできるが、最も経済的で好都合な手段は接着 剤手段であって、これは液体でも固体でもよく、また熱可塑性または熱硬化性の 接着剤、ならびに空気硬化または湿分硬化する接着剤系を包含する触媒硬化接着 剤系でもよい。本発明のラミネートを構成する３個の層の相対的厚さは、上述の 通りであって、本発明の熱障壁ラミネートを使用しようとする特定の最終用途に おける所望の性能要件に合致するように当業者が調整することができる。

図２は本発明のラミネートを形成する製造方法の一例を示す。

本発明の範囲内または本発明の教示する範囲内にある本発明の他の例およびその 変形例は当業者にとって明らかである。図２に示す特定例では、アルミニウム箔 ２１をロール２４から供給すると共に、接着剤フィルム２２をロール２５から供 給し、ポリエステルまたはガラス繊維の不織繊維マット２３をロール２６から供 給し、これらをすべて貼合せ用ローラ２７および２８に供給し、これらのローラ によって３個の層をプレスおよび積層して、接着剤２２によって不織繊維マット ２３をアルミニウム箔層２Ｉに結合する。貼合せロール２７および／または２８ に熱を加えるか、あるいは区域Ｂおよび／またはＣに熱を加えて、アルミニウム 層２１か繊維マット２３に結合するのに十分な程度まで接着剤２２を有効に溶融 または流動させるのに必要な熱および温度レベルを提供することができる。ある いはまた、区域Ａに熱を加えて接着剤による金属層と繊維層との間の結合を達成 するかあるいは助けることができる。

次いで、得られたアルミニウム箔−接着剤−絶縁繊維マットのラミネート４２を 、耐熱繊維マット層４１と共に、貼合せローラ４３および４４に供給する。この 例では、層４１は既に難燃繊維マットの表面に積層されている接着剤層を有し、 この接着剤層が前に形成したラミネート４２のアルミニウム層２１と接触する。

アルミニウム箔層と難燃繊維マットとの間の接着剤層は、第１工程で接着剤２２ を供給したように、別個に供給することができる。

しかし、ある場合には、図２に示すようにラミネート４１を形成するのが好まし いことがあり、ラミネート４１は、ロール３３から供給したアラミド繊維のよう な難燃繊維マット３Ｉと、ロール３４から供給したデュポン社から入手できる「 サーリンＪ（商品名）という熱可塑性接着剤のような接着剤フィルム３２との組 合せである。繊維マット３１および接着剤３２を加熱し、貼合せローラ３５およ び３６において一体に貼合せてラミネート４１を形成する。次いで、ラミネート ４１をラミネート４２と共に貼合せローラ４３および４４に供給すると共に、区 域りおよび／またはＥに熱を加えて繊維マット３１をアルミニウム層２１に結合 する。所要に応じて設けるか、あるいは設けるのか好ましいことのある第２アル ミニウム箔層５１をロール５２からローラ４３および４４に供給すると共に、接 着剤５３をローラ５４からこれらのローラに供給してラミネート４２と接触させ 、このようにして本発明の一例である最終ラミネート４５を生成し、これをロー ル４６に巻取る。絶縁層４２に対する第２アルミニウム層５１の結合は、加熱さ れたローラ４４によって行うことができ、熱は区域りまたはＥにおけると同様に 頂部区域に加えることができ、かつ／または熱は炉６１によって加えることがで きる。ある用途では、接着剤５３および／または３２が硬化する前に、ローラ４ ４および４３がラミネート構造体を圧縮または変形することがないように、炉６ Ｉのみで熱を加えるのが望ましいことがある。

次いで、生成した本発明の最終ラミネートを切断するか、縦に細長く切るか、あ るいはディカット（ｄｉｃｕｔ）　Ｌ／て、特定の最終用途のための熱および音 の一方または両方の障壁層および／または絶縁層として望ましい種々の形状にす ることがてきる。

積層プロセスにおいて使用する貼合せ速度および温度は特定の使用材料、特に使 用接着剤に依存する。

図２に示す本発明の例の別法では、接着剤として液体接着剤を使用することかで き、この接着剤を層間に吹付けて各繊維層とアルミニウム箔層との間に所望の結 合を達成する。あるいはまた、接着剤として粉末のような他の形態のものを使用 することかでき、またフィルム、液体等の組合せを使用することかできる。しか し、液体接着剤を使用する場合には、接着剤量は、絶縁層と金属層との間に所望 の結合を形成するのに十分な量だけである必要がある。接着剤は、絶縁層の効果 か低下する程度まで絶縁層がその絶縁性を失うように、絶縁層の有意な部分を含 浸または封入してはならない。接着剤としては任意の適当な接着剤を使用するこ とかでき、適当な接着剤としては熱可塑性接着剤、熱硬化性接着剤、触圧接着剤 、感圧接着剤等がある。

上述のように、多くの用途において薄いフィルム状の熱可塑性接着剤か好ましい が、あるフオームを使用した例では感圧接着剤か好ましいことがあり、これは例 えばフオーム絶縁層が感圧接着剤の表面層と剥離紙とを有している場合である。

このような例では、本発明のラミネートは、剥離紙を取り除き、上述のように金 属層または金属箔と貼り合わせることにより、製造することができる。

本発明のラミネートは、自動車の絶縁に対する難燃性の要件に関する米国連邦自 動車標準規格３０２に合致する製品にとって、特に有用である。本発明において 有用な難燃不織繊維マット層としては、難燃繊維を使用することができ、あるい は難燃剤で処理した他の繊維を使用することかできる。

上述の説明において本発明を説明し、添付図面に示した例において本発明を例示 したが、ここに記載した教示に従って本発明を変更できることは当業者にとって 明らかである。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．熱障壁ラミネートにおいて、金属層；該金属層の第１の側に接着剤で結合し た第１絶縁不織繊維材料層；および前記金属層の第２の側に接着剤で結合した第 ２絶縁不織繊維材料層を具えることを特徴とする熱障壁ラミネート。 ２．前記第２絶縁材料層と接触している第２金属層を具える請求項１記載の熱障 壁ラミネート。 ３．前記第１絶縁層が難燃性である請求項１または２記載の熱障壁ラミネート。 ４．前記第２金属層が前記第２絶縁材料層に接着剤で結合している請求項２記載 の熱障壁ラミネート。 ５．各金層層がアルミニウム箔であって該アルミニウム箔の厚さは約０．０１２ ７ｃｍ（０．００５インチ）以下であり、前記第１絶縁材料層は厚さ約０．２５ ４ｃｍ（０．１インチ）以下の難燃材料であり、前記第２絶縁材料層の厚さは約 ２．５４ｃｍ（１インチ）以下である請求項１，２または４のいずれか一つの項 に記載の熱障壁ラミネート。 ６．前記第１層はアラミドを含有する難燃材料であり、前記絶縁材料層はポリエ ステルまたはガラス繊維である請求項１，２または４のいずれか一つの項に記載 の熱障壁ラミネート。 ７．熱障壁ラミネートにおいて、金属層；該金属層の第１の側に接着剤で結合し た第１絶縁織物繊維材料層；および前記金属層の第２の側に接着剤で結合した第 ２絶縁織物繊維材料層を具えることを特徴とする熱障壁ラミネート。 ８．前記第２絶縁材料層と接触している第２金属層を具える請求項７記載の熱障 壁ラミネート。 ９．前記第１絶縁層が難燃性である請求項７または８記載の熱障壁ラミネート。 １０．前記第２金属層が前記第２絶縁材料層に接着剤で結合している請求項８記 載の熱障壁ラミネート。 １１．各金属層がアルミニウム箔であって該アルミニウム箔の厚さは約０．０１ ２７ｃｍ（０．００５インチ）以下であり、前記第１絶縁材料層は厚さ約０．２ ５４ｃｍ（０．１インチ）以下の難燃材料であり、前記第２絶縁材料層の厚さは 約２．５４ｃｍ（１インチ）以下である請求項７，８または１０のいずれか一つ の項に記載の熱障壁ラミネート。 １２．前記第１層はアルミニウムを含有する難燃材料であり、前記絶縁材料層は ポリエステルまたはガラス繊維である請求項７，８または１０のいずれか一つの 項に記載の熱障壁ラミネート。 １３．熱障壁ラミネートにおいて、金属層；該金属層の第１の側に接着剤で結合 した第１絶縁フォーム材料層；および前記金属層の第２の側に接着剤で結合した 第２絶縁フォーム材料層を具えることを特徴とする熱障壁ラミネート。 １４．前記第２絶縁材料層と接触している第２金属層を具える請求項１３記載の 熱障壁ラミネート。 １５．前記第１絶縁層が難燃性である請求項１３または１４記載の熱障壁ラミネ ート。 １６．前記第２金属層が前記第２絶縁材料層に接着剤で結合している請求項１４ 記載の熱障壁ラミネート。 １７．各金層層がアルミニウム箔であって該アルミニウム箔の厚さは約０．０１ ２７ｃｍ（０．００５インチ）以下であり、前記第１絶縁材料層は厚さ約０．２ ５４ｃｍ（０．１インチ）以下の難燃材料であり、前記第２絶縁材料層の厚さは 約２．５４ｃｍ（１インチ）以下である請求項１３，１４または１６のいずれか 一つの項に記載の熱障壁ラミネート。 １８．前記第１絶縁材料層および前記第２絶縁材料層はシリコーンフォームまた はポリウレタンフォームである請求項１３，１４または１６のいずれか一つの項 に記載の熱障壁ラミネート。 １９．熱障壁ラミネートにおいて、金属層；該金属層の第１の側に接着剤で結合 した不織繊維材料、織物繊維材料またはフォーム材料の第１絶縁層；および前記 金属層の第２の側に接着剤で結合した不織繊維材料、織物繊維材料またはフォー ム材料の第２絶縁層を具えることを特徴とする熱障壁ラミネート。 ２０．前記第２絶縁材料層と接触している第２金属層を具える請求項１９記載の 熱障壁ラミネート。 ２１．熱障壁ラミネートを製造するに当り、（ａ）金属箔層と、不織繊維、織物 繊維またはフォームの第１絶縁材料層との間に、第１熱可塑性接着剤フィルムを 積層し；（ｂ）前記金属箔の反対側と、不織繊維、織物繊維またはフォームの第 ２絶縁材料層との間に、第２熱可塑性接着剤フィルムを積層し； 次いで、前記接着剤が前記接着剤フィルムと接触している前記金層層と前記第１ および第２の絶縁層とを結合するのに十分な程度まで、各熱可塑性接着剤フィル ムを加熱することを特徴とする熱障壁ラミネートの製造方法。 ２２．（ｃ）前記第２絶縁材料層の反対側と、第２金属箔層との間に、第３熱可 塑性接着剤フィルムを積層する請求項２１記載の方法。