JPH0450543A - 走行車の駆動装置 - Google Patents

走行車の駆動装置

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JPH0450543A
JPH0450543A JP15694990A JP15694990A JPH0450543A JP H0450543 A JPH0450543 A JP H0450543A JP 15694990 A JP15694990 A JP 15694990A JP 15694990 A JP15694990 A JP 15694990A JP H0450543 A JPH0450543 A JP H0450543A
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Hiroshi Kojima
宏 小島
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明の駆動装置は、ビニールハウス等の農業用ハウス
内で植物に消毒液や液体肥料或は水等を自動的に散布す
る自動液体散布装置に使用される液体散布車、又は同散
布車をのせて移動する台車等の走行車を往復移動させる
のに利用されるものである。
(従来の技術) 本願発明者は先に農業用ハウス内で使用する自動液体散
布装置を開発した。これは既に実用新案登録第1799
310号として登録されている。
この自動液体散布装置は第11図、第12図のように、
隣合う畝Cの間の通路りを液体散布車Aが前進し、同散
布車Aが通路りの前進端に設けられたスイッチ操作体り
に当ると自動的に後退して液体散布を行ない、その通路
りでの液体散布が終了すると同散布車Aがその通路りの
長手方向一端に待機している台車Bに乗り上げ、同散布
車Aが乗り上げると台車Bが通路りの配列方向に設置さ
れている走行路Eの17−ルF上を横移動し、隣の通路
りの位置で停止すると液体散布車Aが台車Bから降りて
その通路りを前進して液体散布し、これを次々と自動的
に繰返して各畝Cに栽培されている植物に液体が散布さ
れるようにしたものである。そして台車Bは走行路Fの
折り返し位置まで移動すると自動的に折返してスタート
位置に戻って停止するようにしである。
しかしながらこの自動液体散布装置では、液体散布車A
が第11区の通路りを走行中に、或は液体散布車Aが第
12図の台車Bに乗り上げるときに、液体散布車Aの前
輪G、後輪Hがスリップして同散布車Aが停止してしま
ったり、台車Bに乗り上げることができなかったりする
ことがあつノこ。
そこで本願発明者は先にこの問題を解決する液体散布車
の駆動装置を開発し、特許出願した(特願昭63−10
9590号)。
この駆動装置Iは、第13図のモータMが回転すると液
体散布車へが矢印方向に前進し、その前進時に同散布車
Aの走行速度が遅くなると後輪Hが前進方向に回転して
同散布車Aを前進させ、モータMが逆回転すると液体散
布車Aが後退し、その後退時に同散布車Aの走行速度が
遅くなると前輪Gが後退方向に回転して同散布車Aを後
退させるものである。
そしてこの駆動装置は以下のようにして使用される。
これは、第15図のように、後退用偏心カム55のピン
62aが駆動ギヤ5Jの左側の係止突子58の係止部5
8bに係止し、同駆動ギヤ5Jの右側の係止突子59の
側面59aにより前進用偏心カム52のピン62bが押
されて、前進補助ギヤ53の係止片53aに係止してい
る状態において、モータMが同図の矢印!方向に正回転
すると駆動ギヤ51が同方向に回転され、左側の係止突
子58にピン62aが係止されている後退用偏心カム5
5が同方向に回転される。この回転と共に回転軸50と
前進用偏心カム52が同方向に回転され、前記係止片5
3aが同前進用偏心カム52のピン62bに係止されて
いる前進補助ギヤ53が同方向に回転され、同時に前進
駆動ギヤ54も同方向に回転される。これにより前進駆
動ギヤ54に連結されている前小ギヤ63及び前軸64
が同方向に回転し、曲軸64に取付けられている前輪G
が回転して液体散布車Aが矢印方向に前進するようにし
たものである。
モータMが前記の場合と逆方向(第16図の、J方向)
に回転すると、駆動ギヤ51が第16図のように同方向
に回転され、これと共に同駆動ギヤ51の右側の係止突
子59による前進用偏心カム52のピン62bの押圧が
解除されて同ピン62bが引込み、逆に駆動ギヤ51の
左側の係止突子58の側面58aにより後退用偏心カム
55のピン62aが左側に押し出されて第20図のよう
に後退補助ギヤ56の係止片56aに係止する。
この状態において、モータMが第20図のj方向に回転
すると、前記前進用偏心カム52、回転軸50、後退用
偏心カム55、後退補助ギヤ56、及び後退駆動ギヤ5
7が同方向に回転され、同後退駆動ギヤ57に連結され
ている後車ギヤ67が同方向に回転する。これにより後
軸65及び後輪Hが同方向に回転して液体散布車Aが後
退するようにしたものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら前記駆動装置では、第15図のように液体
散布車Aや台車B等の走行車の走行時に、前記前進補助
ギヤ53の係止片53aが前進用偏心カム52のピン6
2bに強く押し付けられているため、その状態から走行
車を後退させるためにモータMを逆回転させると、駆動
ギヤ51が逆回転し、同駆動ギヤ51の係止突子59に
よるピン62bの押圧も解除されるが、同ピン62bと
係止片53aとの押圧力(摩擦力)がピン62を引き戻
すスプリングの復元力に勝って、同ピン62bが同偏心
カム52内に引込まないことがある。このようになると
、前進用偏心カム52のピン62bが駆動ギヤ51の右
側の係止突子59の係止部59bに係止せず、従って駆
動ギヤ51は空転し、回転軸50は回転ぜず、走行車は
後退できな(なるという問題が生しることがあった。こ
の問題は走行車を後退から前進に切替える場合も同様で
あった。
(発明の目的) 本発明の目的は前記液体散布車や台車等の走行車の前進
、後退を確実に切替え可能で、更にそえ1らの走行速度
が遅くなると駆動輪以外の車輪が駆動輪として回転する
ようにした走行車の駆Ill装置を提供することにある
(課題を解決するための手段) 本発明のうち請求項第1の走行車の駆動装置は第1図〜
第1O図のように前記モータMが回転すると同方向に回
転されて液体散布車Aや台車B等の走行車lの前輪2を
前進方向に回転させる前進駆動ギヤ3と、前進時に走行
車1の走行速度がjuくなると後輪4を前進方向に回転
させて走行車lを前進させる前進補助ギヤ5と、前記モ
ータMが逆回転すると同方向に回転されて走行車]の後
輪4を後退方向に回転させる後退駆動ギヤ6と、後退時
に走行車lの走行速度が遅くなると前輪2を後退方向に
回転させて走行車1を後退させる後退補助ギヤ7とが備
えられてなる走行車の駆動装置において、前記モータM
により直接或は間接的に回転される前進用駆動体8と後
退用駆動体9とが設けられ、夫々の駆動体8.9にはピ
ン10a、10bが横方向にスライド可能なるように取
付けられ、前記後退駆動ギヤ6には走行車]の前進時に
前記前進用駆動体8のピン]、Oaを押出して前進補助
ギヤ5に係止させ、後退時にはピン]、 Oaの押出を
解除して同ピン10aが前進補助ギヤ5から外れるよう
にする前進用押し具llが取付けられ、前記前進駆動ギ
ヤ3には走行車lの後退時に前記後退用駆動体9のピン
10bを押出して後退補助ギヤ7に係止させ、後退時に
はピン10bの押出を解除して同ピン10bが後退補助
ギヤ7から外れるようにする後退用押し貝12が取付け
られてなることを特徴とするものである。
本発明のうち請求項第2の走行車の駆動装置は第2図〜
第5図のように、前記前進用駆動体8と、後退用駆動体
9と、後退駆動ギヤ6及び前進用押し具11と、11進
補助ギヤ5と、前進駆動ギヤ3及び後退用押し具12と
、後退補助ギヤ7とが一本の共通回転軸13に取付けら
れてなることを特徴とするものである。
本発明のうち請求項第3の走行車の駆動装置は第6図〜
第1O図のように、前記前進用駆動体8と、後退駆動ギ
ヤ6及び前進用押し具1Jと、市道補助ギヤ5とが前進
用回転軸14に取付けられ、前記後退用駆動体9と、前
進駆動ギヤ3及び後退用押し具12と、後退補助ギヤ7
とが後退用回転軸15に取付けられてなることを特徴と
するものである。
(作用) 本発明のうら請求項第1の走行車の駆動装置では第2図
〜第10図のように、前進補助ギヤ5に係止するピン1
0aが前進用駆動体8に、後退補助ギヤ7に係止するピ
ンlobが後退用駆動体9に夫々別々に取付けられてい
るので、同モータMが正回転から逆回転へ、又は逆回転
から正回転へ切替わると、両部動体8.9が直接或は間
接的に回転されてそれらのピン10a、10bが前進補
助ギヤ5或は後退補助ギヤ7から強制的に離される。従
って、ピン10a前進用駆動体8内に、ピン10bは後
退用駆動体9内に確実に引込まれる。
本発明のうち請求項第2の走行車の駆動装置では前記前
進用駆動体8と、後退用駆動体9と、後退駆動ギヤ6及
び前進用押し具11と、前進補助ギヤ5と、前進駆動ギ
ヤ3及び後退用押し具12と、後退補助ギヤ7が一本の
共通回転軸13に取付けられているので、装置がコンパ
クトになる。
本発明のうち請求項第3の走行車の駆動装置では前進用
回転軸14に前記前進用駆動体8と、後退駆動ギヤ6及
び前進用押し具11と、前進補助ギヤ5とが、後退用回
転軸15に前記後退用駆動体9と、前進駆動ギヤ3及び
後退用押し、具12と、後退補助ギヤ7とが取付けられ
ているので、夫々の回転軸14.15の長さが短くなっ
てその機械的強度が向上し、また狭くて煩雑な箇所にも
取付は易い。
(実施例) 第1図〜第5図は本発明の駆動装置の一実施例であり、
第1図のよ1うな液体散布車Aやそれをのせる台車B等
の走行車lに使用したものであり、回転軸13を一本共
通にしたものである。この駆動装置は走行車1の前進時
にはその前輪2を駆動輪とし、後退時には後軸4を駆動
輪とし、且つ夫々の駆動輪の回転速度が所定速度より遅
くなると他の車輪を駆動輪として作動させるものである
この駆動装置は図示されていない走行車1のフレームに
回転自在に取付けられている一本の共通回転軸13に、
第2図のように各種ギヤを取付けてなる。この駆動装置
は第2図に明示されているように共通回転軸13の長手
方向中央部より右側部分に前進用駆動体8が回転自在に
取付けられ、同前進用駆動体8の右側に前進補助ギヤ5
が回転自在に取付けられ、同前進用駆動体8の左側に後
退駆動ギヤ6が固定されている。また共通回転軸13の
長平方向中央部より左側部分に後退用駆動体9が回転自
在に取付けられ、同後退用駆動体9の左側に後退補助ギ
ヤ7が回転自在に取付けられ、同後退用駆動体9の左側
に前進駆動ギヤ3が固定されている。
第2図の前進用駆動体8と後退用駆動体9は同じ構造の
ものであり、中心軸穴16からずれた箇所にピン穴17
が貫通形成され、そのピン穴17にコイルスプリング1
8を被せたピン10a、10bがスライド自在に挿入さ
れている。
第2図の前進補助ギヤ5と後退補助ギヤ7も同じ構造の
ものであり、とれらは第3図のように共に内側面に取付
は筒体5b、7bが取付けられ、それに係止片5a、7
aが突設されている。
また第3図のように前記前進駆動ギヤ3の外側面には後
退用押し具12が、後退駆動ギヤ6には前進用押し具1
1が夫々固定されている。この二つの押し具11.12
は同じ形状であり、夫々の側面11a、12aが係止部
11b、12bから周方向に次第に螺旋状のテーバに形
成されており、しかも、この押し具11.12は相互に
180度位置をずらして両大径ギヤ3.6に溶接されて
いる。
第1図〜第5図に示すモータMには正・逆回転可能なも
のが使用される。このモータMの駆動軸mには前記前進
用駆動体8を回転させる正回転用駆動ギヤ19と、前記
後退用駆動体9を回転させる逆回転用駆動ギヤ20とが
固定されており、それらがチェノ21.22により前進
用駆動体8、後退用駆動体9に連結されている。
第3図〜第5図に示す前軸23.後軸24は走行車1の
フレームに回転自在なるよう取付けられ、前軸23の両
端には前軸2が、後軸24の両端には後軸4が取付けら
れている。
このうち前軸23には、第3図に明示されているように
前年ギヤ25と前夫ギヤ26とが取付けられ、後軸24
には径小ギヤ27と後人ギヤ28とが取付けられている
。このうち、前年ギヤ25は前進駆動ギヤ3より外径が
小さく、前夫ギヤ26は後退補助ギヤ7より外径が大き
く、後大ギャ28は前進補助ギヤ5より外径が大きく、
後小ギヤ27は後退駆動ギヤ6より外径が小さくしであ
る。
こわらのギヤ25〜28はいずれも一方には空転するが
他方には空転しないラチェット構造としてあり、そのう
ち曲率ギヤ25と前人ギヤ26は空転方向が相互に逆に
なるように、即ち、曲率ギヤ25は第3図の矢印e方向
に、前人ギヤ26は同図の矢印f方向に夫々空転するよ
うに前軸23へ取付けられている。また、径大ギヤ28
と後小ギヤ27も空転方向が相互に逆になるように、即
ち、径大ギヤ28は第3図の矢印g方向に、後小ギヤ2
7は同図の矢印り方向に夫々空転するように取付けられ
ている。そして曲率ギヤ25と前進駆動ギヤ3、前人ギ
ヤ26と後退補助ギヤ7、径大ギヤ28と前進補助ギヤ
5、後小ギヤ27と後退駆動ギヤ6が夫々チェン25a
、26a、27a、28aにより連結されている。
この駆動装置は例えば以下のようにして使用される。
第3図では後退用駆動体9のピン10bが後退用押し具
12の係止部12bに係止し、4ii進用駆動体8のピ
ンloaが前進用押し具11の側面11aにより押され
て前進補助ギヤ5+1lI(右側)に突出してその係止
片5aに係止している。
この状態において、前記モータMが同図の矢印1方向に
回転(正転)すると後退用駆動体9が矢印a方向に回転
され、そのピン10bに係止さFlている後退用押し具
■2と共に前進駆動ギヤ3が同方向に回転され、同前進
駆動ギヤ3にチェノ25aで連結されている曲率ギヤ2
5及び前軸23が同方向に回転し、前軸23に取付I′
jられている前輪2が前進方向に回転して走行車1が矢
印方向に前進する。
また前記前進駆動ギヤ3の回転と共に共通回転軸13と
後退駆動ギヤ6も同方向に回転されるが、同後退駆動ギ
ヤ6にチェノ27aで連結されている後小ギヤ27は同
図の矢印り方向に空転してその駆動力は後軸24に伝達
されない。
また、前記モータMの回転に伴って前進用駆動体8も矢
印す方向に回転され、そのピン10aに係由されている
前進補助ギヤ5も回転され、同前進補助ギヤ5にチェノ
28aで連結されている径大ギヤ28も同方向に回転さ
れる。しかしこのとき、前進駆動ギヤ3の外径が曲率ギ
ヤ25よりも太き(、前進補助ギヤ5の外径が径大ギヤ
28より小さいので、径大ギヤ28の回転角速度は曲率
ギヤ25の回転角速度よりも遅い。これに対して前輪2
と共に回転する後輪4及びその後軸24の回転角速度は
径大ギヤ28の回転角速度よりも速い。従って、後軸2
4は径大ギヤ28に対して相対的に第4図の矢印gと逆
方向に回転しているので、同図の矢印g方向に空転する
ようにしである径大ギヤ28は後軸24に対して空転し
てその駆動力は伝達されない。
この状態で前輪2がスリップするなどして走行車1の走
行速度が遅くなり、後軸4及び後軸24の回転角速度が
径大ギヤ28の回転角速度よりも遅くなると、径大ギヤ
28に負荷がかかつて空転できなくなるので、それまで
空転していた径大ギヤ28が後軸24を前進方向に回転
させ、これにより後輪4が前進駆動輪となって走行車1
が前方に押される。
前輪2のスリップが停止して走行車1の走行速度が正常
に戻ると、前軸2の回転速度が速くなるので走行車1が
元の走行速度で前進し、径大ギヤ28にかかる負荷が解
除され、同後人ギヤ28が再び空転して前輪2の駆動だ
5つで前進する。
従って、例えば、走行車lの前進時に前輪2が走行路の
ぬかるみなどに入ってスリップして前進できなくなった
場合には、後軸4が前進方向へ回転して(前進用駆動輪
となって)走行車1を前進させるので、同走行軍lはぬ
かるみから押し出されて前進することができる。
第3図の状態から走行車lを後退させるために前記モー
タMが第4図の矢印J方向に逆回転すると前進用駆動体
8が矢印d方向に回転され、それにより同前進用駆動体
8のピン10aが前進補助ギヤ5の係止片5aから強制
的に離される。これと同時に前進用押し具11の押出が
解除されて第6図のように前記ピン10aがコイルスプ
リング18の弾性により前進用駆動体8の内側に引込ん
で、同ピンlOaが前進補助ギヤ5から外れると共に同
ピン10aが前進用押し具11の係止部11bに係止す
る。また、前記モータMの逆回転により第5図の矢印C
方向に回転される後退用駆動体9のピン10bは同図の
ように後退用押し具工2の側面12aにより左側に押し
出されるので、第6図のように同ピン10bが後退補助
ギヤ7側に突出してその係止片7aに係止する。
この状態からモータMが第6図の矢印J方向に逆回転す
ると前進用駆動体8のピン10aに係止されている前進
用押し具11の回転と共に後退駆動ギヤ6が同方向に回
転され、同後退駆動ギヤ6にチェノ27aで連結されて
いる後小ギヤ27及び後軸24が同方向に回転し、後軸
24に取付けられている後軸4が後退方向に回転して走
行車1が矢印方向に後退する。
また前記後退駆動ギヤ6の回転と共に共通回転軸13と
前進駆動ギヤ3も同方向に回転されるが、同市道駆動ギ
ヤ3にチェノ25aで連結されている前年ギヤ25は同
図の矢EDe方向に空転してその駆動力は後軸24に伝
達されない。
また、後退用駆動体9の回転に伴ってそのピン10bに
係止片7aが係止されている後退補助ギヤ7も回転され
、同後退補助ギヤ7にチェノ26aで連結されている前
人ギヤ26も同方向に回転される。しかしこのとき、後
退駆動ギヤ6の外径が後小ギヤ27よりも大きく、後退
補助ギヤ7の外径が前人ギヤ26より小さいので、前人
ギヤ26の回転角速度は後小ギヤ27の回転角速度より
も遅い、これに対して後輪4と共に回転する前輪2及び
その前軸23の回転角速度は前人ギヤ26の回転角速度
よりも速い。従って、前軸23は前人ギヤ26に対して
相対的に第6図の矢印fと逆方向に回転しているので、
同図の矢印f方向に空転するようにしである前人ギヤ2
6は後軸24に対して空転してその駆動力は伝達されな
い。
この状態で後輪4がスリップするなどして走行車1の走
行速度が遅くなり、前軸2及び前軸23の回転角速度が
前人ギヤ26の回転角速度よりも遅くなると、前人ギヤ
26に負荷がかかって空転できなくなるので、それまで
空転していた前人ギヤ26が前軸23を後退方向に回転
させ、これにより前輪2が後退駆動輪となって走行車1
が後方に押される。
後輪4のスリップが停止して走行車lの走行速度が正常
に戻ると、後輪4の回転速度が速くなるので走行車1が
元の走行速度で後退し、前人ギヤ26にかかる負荷が解
除され、同前夫ギヤ26が再び空転して後輪4の駆動だ
けで後退する。
従って、例えば、走行車1の後退時に後輪4が走行路の
ぬかるみなどに入ってスリップして後退できな(なって
も、前輪2が後退方向へ回転して(後退用駆動輪となっ
て)走行車Iを後退させるので、同走行車1はぬかるみ
から押し出されて後退することができる。
第6区〜第1O図は本発明の駆動装置の他の実施例であ
り、回転軸14.15を二本にしたものである。
この実施例の駆動装置では、前記の実施例において第6
図のように、図示されていない走行車1のフレームに回
転自在に取付けられている前進用回転軸14の長手方向
中央部に、前記前進用駆動体8が回転自在に取付けられ
、同前進用駆動体8の右側に前進補助ギヤ5が回転自在
に取付けられ、同前進用駆動体8の左側に後退駆動ギヤ
6が固定されている。また第7図のように、前記走行車
lのフレームに回転自在に取付けられている後退用回転
軸15の長平方向中央部に、後退用駆動体9が回転自在
に取付けられ、同後退用駆動体9の左側に後退補助ギヤ
7が回転自在に取付けられ、同後退用駆動体9の左側に
前進駆動ギヤ3が固定されている。
そして、この実施例では前記後退駆動ギヤ6に固定され
ている前進用押し具11と、前進駆動ギヤ3に固定され
ている後退用押し具12とは第6図、第7図に明示する
ように、螺旋状のテーパに形成されている夫々の側面1
1a、12aの頂部に係止突起30が形成されている。
そして両押し具11.12の位置が相互に180度ずれ
るようにして両大径ギヤ3,6が夫々の回転軸14.1
5に取付けられている。
この駆動装置は例えば以下のようにして使用される。
まず、第8図では後退用駆動体9のピンlobが後退用
押し具12に係止し、前進用駆動体8のピンlOaが前
進補助ギヤ5の係止片5aに係止している。
この状態からモータMが第8図の矢印1方向に回転する
と後退用駆動体9が矢印a方向に回転され、そのピンl
Obに係止されている後退用押し具12と共に前進駆動
ギヤ3が同方向に回転され、それにチェ225aで連結
されている前半ギヤ25及び前軸23に取付けられてい
る前輪2が前進方向に回転して走行車1が矢印方向に前
進する。
このとき、前記モータMの回転に伴って前進用駆動体8
のピンloaに係止されている前進補助ギヤ5も回転さ
れ、同市道補助ギヤ5にチェ228aて連結されている
後人ギヤ28も同方向に回転されるが、同後人ギヤ28
は後軸24に対して相対的に矢印g方向に空転して駆動
力が伝達されない。
この状態で前軸2がスリップするなどして走行車1の走
行速度が遅くなると、それまで空転していた後人ギヤ2
8が後軸24を前進方向に回転させ、これにより後軸4
が前進駆動輪となって走行車1が前方に押される。
第8図の状態から前記モータMを第9図の矢印j方向に
逆回転すると前進用駆動体8が矢印d方向に回転され、
第1O図のように前進用駆動体8のピンlOaが前進補
助ギヤ5から強制的に離されて引込む。逆に後退用駆動
体9のピン10bは第9図のように後退用押し具12に
より左側に押し出されて、第10図のように後退補助ギ
ヤ7の係止片7aに係止する。
更に、前記モータMが第1O図の矢印J方向に逆回転す
ると前進用駆動体8のピン10aに係止されている後退
駆動ギヤ6が同方向に回転され、チェ227aを介して
後車ギヤ27及び後軸24が同方向に回転し、それによ
り後輪4が回転して走行車lが矢印方向に後退する。
また、前記モータMの逆回転に伴って後退用駆動体9の
ピンlObに係止されている後退補助ギヤ7も回転され
て前夫ギヤ26も同方向に回転される。しかし、前夫ギ
ヤ26は前軸23に対して空転して駆動力が伝達されな
い。
この状態で前輪2がスリップするなどして走行車1の走
行速度が遅くなると、それまで空転していた前夫ギヤ2
6が前軸23を後退方向に回転させ、これにより前輪2
が後退駆動輪となって走行車Jが後方に押される。
これにより前進、後退のいずれの場合にも駆動輪がぬか
るみ等でスリップしても、他の車輪が駆動輪となって押
出されるので、走行車1が確実に前進、後退する。
なお、前記した実施例では各種のギヤをスプロケットと
し、駆動力の伝達手段としてチェ2を使用しであるが、
その伝達手段は前記以外であってもよく、例えば歯車同
士の噛み合いや、プーリーとベルト等を使用してもよい
(発明の効果) 本発明の走行車の駆動装置は以下のような効果がある。
■、モータMの回転方向が切り替ると前進用駆動体8と
後退用駆動体9の夫々に取付けられているピンlOa、
10bが、前進補助ギヤ5或は後退補助ギヤ7から強制
的に離されて確実にスライドするので、走行車1の前進
から後退、または後退から前進への切替えが確実に行な
われる。
■、駆動装置の各種のギヤを一本の共通回転軸13に取
付ければ、装置がコンパクトになる。従って走行車lを
小型化できる。
■、駆動装置の各種のギヤを二本の回転軸1415に取
付ければ、夫々の回転軸14.15の長さが短くなって
その機械的強度が向上し、また狭くて煩雑な箇所でも取
付けられる。従って走行車1をスリムにできるので、狭
い通路りを走行することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の走行車の駆動装置を液体散布車や台車
等に取付けた状態の斜視図、第2図は同駆動装置の一実
施例を示す組立て説明図、第3図〜第5図は同駆動装置
の動作説明図、第6図、第7図は同駆動装置の他の実施
例を示す組立て説明図5第8図〜第1O図は同駆動装置
の動作説明図、第11図は自動液体散布装置の全体構造
の平面図、第12図は従来の自動液体散布装置の斜視図
、第13図は従来の他の自動液体散布装置の平面図、第
14図は第13図の自動液体散布に用いられた駆動装置
の組立て説明図、第15図、第16図は同駆動装置の動
作説明図である。 1は走行車 2は前輪 3は前進駆動ギヤ 4は後輪 5は前進補助ギヤ 6は後退駆動ギヤ 7は後退補助ギヤ 8は前進用駆動体 9は後退用駆動体 10a、lObはピン 11は市道用押し具 12は後退用押し具 13は共通回転軸 14は曲進用回転軸 15は後退用回転軸 Mはモータ 第5図 第6図 第7図 0損違 第9図 第12図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)モータMが回転すると同方向に回転されて走行車
    1の前輪2を前進方向に回転させる前進駆動ギヤ3と、
    前進時に走行車1の走行速度が遅くなると後輪4を前進
    方向に回転させて走行車1を前進させる前進補助ギヤ5
    と、モータMが逆回転すると同方向に回転されて走行車
    1の後輪4を後退方向に回転させる後退駆動ギヤ6と、
    後退時に走行車1の走行速度が遅くなると前輪2を後退
    方向に回転させて走行車1を後退させる後退補助ギヤ7
    とが備えられてなる走行車の駆動装置において、前記モ
    ータMにより直接或は間接的に回転される前進用駆動体
    8と後退用駆動体9とが設けられ、夫々の駆動体8、9
    にはピン10a、10bが横方向にスライド可能なるよ
    うに取付けられ、前記後退駆動ギヤ6には走行車1の前
    進時に前記前進用駆動体8のピン10aを押出して前進
    補助ギヤ5に係止させ、後退時にはピン10aの押出を
    解除して同ピン10aが前進補助ギヤ5から外れるよう
    にする前進用押し具11が取付けられ、前記前進駆動ギ
    ヤ3には走行車1の後退時に前記後退用駆動体9のピン
    10bを押出して後退補助ギヤ7に係止させ、後退時に
    はピン10bの押出を解除して同ピン10bを後退補助
    ギヤ7から外れるようにする後退用押し具12が取付け
    られてなることを特徴とする走行車の駆動装置。
  2. (2)前記前進用駆動体8と、後退用駆動体9と、前進
    駆動ギヤ3及び前進用押し具11と、前進補助ギヤ5と
    、後退駆動ギヤ6及び後退用押し具12と、後退補助ギ
    ヤ7とが一本の共通回転軸13に取付けられてなること
    を特徴とする請求項第1の走行車の駆動装置。
  3. (3)前記前進用駆動体8と、前進駆動ギヤ3及び前進
    用押し具11と、前進補助ギヤ5とが前進用回転軸14
    に取付けられ、前記後退用駆動体9と、後退駆動ギヤ6
    及び後退用押し具12と、後退補助ギヤ7とが後退用回
    転軸15に取付けられてなることを特徴とする請求項第
    1の走行車の駆動装置。
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