JP3142552B2 - 自動車用多目的補助無限軌道装置 - Google Patents

自動車用多目的補助無限軌道装置

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JP3142552B2 JP02297262A JP29726290A JP3142552B2 JP 3142552 B2 JP3142552 B2 JP 3142552B2 JP 02297262 A JP02297262 A JP 02297262A JP 29726290 A JP29726290 A JP 29726290A JP 3142552 B2 JP3142552 B2 JP 3142552B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車用多目的補助無限軌道装置に関するも
のである。更に詳しくは、自動車において、トランスミ
ッションの外側に突出していて推進軸に動力を伝える出
力軸の回動力を利用する駆動手段と、別のモータを動力
源に利用する転向手段と、油圧システムを利用する上下
伸縮手段とを備えた補助無限軌道装置を構成して、自動
車の下部フレームの適正部位に取付けることにより、自
動車の補助ブレーキ機能と自動車の補助操行機能と自動
車の転向機能とを合わせ持たせ、ぬかるみや急傾斜など
の険路と路地などで安全走行は勿論のこと、比較的狭い
スペースにおいても車両の転向半径が確保できる限り、
全方向にその進行方向を自在に変えることができる自動
車用多目的補助無限軌道装置に関するものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
現に量産されている各種自動車は、その安全走行にお
いて、種々の問題点を有しているが、その代表的な問題
点を挙げると次の通りである。
第1には、すべての車両には車両の停止のための油圧
式または機械式の各種ブレーキ装置が取付けられ走行し
ているが、このようなブレーキ装置は雪,雨,凍り道な
どでは、タイヤの滑りを防ぐことができずその機能を事
実上喪失することになり、滑り防止用チェーンなどの各
種補助手段をタイヤに取りつけて走行しているが、チェ
ーンとタイヤの滑りを根本的には防ぐことはできないた
め、種々の交通事故を起こし、尊い人命および財産の損
失を招いているのは勿論、これに伴い深刻な交通渋滞を
引き起こすことがあり、更にまた、低い道路整備率に比
べて車両の数は幾何級数的に増加しているため、普通の
道路事情においての走行時にも前の車両との制動距離を
確保しないまま走行することにより交通事故も頻発して
いるにも拘わらず、これに対処できるような対応策が講
究されていないのが現状である。
第2に、現在の車両は停止状態での転向手段がない関
係上約70゜以上の急角度の転向は不可能であるので、駐
停車状態で車両の進行方向を転換することは不可能であ
るのはもちろん、走行状態においての急激な方向転換も
また不可能である。従って、狭い路地が各地に散在して
いる道路事情に照らしてみるとき路地での車両走行に少
なからぬ不便を伴っており、また、駐停車状態で車両の
走行方向を転換するためには一定の広さの回転スペース
を確保しなければならないなど、幾多の問題点があって
交通渋滞を一層深刻させているもが実情である。
第3に、現在の車両は農村などの狭い非舗装道路や殆
どが急傾斜路である山岳地域道路での走行は殆ど不可能
であることは勿論、窪みや低湿地において車輪が落ち込
んだ場合には車両自身の力で脱出する手段がない関係
上、牽引車等の別の手段を動員せねばならないし、ま
た、タイヤの交換作業やその他の故障修理作業のために
車両の一方側を持ち上げねばならない場合にも車両にそ
のための手段がないので別の手動式ジャックやクレーン
などを使わなければならないなど、幾多の不都合を甘受
しているのが現状である。
本発明は、上述の諸問題点を一挙に解消するために提
案したものであって、既存のブレーキ装置とは別に無期
限軌道を利用した補助ブレーキ装置を並設して車両に急
ブレーキをかけ得るようにすることによって道路条件に
かかわらず正常な走行速度を保持しながら安全に走行で
きるようになっていて交通事故を未然に防ぐことはもち
ろん深刻な交通渋滞を解消することにその第一の目的が
あり、又、車両の転向手段を並設して車両の走行方向を
自由に変え得るようにすると共に、狭いスペースでも車
両の対角線幅ほどのスペースさえ確保できれば方向を変
換することができるようにして車両の運行に画期的な機
動性と便利性を与えることに、その第2の目的が有り、
更に無限軌道装置自体を上下動させる伸縮手段を設ける
ことにより車両を地面から押し上げることができるよう
にして、タイヤの交換や、車両の修理作業の際別にジャ
ッキ等を用いる必要がないようにし、また、窪みやぬか
るみにタイヤが落ち込んで走行不能状態になっても、牽
引車等の別の手段が必要なく自身の力で脱出することが
できるようにして、車両の自己機能を多様化すると共
に、該無限軌道を用いて路地は勿論急傾斜がほとんどの
山岳地域等をも自由に走行できるように車両の走行能力
を増大させることにその第3の目的がある。
〔課題を解決するための手段および作用〕
本発明は、上述の目的を達成するために、自動車のト
ランスミッションの外側に突出していて推進軸に動力を
伝える出力軸の回転力を利用する駆動手段と、別のモー
タを動力源に利用する転向手段と、補正システムを利用
する上下伸縮手段とを備えた補助無限軌道装置を自動車
の下部フレームの所定の位置に取付けるようにしたもの
であって、それにより、自動車のブレーキ機能と、自動
車の補助走行機能と、自動車の転向機能とを併せ持た
せ、ぬかるみや急傾斜などの険路と路地などでの安全走
行はもちろん、比較的に狭いスペースにおいても、車両
の転向半径が確保できる限り全方向にその進行方向を自
在に変ることができるようにしたものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例に関し、添付の図面を参照しな
がら詳細に説明する。
第1図は、本発明による自動車用多目的補助無限軌道
装置の全体の外観を示す斜視図、第2図は第1図のA−
A線断面図、第3図は第2図のC部分を抜粋拡大した油
圧システムによる無限軌道装置部の降下状態を示す作動
状態図、第4図は第1図のB−B線断面図、第5図は第
4図のD部分の抜粋拡大図、第6図は第4図のE部分の
抜粋拡大図、第7図は第4図のF部分の抜粋拡大図、第
8図は無限軌道装置の駆動手段である動力伝達装置をな
すギヤ操作ボックスの部分切欠斜視図で操作レバーが第
1位置にある状態を示す図、第9図は無限軌道装置の動
力伝達装置をなすギヤボックスの内部を示すもので操作
レバーが第1位置にある場合における動力伝達状態を示
す横断面図、第10図は操作レバーが第2位置にある状態
を示す第8図と同じギヤ操作ボックスの部分切欠斜視
図、第11図は操作レバーが第2位置にある場合における
動力伝達状態を示す第9図と同じギヤボックスの横断面
図、第12図は操作レバーが第3位置にある状態を示す第
8図と同じギヤ操作ボックスの部分切欠斜視図、第13図
は操作レバーが第3位置にある場合における動力伝達状
態を示す第9図と同じギヤボックスの横断面図、第14図
は本発明の油圧システムの構成と作用を説明するための
概略図、第15図は本発明の補助無限軌道装置を車両に取
付けた状態を示す取付け状態図、第16図は上記無限軌道
装置が車両の急ブレーキ時に油圧システムにより急降下
した状態を示す作動状態図、第17図は本発明における操
向油圧レバー装置をステアリングホイール軸(ハンドル
軸)に取付けた状態を示す抜粋斜視図、第18図は自動車
が本発明の上記無限軌道装置を併用いて走行している状
態を示す作動状態図、第19図は自動車が本発明の上記無
限軌道装置を油圧システムにより一杯に降下させて、車
体が地面より適正の高さに持ち上げられた状態を示す作
動状態図である。
上記の図面において、第1図および第2図に示すよう
に、所定のパイプ状支持部材を所定の間隔で相互に熔接
して方形状の支持枠2を形成し、前方支持杆1aの中空部
1a′に挿設される後述の駆動軸62,62′の両端側の所定
位置と、後方支持杆1bの両端側の所定位置には、ベアリ
ング3a,3bを介して回動自在な所定長さの連結杆3,3′を
連結して設けると共に、各連結杆3,3′の下端部間には
所定長さの補助支持杆4を回動自在に連結して設け、各
支持杆1a,1bおよび補助支持杆4の両端には補助ローラ
5を夫々取付け、前方支持杆1aの中空部1a′に挿設され
る後述の駆動軸62,62′の両端部には駆動スプロケット
6を着設して支持枠2を形成し、かくして支持枠2の両
端に配設された補助ローラ5および駆動スプロケット6
間に掛け渡されるように硬質ゴム製の環状の無限駆動7
が装着されるが、この無限軌道7はその外側面に摩擦抵
抗を増大させるための無数の鉄心8′が山形突起8をな
すように設けられており、支持枠2の中央部には円筒状
の回転カップリング装置9′と車両の下部フレームの所
定の位置に強固に取付けるための所定サイズの固定取付
具9とを一体に設けて、この部分によって上記補助無限
軌道全体が車体に回動自在に取付けられて本発明の補助
無限軌道装置を有する自動車が完成するが、このような
補助無限軌道装置は第2図乃至第19図に示すように、動
力伝達装置,昇降装置,変速手段を含む駆動装置,無限
軌道上下伸縮装置およびこれらの装置を正確に制御する
ための油圧システムに大別することができるが、先ず第
1図乃至第3図を参照して本発明の動力伝達装置と車両
の転向装置および昇降装置について以下に詳しく説明す
る。
第2図および第3図に示すように車両の変速装置が収
められたトランスミッション12の外方側に突出した推進
軸13に駆動力を伝える出力軸14に外周にスプライン15が
設けられ、このスプラインに作動ラチェット16が一体に
設けられたベベルギヤ17が取付けられ、作動ラチェット
16にはクリック18が設けられ、トランスミッション12の
下部側に所定長さの作動ロッド20が設けられた油圧シリ
ンダ19を設け、作動ロッド20の一端部が上記ラチェット
のクリック18に連設されて上記作動ロッドの伸縮によっ
てクリック18を介して上記作動ラチェット16と一体のベ
ベルギヤ17が出力軸14のスプライン15上を左右に往復動
することになるが、出力軸14の所定位置にはストッパー
21が設けられていて、作動ロッド20により左右往復動す
るベベルギヤの右方移動位置を規制し得るようになてい
る。また、固定取付具9は、所定の大きさの収容室23,2
4を有するギヤケース25,26を上下部にそれぞれ分離して
設けており、下部ギヤケース26の上端部には回転カツプ
リング装置9′及び固定片27が一体に設けられた円盤形
の支持板28を組み合わせて固設し、上部ギヤケース25の
下端面にはそれぞれの作動バー29を有する複数の油圧シ
リンダー30を配設し、上記支持板28の上面には上記固定
片27を介して保持された固定板31が回動自在に設けられ
るとともに上記油圧シリンダー30の作動バー29の下端部
を上記固定板31に螺着し、また上記油圧シリンダー30の
一側には上,中,下端部に位置感知用リミットスイッチ
32,32′,32″が夫々配設された位置感知具33が設けら
れ、この位置感知具33の内部には上端に作動ヘッド34′
が設けられた作動ロッド34を挿設し、この作動ロッド34
の下端部を上記固定板31に着設し上記油圧シリンダー30
に挿設された上記作動バー29の下降距離を一定の位置に
正しく制御するようにし、内周面にスプライン35′を有
する所定径の軸筒35の頂部に一体に形成されたウォーム
ギヤ36が上記上部ギヤケース25の収容室23に内設される
と共に、軸筒35の下端部が下部ギヤケース26と一体化さ
れた上記支持板28に固着されて一体となり、ウオームギ
ヤ36の軸筒35と上部ギヤケース25の連結部にはベアリン
グ37およびワツンヤー38が設けられてウオームギヤ36が
スムーズに回るようにしている。ここで、上記支持板28
上面の固定板31と軸筒35との接触部分は相互に分離され
てウオームギヤ36の回転力が固定板31に伝えれないよう
にし、上部ギヤケース25の一方側には左右回転自在なDC
モータ39が設けられ、このモータ39の回転軸の端部には
ウオーム40が設けられて上記ウオームギヤ36と噛合され
るようになっている。また、支持枠2と一体の下部ギヤ
ケース26の中央部には中空の連結シリンダ42が一体に設
けられ、その下端部の上記下部ギヤケースとの連設部位
には係止ステップ41′とベアリング嵌合溝とが設けら
れ、また、その外周面には係合スプライン42′が設けら
れると共に、所定の長さの該連結シリンダーの上端部が
上記ウオームギヤ36の軸筒35に内嵌されてそれぞれの内
外周面に設けられたスプラインによって係合されること
により、上記DCモータ39の駆動力によって回動されるウ
オームギヤ36の回動力が下部ケース26に伝えられること
になり、この回転力は上記下部ギヤケース26に連設され
た上記連結シリンダの中空部41に内挿された所定長さの
回転軸45に伝えられる。この回転軸45は、その下端部外
周面に係合つば43′,43″とベアリング嵌着部43が、ま
た、その中空の内周面側には連結スプライン44が設けら
れており、この下端部にベアリング49とワッシャ50を介
してベベルギヤ48が取付けられて下部ギヤケース26の収
容室24に収められているが、この時上記ベベルギヤ48は
固定ワッシャー46とボルト47によって上記回動軸45の係
合つば43′が上記連結シリンダー42の係止ステップ41′
に当たるように強固に締め付けられる。そして、上記中
空の回動軸45にはその上方開口部より所定長さの連結軸
51が嵌挿されているが、この連結軸51の下部外周にスプ
ライン52が設けられて上記回動軸45の内周に設けれられ
た連結スプライン44と嵌合すると共に、その上端部側は
ベアリング54を介してウオームギヤ36を取付け、またベ
アリング53を介して上部ギヤケース25を貫通して上方に
延設されて、この延設部にベベルギヤ55が取付けられて
いる。このベベルギヤ55は、上記出力軸14のスプライン
15に嵌挿されたベベルギヤ17に前記作動ラチェット16の
作動により出力軸14の回転力が回転軸45に断続的に伝え
られるように構成されている。
そして、第14図に示すように、車両の走行中、急ブレ
ーキのためブレーキペダル131を急速に踏むことにより
発生する油圧力を感知する圧力感知器132と、油圧によ
って作動されるマグネチック電子バルブ133とからなる
作動システムと、上記急ブレーキ以外の運転状況すなわ
ち即座の車両の転向や無限軌道装置7を利用する車両の
走行のためにドライバーが任意に上記無限軌道7を上下
動させるためのボタンスイッチ134と、このボタンスイ
ッチ134により選択的に作動されるマグネチック電子バ
ルブ135とからなる作動システムをそれぞれ構成して、
この両システムが上記無限軌道7の上下作動用油圧シリ
ンダー30に連結して設けることにより、それぞれ動力伝
達装置と車両転向装置および上下動装置を構成するよう
になっている。
このように動力伝達装置と車両転向装置及び上下動装
置が併せ設けられた夫々の装置中、動力伝達装置の作動
過程について説明すれば次の通りである。
ドライバー席の所定の位置に設けられた作動ボタン
(図示省略)を押してトランスミッション12に取付けら
れた油圧シリンダー19を作動させれば、該油圧シリンダ
ー19の作動ロッド20が一方側に動いて、その端部に設け
られたクリック18が固設された作動ラチエット16と一体
にされたベベルギア17が出力軸14のスプライン15に沿っ
て右方側に一定距離だけ動き、連結軸51上のベベルギア
55と噛合し、出力軸14の回転力が連結軸51に伝達される
ようになる。この時、出力軸14のスプライン15の所定位
置に固設されたストッパー21により上記ベベルギア17と
ベベルギア55の噛合状態が適正に維持される。
このような状態で出力軸14の回転力が連結軸51に伝達
されると、下部ギヤケース26の中央部に一体に延設され
た連結シリンダー42の中空部41に挿設された状態の連結
軸51とは夫々の連結スプライン42′,52により噛合され
た回転軸45が回転されることとなり、出力軸14の回転力
が回動軸45に伝達されることとなる。
次に、車両転向装置の作動過程について説明する。
本発明において、主要構成部分である車両転向装置
は、駐車又は走行状態での車両進行方向を自由自在に変
更できるようにするためのもので、固定取付具9を形成
する上部ギヤケース25の一側に設けられたDCモータ39の
電源をONにするとウォーム40でもあるDCモータ39の回転
軸が一定方向に回転しながら上記ギヤケース25の収容室
23に収められたウォームギヤ36を一定方向に回転させる
ことになる。このように、DCモータ39によりウォームギ
ヤ36が回転されると、それと一体の軸筒35の下端面が固
設された支持板28と該支持板28と一体に設けられた下部
ギヤケース26,支持板28の外周縁部に取付けられた回転
カップリング装置9′及び固定片27が同時に回転するこ
とになるが、この時の回転状態はウォームギヤ36の軸筒
35に内挿された連結軸51及び回動軸45とは別に設定され
ることになり、このような別の回転状態は接触部位に介
在せしめられた夫々のベアリング49,53,54によってスム
ーズに行われるようになり、油圧シリンダー30の作動バ
ー29及び位置感知具33の作動ロッド34の下端が夫々固定
された固定板31がウォームギヤ36の軸筒35と支持板28及
び固定片27の間で固定された状態を保持することによ
り、車両下部フレームに固定される上部ギヤケース25は
その下側に位置する多数の油圧シリンダー30及び固定板
31と共にウォームギヤ36の回転とはかかわりなく常に元
状態を保持することとなり、支持板28及び下部ギヤケー
ス26はDCモータ39の駆動によって一定方向に回転するよ
うになり、この際、支持枠2の両側の無限軌道7が地面
に接していない状態では支持枠2が一定方向に回転する
状態となり、又後述する上下動装置により無限軌道7が
地面に接した状態で車両を地面上より一定の高さだけ押
し上げた状態では逆に車両自体が一定方向に回転され得
る状態になり、この時の車両転向角度調節手段は通常の
電子装置や手動操作装置による別の回転角表示装置(図
示省略)を取付けることによってドライバーが任意の方
向に任意の角度だけ車両を回転させることができるよう
になる。
このような車両転向装置は特に、交通渋滞現象がひど
い道路上での車両走行方向転換時に有効に用いられるこ
とはいうまでもなく、狹い路地での折り曲りや交叉路又
は狭小な駐車場など方向転換が非常に難しいか不可能な
状況でも車両を容易に運行することができる。
次に、固定取付具9を形成する上部ギヤケース25が車
両の下部フレームの所定の位置に強固に取付けられ、下
部ギヤケース26は支持枠2に固設された状態で、支持枠
2の両方側に取付けられた無限軌道7を、与えられる状
況により適当に上下動させる。上下動装置の作動につい
て説明する。
車両走行中に突発事態が発生して車両を停止させよう
として強くブレーキペダル131を踏むと、車両の油圧作
動式ディスクブレーキに作用する油圧力はブレーキペダ
ル131を徐々に踏む時に比べて相対的に大きく作用する
が、この時発生する油圧力を油路の所定位置に設けられ
た圧力感知器132によって感知すると共に、マグネチッ
ク電子バルブ133が働いて上下動用油圧シリンダー30を
作動するようになる。
このように油圧シリンダー30が作動すると、該油圧シ
リンダー30の作動バー29が急速に下降すると共に作動バ
ー29が固設されている固定板31が支持板28及び下部ギヤ
ケース26を下降させることになるが、この時下部ギヤケ
ース26の上端部に延設された連結シリンダー42の連結ス
プライン42′がウォームホイールの軸筒35の連結スプラ
イン35′と相互に噛合した状態でウォームホイール36の
軸筒35に下部ギヤケース26の連結シリンダー42が挿設さ
れているから、下部ギヤケース26は自在に下動するよう
になり、同時に下部ギヤケース26と一体の支持枠2が急
速に下降すると共に、支持枠2の両側に取付けられた無
限軌道7が地面にすばやく当接して、多数の山形突起8
により大きな摩擦抵抗が発生することによって車両を急
停止させることができるようになる。
この時の摩擦抵抗は同心円をなす車輪により発生する
摩擦抵抗とは比較することのできないほどに極めて大き
く、山形突起8に無数に固着された鉄心8′は摩擦抵抗
を増大させ車両の制動距離をさらに短くして車両の急停
止がなされるようになる。かくして、急停止した後はド
ライバーがブレーキペダルに加えた踏力を除くことによ
り、ブレーキペダルは元位置に戻ると共に油圧力が所定
の圧力に下がり、これを圧力感知器132が感知してマグ
ネチック電子バルブ133が作動し、下降状態にあった油
圧シリンダー30の作動バー29は元位置に戻りこれにより
支持枠2も元位置に戻って車両の走行を続けることがで
きるようにする。
一方車両を現位置から任意の方向に回転させるか無限
軌道7を用いて走行させるかしようとする場合には、ド
ライバー席に設けられたボタンスイッチ134を押せばよ
い。即ち、ボタンスイッチ134を押すと、マグネチック
電子バルブ135が作動して油圧シリンダー30を作動させ
るようになり、以降の上下動作動過程は上述した圧力感
知器132による上下動作動過程と同様になされるように
なるが、この時油圧シリンダー30の作動バー29の下降距
離は、油圧シリンダー30の一側に設けられた位置感知具
33の作動ロッド34が固定板31に固設された状態で作動バ
ー29の上下動によって同じように作動されるが作動ロッ
ド34の上端部の作動ヘッド34′と位置感知用リミットス
イッチ32,32′,32″により適当に制御される。
このような上下動装置は、車両の急停止と方向転換及
び無限軌道を用いた走行など、与えられた状況によって
適宜操作される。
上述のような動力伝達装置により、下部ギヤケース26
と収容室24内に位置するベベルギア48とに伝えられる出
力軸14の回転力を前方支持杆1aの両端部の駆動スプロケ
ットに伝えて無限軌道7を駆動させると共に、その駆動
力を適当速度に変速するための変速手段を含む駆動装置
と無限軌道の伸縮装置の構成を、第2図及び第4図乃至
第13図によって詳細に説明すれば次の通りである。
支持枠2の前方支持杆1aの中央部に適当寸法の収容室
56を有するギヤケース57を設け、固定取付具9の下部ギ
ヤケース26と支持枠2の中央部の支持杆1cとを一体に設
け収容室56及び前方支持杆1aはその中空部1a′と収容室
56が相互貫通される状態に設けられ、中央部支持杆1cの
中空部1c′には両端側がベアリング58,58′により支持
されながら自在に回動されるように連結駆動軸59を軸設
し、この駆動軸59の両端部を下部ギヤケース26の収容室
24と支持杆1a上のギヤケース57の収容室56に夫々位置す
るように配設すると共に、両端部にベベルギヤ60,61を
夫々固設し、一方のベベルギア60が回動軸45の下部のベ
ベルギア48と常に噛合される状態を保持するように取付
けられることにより、ベベルギア48に伝えられる回転力
がギヤケース57の収容室56に位置するベベルギア61まで
伝えられるように、駆動スプロケット6が一端部に設け
られていて前方支持杆1aの中空部1a′内に挿設された夫
々の駆動軸62,62′は、その他端部に連結スプライン63,
63′が設けられていて前方支持杆1a内に挿設されたベア
リング64,64′により夫々回転可能に支持されていると
共に、駆動軸62,62′の連結スプライン63,63′には所定
形状の動力伝達調節部材65,65′が連結され、その動力
伝達調節部材はギヤケース57の収容室56の両側に対称的
に対向して設けられ、この動力伝達調節部材65,65′は
更にその一端が上記ギヤケース57に設けられたベアリン
グ66,66′を介して自身の回動が自在になるように支持
されていると共に、その他端には摩擦面67及び67′,連
結スプライン68及び68′,軸受部69及び69′が順次適宜
に設けられ、摩擦面67,67′には固定片70,70′が夫々取
付けられた多数の押圧棒71が固着され、上記摩擦面67,6
7′の外側に突出した上記押圧棒には上記固定片によっ
て支持された所定の弾発力を有する圧縮スプリング72が
張架されていると共に、固定片70′の内側には円板状の
押圧板73,73′が挿設され、この押圧板73,73′と上記摩
擦面67,67′との間には中央部に連結スプライン74,74′
が設けられたディスク板75,75′が上記圧縮スプリング7
2と上記押圧板73,73′とによって常に上記摩擦面67,6
7′を押圧するように支持されている。第4図乃至第6
図に示すように、動力伝達軸79には、その一端部寄りに
ベベルギア76が一体に設けられると共に、その両端部に
支持段部77,77′が設けられ、この支持段部77,77′から
一定間隙をおいて夫々連結スプライン78,78′が設けら
れ、この動力伝達軸79は更にギヤケース57の収容室56内
において駆動軸62,62′に連結された動力伝達調節部材6
5,65′の間に横架されて、両端側の支持段部77,77′が
動力伝達調節部材65,65′の軸受部69,69′に挿入支持さ
れるように設けられていると共に、ベアリング80を夫々
の支持段部77,77′と軸受部69,69′との間に介在させて
動力伝達軸79が自在に回動し得るように軸設し、この場
合動力伝達軸79上に一体に設けられたベベルギア76はギ
ヤケース57の収容室56内に位置する連結駆動軸59のベベ
ルギア61と常に噛合するように保持されて、連結駆動軸
59によって伝達される回転力が動力伝達軸79に伝達され
るようにし、動力伝達軸79の一端部に設けられた連結ス
プライン78′と噛合又は分離されるようにその内周に連
結スプライン81を又その外周面に連結スプライン82を夫
々有する連結部83を一体に設けたベベルギア84を上記動
力伝達軸79の他端部に嵌挿し、このベベルギア84の先端
部にラチエット爪85を設け、作動ラチエット88にはベベ
ルギア84の連結部83の連結スプライン82に噛合連結され
るようにその内周に連結スプライン86を設けると共に動
力伝達調節部材65′の連結スプライン68′及びディスク
板75′の中央部の連結スプライン74′とが相互に噛合又
は分離されるようにその外周に連結スプライン87が設け
られていて、その作動ラチエット88はベベルギア84の連
結部83に左右遊動自在に嵌装され、その一端側にはラチ
エット爪89が設けられている。作動ラチエット92には動
力伝達軸79の一端部に設けられた連結スプライン78と噛
合うようにその内周面に連結スプライン90が設けられて
いると共に、動力伝達調節部材65の連結スプライン68及
びディスク板75の中央部の連結スプライン74と相互に噛
合又は分離されるようにその外周面に連結スプライン91
が設けられていて、この作動ラチエット92は連結スプラ
イン78上に左右遊動自在に嵌挿され、その一端側外周面
にはラチエット爪93が設けられている。各作動ラチエッ
ト88,92及びベベルギア84の一端部側に夫々設けられた
ラチエット爪85,89,93には作動ロッド94a,94b,94c(第
9図)を夫々延設すると共にギヤケース57の両側壁を貫
通して支持された回動レバー95a,95b,95cが関連配置さ
れていて、上記作動ロッド94a,94b,94cの端部は上記回
動レバー95a,95b,95cに夫々固定されており、回動レバ
ー95a,95b,95cの各一端部はギヤケース57の外側に所定
の長さだけ突出させ、この突出部分に回動片96a,96b,96
cを夫々固着し、この回動片96a,96b,96cの端部には油圧
作動シリンダー97a,97b,97c(第14図)の作動バー97
a′,97b′,97c′を夫々固着し、作動バー97a′,97b′,9
7c′の伸縮に従って回動レバー95a,95b,95cが回動され
るようにすることにより、夫々の作動ロッド94a,94b,94
cが回動されると共に、夫々のラチエット爪85,89,93が
設けられたベベルギア84及び作動ラチエット88,92が一
定の距離だけ左右に遊動されるようになっている。第8
図,第10図及び第12図に示すように、変速レバーボック
ス102には、作動ロッド98,98′を有する調節片99,99′
が内設されており、その上面の所定の部分には凹形の案
内溝100が穿設され、この案内溝100と上記調節片99,9
9′にわたって下端部に調節アーム101′を有する変速レ
バー101が配設されている。この変速レバーボックス102
における調節操作により作動される操作バルブ103,10
3′と回転カップリング9′とにより油圧システムが構
成されて、上記の作動シリンダー97a,97b,97cと互いに
連結接続することにより変速レバーボックス102の変速
レバー101が案内溝100により決定される位置に従って適
宜に調節作動される操作バルブ103,103′を介して夫々
の作動シリンダー97a,97b,97cが選択的に作動されるこ
とにより、夫々の作動ラチエット88,92及びベベルギア8
4が一定の位置に移動され、結果的に上記出力軸14の回
転力を適宜に変速して駆動スプロケット6に伝達される
ようにしている。前方支持杆1aの両端部には、第7図に
示すように内部にオイル流入路105が設けられ、このオ
イル流入路105の端部には遊動片106と係止部材107及び
押圧片108が一体に設けられた制動子109が液密的に嵌装
されて成る操向ブレーキ調節装置110がボルト111により
強固に固着されており、夫々の制動子109の間に操向ブ
レーキ板112を介挿すると共に、そのブレーキ板112を夫
々駆動軸62,62′に強固に取付けて一体化し、第17図に
示すように一つの操向ブレーキ調節バー113の両側に在
る油圧シリンダー114,114′の間に挟まれて設けられる
ようにした取付け板115をハンドル軸116の下端部に配設
し、このハンドル軸116の端部にはピニオン117が取付け
られると共に操向ブレーキ調節バー113の中央部にはラ
ック118が設けられて、上記ピニオン117と噛合させるこ
とにより、ハンドル軸116の回動方向に応じてピニオン1
17が回動し、これによって操向ブレーキ調節バー113が
左右に動いて油圧シリンダー114,114′と前方支持杆1a
の両端部に設けられた操向ブレーキ調節装置110とを油
圧管119により相互接続して、油圧シリンダー114,114′
の圧油が操向ブレーキ調節バー113の左右移動により操
向ブレーキ調節装置110のオイル流入路105に選択的に流
入し、夫々の制動子109を押圧して制動するようにし、
結果的にハンドル軸116の回動方向に従って選択的に流
入される圧油によって制動子109が押圧されて、夫々の
駆動軸62,62′に設けられた操向ブレーキ板112を押圧す
るようになって、夫々の駆動軸62,62′のうちの一方の
回転数を適当に減少させるようにして変速手段を含む駆
動装置を構成する。
次に、無限軌道伸縮装置について説明する。この装置
は、第2図及び第14図に示すように、後片支持杆1bの両
端部に油圧シリンダー120の端部がある程度回動自在に
連結されて設けられると共に、油圧シリンダー120の作
動ロッド120′の端部は連結杆3,3′の間に連結されて設
けられた補助支持杆4の中央部の所定の位置に連結して
設けられ、油圧シリンダー120の作動手段として操作バ
ルブ121を設けて、これを油圧シリンダー120と連結する
と共に、操作バルブ121の作動手段をドライバー席の適
当位置に取付けることにより無限軌道の伸縮装置を構成
する。
尚、符号10(第2図)は衝撃緩衝器を示し、11(第1
図)は離脱防止用突起、11′は駆動スプロケット係合
溝、122,123(第14図)はオイルタンク、124はオイルポ
ンプ、125は車両に取付けられた公知のクラッチ、126,1
26′は駆動スプロケット6に装着されたディスクブレー
キ装置を示すものでその構造は通常のディスクブレーキ
装置と同じであり、136は公知のマスタシリンダーを夫
々示す。
このように構成された本発明の駆動装置及び無限軌道
伸縮装置の作動について説明すれば次の通りである。
回動軸45の下端部のベベルギア48と連結駆動軸59のベ
ベルギア60とは常に噛合された状態を保持しているか
ら、出力軸14の回転力はギヤケース57の収容室56に収容
されたベベルギア61に伝達され、このベベルギア61には
動力伝達軸79と一体に設けられたベベルギア76が常に噛
合されているから、動力伝達軸79は出力軸14の回転力を
持続的に受けることになる。
このような動力伝達は上述した上下動装置により無限
軌道7を下降させたのち、出力軸14の回転力を連結軸51
に伝えることにより達成することができ、動力伝達軸79
に伝えられた出力軸14の回転力が動力伝達調節部材65,6
5′を通じて夫々の駆動軸62,62′に伝達されて駆動スプ
ロケット6を回転させ、無限軌道7を利用した車両の走
行が行なわれる。この場合、出力軸14の回転力は変速手
段によって適当に調節されて駆動軸62,62′に伝えられ
るが、これを1,2,3段の各階段別に区別して以下に説明
する。
先ず、第2段位置での作動過程を第10図及び第11図に
よって説明すれば、変速レバーボックス102の案内溝100
により案内された状態の変速レバー101を直立状態を保
持しながら案内溝100の第2段位置に位置させてやると
前後方向への通常の走行状態を保つようになるが、この
時は、ベベルギア84と動力伝達軸79とが夫々の連結スプ
ライン78′,81によって互いに噛合されると同時にベベ
ルギア84の連結部83に結合された作動ラチエット88の外
周の連結スプライン87がディスク板75′の連結スプライ
ン74′にのみ噛合された状態を保つようになり、又動力
伝達軸79の連結スプライン78に噛合状態の作動ラチエッ
ト92の外周の連結スプライン91もまたディスク板75の連
結スプライン74にのみ噛合された状態を保つようになる
ため、両側の動力伝達調節部材65,65′の間で回転する
ようになる。
このような状態を保つことになる動力伝達軸79の回転
力は、夫々の作動ラチエット88,92の外周の連結スプラ
イン87,91と連結スプライン74,74′により噛合された状
態のディスク板75,75′が動力伝達調節部材65,65′の摩
擦面67,67′と押圧板73,73′の間に介在された状態で押
圧棒71に加えられる圧縮スプリング72の弾力によって押
圧板73,73′がディスク板75,75′を摩擦面側に押圧する
ことになるので、動力伝達調節部材65,65′に伝達され
るようになり、かくして動力伝達調節部材65,65′に伝
達された回転力は連結スプライン63,63′を通じて駆動
軸62,62′に伝達されて、駆動スプロケット6を回転さ
せ、無限軌道7を利用した車両の前進走行が行われる。
後進走行の際には車両の既存の変速装置で出力軸14を逆
回転させてやることにより行うことができる。この場
合、車両の前後方向走行時の回転力は減少されることな
く駆動軸62,62′に伝達される。
上述のように無限軌道を利用して車両を前後方向に走
行させる際に車両を左右方向に転向させたい場合は、両
側の無限軌道7の速度比を適当に調節してやればよい
が、このために用いられる第1段位置での作動過程を第
8図及び第9図によって説明すれば、変速レバーボック
ス102の案内溝100により案内された状態の変速レバー10
1を一方側に押して案内溝100の第1段位置に位置させる
と、二つの調節片99,99′の間に共通に重なり合った状
態に配設されている変速レバー101の下端部の調節アー
ム101′によって、夫々の調節片99,99′が同時に一方側
に動かされると共に、調節片99,99′と夫々一体の作動
ロッド98,98′が移動せしめられる結果となり、回転カ
ップリング9′を通じて連結された夫々の作動シリンダ
ー97a,97b,97cに適宜の圧油を流入させることになっ
て、これにより夫々の作動バー97a′,97b′,97c′を適
当に伸長させることになり、作動バー97a′,97b′,97
c′と回動レバー95a,95b,95cとの間に固設された回動片
96a96b,96cが回動レバー95a,95b,95cを起点として回動
することにより回動レバー95a,95b,95cが一定方向に回
動するようになると共に回動レバー95a,95b,95cと夫々
のラチエット爪85,89,93との間に連結されて設けられた
夫々の作動ロッド94a,94b,94cが一定方向に回動される
ことになり、結果的にラチエット爪85,89,93が夫々固設
されている作動ラチエット88,92及びベベルギア84が夫
々移動せしめられることになり、ベベルギア84は回動軸
59のベベルギア61と噛合されると同時に作動ラチエット
88はベベルギア84の連結部83により動力伝達調節部材6
5′側に動かされてスプライン87がディスク板75′のス
プライン74′及び動力伝達調節部材65′の連結スプライ
ン68′に同時に噛合された状態を保つようになり、又動
力伝達軸79の連結スプライン78に噛合された状態の作動
ラチエット92は動力伝達調節部材65側に動かされながら
連結スプライン91がディスク板75のスプライン74と動力
伝達調節部材65の連結スプライン68とに同時に噛合され
た状態を保つようになる。
このような状態では、連結駆動軸59のベベルギア61に
ベベルギア76及びベベルギア84が同時に噛合されて動力
伝達軸79に出力軸14の回転力が伝達されることになる
が、動力伝達軸79と一体化されたベベルギア76,連結ス
プライン78,作動ラチエット92,動力伝達調節部材65を介
して駆動軸62に伝えられる回転力と、ベベルギア84,ベ
ベルギア84の連結部83に噛合された状態の作動ラチエッ
ト88,動力伝達調節部材65′を介して駆動軸62′に伝達
される回転力とは、互いに逆方向に作用するため、無限
軌道7の左又は右回転がスムーズに行えることになり、
左又は右回転のためにハンドルを適当に回してやるとハ
ンドル軸116の下端部のピニオン117が同時に回転されな
がら中央部に設けられたラック118がピニオン117と噛合
された状態の操向ブレーキ調節バー113を一方側に動か
し、これにより両側の油圧シリンダー114,114′に、そ
の一端部が挿入された上記操向ブレーキ調節バー113が
一方側の油圧シリンダー内に更に進入し、油圧管119で
互いに連結された支持杆1bの両側の操向ブレーキ調節装
置110の一方に選択的に圧油が流入されることになり、
この時のオイル圧力によってオイル流入路105の端部に
挿設された状態の制動子109が押圧され、これにより駆
動軸62,62′と一体化された状態の操向ブレーキ板112に
制動力が加えられることになる。このようにして各駆動
軸62,62′のうち逆回転される駆動軸の回転数が減少せ
しめられるから、無限軌道の左又は右回転がさらにスム
ーズに行われるようになる。
上述したように、無限軌道7を利用した車両の走行
中、山岳地帯などの急傾斜路や泥沼などの道路条件の良
くない状況での走行時に、相対的に大きな力を駆動軸6
2,62′に伝えてやる必要があるような場合に用いられる
第3段位置での作動過程を第12図及び第13図によって説
明すれば、変速レバーボックス102の案内溝100に案内さ
れた状態の変速レバー101を一方側に押して案内溝100の
第3段位置に位置させると、二つの調節片99,99′のう
ちの一方の調節片99にのみ変速レバー101の調節アーム1
01′が挿設された状態となって、調節片99及び作動ロッ
ド98のみを動かすことになり、これにより回転カップリ
ング装置を通じて連結された夫々の作動シリンダー97a,
97b,97cのうちの作動シリンダー97b及び97cにのみ適当
量の圧油を流入させ、それにより作動バー97b′,97c′
を適当に伸長させて、上述の第1段位置での作動ラチエ
ット移動過程と同じ過程をたどって作動ラチエット88,9
2が動かされるようになる。
この状態では、連結駆動軸59のベベルギア61と噛合さ
れたベベルギア76によって動力伝達軸79に出力軸14の回
転力が伝えられ、両側の動力伝達調節部材65,65′に動
力伝達軸79の回転力を直接伝達させながら夫々の駆動軸
62,62′を回転させることになる。従って道路条件の悪
い状態でも無限軌道7を用いた車両の走行を容易に行う
ことができることになる。このように無限軌道7を利用
した第3段位置での車両走行中、急停止するためブレー
キペダル131を踏むと、駆動軸62,62′の両側の駆動スプ
ロケット6に設けられた通常のディスクブレーキ126,12
6′が働きながら駆動軸62,62′を停止させると共に、動
力伝達調節部材65,65′の摩擦面67,67′に押圧された状
態で動力伝達軸79の回転力を伝えていたディスク板75,7
5′に逆方向の回転力が伝えられ、摩擦面67,67′とディ
スク板75,75′との間に滑りが発生して、動力伝達軸79
から伝えられる回転力が遮断されることになり無限軌道
は急停止することになる。
後方支持杆1bと補助支持杆4との間に設けられた無限
軌道伸縮装置は無限軌道7を利用した車両の走行時又は
車両の転向回転時に作動させて無限軌道7の折りたたみ
機能を果たすことになるが、油圧シリンダー120及び操
作バルブ121からなる油圧システムをドライバー席に取
付けられた作動手段により作動させて無限軌道7を状況
に応じて広げるか折りたたむようにすれば、車両の運行
に便利性を与えることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は乗用車やトラックなど
の各種車両に設置して用いるもので、様々な交通事故を
事前に防止することができることはもとより、狹い空間
で車両の方向転換を自由自在に行うことができ、車両の
機動性を高め、又、車両自身を地面から持ち上げること
ができるので、車両の整備及び修理作業が容易であり、
又、山岳地帯などでの急傾斜路や狹い路地などを自由自
在に走行できるので車両の運行能力を著しく高め得るな
ど車両の運行において画期的な効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自動車用多目的補助無限軌道装置
の全体の外観を示す斜視図、第2図は第1図のA−A線
断面図、第3図は第2図のC部分を拡大し油圧システム
による無限軌道装置部の降下状態を示す作動状態図、第
4図は第1図のB−B線断面図、第5図は第4図のD部
分の拡大図、第6図は第4図のE部分の拡大図、第7図
は第4図の下部分の拡大図、第8図は無限軌道装置の駆
動手段である動力伝達装置を構成するギヤ操作ボックス
操作レバーが第1段位置にある状態を示す部分切欠斜視
図、第9図は無限軌道装置の動力伝達装置を構成するギ
ヤボックスの内部を第1段位置における動力伝達状態を
示す横断面図、第10図は操作レバーが第2段位置にある
状態を示す第8図と同じギヤ操作ボックスの部分切欠斜
視図、第11図は第2段位置における動力伝達状態を示す
第9図と同じギヤボックスの横断面図、第12図は操作レ
バーが第3段位置にある状態を示す第8図と同じギヤ操
作ボックスの部分切欠斜視図、第13図は第3段位置にお
ける動力伝達状態を示す第9図と同じギヤボックスの横
断面図、第14図は本発明の油圧システムの構成と作用を
説明するための概略図、第15図は本発明の補助無限軌道
装置を車両に取付けた状態を示す取付け状態図、第16図
は上記無限軌道装置が車両の急ブレーキ時に油圧システ
ムにより急降下した状態を示す作動状態図、第17図は本
発明における操向油圧レバー装置をステアリングホイー
ル軸(ハンドル軸)に取付けた状態を示す斜視図、第18
図は自動車が本発明の上記無限軌道装置を併用して走行
している状態を示す作動状態図、第19図は自動車が本発
明の上記無限軌道装置を油圧システムにより一杯に降下
させて車体が地面より適正の高さに持ち上げられた状態
を示す作動状態図である。 1……支持杆、1a……前方支持杆、1b……後方支持杆、
1c……中央支持杆、1a′,1c′……中空部、2……支持
枠、3,3′……連結杆、3a,3b……ベアリング、4……補
助支持杆、5……補助ローラ、6……駆動スプロケッ
ト、7……無限軌道、8……山形突起、8′……鉄心、
9……固定取付具、9′……回転カップリング、14……
出力軸、15……スプライン、16,88,92……作動ラチエッ
ト、17,48,55,60,61,76,84……ベベルギヤ、18,89,93…
…ラチエット爪、19,30,114,114′,120……油圧シリン
ダー、20,29,120′……作動バー、21……ストッパー、2
3,24,56……収容室、25……上部ギヤケース、26……下
部ギヤケース、28……支持板、32,32′,32″……リミッ
トスイッチ、33……位置感知具、34……作動ロッド、3
4′作動ヘッド、35……軸筒、36……ウォームギヤ、3
5′,42′,44,52,63,63′,68,68′,74,74′78,78′,81,8
2,86,87,90,91……連結スプライン、37,49,53,54,58,5
8′,64,64′,66,66′80……ベアリング、39……DCモー
タ、40……ウォーム、41……中空部、41′……係止ステ
ップ、42……連結シリンダー、43′,43″……係合つ
ば、45……回動軸、51……連結軸、57……ギヤケース、
59……連結駆動軸、62,62′……駆動軸、65,65′……動
力伝達調節部材、67,67′……摩擦面、69,69′……軸受
部、70,70′……固定片、71,……押圧棒、72……圧縮ス
プリング、73,73′……押圧板、75,75′……ディスク
板、77,77′……支持板、79……動力伝達軸、83……連
結部、94a,94b,94c……作動ロッド、95a,95b,95c……回
転レバー、96a,96b,96c……回動片、97a,97b,97c……油
圧作動シリンダー、97a′,97c′,97c′……作動バー、9
8,98′……作動ロッド、99,99′……調節片、100……案
内溝、101……変速レバー、101′……調節アーム、102
……変速レバーボックス、103,103′,121……操作バル
ブ、105……オイル流入路、109……制動子、110……操
向ブレーキ調節装置、112……操向ブレーキ板、113……
操向ブレーキ調節バー、117……ピニオン、118……ラッ
ク、132……圧力感知器、133,135……マグネット電子バ
ルブ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプ状支持杆1を所定の間隔を置いて相
    互に結合して方形状の支持枠2を形成し、前方支持杆1a
    の中空部1a′に挿設された駆動軸62,62′の両端側の所
    定位置と、後方支持杆1bの両端側の所定位置に、ベアリ
    ング3a,3bにより回動自在に支持された連結杆3,3′の下
    端部に補助支持杆4を回動自在に連結して設け、支持杆
    1および補助支持杆4の両端側には補助ローラ5を軸着
    し、駆動軸62,62′の両端部には駆動スプロケット6を
    固設し補助ローラ5および駆動スプロケット6間には無
    限軌道7を張架し、該無限軌道7の外周面には鉄心8′
    が無数に固着された突起8を突設し、支持枠2の中央部
    には該支持枠2に固着された回転カップリング装置9′
    および車両の下部フレームに取付けられるべき固定取付
    具9を作動バー29を有する油圧シリンダー30を介して一
    体的に設け、固定取付具9には車両の出力軸14に連結可
    能で駆動軸62,62′に動力を伝達し得る連結軸51を回動
    自在に設けると共に、連結軸51および固定取付具9に回
    動自在に支持されたウォームギヤ36を組み込み、出力軸
    14と連結軸51の連結および離脱を制御する作動ロッド20
    を有する油圧シリンダー19を設け、ウォームギヤ36と回
    転カップリング装置9′の間に回転方向へは一体的に回
    動するが回転軸方へは相対的に摺動自在の軸筒35および
    連結シリンダー42を設け、後方支持杆1bの両端部に油圧
    シリンダー120の端部を連結すると共に、作動ロッド12
    0′の端部は補助支持杆4に連結し、油圧シリンダー19
    および120には作動手段としての操作バルブ121を連結し
    て、出力軸14を連結軸51に連結して駆動軸62,62′が駆
    動せしめられるようにすると共に、支持枠2を折り畳む
    ことができるように構成し、ウォームギヤ36には作動手
    段としてのウォーム40を連結して、ウォーム40を回転す
    ることによりウォームギヤ36,軸筒35,連結シリンダー42
    および回転カップリング装置9′を介して支持枠2と固
    定取付具9とが相対回転することができるように構成
    し、油圧シリンダー30には作動手段としてブレーキペダ
    ル131またはボタンスイッチ134により作動するマグネチ
    ック電子バルブ133,134を連結して、固定取付具9と回
    転カップリング装置9′との間の間隔を変えることがで
    きるように構成し、上記のそれぞれの油圧シリンダー装
    置を正確に制御するための油圧制御システムを設けたこ
    とを特徴とする自動車用多目的補助無限軌道装置。
  2. 【請求項2】油圧シリンダー30の一方側の上端部,中間
    部,下端部に位置感知用リミットスイッチ32,32′,32″
    をそれぞれ取付けた位置感知具33を設け、位置感知具33
    の内側には上端部に作動ヘッド34′が固着された作動ロ
    ッド34を内設し、作動ロッド34の下端部は回転カップリ
    ング装置9′の固定板31に固着して、油圧シリンダー30
    の作動時固定取付具9と回転カップリング装置9′との
    間の間隔が正しく制御されるようにしたことを特徴とす
    る特許請求の範囲(1)に記載の自動車用多目的補助無
    限軌道装置。
  3. 【請求項3】前方支持杆1aの中央部上に収容室56を有す
    るギヤケース57を設け、支持枠2の中央の支持杆1cの中
    央部1c′と収容室56および前方支持杆1aの中空部1a′と
    収容室56が相互に貫通される状態に設け、中央支持杆1c
    の中空部1c′には一端側のベアリング58,58′により支
    持される状態に連結駆動軸59を軸設し、該連結駆動軸59
    の両端部を下部ギヤケース26の収容室24と支持杆1a上の
    ギヤケース57の収容室56にそれぞれ位置するように設け
    ると共に、両端部にベベルギヤ60,61をそれぞれ固定設
    置し、一方側のベベルギヤ60が回動軸45の下端部のベベ
    ルギヤ48と常に噛合される状態を保つように固定設置
    し、それぞれの駆動軸62,62′は一端部の外周面に連結
    スプライン63,63′をそれぞれ設け、支持杆1aの内部に
    挿設されるベアリング64,64′に支持させる一方、駆動
    軸62,62′の連結スプライン63,63′には所定形状の動力
    伝達調節部材65,65′をギヤケース57の収容室56の両側
    に相互の対向する状態に連結して設け、該動力伝達調節
    部材65,65′の一方の外周面とギヤケース57の内周壁の
    間にベアリング66,66′をそれぞれ介在させて動力伝達
    調節部材65,65′を回動自在に支持して設け、他方側に
    は摩擦面67,67′,連結スプライン68,68′および軸受部
    69,69′を順次適宜に凹設して設け、外側の摩擦面67,6
    7′には両端側に固定片70,70′がそれぞれ固着された多
    数の押圧棒71を設け、外側に突出する押圧棒71には固定
    片70に支持される状態に圧縮スプリング72を介在させる
    と共に固定片70′の内側に押圧板73,73′を挿設し、該
    押圧板73,73′と摩擦面67,67′の間には中央部に連結ス
    プライン74,74′が設けられたディスク板75,75′を介在
    させ、一側にベベルギヤ76が一体に設けられた両端部に
    支持段77,77′およびそれぞれの連結スプライン78,78′
    が設けられた動力伝達軸79を設け、動力伝達調節部材6
    5,65′の軸受部69,69′に支持段77,77′が挿設されると
    共に、ベベルギヤ76が連結駆動軸59のベベルギヤ61と噛
    合する状態に軸設し、動力伝達軸79の一方側に設けられ
    た連結スプライン78′と噛合又は分離されるように内周
    面に連結スプライン81が設けられ、後端側には外周面に
    連結スプライン82が設けられた連結部83が延設されたベ
    ベルギヤ84を動力伝達軸79の一方側に挿設し、該ベベル
    ギヤ84の一先端部側にラチェット爪85を固設し、ベベル
    ギヤ84と一体化された連結部83の外周面の連結スプライ
    ン82に噛合連結されるように内周面に連結スプライン86
    が設けられると共に、動力伝達調節部材65′の連結スプ
    ライン68′およびディスク板75′の中央部の連結スプラ
    イン74′と互いに噛合または分離されるように外周面に
    連結スプライン87が設けられた作動ラチェットをベベル
    ギヤ84の連結部83の外周面に挿設し、作動ラチェット88
    の一方側の外周面にラチェット爪89を固定設置し、上記
    動力伝達軸79の他方側に設けられた連結スプライン78と
    噛合するように内周面に連結スプライン90が設けられる
    と共に、上記動力伝達調節部材65の連結スプライン68お
    よびディスク板75の中央部の連結スプライン74と互いに
    噛合または分離されるように外周面に連結スプライン91
    が設けられた作動ラチェット92を連結スプライン78上に
    挿設し、作動ラチェット92の一方側外周面にラチェット
    爪93を設け、それぞれの作動ラチェット88,92およびベ
    ベルギヤ84の一方側に設けられたそれぞれのラチェット
    爪85,89,93には作動ロッド94a,94b,94cをそれぞれ延設
    すると共にギヤケース57の両側壁を貫通して支持される
    ように回動レバー95a,95b,95cを設け、上記作動ロッド9
    4a,94b,94cの端部を回動レバー95a,95b,95cにそれぞれ
    固定し、該回動レバー95a,95b,95cの一方側はギヤケー
    ス57の外側に突出させ、回動片96a,96b,96cをそれぞれ
    固着し、該回動片96a,96b,96cの一端側には油圧作動シ
    リンダー97a,97b,97cの作動バー97a′,97b′97c′の端
    部をそれぞれ固着し、それぞれの作動ロッド98,98′を
    有する調節片99,99′が内設され、上面の所定の位置に
    コ字状の案内溝100が設けられ、該案内溝100と調節片9
    9,99′にわたって挿設させるように下端部の調節アーム
    101′を有する変速レバー101が取付けられた変速レバー
    ボックス102と該変速レバーボックス102における調節に
    より作動される操作バルブ103,103′および回転カップ
    リング装置9′からなる油圧システムを構成して上記の
    作動シリンダー97a,97b,97cと相互に連結して設けるこ
    とにより出力軸14の回動力を適宜に変速して駆動スプロ
    ケット6に伝達するようにし、前方支持杆1aの両端部に
    は内部にオイル流入路105が設けられ、該オイル流入路1
    05の端部には制動子が液密に挿設された操向ブレーキ調
    節部材110を固定して設け、それぞれの制動子109の間に
    操向ブレーキ板112を介在させると共に、該操向ブレー
    キ板112はそれぞれの駆動軸62,62′に固着されて互いに
    一体になり、操向ブレーキ調節バー113の両端部が両側
    の油圧シリンダー114,114′の間にわたって挿設される
    ように固定して設けられた取付け板115をハンドル軸116
    の下端部に固定して設け、ハンドル軸116の端部にはピ
    ニオン117を設けると共に、操向ブレーキ調節バー113の
    中央部にはラック118を設けてピニオン117と互いに噛合
    させ、それぞれの油圧シリンダー114,114′と前方支持
    杆1aの両端部に固設された操向ブレーキ調節部材110を
    油圧管119で相互に連結してハンドル軸116の回動方向に
    応じて選択的に流入する加圧油の圧力により制動子109
    が遊動されて駆動軸62,62′に固着された操向ブレーキ
    板112を押圧することにより、該駆動軸62,62′のうちの
    一つの駆動軸の回転数を適宜に減少させるようにした変
    速手段を含む駆動装置を備えたことを特徴とする特許請
    求の範囲(1)または(2)に記載の自動車用多目的補
    助無限軌道装置。
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