JPH0450520Y2 - - Google Patents

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JPH0450520Y2
JPH0450520Y2 JP15979785U JP15979785U JPH0450520Y2 JP H0450520 Y2 JPH0450520 Y2 JP H0450520Y2 JP 15979785 U JP15979785 U JP 15979785U JP 15979785 U JP15979785 U JP 15979785U JP H0450520 Y2 JPH0450520 Y2 JP H0450520Y2
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resistor
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amplifier
terminal
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は集積化(IC化)された温度検出回路、
更に詳しくは、トランジスタの温度感知性を利用
した温度検出回路に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は、従来における温度検出回路の構成例
を示した図である。
第3図で、Aは演算増幅器(以下、OPアンプ
とする)、R1,R2及びR3′は第1,第2及び第3
の抵抗、Q1〜Q3は第1〜第3のトランジスタで
ある。
第1の抵抗R1は、OPアンプAの非反転入力端
子と出力端子の間に接続されている。
第2の抵抗R2は、OPアンプAの反転入力端子
と出力端子の間に接続されている。
第1の抵抗R1と第2の抵抗R2の抵抗値は等し
い。
第1のトランジスタQ1は、エミツタは負側電
源電位V-に、コレクタはOPアンプAの非反転入
力端子に、ベースはOPアンプAの負側電源端子
にそれぞれ接続されている。
第2のトランジスタQ2は、エミツタは第3の
抵抗R3′を介して負側電源電位V-に、コレクタは
OPアンプAの反転入力端子に、ベースはOPアン
プAの負側電源端子にそれぞれ接続されている。
第3のトランジスタQ3は、エミツタは負側電
源電位V-に、コレクタとベースはOPアンプの負
側電源端子にそれぞれ接続されている。
この回路で、OPアンプAの正側電源端子に流
れる電流Ioが出力である。正側電源電位V+と負
側電源電位V-は、例えば+15Vと−15V、30Vと
0Vである。
第3図の回路では、出力Ioは次式のようにな
る。
Io=1/R3′(VBE1−VBE2)×3 (1) ここで、VBE1及びVBE2は第1及び第2のトラン
ジスタQ1及びQ2のベース・エミツタ間の電圧で
ある。また、抵抗R3′の抵抗値もR3′で表わした。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、第3図に示す回路では、(1)式の抵抗値
R3′が固定であるため、ゲイン調整ができないと
いう問題点があつた。また、温度変化等により出
力にオフセツトが生じても、それを調整できない
という問題点があつた。
本考案は上述した問題点を除去するためになさ
れたものであり、出力のゲイン調整とオフセツト
調整を独立に行なえる温度検出回路を実現するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、 OPアンプと、 該OPアンプの非反転入力端子と出力端子の間
に接続された第1の抵抗と、 前記OPアンプの反転入力端子と出力端子の間
に接続された第2の抵抗と、 エミツタが負側電源電位に、コレクタが前記非
反転入力端子に、ベースが前記OPアンプの負側
電源端子にそれぞれ接続された第1のトランジス
タと、 エミツタが抵抗値可変な第3の抵抗を介して前
記負側電源電位に、コレクタが前記反転入力端子
に、ベースが前記負側電源端子にそれぞれ接続さ
れた第2のトランジスタと、 エミツタが前記負側電源電位に、ベースとコレ
クタが前記負側電源端子にそれぞれ接続された第
3のトランジスタと、 前記負側電源端子と前記負側電源電位との間に
接続された抵抗値可変の第4の抵抗、 を具備し、 前記OPアンプの正側電源端子に流れる電流を
出力とし、前記第3の抵抗の抵抗値で出力のゲイ
ン調整を、前記第4の抵抗の抵抗値で出力のオフ
セツト調整をそれぞれ行なうことを特徴とする温
度検出回路である。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本考案を説明する。
第1図は本考案にかかる温度検出回路の一実施
例の構成図である。第1図で、第3図と同一のも
のは同一符号を付ける。以下、図において同様と
する。
図で、R3は第3の抵抗であり、第3図に示す
第3の抵抗R3′と異なり可変抵抗である。
R4は第4の抵抗であり、OPアンプAの負側電
源端子と負側電源電位V-との間に接続されてい
る。第4の抵抗R4は可変抵抗である。
この回路で、出力Ioは次式のようになる。
I=1/R3(VBE1−VBE2)×3+1/R4VBE1(2)
(2)式で、R3及びR4はそれぞれ抵抗R3及びR4
抵抗値である。
第1のトランジスタQ1と第2のトランジスタ
Q2のエミツタ面積比をN:1とすると、(2)式は
次のようになる。
I=(1/R3kT/qlnN)×3+1/R4VBE1 ≒K・T/R3+1/R4(Vg〓−βT) (3) ここで、 T:温度 k,q,β:定数 k=(k/qlnN)×3 Vg〓:バンドギヤツプエネルギ電圧 R4:第4の抵抗R4の抵抗値 である。
(3)式で、第3の抵抗R3の温度係数が0であれ
ばK/R3は定数になる。このとき、R4=∞に設
定すれば、(3)式第2項は0になり、出力Iは温度
Tに比例する。ところが実際は、このようになら
ない。
第3の抵抗R3の温度係数が負である場合につ
いて説明する。
抵抗値R3とR4は次式で与えられる。
R3=R3〓(1+α3t) (4) R4=R4〓(1+α4t) (5) ここで、 α3,α4:温度係数 R3〓,R4〓:室温での抵抗値 t=T−T〓 T〓:室温 である。
第2図で、aは理想線、bは調整前のグラフで
ある。
グラフbを理想線aに近づけるための調整は、
次のようにして行なわれる。
理想線aは、例えば傾斜が1〔μA/K〕の比例
グラフである。
室温T〓でゲインが理想線に一致するには、 である必要があり、(3)〜(5)式から となる。
また、オフセツトが0になるためには、 である必要があり、(3)〜(5)式から、 となる。
抵抗値R3,R4を(6),(7)式を満たすような値に
設定することにより、理想線aに示す特性が得ら
れる。
すなわち、(6),(7)式を満たすようにR3の値を
調整することにより、グラフbはグラフcにな
る。また、(6),(7)式を満たすようにR4の値を調
整することにより、グラフcがグラフaになる。
〔効果〕
本考案に係る温度検出回路によれば、抵抗値
R3とR4が可変であるため、ゲイン調整とオフセ
ツト調整を独立に行なうことができ、良好な温度
特性が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる温度検出回路の一実施
例の構成図、第2図は第1図回路の動作説明図、
第3図は温度検出回路の従来例の構成図である。 A……OPアンプ、R1〜R4……第1〜第4の抵
抗、Q1〜Q3……第1〜第3のトランジスタ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 OPアンプと、 該OPアンプの非反転入力端子と出力端子の間
    に接続された第1の抵抗と、 前記OPアンプの反転入力端子と出力端子の間
    に接続された第2の抵抗と、 エミツタが負側電源電位に、コレクタが前記非
    反転入力端子に、ベースが前記OPアンプの負側
    電源端子にそれぞれ接続された第1のトランジス
    タと、 エミツタが抵抗値可変な第3の抵抗を介して前
    記負側電源電位に、コレクタが前記反転入力端子
    に、ベースが前記負側電源端子にそれぞれ接続さ
    れた第2のトランジスタと、 エミツタが前記負側電源電位に、ベースとコレ
    クタが前記負側電源端子にそれぞれ接続された第
    3のトランジスタと、 前記負側電源端子と前記負側電源電位との間に
    接続された抵抗値可変の第4の抵抗、 を具備し、 前記OPアンプの正側電源端子に流れる電流を
    出力とし、前記第3の抵抗の抵抗値で出力のゲイ
    ン調整を、前記第4の抵抗の抵抗値で出力のオフ
    セツト調整をそれぞれ行なうことを特徴とする温
    度検出回路。
JP15979785U 1985-10-18 1985-10-18 Expired JPH0450520Y2 (ja)

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JPS6269134U JPS6269134U (ja) 1987-04-30
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