JPH0450286Y2 - - Google Patents

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JPH0450286Y2
JPH0450286Y2 JP5092986U JP5092986U JPH0450286Y2 JP H0450286 Y2 JPH0450286 Y2 JP H0450286Y2 JP 5092986 U JP5092986 U JP 5092986U JP 5092986 U JP5092986 U JP 5092986U JP H0450286 Y2 JPH0450286 Y2 JP H0450286Y2
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tension
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strip
speed
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は仕上圧延機で圧延されたストリツプを
巻取る巻取機の制御装置にかかり、特に張力制御
から速度制御に切換えるときの切換回路に関する
ものである。
(従来の技術) 例えば、ホツトストリツプミルの巻取機は、張
力制御でストリツプを巻取り、ストリツプの尾端
が最終スタンドを抜けると後方張力が低下して速
度が上昇するので速度制御に切換えて巻取りを継
続する。
従つて、張力制御から速度制御への切換が必要
である。
この場合、従来は張力制御から速度制御への切
換のタイミングを時間的要素のみで決めているの
で、切換時の電流変動が大きくなり、ストリツプ
に大きな張力変動を生ずるという問題がある。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、張力制御から速度制御へ切換えたと
きの張力変動を小さくして、特に薄板ストリツプ
の品質向上をはかつた巻取機の制御装置を提供す
ることを目的としている。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段と作用) 本考案は、仕上圧延機で圧延されたストリツプ
を巻取電動機の電流制御による張力制御で巻取る
と共に前記ストリツプの尾端が前記圧延機を抜け
ると速度制御に切換えて巻取りを行う巻取機の制
御装置において、張力制御から速度制御に切換え
る直前の前記巻取電動機電流を張力制御の張力基
準に置換し、前記ストリツプの尾端が前記圧延機
を抜けて数スキヤン後に前記張力基準をゼロに
し、張力制御から速度制御に切換えるドライブ装
置を設けることによつて、張力制御から速度制御
に切換えるときのストリツプの張力変動を抑制し
ながら円滑に速度制御に移行できるようにしたも
のである。
(実施例) 本考案の一実施例を第1図に示す。
第1図において、1はマスタコントローラであ
り、張力基準T*、速度基準V*、速度リミツトバ
イアスVLをドライブ装置2にあたえると共に、
ドライブ装置2から電流フイードバツク信号I、
速度制御時の電流基準IS *があたえられる。
2はドライブ装置であり、巻取用電動機3、可
変速駆動用サイリスタ電源4およびその制御回路
から構成される。
すなわち、ストリツプが最終スタンドを抜ける
前は、張力基準T*は張力基準アンプ6、FETリ
レー16、張力制御アンプ9を通つて電流制御ア
ンプ10に入力され、電流検出器11を介して検
出されたサイリスタ電源4からの電流フイードバ
ツク信号Iと比較され、その出力をゲートパルス
発生器12を介してサイリスタ電源のゲートに入
力し、ゲート位相を制御することによつて電動機
電流を制御し、これによつて張力を一定に制御し
ている。
8はCEMFアンプであり、電圧検出器13を
介して検出した電動機電圧と上記電流検出器11
で得られた電流フイードバツク信号Iとを入力し
て電動機逆起電圧を出力する。
上記逆起電圧は速度基準V*および速度リミツ
トバイアスVLと共に速度制御アンプ7に入力さ
れ、その出力は絶縁ユニツト5を経て速度制御時
の電流基準IS *として取出される。
速度制御アンプ7の出力は、さらにアンプ14
を介して張力制御アンプ9に入力されると共に、
カツトリレー15を動作させるのに用いられる。
17は電流制御アンプ10およびパルス発生回
路12を制御するロジツク回路である。
第2図はストリツプの尾端が仕上圧延機を抜け
るときの速度基準V*に対する出側速度V(V′は従
来の場合)と巻取電動機電流I(I′は従来の場合)
の変化を示している。
ストリツプの尾端が仕上スタンドの最終に接近
すると第2図に示すように速度基準V*を下げて
行き、P1点で仕上スタンドを抜け、P2点で電流
制御から速度制御に切換えられ、P3点で停止す
る。なおAは仕上スタンド、Bはホツトランテー
ブル、Cはピンチロール、Dは巻取機である。
ストリツプが仕上スタンドを抜ける前は、スト
リツプに一定の張力をかけるため電流制御が行わ
れる。
ストリツプの尾端が最終スタンドを抜けると、
巻取機から見た後方張力は、残りのストリツプの
摩擦力とピンチロールによる張力のみとなり、電
流制御中の巻取機の速度は従来V′に示すように
一定の張力を保持しようとしてP1〜P2間で上昇
する。
このため、ストリツプが最終スタンドを抜ける
と、巻取機の制御を電流制御から速度制御に切換
えることが行われる。なお、このときピンチロー
ルは逆に速度制御から電流制御に切換えられる。
巻取機を電流制御から速度制御に切換えると、
速度基準V*に追従する速度制御によつて、従来
は巻取電動機の電流I′が切換点P2付近で大きく変
動し、これによつてストリツプに張力変動が発生
している。
本考案ではストリツプが最終スタンドを抜ける
時点の巻取電動機の電流フイードバツク信号Iを
マスタコントローラ内で張力基準T*に置換して
いる。
すなわち巻取電動機の電流変化に合せて張力基
準を変化させ、さらに電流フイードバツク信号I
と電流基準IS *とを常時比較演算して 電流基準IS *=電流フイードバツク信号I±α
がマスタコントローラの内部で電流制御から速度
制御へ切換える前に数スキヤンの期間成立するよ
うにし、その後でFETリレー16をオフにする
と共に張力基準T*をゼロにして電流制御から速
度制御に切換える。
上記±αは、電流制御から速度制御に切換える
ときのバンド幅であり、巻取電動機の電流変動が
その定格電流の10%以内になるように設定され
る。
これによつてストリツプが最終スタンドを抜け
るときの速度および電動機電流は第2図のVおよ
びIに示すようになり、ストリツプの張力変動を
抑制しながら円滑に張力制御から速度制御に移行
することが可能となる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、巻取機を
張力制御から速度制御に切換えるとき、切換前の
巻取電動機の電流を張力基準に置換して電動機電
流が落ついた点で速度制御に切換えているので電
流変動が小さくなり、円滑に張力制御から速度制
御への移行が行われ、これによつてストリツプの
張力変動を最小限に抑えてストリツプの品質向上
に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回路図、第2
図は本考案の効果を示す動作図である。 1……マスタコントローラ、2……ドライブ装
置、3……巻取電動機、4……サイリスタ電源、
5……絶縁ユニツト、6,7,8,9,10,1
4……アンプ、11……電流検出器、12……ゲ
ートパルス発生器、13……電圧検出器、15…
…カツトリレー、16……FETリレー、17…
…ロジツク回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 仕上圧延機で圧延されたストリツプを巻取電動
    機の電流制御による張力制御で巻取ると共に前記
    ストリツプの尾端が前記圧延機を抜けると速度制
    御に切換えて巻取りを行う巻取機の制御装置にお
    いて、張力制御から速度制御に切換える直前の前
    記巻取電動機電流を張力制御の張力基準に置換
    し、前記ストリツプの尾端が前記圧延機を抜けて
    数スキヤン後に前記張力基準をゼロにし、張力制
    御から速度制御に切換えるドライブ装置を設けた
    ことを特徴とする巻取機の制御装置。
JP5092986U 1986-04-07 1986-04-07 Expired JPH0450286Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5092986U JPH0450286Y2 (ja) 1986-04-07 1986-04-07

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JP5092986U JPH0450286Y2 (ja) 1986-04-07 1986-04-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62164265U JPS62164265U (ja) 1987-10-19
JPH0450286Y2 true JPH0450286Y2 (ja) 1992-11-26

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