JPH05111287A - 巻取機制御装置 - Google Patents

巻取機制御装置

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JPH05111287A
JPH05111287A JP3265666A JP26566691A JPH05111287A JP H05111287 A JPH05111287 A JP H05111287A JP 3265666 A JP3265666 A JP 3265666A JP 26566691 A JP26566691 A JP 26566691A JP H05111287 A JPH05111287 A JP H05111287A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
paper roll
torque
roll
static friction
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Pending
Application number
JP3265666A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokuji Mori
徳次 森
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3265666A priority Critical patent/JPH05111287A/ja
Publication of JPH05111287A publication Critical patent/JPH05111287A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は、ペーパーロールの静止摩擦トルク
を設定する静止摩擦トルク設定回路と、ペーパーロール
の静止機械損分トルクを設定する機械損分トルク設定回
路と、静止摩擦トルクと静止機械損分トルクとを加算す
る加算演算回路と、この加算演算回路からのトルク信号
によって増幅器の出力を制限する電流制限値変更回路と
を備えた巻取機制御装置である。 【効果】 本発明により、紙切れ、皺等の損紙を出すこ
とのなく、操業効率の高い操業が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙の巻取機を駆動する
巻取機制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、抄紙機や延伸機で巻取した原反ロ
ールを巻取機で適当な長さの製品ロールに小分けする
時、巻取機の加減速時間の決定は巻戻しロールの最大G
2(はずみ車効果)と駆動装置の容量を基準にして決
定していた。
【0003】そして、従来技術では製品ロールを巻取る
たびに巻戻しロールのロール径が縮小しGD2か減少し
ても、加減速時間は変えない為、巻戻しロールのロール
径が縮小すると駆動装置の能力を定格一杯まで利用でき
ないという欠点があった。
【0004】また、一般に、巻取機の巻戻しロールの紙
に張力を与える直流発電機及び、この直流発電機駆動用
サイリスタ制御装置と紙を巻取るロールを駆動させる直
流電動機及びの直流電動機駆動用サイリスタ制御装置の
加減速時間は、加速時間設定器及び減速時間設定器の設
定時間によって決定される。
【0005】そして、巻取機の巻取ロール駆動電動機及
び同電動機用サイリスタ制御装置の負荷は加速時に最大
となり、定速運転時は、紙の張力分容量となることから
小さな値となる。
【0006】従って、巻取ペーパーロール駆動電動機及
び同電動機用サイリスタ制御装置の定格容量を加速時容
量に対して1/1.5〜1/2.0程度とし、その代
り、150%−60秒とか、200%−100秒とかの
過負荷耐量を持たせるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、ライ
ン運転にはいる前に、巻戻し紙ロールと巻取り紙ロール
の間の紙の弛みを取る目的で巻戻しロール電動機でスト
ール張力制御を行なっているが、問題はペーパーロール
の機械損、静止摩擦トルクの大きい場合、異なる位置で
の紙の張力が同一値にならないことである。つまり、張
力検出器の取付け位置がペーパーロールと巻取ドラムロ
ール間のロールに取り付けられており、紙の弛みが有る
時、巻戻し紙ロール側から巻き戻そうとしても、ペーパ
ーロールでテンションカットされ弛みが生じたままとな
ったり、逆に紙が張りすぎ、ストール張力後のライン運
動では紙切れ、紙の皺が発生することがある。
【0008】本発明は上記欠点を改善するためになされ
たもので、ペーパーロールの機械損、静止摩擦トルクが
大きい場合でも、ストール張力制御時に様々の点の紙の
張力がほぼ一定となる様に、ストール張力制御時、ペー
パーロールが電動機に静止摩擦分トルクと機械損分トル
クの合計のトルクを与えることにより損紙を出すことの
ない、操業効率の高い巻取機制御装置を提供するもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ペーパーロー
ル及び巻取ドラムロールを介して巻戻し紙ロールの紙を
巻き取る巻取り紙ロールと、ペーパーロールを駆動する
ペーパーロール用電動機と、このペーパーロール用電動
機の回転速度を検出する速度検出器と、ペーパーロール
用電動機に直流電源を供給するサイリスタ電源装置と、
巻取速度設定器からの速度基準信号と速度検出器からの
速度帰還信号とを比較し、差信号を増幅してサイリスタ
電源装置の位相信号とする増幅器と、ペーパーロールの
静止摩擦トルクを設定する静止摩擦トルク設定回路と、
ペーパーロールの静止機械損分トルクを設定する機械損
分トルク設定回路と、静止摩擦トルクと静止機械損分ト
ルクとを加算する加算演算回路と、この加算演算回路か
らのトルク信号によって増幅器の出力を制限する電流制
限値変更回路とを具備してなる巻取機制御装置である。
【0010】
【作用】本発明による巻取機制御装置においては、ペー
パーロール及び巻取ドラムロールを介して巻戻し紙ロー
ルの紙を巻き取り、ペーパーロールを駆動するペーパー
ロール用電動機の回転速度を検出し、サイリスタ電源装
置でペーパーロール用電動機に直流電源を供給し、巻取
速度設定器からの速度基準信号と速度検出器からの速度
帰還信号とを比較し、差信号を増幅してサイリスタ電源
装置の位相信号とし、ペーパーロールの静止摩擦トルク
を設定する静止摩擦トルク設定回路とペーパーロールの
静止機械損分トルクを設定する機械損分トルク設定回路
とを設け、静止摩擦トルクと静止機械損分トルクとを加
算し、加算演算回路からのトルク信号によって増幅器の
出力を制限してペーパーロールの速度を調節する。
【0011】
【実施例】次に本発明の一実施例を説明する。図1は、
ペーパーロール2及び巻取ドラムロール3,4を介して
巻戻し紙ロール1の紙を巻き取る巻取り紙ロール5と、
ペーパーロール2を駆動するペーパーロール用電動機1
7と、ペーパーロール用電動機17の回転速度を検出す
る速度検出器18と、ペーパーロール用電動機17に直
流電源を供給するサイリスタ電源装置20と、巻取速度
設定器11からの速度基準信号と速度検出器18からの
速度帰還信号とを比較し、差信号を増幅してサイリスタ
電源装置20の位相信号とする増幅器19と、ペーパー
ロール2の静止摩擦トルクを設定する静止摩擦トルク設
定回路35と、ペーパーロール2の静止機械損分トルク
を設定する機械損分トルク設定回路36と、静止摩擦ト
ルクと静止機械損分とを加算する加算演算回路37と、
加算演算回路37からのトルク信号によって増幅器19
の出力を制限する電流制限値変更回路38とを具備して
なる巻取機制御装置を示している。
【0012】即ち、図1において、1は巻戻し紙ロー
ル、2はペーパーロール、3及び4は、巻取りドラムロ
ール、5は巻取り紙ロール、6はライダーロール、7は
紙であり、巻戻し紙ロール1の紙はペーパーロール2及
び、巻取ドラムロール3,4を介して、巻取り紙ロール
5に巻きとられる。
【0013】巻取ドラムロール用電動機8,9は速度検
出器10の速度帰還信号と巻取速度設定抵抗器11とを
比較し、この差信号を増幅器12により増幅し、サイリ
スタ電源装置13の位相を制御することにより速度制御
されている。巻取速度設定器11の電源は電源装置14
により与えられ、巻取ドラムロール用電動機8,9の界
磁は界磁電源回路15,16により与えられ、ペーパー
ロール用電動機17は速度検出器18の速度帰還信号と
巻取速度設定器11の速度基準信号とを比較し、この差
信号を増幅器19により増幅し、サイリスタ電源装置2
0の位相を制御することにより、速度制御され、ペーパ
ーロール用電動機17の界磁は界磁電源回路21により
与えられている。
【0014】一方、巻戻しロール用電動機22は中心軸
駆動されており、これに直結された速度検出器23の速
度検出信号と、巻取速度設定器11の出力信号から常に
巻戻しロール径に対応した界磁電流を流すように制御す
る。つまり、巻戻しロール用電動機22の界磁電流は巻
戻しロール径に対応した界磁電流となるべく制御する界
磁制御回路24から界磁電源回路25を介して与えられ
る。また、26は加減速補償回路であり、巻戻しロール
が加速、減速中は慣性モーメント分、機械損分の補正を
行なっている。
【0015】尚、巻戻しロール用電動機22は張力制御
されており、張力制御の方法は、まず、ライン運転には
いる前、ラインが回転を停止している時に、巻戻しロー
ル用電動機はストール張力制御を行なう。これは、ライ
ン運転にはいる前に、巻戻し紙ロール1と巻取り紙ロー
ル5の間の紙の弛みを取るのが目的であり、巻戻しロー
ル用電動機22をストール張力制御することにより紙の
弛み分を巻戻しロール側に巻き戻しして、紙の弛みを取
る。そして紙の弛みが無くなった状態からライン運転指
令を行ない、巻取ドラムロール用電動機8,9及びペー
パーロール用電動機17は速度制御用として、また巻戻
しロール用電動機22は正規の張力基準(ストール張力
基準ではない)に従って張力制御が行なわれる。
【0016】また、27は張力検出器であり、28は正
規張力設定器、29はストール張力詩定器であり、30
は張力基準を切り換える為の接点であり、31は電源を
示す。ライン運転にはいる前のストール張力制御は張力
検出器27の帰還信号とストール張力設定器29のスト
ール張力基準信号の差を増幅器32に与え、その信号が
増幅器33に与えられ、その出力信号でサイリスタ電源
装置34の位相を制御することにより行なわれる。ライ
ン運転指令以後は、張力基準信号は接点30により正規
張力設定器28からの信号に切り換わり張力制御され
る。
【0017】35はペーパーロール静止摩擦トルクを設
定するための静止摩擦トルク設定回路であり、また、3
6はペーパーロールの静止機械損分トルクを設定するた
めの機械損分トルク設定回路である。37は静止摩擦分
トルクとペーパーロール機械損分トルク値を加算して、
それが、ペーパーロール用電動機17の定格トルクの何
割に相当するかを割り出す加算演算回路であり、38は
加算演算回路37で割り出された定格トルクに対する割
合に相当する電流に制限をかけるための電流制限値変更
回路である。
【0018】上記の様な回路を設けることにより、ライ
ン運転する前、まず、巻戻しロール用電動機22をスト
ール張力制御を行なうと共に、ペーパーロール用電動機
17は静止摩擦+機械損に見合うトルクで巻戻しロール
側へ紙を引っぱる様にトルクを出すように制御する。そ
うすることにより、ペーパーロールの静止摩擦、機械損
がたとえ大きい場合でも、点Bの紙はストール張力分だ
け張ることが出来、結果として、点A、点Bの張力はほ
ぼ一定値の紙張力を張ることができる。
【0019】従って、この後、ライン運転にはいって
も、紙の弛みが無く、紙切れを起こす事なく、又、皺が
はいる事がなくなる。
【0020】
【発明の効果】本発明により、紙切れ、皺等の損紙を出
すことなく、操業効率の高い操業ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す巻取機制御装置の構成
図である。
【符号の説明】
35…静止摩擦トルク設定回路 36…機械損分トルク設定回路 37…加算演算回路 38…電流制限値変更回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペーパーロール及び巻取ドラムロールを
    介して巻戻し紙ロールの紙を巻き取る巻取り紙ロール
    と、前記ペーパーロールを駆動するペーパーロール用電
    動機と、このペーパーロール用電動機の回転速度を検出
    する速度検出器と、前記ペーパーロール用電動機に直流
    電源を供給するサイリスタ電源装置と、巻取速度設定器
    からの速度基準信号と前記速度検出器からの速度帰還信
    号とを比較し、差信号を増幅して前記サイリスタ電源装
    置の位相信号とする増幅器と、前記ペーパーロールの静
    止摩擦トルクを設定する静止摩擦トルク設定回路と、前
    記ペーパーロールの静止機械損分トルクを設定する機械
    損分トルク設定回路と、前記静止摩擦トルクと前記静止
    機械損分トルクとを加算する加算演算回路と、この加算
    演算回路からのトルク信号によって前記増幅器の出力を
    制限する電流制限値変更回路とを具備してなる巻取機制
    御装置。
JP3265666A 1991-10-15 1991-10-15 巻取機制御装置 Pending JPH05111287A (ja)

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JP3265666A JPH05111287A (ja) 1991-10-15 1991-10-15 巻取機制御装置

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ID=17420305

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JP (1) JPH05111287A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012046321A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Kawasaki Heavy Ind Ltd テープ貼付装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012046321A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Kawasaki Heavy Ind Ltd テープ貼付装置

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