JPH0742020B2 - 巻取機制御装置 - Google Patents

巻取機制御装置

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JPH0742020B2
JPH0742020B2 JP63012682A JP1268288A JPH0742020B2 JP H0742020 B2 JPH0742020 B2 JP H0742020B2 JP 63012682 A JP63012682 A JP 63012682A JP 1268288 A JP1268288 A JP 1268288A JP H0742020 B2 JPH0742020 B2 JP H0742020B2
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孝 富岡
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は紙の巻取機を駆動する巻取機制御装置に関す
る。
(従来の技術) 従来の巻取機の制御においては、巻取機を始動する前
に、巻取ロールを回転させるドラムを機械式制動装置で
固定した状態で、巻戻しロールに連結されている直流発
電機を電動機として使用してトルクを発生させ、紙を巻
戻しロール側に引っぱり、紙に静止張力を与えた後、ド
ラム駆動用直流電動機に低速の徐動速度指令による速度
制御運転開始とともに、ドラムの機械式制動装置を解除
することにより、紙に張力を与えたまま紙が巻戻しロー
ルから巻取ロールに流れ、巻取機が徐動運転に入ること
になる。
即ち、巻取機を始動する前に、必ず、紙に張力をかけた
状態とし、その後に始動させないと、巻取った紙にしわ
が発生したり、紙切れが発生したりすることがあり、従
って、巻取機の始動前に静止張力をかけるということは
必要不可欠なこととなっている。
(発明が解決しようとする課題) 従来装置では、ドラムを機械式制動装置で固定していて
も、直流発電機で静止張力をかけた時に、静止張力をか
ける前の停止時のドラムと巻戻しロール間の紙の弛み
や、静止張力をかけた後のドラムと巻戻しロール間の紙
の伸びなどにより、更に静止張力をかけた後のドラムを
固定している機械式制動装置の実際の解除動作のタイミ
ングがドラム駆動用直流電動機への徐動速度運転指令に
よる実際の始動タイミングよりも早くなってしまったり
すると紙がドラムから巻戻しロール側に逆戻りすること
があり、従って、一度スリッタによって切断された紙が
もう一度スリッタを通ることから、紙が2度切りとなる
が、2度切りの時は先に切断したところを全く同じとこ
ろを通過しないため、再度紙を切断することになり、二
度切りされた部分の紙は製品価値を失い、一旦巻取機を
停止させて、その部分をとり除かねばならないというこ
とになるが、一般に巻取機は、10分程度のサイクルで始
動、停止を繰返し、そのたびに静止張力をかけることか
ら、この二度切りされた部分の取り除き作業には、極め
て大変な労力がかかるばかりでなく、このことは製紙工
場における生産性を著しく低下させることになる。
本発明は上記事由に鑑みてなされ、巻取機始動前に紙に
静止張力を与えると同時に、ドラム駆動用直流電動機に
低速の徐動速度指令を与えながら、静止張力値に対して
若干、上乗せした張力値で演算した容量での電流制限を
ドラム駆動用直流電動機にかけることで常に紙が巻戻し
ロールから巻取ロール側に流れるようにし、スリッタで
の二度切りを防止することのできる巻取機制御装置を提
供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は静止張力を検出する張力検出器と、この張力値
に対して、張力上乗せ設定器により若干の上乗せした張
力値を入力し、この張力値からドラム駆動用直流電動機
に供給すべき容量を演算する演算回路と、この容量によ
りドラム駆動用直流電動機に流れる電流を電流制限器で
制限すべく出力信号を制御する電流制御装置とからなる
巻取機制御装置である。
(作用) 張力上乗せ設定器は常に紙の流れが巻戻しロールからド
ラム側に流れるようにするために、ドラム駆動用直流電
動機によって紙に与える張力が巻戻しロールと連結され
ている直流発電機による張力よりも若干大きくなるよう
に設定される。演算回路では直流電動機によって紙に与
えるべき張力を発生させるに必要な容量を演算し、電流
制限器では演算回路の出力をうけ、電流制御装置の出力
信号を制御し、直流電動機によって発生する紙の張力は
結果的に直流発電機によって発生する張力よりも若干大
きな張力とし、静止張力時に紙がドラムから巻取ロール
側に流れることをなくし、紙のスリッタによる二度切り
という状態をなくする。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の一実施例を説明する。
紙1はスリッタ2によつて適当な幅に切断されており、
スリッタ2は運転されている。巻取機を始動させる前
に、まず、巻戻しロール3と連結されている直流発電機
4には、張力設定器5によって設定された張力設定値5a
が与えられる。
この張力設定値5aを直流発電機4に印加される直流電圧
を制御するサイリスタ制御装置6に入力し、直流発電機
4を直流電動機として使用してトルクを発生させ、紙1
に張力を与える。
この時、巻取ロール7を回転させるドラム8,9は機械式
制動装置10によって固定されている。
次に、徐動速度運転指令用スイッチ11を操作することに
より、機械式制動装置10によるドラム8,9の固定を解除
させると同時に、予め設定された徐動速度設定器12の設
定に従った徐動速度制御基準12aがサイリスタ制御装置1
3に入力され、ドラム8,9を駆動する直流電動機14,15が
設定徐動速度で運転される。
ここで、電動機16はスリッタ2を運転させるための電動
機である。また、紙1の張力は張力検出器17によって検
出され、その出力値17aは張力設定器5による張力設定
値5aと比較されその差信号を張力制御装置18に入力し、
この張力制御装置18の出力信号18aによってサイリスタ
制御装置6の直流出力電圧を制御している。
ドラム9を駆動する直流電動機14には速度検出器19が接
続されており、直流電動機14の回転数を検出する。この
速度検出器19の出力信号19aは徐動速度設定器12による
徐動速度制御基準12aと突き合わされ、その差信号が増
幅器20によって増幅され、その増幅された信号は、過負
荷保護のための電流制御装置21を通してサイリスタ制御
装置13に入力され、サイリスタ制御装置13の直流出力電
圧を制御する。
以上の状態で巻取機が徐動運転された後、運転速度運転
指令用スイッチ22を操作することにより、予め運転速度
設定器23によって設定された運転速度まで上昇し、巻取
機は正規の運転状態となる。この時、直流発電機4によ
る張力制御は連続して続行される。
即ち、機械式制動装置10を解除すると同時に、直流発電
機4には張力設定器5によって張力制御基準が与えられ
ることになるが、この張力制御基準は張力制御装置18に
入力され、張力制御装置18の出力によりサイリスタ制御
装置6の直流出力電圧が制御され紙1に静止張力がかか
る。更に、これと同時に、徐動速度運転指令用スイッチ
11及び電流制限器出力信号入、切スイッチを閉するよう
にしておくことにより、直流電動機14,15は徐動速度設
定器12によって設定された徐動速度にて回転しようとす
るが、張力検出器17によって検出された静止張力値に対
して張力上乗せ設定器24により、10%の上乗せを設定し
ておくことにより、演算回路25で、 を求め、さらに、 を演算させ、このx(%)の値を電流制限器26に入力す
ることにより、直流電動機14,15は徐動速度で回転する
ことなく、上乗せ設定器24による張力分で紙1が極めて
低い速度で巻戻しロール3からドラム8,9側に流れるこ
ととなる。
この状態から、電流制限器出力信号入、切スイッチ27を
開路することにより、電流電動機14,15は完全な速度制
御になり、徐動速度で回転し、紙1は徐動速度設定器12
によって設定された徐動速度で巻戻しロール3からドラ
ム14,15側に流れることになる。
次に、徐動速度運転指令用スイッチ11を開路して、運転
速度指令用スイッチ22を閉路することによって、直流電
動機14,15は運転速度設定器23によって設定された運転
速度で巻取器が正規運転となる。
このようにすれば、ドラム8,9を駆動する直流電動機14,
15をトルクモーターとして使用していると同等となり、
機械式制動装置10の役目をはたすと同時に、その発生す
るトルクの大きさを巻戻しロール3を駆動する直流発電
機4によって実際に発生している静止張力に対して、同
じかそれよりも極小上回る張力になるようなトルクに制
御していることから、紙1の流れが必ず、巻戻しロール
3からドラム8,9側に流れることとなる。
従って、スタック2によって紙1の二度切りがなくな
る。
〔発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、巻取機始動前の静
止張力をかけた時の紙の二度切りが防止できることか
ら、二度切りが発生した場合における二度切り部分の取
除き作業がなくなり、製紙工場における省力化と生産性
を向上させることのできる巻取機制御装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示す巻取機制御装置の構成図
である。 10……機械式制動装置 11……徐動速度運転指令用スイッチ 12……徐動速度設定器 14,15……直流電動機 16……電動機 17……張力検出器 18……張力制御装置 19……速度検出器 20……増幅器 21……電流制御装置 22……運転速度運転指令用スイッチ 24……張力上乗せ設定器 25……演算回路 26……電流制限器 27……電流制限器出力信号入、切スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻戻しロールの紙に張力を与えるために巻
    戻しロール軸に連結されている直流発電機と、この直流
    発電機の電機子回路電圧を制御する第1のサイリスタ制
    御装置と、巻戻しされた紙を切断するスリッタと、切断
    された紙を巻取る巻取ロールを回転させるためのドラム
    と、このドラムを駆動するための直流電動機と、この直
    流電動機の電機子回路電圧を制御する第2のサイリスタ
    制御装置と、前記直流電動機の徐動速度を設定するため
    の徐動速度設定器と、前記直流電動機の速度を検出する
    ための速度検出器と、前記徐動速度設定器によって設定
    された速度基準信号及び前記速度検出器からの速度帰還
    信号の差信号を増幅するための増幅器と、この増幅器の
    出力信号を制限する電流制御装置と、紙の張力を検出す
    るための張力検出器と、紙の張力量を設定するための張
    力設定器とからなる巻取機制御装置において、前記張力
    検出器から出力された張力信号による紙の張力値に対し
    て若干の張力分を上乗せするための張力上乗せ設定器
    と、この張力上乗せ設定器によって上乗せられた張力値
    により前記直流電動機に与える電流制限値を決定する張
    力容量及びこの張力容量が前記直流電動機容量の何%に
    なるかを演算する演算回路と、この演算回路からの出力
    信号によつて前記電流制御装置の出力信号値に制限をか
    ける電流制限器と、この電流制限器の出力信号を前記電
    流制御装置に入れたり切ったりする電流制限器出力信号
    入切スイッチを具備してなる巻取機制御装置。
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