JP2012046321A - テープ貼付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】両面テープ片を適正な待機位置で待機させ、両面テープ片の貼り付けを好適に行えるようにする。
【解決手段】テープ貼付装置10は、複合テープ4のリール4aを支持して複合テープ4にバックテンションを付与する送り出し装置50と、残存テープ6bを巻き取る巻き取り装置55と、両面テープ5を分断して剥離テープ6で保持された両面テープ片5aを作成する切断装置35と、両面テープ片5aの頭端をワーク搬送路3aに対し位置決めして該両面テープ片5aを待機させる待機位置と、位置決めされた両面テープ片5aを剥離テープ6から剥離させてワーク2に貼り付ける貼り付け部とを有し、送り出し装置50及び巻き取り装置55は複合テープ4及び残存テープ6bを送りかつ戻すことが可能である。制御器40は、両面テープ片5aの位置決めを行うにあたって、複合テープ4および残存テープ6bを戻した後送るようにして行うよう、送り出し装置50及び巻き取り装置55を制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、両面テープをワークに貼り付けるテープ貼付装置に関する。
従来、両面に粘着性を有した両面テープを切断して両面テープ片を作成し、その両面テープ片をワークに断続的に順次貼り付けていくテープ貼付装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のテープ貼付装置は、両面テープを剥離テープで保持してなる複合テープを巻回したリールを回転可能に支持する送り出し装置と、ワークへの貼り付けによって複合テープから両面テープが剥離された状態の残存テープを巻き取る巻き取り装置とを備え、複合テープ及び残存テープは、送り出し装置及び巻き取り装置の動作に応じて、送り出し装置及び巻き取り装置の間の走行経路に沿って送られる。リールから引き出された複合テープのうち両面テープは、走行経路に沿って送られる過程で切断装置によって順次切断され、それにより剥離テープで保持された両面テープ片が順次作成される。
剥離テープに保持された両面テープ片は、走行経路に沿って送られて貼り付けユニットのガイド部にてワークへの貼り付けを待機する。ワークへの貼り付けにあたっては、静止しているワークに両面テープ片の頭端を接触させ、両面テープ片を送りつつ貼り付けユニットをワークに対して水平に移動させる。これにより、両面テープ片を剥離テープから剥離させてワークに貼り付けていくことができる。
特開平8−217319号公報
ところで、テープ貼付装置を装備しようとする生産施設によっては、搬送の過程にあるワークに両面テープ片を貼り付けることが必要になる場合がある。
しかし、特許文献1のテープ貼付装置を用いて、搬送の過程にあるワークに両面テープ片を貼り付けようとすると、両面テープ片がワークに接触している状態において、複合テープがワークに引きずられてしまう可能性がある。そうなると、次にワークに貼り付けられるべく待機している両面テープ片の頭端が適正な待機位置を超えて下流側へ送られてしまい、しかも、頭端の位置が貼り付けを行うごとにバラつく可能性がある。このように両面テープ片の頭端を適正な待機位置で待機させることができなければ、両面テープ片が不所望な箇所に貼り付けられるといった不都合を生ずる可能性がある。
そこで本発明は、両面テープ片をワークに断続的に順次貼り付けていくテープ貼付装置において、両面テープ片を適正な待機位置に待機させ、それにより両面テープ片の貼り付けを好適に行えるようにすることを目的としている。
本発明は上記目的を達成すべくなされたものであり、本発明に係るテープ貼付装置は、両面に粘着性を有した両面テープを剥離テープで保持した複合テープが途中で両面テープが剥離された残存テープとなって走行する走行経路と、前記複合テープが巻回されてなるリールを回転可能に支持し、該リールから引き出される該複合テープにバックテンションを付与する送り出し装置と、前記送り出し装置から前記走行経路に通された前記複合テープ及び前記残存テープを送って該残存テープを巻き取ることにより前記送り出し装置のリールから前記複合テープを引き出す巻き取り装置と、前記リールから引き出された複合テープのうち両面テープのみを該複合テープの長手方向において分断し、剥離テープで保持された両面テープ片を作成する切断装置と、前記走行経路上に想定され、剥離テープで保持された両面テープ片の頭端を、ワーク搬送路を搬送されるワークに対し位置決めし、かつ該位置決めされた両面テープ片を待機させる待機位置と、前記位置決めされた両面テープ片を前記剥離テープから剥離させてワークに貼り付ける貼り付け部と、前記切断装置、前記送り出し装置、及び前記巻き取り装置の動作を制御する制御器と、を備え、前記送り出し装置及び前記巻き取り装置は、前記複合テープ及び残存テープを送りかつ戻すことが可能に構成されており、前記制御器は、前記複合テープ及び残存テープを間欠的に送ることによって、前記両面テープ片の作成、両面テープ片の位置決め、及び両面テープ片のワークへの貼り付けを行い、かつ、前記両面テープ片の位置決めを、前記複合テープおよび残存テープを戻した後送るようにして行うよう前記切断装置、前記送り出し装置、及び前記巻き取り装置を制御するよう構成されている。
前記構成によれば、搬送の過程にあるワークに両面テープ片を貼り付けるといった場合に、次にワークに貼り付けられるべき両面テープ片の頭端が適正な待機位置を超えたり、両面テープ片の頭端の位置が貼り付けのたびにバラつくようなことがあったりしても、当該次にワークに貼り付けられるべき両面テープ片の頭端を、ワークに貼り付ける前に好適に待機位置に位置決めすることができる。その後、貼り付け部により、待機位置に位置決めされた両面テープ片が剥離テープから剥離しながらワークに貼り付けられる。両面テープ片の頭端は貼り付け前に適正な待機位置に位置決めされているため、両面テープ片の頭端をワークの所望の位置に接触させ、好適に貼り付けていくことができる。
前記送り出し装置は、前記複合テープ及び残存テープを送りかつ戻す回転駆動力を発生する送り出しモータを備え、前記巻き取り装置は、前記複合テープ及び残存テープを送りかつ戻す回転駆動力を発生する巻き取りモータを備え、前記制御器は、前記巻き取りモータに、前記複合テープ及び残存テープを送る回転駆動力を発生する指令を与えるとともに前記送り出しモータに前記複合テープ及び残存テープを戻す回転駆動力を発生する指令を与え、かつ、前記複合テープ及び残存テープを送るときには、前記巻き取りモータの前記複合テープ及び残存テープを送る回転駆動力より前記送り出しモータの前記複合テープ及び残存テープを戻す回転駆動力が小さく、かつ前記複合テープ及び残存テープを戻すときには、前記巻き取りモータの前記複合テープ及び残存テープを送る回転駆動力より前記送り出しモータの前記複合テープ及び残存テープを戻す回転駆動力が大きくなるよう、前記巻き取りモータ及び前記送り出しモータにそれぞれ指令を与えるよう構成されていてもよい。
前記構成によれば、複合テープ及び残存テープを送るときには、送り出しモータが逆トルクを発生し、複合テープ及び残存テープを戻すときには、巻き取りモータが逆トルクを発生することとなる。すると、送り出しモータ及び巻き取りモータの回転駆動力を調整するだけで複合テープ及び残存テープの走行方向を転換することができる。したがって、送り出しモータ及び巻き取りモータが制動トルクを発生することによって複合テープ及び残存テープにテンションを掛ける形態と比較して、複合テープ及び残存テープの走行方向の転換を迅速に行うことができる。
前記制御器は、前記複合テープ及び残存テープを送るときには、前記送り出しモータの電流制限値を第1の電流値とするよう前記送り出しモータに指令を与え、かつ前記複合テープ及び残存テープを戻すときには、前記送り出しモータの電流制限値を前記第1の電流値よりも大きい第2の電流値とするよう前記送り出しモータに指令を与えるよう構成されていてもよい。
前記構成によれば、電流制限値を変更するだけで送り出しモータの回転駆動力を調整することができるようにしているため、複合テープ及び残存テープを送りかつ戻す制御を簡便に行うことができる。
前記制御器は、前記両面テープ片のワークへの貼り付けを、前記複合テープおよび残存テープを送るようにして行うよう前記送り出し装置及び前記巻き取り装置を制御するよう構成されていてもよい。
そして、前記送り出し装置は、前記複合テープ及び残存テープを送りかつ戻す回転駆動力を発生する送り出しモータを備え、前記巻き取り装置は、前記複合テープ及び残存テープを送りかつ戻す回転駆動力を発生する巻き取りモータを備え、前記制御器は、前記巻き取りモータに、前記複合テープ及び残存テープを送る回転駆動力を発生する指令を与えるとともに前記送り出しモータに前記複合テープ及び残存テープを戻す回転駆動力を発生する指令を与え、前記複合テープ及び残存テープを送るときには、前記巻き取りモータの前記複合テープ及び残存テープを送る回転駆動力より前記送り出しモータの前記複合テープ及び残存テープを送る回転駆動力が小さくなるよう、前記巻き取りモータ及び前記送り出しモータにそれぞれ指令を与え、かつ、両面テープ片がワークに非接触の状態で前記複合テープ及び前記残存テープを送るときには、前記送り出しモータの電流制限値を第1の電流値とするよう前記送り出しモータに指令を与え、かつ両面テープ片がワークに接触した状態で前記複合テープ及び残存テープを送るときには、前記送り出しモータの電流制限値を前記第1の電流値よりも大きい第3の電流値とするよう前記送り出しモータに指令を与えるよう構成されていてもよい。
前記構成によれば、複合テープ及び残存テープを送るときにおいて、両面テープ片がワークに接触しているときには、非接触であるときと比較して、送り出し装置がより大きな逆トルクを発生することとなる。これにより、搬送の過程にあるワークに両面テープ片を貼り付けるといった場合において、ワークに複合テープが引きずられるのをなるべく抑制することができるようになる。また、テープがワークに非接触であるときには、逆トルクを小さくして複合テープ及び残存テープの走行速度をなるべく高くすることができる。
このように本発明によれば、両面テープ片をワークに断続的に順次貼り付けていくテープ貼付装置において、両面テープ片を適正な待機位置に待機させることができ、それにより両面テープ片を好適に貼り付けることができるようになる。
(a)が本発明の第1実施形態に係るテープ貼付装置を備えた生産施設の部分平面図、(b)が図1(a)に示すテープ貼付装置に利用される複合テープの斜視図である。 図1(a)に示すテープ貼付装置の側面図である。 図2の要部拡大図である。 図1(a)に示すテープ貼付装置の制御系の構成を示すブロック図である。 図4に示す制御器から送り出しモータ及び巻き取りモータに与えられる電流制限値の指令を説明する図である。 図4に示す制御器により実行されるテープ貼付装置の制御の内容を示すフローチャートである。 図6に示す位置決め処理の内容を示すフローチャートである。 両面テープ片の位置決めを行うときの作用図であり、(a)が両面テープ片の頭端が待機位置を超えている状態、(b)が両面テープ片の頭端が待機位置に到達していない状態、(c)が両面テープ片の頭端が待機位置に位置決めされた状態をそれぞれ示している。 両面テープ片のレールへの貼り付けを行うときの作用図であり、(a)が両面テープ片のレールへの貼り付けを開始する状態、(b)が両面テープ片の頭端がレールに接触した状態、(c)が両面テープ片の尾端がワークに貼り付けられる状態、(d)が両面テープ片のレールへの貼り付けを終了した状態をそれぞれ示している。 本発明の第2実施形態に係るテープ貼付装置の要部拡大図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、全ての図面を通じて、同一の又は対応する要素に同一の参照符号を付している。なお、以下における前後方向及び上下方向の概念は、図中に記した方向を基準としている。
(第1実施形態)
[生産施設]
図1(a)は、本発明の第1実施形態に係るテープ貼付装置10を備えた生産施設1の部分平面図である。図1(a)に示す生産施設1は、例えば、太陽光パネル(太陽光発電用パネル:図示せず)を生産するための施設であり、太陽光パネルの表面に長尺のレール2を接着剤で接着するセクションを有する。このセクションは、レール2をレール搬送路3aに沿って搬送するレール搬送装置3を備えており、レール搬送路3aは水平な前後方向に延在している。レール搬送装置3は、レール2の被接着面2aを上側に向け且つレール2の長手方向を水平な前後方向に向けた姿勢にして、レール2を前方向に順次搬送する。
また、このセクションは、レール2の被接着面2aに複合テープ4の両面テープ片5aを貼り付けるテープ貼付装置10を備えている。テープ貼付装置10は、レール搬送装置3を挟んで左右方向に対を成しており、これら一対のテープ貼付装置10により、被接着面2aの左辺縁部及び右辺縁部の両方に両面テープ片5aが貼り付けられる。各テープ貼付装置10は、被接着面2aの左辺縁部及び右辺縁部にそれぞれ、複数の両面テープ片5aをレール2の長手方向に沿って間隔をおいて貼り付けていく。このとき、各テープ貼付装置10は、搬送過程にあるレール2の被接着面2aに、両面テープ片5aを順次貼り付けていく。
[複合テープ]
図1(b)は、図1(a)に示すテープ貼付装置10に利用される複合テープ4の斜視図である。図1(b)に示すように、複合テープ4は、両面に粘着性を有する両面テープ5の片面を剥離テープ6の片面で保持してなる二層構造を有している。両面テープ片5aは、テープ貼付装置10のカッタ37で両面テープ5を複合テープ4の長手方向に分断することにより作成される。両面テープ5は、例えば、約2mmの厚さを有し、剥離テープ6は、例えば、1mm未満の厚さを有している。両面テープ5及び剥離テープ6は、例えば、約25mmの同じ幅を有している。
[テープ貼付装置]
図2は、図1(a)に示すテープ貼付装置10の側面図である。図2に示すように、テープ貼付装置10は、レール搬送装置3の側方に立設されたベース11を備えている。ベース11には、上下方向に移動可能に可動体12が保持されている。可動体12は、例えばボールねじ機構といった回転を直動に変換する機構13を介し、貼り付けモータ14と連結される。貼り付けモータ14が作動すると、当該機構13の作用により、貼り付けモータ14の回転方向に応じて可動体12が上方向又は下方向に移動する。
テープ貼付装置10は、複合テープ4が巻回されてなる送り出しリール4aを回転可能に支持する送り出し装置50と、レール2への貼り付けにより複合テープ4から両面テープ5が剥離された状態の剥離テープ6である残存テープ6bを巻き取る巻き取り装置55とを備え、巻き取り装置55には、残存テープ6bが巻回されてなる巻き取りリール6aが支持される。送り出し装置50と巻き取り装置55との間(又は送り出しリール4aと巻き取りリール6aとの間)には、複合テープ4及び残存テープ6bが走行する走行経路30が形成され、複合テープ4は、この走行経路30の途中において、レール2への貼り付けにより両面テープ5が剥離されて残存テープ6となる。以下では、走行経路30に沿って送り出しリール4aが配置されている側を走行経路30の上流側、巻き取りリール6aが配置されている側を走行経路30の下流側として説明する場合があり、また、複合テープ4及び残存テープ6bを走行経路30に沿って下流側に走行させることを「送る」とし、上流側に走行させることを「戻す」として説明する。
複合テープ4及び残存テープ6bは、送り出し装置50及び巻き取り装置55の動作に応じて、走行経路30に沿って走行する。送り出し装置50は、送り出しリール4aを着脱可能かつ回転可能に支持する送り出しローラ15を備えており、送り出しリール4aから走行経路30に通すようにして引き出される複合テープ4にバックテンションを付与するように構成されている。巻き取り装置55は、巻き取りリール6aを支持する巻き取りローラ16と牽引ローラ27とピンチローラ34とを備えており、送り出し装置50から走行経路30に通された複合テープ4及び残存テープ6bを送って残存テープ6bを巻き取ることにより送り出しリール4aから複合テープ4を引き出すように構成されている。走行経路30は、複数の案内ローラ17〜26及び牽引ローラ27によって構成されており、送り出しリール4aから引き出された複合テープ4及び残存テープ6bは、これら案内ローラ17〜26の外周面に、当該案内ローラに付した参照符号の番号順で順次巻き掛けられ最後に牽引ローラ27の外周面に巻き掛けられる。送り出しローラ15は、常に、複合テープ4及び残存テープ6bを戻す回転駆動力を発生するよう構成されており、複合テープ4及び残存テープ6bは、送り出し装置50が付与するバックテンションにより走行経路30上で弛みのない状態となる。
なお、送り出しローラ15及び巻き取りローラ16は、ベース11に取り付けられており、案内ローラ17〜26及び牽引ローラ27は、ベース11又は可動体12に取り付けられている。各ローラ15〜27は、左右方向(すなわち、レール2の搬送方向に対し垂直であり且つ水平な方向)に延びる軸線を中心にして、正逆自在に回転可能となっている。よって、複合テープ4及び残存テープ6bの幅方向は左右方向に向けられる。
[走行経路・切断装置・貼り付け部]
図2及び図3を参照して、走行経路30について上流側(送り出しリール4aが配置されている側)から説明する。図2に示すように、走行経路30は、まず送り出しリール4aから略下方に延び、略直角に折り返して後方向に水平に延び、鋭角に折り返されて前方に下傾しながら延びている。
つまり、送り出しリール4aから引き出された複合テープ4は、送り出しローラ15よりも下方に位置する案内ローラ17の外周面、及び当該案内ローラ17よりも下方に位置する案内ローラ18の外周面に、順次巻き掛けられる。複合テープ4は、両面テープ5を内向きにして案内ローラ17,18に巻き掛けられている。このため、案内ローラ17,18の外周面は、両面テープ5が貼り付きにくく且つ両面テープ5が滑りにくい材料から成形されており、これにより複合テープ4が案内ローラ17,18の外周面に沿って円滑に走行する。
図3に示すように、複合テープ4は、案内ローラ18から後方向に水平に引き出され、案内ローラ18よりも後方に位置する案内ローラ19の外周面に剥離シート6を内向きにして巻き掛けられている。このため、案内ローラ18,19間では、複合テープ4が、両面テープ5を上方向に向け且つ剥離テープ6を下方向に向けた姿勢に案内される。
複合テープ4は、案内ローラ18,19間を走行しているときに、切断装置35により切断される。切断装置35は、可動体12に固定されたカッタアクチュエータ36を備え、カッタアクチュエータ36は、案内ローラ18,19間に形成される走行経路30よりも上方に位置している。カッタアクチュエータ36は、例えばエアシリンダから成り、刃先を下方向に向けた姿勢でカッタ37を保持している。エアを給排する等してカッタアクチュエータ36を駆動することにより、カッタ37が上下方向に進退する。カッタ37の刃先は、左右方向に水平に延びており(図1(b)参照)、複合テープ4の幅よりも僅かに大きい左右方向の寸法を有している。
カッタ37が下方向に進行すると、カッタ37の刃先が、上方向に向いた両面テープ5の表面に到達し、その後、両面テープ5の厚さに相当する距離以上であって複合テープ4全体の厚さに相当する距離未満だけ、更に下方向に進行する。すると、剥離テープ6を分断することなく両面テープ5のみが複合テープ4の長手方向に分断される。複合テープ4を走行経路30に沿って間欠的に送ることと、このようなカッタ37の動作とを交互に行うことにより、剥離テープ6で保持された両面テープ片5aが順次作成される。
両面テープ片5aを剥離テープ6で保持した状態の複合テープ4は、案内ローラ19にて鋭角状に折り返され、前方向かつ下方向に引き出される。次いで複合テープ4は、案内ローラ19よりも前方かつ下方に位置する案内ローラ20の外周面、及び案内ローラ20よりも更に前方かつ下方に位置する案内ローラ21の外周面に、この順で巻き掛けられる。複合テープ4は、剥離テープ6を内向きにしてこれら案内ローラ19,20,21に巻き掛けられている。これにより、案内ローラ19,21間において、複合テープ4が、両面テープ片5aが略下方向に向き且つ剥離テープ6が略上方向に向く姿勢に案内される。
テープ貼付装置10は、案内ローラ19,21間において、最も下流側に位置する両面テープ片5aの頭端(すなわち、複合テープ4と残存テープ6bとの変わり目)を、走行経路30上にて案内ローラ21の外周面付近に想定された所定の待機位置に位置決めする。これにより、複合テープ4は、両面テープ片5aの頭端がレール搬送路3aと対向する姿勢となるよう案内される。その後、可動体12を下方向に移動させ、当該両面テープ片5aを搬送過程にあるレール2の被接着面2aに接触させる。そして、複合テープ4及び残存テープ6bを送ることにより、案内ローラ21の外周面付近においては複合テープ及び残存テープ6bをレール2が搬送される方向と略平行となる略前方向に走行させる。これにより、両面テープ片5aを剥離テープ6から剥離しながらレール2の被接着面2aに貼り付けていく。すると、走行経路30のうち案内ローラ21の外周面付近よりも下流側においては、複合テープ4が残存テープ6bとなって走行する。このように、可動体12、貼り付けモータ14、案内ローラ19〜21は、両面テープ片5aをレール2への貼り付けの前に待機位置に位置決めして待機させ、位置決めされた両面テープ片5aを剥離テープ6から剥離させてレール2に貼り付ける貼り付け部28を構成している。
テープ貼付装置10は、最も下流側に位置して次にレール2に貼り付けられるのを待機する両面テープ片5aの頭端が、上記所定の待機位置に到達しているか否かを検出する位置センサ45を備えている。例えば、位置センサ45は、検査光を左右方向に水平に射出する反射型光センサから構成される。この場合、両面テープ片5aの頭端が待機位置に到達していれば、投光素子から射出された検査光が両面テープ片5aの側面で反射し、受光素子がその反射光を受光し、位置センサ45はオン信号を出力する。両面テープ片5aの頭端が待機位置に到達していなければ(すなわち、残存テープ6bが待機位置にあれば)、検査光を両面テープ片5aで反射させることができず、位置センサ45はオフ信号を出力する。
図2に戻り、残存テープ6bは、案内ローラ21にて鋭角状に折り返されて案内ローラ21から略上方向に引き出され、案内ローラ21より上方に位置する案内ローラ22の外周面に巻き掛けられている。そして、残存テープ6bは、案内ローラ22にて折り返され、案内ローラ22よりも前側に位置する案内ローラ23の外周面に巻き掛けられる。次いで、残存テープ6bは、案内ローラ23にて直角状に折り返されて案内ローラ23から上方向に引き出され、案内ローラ23よりも上方に位置する案内ローラ24の外周面に巻き掛けられ、案内ローラ24にて180度折り返され、案内ローラ24から下方向に引き出され、案内ローラ24よりも下方に位置する案内ローラ25の外周面に巻き掛けられ、案内ローラ25にて再び180度折り返され、案内ローラ25から上方に引き出され、案内ローラ25よりも上方に位置する案内ローラ26の外周面に巻き掛けられる。このように案内ローラ23〜26は、残存テープ6bの走行経路を2回連続して180度折り返すトラップ部29を構成している。トラップ部29は、上下方向(すなわち、可動体12の移動方向)に沿って、残存テープ6bの走行経路を折り返している。次いで、残存テープ6bは、案内ローラ26にて略直角状又は鋭角状に折り返され、案内ローラ26から前方向に引き出され、案内ローラ26よりも前方且つ巻き取りリール6aよりも下方に位置する牽引ローラ27の外周面に巻き掛けられ、牽引ローラ27にて略直角状に折り返され、牽引内ローラ27から上方向へと引き出され、巻き取りリール6aの外周面に連続している。
[送り出し装置・巻き取り装置]
送り出し装置50及び巻き取り装置55は、このようにして形成される走行経路30に沿って複合テープ4及び残存テープ6bを送りかつ戻すこと、さらには、走行経路30上で複合テープ4及び残存テープ6bを停止させることを可能に構成されている。
送り出し装置50は、前述した送り出しローラ15と、送り出しモータ31とを備えている。送り出しモータ31は、複合テープ4及び残存テープ6bを送りかつ戻す回転駆動力を発生する。送り出しモータ31により発生された回転駆動力は、送り出しローラ15に伝達される。
巻き取り装置55は、前述した巻き取りローラ16と、牽引ローラ27と、ピンチローラ34と、巻き取りモータ32とを備えている。巻き取りモータ32は、複合テープ4及び残存テープ6bを送りかつ戻す回転駆動力を発生する。巻き取りモータ32により発生された回転駆動力は、牽引ローラ27に伝達される。当該牽引ローラ27と巻き取りローラ16との間には無端ベルト33が巻き掛けられており、牽引ローラ27に伝達された回転駆動力は、周回する無端ベルト33を介して巻き取りローラ16に伝達される。
なお、巻き取り装置55は、無端ベルト33と巻き取りローラ16との間、もしくは巻き取りローラ16と巻き取りリール6aとの間に適宜なスリップトルクを発生するスリップ機構(図示せず)を備えていてもよく、さらには、残存テープ6bが巻き掛けられていないときの巻き取りリール6aの胴部の周速が牽引ローラ27の周速より大きくなるように設計されていてもよい。この場合、牽引ローラ27が残存テープ6bを牽引して送り、巻き取りリール6aが牽引ローラ27の回転に対してスリップしながら上記スリップトルクで残存テープ6bを巻き取ることができる。
また、ピンチローラ34は、牽引ローラ27に接離可能にベース11に設けられている。複合テープ4及び残存テープ6bを送るときには、ピンチローラ34が牽引ローラ27に巻き掛けられている残存テープ6bを挟んで当該牽引ローラ27に押し付けられ、残存テープ6bが牽引ローラ27に対してスリップするのが防止される。一方、複合テープ4及び残存テープ6bを戻すときには、ピンチローラ34を牽引ローラ27から離してもよく、これにより、残存テープ6bが牽引ローラ27に対してスリップすることが許容される。このような送り出し装置50及び巻き取り装置55により、複合テープ4及び残存テープ6bを好適に送りかつ戻すことができる。
ただし、図2に示す送り出し装置50及び巻き取り装置55の構成は一例であり、適宜変更可能である。例えば、送り出し装置50を、巻き取り装置55のように、牽引ローラとスリップ機構を備えた送り出しローラとで構成してもよい。逆に、巻き取り装置55を、送り出し装置50のように、牽引ローラ及びスリップ機構を省略して牽引力を発生可能な巻き取りローラで構成してもよい。
送り出しモータ31及び巻き取りモータ32は、いずれも例えば直流サーボモータであり、制御器40(図4参照)により制御される。制御器40は、後述するように、送り出しモータ31及び巻き取りモータ32の回転位置をそれぞれ制御することにより、送り出しモータ31及び巻き取りモータ32の回転、停止、及び回転駆動力を制御し、ひいては複合テープ4及び残存テープ6bに掛かる引っ張り力を制御している。
[制御系]
図4は、図1(a)に示すテープ貼付装置10の制御系の構成を示すブロック図である。図4に示すように、制御器40は、前述した位置センサ45に接続され、制御器40には位置センサ45からの上記オン信号及びオフ信号が入力される。また、制御器40は、ロータリーエンコーダ46,47及び通過センサ48に接続されている。ロータリーエンコーダ46は、送り出しモータ31の出力軸の回転位置を検出してこれを制御器40に入力する。ロータリーエンコーダ47は、巻き取りモータ32の出力軸又は牽引ローラ27の回転位置を検出してこれを制御器40に入力する。通過センサ48は、レール搬送装置3により搬送されているレール2の基準位置が所定の通過位置を通過したことを検出してこれを制御器40に入力する。
なお、制御器40は、例えば、ロータリーエンコーダ46からの入力に基づいて、新品の送り出しリール4aが装着されてからの送り出しローラ15の総回転数を検知する。制御器40は、例えば、当該総回転数と、予め記憶してある複合テープ4の厚さ及び新品の送り出しリール4aの径の情報とに基づいて、現在の送り出しリール4aの径を検知する。また、送り出しリール4aの径は、残存テープ6bが貼付け長さ分だけ巻き取りリール6aに巻き取られた時に送り出しモータ31が何度回転したのかを検出し、その検出された回転角度に基づいて演算によって求めることもできる。制御器40は、例えば、送り出しリール4aの径が所定値を下回ったときに、表示器49にその旨を表示させる。これによりオペレータに送り出しリール4aの交換を促すことができる。
制御器40は、両面テープ片5aをレール2の被接着面2aに断続的に順次貼り付けていく作業を自動的に正確に行うべく、位置センサ45、ロータリーエンコーダ46,47及び通過センサ48からの入力に応じて、貼り付けモータ14、送り出しモータ31、巻き取りモータ32及びカッタアクチュエータ36を制御する。
そして、制御器40は、複合テープ4及び残存テープ6bを送りかつ戻すため、送り出しモータ31及び巻き取りモータ32の回転位置を制御し、それにより回転駆動力を制御する。より具体的には、制御器40は、巻き取りモータ32に、複合テープ4及び残存テープ6bを送るときには送り方向に回転する回転位置指令を与えるとともに複合テープ4及び残存テープ6bを停止させるときには所定の回転位置を維持する回転位置指令を与える。一方、制御器40は、送り出しモータ31に、常に、巻き取りモータ32の回転位置指令に対して戻す方向に一定の偏差を有する回転位置指令を与える。これにより、送りモータ31は、戻す方向に回転しようとする。しかし、送りモータ31は、自身の回転しようとする回転方向とは逆方向に巻き取りモータ32によって回転させられるかあるいは停止すべき回転位置を維持しようとする巻き取りモータ32の回転駆動力に打ち勝って自身の回転しようとする回転方向に回転するため、過負荷状態になって電流制限一杯の負荷電流が流れる。この状態において、制御器40は、複合テープ4及び残存テープ6bの走行方向に応じて送り出しモータ31の電流制限値を可変的に設定する。さらには、複合テープ4及び残存テープ6bを送るときにおいて、両面テープ片5aをレール2に接着させた状態であるか否かに応じて、送り出しモータ31の電流制限値を可変的に設定する。
図5は、送り出しモータ31の電流制限値を説明する図である。図5に示すように、両面テープ片5aがレール2から離反している状態で複合テープ4及び残存テープ6bを送るときには、制御器40は、送り出しモータ31の電流制限値を第1の電流値I1に設定するよう送り出しモータ31に指令を与える。複合テープ4及び残存テープ6bを戻すときには、制御器40は、送り出しモータ31の電流制限値を第2の電流値I2に設定するよう送り出しモータ31に指令を与える。両面テープ片5aがレール2に接触している状態で複合テープ4及び残存テープ6bを送るときには、制御器40は、送り出しモータ31の電流制限値を第3の電流値I3に設定するよう送り出しモータ31に指令を与える。
第1の電流値I1は、第2の電流値I2よりも小さく、また第3の電流値I3よりも小さい。第2の電流値I2は、第3の電流値I3よりも大きい。つまり、第1乃至第3電流値I1〜I3は、I1<I3<I2の関係を満たしている。このように、制御器40は、送り出しモータ31の回転位置に対して戻す方向に一定の偏差を有する回転位置指令を与えつつ、送り出しモータ31の電流制限値を変化させて設定する。すると、送り出しモータ31には電流制限値の電流が流れ、それにより複合テープ4及び残存テープ6bに掛かる引っ張り力(戻す方向の牽引力又は送る方向に対するバックテンション)を変化させることができる。
モータの電流制限値を変化させる制限機構(図示せず)は、制御系の最終段にある。このため、上記のように電流制限値を変化させることにより回転駆動力を制御し、それにより複合テープ4及び残存テープ6bの走行を制御すると、複合テープ4及び残存テープ6bの応答性を向上させることができる。
上記の制御を行っているときには、複合テープ4及び残存テープ6bを送るときには、送り出しモータ31の複合テープ4及び残存テープ6bを戻す回転駆動力が、巻き取りモータ32の複合テープ4及び残存テープ6bを送る回転駆動力よりも小さくなる。これにより、巻き取り装置55が、残存テープ6bを巻き取っていくことにより送り出しリール4aから複合テープ4を引き出し、かつ送り出し装置50が、送り出しリール4aから引き出される複合テープ4にバックテンションを付与する。
逆に、複合テープ4及び残存テープ6bを戻すときには、送り出しモータ31の複合テープ4及び残存テープ6bを戻す回転駆動力が、巻き取りモータ32の複合テープ4及び残存テープ6bを送る回転駆動力よりも大きくなる。これにより、送り出し装置55が、複合テープ4を巻き取っていくことにより残存テープ6bを引き出し、かつ巻き取り装置55が巻き取りリール6aから引き出される残存テープ6bにバックテンションを付与する。送り出しモータ31及び巻き取りモータ32の回転駆動力を調整するだけで複合テープ4及び残存テープ6bの走行方向を転換することができる。したがって、送り出しモータ31及び巻き取りモータ32が制動トルクを発生することによって複合テープ4及び残存テープ6bにテンションを掛ける形態と比較して、複合テープ4及び残存テープ6bの走行方向の転換を迅速に行うことができる。
なお、図5の例では、複合テープ4及び残存テープ6bを停止させるときにも、送り出しモータ31の電流制限値を第1の電流値I1に設定するよう送り出しモータ31に指令を与える。このとき、巻き取りモータ32は停止しており、送り出しモータ31は、複合テープ4及び残存テープ6bを戻す回転駆動力を発生するよう制御される。ここで、第1の電流値I1は、走行経路30の摩擦等の抵抗と釣合う回転駆動力を発生するような電流値に設定される。したがって、複合テープ4及び残存テープ6bには一定のテンションが掛かる。ただし、複合テープ4及び残存テープ6bを停止させるときの送り出しモータ31の電流制限値は、このように一定のテンションを与えることができるのであれば、その他の値であってもよい。
また、制御器40は、ロータリーエンコーダ47を利用して送り出しリール4aの径を検知するが、この検知された送り出しリール4aの径に応じて第1〜第3の電流値I1〜I3をそれぞれ変化させて設定してもよい。例えば、送り出しモータ31が複合テープ4及び残存テープ6bを戻す回転駆動力を発生しているときには、複合テープ4の消費が進んで送り出しリール4aの径が小さくなればなるほど、送り出しリール4aを巻き取り装置55側の負荷に抗して複合テープ4を巻き取るよう回転させるために必要となる回転駆動力は小さくて済む。よって、検知された送り出しリール4aの径が第1の径である場合に設定される第1〜第3の電流値I1〜I3が、当該第1の径よりも大きい第2の径である場合に設定される各電流値よりも小さい値であってもよい。
なお、複合テープ4及び残存テープ6bの走行方向の転換に迅速性が要求されない場合には、送り出し装置50及び巻き取り装置55が制動力を発生し、送り出しモータ31又は巻き取りモータ32に逆方向への回転指令を与えることにより複合テープ4及び残存テープ6bの走行方向を転換するよう構成してもよい。
[テープ貼付方法]
図6は、図4に示す制御器40により実行されるテープ貼付装置10の制御の内容を示すフローチャートである。なお、図6に示す処理を実行する準備のため、新品の送り出しリール4aが送り出しローラ15に装着され、送り出しリール4aから引き出された複合テープ4を前述したとおりに案内ローラ17〜26及び牽引ローラ27に順次巻き掛け、その先端部を巻取りローラ16に装着された巻き取りリール6aに巻き取らせる。これにより、複合テープ4が、隣接する2つの案内ローラ間で当該2つのローラの共通接線に沿って直線的に延在し、走行経路30上でテンションを掛けられて弛みのない状態となる。
図6に示すように、この準備を終えた状態において、両面テープ片5aの頭だし処理(ステップS1〜S6)を行う。まず、切断装置35を作動させ、案内ローラ18,19間にある複合テープ4のうち両面テープ5のみを上側から切断する(ステップS1)。次いで、複合テープ4を送り(ステップS2)、送り量が所定量に達した時点で、複合テープ4の送りを停止する(ステップS3)。なお、牽引ローラ48は、送り出しリール及び巻き取りリールの径に関わらず回転半径が一定であるため、この牽引ローラ48のロータリーエンコーダ47を用いて送り量を測定可能である。次いで、再び、切断装置35を作動させ、両面テープ5を切断する(ステップS4)。これにより、上記所定量に相当する長さを有した1枚の両面テープ片5aが作成される。これ以降は、切断装置35を作動させるたびに、両面テープ片5aが1枚ずつ順次作成されることとなる。
ステップS4の後は、規定数(本実施形態では3枚)の両面テープ片5aを作成したか否かを判断し(ステップS5)、規定数に達していなければ(S5:No)、ステップS2〜S4を再び実行する。順次作成される両面テープ片5aは、何れも、ステップS2〜S4の同一の処理を経て成形されており、互いに同一のサイズを有することとなる。また、これら両面テープ片5aは、走行経路30上におけるカッタ37が進入する位置から見て、走行経路30に沿って1列に並べられる。本実施形態においては、このカッタ37が進入する位置から上記所定の待機位置までの距離が、1枚の両面テープ片5aの長さ(すなわち、ステップS2における複合テープ4の送り量)の約3倍となっている。このため、3枚の両面テープ片5aを作成し終えた時点において、最初に作成されて最も下流側に位置する両面テープ片5aの頭端が、待機位置の付近に位置することとなる。このようにして規定数(本実施形態では3枚)の両面テープ片5aを作成し終えると(S5:Yes)、最も下流側に位置する両面テープ片5aの頭端を待機位置に位置決めする位置決め処理が行われる(ステップS6)。
図7は、図6に示す位置決め処理の内容を示すフローチャートである。図8は、両面テープ片5aの位置決めを行うときの作用図である。図7に示すように、位置決め処理においては、まず、位置センサ45からの入力がオン信号であるか否かを判断する(ステップS21)。
オン信号であるときには(S21:Yes)、両面テープ片5aの頭端が待機位置を通過しているため(図8(a)参照)、複合テープ4及び残存テープ6bを戻す(ステップS22)。そして、位置センサ45からの入力を監視し、位置センサ45からの入力を監視してこの入力がオフ信号であるか否かを判断する(ステップS23)。オン信号である間は(S23:No)、複合テープ4及び残存テープ6bを戻し続ける。位置センサ45からの入力がオフ信号になると(S23:Yes)、複合テープ4及び残存テープ6bを送る(ステップS24)。そして、位置センサ45からの入力を監視しその入力がオン信号であるか否かを判断する(ステップS25)。オフ信号である間は(S25:No)、複合テープ4及び残存テープ6bを送り続ける。位置センサ45からのオン信号になると(S25:Yes)、複合テープ4及び残存テープ6bの送りを停止する(ステップS26)。このように、位置センサ45からの入力がオフ信号からオン信号に切り換わった時点で複合テープ4及び残存テープ6bの送りを停止することにより、最も下流側に位置する両面テープ片5aの頭端を所定の待機位置に位置決めすることができる(図8(c)参照)。
また、ステップS21の判断において、位置センサ45からの入力がオフ信号であるときには(S21:No)、両面テープ片5aの頭端が待機位置に到達していないため(図8(b)参照)、ステップS24に進む。その後、上記同様の処理を実行することにより、両面テープ片5aの頭端を待機位置に位置決めする(図8(c)参照)。
図2に戻り、ここまでの処理S1〜S6が頭だしであり、この頭だしがレール搬送装置3によってレール2が搬送される前段階で実行される。最も下流側に位置する両面テープ片5aは、待機位置に位置決めされた状態で、レール2への貼り付けを待機する。この待機状態においては、制御器40は、通過センサ48からの入力を監視し、レール搬送装置3により搬送されるレール2の基準位置がレール搬送路3aの所定の通過位置を通過したか否かを判定する(ステップS7)。
図9は、両面テープ片5aのレール2への貼り付けを行うときの作用図である。レール2の基準位置がレール搬送路3aの通過位置を通過すると(図9(a)参照)、これを契機にして可動体12を下方向に移動させるとともに、複合テープ4及び残存テープ6bを送る(ステップS8)。
次いで、可動体12が所定量だけ移動した時点で、可動体12の移動を停止させるとともに、送り出しモータの電流制限値を第1の電流値I1から第3の電流値I3に切り換える(ステップS9)。
ここで、可動体12が上記所定量だけ移動したときには、最も下流側に位置する両面テープ片5aをレール2の被接着面2a上における両面テープ片5aを貼り付けるべき貼付位置に正確に接触して貼り付けられることができる(図9(b)参照)。つまり、可動体12が上記所定量だけ移動するために必要な時間は、テープ貼付装置10の設計パラメータ及び貼付けモータ14の仕様に応じて決まった値となる。また、レール2の搬送速度はレール搬送装置3により所定速度に制御され、当該時間内にレール2が搬送される距離も決まった値となる。更には、送り出しモータ31の電流制限値を第1の電流値I1に設定している状態で当該時間内に最も下流側に位置する両面テープ片5aが走行経路30に沿って送られる量も決まった値となる。このため、レール2に設定した基準位置が所定の通過位置を通過したことを契機にして可動体12の移動と複合テープ4及び残存テープ6bの送りとを開始すると、両面テープ片5aの頭端は、レール2の被接着面2aにおいて、基準位置と関連付けられた或る位置に、正確に接触する。本実施形態では、基準位置、通過位置及び待機位置が、両面テープ片5aをレールの被接着面2aに接触させるまでに可動体12の移動に要する時間と、当該時間内におけるレール2の搬送距離及び複合テープ4及び残存テープ6bの送り量とに応じて、両面テープ片5aの頭端が接触する位置と、レール2の被接着面2aにおいて両面テープ片5aが貼り付けられるべき貼付位置とを一致させるようにして設定されている。これにより、上記作用(図9(b)参照)を奏する。
両面テープ片5aがレール2の被接着面2aに接触すると、両面テープ片5aの片面が剥離テープ6に保持され、その反対側の面がレールの被接着面2aに保持される。なお、走行経路30は、案内ローラ21の外周面付近において、レール2の搬送方向である前方向が下流側となるようにして延びている。すると、複合テープ4はレール2によって下流側に引きずられてしまう。他方、テープ貼付装置10は、両面テープ片5aがレール2と接触しているときには、複合テープ4及び残存テープ6bを送るようにし、しかも、複合テープ4及び残存テープ6bを戻す回転駆動力を発生する送り出しモータ31の電流制限値を、非接触で送るときよりも大きい値である第3の電流値I3に設定するようにしている。よって、複合テープ4及び残存テープ6bには、レール2と非接触で送られるときよりも大きなバックテンションが掛かるようになる。これにより、レール2による前方(すなわち下流側)への引っ張りに好適に対抗しながら複合テープ4及び残存テープ6bを送ることができ、レール2と接触した後に両面テープ片5aを好適に剥離テープ6から剥離させることができる。
さらに、本実施形態では、両面テープ片5aがレール2に接触する前に、複合テープ4及び残存テープ6bを送り始めるようにしている。このように、複合テープ4及び残存テープ6bをレール2との接触前に予め助走させておくことにより、レール2に接触した直後に複合テープ4及び残存テープ6bに作用するレール2からの引っ張りの荷重を軽減することができる。
そして、両面テープ片5aの長さと略同じ量だけ複合テープ4及び残存テープ6bを送った時点、すなわち両面テープ片5aの尾端がレール2の被接着面2aに接触した時点(図9(c)参照)、可動体12を上動させるとともに複合テープ4及び残存テープ6bの送りを停止させる(ステップS10)。そして、可動体12が元の位置まで退避すると(図9(d)参照)、可動体12を停止させ(ステップS11)、両面テープ片5aをレール2に貼り付ける作業を継続するか否かを判断する(ステップS12)。両面テープ片5aを貼り付ける作業が終了したときには(S12:No)、処理を終了する。両面テープ片5aをレール2に貼り付ける作業を継続するときには(S12:Yes)、次にレール2に貼り付けられるべき両面テープ片5aの頭端を待機位置に位置決めする位置決め処理を実行する(ステップS13)。
この位置決め処理(S13)も、上記した位置決め処理(S6)と同様にして実行される(図7及び図8参照)。ここで、或る両面テープ片5aの頭端を位置決めしてから、次にレール2に貼り付けられるべき両面テープ片5aの頭端を位置決めするまでの間における複合テープ4及び残存テープ6bの送り量は、可動体12が下方向に移動する間の助走距離に相当する送り量と、粘着性テープ片5aをレール2の被接着面2aに貼り付けるために必要である両面テープ片5aの長さに相当する送り量と、送り出しモータ31の電流制限値の制御によりその影響は軽減されてはいるものの、レール2の引っ張りによる下流側への送り量とが含まれる。
他方、次にレール2に貼り付けられるべき両面テープ片5aの頭端は、レール2への貼付けによって剥離テープ6から剥離された両面テープ片5aの尾端と同位置に位置している。このため、剥離テープ6で保持されている先頭の両面テープ片5aの頭端は、位置決め処理を行う時点において、図8(a)に示すように待機位置よりも下流側に位置している蓋然性が高い。
本実施形態では、図7及び図8に示す位置決め処理において、両面テープ片5aの頭端が待機位置よりも下流側に位置していても、複合テープ4及び残存テープ6bを戻すように送り出し装置及び巻き取り装置を制御することができるため、両面テープ片5aの頭端を戻すことによって待機位置に位置決めすることができる。
次にレール2に貼り付けられるべき両面テープ片5aの頭端を位置決めすると、切断装置35を作動させ、複合テープ4のうち両面テープ5を切断し、両面テープ片5aを作成する(ステップS14)。前述したように、走行経路30に沿ってカッタ37が進入する位置から見て待機位置までの距離は、両面テープ片5aに求められる長さの3倍となっている。他方、レール2への貼り付けを終えると、走行経路30上には、規定数よりも1少ない数(本実施形態では2枚)の両面テープ片5aが剥離テープ6に保持された状態で残る。この残った両面テープ片5aの頭端が待機位置に位置決めされると、最下流の両面テープ片5aの尾端からカッタ37が進入する位置までの距離が、両面テープ片5aに求められる長さと等しくなる。このため、最も下流側に位置する両面テープ片5aの頭端が待機位置に位置決めされた状態として切断装置35を作動させるだけで、求められる長さの両面テープ片5aを新たに1枚作成することができる。
このようにして最も下流側に位置する両面テープ片5aの頭端を待機位置に位置決めし、かつ規定数(本実施形態では3枚)の両面テープ片5aを作成した後には、ステップS7に戻って通過センサ48からの入力を監視し、レール2の基準位置がレール搬送路3aの所定の通過位置を通過したか否かを判断する。以降は、両面テープ片5aをレール2に貼り付ける作業を終了するまで、上記の処理が繰り返される。
なお、上記のように、送り出し装置50及び巻き取り装置55は、複合テープ4及び残存テープ6bの走行方向を迅速に転換することができるため、両面テープ片5aの頭端を待機位置に迅速に位置決めすることができる。このため、位置決めを終えて両面テープ片5aを作成し終えないうちに、次の基準位置が通過位置を通過するという不都合が生じるのを防ぐことができる。
このように、本実施形態に係るテープ貼付装置10によれば、レール2が搬送過程にあっても、そのレール2の被接着面2aに、両面テープ片5aを剥離テープ6から剥離して貼付位置に正確に貼り付けることができる。これにより、両面テープ片5aを貼り付けるたびレール2の搬送を停止させる形態と比べ、生産施設1における太陽光パネルの生産効率が向上する。
(第2実施形態)
図10は、本発明の第2実施形態に係るテープ貼付装置110の要部拡大図である。上記実施形態と同一又は相当の要素には同一の符号を付して重複する説明を省略する。図10に示すように、本実施形態の貼り付け部128は、走行経路130を形成する案内ローラとして、第1実施形態と同様にして、案内ローラ19〜22を備えている。可動体12には案内ローラ21に近接してガイドプレート161が設けられている。ガイドプレート161の下面は、案内ローラ21の外周面から、案内ローラ20の外周面と案内ローラ21の外周面との間における下側の共通外接線に沿って前下方に延在している。これにより、複合テープ4及び残存テープ6bは、案内ローラ19〜21の外周面に順に巻き掛けられた後に、ガイドプレート161の下面に沿って前下方に引き出され、ガイドプレート161の前端において鋭角に折り返され、案内ローラ22の外周面に後側から巻き掛けられる。
このようにすると、両面テープ片5aは、案内ローラ21の外周面付近からガイドプレート161の下面に沿って送られているときには剥離テープ6で保持された状態を維持するものの、ガイドプレートの前端に達すると、そこで剥離テープ6と共に案内ローラ22に向かって鋭角に折り返すことはできず、剥離テープ6から剥がれて前方に送り出されていく。
貼り付け部128には、ガイドプレート161の前端よりも前側において、ガイドプレート161の前端から送り出されてきた両面テープ片5aを上側から下方に押し付ける押圧装置162が設けられている。押圧装置162は、エアシリンダ163を備えており、エアシリンダは上下に進退可能なロッドを有している。ロッドの下端にはローラ164が取り付けられており、このローラ164がガイドプレート161から送り出されてきた両面テープ片5aを上側からレール2に向けて押し付ける。これにより、レール搬送装置3によって搬送過程にあるレール2に両面テープ片5aの頭端が接触した後において、複合テープ4及び残存テープ6bを送ることにより、両面テープ片5aを剥離テープ6から剥離しながらレール2に良好に貼り付けることができるようになる。
これまで、本発明の実施形態について説明したが、上記構成は本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更可能である。
本発明のテープ貼付装置は、搬送の過程にあるワークに両面テープ片を貼り付ける貼付装置として有用である。
1 生産施設
2 レール
2a 貼り付け面
3 レール搬送装置
4 複合テープ
4a 送り出しリール
5 両面テープ
5a 両面テープ片
6 剥離テープ
6a 巻き取りリール
6b 残存テープ
10 テープ貼付装置
15 送り出しローラ
16 巻き取りローラ
28 貼り付け部
30 走行経路
31 送り出しモータ
32 巻き取りモータ
40 制御器
45 位置センサ
50 送り出し装置
55 巻き取り装置

Claims (5)

  1. 両面に粘着性を有した両面テープを剥離テープで保持した複合テープが途中で両面テープが剥離された残存テープとなって走行する走行経路と、
    前記複合テープが巻回されてなるリールを回転可能に支持し、該リールから引き出される該複合テープにバックテンションを付与する送り出し装置と、
    前記送り出し装置から前記走行経路に通された前記複合テープ及び前記残存テープを送って該残存テープを巻き取ることにより前記送り出し装置のリールから前記複合テープを引き出す巻き取り装置と、
    前記リールから引き出された複合テープのうち両面テープのみを該複合テープの長手方向において分断し、剥離テープで保持された両面テープ片を作成する切断装置と、
    前記走行経路上に想定され、剥離テープで保持された両面テープ片の頭端を、ワーク搬送路を搬送されるワークに対し位置決めし、かつ該位置決めされた両面テープ片を待機させる待機位置と、
    前記位置決めされた両面テープ片を前記剥離テープから剥離させてワークに貼り付ける貼り付け部と、
    前記切断装置、前記送り出し装置、及び前記巻き取り装置の動作を制御する制御器と、を備え、
    前記送り出し装置及び前記巻き取り装置は、前記複合テープ及び残存テープを送りかつ戻すことが可能に構成されており、
    前記制御器は、前記複合テープ及び残存テープを間欠的に送ることによって、前記両面テープ片の作成、両面テープ片の位置決め、及び両面テープ片のワークへの貼り付けを行い、かつ、前記両面テープ片の位置決めを、前記複合テープおよび残存テープを戻した後送るようにして行うよう前記切断装置、前記送り出し装置、及び前記巻き取り装置を制御するよう構成されている、テープ貼付装置。
  2. 前記送り出し装置は、前記複合テープ及び残存テープを送りかつ戻す回転駆動力を発生する送り出しモータを備え、
    前記巻き取り装置は、前記複合テープ及び残存テープを送りかつ戻す回転駆動力を発生する巻き取りモータを備え、
    前記制御器は、前記巻き取りモータに、前記複合テープ及び残存テープを送る回転駆動力を発生する指令を与えるとともに前記送り出しモータに前記複合テープ及び残存テープを戻す回転駆動力を発生する指令を与え、かつ、
    前記複合テープ及び残存テープを送るときには、前記巻き取りモータの前記複合テープ及び残存テープを送る回転駆動力より前記送り出しモータの前記複合テープ及び残存テープを戻す回転駆動力が小さく、かつ前記複合テープ及び残存テープを戻すときには、前記巻き取りモータの前記複合テープ及び残存テープを送る回転駆動力より前記送り出しモータの前記複合テープ及び残存テープを戻す回転駆動力が大きくなるよう、前記巻き取りモータ及び前記送り出しモータにそれぞれ指令を与えるよう構成されている、請求項1記載のテープ貼付装置。
  3. 前記制御器は、前記複合テープ及び残存テープを送るときには、前記送り出しモータの電流制限値を第1の電流値とするよう前記送り出しモータに指令を与え、かつ前記複合テープ及び残存テープを戻すときには、前記送り出しモータの電流制限値を前記第1の電流値よりも大きい第2の電流値とするよう前記送り出しモータに指令を与えるよう構成されている、請求項2記載のテープ貼付装置。
  4. 前記制御器は、前記両面テープ片のワークへの貼り付けを、前記複合テープおよび残存テープを送るようにして行うよう前記送り出し装置及び前記巻き取り装置を制御するよう構成されている、請求項1に記載のテープ貼付装置。
  5. 前記送り出し装置は、前記複合テープ及び残存テープを送りかつ戻す回転駆動力を発生する送り出しモータを備え、
    前記巻き取り装置は、前記複合テープ及び残存テープを送りかつ戻す回転駆動力を発生する巻き取りモータを備え、
    前記制御器は、前記巻き取りモータに、前記複合テープ及び残存テープを送る回転駆動力を発生する指令を与えるとともに前記送り出しモータに前記複合テープ及び残存テープを戻す回転駆動力を発生する指令を与え、
    前記複合テープ及び残存テープを送るときには、前記巻き取りモータの前記複合テープ及び残存テープを送る回転駆動力より前記送り出しモータの前記複合テープ及び残存テープを送る回転駆動力が小さくなるよう、前記巻き取りモータ及び前記送り出しモータにそれぞれ指令を与え、かつ、
    両面テープ片がワークに非接触の状態で前記複合テープ及び前記残存テープを送るときには、前記送り出しモータの電流制限値を第1の電流値とするよう前記送り出しモータに指令を与え、かつ両面テープ片がワークに接触した状態で前記複合テープ及び残存テープを送るときには、前記送り出しモータの電流制限値を前記第1の電流値よりも大きい第3の電流値とするよう前記送り出しモータに指令を与えるよう構成されている、請求項4に記載のテープ貼付装置。
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