JPS5943056Y2 - スリッタ設備運転装置 - Google Patents

スリッタ設備運転装置

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Publication number
JPS5943056Y2
JPS5943056Y2 JP2414081U JP2414081U JPS5943056Y2 JP S5943056 Y2 JPS5943056 Y2 JP S5943056Y2 JP 2414081 U JP2414081 U JP 2414081U JP 2414081 U JP2414081 U JP 2414081U JP S5943056 Y2 JPS5943056 Y2 JP S5943056Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control device
line speed
cutter
armature
tension
Prior art date
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Expired
Application number
JP2414081U
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English (en)
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JPS57140920U (ja
Inventor
英世 渡辺
勇夫 手塚
Original Assignee
東洋電機製造株式会社
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Publication date
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Priority to JP2414081U priority Critical patent/JPS5943056Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考宸は巻出機のコイル状の金属シート材をスリットす
るとともにスリット後巻取機で巻取るヘルパーカット方
式スリッタ設備に係り、特に巻取張力を与えるテンショ
ンパットを必要としないスリッタ設備運転装置に関する
一般にコイル状の金属シート材を連続して複数条にスリ
ットするスリッタ設備の運転装置は第1図のように示さ
れるものである。
すなわちスリットされる金属シート材1が巻出機2のコ
イル状態より繰出されてカッター3によりスリットされ
たのち巻取機4に巻取られるスリッタ連続加工において
は、通常金属シート材1に巻出機2のブレーキ装置5に
てブレーキ張力が与えられ、また複数条にスリットされ
た金属シート材を巻取るためカッター3と巻取機4との
間にテンションパット6が配設されるものとなる。
さらにかくの如きスリッタ設備の運転を行なう装置につ
き図示のサイリスタレオナード装置駆動例によりつぎに
説明する。
第1図において7は速度検出器TGを具備するカッター
用直流電動機、8は巻取機用直流電動機、9は検出ロー
ル部分により回転される速度検出器TGであるライン速
度検出器、10はライン速度設定器、71.72はカッ
ター用直流電動機Tのための電鼾制御部分、界磁制御部
分、81.82は巻取機用直流電動機8のための電鼾制
御部分。
界磁制御部分である。
かくの如く示される運転装置は、カッター3はライン速
度指令信号と電動機速度帰還信号および電機子電流信号
を演算して電流垂下特性をもつ速度制御運転が行なわれ
る。
この際カッター用直流電動機7は界磁が固定状態にされ
ている。
また巻取機4はライン速度指令信号とライン速度帰還信
号の演算の上巻太り補償のための界磁補正回路構成によ
り巻取速度=定制御による運転が行なわれる。
かかる公知のスリッタ設備運転装置を採用する場合、テ
ンションパットを使用せずにスリット作業を行なうとカ
ッタ一部分と巻取コイル間に張力変動が発生してヘルパ
ーカットが不可能になり、巻取張力を与えるテンション
バットの設置が必須条件となっていた。
すなわち、スリッタ設備運転において一般に微少な速度
変動が生じると、電動機本体および機械系の慣性モーメ
ントにより、電動機発生トルクに対して変動に伴う慣性
モーメントの変速に要する部分が加減されるため、電動
機発生トルクの張力への寄与分に変更が生じて最終的に
トルク変動となる。
つまり、第1図に示した如き従来方式のものは、スリッ
ト後の金属シート材速度をタッチロールで検知して速度
帰還信号を得ることにより、一定速度で巻取る方式が採
られ。
当然金属シート材がタッチロールを駆動させるだけのト
ルクを発生し得るだけの最小摩擦力を必要とする。
一方、スリットする金属シート材は例えば前工程の圧延
ロールの癖によって一般に中心部分が若干厚い如く中心
部分と端部分では異なる。
そして、巻取機は同一軸にスリット後の金属シート材を
巻取り、その巻数が同じである。
このことは、厚い部分のスリット材では早く巻太り他の
部分よりも太くなることを意味し、この部分ではスリッ
ト材が張り逆に薄い部分では弛むことになる。
よって、スリット条数が多くかつ巻太り比が大きくなる
に従い前述の現象が顕著となり、タッチロールのスリッ
プが発生して速度制御の不安定を生じ張力変動の要因と
なる。
このため、特に一部の余材に張力が発生することを除く
ためテンションバットが配され、このテンションバット
の摩擦力によって全ての条材に均一に張力を生じること
を必要とする。
かようにして、スリッタ設備運転においては張力発生お
よび巻取速度安定のためテンションパットを設ける必要
があるが、シート材表面に擦り疵が発生するなどの問題
点、さらに設備スペースの制約等によってテンションパ
ットを設置できないことが生じる。
本考案は上述したような点に着目しなされたもので、テ
ンションバットを用いることなくスリット前の材料速度
を検出することにより格別に巻取運転を行う簡便なスリ
ッタ設備運転装置を提供するものである。
以下、本考案を実施例図面を参照して説明するに先立ち
本考案の技術思想を要約するにつぎの如くである。
(1)ライン速度検知のためスリット後の条材部にタッ
チロールを配することなくスリット前の板材部に設ける
ことより、ライン速度検出器への充分な駆動面をもち、
トルク的にスリップが発生せず速度制御上良い安定性を
保有する。
(2)カッター駆動を電流制御方式を採用し、スリット
するに要する切断パワーのみ供給することより、速度の
変動に伴いスリット材の送り出しなどを起こして結局巻
取張力の変動をきたす(速度十電流垂下)制御に代え、
安定した巻取張力を得る。
つぎに本考案を実施例図面を用いて詳述する。
第2図は本考案の一実施例を示す運転系統図で、9はス
リット加工前の金属シート材1速度を検出するライン速
度検出器である。
図中第1図と同符号のものは同じ構成部分を示す。
すなわち本実施例は第1図に示される如きテンションバ
ット6部分の設置されないスリッタ設備に対する運転装
置の系統を表わすものであり、これはカッター用直流電
動機関係部分として電機子制御部分71.電機制御部分
子1の演算制御信号発生部である電流演算回路73およ
び速度制限回路74.界磁制御部分72と、巻取機用直
流電動機関係部分として電機子制御部分81および電圧
演算回路83.界磁制御部分82とを具備してなる。
ここで電流演算回路73はヘルパーに要するトルクを設
定する電流設定信号Aおよび機械損失補償、加減速補償
信号Bが与えられて演算指令信号を発生し、電機子制御
部分71に加えて電流制御運転を行なわしめる。
速度制限回路74は電流演算回路73出力にさらにライ
ン速度指令信号および電動機速度帰還信号を入力し、特
に加減速中等の速度変動に対し異常過速状態への発生を
抑制する機能をもつ。
電圧演算回路83はライン速度指令信号に対して電圧帰
還信号を入力としその演算結果を電機子制御部分81に
与え、電流制御運転81は電圧制御を行なうことになる
界磁制御部分82はライン速度指令信号とライン速度帰
還信号とのつき合わせの上その偏差信号で界磁制御を行
なうものである。
かくの如く構成される本実施例のものは、カッター3が
電流制御運転を行なうとともに、巻取機4が巻取張力と
巻取速度を一定に制御して運転するものであり、スリッ
ト後の条材間の張力にアンバランスが生じる問題には対
処し得るものとしても、張力が生じている条について変
動を削減し除去し得る作用を行なうものとなる。
ここでは巻取張力がブレーキ装置5によって設定される
ものになることは明らかである。
以上説明したように本考案によれば、テンションバット
を必要とせず巻出コイル側のブレーキ張力により一定速
度で巻取る簡便な装置を提供でき、スリッタ設備を簡素
化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例のスリッタ設備運転装置を示す運転系統
図、第2図は本考案の一実施例を示す運転系統図である
。 1・・・・・・金属シート材、5・・・・・・ブレーキ
装置、7・・・・・カッター用直流電動機、8・・・・
・・巻取機用直流電動機、9,9・・・・・・ライン速
度検出器、10・・・・・・ライン速度設定器、71,
71,81,81°°°°°。 電機子制御部分、72,82,82・・・・・・界磁制
御部分、73・・・・・・電流演算回路、74・・・・
・・速度制御回路、83・・・・・・電圧演算回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 巻出機のコイル状の金属シート材をヘルパーカットする
    カッターおよび該金属シート材のスリット後直接的に巻
    取る巻取機を駆動するスリッタ設備運転装置において、
    ライン速度指令による速度制限機能が付加される電流制
    御を行なう第1の電機子制御装置と界磁一定の出力を与
    える第1の界磁制御装置、前記ライン速度指令による電
    圧制御を行なう第2の電機子制御装置と該ライン速度指
    令出力および前記カッターの前に設けられるライン速度
    検出器出力の演算結果発生される信号指令により界磁制
    御を行なう第2の界磁制御装置をそれぞれ具備し、前記
    巻出機のブレーキ張力を所定の巻取張力が導出される如
    く選定せしめるとともに、前記第1の電機子制御装置お
    よび第1の界磁制御装置出力をカッター用直流電動機に
    与えかつ第2の電機子制御装置および第2の界磁制御装
    置出力を巻取機用直流電動機に与えるように構成したこ
    とを特徴とするスリッタ設備運転装置。
JP2414081U 1981-02-24 1981-02-24 スリッタ設備運転装置 Expired JPS5943056Y2 (ja)

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JP2414081U JPS5943056Y2 (ja) 1981-02-24 1981-02-24 スリッタ設備運転装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57140920U JPS57140920U (ja) 1982-09-03
JPS5943056Y2 true JPS5943056Y2 (ja) 1984-12-19

Family

ID=29821876

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