JPH0450268A - ジェットプリンター用マーキングインキ - Google Patents

ジェットプリンター用マーキングインキ

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JPH0450268A
JPH0450268A JP2159097A JP15909790A JPH0450268A JP H0450268 A JPH0450268 A JP H0450268A JP 2159097 A JP2159097 A JP 2159097A JP 15909790 A JP15909790 A JP 15909790A JP H0450268 A JPH0450268 A JP H0450268A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、種々の被記録体に対してジェットプリントす
るのに適当なジェットプリンター用マーキングインキに
関し、特にガラス質表面に対してジェットプリントする
際に使用されるジェットプリンター用マーキングインキ
に関する。
〔従来の技術〕
ジェットプリンターによる印刷は、ノズルよりインキを
噴射し被記録材に付着せしめる方式であり、該ノズルと
被記録材が非接触状態にある為、曲面や凸凹した不規則
な形状を有する表面に対して良好な印刷を行なうことが
できるものである。
このジェットプリンター用インキとしては種々のものが
知られているが、特にガラス質表面への接着性の優れた
ジェットプリンター用インキとして特開昭58−176
271号公報には、アルコールまたはケトンを主成分と
する溶剤、染料、シリコーン樹脂、界面活性剤および導
電性付与剤としてイオン化性塩類を含有するインキが、
特開昭60−76574号公報には、アクリル酸又はメ
タクリル酸七ツマ−の含有量を限定したアクリル樹脂、
シランカップリング剤、界面活性剤、導電性付与剤とし
て、イオン化性塩類又は塩基性染料、染料およびアルコ
ール又はケトンを主成分とする溶剤を含有するインキが
提案されている。また、特公昭63−33514号公報
には、金属、合成重合体およびガラスにジェットプリン
トするのに適当なインキとして、エポキシ−フェノール
系バインダー樹脂、染料およびアルコール、水、ケトン
、アルキレングリコールから主としてなる溶媒混合物を
含有するインキが提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、これら従来技術のジェットプリンター用インキ
は、いずれもガラス質表面への接着性を改善してはいる
ものの、未だその密着性及び耐摩耗性が十分であるとは
言えない。又、これらジェットプリンター用インキは、
いずれもインキ組成物中に電解質(イオン性塩類)を含
有するため、これを使用して印刷した印刷物のインキ皮
膜は電解質の析出により、種々の被記録材、特にガラス
質表面に印刷された皮膜の耐水性に劣るという問題を有
している。
本発明が解決しようとする課題は、種々の被記録材にジ
ェットプリントするのに好適であり、特にガラス質表面
に対する密着性、耐摩耗性、耐水性、耐化粧水性に優れ
たジェットプリンター用マーキングインキ組成物を提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた
結果、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は油溶性染料、樹脂、有機溶剤を含有する
ジェットプリンター用インキにおいて、樹脂としてアク
リル樹脂とシリコーン樹脂を併用することを特徴とする
ジェットプリンター用マーキングインキに関する。
本発明に使用するアクリル樹脂は、その重量平均分子量
が5000〜60000の範囲にあるものが好ましく、
アクリル樹脂の平均分子量が5000より小さい時は十
分な耐摩耗性が得られず、またその平均分子量が600
00より大きい時は噴射が不安定となる。また、優れた
耐化粧水性を得るためには、アルコール類、特にエタノ
ールに溶解しないアクリル樹脂を使用することが好まし
く、このようなアクリル樹脂としては、アクリル樹脂の
構成成分であるアクリルモノマーとして、アクリル酸、
メタクリル酸等のカルボキシル基含有モノマーを、アク
リル酸−2ヒドロキシエチル、メタクリル酸−2ヒドロ
キシエチル等の水酸基含有モノマーを少量含有させて重
合して得られるアクリル樹脂が使用され、具体的には、
三菱レーヨン(株)製のダイヤナールBRレジン、BR
−83、BR−87、BR−107、BR−113、B
R−116等が挙げられるがこれらに限定されるもので
はなく、同時に2種類以上組み合わせて使用することも
できる。
これらのアクリル樹脂のインキ組成物中の含有量は、イ
ンキ皮膜の十分な耐摩耗性、耐化粧水性を得る点から2
〜15重量%の範囲が好ましい。
本発明に使用するシリコーン樹脂は、その平均重合度が
100〜3000の範囲にあるものが好ましく、平均重
合度が100より小さい時は十分な耐摩耗性が得られず
、また、その平均重合度が3000より大きい時は噴射
が不安定となる。この様なシリコーン樹脂としては、一
般塗料用に用いられるストレートシリコーン樹脂、分子
中に水酸基、アルコキシ基を有する変性用シリコーン樹
脂、アルキッド、エポキシ、ウレタン等で変性された変
性シリコーン樹脂等、本発明に使用する有機溶剤に可溶
で、アクリル樹脂との相溶性の良いものであればすべて
使用できるが、具体的には、信越化学工業(株)製シリ
コーン樹脂、KR〜311、KR−255、KR−15
5、KR−211、KR−212、KR−214、KR
〜216、KR−206、KR−305、EN〜100
1 N、K R−9706、K R−5203等が挙げ
られる。但し、本発明に使用できるシリコーン樹脂はこ
れらに限定されるものではなく、同時に2種類以上組み
合わせて使用してもよい。これらのシリコーン樹脂のイ
ンキ組成物中の含有量は、インキ皮膜の十分な耐水性を
得る点から1〜10重置%の範囲が好ましい。
本発明のジェットプリンター用マーキングインキには必
要に応じて他の溶削可溶性樹脂を併用することが可能で
ある。併用する樹脂としてはエポキシ樹脂が好ましく、
エポキシ樹脂を併用することにより、ガラス質表面に対
する密着性、耐水性を一段と高められる。この様なエポ
キシ樹脂としては本発明の有機溶剤に可溶であればすべ
て使用できるが、常温で固体のものがインキ皮膜の十分
な耐摩耗性を得る点から好ましく、具体的にはシェル化
学(株)製エポキシ樹脂、エピコート1001.100
2.1003.1004.1007、大日本インキ化学
工業(株)製エポキシ樹脂、エピクロン1050.30
50.4050.7050、エピクロンS−129、S
−830、エピクロンN−695、N−775等が挙げ
られるが、本発明に使用し得るエポキシ樹脂はこれらに
限定されるものではなく、また同時に2種類以上組み合
わせて使用してもよい。
また、これらエポキシ樹脂の使用量は、樹脂成分に対し
2〜15重量%の範囲が好ましい。
本発明に使用し得る油溶性染料は種々のものが考えられ
特に限定されるものではないが、本発明のインクジェッ
トプリンター用マーキングインキがコンティニュアス方
式と呼ばれるインクジェット方式に使用される場合、従
来のイオン化性塩類に替えて含金属染料を使用すること
が好ましい。
即ち、油溶性染料として、含金属染料を用いれば、本発
明のジェットプリンター用マーキングインキに適度な電
気伝導度を付与することができ、安定した噴射が可能に
なり、然もガラス質表面に対して耐水性を害する物質を
用いないで済むことと相まって耐水性および耐化粧水性
を一段と高めることが可能となる。この様な含金属染料
の好ましい具体例として例えば、C,1,ソルベントブ
ラック22.23.27.29.34.43.47.1
23、C,1,ソルベントイエロー19.21.32.
6L79.80.81.82、C,1,ソルベントレッ
ド8.35.83.84.100.109.118.1
19.121.122.160、c、r、ソルベントブ
ルー25.55.70等が挙げられる。但し、本発明に
使用し得る含金属染料はこれらに限定されるものではな
く、2種以上の含金属染料を同時に使用してもよい、ま
た、これらの油溶性含金属染料のインキ組成物中の含有
量は、インキの適度な電気伝導度を得る点から1〜15
重量%の範囲が好ましい。
本発明のジェットプリンター用マーキングインキで印刷
されたインキ皮膜の耐水性および低温時の耐摩耗性を高
めるためには、当該インキにフタル酸エステル、セバシ
ン酸エステル、ステアリン酸エステル、リン酸エステル
、クエン酸エステル、アジピン酸エステル、マレイン酸
エステル、トリメリット酸エステル等の可塑剤で本発明
に使用する樹脂と相溶性の良い化合物を添加することが
好ましく、特に好ましくはフタル酸エステル、セバシン
酸エステルの中から選ばれる少なくとも1種の化合物で
本発明に使用する樹脂と相溶性の良い化合物を0.1〜
5重量%添加することが良い、上記フタル酸エステルと
しては具体的にはフタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル
、フタル酸ペンチル等、上記セバシン酸エステルとして
は、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジブチル、セバシ
ン酸ジオクチル等が挙げられるが本発明はこれらに限定
されるものではない。
本発明に使用し得る溶剤としては、染料の溶解性並びに
インキ乾燥特性の良好ならしめるものとして、例えば、
水、アンモニア水、プロパツールの如き脂肪族アルコー
ル類、ジメチルケトン或いはジエチルケトンの如きケト
ン類、グリコール類、グリコールエーテル類、グリコー
ルエステル類、炭化水素類、アミド類、アミノアルコー
ル類、モルホリン或いはピリジンの如き含窒素化合物等
が挙げられるが、特に染料溶解性、インキの電気伝導度
およびインキ乾燥特性を高める溶剤としてメチルエチル
ケトン、或いはメタノール又はエタノールを含有する溶
剤が特に好ましい。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明の詳細な説明する。
尚、以下の記述中「部」は重量部を表わす。
(実施例1) 染料(c、r、ソルベントブラック27)8.0部、ダ
イヤナールBR−113(三菱レーヨン(株)製アクリ
ル樹脂、分子量的3000) 12.0部、KR−21
6(信越化学工業(株)製シリコーン樹脂、重合度的3
00)4.0部、メチルエチルケトン75.4部を十分
に攪拌、溶解した後、この溶液を1.2μmメンブラン
フィルタ−を用いて濾過することによってジェットプリ
ンター用マーキングインキを得た。
このインキを用い、日立製作所(株)製コンティニュア
スインキジェットプリンターNJプリンター」を用いて
1、ガラス、プラスチック板(アクリル樹脂、塩化ビニ
ル樹脂、ABS樹脂)及び金属板(アルミニウム、ステ
ンレス、ブリキ)に印刷を行った。
この結果、ガラス、アクリル樹脂、塩化ヒニル樹脂、A
BS樹脂、アルミニウム、ステンレスおよびブリキに対
して鮮明な印刷画像が得られ、また、噴射安定性も良好
であった。
次に上記被印刷物に印刷された各々の印刷画像に「セロ
テープJ にチバン(株)製、セロファン粘着テープ)
を貼り、次いで「セロテープ」を剥離することによる印
刷画像の密着性、次に印刷画像を消しゴム((株)トン
ボ鉛筆製MONO)により10回こすることによる印刷
画像の耐摩耗性を評価したところ、良好な密着性、耐摩
耗性を有していた。
更に、ガラスに印刷された印刷画像に対して水とエタノ
ールの混合溶液(水/エタノール=1)をしみこませた
ワイピングガーゼで20回こすることによる印刷画像の
耐化粧水性、および同印刷画像を24時間及び7日間水
中浸漬することによる耐水性を評価した。
その結果、耐化粧水性について良好な結果が得られ、ま
た、24時間水中浸漬した印刷画像には画質の劣化がな
く7日間水中浸漬したものについては、印刷画像の1部
に剥離があったものの十分に判読可能な状態であった。
(実施例2) 染料(c、r、ソルベントブラック29)2.5部、染
料(C,1,ソルベントブラック43)6.4部、ダイ
ヤナールBR−113(三菱レーヨン(株)製アクリル
樹脂、分子量的30000 ) 6.0部、KR−21
6(信越化学工業(株)製シリコーン樹脂、重合度的3
00)4.0部、エピコート1004 (シェル化学(
株)製エポキシ樹脂)5.6部、メチルエチルケトン6
2.5部、メタノール13.0部を十分に攪拌、溶解し
た後、この溶液を1.2μmメンブランフィルタ−を用
いて濾過することによってジェットプリンター用マーキ
ングインキを得た。
(実施例3) 染料(C,1,ソルベントブラック27)5.0部、染
料(c、r、ソルベントブラック29)1.0部、ダイ
ナールBR−87(三菱レーヨン(株)製アクリル樹脂
、分子量的25000 ) 10.0部、KR−311
(信越化学工業(株)製シリコーン樹脂、重合度的20
000 ) 4.0部、エビクロンN−695(大日本
インキ化学工業(株)製エポキシ樹脂)5.6部、メチ
ルエチルケトン60.0部、メタノール13.0部、プ
ロピレングリコールモノメチルエーテル5.0部を十分
に攪拌、溶解した後、この溶液を1.2μmメンブラン
フィルタ−を用いて濾過することによってジェットプリ
ンター用マーキングインキを得た。
(実施例4) 染料(C,1,ソルベントブラック27)7.5部、ダ
イヤナールBR−87(三菱レーヨン(株)製アクリル
樹脂、分子量的25000 ) 6.0部、KR−21
1(信越化学工業(株)製シリコーン樹脂、重合度的3
00)6.5部、エビクロン4050 (大口本インキ
化学工業(株)製エポキシ樹脂)8.0部、メチルエチ
ルケトン67.0部、エタノール5,0部を十分に攪拌
、溶解した後、この溶液を1.2μmメンブランフィル
タ−を用いて濾過することによってジェットプリンター
用マーキングインキを得た。
実施例2〜4のインキを用いて、実施例1と同様にガラ
ス、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、アル
ミニウム、ステンレス、およびブリキに対して印刷を行
なった。その結果、各被印刷物に対して、いずれのイン
キも鮮明な印刷画像を形成し、また、いずれのインキも
噴射安定性が良好であった。
次に、上記各印刷物に対して実施例1と同様の手法によ
り、セロテープによる密着性、および消しゴムによる耐
摩耗性の評価を行なった。その結果いずれの印刷物も良
好な密着性および耐摩耗性を有していた。
更に、実施例2〜4のインキを使用してガラスに印刷さ
れた各印刷物を実施例1と同様な手法により、耐化粧水
性および耐水性を評価した。その結果いづれの印刷物も
良好な耐化粧水性を有していることが判明し、また24
時間水中浸漬後および7日間水中浸漬後の各々の印刷物
についてもその印刷画像の剥離は全(認められなかった
次に、ガラスに印刷された各印刷物において、その印刷
画像を5°Cで24時間放置直後、ワイピングガーゼで
10回こすることによる低温時の耐摩耗性を評価した。
この結果、印刷画像の1部に剥離が見られたものがあっ
たものの十分に判読可能であった。
(実施例5) 染料(C,1,ソルベントブラック27)4.0部、染
料(C,1,ソルベントブラック43)4.0部、ダイ
ナールBR−113(三菱レーヨン(株)製アクリル樹
脂、分子量的30000 ) 12.0部、KR−21
6(信越化学工業(株)族シリコーン樹脂、重合度的3
00)2.0部、エピクロン1050 (大日本インキ
化学工業(株)製エポキシ樹脂)4.0部、セバシン酸
ジエチル1.5部、メチルエチルケトン54.5部、メ
タノール18.0部を十分に攪拌、溶解した後、この溶
液を1.2μmメンブランフィルタ−を用いて濾過する
ことによってジェットプリンター用マーキングインキを
得た。
(実施例6) 染料(C,1,ソルベントブラック27)7.0部、ダ
イナールBR−113(三菱レーヨン(株)製アクリル
樹脂、分子量的30000 ) 5.4部、KR216
(信越化学工業(株)族シリコーン樹脂、重合度的30
0)3.6部、エピコート1004 (シェル化学(株
)製エポキシ樹脂)7.2部、セバシン酸ジブチル1.
8部、メチルエチルケトン63.0部、メタノール12
.0部を十分に攪拌、溶解した後、この溶液を1.2μ
mメンブランフィルタ−を用いて濾過することによって
ジェットプリンター用マーキングインキを得た。
(実施例7) 染料(C,1,ソルベントブルーフ0)9.0部、ダイ
ナールBR−113(三菱レーヨン(株)製アクリル樹
脂、分子量的30000 ) 6.4部、KR−216
(信越化学工業(株)族シリコーン樹脂、重合度的30
0)4.0部、エピコート1004 (シェル化学(株
)製エポキシ樹脂)5.6部、フタル酸ジプチル1.5
部、メチルエチルケトン55.0部、メタノール18.
5部を十分に攪拌、溶解した後、この溶液を1.2μm
メンブランフィルタ−を用いて濾過することによってジ
ェットプリンター用マーキングインキを得た。
実施例5〜7のインキを用いて、実施例1と同様にガラ
ス、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、アル
ミニウム、ステンレス、およびブリキに対して印刷を行
なった。その結果、各被印刷物に対して、いずれのイン
キも鮮明な印刷画像を形成し、また、いずれのインキも
噴射安定性が良好であった。
次に、上記各印刷物に対して実施例1と同様の手法によ
りセロテープによる密着性、および消しゴムによる耐摩
耗性の評価を行なった。その結果いずれの印刷物も良好
な密着性および耐摩耗性を有していた。
更に、実施例5〜7のインキを用いてガラスに印刷され
た各印刷物を実施例1と同様な手法により、耐化粧水性
および耐水性を評価した。その結果いづれの印刷物も良
好な耐化粧水性を有していることが判明し、また24時
間水中浸漬後および7日間水中浸漬後の各々の印刷物に
ついてもその印刷画像の剥離は全く認められなかった。
次に、ガラスに印刷された各印刷物において、その印刷
画像を5℃で24時間放置直後、ワイピングガーゼで1
0回こすることによる低温時の耐摩耗性を評価した。
その結果、印刷画像の剥離は全く認められなかった・ (比較例) 染料(c、r、ソルベントブラック27)7.0部、K
R−216部(信越化学(株)製シリコーン樹脂、分子
量的300)20.0部、KBM−603(信越化学(
株)製シランカップリング剤)5.0部、メチルエチル
ケトン48.0部、イソプロピルアルコール20.0部
を十分に攪拌、溶解した後、この溶液を1.2μmメン
ブランフィルタ−を用いて濾過することによってジェッ
トプリンター用マーキングインキを得た。
このインキを用い、実施例1と同様にして、ガラス、ア
クリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、アルミニウ
ム、ステンレスおよびブリキに印刷を行なった。
次に各印刷物に対して実施例1と同様の手法により密着
性、耐摩耗性、耐化粧水性および耐水性を評価した。良
好な密着性、耐水性を有していたが耐摩耗性、耐化粧水
性は不良であり、印刷画像が剥離し、判読不能となった
(比較例2) 染料(C,1,ソルベントブラック27)7.0部、ダ
イナールBR−113(三菱レーヨン(株)製アクリル
樹脂、分子量的30000 ) 13.0部、フタル酸
ジブチル1.5部、メチルエチルケトン60.0部、メ
タノール18.5部を十分に攪拌、溶解した後、この溶
液を1.2μmメンブランフィルタ−を用いて濾過する
ことによってジェットプリンター用マーキングインキを
得た。
このインキを用い、実施例1と同様にして、ガラス、ア
クリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、アルミニウ
ム、ステンレスおよびブリキに印刷を行なった。
次に各印刷物に対して実施例1と同様の手法により密着
性、耐摩耗性、耐化粧水性および耐水性を評価した。そ
の結果、密着性、耐摩耗性および耐化粧水性については
良好な結果が得られたが、耐水性は不良で24時間水中
浸漬した印刷画像には剥離が生じ、判読不能であった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、樹脂成分としてアクリル樹脂とシリコ
ーン樹脂を併用することにより、ガラス、プラスチック
板および金属板に優れた密着性、耐摩耗性、耐化粧水性
および耐水性を有する印刷画像を形成することができ、
更に染料成分として含金属染料を使用すれば、インキに
適度な電気伝導度を維持させながらも印刷画像の耐水性
を高めることができる。また、セバシン酸エステル或い
はフタル酸エステルを併用すれば、更に低温下での印刷
画像の耐摩耗性が高められる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、油溶性染料、樹脂、有機溶剤を含有するジェットプ
    リンター用インキにおいて、樹脂としてアクリル樹脂と
    シリコーン樹脂を併用することを特徴とするジェットプ
    リンター用マーキングインキ。 2、樹脂として、エポキシ樹脂を併用することを特徴と
    する請求項1記載のジェットプリンター用マーキングイ
    ンキ。 3、アクリル樹脂の重量平均分子量が5000〜600
    00の範囲にあることを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載のジェットプリンター用マーキングインキ。 4、シリコーン樹脂の平均重合度が100〜3000の
    範囲にあることを特徴とする請求項1、請求項2又は請
    求項3記載のジェットプリンター用マーキングインキ。 5、油溶性染料として含金属染料を使用することを特徴
    とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4記載
    のジェットプリンター用マーキングインキ。 6、フタル酸エステル、セバシン酸エステルの中から選
    ばれる少なくとも1種の化合物を0.1〜5重量%含有
    することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、
    請求項4又は請求項5記載のジェットプリンター用マー
    キングインキ。
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