JPH04501146A - 編み機用糸送り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 編み桟用糸送り装置 技術分野 本発明は編み桟用糸送り装置に関する。さらに特に本発明は、糸に異常な張力が 加えられる場合に、貯蔵ドラム上に巻き付けられた糸のループは繰り出され、そ して機械の運転が止められるようになり、それによって完全な整備をすることが 可能となり糸送りは糸を切断することなく実行されることができるような編み桟 用糸送り装置に関する。

背景となる技術 一般に編み機はいくつかのボビンから出て繰り出される糸を編み機の内部にある 編み針へと送るためにボビンの数に等しい数の糸送り装置を具備している。この ような糸送り装置の例は韓国特許第８６−１０５３号明細書に記載されている。

このような装置は、エンドレステープによって駆動される駆動ホイールを備えた 貯蔵ドラムといくつかの円錐面とがホルダの上方および下方位置で同軸上に設け られ、そして予め定められた巻数の糸が前記貯蔵ドラムに上に巻きつけられ且つ 貯蔵されるという状態で巻き付けと繰り田しか同時に実行されることができるよ うに構成されている。

しかしこのような装置では、たとえ貯蔵ドラム上に配置された糸ループが糸の編 み機の内部への送りを円滑にすると；−でも、操作者は糸を１本ずつ貯蔵ドラム 上に巻くことによって糸ループを形成するので、作業が煩雑で弗るだけでなく、 各貯蔵ドラム上に形成された糸ループの巻数が互いに異なりている場合に糸の送 り張力に差を生じさせる。

そして上述の装置以外の装置でさえ、現在公知であり、使用されていてるすべて の糸送り装置はボビン自身の何等かの欠陥によって、ボビンから出てそしてボビ ンから繰り出される糸に異常な張力が加えられる場合には、前記張力を緩和でき る機能を有さないので、糸はたやすく切れてしまうようになる。

さらに、編物の編み方を変える目的のために送り強制タイプから自由送りへと糸 の送りを変えることが所望される場合に、一般に駆動ホイール上に巻かれた駆動 ベルトが１つずつ手動で外されるか或いは各駆動ホイール上に取付けられた固定 装置が１つずつ操作されるかして貯蔵ドラムが自由に回転するようにされるが、 しかしこれらは操作が煩雑であり自動化が困難なので生産性が低下するという問 題が生じていた。

発明の概要 それ故に本発明の目的は、モータによって駆動される回転キャップが貯蔵ドラム の上方部分に設けられ、それによってそこに送られる糸に異常な張力が加えられ る場合に、貯蔵ドラム上に巻かれた糸ループが繰り出されて、同時に機械の駆動 が停止されるようにして、糸の送りが糸を切断することなく実行されることがで きる編み桟用糸送り装置を提供することである。

本発明の別の目的は、遊びブーりが駆動ホイールの底部に隣接して設けられてお り、駆動ベルトを駆動ホイールか或（１は遊びブーりかにシフトするためのシフ ト機構がその側部書こ設けられそして前記シフト機構を動作されるようにして、 糸送りの強制送り或いは自由送りへの変化が自動的に得られ得る編み桟用糸送り 装置を提供することである。

本発明の１つの実施例によると、中空シャフトが一側部にクランパ（ｃｌａｍｐ ｅｒ　）を備えた中空ホルダの基板の中央部分に固着され、上部に貯蔵ドラムと 一体化するようになった駆動ホイールがベアリングを介して前記中空シャフトに 回転できるように取付けられ、円筒型固着部材は中空シャフトの上部端部に取付 けられ、そしてモータはその内部に固着されて貯蔵ドラムの内側に配置される。

内部円周表面上の雌ねじによって形成された中空ねじ付きチューブは前記モータ の上方表面に固着され、そして方形の断面を有する接合部材はモータの回転シャ フトに固着される。その外部円周表面上の雄ねじによって形成され、前記モータ の回転シャフトに固着された接合部材に接合される方形凹みを有する可動ねじ付 きチューブは、前記中空ねじ付きチューブに係合され、そして外部端部部分に半 球状表面を有する回転キャップが前記可動ねじ付きチューブの上部端部に固着さ れる。糸誘導孔を有する突起は前記回転キャップの半球状表面の側部に設けられ 、そして別の糸誘導孔は前記突起の軸方向の下方側部の回転キャップの底部端部 部分に設けられ、それによって、ホルダの上部の前部端部部分に設けられた第１ および第２の糸誘導孔を通過される糸が、回転キャップの回転に応対した前記２ つの糸誘導孔を通して貯蔵ドラム上に巻かれるようにされる。そして、調整ノブ によって突出した状態を調整されることができるブツシュボタンスイッチは中空 ホルダのネック部分に設けられており、前記回転キャップがモータの回転によっ て上側に動かされることによってスイッチボタンが回転キャップの前記突起によ って押される場合に、回転キャップの回転は停止されて、同時に駆動ホイールお よび貯蔵ドラムは駆動ベルトの駆動力によって回されて、糸の送りが実行される ようになる。この瞬間に、回転キャップが回されて下降された下の位置から上方 ヘモータの駆動によって動かされ、それによって突起がブツシュボタンスイッチ のボタン部分を押すという状態が維持されている間に、回転キャップの回転の数 と同数の糸ループが貯蔵ドラム上に形成され、そして編み機の駆動が回転キャッ プが停止されているという状態で開始されるときに、貯蔵ドラムに巻かれた糸ル ープはそのように維持され、そして糸の送りが実行されるようになる。この状態 で異常な張力が送られる糸に加えられるとき、回転キャップの突起は前記張力に よってブツシュボタンスイッチから開放され、そして貯蔵ドラムおよび回転キャ ップは同時に回され、それによって貯蔵ドラム上に形成された糸ループが繰り出 されることによって糸の送りが実行され、そしてこれらと同時に、ブツシュボタ ンスイッチのボタン部分の押された状態は開放されることになるので、それはス イッチオフの状態になり、それによって編み機の動作が停止されることによって 糸の切断を防ぐことができる。

上述の本発明の好ましい実施例は糸の定常の送りのためのものであるが、本発明 の別の実施例によると、糸は単に単純な構成要素を付加することによってジャカ ード式薄編物のような複合薄編物を編むのに意のままに送られることができる。

すなわちそれは、前記中空シャフトの底部端部部分が伸張されることによって遊 びプーリが駆動ホイールとホルダの基板部分との間に設けられ、そして正および 逆回転することができるモータによってシフトされる駆動ベルトシフトプーリが それに隣接する部分の適切な位置に設けられ、糸の定常送りの場合には駆動ベル トが駆動ホイール上に巻かれるようにされ、糸の自由送りの場合には駆動ベルト シフトブーりがモータの回転によって下げられるようにされ駆動ベルトが遊びプ ーリ上に巻かれるようにされて貯蔵ドラムが編み機自身の引っ張る力によって自 由に回転されることができるようにされる。

図面の簡単な説明 第１図は本発明の好ましい実施例による糸送り装置の側面図であり、 第２図は第１図の縦断面図であり、 第３図は編み機の動作中の糸が送られる状態を示す本発明の好ましい実施例によ る糸送り装置の縦断面図であり、第４図および第５図は本発明の別の実施例によ る糸送り装置の概略説明図であり、 第４図は糸の定常送りの側面図であり、第５図は糸の自由送りの側面図である。

好ましい実施例の詳細な説明 以下に、本発明の好ましい実施例が添付の図面に関連して詳細に記載されるであ ろう。第１図乃至第３図の図面の中では、参照符号ｌＯは中空ホルダを示し、そ のホルダｌＯを編み機の支持リング１１に固着するためのクランパ１２はその一 側部の垂直部分に設けられ、そして中空シャフト１４の底部端部部分は座金１５ および１Ｂを通してナツト手段１７によって基板１３の中央側に固着される。上 方および下方のフランジ２０ａおよび２０ｂを有する駆動ホイール２０は、ベア リング手段１８を介して前記基板１３の上側の中空シャフト１４に回転できるよ うに取り付けられる。円錐表面２２ａおよび２２ｂを有し且つその外部表面に予 め定められた間隔で幾つかの巻取ビン２１を設けられた貯蔵ドラム２２は、駆動 ホイール２０と一体化して形成されている。

円筒型の固着部材１９は前記中空シャフト１４の上部端部部分に取り付けられ、 モしてモータ２３は前記固着部材１９の内部の中に挿入且つ固着されて前記貯蔵 ドラム２２の内部の中に位置付けられる。内部円周表面上に雌ねじ部分を有する 中空ねじ付きチューブ２４は前記モータ２３の上部表面上に固着され、そして方 形断面を有する接合部材２５はモータ２３の回転シャフト２３ａに取り付けられ る。外部円周表面上の雄ねじ部分によって形成されそして内部円周表面上で前記 接合部材２５に接合される方形凹み２６ｂを有する可動ねじ付きチューブ２Ｂは 、前記中空ねじ付きチューブ２４に接合される。

外側の上部端部部分上に半球状表面を有する回転キャップ２７が前記可動ねじ付 きチューブ２Ｇの上部端部部分に固着されて、それは前記可動ねじ付きチューブ ２６が中空ねじ付きチューブ２４に完全に接合された位置に位置付けられる場合 に回転キャップ２７が貯蔵ドラム２２をほとんど取囲むような状態になるように される。中空ねじ付きチューブ２４よりもわずかに大きい直径を有し且つ可動ね じ付きチューブ２６とほぼ同様の長さを有する保護キャップ２８は前記回転キャ ップ２７の内側に固着されて、埃のようないかなる異物をも可動ねじ付きチュー ブ２Ｂのねじ部分に入らせないようにしており、そして停止圧２４ｂおよび２９ ａは中空ねじ付きチューブ２４の前部端部部分および可動ねじ付きチューブ２Ｂ の前部端部側部に固着された座金２９のところにそれぞれ形成されて、それらを 接合するときに互いに固着されるのを防ぐ。第３の糸誘導孔３０ａを有する突起 ３０は前記回転キャップ２７の半球状表面の側部に設けられ、そして第４の糸誘 導孔３１は前記突起３０の軸方向の下方側の回転キャップ２７の底部端部部分に 設けられる。

そして、突き出し状態の調整が調整ノブ３２によって可能であるブツシュボタン スイッチ３３は中空ホルダ１０のネック部分に設けられており、スイッチ３３の ボタンが前記回転キャップ２７の突起３０によって押されるとき、回転キャップ ２７の回転が停止され同時に編み機の駆動が開始されそして駆動ホイール２０お よび貯蔵ドラム２２が駆動ベルト３４の駆動力によって回転されて、糸の送りが 実行されることができるようにされる。

糸ストッパ３５は前記中空ホルダ１０の前部端部部分に設けられ、そして前記回 転キャップ２７の回転中心上に装置された第１および第２の糸誘導孔３６および ３７は前記糸ストッパ３５の上方および下方側に配置され、そして糸流れセンサ ８９および糸停止センサ４０はそれぞれ中空ホルダ１０のネック部分および垂直 部分にそれぞれ設けられる。前記第１、第２、第３および第４の糸誘導孔３６． ３７．３０ａおよび３１を通過し、貯蔵ドラム２２上に巻かれ、そして繰り出さ れてそこから出て編み機の内部へと向かう糸を誘導するための第５の糸誘導孔４ １が配置される。

図面の中の説明されていない参照符号４２は、糸が切断される或いはその送りが 停止される場合にそのことを報知する信号ランプを示す。そして４３は、ブツシ ュボタンスイッチ３１と糸流れセンサ３９と糸停止センサ４０とモータ２３とを 編み機の本体に設けられた中央制御ユニットに電気的に接続するための端子ジャ ックを示す。

上述の構造では、貯蔵ドラム２２の上方および下方の円錐表面２２ａおよび２２ ｂは貯蔵ドラム２２自身に形成されているように示されているが、それらは適切 な斜めの角度を有するように巻取ビン２１の上方および下方の端部の位置を曲げ ることによって形成されることもできる。そして、貯蔵ドラム２２の表面上を巻 取ビン２１と同じ形の凹状および凸状部分を一体化して形成することによって、 巻取ビン２１の代わりをさせることもまた可能である。

前記回転キャップ２７を回転させるためのモータ２３は正および逆回転が可能で あるＤＣモータであり、それは送られる糸の種類によって６Ｖ、９Ｖ、１２Ｖ或 いは２４Ｖの電力によって選択的に駆動されることができるものである。可動ね じ付きチューブ２６の固着された座金２９および前記中空ねじ付きチューブ２４ の前部端部部分に形成された停止圧２４ｂおよび２９ａは、回転キャップ２７が 下げられた位置に位置付けられるときに、すなわち前記停止圧２４ｂおよび２９ ａが互いに接合するときに、導孔４０に対して最も近付いた位置に位置付けられ るように形成されることが望ましい。

上述のような構造を有する本発明の好ましい実施例による糸送り装置の動作状態 およびその効果は、下記に詳細に記載されるであろう。

編み機が停止状態にある場合に、回転キャップ２７は図１および図２に示される ように下げられた位置に位置付けられる。

このとき、ボビンから繰り出され出てくる糸は、ホルダ１０の第１および第２の 糸誘導孔３Ｂおよび３７と、回転キャップ２７の突起３０および下方周囲部分と に設けられｈ第３および第４の糸誘導孔３０ａおよび３１と、ホルダ１０の第５ の糸誘導孔４１とを通って編み機の内部に接続される。この状態では、電力が編 み機の中央制御ユニットからモータ２３へと供給されることによってモータ２３ が回転されるとき、可動ねじ付きチューブ２６および回転キャップ２７が回され 且つ上方へと動かされ貯蔵ドラム２２上に糸を巻くことによって、回転の数に対 応する糸ループを形成する。モータ２３の駆動は、回転キャップ２７が予め定め られた回転の数を実行することによって前記半球状表面上に形成された突起３０ がホルダ１０のネック部分に取り付けられたブツシュボタンスイッチ３３のボタ ン部分に接触し、そしてそれによって回転キャップ２７の突起３０がブツシュボ タンスイッチ３３を押しそしてブツシュボタンスイッチ３３からの信号を受信し た編み機の中央制御ユニットが編み機を駆動するようになるような状態になるそ の瞬間に停止される。編み機の駆動力が駆動ベルト３４を通して駆動ホイール２ ０に伝送されることによって、駆動ホイール２０および貯蔵ドラム２２は同時に 回され、そして糸は編み機の内部に定常的に送られる。この瞬間に、駆動ホイー ル２０および貯蔵ドラム２２のみは回転キャップ２７が停止しているという状態 で回されるので、貯蔵ドラム２２上に形成された糸ループは繰り出しと巻き付け とを同時に行うことによって元の状態を維持するようになる。

このような糸ループ、すなわち貯蔵ドラム２２に巻かれる糸の巻数の、調整は必 要に応じて可能である。すなわち回転キャップの上昇する範囲は、調整ノブ３２ を利用してブツシュボタンスイッチ３３の突き出し量を調整することによって適 切に選択されることができる。一般に、たとえ貯蔵ドラム２２上に形成される糸 ループの長さが糸の種類或いは強さによって差を有するとしても、もしほぼ１． ５ｍならばそれは十分であり得るので、貯蔵ドラム２２の直径がほぼ１５０ＩＩ ｌであるときは、もしブツシュボタンスイッチ８３のボタン部分および貯蔵ドラ ム２２の突起３０が貯蔵ドラム２２の下げられた位置で約ｌＯ回転の位置で接触 するようにされているならば、それは良いであろう。

、　上述したように、糸が編み機に送られている状態で、予め定められた範囲よ り強い張力がボビンの、ある欠陥のせいで送られている糸に加えられるとき、回 転キャップ２７の突起３０は編み機自身の糸の引っ張り力によってブツシュボタ ンスイッチ３３から離されることによって、回転キャップ２７は貯蔵ドラム２２ と一緒に回転するようになり、そしてそれ故に貯蔵ドラム２２上に巻かれた糸ル ープは繰り出されるようになり、そしてたとえ貯蔵ドラム２２に送られる糸が停 止されるとしても、編み機の内部に送られる糸は即座には停止されない。そして これと同時に、回転キャップ２７は上述の記載に比べて反対方向で回転すること によって下げられるようになり、したがって前記突起３０はブツシュボタンスイ ッチ３３から離れることとなり、それ故にスイッチ３３がオフ状態になって、編 み機の駆動は中央処理ユニットによって停止される。これのように送られる糸に 加えられる異常な張力が生じるのは、一般にボビンに巻かれた糸が繰り出されて いる間に急に停止されるような現象によって起こる。それ故に６Ｖ、９Ｖ、１２ Ｖ或いは２４Ｖの電流が編み機の駆動停止から４乃至５秒後に中央制御ユニット から約１．５秒間に２度から３度、再度供給され、張力がボビンの単純な欠陥に よって糸に加えられている場合には、糸は再度供給され得ることで、自動的に編 み機の動作状態になる。しかし、このように実行しても異常な張力がなおも継続 的に糸に加えられているときは、信号ランプ４２は信号の信号音がなり始めるの と同時に点灯し、それによって操作者が糸の送り状態を手動で検査できるように される。

上述の記載では、モータ２３に供給される駆動電圧は糸の種類および強さに依存 して選択的に決定され、綿糸のように強度が弱い糸の場合には約６ｖの低い電圧 が供給され、そしてポリエチレン糸のように比較的強い糸の場合には１２ｖ或い は２４ｖの高い電圧が供給されるようになる。

上述のような本発明の好ましい実施例によると、モータを利用して回転キャップ を回転することによって貯蔵ドラム上に糸ループを形成する操作は、操作者によ って１つずつ手作業で実行することを必要とすることなく、自動化が可能であり 、そして異常な張力が送られる糸に加えられる場合、回転キャップおよび貯蔵ド ラムは同時に回転されるように作成され、そしてそれによって貯蔵ドラムに巻か れた糸ループが繰り出されて、張力の吸収効果が得られることとなり、それ故に 糸の切断によるニット製品の不良を防ぐことができる。

以下に、本発明の別の実施例が第４図および第５図に関連して詳細に記載されて いる。図面では説明を簡単にするために、本発明の第１の実施例と同じ構造を有 するような部分の図は省略されており、そして第１の実施例と同じ構成要素は同 じ参照符号によって示されている。

第４図および第５図に示されるように、遊びプーリ４３はホルダ基板１３に固着 された中空シャフト１４の伸張された端部部分で駆動ホイール２０と隣接して同 軸上にベアリング（図示されない）を介して設けられており、そして正および逆 の回転ができ且つスクリュシャフト５１を存する減速モータ５０はその側部部分 に取り付けられる。Ｕ型支持フレーム５２は前記減速モータ５０のスクリュシャ フト５１に接合され、そしてガイドシャフト５３によって誘導されたシフトホイ ール５４は前記支持フレーム５２の内部に取り付けられる。環状フランジ５４ａ および５４ｂは前記シフトホイール５４にそれぞれ設けられるので、減速モータ ５０の回転によって駆動ホイールか或いは遊びプーリ４３かに対して駆動ベルト ３４をシフトするときに駆動ベルト３４はそこから外れず、そして駆動ホイール ２０および遊びプーリ４３は相互に隣接する部分に対していかなるフランジをも 備えていないので、駆動ベルト３４のシフトは円滑にできる。

上述のように構成された本発明の別の実施例は、繊維の薄編物を変化させるため に糸の自由送りが必要とされる場合、例えばもし糸の定常の送りが平らな薄編物 に必要とされる場合ならば駆動ベルト３４が第４図に示されるように駆動ホイー ル２０に巻かれる状態になり、そして糸の自由送りがジャカード式薄編物に必要 とされる場合にはシフトホイール５４は減速モータ５０を駆動することによって 下げられて駆動ベルト３４は駆動ホイールから外れて遊びプーリ４３に巻かれる 状態になるような場合に応用するものである。それ故に、貯蔵ドラム２２が自由 であるような状態になるので、自由な糸送りは編み機自身の引っ張り力によって 実行されることができる。

上述の本発明の別の実施例によると、糸の定常の送りのおよび糸の自由送りのシ フトが単純且つちょうど上手い具合に実行されるのみならず、編み機の自動化に 対して役立てるという効果も存在する。

国際調査報告

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. １．編み機の支持リングに固着するためのクランパと表端部部分の第１および第 ２の糸誘導孔とを有するホルダと、前記ホルダの基板部分に固着された中空シャ フトと、前記中空シャフトに回転できるように取り付けられ、駆動ベルトによっ て駆動される駆動ホイールと、巻取ピンがその外部円周表面に予め定められた間 隔で配置され、上方および下方の円錐表面を有する貯蔵ドラムと、前記貯蔵ドラ ムの内部の中に位置付けられ、前記中空シャフトの表端部部分に取り付けられた 固着部材によって固着されたモータと、 前記モータの表面に固着された中空ねじ付きチューブと、前記モータの回転シャ フトに動かせるように挿入され、前記中空ねじ付きチューブに接合された可動ね じ付きチューブと、 前記可動ねじ付きチューブの表端部部分に固着され、上方の角の部分が半球状表 面である回転キャップと、前記回転キャップの半球状表面に設けられ、その中に 第３の糸誘導孔を有する突起と、 前記回転キャップの持ち上げられた位置で突起に対応してホルダのネック部分に 設けられたプッシュボタンスイッチと、前記突起の底部側部分に配置された第４ の糸誘導孔と、前記ホルダの垂直部分に配置された第５の糸誘導孔とを具備する 編み機用糸送り装置。
2. ２．前記駆動ホイールおよび貯蔵ドラムが巻取ピンによって一体化して形成され る請求項１記載の編み機用糸送り装置。
3. ３．前記貯蔵ドラムの前記上方および下方の円錐表面が、巻取ピンの上方および 下方の端部部分を曲げることによって形成される請求項１記載の編み機用糸送り 装置。
4. ４．互いに対を形成する停止座が前記中空ねじ付きチューブの表端部部分および 前記回転キャップを固着するための座金の底部表面に形成されており、そしてそ れらが一緒に接合されるときに第４の糸誘導孔と第５の糸誘導孔とが最も近付い た位置に位置付けられる請求項１記載の編み機用糸送り装置。
5. ５．前記第１および第２の糸誘導孔が前記回転キャップの回転中心軸上に位置付 けられる請求項１記載の編み機用糸送り装置。
6. ６．前記可動ねじ付きチューブとほぼ同じ長さであり、前記中空らせん型チュー ブよりもわずかに直径が大きい保護キャップが、前記回転キャップの底部表面に 取り付けられる請求項１記載の編み機用糸送り装置。
7. ７．前記モータがＤＣ６Ｖ，９Ｖ，１２Ｖ或いは２４Ｖによって選択的に駆動さ れ、正および逆方向に回転することができる請求項１記載の編み機用糸送り装置 。
8. ８．前記プッシュボタンスイッチが調整ノブによってその突き出し量を調整でき る請求項１記載の編み機用糸送り装置。
9. ９．前記プッシュボタンスイッチの突き出し量が前記回転キャップの回転量を規 定する請求項８記載の編み機用糸送り装置。
10. １０．遊びプーリが前記駆動ホイールの下方部分で同軸上に取り付けられ、前記 駆動ホイールか或いは遊びプーリかに対して駆動ベルトを選択的にシフトするた めの手段を具備する請求項１記載の編み機用糸送り装置。
11. １１．前記シフト手段が、スクリュシャフトを有し且つ正および逆方向に回転す ることができ低速モータと、前記スクリュシャフトの回転によってシフトされる 支持フレームと、前記支持フレームを誘導するためのガイドロッドと、前記支持 フレームの内部でガイドロッドに沿って動けるように取り付けられたシフトホイ ールとを具備する請求項１０記載の編み機用糸送り装置。