JPH0450099Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0450099Y2 JPH0450099Y2 JP3906087U JP3906087U JPH0450099Y2 JP H0450099 Y2 JPH0450099 Y2 JP H0450099Y2 JP 3906087 U JP3906087 U JP 3906087U JP 3906087 U JP3906087 U JP 3906087U JP H0450099 Y2 JPH0450099 Y2 JP H0450099Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- mold
- adjustment
- balancer
- balance
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 3
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 4
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000002513 implantation Methods 0.000 description 1
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- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
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- 238000007790 scraping Methods 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、自動車のラジエータ冷却用フアン等
に関するものである。
に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点]
一般に、この種フアンにおいては、合せ金型を
用い、ここに樹脂材を射出して成形するようにし
たものがある。しかるにフアンは、慎重なバラン
ス調整をする必要があり、そこで従来、このバラ
ンス調整を金型の削り込みによつて行うようにし
ていたため調整作業が手間が掛る許りでなく、一
旦削り込んでしまつた金型を、元状態に復元する
ためには、溶着、植込み等の頗る煩雑な盛込み作
業が必要となり、そしてさらに別部位の削り込み
を行うこととなつて、調整毎に金型が痩せてしま
い、金型寿命を短くし、また製作されるフアン肉
厚は逆に厚く重くなつてフアン特性を変化してし
まうという欠点があつた。
用い、ここに樹脂材を射出して成形するようにし
たものがある。しかるにフアンは、慎重なバラン
ス調整をする必要があり、そこで従来、このバラ
ンス調整を金型の削り込みによつて行うようにし
ていたため調整作業が手間が掛る許りでなく、一
旦削り込んでしまつた金型を、元状態に復元する
ためには、溶着、植込み等の頗る煩雑な盛込み作
業が必要となり、そしてさらに別部位の削り込み
を行うこととなつて、調整毎に金型が痩せてしま
い、金型寿命を短くし、また製作されるフアン肉
厚は逆に厚く重くなつてフアン特性を変化してし
まうという欠点があつた。
[問題を解決する手段]
本考案は上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を
一掃することができるフアン用金型のフアンバラ
ンス調整構造を提供することを目的として創案さ
れたものであつて、フアン成形用金型の内面部に
フアンバランサ用の凹溝を形成する一方、この凹
溝には調整体を出没調整自在に嵌装して、調整体
の出没量によつてフアンのバランス調整をする構
成にしたことを特徴とするものである。
一掃することができるフアン用金型のフアンバラ
ンス調整構造を提供することを目的として創案さ
れたものであつて、フアン成形用金型の内面部に
フアンバランサ用の凹溝を形成する一方、この凹
溝には調整体を出没調整自在に嵌装して、調整体
の出没量によつてフアンのバランス調整をする構
成にしたことを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、面倒な金
型の削り込みや盛付け作業を全くすることなく、
フアンバランスを調整できるようにしたものであ
る。
型の削り込みや盛付け作業を全くすることなく、
フアンバランスを調整できるようにしたものであ
る。
[実施例]
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、1は樹脂製フアンであつ
て、このフアン1は複数枚の羽根2と、該羽根2
内周側の円筒状ボス部3とが一体成形されてい
る。このボス部3は、外周側に二重円筒状の外壁
ボス3a,3b、該外壁ボス3bの内側に円筒状
の複数のボス3c,3d,3e等により形成され
ており、これら各ボス間は複数の放射状ステイ7
によつて連結補強されている。またボス部3の中
心部にはモータ軸にキー嵌合する取付け孔4aが
穿設された芯金4が設けられている。5は外壁ボ
ス3bと、ボス3cとの間に適宜間隔を存して複
数個設けられた円柱状のバランサ、6は前記バラ
ンサ5を挟んだ両側に設けられたモータ冷却風用
の通気孔である。
する。図面において、1は樹脂製フアンであつ
て、このフアン1は複数枚の羽根2と、該羽根2
内周側の円筒状ボス部3とが一体成形されてい
る。このボス部3は、外周側に二重円筒状の外壁
ボス3a,3b、該外壁ボス3bの内側に円筒状
の複数のボス3c,3d,3e等により形成され
ており、これら各ボス間は複数の放射状ステイ7
によつて連結補強されている。またボス部3の中
心部にはモータ軸にキー嵌合する取付け孔4aが
穿設された芯金4が設けられている。5は外壁ボ
ス3bと、ボス3cとの間に適宜間隔を存して複
数個設けられた円柱状のバランサ、6は前記バラ
ンサ5を挟んだ両側に設けられたモータ冷却風用
の通気孔である。
さて、上記フアン1を一体成形する公知の射出
成形機と、これに使用する金型とを第3図により
概説する。ここで図中、10は固定金型、20は
可動金型、11は可動側背板である。そして先
ず、固定金型10に可動金型20をセツトする。
一方、射出成形機30におけるホツパ31内の樹
脂材は、必要分量だけ軽量プランジヤ32で計量
され射出プランジヤ33によつて送られ、さらに
ヒータ34と加熱シリンダ35で溶融加圧されて
ノズル36から金型10,20の間へ射出される
ようになつている。
成形機と、これに使用する金型とを第3図により
概説する。ここで図中、10は固定金型、20は
可動金型、11は可動側背板である。そして先
ず、固定金型10に可動金型20をセツトする。
一方、射出成形機30におけるホツパ31内の樹
脂材は、必要分量だけ軽量プランジヤ32で計量
され射出プランジヤ33によつて送られ、さらに
ヒータ34と加熱シリンダ35で溶融加圧されて
ノズル36から金型10,20の間へ射出される
ようになつている。
前記可動金型20におけるバランサ5の対応位
置には、円筒状の調整用凹溝22が刻設されてお
り、この凹溝22の底部には、さらに同芯状にね
じ穴23が設けられている。一方、24はバラン
サ調整体であつて、該バランサ調整体24は、頭
部24aが調整用凹溝22に丁度没入する状態で
ねじ部24bがねじ穴23に螺出入するようにな
つており、その没入量を調整することで、調整用
凹溝22は金型20の型内面からの深さTの調整
ができるようになつている。尚、24cはドライ
バ溝である。
置には、円筒状の調整用凹溝22が刻設されてお
り、この凹溝22の底部には、さらに同芯状にね
じ穴23が設けられている。一方、24はバラン
サ調整体であつて、該バランサ調整体24は、頭
部24aが調整用凹溝22に丁度没入する状態で
ねじ部24bがねじ穴23に螺出入するようにな
つており、その没入量を調整することで、調整用
凹溝22は金型20の型内面からの深さTの調整
ができるようになつている。尚、24cはドライ
バ溝である。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、今、フアン1のボス部3のうち、バランサ5
の突出寸法(高さ)をTに設定する場合には、可
動金型20においてドライバ等の適宜手段で、バ
ランサ調整体頭部24aを回動して、バランサ調
整体24を型内面より寸法Tだけ入り込んだ位置
になるように調整してから金型10,20をセツ
トする。斯くして射出成形を行うと、成形された
フアン1のボス部3には、高さTのバランサ5を
有するフアンが一体成形される。そして、生産さ
れたフアン1のバランステストを行い、各バラン
サ5の高さTを大小調整をすることでフアンバラ
ンスの調整ができることになる。
て、今、フアン1のボス部3のうち、バランサ5
の突出寸法(高さ)をTに設定する場合には、可
動金型20においてドライバ等の適宜手段で、バ
ランサ調整体頭部24aを回動して、バランサ調
整体24を型内面より寸法Tだけ入り込んだ位置
になるように調整してから金型10,20をセツ
トする。斯くして射出成形を行うと、成形された
フアン1のボス部3には、高さTのバランサ5を
有するフアンが一体成形される。そして、生産さ
れたフアン1のバランステストを行い、各バラン
サ5の高さTを大小調整をすることでフアンバラ
ンスの調整ができることになる。
この様に本考案は、フアンバランスの調整を、
従来の如く、金型自体を削り取つたりして行うと
いう面倒な調整作業をする必要が全く無く、単に
可動金型20に出没自在に設けたバランサ調整体
24の調整を行えばよく、従つて調整作業が極め
て容易となつて、作業性の著しい改善が計れるこ
とになる。しかも金型自体を削り取ることがない
ため、調整を何回行つても金型が薄くなつて、成
形物が肉厚になつてしまう心配もなくて、金型の
寿命を長いものにできることとなる。
従来の如く、金型自体を削り取つたりして行うと
いう面倒な調整作業をする必要が全く無く、単に
可動金型20に出没自在に設けたバランサ調整体
24の調整を行えばよく、従つて調整作業が極め
て容易となつて、作業性の著しい改善が計れるこ
とになる。しかも金型自体を削り取ることがない
ため、調整を何回行つても金型が薄くなつて、成
形物が肉厚になつてしまう心配もなくて、金型の
寿命を長いものにできることとなる。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものでは
ないことは勿論であり、可動金型の内面に設けた
調整用凹溝にバランス調整体を出没自在に嵌着す
ればよいものである。従つて、調整用凹溝の位
置、数、大きさ、形状等については特に限定する
ものではなく、また、調整体の出没調整は、必ず
しもねじによることなく他の手段によつても行う
ことができるものである。さらにこの調整体の出
没調整をねじ手段によつて行う場合に、調整体が
位置ずれしないよう第5図に示す如く、調整体ね
じ部を金型外面から突出させ、これをナツト25
によつて緊締するよう構成してもよく、この様に
すれば一旦調整した状態を長期に亘つて維持でき
ることとなるという利点がある。
ないことは勿論であり、可動金型の内面に設けた
調整用凹溝にバランス調整体を出没自在に嵌着す
ればよいものである。従つて、調整用凹溝の位
置、数、大きさ、形状等については特に限定する
ものではなく、また、調整体の出没調整は、必ず
しもねじによることなく他の手段によつても行う
ことができるものである。さらにこの調整体の出
没調整をねじ手段によつて行う場合に、調整体が
位置ずれしないよう第5図に示す如く、調整体ね
じ部を金型外面から突出させ、これをナツト25
によつて緊締するよう構成してもよく、この様に
すれば一旦調整した状態を長期に亘つて維持でき
ることとなるという利点がある。
[作用効果]
以上要するに、本考案は叙述の如く構成したも
のであるから、フアンバランスの調整は、調整体
の凹溝に対する出没量を調整することによつて成
されることとなり、従つて従来の如く金型自体の
削り込みによる面倒で煩雑は調整作業が全く不要
となつて、迅速で確実なバランサ調整を、必要に
おいて何度でも行うことができる。しかもバラン
サ調整をしたとしても金型自体の削り込みがない
ので、フアンが肉厚になつてしまうことがなく、
もつて金型の寿命も長くできると共に、フアン特
性が変つてしまうことも未然に防止できることと
なる。
のであるから、フアンバランスの調整は、調整体
の凹溝に対する出没量を調整することによつて成
されることとなり、従つて従来の如く金型自体の
削り込みによる面倒で煩雑は調整作業が全く不要
となつて、迅速で確実なバランサ調整を、必要に
おいて何度でも行うことができる。しかもバラン
サ調整をしたとしても金型自体の削り込みがない
ので、フアンが肉厚になつてしまうことがなく、
もつて金型の寿命も長くできると共に、フアン特
性が変つてしまうことも未然に防止できることと
なる。
図面は本考案に係るフアン用金型のフアンバラ
ンス調整構造の一実施例を示したものであつて、
第1図はフアンの正面図、第2図はフアンボス部
の縦断面図、第3図は射出成形機と金型説明用の
側断面図、第4図は金型の要部断面図、第5図は
別の実施例による金型の要部断面図である。 図中、1はフアン、3はボス部、5はバラン
サ、20は可動金型、22は調整用凹溝、24は
バランサ調整体である。
ンス調整構造の一実施例を示したものであつて、
第1図はフアンの正面図、第2図はフアンボス部
の縦断面図、第3図は射出成形機と金型説明用の
側断面図、第4図は金型の要部断面図、第5図は
別の実施例による金型の要部断面図である。 図中、1はフアン、3はボス部、5はバラン
サ、20は可動金型、22は調整用凹溝、24は
バランサ調整体である。
Claims (1)
- フアン成形用金型の内面部にフアンバランサ用
の凹溝を形成する一方、この凹溝には調整体を出
没調整自在に嵌装して、調整体の出没量によつて
フアンのバランス調整をする構成にしたことを特
徴とするフアン用金型のフアンバランス調整構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3906087U JPH0450099Y2 (ja) | 1987-03-17 | 1987-03-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3906087U JPH0450099Y2 (ja) | 1987-03-17 | 1987-03-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63145617U JPS63145617U (ja) | 1988-09-26 |
JPH0450099Y2 true JPH0450099Y2 (ja) | 1992-11-26 |
Family
ID=30851883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3906087U Expired JPH0450099Y2 (ja) | 1987-03-17 | 1987-03-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0450099Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-03-17 JP JP3906087U patent/JPH0450099Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63145617U (ja) | 1988-09-26 |
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