JP2587121Y2 - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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JP2587121Y2
JP2587121Y2 JP1993066890U JP6689093U JP2587121Y2 JP 2587121 Y2 JP2587121 Y2 JP 2587121Y2 JP 1993066890 U JP1993066890 U JP 1993066890U JP 6689093 U JP6689093 U JP 6689093U JP 2587121 Y2 JP2587121 Y2 JP 2587121Y2
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良治 浅野
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、断面形状が一部と残部
とで異なった合成樹脂製の筒状体を成形する射出成形金
型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、断面形状が一部と残部とで異なっ
た合成樹脂製の筒状体を成形する射出成形金型におい
て、上記筒状体の内面側を成形するための移動型のコア
部は一体で製作されたものが一般に用いられている。上
記の従来の射出成形金型の構造を図面を参照して以下に
説明する。
【0003】図2は、従来の断面形状が一部と残部とで
異なった筒状体の射出成形金型の例を示す断面図であ
り、硬質塩化ビニル樹脂製の雨樋上合の射出成形金型で
ある。図2において、10は筒状体(雨樋上合)であ
り、11は筒状体1の一部であり、12はその残部であ
る。この一部11は断面形状がほぼ円形であり、一部1
1の一方が残部12に向かってその断面がじょじょに拡
大されてゆき、残部12(角形状)につながっている。
20はコア部であり、このコア部20は上記筒状体10
のキャビティの内面を形成するためのものであり、一体
で製作されている。
【0004】30は固定型であり、31はスライドコア
(図示しない)を有する固定型板である。この固定型板
31には、入れ子32が設けられ、この入れ子32の中
心部にスプルブッシュ33が圧入され、溶融樹脂の射出
されるスプル40とランナー41が貫通して設けられて
いる。
【0005】42はトンネルゲートであり、このトンネ
ルゲート42は、コア部20の上方端面より円筒部12
を成形するキャビティの側面に導入されて設けられてお
り、このトンネルゲート42より溶融樹脂がキャビティ
全体に充填されて成形加工されるようになされている。
【0006】上記コア部20に設けられたトンネルゲー
ト42は、構造上剪断抵抗を大きく受けるため損耗も激
しく、最も寿命の短い箇所であるため、連続使用に当た
っては日常の整備・点検を怠ることのできない。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
筒状体の射出成形金型においては、コア部20の製作に
は、寸法が大きいため、大きい工作機械が必要であり加
工費も高くなり、又、補修に当たっては、嵩張るため移
動型板より取り外して行う必要があり、多くの工数負担
がかかるという問題がある。更に、コア部20の残部1
2の損耗が激しく、補修による復元が無理な場合には、
コア部20全体を新規に作り直す必要が生じるといった
問題がある。
【0008】本発明は、このような上記の問題点に着目
してなされたものであり、これらの問題点を解消し、金
型の製作費を軽減し、保守・点検や補修を容易にし、且
つ移動型のコア部の上方を冷却のできる構造とすること
により、成形サイクルを短縮して、生産性を向上させる
ことのできる射出成形金型を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の射出成形金型に
おいては、断面形状が一部と残部とで異なった合成樹脂
製の筒状体を成形する固定型と移動型よりなる射出成形
金型であって、上記筒状体の内面側を成形するための移
動型のコア部が、筒状体の一部の内面を成形する一部コ
アと残部の内面を成形する残部コアとに分割して設けら
れ、この一部コアと残部コアが取付ボルトにより取付け
られて一体となっていることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の射出成形金型においては、筒状体の内
面側を成形するための移動型のコア部が、筒状体の一部
の内面を成形する一部コアと残部の内面を成形する残部
コアとに分割して設けられ、この一部コアと残部コアが
取付ボルトにより取付けられて一体となっていることに
より、金型の製作費を軽減し、保守・点検や補修を容易
にし、且つ残部コアを冷却のできる構造とすることがで
き、成形サイクルを短縮して、生産性を向上させること
ができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の射出成形金型の一例を示す断面図
であり、硬質塩化ビニル樹脂製の雨樋上合の射出成形金
型である。図1において、1は筒状体(雨樋上合)であ
り、1aは筒状体1の一部であり、1bはその残部であ
る。この一部1aは断面形状がほぼ円形であり、一部1
aの一方が残部1aに向かってその断面がじょじょに拡
大されてゆき、残部1b(角形状)につながっている。
【0012】2は移動型のコア部であり、このコア部2
は上記一部1aのキャビティの内面を成形するための一
部コア2aと、残部1bのキャビティの内面を成形する
ための残部コア2bとに分割されて設けられており、取
付ボルト5により取付けられて一体となっている。6は
一部コア2aの下方に設けられた冷却孔であり、この冷
却孔6が設けられることにより、溶融樹脂の射出後の一
部コア2aの冷却効果を向上させることができる。
【0013】3は固定型であり、3aはスライドコア
(図示しない)を有する固定型板である。この固定型板
3aには、入れ子3bが設けられ、この入れ子3bの中
心部にスプルブッシュ3cが圧入され、このスプルブッ
シュ3cの中央に溶融樹脂の射出されるスプル4とラン
ナー4aが貫通して設けられている。
【0014】4bはトンネルゲートであり、このトンネ
ルゲート4bは、一部コア2aの上方端面より筒状体1
の一部1aを成形するキャビティの側面に貫通して設け
られており、このトンネルゲート4bより溶融樹脂がキ
ャビティ全体に充填されて成形加工されるようになって
いる。
【0015】上記説明のように、本考案の射出成形金型
においては、筒状体1の一部1aを成形するためのキャ
ビティの内面の一部コア2aが、下方の残部コア2bと
分割して設けられ、取付ボルト5による取付けられて一
体となされているので、組立・解体を簡単に行なうこと
ができる。
【0016】更に、従来構造上できなかった冷却孔6を
新たに設けることができ、硬質塩化ビニル樹脂による射
出成形テストの実施結果、成形サイクル30秒時におい
て、従来の射出成形金型の場合、残部コア2bの温度は
最高部分において摂氏50度であったものが、摂氏42
度まで下げることができた。
【0017】
【考案の効果】本発明の射出成形金型においては、筒状
体の内面側を成形するための移動型のコア部が、筒状体
の一部の内面を成形する一部コアと残部の内面を成形す
る残部コアとに分割して設けられ、この一部コアと残部
コアが取付ボルトにより取付けられて一体となっている
ことにより、金型の製作費を軽減し、保守・点検や補修
を容易にし、且つ残部コアを冷却のできる構造とするこ
とができ、成形サイクルを短縮して、生産性を向上させ
ることができる。従って、断面形状が一部と残部とで異
なった合成樹脂製の筒状体を成形する射出成形金型とし
て好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出成形金型の一例を示す断面図。
【図2】従来の筒状体の射出成形金型の例を示す断面
図。
【符号の説明】 1 筒状体 1a 一部 1b 残部 2 コア部 2a 一部コア 2b 残部コア 3 固定型 4 スプル 31 アンダーカット部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面形状が一部と残部とで異なった合成樹
    脂製の筒状体を成形する固定型と移動型よりなる射出成
    形金型であって、上記筒状体の内面側を成形するための
    移動型のコア部が、筒状体の一部の内面を成形する一部
    コアと残部の内面を成形する残部コアとに分割して設け
    られ、この一部コアと残部コアが取付ボルトにより取付
    けられて一体となっていることを特徴とする射出成形金
    型。
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