JPH056089Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH056089Y2 JPH056089Y2 JP11190187U JP11190187U JPH056089Y2 JP H056089 Y2 JPH056089 Y2 JP H056089Y2 JP 11190187 U JP11190187 U JP 11190187U JP 11190187 U JP11190187 U JP 11190187U JP H056089 Y2 JPH056089 Y2 JP H056089Y2
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- Japan
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- cross
- support shaft
- supporting shaft
- sectional shape
- plane
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 6
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Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は樹脂成形体に関し、特に自動車室内の
温湿度調整のために調整された空気を車室内に吹
き出すためのバレル型レジスタのように、側壁か
ら突出して設けられた支軸を中心に回転可能に構
成された成形体の支軸部の形状に関する。
温湿度調整のために調整された空気を車室内に吹
き出すためのバレル型レジスタのように、側壁か
ら突出して設けられた支軸を中心に回転可能に構
成された成形体の支軸部の形状に関する。
従来のバレル型レジスタ1は第9図に示すよう
な形状をなし、その両側面には中心位置に支軸2
が、ABS樹脂等によつてレジスタ本体と一体成
形によつて、側面の壁3から突出して設けられて
いる。一般に樹脂材料は成形時の冷却によつて収
縮するが、成形品の肉厚が異なる場合には、放熱
速度の遅い肉の厚い部分の冷却が遅れ、既に冷却
して形態の定まつた薄肉部分からの影響によつ
て、肉厚部分が変形して寸法精度が悪くなつた
り、亀裂が生じたりする場合がある。
な形状をなし、その両側面には中心位置に支軸2
が、ABS樹脂等によつてレジスタ本体と一体成
形によつて、側面の壁3から突出して設けられて
いる。一般に樹脂材料は成形時の冷却によつて収
縮するが、成形品の肉厚が異なる場合には、放熱
速度の遅い肉の厚い部分の冷却が遅れ、既に冷却
して形態の定まつた薄肉部分からの影響によつ
て、肉厚部分が変形して寸法精度が悪くなつた
り、亀裂が生じたりする場合がある。
これを防止するために、肉厚部分が生じないよ
うに、設計段階で予め肉盗みを行なうことが実施
されている。第9図に示すレジスタ1の場合に
は、側面の壁3に比して支軸2の部分が前述の肉
厚部分に相当するので、通常、第10図に示すよ
うに支軸の中心に一定内径の孔4を穿孔して肉盗
みを施している。
うに、設計段階で予め肉盗みを行なうことが実施
されている。第9図に示すレジスタ1の場合に
は、側面の壁3に比して支軸2の部分が前述の肉
厚部分に相当するので、通常、第10図に示すよ
うに支軸の中心に一定内径の孔4を穿孔して肉盗
みを施している。
又、別のやり方としては、例えば実開昭59−
176208号公報に記載された考案があり、これによ
れば、第11図に示すように、支軸2をその軸面
に沿つて二つ割にして舌片2a,2bとなし、そ
の中間に一定巾の空間6を設けることによつて肉
盗みを実施している。
176208号公報に記載された考案があり、これによ
れば、第11図に示すように、支軸2をその軸面
に沿つて二つ割にして舌片2a,2bとなし、そ
の中間に一定巾の空間6を設けることによつて肉
盗みを実施している。
第10図に示す肉盗みのやり方によれば、孔4
の成形のためにはスライド型が必要となり、単純
な割型のみを用いた成形ができないため、成形装
置の大型化とコストアツプが避けられない。
の成形のためにはスライド型が必要となり、単純
な割型のみを用いた成形ができないため、成形装
置の大型化とコストアツプが避けられない。
第11図に示す方法は割型を利用して実施でき
るので、上に述べたような問題点は生じないが、
自由端を有する舌片2a,2bは、これの垂直方
向を指向する分力を有する力に対して容易に変形
するので、使用中に支軸2の直径の実質的な寸法
精度が得られず、レジスタの支持ががたつく欠点
がある。
るので、上に述べたような問題点は生じないが、
自由端を有する舌片2a,2bは、これの垂直方
向を指向する分力を有する力に対して容易に変形
するので、使用中に支軸2の直径の実質的な寸法
精度が得られず、レジスタの支持ががたつく欠点
がある。
本考案はこれらの従来技術の問題点を解決し、
簡単な割型のみを用いた成形法によつて製造可能
で、しかも寸法精度のよい支軸を有する樹脂成形
体を提供することを目的とする。
簡単な割型のみを用いた成形法によつて製造可能
で、しかも寸法精度のよい支軸を有する樹脂成形
体を提供することを目的とする。
この目的は、樹脂材料を用いて本体の側壁と一
体成形によつて得られる支軸を両側面に突出して
有する成形体であつて、支軸の軸線に垂直な平面
に沿う前記支軸の断面形状が、該軸線を含む平面
を分割面とした場合にアンダカツト領域を含ま
ず、且つその断面形状を完全に分断する空間を含
まないことを特徴とする成形体によつて達成され
る。
体成形によつて得られる支軸を両側面に突出して
有する成形体であつて、支軸の軸線に垂直な平面
に沿う前記支軸の断面形状が、該軸線を含む平面
を分割面とした場合にアンダカツト領域を含ま
ず、且つその断面形状を完全に分断する空間を含
まないことを特徴とする成形体によつて達成され
る。
図面に示す好適実施例に基づいて、本考案を更
に詳細に説明する。
に詳細に説明する。
本考案の成形体の一態様であるバレル型レジス
タ11は第1図に示すような形状を有し、その本
体は前述の第10図に示す従来型のレジスタ1の
それと実質的に同一であるが、支軸12の断面形
状に特徴がある(第2図)。
タ11は第1図に示すような形状を有し、その本
体は前述の第10図に示す従来型のレジスタ1の
それと実質的に同一であるが、支軸12の断面形
状に特徴がある(第2図)。
第3図に示すように、支軸12は、その軸面に
垂直な平面に沿う断面形状が実質的に十字型をな
している。この支軸12は、その断面の垂直面X
−Xに対してアンダカツト領域を持たず、該面X
−Xを分割面PLとして左右の二つの金型のみに
よつて、レジスタ11の本体と共に一体成形可能
であることは明らかであろう。
垂直な平面に沿う断面形状が実質的に十字型をな
している。この支軸12は、その断面の垂直面X
−Xに対してアンダカツト領域を持たず、該面X
−Xを分割面PLとして左右の二つの金型のみに
よつて、レジスタ11の本体と共に一体成形可能
であることは明らかであろう。
しかもこの支軸12の断面形状には、これを分
断する空間が存在しないので、上下左右いずれの
方向の力に対しても、変形が生じる可能性は少な
く、使用時にレジスタの安定した支持が期待でき
る。
断する空間が存在しないので、上下左右いずれの
方向の力に対しても、変形が生じる可能性は少な
く、使用時にレジスタの安定した支持が期待でき
る。
第4図〜第7図は、本考案の他の実施例の支軸
12の断面形状を示す。これらはいずれも、第2
図の例と同じく、垂直軸を分割面とする左右金型
のみによつて成形可能であり、又、分断空間を持
たないので、外力による変形に対して大きな抵抗
性を有する。
12の断面形状を示す。これらはいずれも、第2
図の例と同じく、垂直軸を分割面とする左右金型
のみによつて成形可能であり、又、分断空間を持
たないので、外力による変形に対して大きな抵抗
性を有する。
更に別の例として第8図に示したものは、第2
図の十字型断面の変形であり、肉盗み部が支軸の
軸方向全体にわたつて存在するのでなく、所定の
間隔を於て設けられているものである。これによ
つて支軸の剛性が向上し、更に安定した支持が期
待できる。
図の十字型断面の変形であり、肉盗み部が支軸の
軸方向全体にわたつて存在するのでなく、所定の
間隔を於て設けられているものである。これによ
つて支軸の剛性が向上し、更に安定した支持が期
待できる。
以上詳述したように、本考案によれば樹脂成形
体の支軸の断面形状を工夫して、二つの割型のみ
によつて成形可能となしたので、製造コストが低
減できる。
体の支軸の断面形状を工夫して、二つの割型のみ
によつて成形可能となしたので、製造コストが低
減できる。
又、断面を分断するような肉盗み領域の存在を
避ける断面形状としたので、外力に対する支軸の
変形に対する抵抗性が増加し、確実な成形体の支
持が可能となつた。
避ける断面形状としたので、外力に対する支軸の
変形に対する抵抗性が増加し、確実な成形体の支
持が可能となつた。
第1図は本考案のバレルレジスタの斜視図、第
2図は同じく支軸部分の拡大斜視図、第3図は第
2図のA−A断面図、第4図〜第7図は本考案の
他の実施例の支軸の断面図、第8図は本考案の更
に別の実施例の支軸の斜視図、第9図は従来のバ
レル型レジスタの斜視図、第10図は同じく支軸
部分の軸方向断面図、第11図は更に別の従来技
術の支軸の斜視図である。 11……レジスタ、12……支軸、PL……分
割面。
2図は同じく支軸部分の拡大斜視図、第3図は第
2図のA−A断面図、第4図〜第7図は本考案の
他の実施例の支軸の断面図、第8図は本考案の更
に別の実施例の支軸の斜視図、第9図は従来のバ
レル型レジスタの斜視図、第10図は同じく支軸
部分の軸方向断面図、第11図は更に別の従来技
術の支軸の斜視図である。 11……レジスタ、12……支軸、PL……分
割面。
Claims (1)
- 樹脂材料を用いて本体の側壁と一体成形によつ
て得られる支軸を両側面に突出して有する成形体
であつて、支軸の軸線に垂直な平面に沿う前記支
軸の断面形状が、該軸線を含む平面を分割面とし
た場合にアンダカツト領域を含まず、且つその断
面形状を完全に分断する空間を含まないことを特
徴とする成形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11190187U JPH056089Y2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11190187U JPH056089Y2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6417716U JPS6417716U (ja) | 1989-01-30 |
JPH056089Y2 true JPH056089Y2 (ja) | 1993-02-17 |
Family
ID=31350359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11190187U Expired - Lifetime JPH056089Y2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH056089Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012052760A (ja) * | 2010-09-03 | 2012-03-15 | Daikin Industries Ltd | 掃除機構 |
JP6533375B2 (ja) * | 2014-09-12 | 2019-06-19 | 日本電産サーボ株式会社 | ファン装置 |
-
1987
- 1987-07-23 JP JP11190187U patent/JPH056089Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6417716U (ja) | 1989-01-30 |
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