JPH0528430Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0528430Y2 JPH0528430Y2 JP1375187U JP1375187U JPH0528430Y2 JP H0528430 Y2 JPH0528430 Y2 JP H0528430Y2 JP 1375187 U JP1375187 U JP 1375187U JP 1375187 U JP1375187 U JP 1375187U JP H0528430 Y2 JPH0528430 Y2 JP H0528430Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- opening
- damper
- periphery
- held
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 210000002105 tongue Anatomy 0.000 claims description 17
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 10
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 5
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 5
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
- 229920000122 acrylonitrile butadiene styrene Polymers 0.000 description 1
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 229920002803 thermoplastic polyurethane Polymers 0.000 description 1
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Landscapes
- Air-Flow Control Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は空気調整のために自動車室内に温度調
整された空気を吹き込むレジスタに関する。更に
詳しくは、このレジスタから吹き出される風量を
調節するためのダンパに関する。
整された空気を吹き込むレジスタに関する。更に
詳しくは、このレジスタから吹き出される風量を
調節するためのダンパに関する。
このタイプのダンパは、その両側縁の中央部を
レジスタの風洞の両側壁にピン等でその軸線を中
心に回動可能に枢支されて取付けられ、その回動
角度によつて車室内に供給される風量を制御する
ように構成されている。
レジスタの風洞の両側壁にピン等でその軸線を中
心に回動可能に枢支されて取付けられ、その回動
角度によつて車室内に供給される風量を制御する
ように構成されている。
即ち、ダンパは風向に対して垂直に位置した時
には風洞を完全に遮閉し、又平行に位置した時に
は100%を通過させることが望ましい。
には風洞を完全に遮閉し、又平行に位置した時に
は100%を通過させることが望ましい。
従来のダンパの一つのタイプは、第4図及び第
5図に図示するような構成の樹脂製の本体21か
らなり、その外周縁には、断面形状がコの字型を
なす溝からなる開口24が形成され、これに耐熱
性ゴム等の弾性材料からなる連続状のシール部材
22が嵌め込まれて保持され、風洞の側壁との接
触を良好にして遮蔽時に風を完全に遮断できるよ
うに構成されている。又、このダンパの両側領域
には前記風洞との枢着のためのシヤフト23aを
具えたブラケツト23が本体21と一体的に樹脂
成形によつて固定されている。
5図に図示するような構成の樹脂製の本体21か
らなり、その外周縁には、断面形状がコの字型を
なす溝からなる開口24が形成され、これに耐熱
性ゴム等の弾性材料からなる連続状のシール部材
22が嵌め込まれて保持され、風洞の側壁との接
触を良好にして遮蔽時に風を完全に遮断できるよ
うに構成されている。又、このダンパの両側領域
には前記風洞との枢着のためのシヤフト23aを
具えたブラケツト23が本体21と一体的に樹脂
成形によつて固定されている。
このダンパは、しかし、コの字型断面形状の開
口24を有しているため、上下両金型のみからな
る割型では成形不可能であり、更に四面からスラ
イド型を用いて開口24の部分を成形する必要が
あつた。このため、成形型の製作費が高くなり、
更に作業に要する平面積が大きくなるので、機械
の大型化が避けられず、コストアツプの原因とな
つている。
口24を有しているため、上下両金型のみからな
る割型では成形不可能であり、更に四面からスラ
イド型を用いて開口24の部分を成形する必要が
あつた。このため、成形型の製作費が高くなり、
更に作業に要する平面積が大きくなるので、機械
の大型化が避けられず、コストアツプの原因とな
つている。
更に、このようにして成形した開口24は、ス
ライド型の離脱を容易にするために、例えば第6
図に示すように、その奥の部分の厚みaを入口の
部分の厚みbに比して若干小さく作製する必要が
ある。従つて、開口24に嵌め込むべきシール部
材22の厚さ寸法の決定が難しい。例えば、大き
い寸法bを基準にしてシール部材を基準した場合
には、充分に溝の奥までシール部材22が入ら
ず、不均一に周縁にはみ出し、ダンパと風洞壁面
との接触を不完全にしてシール効果を阻害した
り、ダンパの操作時にシール部材を巻き込んだり
する欠点がある。逆に小さい寸法aを基準にした
場合には、シール部材22が抜け勝手となつて充
分な保持が期待できない。
ライド型の離脱を容易にするために、例えば第6
図に示すように、その奥の部分の厚みaを入口の
部分の厚みbに比して若干小さく作製する必要が
ある。従つて、開口24に嵌め込むべきシール部
材22の厚さ寸法の決定が難しい。例えば、大き
い寸法bを基準にしてシール部材を基準した場合
には、充分に溝の奥までシール部材22が入ら
ず、不均一に周縁にはみ出し、ダンパと風洞壁面
との接触を不完全にしてシール効果を阻害した
り、ダンパの操作時にシール部材を巻き込んだり
する欠点がある。逆に小さい寸法aを基準にした
場合には、シール部材22が抜け勝手となつて充
分な保持が期待できない。
本考案は、上述の従来技術の欠点を解決するこ
とを目的とし、スライド型を用いることなく、上
下両金型からなる割型のみで成形可能で、且つシ
ール部材の保持が確実且つ容易な開口を有する空
調用ダンパを提供することにある。
とを目的とし、スライド型を用いることなく、上
下両金型からなる割型のみで成形可能で、且つシ
ール部材の保持が確実且つ容易な開口を有する空
調用ダンパを提供することにある。
この目的は、樹脂によつて一体成形されたプレ
ート状本体と、その周縁に設けられた開口内に嵌
め込んで保持されたシール部材とからなり、該開
口が前記本体の周縁の厚さ方向に所定の距離を隔
てて設定された二つの略水平な面に交互に張り出
した多数の舌片によつて構成されている自動車室
内空調用レジスタの風量調節ダンパによつて達成
される。
ート状本体と、その周縁に設けられた開口内に嵌
め込んで保持されたシール部材とからなり、該開
口が前記本体の周縁の厚さ方向に所定の距離を隔
てて設定された二つの略水平な面に交互に張り出
した多数の舌片によつて構成されている自動車室
内空調用レジスタの風量調節ダンパによつて達成
される。
前記二つの水平面が相対的に内向きの僅かな傾
斜を有し、その結果、隣接する二つの舌片によつ
て形成される開口の断面が入口部において狭くな
つていることが望ましい。
斜を有し、その結果、隣接する二つの舌片によつ
て形成される開口の断面が入口部において狭くな
つていることが望ましい。
又、舌片は本体周縁の一部にのみ設けることも
可能である。
可能である。
以下、本考案を図面に示す好適実施例を参照し
て更に詳細に説明する。
て更に詳細に説明する。
第1図は、本考案にかかるダンパの本体1の斜
視図を示す。該本体1は、ABS樹脂等の剛性を
有する樹脂材料の一体成形によつて作られ、その
全周にわたつて、一定の巾を有する多数の舌片2
が設けられている。符号5,6は風洞に取付ける
場合のシヤフト用のブラケツトである。
視図を示す。該本体1は、ABS樹脂等の剛性を
有する樹脂材料の一体成形によつて作られ、その
全周にわたつて、一定の巾を有する多数の舌片2
が設けられている。符号5,6は風洞に取付ける
場合のシヤフト用のブラケツトである。
該舌片2は二組に分類され、第2図に示すよう
に第1組の舌片2aと第2組の舌片2bとは交互
に配列され、本体1の厚さ方向に所定の距離dを
隔てて設定された二つの略水平な仮想面X,Y内
に、同じ長さでそれぞれ張り出している。この結
果、両組の舌片2aと2bとによつて、第1図に
示すような交互に上又は下の開放された凹部3が
連続して形成され、シール部材4を保持するため
の開口を構成している。
に第1組の舌片2aと第2組の舌片2bとは交互
に配列され、本体1の厚さ方向に所定の距離dを
隔てて設定された二つの略水平な仮想面X,Y内
に、同じ長さでそれぞれ張り出している。この結
果、両組の舌片2aと2bとによつて、第1図に
示すような交互に上又は下の開放された凹部3が
連続して形成され、シール部材4を保持するため
の開口を構成している。
この舌片2aは、第3図に示すように、本体1
の軸面に対して上向きのテーパーを以て形成され
ており、その結果、開口断面形状はその前端で実
質的に狭くなつている。なお、このテーパーは舌
辺2bの方に設けてもよいし、又両者に設けるこ
ともできる。
の軸面に対して上向きのテーパーを以て形成され
ており、その結果、開口断面形状はその前端で実
質的に狭くなつている。なお、このテーパーは舌
辺2bの方に設けてもよいし、又両者に設けるこ
ともできる。
発泡ウレタン樹脂等の弾性材料で作られたシー
ル部材4は、本体1の周縁に沿つて前記開口内に
挿入されて保持されている。開口を形成する凹部
3は前述の通り上下いずれかが開放されてるいの
で、シール部材4の挿入が容易に奥まで充分に実
施可能であり、しかも隣接する舌片2a,2b同
士が互いに逆方向のテーパーを以てシール部材4
を挟む形となつているので、把持が確実に行われ
る。
ル部材4は、本体1の周縁に沿つて前記開口内に
挿入されて保持されている。開口を形成する凹部
3は前述の通り上下いずれかが開放されてるいの
で、シール部材4の挿入が容易に奥まで充分に実
施可能であり、しかも隣接する舌片2a,2b同
士が互いに逆方向のテーパーを以てシール部材4
を挟む形となつているので、把持が確実に行われ
る。
本考案のダンパ本体1は、その形状から判るよ
うにアンダカツト部が存在しないので、上下両金
型のみからなる割型を用いて一体成形することが
可能であり、従来のコの字断面の開口を具えた本
体の場合のようなスライド型を使用する必要がな
い。
うにアンダカツト部が存在しないので、上下両金
型のみからなる割型を用いて一体成形することが
可能であり、従来のコの字断面の開口を具えた本
体の場合のようなスライド型を使用する必要がな
い。
ブラケツト5が、第4図に示す従来例のブラケ
ツト23のように本体の内側に設けられ、そのシ
ヤフトと本体1との間にアンダカツト部が存在し
ているような場合には、本体1のこの部分のみに
スライド型を追加して用いることも可能である。
更に、本体1の特定の辺、例えば相対する2組の
辺の中のいずれかの組のみに前述の舌片2a,2
bを設け、他の組はスライド型を追加することに
よつて従来型のコの字断面の開口とすることも可
能である。こうした場合でも、スライド型の使用
を従来に比べて半減することができるので、装置
の小型化並びに型製作費の低減による効果は大き
い。
ツト23のように本体の内側に設けられ、そのシ
ヤフトと本体1との間にアンダカツト部が存在し
ているような場合には、本体1のこの部分のみに
スライド型を追加して用いることも可能である。
更に、本体1の特定の辺、例えば相対する2組の
辺の中のいずれかの組のみに前述の舌片2a,2
bを設け、他の組はスライド型を追加することに
よつて従来型のコの字断面の開口とすることも可
能である。こうした場合でも、スライド型の使用
を従来に比べて半減することができるので、装置
の小型化並びに型製作費の低減による効果は大き
い。
以上の説明は略長方形のダンパ本体の例につい
て述べたが、本考案はこれに限定されるものでは
なく、例えば円形状ダンパ本体についても適用可
能である。
て述べたが、本考案はこれに限定されるものでは
なく、例えば円形状ダンパ本体についても適用可
能である。
本考案によれば、ダンパ本体の周縁の厚みの上
下から二列の多数の舌片を互い違いに張り出させ
たので、本体周縁に上方又は下方が開放された凹
部が交互に連続した開口が形成され、シール部材
をこれに充分に挿入して、安定した状態で保持さ
せることが容易となる。
下から二列の多数の舌片を互い違いに張り出させ
たので、本体周縁に上方又は下方が開放された凹
部が交互に連続した開口が形成され、シール部材
をこれに充分に挿入して、安定した状態で保持さ
せることが容易となる。
特に、隣接する舌片に相対的に内側を向いた逆
方向のテーパーを持たせるようにすれば、シール
部材より確実に開口内に保持可能である。
方向のテーパーを持たせるようにすれば、シール
部材より確実に開口内に保持可能である。
本考案の舌片にはダンパ本体に対してアンダカ
ツト部が存在しないので、上下二つの割型のみで
の成形が可能であり、従来のコの字断面開口を有
するダンパ本体に比して、大幅なコストダウンが
可能となる。
ツト部が存在しないので、上下二つの割型のみで
の成形が可能であり、従来のコの字断面開口を有
するダンパ本体に比して、大幅なコストダウンが
可能となる。
第1図は本考案のダンパ本体の斜視図、第2図
は同じく側面図、第3図は第1図のA−A線に沿
う断面図、第4図は4図は従来のダンパの斜視
図、第5図は第2図のB−B線に沿う断面図、第
6図は第5図の一部の拡大図で、溝の寸法関係を
示す。 1……ダンパ本体、2a,2b……舌片、3…
…凹部、4……シール部材、5,6……ブラケツ
ト。
は同じく側面図、第3図は第1図のA−A線に沿
う断面図、第4図は4図は従来のダンパの斜視
図、第5図は第2図のB−B線に沿う断面図、第
6図は第5図の一部の拡大図で、溝の寸法関係を
示す。 1……ダンパ本体、2a,2b……舌片、3…
…凹部、4……シール部材、5,6……ブラケツ
ト。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 樹脂によつて一体成形されたプレート状本体
と、その周縁に設けられた開口内に嵌め込んで
保持されたシール部材とからなり、該開口が前
記本体の周縁の厚さ方向に所定の距離を隔てて
設定された二つの略水平な面に交互に張り出し
た多数の舌片によつて構成されている自動車室
内空調用レジスタの風量調節ダンパ。 2 前記二つの水平面が相対的に内向きの僅かな
傾斜を有し、その結果、隣接する二つの舌片に
よつて形成される開口の断面が入口部において
狭くなつている実用新案登録請求の範囲第1項
に記載のダンパ。 3 前記舌片が前記本体の周縁の一部に設けられ
ている実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
ダンパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1375187U JPH0528430Y2 (ja) | 1987-02-03 | 1987-02-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1375187U JPH0528430Y2 (ja) | 1987-02-03 | 1987-02-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63123934U JPS63123934U (ja) | 1988-08-12 |
JPH0528430Y2 true JPH0528430Y2 (ja) | 1993-07-21 |
Family
ID=30803108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1375187U Expired - Lifetime JPH0528430Y2 (ja) | 1987-02-03 | 1987-02-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0528430Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH089558Y2 (ja) * | 1990-09-07 | 1996-03-21 | 小島プレス工業株式会社 | レジスタ用シャットダンパ |
JP2575479Y2 (ja) * | 1991-04-19 | 1998-06-25 | 和光化成工業 株式会社 | レジスタ |
-
1987
- 1987-02-03 JP JP1375187U patent/JPH0528430Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63123934U (ja) | 1988-08-12 |
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