JPH0723218Y2 - 改良形状の射出成形品 - Google Patents

改良形状の射出成形品

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JPH0723218Y2
JPH0723218Y2 JP4113790U JP4113790U JPH0723218Y2 JP H0723218 Y2 JPH0723218 Y2 JP H0723218Y2 JP 4113790 U JP4113790 U JP 4113790U JP 4113790 U JP4113790 U JP 4113790U JP H0723218 Y2 JPH0723218 Y2 JP H0723218Y2
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JP
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molded product
molded
rod
molded products
injection molded
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JP4113790U
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正 田中
英彦 田村
清英 植中
照雄 阿部
高紹 渡邊
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Daido Metal Co Ltd
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Daido Metal Co Ltd
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、プラスチック製射出成形品の形状の改良に関
するものである。
[従来の技術] 従来円筒形または半円筒形のプラスチック製品は射出成
形により成形されていた。
[考案が解決しようとする課題] 従来のプラスチック製射出成形品は、射出成形条件、例
えば金属温度,射出圧力(一次、二次),射出温度,射
出速度,ゲート位置,ゲート径およびキャビティー形状
を考慮した射出成形を行った場合でも樹脂による成形収
縮により、いわゆるヒケを発生し、そのため満足しうる
形状の成形品が得られなかった。
[課題を解決するための手段] 本考案は、従来の欠点を解消することを目的とする。本
考案によると、プラスチックの射出成形において、金型
内に成形収縮量に相当する棒状のポケット部を設け、成
形品の本体の中央部が溶融状態若しくは半溶融状態で該
ポケット部を該本体に圧入させて成形品を得ることを特
徴とする形状の正確な射出成形品が提供される。
なお、本考案は、熱硬化性樹脂,熱可塑性樹脂を問わず
有効であるが、特に、成形収縮率の大きい無充填或いは
充填剤添加量の少ないフェノール,メラミン,エポキシ
樹脂等の熱硬化性樹脂、ポリエチレン,ポリプロピレ
ン,ポリクロロトリフルオロエチレン,テトラフルオロ
エチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体,テトラ
フルオロエチレン−エチレン共重合体,テトラフルオロ
エチレン−パーフロロアルキルビニール共重合体,ポリ
ふっ化ビニリデン,66ナイロン,6ナイロン,610ナイロ
ン,アセタール,ウレタンエラストマー,ポリブチレン
テレフタレート,ポリエーテルエーテルケトン,ポリフ
ェニレンサルファイド等の熱可塑性樹脂に対して効果が
大である。
[実施例] 以下、図面に従って詳細に説明する。
第1a図ないし第1c図を参照すると、本考案の円筒状の成
形品が示され、最終的に固化成形品となる本体2(以
下、成形品本体という)の中央部が溶融状態もしくは半
溶融状態の時に、成形完了後のヒケ量すなわち収縮量3
(第6図参照)に相当する固化した棒状の複数のポケッ
ト部1を該成形品本体2内に圧入し、金型(図示省略)
を冷却して完成成形品4を得た。第1a図は、本考案にお
いて成形収縮量に相当する体積の棒状の複数のポケット
部1を形成させた状態を示し、第1b図は該棒状のポケッ
ト部1が成形品本体内に圧入されていく状態、第1c図は
ポケット部1を成形品の本体2内に圧入を完了させた状
態を示している。第2図は、第1a図から第1c図に示すよ
うに成形された円筒形の完成した成形品4の端面図、第
3図は本考案の他の実施例による半円筒形の完成した成
形品4′の断面図および第4図は成形品4′の側面図を
示したものである。第5図および第7図は従来の成形収
縮量に相当する棒状のポケット部を設けずに成形して得
た円筒状および半円筒状の成形品の側面図を示したもの
で、第6図は第5図の線VI-VIに沿った断面図、第8図
は第7図の線VIII-VIIIに沿った断面図を示す。3は成
形後樹脂の収縮によりできるヒケである。
従来技術と本考案を比較すると、従来技術の成形品には
樹脂の収縮により形状が変形した円筒形または半円筒形
になっているのに対して、本考案の成形品では形状がほ
とんど変形していないのが明らかである。
本考案の棒状のポケット部の数は限定されるものではな
く、1本のポケット部の容積×本数=成形収縮量分であ
ればよい。さらにその位置においてもいずれの箇所であ
ってもよい。
[考案の効果] 以上の説明のとおり、第1図から第4図からも明らかな
ように外面,内面および端面の成形収縮によるヒケ分を
棒状のポケット部を圧入して樹脂を補給することによ
り、樹脂収縮による変形ができない効果があり、円筒ま
たは半円筒の形状か正確な射出成形品を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1a図から第2図は本考案の一実施例を示し、第1a図は
棒状のポケット部を形成した断面図、第1b図は棒状のポ
ケット部が成形品本体内に圧入されていく状態の断面
図、第1c図はポケット部が成形品本体内に圧入完了した
状態の断面図、第2図は第1a図から第1c図に示すように
成形された成形品の端面図、第3図は本考案の他の実施
例による成形品の断面図、第4図は第3図の成形品の端
面図、第5図は従来技術の成形品の断面図、第6図は第
5図の線VI-VIに沿った断面図、第7図は従来技術の成
形品の側面図および、第8図は第7図の成形品の端面図
である。 図において、 1,1′……棒状のポケット部 2,2′……最終的に固化成形品となる本体 3……ヒケ部(収縮部) 4,4′……完成成形品

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形品となる本体(2)と、金型に設けら
    れた凹部において成形され、かつ成形収縮量に相当する
    体積を有する棒状のポケット部(1)とを有し、前記本
    体(2)の中央部が溶融状態若しくは半溶融状態の際に
    前記ポケット部(1)が前記本体(2)に圧入されるよ
    うにされていることを特徴とする射出成形品。
JP4113790U 1990-04-19 1990-04-19 改良形状の射出成形品 Expired - Lifetime JPH0723218Y2 (ja)

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JPH042610U JPH042610U (ja) 1992-01-10
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