JPH0448399A - 火災報知設備用機器 - Google Patents

火災報知設備用機器

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JPH0448399A
JPH0448399A JP27907590A JP27907590A JPH0448399A JP H0448399 A JPH0448399 A JP H0448399A JP 27907590 A JP27907590 A JP 27907590A JP 27907590 A JP27907590 A JP 27907590A JP H0448399 A JPH0448399 A JP H0448399A
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Toshio Tamura
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、火災報知設備用機器に係り、さらに詳しくは
、該受信機の筺体や部品の取付構造、放熱構造の改良に
関するものである。
[従来の技術] 例えば、火災受信機、中継器、火災受信機からの信号に
より火災発生地区や階を表示する表示機、発信機、非常
ベル、表示灯などを収容した総合盤、防排煙操作盤、火
災受信機と防排煙操作盤を一体化した複合盤、消火設備
の制御盤などのような火災報知設備機器(以後これらを
火災受信機という)においては、信頼性が高いことは云
う迄もないが、最近は電気部品の小形化に伴なう装置の
小形化、軽量化、操作及び保守の容易さなどが特に要請
されている。
従来の火災受信機の一例として実公昭63−435H号
公報に開示された考案がある。この考案は、表示素子、
電鍵、接続端子台、警報音響装置等の部品をプリント基
板に設置し、さらに表示窓、電鍵挿通孔、音響孔、メー
タ等を設けた表示操作盤を取付具を介してプリント基板
に取付け、このプリント基板及び電源トランスと電池を
筺体本体に設置し、筺体の扉に表示操作盤が外部から操
作できるように透孔を設けたものである。なお、この種
の受信機としては、実開昭51−45305号、実公昭
63−39828号公報に開示された考案などがある。
[発明が解決しようとする課題] 上記各公報に開示された考案を含めて、従来の火災受信
機には次のような問題があった。
(1)実公昭63−43588号公報に開示された火災
警報受信機は、筺体本体にビス止めされたプリント基板
上に、表示操作盤をさらにビス止めするようにしている
ので、多くのビスを必要とするばかりでなく、組立が面
倒で工数が増加する。
また、実開昭51−45305号公報に開示された受信
機は、操作板と扉とを一体に構成し、操作板の裏にプリ
ント基板をビス止めするようにしているので、筺体の背
面から配線される火災感知器からの多数の回線を扉側の
プリント基板に設けた端子台に結線するか、あるいは筺
体側に端子台を搭載した第2のプリント基板を設けて回
線を結線し、この第2のプリント基板と扉に取付けたプ
リント基板とを、引出線とコネクタ等により接続するこ
とになる。このため、何れの場合も扉を開閉するたびに
多数の線を引き廻すことになり、配線処理上好ましくな
いばかりでなく、構成が複雑で製造に多大の工数を要す
る。
一般に、火災受信機の押ボタンスイッチは、操作板表面
のスイッチ押圧部と、一端がこのスイッチ抑圧部の背面
に結合して操作板を貫通するスイッチ押棒と、プリント
基板に搭載されスイッチ押棒の他端が当接するスイッチ
本体とからなっているが、プリント基板が筺体にビス止
めされ、操作板が扉と一体に構成されている場合は、精
度を要するスイッチ押棒とスイッチ本体との間隔が扉の
取付精度に依存するため、製作が面倒であり、組立に多
くの工数を必要としていた。
また、火災受信機において、火災感知器などに接続され
る回線の端子台は通常プリント基板の端部に搭載されて
いるが、回線の接続時にドライバ等の工具で誤ってプリ
ント基板上の回路パターンや回路部品などを損傷するこ
とがあり、また、プリント基板上の周囲は開放されて゛
いるため塵埃等の異物が侵入して回路パターンの短絡や
回路素子に不具合を生じることがあった。
(2)従来、トランスを筺体内に取付ける場合は、トラ
ンスを支持するトランス支持体(マウント)をビスによ
り筺体に固定していたが、この方法ではビスを4〜6本
必要とし、組立作業や交換作業が面倒であるばかりでな
く、組立工数も多くなる。
(3)従来、熱伝導率の低い合成樹脂製の筺体を使用し
た火災受信機においては、筺体内に発熱部品が存在する
場合は、その発熱により回路部品に悪影響を及ぼし、ま
た、筺体が熱変形を生ずることがある。このため、筺体
の側板や上壁にスリットを設けて放熱穴とし、ここから
放熱している。
しかしながら、側板に放熱穴を設けたものは、一般に熱
源から放熱穴までの距離が長いため、充分な放熱効果が
得られなかった。また上壁に放熱穴を設けたものは、放
熱作用は良好であるが放熱穴から塵埃等が入り易く、不
都合であった。
このような問題を解決するため、前述の実公昭68−8
9828号公報に示すように、筺体の裏面に放熱体を設
けたものがあるが、このようにすると余分な部品を必要
とし、取付の工数も増加するため、コストアップを招来
する。
(4)火災受信機の予備電源とプリント基板とを接続す
るコネクタは、従来垂直片に貫通穴を有するL字状の取
付金具又は水平片に貫通穴を有する2字状の取付金具を
筺体に固定し、この貫通穴にコネクタを装着していたが
、挾いスペースで下方又は側方から貫通穴にコネクタを
挿入しなければならないので、取付作業がきわめて面倒
であった。
(5)また、火災受信機は複数の予備ヒユーズを備えて
おり、これら予備ヒユーズは通常筺体又は扉に設けたば
ね材からなるホルダに装着していた。
しかし、このようなホルダでは機器の輸送時や振動等に
より予備ヒユーズががたついたりホルダから脱落するこ
とがあり、好ましくなかった。
また、広いスペースを必要とするため火災受信機の小形
化の障害になっていた。
(6)火災受信機においては、電源に接続される電源線
、トランスとプリント基板間の配線、予備電源とプリン
ト基板間の配線、あるいは信号線など多くの電線が配線
されており、従来はこれら配線を適宜結束して空間部に
配置していたが、その処理が面倒であるばかりでなく、
扉を開けたときに飛び出すなど、種々問題があった。
本発明は上記の課題を解決すべくなされたもので、構造
が簡単で製作、取扱、保守が容易でその上コストを低減
できる火災受信機を得ることを目的としたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る火災受信機は、 (1)プリント基板、操作板等が取付けられた筺体と、
操作窓を有し前記筺体に開閉可能に装着された扉とから
なり、前記筺体の底板に複数のプリント基板の保持部を
突設し、該保持部に前記プリント基板を保持させると共
に、該プリント基板上に前記操作板を載置し、これらプ
リント基板及び操作板を一体的に前記筺体に固定したも
のである。
また、上記(1)の機器において、以下の(2)〜(7
)の手段をそれぞれ個別に又はこれらを適宜組合せて設
けたものである。
(2)前記操作板の端子台側側面に側壁を設けたもの。
(3)筺体の周壁又は底板から該底板とほぼ平行に延出
されたトランス押えと、該トランス押えの下方において
該トランス押えの延出方向に設けられた左右一対の支持
部と、前記トランス押えの反対側においてトランスを前
記筺体又は支持部に固定する固定部とからなるトランス
収納部を備えたもの。
(4)筺体の底板の背面において周壁の少なくとも一部
に開口部を設けて前記底板の背面と壁面との間に通気路
を形成すると共に、前記底板の発熱部品の上方に前記通
気路に開口する放熱穴を設けたもの。
(5)コネクタの底面に設けた凸部又は四部が嵌合する
嵌合部と、上部に係止爪を有し前記コネクタ受けに近接
して筺体の底板から突設され、前記コネクタを挾持かっ
係止する一対の支持片とからなるコネクタホルダを備え
たもの。
(6)筺体の底板に予備ヒユーズを突設収納する有底穴
を設けると共に、扉の前記有底穴に対応する位置に扉を
閉じたときに前記予備ヒユーズの上端部に近接又は当接
するヒニーズ押えを設けたもの。
(7)筺体又は扉にほぼL字状の電線保持部を設けたも
の。
[作用] (1)筺体の底板に突設した保持部上にプリント基板を
保持させてその上に操作板を載置し、これらプリント基
板及び操作板をねじにより共締めして筺体に固定する。
(2)操作板の端子台側側面に側壁を設けたので、端子
台に信号線等の外線を接続する際、ドライバ等が滑って
も側壁によって保護され、プリント基板と操作板の間に
入って回路部品やプリント基板を損傷するのを防止でき
る。
(3)トランス押えと支持板との間にトランスを挿入し
て支持させ、トランスの鉄心に設けた貫通穴にボルトを
挿入して支持板又は筺体に設けたねじ穴に螺入し、トラ
ンスをトランス収納部内に固定する。
(4)筺体の背面下壁に設けた開口部から流入した外気
は通気路を通って土壁に設けた開口部から流出し、筺体
内の熱を吸収して放熱する。また、発熱部品によって昇
温した筺体内の空気は、発熱部品の上方に設けた放熱穴
から通気路を通って放熱されるので、筺体内に熱が滞留
することはない。
(5)コネクタ受けにコネクタを載置してその凸部(又
は凹部)をコネクタ受けに設けた嵌合部に嵌合させると
共に、コネクタを支持片で挾んで係止爪により係止し、
コネクタを保持させる。
(6)予備ヒユーズを有底穴に挿入して扉を閉めると、
扉に設けたヒユーズ押えが予備ヒユーズの上端部に近接
又は当接し、予備ヒユーズの脱落やがたつきを防止する
(7)電源線や信号線等を電線保持部に差込むことによ
り、電線を所定の位置に保持する。
[実施例] 第1図は扉を開いた状態を示す本発明実施例の平面図、
第2図は扉を閉じた状態を示す第1図の■−■断面図、
第3図は第1図の分解斜視図である。図において、(1
)は壁掛形の火災受信機で、(2)は断面はぼ口状の筺
体、(4)は操作板窓(41)を有し、蝶番(43) 
、 (43a)により筺体(2)に開閉可能に取付けら
れた扉である。(5)は筺体(2)内に装着されたトラ
ンス、(B)は同じく予備電源としてのバッテリ、(7
)はコネクタホルダ、(3)は各種の回路素子、部品等
が搭載され、筺体(2)に固定されたプリント基板、(
9)はプリント基板(3)を介して筺体(2)に固定さ
れた操作板(表示部のみを有するもの、操作部のみを有
するもの、表示部と操作部の両者を有するものを含み、
以下−括して操作板という)である。
次に、上記のように構成した各部の構造を詳細に説明す
る。第1図〜第4図に示すように、筺体(2)の底板(
21)の上方中央部には、この火災受信機(1)を壁等
に掛けるための楕円形状の壁を有する壁掛穴(22)が
設けられており、また、下部には壁等にねじ止めするた
めのねじ穴(23)が設けられている。(24)は底板
(21)の上方の一方の側に形成され、火災感知器(図
示せず)からの信号線を取込む電線取入口、(25)は
底板の中央部のやや下方に設けられ、電源(図示せず)
から電源線を取込むための電源線取入口である。(26
)は底板(21)上にプリント基板(3)の外縁形状に
対応して突設されたプリント基板(3)の保持部、(2
8a)は底板(21)上に突設された保持部(26)と
同じ高さの複数の保持部である。(27)、 (27a
)はねじ穴を有し底板(21)から突設されてプリント
基板(3)及び操作板(9)を固定するためのボスで、
下部には保持部(26)と同じ高さの保持部(27b)
 、 (27c)が設けられている。(23)、 (2
8a)はねじ穴を有し、ボス(27) 。
(27a)と対称位置に突設されて操作板(9)が固定
されるボスである。(29)はプリント基板(3)を位
置決めするために、保持部(2B)に沿って底板(21
)から突設された位置決め板、(30)は弾性を有する
脚部と係止爪を有する頭部とからなり、底板(21)か
ら突設されてプリント基板(3)の周縁を係止する固定
爪である。
(31)は底板(21)から突設されたほぼ逆J字状の
電線保持部で、第5図(a)に示すように電線や信号線
(120)を底板(21)と電線保持部(31)との間
に嵌入して所定の位置に保持するものである。なお、こ
の電線保持部(31)は第5図(b)に示すように逆り
字状に形成してもよく、また、筺体(2)が金属製の場
合は、プレス加工等により電線保持部(31)を一体的
に形成し、これを例えば絶縁チューブで被覆するように
してもよい。
(32)は筺体(2)の上方の一方の側において、底板
(21)に設けたスリット状の複数の放熱穴、(33)
(33a)は筺体(2)の下壁及び土壁の底板(21)
から下方に突出した部分に形成され、底板(21)の背
面に設けた空間部を連通ずる通気穴である。(44)は
放熱穴(32)に近接して扉(4)の側壁に設けられた
放熱穴、(45)は放熱穴(44)とほぼ対角線上にお
いて扉(4)の下壁に設けた通気穴である。なお、発熱
部品(130)は本実施例では第1図に破線で示すよう
にプリント基板(3)の上部右寄りに取付けられており
、放熱穴(32)は発熱部品(180)の上方に設ける
ことが望ましい。
上記のような放熱穴(32)を備えた火災受信機は、通
常土壁を上にして壁面等に取付けられ、底板(21)と
壁面との間に通気路が形成される。このとき、通気路内
には上下の通気穴(33) 、 (Ha)から外気が流
入しており、また、扉(4)の通気穴(45)からは筺
体(1)内に外気が流入している。いま、機器を作動さ
せて発熱部品(130)の温度が上昇するとその周囲の
空気も加熱されるため、通気穴(45)から流入した外
気は上昇流となり、生としてプリント基板(3)と操作
板(9)の間を通って、放熱穴(32)から通気穴(3
3a)及び放熱穴(44)を通り、大気中に排出される
一方、筺体(1)内の高温の空気が発熱部品(130)
の上方に設けた放熱穴(32)から排出されて通気、路
の上部が昇温するため、通気穴(33)か、ら、流入し
た外気は通気路内を上昇し、この空気流により、底板(
21)を介して筺体(2)内を冷却すると共に、筺体(
2)内の高温の空気はこの空気流に吸引され、停滞する
ことなく排出される。このため、回路素子や電気部品が
熱によって劣化、変質などを生ずることはない。特に、
この実施例のように放熱穴(32)を底板(21)の上
端部に設けると、筺体(2)内には熱が滞留することが
なくなる。
(51)はトランス(5)の収納部で、第6図に示すよ
う゛に、筺体(2)の側壁の上縁部から内側に底板(2
1)とほぼ平行に延出されたトランス押え(52) 。
(52a)と、このトランス押え(52) 、(52a
)の下方両側において筺体(2)の側壁と直交し、かつ
底板(21)と平行に形成された左右一対のトランス支
持部(5a) 、 (53a)と、同じ<ト、ランス押
え(52) 、 (52a)の下方において内側に突設
されたトランス支持片(54)と、トランス支持部(5
3) 、 (53a)間に形成された凹部(55)とか
らなっている。そして、トランス押え(52) 、(5
2a)の下面からトランス支持部(53)。
(53a)及びトランス支持片(54)の上面までの高
さhlは、トランス(5)の鉄心(5b)の厚さhとほ
ぼ整合するように構成されており、また、トランス支持
部(53)、(53a−)の側壁間の幅W1は、トラン
ス(5)の幅Wとほぼ整合するように構成されている。
(56) 、(58a)はトランス支持部(53) 、
 (53a)のトランス(5)のねじ挿通穴(5C)と
整合する位置に設けられたねじ穴である。
上記のように構成したトランスの収納部(51)にトラ
ンス(5)を収納するには、先ず、トランス(5)の鉄
心(5b)をトランス支持部(53) 、 (53a)
上に載置し、奥へ押込む。これにより、トランス(5)
の鉄心(5b)は第7図に示すようにトランス押え(5
2) 。
(52a)とトランス支持片(54)との間に嵌入され
ると共にトランス支持部(53) 、 (53a)に支
持され、鉄心(5b)の下面に突出するコイル(5a)
は凹部(55)内に収容される。この状態で、鉄心(5
b)に設けた貫通穴(5C)にねじ(57)を挿入して
ねじ穴(5e) 、 (58a)に螺入すれば、トラン
ス(5)はトランス収納部(51)内に固定される。
なお、実施例ではトランス押え(52) 、(52a)
を2個設けた場合を示したが1個でもよく、またトラン
ス支持片(54)は省略してもよい。また、トランス(
5)をトランス支持部(53)、 (53a)にねじ止
めする場合を示したが、筺体(2)の底板(21)にね
じ止めしてもよく、ねじは1本でもよい。さらに、底板
(21)に開口部(55a )を設ければ、トランス(
5)の放熱に有効である。
(61)はトランス収納部(51)に隣接して設けられ
たバッテリ収納部で、第8図に示すように、筺体(2)
の下壁上縁部から内側に延出されたL字状のバッテリ押
え(B)、、(62a)と、基部が底板(21)に連結
され自由端に係止爪(85)が設けられた連結片(64
)からなり、基部を除いてその外周がスリット(86)
により切除された係止片(63)とからなっている。な
お、第8図、第9図に示すように、底板(21)からバ
ッテリ押え(82)、(82a)の下面までの高さh 
はバッテリ(6)の高さh2に、また、バラテリ押え(
62) 、(82a)の内壁から係止爪(65)までの
幅W はバッテリ(6)の幅W2に、それぞれほぼ整合
する大きさに構成されている。
上記のようなバッテリ収納部(61)にバッテリ(6)
を収納するには、バッテリ(6)の長さ方向の一方の側
を底板(21)とバッテリ押え(82) 、 (62a
)との間に嵌入し、他方の側を圧下すれば、バッテリ(
6)は第9図に示すようにバッテリ押え(62) 、 
(62a)と係止片(63)の係止爪(65)との間に
確実に収納される。
コネクタホルダ(7)の実施例を第1O図に示す。
(71)は底板(21)から突設された平面はぼ凸字状
の中空のコネクタ受けで、胴部の上面には凹部(72)
(73)が設けられており、頭部の周縁はスリット(7
4)により底板(2工)から切離されている。(75)
 。
<75a)は基部が底板(21)に連結され、コネクタ
受け(71)の頭部の両側においてスリット(74)内
から対向して突設された支持片で、自由端の対向面には
係止爪(7B) 、 (76a)が設けられている。
(101)は弾性材からなる箱状のコネクタで、上下面
にはほぼ弓状の係止部(102) 、 (102a)と
、この係止部(102) 、 (102a)と僅かな間
隙を隔てて係止爪が形成された係止片(103)、(1
01a)とを有し・両側壁には凹部(104) 、 (
104a)が形成されている。
(105)、(105a)はコネクタビンである。 (
10B)はプラグで、両側壁にはコネクタ(101)の
凹部(104)。
(104a)に係合する係止爪(107)、(107a
)が設けられている。
上記のように構成したコネクタホルダ(7)にコネクタ
(101)を装着するには、コネクタ(101)を支持
片(75) 、 (75a)の上に当接して圧下する。
これにより、第11図に示すように、コネクタ(101
)の下面がコネクタ受け(71)に当接すると共に、係
止部(102a)と係止片(108a)が凹部(72)
 、 (73)に嵌入される。このとき、コネクタ(1
01)の頭部は支持片(75) 、 <75a)に挾持
されてその上面が係止爪(76)。
(78a)によって係止され、所定の位置に確実に保持
される。
上記の説明では下面に係止部(102a)と係止片(1
03a)が突設されたコネクタ(101)をコネクタホ
ルダ(7)に装着した場合を示したが、コネクタ(10
1)の構造はこれに限定するものではなく、例えば下面
に凹部が形成されたコネクタ(101)を使用する場合
は、コネクタ受け(71)にこの凹部が嵌合する凸部を
設けるなど、適宜変更することができる。
(110)は筺体(2)の底板(21)の保持部(26
)と側壁との間に設けられた予備ヒユーズを収納するた
めの複数個の有底穴である。即ち、第121EIに示す
ように、この有底穴(110)に予備ヒユーズ(85a
)を挿入立設して扉(4)を閉じると、扉(4)の有底
穴(lie)に対応した位置に設けたリブ状のヒユーズ
押え(42)が予備ヒユーズ(85a)の上端面に当接
又は近接し、予備ヒユーズ(85a)をその位置に保持
するので、火災受信機に衝撃や振動が加えられても予備
ヒユーズ(85a)ががたついたり脱落したりするおそ
れはない。
(115) 、 (he)は筺体(2)及び扉(4)に
設けられ、扉(4)を閉じたときにロックするロック機
構である。
プリント基板(3)はM1図〜第3図に示すように、そ
の周縁が筺体(2)の底板(21)に設けた保持部(2
6)上に載置しうる形状のもので、上部には壁掛穴(2
2)に嵌合する切除部(81)が設けられており、また
、一方の側に偏してボス(27) 、(27a)に嵌合
すル嵌合穴(82) 、(82a)が貫設されている。
(83)は電線取入口(24)から取込まれた信号線が
接続される端子台である。
操作板(9)は第1図〜第3図及び第13図に示すよう
に、前面パネル(91)の一方の側縁及び上縁がら垂下
した側壁(92)及び上!! (93)と、他方の側縁
から傾斜して延出された側壁(94)とがらなり、側壁
(92)と上!! (9B)にはスリット状の放熱穴(
95)。
(95a)が設けられている。(96)は前面パネル(
91)に設けた複数の表示窓、(98a)は表示灯の表
示部、(97)はアラームの放音孔、(100)は押ボ
タンスイッチである。(9B) 、 (98a)は側壁
(92)の筺体(2)の底板(21)に設けたボス(2
g) 、 (Ha)と整合する位置に設けたねじ挿通穴
、(99) 、(99a)は側壁(94)の同じくボス
(27) 、 (27a)と整合する位置に設けたねじ
挿通穴である。なお、図示してないが、操作板(9)の
筺体(2)の底板(21)に設けた保持部(26a)と
対向する位置には、それぞれ柱状のプリント基板押え(
100a)が突設されている(第2図参照)。
また、操作板(9)の各側壁(92) 、(93) 、
 (94)の端縁には複数の凸部(図示せず)が設けら
れ、操作板(9)をプリント基板(3)に載置した際、
各側壁(92) 、 (93) 、 (94)がプリン
ト基板(3)に直接接触しないようになっている。
次に、上記のように構成したプリント基板(3)と操作
板(9)の筺体(2)への取付手順について説明する。
先ず、回路素子、ヒユーズホルダ(85)、端子台(8
3)等が実装されたプリント基板(3)の切除部(81
)及び嵌合穴(82) 、 (82a)を、筺体(2)
の底板(21)に設けた壁掛穴(22)及びボス(27
)、 (27a)に嵌入して保持部(2B) 、 (2
8a) 、 (27b) 、 (27c)上に載置し、
その縁部を固定爪(30)に係止させる。なお、このと
き、プリント基板(3)は保持部(2B)に沿って設け
られた位置決め板(29)によって位置決めされるが、
プリント基板(3)は壁掛穴(22)及びボス(27)
 、(27a)によって正確に位置決めされるので、位
置決め板(29)はその一部又は全部を省略してもよく
、また固定爪(30)もその一部又は全部を省略しても
よい。
ついで、第2図に示すように、プリント基板(3)の上
に操作板(9)を載置してねじ挿通穴(9g) 。
(98a)及び(99) 、(99a)をそれぞれボス
(2a) 、(28a)及び(27) 、 (27a)
のねじ穴と整合させ、ね、じ(121)をねじ挿通穴(
99) 、 (99a) 、 (H) 、 (98a)
に挿通し、ボス(27) 、 (27a) 、 (2g
) 、 (28a)のねじ穴にそれぞれ螺入して共締め
し、これらを一体に結合する。
このとき、筺体(2)の底板(21)とプリント基板(
3)との間は保持部(2B) 、 (26a) 、 (
27b) 、 (27c)により所定の間隙に保持され
、プリント基板(3)に実装された表示灯は操作板(9
)の表示部(96a)に露出し、また、プリント基板(
3)に設けた押ボタンスイッチは、操作板(9)に設け
た押し棒に連結される。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこれ
に限定するものではなく、適宜変更することができる。
また、各部の構成もすべて包含するものではなく、その
一部を適宜省略する二とができる。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によれば次のよ
うな効果を得ることができる。
(1)プリント基板と操作板とを共締めにより一体に筺
体に固定するようにしたので、組立が容易で、組立工数
、部品点数を節減でき、このためコストを低減すること
ができる。
また、これにより、プリント基板に取付けたスイッチ本
体と操作板に取付けた押し棒との位置合せが容易になり
、精度を向上させることができる。
(2)操作板の端子台側の側面に側壁を設けたので、信
号線を端子台に接続する際、ドライバ等の工具が滑って
も傾斜壁によって阻止され、プリント基板と操作板との
間に入って回路部品やプリント基板を損傷するおそれが
ない。
(3)トランスをトランス収納部に収納してねじで固定
するようにしたので、着脱がきわめて容易になり、ねじ
の数及び着脱工数を減らすことができる。
(4)筺体の底板の背面に通気路を設けると共に、発熱
部品の上方に放熱穴を設けたので、筺体内に熱が滞留す
ることがなく、効率よく放熱を行なうことができ、この
ため、回路部品が熱によって劣化、変質などを生ずるこ
とがなく、信頼性の高い機器を得ることができる。また
、放熱穴を底板に設けたので、筺体内への塵埃等の侵入
を防止することができる。
(5)コネクタ受けと一対の支持片とからなるコネクタ
ホルダに、コネクタをワンタッチで装着するようにした
ので、コネクタの着脱を容易かつ短時間で行なうことが
できる。
(3)予備ヒユーズを筺体に設けた有底穴に収容してそ
の上端部を扉に設けたヒユーズ押えで保持するようにし
たので、予備ヒユーズががたついたり振動等によって落
下したりすることがなく、また予備ヒユーズの占有面積
を大幅に節減することができる。。
(7)筺体内の配線を筺体と一体の電線保持部に差込ん
で所定の位置に保持して端子台に接続するようにしたの
で、電線の処理が容易であり、扉を開けても飛び出すこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は扉を開いた状態を示す本発明実施例の平面図、
第2図は扉を閉じた状態を示す第1図の■−■断面図、
第3図は第1図の分解斜視図、第4図は筺体の一部を示
す斜視図、第5図(a) 、(b)は電線保持部の実施
例の断面図、第6図はトランス及びトランス収納部の実
施例の斜視図、第7図はトランス収納部にトランスを収
納した状態を示す断面図、′!J8図はバッテリ及びバ
ッテリ収納部の実施例の斜視図、第9図はバッテリ収納
部にバッテリを収納した状態を示す断面図、第10図は
コネクタ及びコネクタホルダの実施例の斜視図、第11
図はコネクタホルダにコネクタを装着した状態を示す斜
視図、第12図は予備ヒユーズの保持状態の一例を示す
断面図、第13図は操作板の実施例の斜視図である。 (1):火災受信器、(2):筺体、(4):扉、(5
)  : トランス、(6):バッテリ、(7):コネ
クタホルダ、(3)ニブリント基板、(9);操作板、
(21) :底板、(24) :電線取入口、(26)
 、 (26a) 。 (27b)、(27c)  :保持部、(27)、(2
7a)、(H)、(28a)  :ボス、(31)、 
(31a) :電線保持部、(32)、(44)  :
放熱穴、(33)、(38a)、(45)  :通気穴
、(42) :ヒューズ押え、(51):)ランス収納
部、(52) 、(52a) : トランス押え、<5
3) 、(53a) : トランス支持部、(81) 
:バッテリ収納部、(62) 、 (82a) :バッ
テリ押え、(83) :係止片、(71) :コネクタ
受け、(72)、(73)  :凹部、(75) 、 
(75a) :支持片゛、(76) 、 (76B) 
:係止爪、(82)、(82a) :嵌合穴、(H) 
:端子台、(91,):前面パネル、(94)二側壁、
(H) 、 (Ha) 、 (99) 、 <99a)
 :ねじ挿通穴、(101)  :コネクタ、(110
) :有底穴。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)プリント基板、操作板等が取付けられた筺体と、
    操作窓を有し前記筺体に開閉可能に装着された扉とから
    なり、 前記筺体の底板に複数のプリント基板の保持部を突設し
    、該保持部に前記プリント基板を保持させると共に、該
    プリント基板上に前記操作板を載置し、これらプリント
    基板及び操作板を一体的に前記筺体に固定したことを特
    徴とする火災報知設備用機器。
  2. (2)前記操作板の端子台側側面に側壁を設けたことを
    特徴とする請求項(1)記載の火災報知設備用機器。
  3. (3)筺体の周壁又は底板から該底板とほぼ平行に延出
    されたトランス押えと、該トランス押えの下方において
    該トランス押えの延出方向に設けられた左右一対の支持
    部と、前記トランス押えの反対側においてトランスを前
    記筺体又は支持部に固定する固定部とからなるトランス
    収納部を備えたことを特徴とする請求項(1)又は(2
    )記載の火災報知設備用機器。
  4. (4)筺体の底板の背面において周壁の少なくとも一部
    に開口部を設けて前記底板の背面と壁面との間に通気路
    を形成すると共に、前記底板の発熱部品の上方に前記通
    気路に開口する放熱穴を設けたことを特徴とする請求項
    (1)〜(3)又はその何れかに記載の火災報知設備用
    機器。
  5. (5)コネクタの底面に設けた凸部又は凹部が嵌合する
    嵌合部と、上部に係止爪を有し前記コネクタ受けに近接
    して筺体の底板から突設され、前記コネクタを挾持かつ
    係止する一対の支持片とからなるコネクタホルダを備え
    たことを特徴とする請求項(1)〜(4)又はその何れ
    かに記載の火災報知設備用機器。
  6. (6)筺体の底板に予備ヒューズを収納する有底穴を設
    けると共に、扉の前記有底穴に対応する位置に扉を閉じ
    たときに前記予備ヒューズの上端部に近接又は当接する
    ヒューズ押えを設けたことを特徴とする請求項(1)〜
    (5)又はその何れかに記載の火災報知設備用機器。
  7. (7)筺体又は扉にほぼL字状の電線保持部を設けたこ
    とを特徴とする請求項(1)〜(6)又はその何れかに
    記載の火災報知設備用機器。
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