JP3024490B2 - 照明器具 - Google Patents

照明器具

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JP3024490B2
JP3024490B2 JP23813994A JP23813994A JP3024490B2 JP 3024490 B2 JP3024490 B2 JP 3024490B2 JP 23813994 A JP23813994 A JP 23813994A JP 23813994 A JP23813994 A JP 23813994A JP 3024490 B2 JP3024490 B2 JP 3024490B2
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秀彦 山田
正夫 井川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば天井側に設置さ
れる天井直付け形照明器具等に係り、特に、リモートコ
ントロール用受信ユニットを備えてリモートコントロー
ルによりランプの点灯、消灯、減灯等の制御などを行う
ことができる照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に示されるリモートコントロール式
照明器具1は、天井に直付けされるシャーシ2と、その
下面を覆う着脱可能な透光性の器具カバー3とを備えて
いる。シャーシ2の下面にはランプソケット4を介して
けい光ランプ5が複数本取付けられている。さらに、前
記下面には、各ランプ5に対応する安定器6が取付けら
れているとともに、リモートコントロール用受信ユニッ
ト7が取付けられている。図9中8はリモートコントロ
ール用送信機であり、これから送信された信号を前記受
信ユニット7が受信することにより、その受信内容に応
じてけい光ランプ5の点灯、減灯、消灯などの制御が行
われるようになっている。
【0003】受信ユニット7は、図10〜図13に示さ
れるように電子部品11が実装されたプリント配線板1
2と、合成樹脂製のユニットカバー13と、送信された
信号をそのレベルに応じた電圧値として出力する受信セ
ンサ体14とを備えている。プリント配線板12は長方
形状であって、その長手方向両端部間に電子部品11が
取付けられているとともに、前記両端部には端子台15
およびコネクタ16が取付けられている。
【0004】ユニットカバー13は、その底壁と対向す
る上面が開放された四角な箱形形状をなしている。この
カバー13の側壁内面に夫々一対の爪13aが一体に突
設されており、これらの爪13aを、ユニットカバー1
3の上面開放部を塞ぐように配置されたプリント配線板
12の側縁部上面に掛合させることにより、電子部品1
1を覆い隠してユニットカバー13がプリント配線板1
2に取付けられている。そして、前記爪掛合によってユ
ニットカバー13が落下止めされている。
【0005】ユニットカバー13の底壁外面には受信セ
ンサ体14が固定されている。このセンサ体14は、受
信口14aを有したセンサケース14bに、受信口14
aに臨む受信センサ14cを内蔵して形成されている。
そして、受信センサ体14のユニットカバー13への固
定は、センサケース14bの一方の突片に突設したピン
部14dをユニットカバー13の底壁に開けた小孔13
bに挿入するとともに、センサケース14bの他方の突
片にねじ9を通し、このねじ9をユニットカバー13の
底壁に設けたねじ受け部13cにねじ込むことにより行
われている。
【0006】端子台15およびコネクタ16が取付けら
れたプリント配線板12の長手方向両端部は、ユニット
カバー13の両端壁より突出されている。コネクタ16
には受信センサ14cに接続された出力コード18の先
端に固定されたコネクタ19が接続され、それによっ
て、前記電子部品11がなすランプ制御用の電子回路に
電気的に受信センサ14cが接続されている。
【0007】けい光ランプ5の熱および紫外線に対する
出力コード18の劣化を防止するために、このコード1
8には保護チューブ10が被されている。そして、ユニ
ットカバー13の外面に沿って引き回される出力コード
18の中間部は、ユニットカバー13の側壁に設けられ
たスリット状の放熱孔13dを利用して、これに引っ掛
けられる結束バンド17を介して保持されている。それ
により、保護チューブ10が被された出力コード18が
けい光ランプ5に接触されないようにしてある。
【0008】前記構成の受信ユニット7は、その部品取
付け面を下に向けるとともにユニットカバー13の底壁
を下にした姿勢で、プリント配線板12のユニットカバ
ー13外に突出された四隅に設けた固定孔12aを通る
ねじ20を介してシャーシ2の下面に固定される。
【0009】以上のように電子部品11を覆い隠すユニ
ットカバー13を下向きの姿勢にしてシャーシ2に取付
けられた受信ユニット7は、照明器具1の下方から前記
送信機8により送信される信号を受信口14aを通して
受信センサ14cで受信できるから、その受信内容に応
じてけい光ランプ5の点灯、減灯、消灯などの制御を行
うことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の照明器具1が備
える受信ユニット7は、受信センサ14cをセンサケー
ス14bに内蔵した構成の受信センサ体14を使用して
いる。そのため、受信センサ体14を組立てる手間に加
えて、このセンサ体14をユニットカバー8に取付ける
に際して、ピン部14dをユニットカバー13の小孔1
3bに挿入して位置決めする手間、およびセンサケース
14bを通るねじ9をユニットカバー13のねじ受け部
13cに螺合して固定する手間が必要であるから、受信
ユニット7の組立てに手間がかかるという問題があり、
しかも、その組立てにおいてねじ9を必要とするのでコ
スト高であるという問題がある。
【0011】本発明の目的は、リモートコントロール用
の受信ユニットを備えたものにあって、その受信ユニッ
トの組立てに要する手間およびコストを少なくできる照
明器具を得ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、リモートコン
トロール用送信機により送信される信号を受信しその受
信内容に応じてランプを制御するリモートコントロール
用受信ユニットを備えた照明器具を前提とする。
【0013】そして、前記目的を達成するために、前記
受信ユニットを、ランプ制御用の電子回路を形成する複
数の電子部品が取付けられたプリント配線板と、この配
線板に前記電子部品を覆って組み合わされた合成樹脂製
のユニットカバーと、前記送信信号を受ける受信センサ
とを備えて形成するとともに、前記ユニットカバーに受
信口およびこの受信口が開けられた壁から離間するセン
サ係止爪部を有したセンサ取付け部を一体に成形し、前
記受信口に臨んで配置される前記受信センサを、前記壁
と前記センサ係止爪部とで挟んで前記センサ取付け部に
内蔵したものである。
【0014】
【作用】前記照明器具の構成において、ユニットカバー
はその壁の一部にセンサ取付け部を一体に成形したこと
により、この取付け部を受信センサ用のセンサケースと
して用いることができる。そのため、格別にセンサケー
スを必要とすることがなくなり、かつ、それに伴い前記
センサケースをユニットカバーに取付ける手間も不要に
できる。そして、センサケースとして使用されるセンサ
取付け部のセンサ係止爪部は、この爪部を乗り越えてセ
ンサ取付け部内に挿入された受信センサに引っ掛かっ
て、この受信センサを支持する。それにより、センサ取
付け部内に挿入された受信センサは、受信口に臨んでこ
の受信口が設けられた前記壁とセンサ係止爪部との間に
挟んで取付けられる。したがって、受信センサをユニッ
トカバーに取付けるためのねじなどの固定部品およびこ
の部品を締め付ける手間を要することなく、受信センサ
をユニットカバーに取付けることができる。
【0015】
【実施例】以下、図1〜図8を参照して本発明の一実施
例を説明する。図1および図2は住宅の天井側例えば天
井面に直付けして設置される照明器具21の構成を示し
ており、これらの図中22は天井面に直付けされるシャ
ーシ、23はこのシャーシ22の下面を覆い隠して着脱
可能に取付けられる器具カバーである。器具カバー23
は、金属製のカバー枠23aに透光性合成樹脂製のカバ
ー本体23bを取付けて形成されている。
【0016】板金製シャーシ22は、図2〜図4に示さ
れるように平面矩形をなし、その四隅に器具カバー23
を位置決めするコーナガイド24が突設されているとと
もに、長手方向に沿う辺の中央部にラッチ25が取付け
られている。カバー枠23aには押釦26の操作により
ラッチ25に係脱されるラッチ係合部(図示しない)が
設けられている。
【0017】ラッチ係合部は、器具カバー23をコーナ
ガイド24に案内させて位置決めした状態でシャーシ2
2に押付けることにより、ラッチ25に係合されて器具
カバー23をシャーシ22に取付け保持する。また、前
記押釦26を押し込むことにより、ラッチ25との係合
が外されて、図2に示されるように器具カバー23をシ
ャーシ22から取外し得るようになっている。
【0018】図3および図4に示されるようにシャーシ
22の長手方向両端部の下面には夫々第1、第2のラン
プソケット27、28が2個ずつ取付けられている。第
1ランプソケット27はグロースタータ29が取付けら
れるグローソケット30を一体に備えたものであり、第
2ランプソケット28はグローソケットを備えないもの
である。これら第1、第2のランプソケット27、28
はシャーシ22の長手方向に沿って相対向して設けられ
ているとともに、こうして対向した両ランプソケット2
7、28には、これらに渡る長さの直管形けい光ランプ
31が夫々取付け支持されている。
【0019】シャーシ22の下面には、互いに平行に配
設された4本のけい光ランプ31の内、シャーシ22の
幅方向の中央部に位置された2本のけい光ランプ31と
両側部に位置された他の2本のけい光ランプ31との間
に位置して、夫々放電灯安定器32が2個ずつ取付けら
れている。さらに、シャーシ22の下面には、その幅方
向の中央部に位置された2本のけい光ランプ31間に位
置して、常夜灯ユニット33が取付けられているととも
に、リモートコントロール用受信ユニット34が取付け
られている。常夜灯ユニット33には常夜灯35が取付
けられている。
【0020】詳しい構成を後で説明する受信ユニット3
4は、図1に示されたリモートコントロール用送信機3
7から送信される信号(赤外線信号)を受信し、その受
信内容を判断して、受信内容に応じてけい光ランプ31
および常夜灯35を制御(点灯、減灯、消灯等)する機
能を備えたものであり、点灯モードとして例えば電源投
入時に全てのけい光ランプ31を点灯させる全灯モード
を有している。
【0021】したがつて、前記構成の照明器具におい
て、電源が供給されて受信ユニット34が動作可能な状
態にある時に、使用者がリモートコントロール用送信機
37を操作し照明器具21に向けて送信を行い、送信さ
れた信号がリモートコントロール用受信ユニット34で
受信されると、その受信内容に応じた制御、つまり4本
のけい光ランプ31の点灯、減灯、消灯等、および常夜
灯35の点灯、消灯等が実施されるものである。
【0022】図5〜図7に示されるように受信ユニット
34は、複数の電子部品41が実装されたプリント配線
板42と、合成樹脂製のユニットカバー43と、送信さ
れた信号をそのレベルに応じた電圧値として出力する受
信センサ44とを備えている。
【0023】プリント配線板42は、長方形状であると
ともに、その大きさはユニットカバー43の内側に丁度
入り込む程度の大きさに形成されている。このプリント
配線板42の長手方向両端部間には複数の電子部品41
が取付けられているとともに、前記両端部には端子台4
5および複数のコネクタ46等が取付けられている。各
電子部品41は、トランジスタ、IC、抵抗、ダイオー
ド、コンデンサ等であり、これらとプリント配線板42
とにより前記けい光ランプ31および常夜灯35の制御
を行うランプ制御用の電子回路が形成されている。な
お、これら電子部品41、端子台45およびコネクタ4
6は、いずれもプリント配線板42の部品取付け面(図
5〜図7では下面)に実装されている。
【0024】プリント配線板42全体を覆い隠す大きさ
のユニットカバー43は、その底壁43aと対向する上
面が開放された箱形の容器形状をなしており、その底壁
43aには下方に突出する中空のセンサ取付け部47が
一体に成形されている。この取付け部47は、底壁43
aから突出されるとともにユニットカバー43の上面開
放部側の一端開口がセンサ挿入口として用いられる角筒
部と、この角筒部の底をなして前記センサ挿入口と対向
する下壁47aとから形成されている。そして、センサ
取付け部47の下壁47aには受信口47bが形成され
ているとともに、センサ取付け部47の角筒部の内面に
は下壁47aから離間して相対向するセンサ係止爪部4
7cが突設されている。
【0025】受信センサ44はセンサ基板44aにこれ
より小形であって受信した送信信号を電圧に変換するセ
ンサ本体44bを固定してなるものである。この受信セ
ンサ44はセンサ取付け部47に内蔵されている。詳し
くは、受信センサ44は、そのセンサ本体44bを先頭
にしてセンサ取付け部47内にそのセンサ挿入口から圧
入することにより、前記下壁47aとセンサ係止爪部4
7cとで挟まれて取付けられている。なお、この取付け
において挿入されるセンサ基板44aは、センサ係止爪
部47cを乗り越えてこの爪部47cに引っ掛かって脱
落止めされるものであるとともに、センサ本体44bは
受信口47bに臨んでこの口47bに露出される。以上
のようにしてユニットカバー43内に取付けられた受信
センサ44は、受信口47aを通して前記送信機37か
ら送信される信号を受信する。
【0026】受信センサ44のセンサ基板44aには出
力コード56の一端が接続されている。このコード56
の他端にはコネクタ57が接続されていて、このコネク
タ57はユニットカバー43の内部において前記コネク
タ46に差込み接続されている。出力コード56の中間
部は、ユニットカバー43の内面例えば底壁43aのセ
ンサ取付け部47の近くに一体に突出成形されたコード
ホルダ部51に保持されていて、コード56の中間部が
電子部品41に接触しないようになっている。図6〜図
8に示されるようにコードホルダ部51は、一対の相対
向する挟持板部を備えており、これらの間に出力コード
56の中間部を押し込んで挟み込むことにより、この中
間部を保持している。
【0027】ユニットカバー43の開放された上面側の
縁部、言い換えれば、側壁43bと端壁43cとからな
る周壁の上端部内面には夫々一対の爪48が一体に突設
されている。この爪48の上部は斜面で形成されてい
る。各爪48は、ユニットカバー43の上面開放部を塞
ぐように配置されたプリント配線板42のパターン面
(図5〜図7では上面)における周縁部上面に引っ掛け
られて、プリント配線板42がユニットカバー43内か
ら外れないように保持している。
【0028】図5〜図8に示されるようにユニットカバ
ー43の底壁43aの中央部には、ボス状をなした1本
の上向きの支持凸部49が一体に突設されている。支持
凸部49は、支持面50として使用される上面を有して
いるとともに、この支持面50に一端が開口する固定孔
49aを有している。支持面50はプリント配線板42
の略中央部にその下側から接するものであって、これと
前記各爪48とでプリント配線板42をその上下両面か
ら挟んで支持している。プリント配線板42の略中央部
には固定孔49aに連通する通孔42aが設けられてい
る。この通孔42aをプリント配線板42のパターン面
側から通って固定孔49aに螺合されるねじ52によ
り、プリント配線板42の略中央部は、支持凸部49に
固定されているとともに、この凸部49によりプリント
配線板42の略中央部をその部品取付け面側から突っ張
って支持している。
【0029】図5および図8に示されるようにユニット
カバー43の側壁43bと一方の端壁43cの斜状部に
は夫々スリット状をなす放熱孔53が複数開口されてい
る。さらに、ユニットカバー43の前記一方の端壁43
cには前記端子台45が夫々通される筒状の端子台挿通
部54が並設されているとともに、他方の端壁43cに
は他の一つの端子台45が通される他の端子台挿通部5
5が設けられている。筒状の端子台挿通部54は、これ
に通される端子台45に嵌合されて、それらを補強す
る。
【0030】なお、図8(B)中59はユニットカバー
43の内部に一体に設けられた補強壁、60は前記一方
の端壁43cの外面および一方の側壁43bの外面に夫
々一体に突設された他のコードホルダである。これらコ
ードホルダ60には、前記端子台45と照明器具21内
の電気部品とを電気的に接続する図示しないコードが保
持されるようになっている。
【0031】図7を除く図5〜図8に示されるようにユ
ニットカバー43の例えば両端壁43cには、その上端
縁から水平状をなして外側方に一体に突出された取付け
凸部61が設けられている。これら一対の取付け凸部6
1は前記シャーシ22の下面に重ねられ、これらを通る
ねじ62を介してユニットカバー43がその底壁43a
を下にした姿勢でシャーシ22に固定されるようになっ
ている。
【0032】前記構成の受信ユニット34におけるユニ
ットカバー43内への受信センサ44の取付けは既述の
通り、センサ本体44bを先頭にしてセンサ取付け部4
7内に受信センサ44を圧入して実施される。そうする
と、挿入される受信センサ44のセンサ基板44aがセ
ンサ係止爪部47cを乗り越えてこの爪部47cに引っ
掛かると同時に、センサ本体44bがセンサ取付け部4
7の下壁47aの内面に当接される。したがって、受信
センサ44は、そのセンサ本体44bを受信口47bに
臨ませてこの口47bに露出された状態で、下壁47a
とセンサ係止爪部47cとに挟持され、ねじなどの固定
部品を使用することなくユニットカバー43に取付けら
れる。
【0033】前記のようにユニットカバー43の底壁4
3aの一部にセンサ取付け部47を一体に成形して、こ
の取付け部47を受信センサ44用のセンサケースとし
て用いたから、ユニットカバー43とは別にセンサケー
スを必要とすることがなくなり、かつ、それに伴い前記
センサケースをユニットカバー43に取付ける手間も不
要にできる。その上、センサケースとして使用されるセ
ンサ取付け部47に対する受信センサ44の取付けにお
いては、既述のようにねじなどの固定部品およびこの部
品を締め付ける手間を要することなく、受信センサ44
をユニットカバー43内に取付けることができる。した
がって、受信ユニットの組立てに要する手間およびコス
トを少なくできるものである。
【0034】次に、前記構成の受信ユニット34の組立
てとシャーシ22への取付けを説明する。まず、電子部
品41、端子台45、およびコネクタ46が予め取付け
られたプリント配線板42と、既述のようにして受信セ
ンサ44が予め取付けられたユニットカバー43が用意
され、はじめに受信センサ44に接続された出力コード
56の中間部を、ユニットカバー43内のコードホルダ
部51に保持させるとともに、この出力コード56に連
結されたコネクタ57をプリント配線板42側のコネク
タ46に接続する。次に、プリント配線板42がユニッ
トカバー43の開放された上面を塞ぐようにこれらを組
み合わせる。この場合、プリント配線板42を基準とし
てユニットカバー43を被せても、或いはユニットカバ
ー43を基準としてプリント配線板42を嵌めてもよ
い。
【0035】この組み合わせによって、ユニットカバー
43の多少の弾性変形を伴って、このカバー43内面の
各爪48をプリント配線板42の周縁部が相対的に乗り
越えるとともに、支持凸部49の支持面50がプリント
配線板42の部品取付け面の略中央部に当接して、これ
ら爪48と支持面50とでユニットカバー43内に収容
されたプリント配線板42をその厚み方向両面から挟ん
で支持する。最後に、プリント配線板42の通孔42a
にねじ52を通して、それを支持凸部49の固定孔49
aに螺合して、プリント配線板42を固定する。それに
より、受信ユニット34が組立てられる。
【0036】前記手順で組立てられた受信ユニット34
は、その一対の取付け凸部61を照明器具21のシャー
シ22の下面に重ねて、これら取付け凸部61を通って
シャーシ22に螺合されるねじ62を締め付けることに
より、シャーシ22に取付けられる。このように受信ユ
ニッット34はユニットとして組立てられた状態でシャ
ーシ22に固定されるから、シャーシ22への取付けの
手間が簡単である。以上の手順でシャーシ22の下面に
取付けられた受信ユニット34は、天井面に照明器具2
1が取付けられることにより、プリント配線板42と対
向するユニットカバー43の底壁43aを下にした姿勢
で使用されて、送信機37からの送信信号を受信する。
【0037】そして、本実施例の構成においては、ユニ
ットカバー43が受信センサ34およびこの出力信号を
受けるコネクタ46を覆い隠しているから、これらを電
気的に接続する出力コード56もユニットカバー43に
内蔵されている。そのため、ユニットカバー43が遮壁
となり、出力コード56が、照明器具21の点灯時にお
いてけい光ランプ31から出る熱および紫外線に晒され
ることを防止できる。
【0038】それにより、出力コード56の変色および
劣化を防止できるから、この出力コード56に保護チュ
ーブを被せる必要がなくなるとともに、出力コード56
はユニットカバー43に遮られてけい光ランプ31に接
触することもないので、この接触を防止するために結束
バンド等を用いて出力コードをユニットカバー43に対
して動かないように保持する対策も不要である。したが
って、受信ユニット34に必要とされる部品数を削減で
き、その分、組み立て工数を少なくできるとともに部品
コストを下げることができる。
【0039】その上、以上のように出力コード56がユ
ニットカバー43外に露出されず、かつ、保護チューブ
および結束バンドが不要であるから、受信ユニット44
の外観をすっきりと単純化できる。それにより、照明器
具21が器具カバー23を備えない場合には、その器具
の外観上に見苦しさを改善できる。
【0040】なお、図10〜図13を用いて既述した従
来例では、出力コードがユニットカバー43外に引き回
されるため、保護チューブおよび結束バンドが必要であ
る。それ故に、受信ユニットの部品点数が多く、その組
み立てにも多くの手間を要するとともに、コスト高にも
なり、また外観も良くないから、照明器具が器具カバー
を備えない場合には、器具の外観上の見苦しさがあると
言う問題があるが、このような問題点を本実施例では既
述のように解決できる。
【0041】また、既述の取付け姿勢で使用される受信
ユニット34においては、ユニットカバー43の底壁4
3aから上向きに突設された支持凸部49が、その支持
面50をプリント配線板42の略中央部に下面側から接
して、この配線板42の略中央部を下側から支持してい
る。そのため、支持凸部49のストッパ作用により、プ
リント配線板42がこれに実装された電子部品41の自
重により下方に湾曲するように反ることを妨げることが
できる。したがって、前記反りを原因とするプリント配
線板42の部品取付け部でのクラックの発生を防止でき
る。それにより、受信ユニット34とともに照明器具2
1の品質を高めることができる。
【0042】さらに、既述のように支持凸部49と爪4
8とはプリント配線板42をその上下両面から挟んで支
持するから、プリント配線板42とユニットカバー43
とをがたつきを生じないよう組み立てることができ、受
信ユニット34が組立てられた状態をリジットな状態に
安定させることができる。
【0043】しかも、本実施例においては、プリント配
線板42をシャーシ22に固定するのではなく、ユニッ
トカバー43をシャーシ22に固定したから、支持凸部
49が固定的に保持され、したがって、より確実に既述
のストッパ作用を保証してプリント配線板42の反りを
防止できる。加えて、既述のようにユニットカバー43
をシャーシ22に固定したから、このカバー22の重量
がプリント配線板42に加わって、プリント配線板42
の反りを助長することがないとともに、爪48とプリン
ト配線板42の周縁部との掛り代が少なくても、ユニッ
トカバー43がプリント配線板42に対して脱落する恐
れがないとともに、それゆえ寸法管理も楽にできる。
【0044】なお、本発明は前記一実施例には制約され
ない。例えば、センサ取付け部47は、ユニットカバー
43の内部に突出して設けても良い。また、本発明にお
いて支持凸部47およびねじ52は省略しても良い。
【0045】
【発明の効果】以上詳記したようにリモートコントロー
ル用の受信ユニットを備えた本発明に係る照明器具によ
れば、受信ユニットのユニットカバーにセンサ取付け部
を一体成形して、そこを受信センサ用のセンサケースと
して用いるとともに、前記取付け部に内蔵される受信セ
ンサを、センサ取付け部の受信口に臨ませてこの受信口
が設けられた壁とセンサ掛止爪部との間に挟んで取付け
たから、受信センサを固定部品を要することなくユニッ
トカバーに取付けることができ、それに伴い受信ユニッ
トの組立てに要する手間およびコストを少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る多灯式照明器具の構成
をリモートコントロール送信機とともに示す斜視図。
【図2】図1に示された照明器具の器具カバーを取外す
状態を示す斜視図。
【図3】図1に示された照明器具の主要部の構成を示す
平面図。
【図4】図3の主要部の構成を一部切欠して示す正面
図。
【図5】同一実施例に係る照明器具が備える受信ユニッ
トの構成を分解して示す斜視図。
【図6】図5の受信ユニットの構成を示す断面図。
【図7】図6中Y−Y線に沿って受信ユニットの構成を
示す断面図。
【図8】(A)は図5の受信ユニットが備えるユニット
カバーの構成を示す断面図。(B)は図5の受信ユニッ
トが備えるユニットカバーの構成を示す平面図。
【図9】リモートコントロール用受信ユニットを備えた
多灯式照明器具の構成を取外された器具カバーおよびリ
モートコントロール送信機とともに示す斜視図。
【図10】従来例に係る照明器具の受信ユニットの構成
を示す斜視図。
【図11】同従来例に係る照明器具の受信ユニットの構
成を示す断面図。
【図12】同従来例に係る受信ユニットの構成を図11
中X−X線に沿って示す断面図。
【図13】同従来例に係る照明器具の受信ユニットの構
成を分解して示す斜視図。
【符号の説明】
21…照明器具、 31…けい光ランプ、 34…リモートコントロール用受信ユニット、 36…リモートコントロール用送信機、 41…電子部品、 42…プリント配線板、 43…ユニットカバー、 43a…ユニットカバーの底壁、 44…受信センサ、 47…センサ取付け部、 47a…センサ取付け部の下壁、 47b…受信口、 47c…センサ係止爪部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神 義修 静岡県三島市南町6番78号 東京電気株 式会社三島工場内 (56)参考文献 特開 平6−290629(JP,A) 特開 平5−74217(JP,A) 実開 平6−50155(JP,U) 実開 平4−105403(JP,U) 実開 平2−60299(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21V 23/04 H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 371

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リモートコントロール用送信機により送信
    される信号を受信しその受信内容に応じてランプを制御
    するリモートコントロール用受信ユニットを備えた照明
    器具において、 前記受信ユニットを、ランプ制御用の電子回路を形成す
    る複数の電子部品が取付けられたプリント配線板と、こ
    の配線板に前記電子部品を覆って組み合わされた合成樹
    脂製のユニットカバーと、前記送信信号を受ける受信セ
    ンサとを備えて形成するとともに、 前記ユニットカバーに受信口およびこの受信口が開けら
    れた壁から離間するセンサ係止爪部を有したセンサ取付
    け部を一体に成形し、前記受信口に臨んで配置される前
    記受信センサを、前記壁と前記センサ係止爪部とで挟ん
    で前記センサ取付け部に内蔵したことを特徴とする照明
    器具。
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