JP2006185881A - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】
がたつきを防止するとともに、防水性及び組立性を確保できる照明器具を提供する。
【解決手段】
照明器具は、光源を点灯させる点灯回路ブロック5、及び点灯回路ブロック5が収納される両端が開口した筒状のケース本体2と、ケース本体2の両端開口にそれぞれ被着される一対の平板状のパッキン3,3と、両パッキン3,3をそれぞれケース本体2に押え付けるようにしてケース本体2に取り付けられる一対のエンドプレート4,4とからなるケースを具備し、パッキン3は、点灯回路ブロック5のケース本体2内での移動を規制する規制突起33を一体に備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明器具に関する。
従来から、平常時だけでなく、停電時等の非常時においても光源を点灯させるために、常用点灯装置に加えて、非常用点灯装置を具備した照明器具が提供されている。
このような照明器具では、防水性等を考慮して、常用点灯装置や非常用点灯装置の点灯回路ブロックを防水用のケースに収納することが行われている。このような防水用のケースとしては、例えば、図6(a)に示すようなケースが提供されており、このケースは、非常用点灯回路ブロック100を収納する両端が開口した角筒状のケース本体101と、ケース本体101の両端開口に嵌め込まれて開口を閉塞する平板状のエンドプレート102,102とを備え、このエンドプレート102,102とケース本体101の内側面との隙間をウレタン樹脂等のコンパウンド103にて封止、密閉しているものである。
これに対して、両端部が開口した筒状のケース本体の両端開口を密閉するために、図6(a)に示すようなエンドプレート102とコンパウンド103とを使用する代わりに、ケース本体の開口に一致する形状のパッキンをケース本体の開口部に嵌め込むものが提供されている(特許文献1)。
また、パッキンを用いるものとしては、図6(b)に示すように、非常用点灯回路ブロック200を収納する両端が開口した角筒状のケース本体201と、ケース本体201の開口部に被着される平板状のパッキン202と、このパッキン202をケース本体201に押え付けるようにして取付ねじ204によりケース本体201に取り付けられる平板状のエンドプレート203と、点灯回路ブロック200のケース本体201内での移動を規制する金属ばね205とを備えたケースが提供されている。
特開2000−285728号公報(第1図)
ところで、図6(a)に示すようなコンパウンド103を用いたものでは、防水性を確保することはできていたが、点灯回路ブロック100がケース本体101内で移動してがたつくという問題があった。さらに、コンパウンド103で封止してしまうため、一旦収納した点灯回路ブロック100を取り出すことが困難であり、また、コンパウンドの乾燥作業等に非常に手間と時間がかかり、組立性が悪いという問題があった。
一方、特許文献1のようなパッキンを嵌め込むものでは、パッキンをケース本体に嵌め込むだけで組立を行えるから組立性は良いものであったが、単にパッキンを嵌め込んでいるだけであるので、上述のコンパウンドを用いるものに比べて防水性が悪くなっていた。しかも、図6(a)に示すものと同様に、点灯回路ブロックがケース本体内で移動してがたつくという問題は解決できていなかった。
これらに対して、図6(b)に示すものでは、パッキン202とエンドプレート203とを併用しているので、上記特許文献1のものに比べて防水性を向上することができ、加えて点灯回路ブロック200の移動を規制する金属ばね205をケース本体201内に設けているため、点灯回路ブロック200のがたつきをある程度防止することはできていた。しかしながら、金属ばね205を設けたことによって、部品点数が増え、それに伴なって組立工数が増加するため、製造コストが高く、組立に時間がかかるという問題があった。
このように従来の照明器具では、点灯回路ブロックのがたつき、防水性、及び組立性の各問題を同時に解決できなかった。
本発明は上述の点に鑑みて為されたもので、その目的は、がたつきを防止するとともに、防水性及び組立性を確保できる照明器具を提供することである。
上記の課題を解決するために、請求項1の照明器具では、光源を点灯させる点灯回路ブロック、及び点灯回路ブロックが収納される両端が開口した筒状のケース本体と、ケース本体の両端開口にそれぞれ被着される一対の平板状のパッキンと、両パッキンをそれぞれケース本体に押え付けるようにしてケース本体に取り付けられる一対のエンドプレートとからなるケースを具備し、前記パッキンは、点灯回路ブロックのケース本体内での移動を規制する規制手段を一体に備えていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、エンドプレートでパッキンをケース本体に押え付けているので、防水性を確保でき、また、ケース本体にパッキン及びエンドプレートを取り付けるだけで組立を行えるから、組立性も確保することができる。しかも、パッキンに一体に備えた規制手段により点灯回路ブロックのケース本体内での移動が規制されるから、これにより点灯回路ブロックのがたつきを防止することができる。
請求項2の照明器具では、請求項1の構成に加えて、前記パッキンは、ケース本体の外側面と当接する突部を備えていることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、ケース本体内が減圧されてパッキンの周縁部がケース本体内に引き込まれそうになっても、パッキンにケース本体の外側面と当接する突部を設けていることによって、パッキンがケース本体内に引き込まれてパッキンとケース本体との間に隙間ができて防水性が低下することを防止することができる。
本発明は、エンドプレートでパッキンをケース本体に押え付けているので、防水性を確保できるとともに、ケース本体にパッキン及びエンドプレートを取り付けるだけで組立を行えるから、組立性も確保することができるという効果があり、加えて、パッキンに一体に備えた規制手段により点灯回路ブロックのケース本体内での移動が規制されるから、これにより点灯回路ブロックのがたつきを防止することができるという効果がある。
以下に、本発明の一実施形態について図1〜図5を参照して説明する。
本実施形態の照明器具は、図5に示すように、天井面Cに垂設された一対のボルトB,Bに、各ボルトB,Bにそれぞれ対応したナットN,N及びワッシャW,Wを用いて取り付けられる長尺平板状の器具本体6と、器具本体6の長手方向両端部の下面側に各一対設けられ放電ランプLaが電気的、機械的に接続されるソケット60と、器具本体6の下面側に取り付けられる常用点灯装置7、非常用点灯装置1、端子台8、及び内部電源BTと、これら常用点灯装置7と非常用点灯装置1と端子台8と内部電源BTとを覆うとともに、各ソケット60を下方へ突出させて器具本体6に取り付けられるカバー9とを備えている。
器具本体6は、上述したように長尺平板状に形成されており、この器具本体6を長手方向に略3等分するような位置に、上記のボルトB,Bがそれぞれ挿通されるボルト挿通孔6a,6aが形成されるとともに、天井面Cに設けられた外部電源(図示せず)の電源線V1を器具本体6の下面側へ導出するための電源線挿通孔6bが形成されている。また、器具本体6の下面側の長手方向両端部には、各一対のソケット60,60が設けられ、各ソケット60の近傍には、カバー9を取り付けるための取付ねじS2が螺着されるねじ孔6cが形成されている。
この器具本体6には、常用点灯装置7と非常用点灯装置1との2種類の点灯装置と、外部電源の電源線V1が接続される端子台8と、非常時に動作電源となる内部電源BTとが設けられている。
常用点灯装置7は、光源となる放電ランプLaを点灯させる常用点灯回路ブロック(図示せず)を筐体70内に収納して構成されている。この常用点灯回路ブロックは、例えば、交流電源である商用電源のような外部電源を、高周波交流電源に変換して放電ランプLaを点灯させる点灯回路を備えるものであり、各ソケット60及び端子台8に電気的に接続される。
非常用点灯装置1は、図1に示すように、停電等の非常時に放電ランプLaを点灯させるための非常用点灯回路ブロック(以下、単に点灯回路ブロックと略す)5をケース10(図1参照)に収納して構成され、点灯回路ブロック5は、各ソケット60及び端子台8に電気的に接続される。
点灯回路ブロック5は、内部電源BTを高周波電源に変換して放電ランプLaを点灯させる非常用点灯回路、停電等の非常時であるか否かを検知する検知回路、及び検知回路により非常時であると検知された場合に非常用点灯回路を動作させる制御回路等を備えており、これら回路が実装されたプリント基板50と、プリント基板50を収納する基板用ケース53とを具備している。この基板用ケース53は、図1に示すように、下側ケース51と上側ケース52とからなり、下側ケース51は、例えば、合成樹脂若しくは金属を用いて一面(上面)及び長手方向両側面が開口した箱状に形成され、下側ケース51の底面51aの長手方向両端側には、プリント基板50を下側ケース51の底面51aから所定距離離間させて収納するための支持片51b(図2(a)参照)が設けられている。また、下側ケース51の底面51aは、下側ケース51とプリント基板50との間の絶縁性を保つために絶縁性材料からなるフィルム等で覆われている。上側ケース52は、合成樹脂製若しくは金属製のものであり、下面が開口した箱状に形成され、下側ケース51の開口した上面を覆うようにして下側ケース51に被着されるものである。尚、図1においては点灯回路ブロック5を簡略化して図示している。
ケース10は、点灯回路ブロック5が収納される両端が開口した角筒状のケース本体2と、ケース本体2の両端開口にそれぞれ被着される一対の平板状のパッキン3,3と、両パッキン3,3をそれぞれケース本体2に押え付けるようにしてケース本体2に取り付けられる一対のエンドプレート4,4とを備えている。
ケース本体2は、図1に示すように、例えばアルミニウムを押し出し加工することにより長手方向の両端が開口した角筒状に形成されており、長尺平板状の天板部20aと、天板部20aの短手方向両端部から下方へ垂設され、互いに並行する一対の長尺平板状の側板部20b,20bと、両側板部20b,20bの下端部を連結する長尺平板状の底板部20cとを一体に備えている。このケース本体2の両端側の開口縁の四隅には、それぞれ長手方向から取付ねじS1が螺入されるねじ孔21が形成されている。また、ケース本体2の両側板部20b,20bの内側面の下端側には、点灯回路ブロック5を載置する載置板22,22が互いに近接し、かつ先端縁間に所定の間隙を有するように一体に突設され、この載置板22,22に点灯回路ブロック5を載置することで点灯回路ブロック5が底板部20cより離間してケース本体2内に収納されることになる。さらに、天板部20aの下面部には、図2(b)に示すように天板部20aの長手方向に延びる一対の突部23,23が突設されている。
パッキン3は、例えばシリコンゴム製であり、上記ケース本体2の開口を覆う平板状の遮蔽部30を備え、この遮蔽部30には、その四隅に取付ねじS1用のねじ挿通孔30aがそれぞれ形成されるとともに、点灯回路ブロック5のリード線や電力供給線等の接続線54(図3(a)参照)を挿通するための接続線挿通孔30bが複数(本実施形態では4つ)形成されている。また、遮蔽部30の上端部及び両側端部には、ケース本体2の天板部20aの外側面(上面)及び両側板部20b,20bの外側面にそれぞれ当接する直方体状の引き込まれ防止用の突部31、32,32が一体に突設されるとともに、下端部には点灯回路ブロック5のケース本体2内での移動を規制する規制手段となる規制突起33が一体に突設されている。規制突起33は、ケース本体2の底板部20cの上面に下面が当接する直方体状の台部33aと、台部33aの上面にケース本体2の短手方向に離間して一体に突設された一対の支持部33b,33bとを備え、各支持部33bは、上方にいくにつれて先尖となる形状に形成されている。また、各支持部33bの先端部には、下方へと傾斜する傾斜面33cが形成されている。
エンドプレート4は、パッキン3の遮蔽部30と略同形状の平板部40を有し、上記パッキン3の遮蔽部30と同様に、平板部40には四隅に取付ねじS1用のねじ挿通孔40aがそれぞれ形成されるとともに、点灯回路ブロック5の接続線を挿通するための接続線挿通孔40bが形成されている。また、この平板部40の裏面(パッキン30と対向する面)の上端縁には、パッキン3の遮蔽部30の上端面に当接する押え板41が一体に突設されており、平板部40の表面の下端縁には、ケース10を器具本体6等に取り付ける取付ねじ(図示せず)用のねじ挿通孔42aが形成された取付板42が一体に突設されている。
これらケース本体2、パッキン3,3、及びエンドプレート4,4とでケース10が構成されることになるが、このケース10は、ケース本体2にパッキン3,3及びエンドプレート4,4を取り付けた際に、両パッキン3,3間の距離が、点灯回路ブロック5の長手方向の長さ寸法(下側ケース51の長手方向の長さ寸法)よりもわずかに小さくなるように設定するとともに、パッキン3の支持部33bの上端と天板部20aの突部23,23の下端との間の距離が、点灯回路ブロック5の高さ寸法(基板用ケース53の高さ寸法)よりもわずかに小さくなるように設定している。
そして、ケース10には点灯回路ブロック5が次のように収納されて非常用点灯装置1が構成されることになる。点灯回路ブロック5は、ケース本体2内に一方の開口から挿し入れられ、このとき図2(a)に示すように、下側ケース51の短手方向の両端部がケース本体2に設けた一対の載置板22,22上に載置される。この後に、ケース本体2の開口した両端部にパッキン3を各突部31,32,32及び規制突起33が突設された面をケース本体2側に向けて被着する。このとき、規制突起33の支持部33bの先端部に傾斜面33cを形成していることによって、点灯回路ブロック5の端部が傾斜面33cに沿って上方へ移動する(つまり、傾斜面33cが点灯回路ブロック5を上方へ移動させるガイドとなる)ので、パッキン3の規制突起33を点灯回路ブロック5の下面とケース本体2の底板部20cとの間に嵌入し易くなっており、これによりパッキン3をケース本体2に容易に被着することができる。
次に、パッキン3,3が被着されたケース本体2に、エンドプレート4,4を、パッキン3のねじ挿通孔30aとエンドプレート4のねじ挿通孔40a、並びにパッキン3の接続線挿通孔30bとエンドプレート4の接続線挿通孔40bをそれぞれ連通させるようにして配置し、このようにして連通させた両ねじ挿通孔30a,40aを介して取付ねじS1をケース本体2のねじ孔21にそれぞれ螺入することにより、図3(a),(b)に示すように、パッキン3及びエンドプレート4がケース本体2に取り付けられ、このときパッキン3はエンドプレート4によりケース本体2側へ押え付けられて、ケース本体2に密着している。
このようにして点灯回路ブロック5はケース10に収納されており、点灯回路ブロック5の接続線54は両接続線挿通孔30b,40bを通ってケース10内からケース10外へ導出されることになる。このとき、接続線54と両接続線挿通孔30b,40bとの間に隙間が生じ、この隙間によって防水性が破れるおそれがあるため、接続線54に図3(a)に示すように、例えば円筒状のシリコンゴム55を被嵌し、このシリコンゴム55を両接続線挿通孔30b,40b内に位置させることで、隙間を閉塞して、防水性を保つようにしている。
一方、ケース本体2に取り付けられたパッキン3は、突部31が図4(a)に示すようにケース本体2の天板部20aの上面に当接するとともに、図4(b)に示すように突部32がケース本体2の側板部20bの外側面に当接している。また、パッキン3の規制突起33が図4(c)に示すように、点灯回路ブロック5とケース本体2との間、つまり、点灯回路ブロック5の下面(下側ケース51の下面)と底板部20cの上面との間に嵌入されている。このように規制突起33が点灯回路ブロック5とケース本体2との間に嵌入されると、この規制突起33の支持部33b,33bによって、点灯回路ブロック5はケース本体2内において上方へ持ち上げられる。このとき、上述したようにパッキン3の支持部33bの上端と天板部20aの突部23の下端との間の距離を点灯回路ブロック5の高さ寸法(基板用ケース53の高さ寸法)よりもわずかに小さくなるように設定しているため、図2(b)に示すように、弾性を有する規制突起33によって、点灯回路ブロック5は、上面(上側ケース52の上面)が天板部20aの突部23,23に押し付けられる。このようにして点灯回路ブロック5は、天板部20aの突部23,23と規制手段33の支持部33b,33bとでケース本体2に密着するように保持され、これにより点灯回路ブロック5の上下方向の移動が規制されることになる。
さらに、上述したように、両パッキン3,3間の距離を点灯回路ブロック5の長手方向の長さ寸法(下側ケース5の長手方向の長さ寸法)よりもわずかに小さくなるように設定しているので、図3(a),(b)に示すように、点灯回路ブロック5の長手方向両端部(下側ケース51の長手方向両端部)が各パッキン3,3にそれぞれ押し付けられ、これにより点灯回路ブロック5のケース本体2内での長手方向及び短手方向の移動が規制されることになる。
端子台8は、外部電源の電源線V1と内部電源BTの電源線V2とが各別に接続される一対の入力側端子部(図示せず)と、常用点灯装置7と非常用点灯装置1の各電力供給線(図示せず)が各別に接続される一対の出力側端子部(図示せず)と、一対の入力側端子部とそれぞれ対応する一対の出力側端子部との間の通電を同時にオン・オフするスイッチ80とを備えている。スイッチ80は端子台8から下方へ導出された引き紐80aの引き動作によってオン・オフが切り替えられるものであり、引き紐80aの下端部には引き紐80aを手で操作しやすくするために操作用の把持部80bが取り付けられている。
カバー9は、上面が開口した長尺の箱状に形成され、その下壁部90は、短手方向の中央部が下方へ突出する先尖形状、つまり長手方向に直交する方向での断面形状が略V字状となっている。また、下壁部90には、その長手方向両端部に器具本体6の各ソケット60をそれぞれ下方へ突出させるためのソケット用孔部90aと、器具本体6の各ねじ孔6cとそれぞれ連通するねじ挿通孔90bとが形成されるとともに、端子台8の把持部80b及び引き紐80aを下方へ導出するためのスイッチ操作用孔部90cが形成されている。さらに、この下壁部90の外側面には、放電ランプLaの光を反射する反射板91が形成されている。
以上により本実施形態の照明器具は構成されており、各部材は次のようにして取り付けられている。器具本体6の下面側には、常用点灯装置7と、非常用点灯装置1と、端子台8と、内部電源BTとが取り付けられており、各点灯装置7,1が端子台8及び各ソケット60にそれぞれ接続されるとともに、電源線挿通孔6bを挿通させた外部電源の電源線V1及び内部電源BTの電源線V2が端子台8に接続されている。このとき、常用点灯装置7と外部電源とが端子台8を介して電気的に接続されるように配線するとともに、非常用点灯装置1と内部電源BTとが端子台8を介して電気的に接続されるように配線しておき、端子台8のスイッチ80によって、常用点灯装置7と外部電源間、非常用点灯装置1と内部電源BT間の通電を同時にオン・オフできるようにしている。そして、器具本体6のボルト挿通孔6a,6aを挿通させたボルトB,BにそれぞれワッシャW,W及びナットN,Nを螺着することで器具本体6は天井面Cに取り付けられている。このようにして天井面Cに取り付けられた器具本体6には、カバー9のソケット用挿通孔90aから各ソケット60をそれぞれ突出させるとともに、スイッチ操作用孔部90cから端子台8の把持部80b及び引き紐80aを導出させ、カバー9のねじ挿通孔90bをそれぞれ挿通させた取付ねじS2を器具本体6のねじ孔6cに螺着することで、カバー9が取り付けられている。
このようにして、照明器具は構成されており、次に、照明器具の動作について説明する。照明器具は、把持部80bを持って引き紐80aを下方へ引っ張ることによりスイッチ80がオン・オフされ、これにより放電ランプLaの点灯・消灯が切り替えられるものであって、スイッチ80がオンされた際に、外部電源からの電力供給がある平常時には、常用点灯装置7により放電ランプLaが点灯されることになる。一方、停電等が生じて、外部電源からの電力供給が得られない非常時になった際には、非常用点灯装置1の検知回路によってこれを検知し、内部電源BTを用いて非常用点灯装置1が放電ランプLaを点灯させるのである。
以上述べたように本実施形態の照明器具によれば、ケース本体2の両端開口に被着されるパッキン3を備え、エンドプレート4でパッキン3をケース本体2に押え付けているので、防水性を確保することができる。また、ケース本体2にパッキン3及びエンドプレート4を取り付けるだけで組立を行えるから、図6(a)に示すようなコンパウンドを使用する従来のものに比べて組立性が良く、また、パッキン3に規制手段となる規制突起33を一体に形成しているので、図6(b)のように金属ばねのような別部材が必要なくなり、これにより、組立性を確保することができる。しかも、パッキン3に一体に備えた規制突起33により、上述したように点灯回路ブロック5のケース本体2内での移動を規制しているので、これによって点灯回路ブロック5のがたつきを防止することができる。また、上記図6(b)に示す従来例のものは、金属ばね205の配置位置がばらついて、点灯回路ブロック200が傾くという問題があったが、規制突起33をパッキン3に一体に設けていることによって、このような問題も解決することができる。さらに、点灯回路ブロック5のがたつきが防止されることによって、製造した照明器具間において、点灯回路ブロック5のがたつきに起因する、例えば、点灯回路ブロック5とケース10とが密着することによる放熱性等の性能のばらつきを抑えて、安定した性能の照明器具を得ることができるようになる。
ところで、このような防水性のケースは気密性を有しているため、放電ランプを消灯した際には、ケース内部が減圧され、ケース外部に比べて低圧となっていた。そのため、上記の図6(b)に示す従来のものでは、次のような問題が生じていた。つまり、図6(b)に示す従来例のケースでは、図7(a)に示すように、ケース本体201とエンドプレート203との間に平板状のパッキン202を挟み込むようにして取り付けているため、放電ランプを消灯した際にケース内が減圧されると、図7(b)に示すように、パッキン202の周縁部がケース本体201内に引き込まれてしまい、ケースの防水性、気密性が保持できなくなってしまうという問題が生じていた。
これに対して、本実施形態の照明器具のケース10では、図4(a),(b)に示すように、パッキン3にケース本体2の天板部20aの上面及び側板部20b,20bの外側面にそれぞれ当接する突部31,32,32を設けているので、放電ランプLaの消灯時にケース10内が減圧されても、これら突部31,32,32が天板部20a,側板部20b,20bにそれぞれ当接していることによって、パッキン3が減圧によってケース本体2内に引き込まれることを抑制し、これによりパッキン3とケース本体2との間に隙間ができて防水性等が低下することを防止することができる。しかも、エンドプレート4の上端縁にパッキン3の遮蔽部30の上端面に当接する押え板41を設けているので、減圧によりパッキン3が引き込まれそうになった場合に、遮蔽部30の上縁部が折れ曲がることを抑制して、突部31と天板部20aとの当接状態を維持することができるようになっている。また、このような突部31,32,32を設けていることによって、仮にパッキン3が引き込まれたとしても、ケース10の外観からこれら突部31,32,32を目視すれば、パッキン3が引き込まれているか否かを直ぐに確認することができるのである。
本発明の照明器具の非常用点灯装置の分解斜視図である。 (a)は、ケースに点灯回路ブロックを収納した状態を示す側面図であり、(b)は、同図(a)にパッキン及びエンドプレートを取り付けた状態を示す側面図である。 (a)は、非常用点灯装置のケースを一部切り欠いた部分側面図であり、(b)は、非常用点灯装置のケースを一部切り欠いた部分上面図である。 (a)は、図3(a)中にP1で示す部分の拡大図であり、(b)は、図3(b)中にP2で示す部分の拡大図であり、(c)は、図3(a)中にP3で示す部分の拡大図である。 本発明の照明器具の分解斜視図である。 (a)は、従来の非常用点灯装置のケースを一部切り欠いた側面図であり、(b)は、従来の他の非常用点灯装置のケースの要部の分解斜視図である。 (a)は、同上のケースにおいてパッキンが正常に取り付けられている状態を示す説明図であり、(b)は、パッキンがケース本体内へ引き込まれた状態を示す説明図である。
符号の説明
2 ケース本体
3 パッキン
4 エンドプレート
5 点灯回路ブロック
33 規制突起

Claims (2)

  1. 光源を点灯させる点灯回路ブロック、及び点灯回路ブロックが収納される両端が開口した筒状のケース本体と、ケース本体の両端開口にそれぞれ被着される一対の平板状のパッキンと、両パッキンをそれぞれケース本体に押え付けるようにしてケース本体に取り付けられる一対のエンドプレートとからなるケースを具備し、前記パッキンは、点灯回路ブロックのケース本体内での移動を規制する規制手段を一体に備えていることを特徴とする照明器具。
  2. 前記パッキンは、ケース本体の外側面と当接する突部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
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JP2015015422A (ja) * 2013-07-08 2015-01-22 三菱電機株式会社 防水型電源装置用ケース及び防水型電源装置
KR101607370B1 (ko) * 2013-10-04 2016-03-29 권진 방수형 내부접속 등기구
JP2017098437A (ja) * 2015-11-25 2017-06-01 株式会社タムラ製作所 電子機器及び電源装置

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