JP7428971B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、被取付面に取り付けられる照明装置に関する。
従来、天井面などの被取付面に直付けする照明装置では、電源線がFケーブルなどの曲がりにくい配線の場合、この電源線を端子台に接続する際に接続しにくく、さらに無理に曲げてしまうと電源線に負荷がかかるため、改善が望まれている。
特開2018-32483号公報
本発明は、電源線を端子台に接続しやすく、電源線に負荷がかかるのを軽減できる照明装置を提供することを目的とする。
実施形態の照明装置は、シャーシ、取付部材、端子台、電源部、光源部およびカバー部を備える。シャーシは、被取付面に取り付けられ、中心軸上に被取付面からの電源線を挿通する挿通孔を有する。取付部材は、シャーシに対向され、第1傾斜端部側がこの第1傾斜端部側に対して反対の第2傾斜端部側よりもシャーシから離れるように傾斜された傾斜部と、傾斜部をシャーシに取り付ける取付部とを有する。端子台は、電源線を接続する接続面部を有し、シャーシに対向される傾斜部の一面側で中心軸から外れた第1傾斜端部側に配置され、かつ接続面部が中心軸側に対向するように配置される。電源部は、傾斜部の他面側に配置される。光源部は、電源部から電力の供給を受けて点灯する。カバー部は、シャーシとともに取付部材と端子台と電源部と光源部を覆う。
実施形態の照明装置によれば、電源線を端子台に接続しやすく、電源線に負荷がかかるのを軽減することが期待できる。
一実施形態を示す照明装置の断面図である。 同上照明装置の斜視図である。 同上照明装置の分解状態の斜視図である。 同上照明装置の本体ユニットの分解状態の斜視図である。 同上照明装置の施工手順を示す斜視図である。 同上照明装置の電源線の接続を示す斜視図である。 同上図5および図6に続く照明装置の施工手順を示す斜視図である。 同上図7に続く照明装置の施工手順を示す斜視図である。
以下、一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、照明装置10は、被取付面11として例えば天井面に取り付けられる直付形照明装置である。さらに、照明装置10は、外部に設置される予備電源装置と電源線12にて電気的に接続され、例えば停電時等に予備電源装置から外部電源(予備電源または非常電源)の供給を受けて点灯する非常用照明装置である。予備電源装置は、バッテリや自家発電装置等であり、複数の非常用照明装置に外部電源を供給可能とする。さらに、照明装置10は、防水構造を備えた防水形照明装置である。
図1ないし図3に示すように、照明装置10は、仮想の中心軸14(図1参照)を有する円筒状の外観を有している。照明装置10は、天井面に取り付けられる設置部または設置ユニットであるシャーシユニット15と、このシャーシユニット15に着脱可能に取り付けられる本体部または非常灯ユニットである本体ユニット16と、この本体ユニット16を覆ってシャーシユニット15に取り付けられるカバーユニットであるカバー部17とを備えている。
そして、シャーシユニット15は、天井面に取り付けられる器具本体であるシャーシ20、このシャーシ20の下面側に取り付けられるユニット取付板21、およびシャーシ20の上面側に取り付けられて天井面との間に介在されるパッキング22を備えている。
シャーシ20は、金属製で、円板状に形成されている。シャーシ20の中央には、中心軸14上に電源線12を挿通するための挿通孔24が設けられているとともに、この挿通孔24の周囲の位置に天井面に対してねじ止めするための複数の取付孔25が設けられている。
シャーシ20の下面側の周辺部には、カバー部17を取り付けるための複数の取付柱26が取り付けられている。取付柱26は、金属製の細長い板で構成され、シャーシ20の下面側に対して略垂直に取り付けられている。取付柱26の下端部には、取付孔27を有する連結部28が中心軸14の方向へ向けて折曲されている。
シャーシ20には、少なくも2つのねじ挿通孔29が設けられている。これらねじ挿通孔29には、本体ユニット16を取り付けるための金属製の少なくとも2本のねじ30がシャーシ20の上面側から下面側に挿通される。これら2つのねじ挿通孔29および2本のねじ30は、中心軸14上の挿通孔24を中心とした対称位置に配置される。
ユニット取付板21は、金属製で、六角形板状に形成されている。ユニット取付板21は、複数の取付柱26の間でシャーシ20の下面側に接するように配置され、シャーシ20を挿通するねじ30が螺着されることによりシャーシ20の下面側に締め付け固定されている。ユニット取付板21には、シャーシ20の挿通孔24および取付孔25に臨んで開口する開口部32が設けられているとともに、シャーシ20を挿通するねじ30が螺合される少なくとも2つの取付孔33が設けられている。シャーシ20とユニット取付板21とを固定するねじ30の先端側は、ユニット取付板21の下方に向けて略垂直にかつ比較的長く突出され、本体ユニット16の取り付けに利用される。
パッキング22は、例えばシリコーン樹脂製またはゴム製で、円板状に形成されている。パッキング22は、シャーシ20の外形より大きい外形を有し、シャーシ20の上面側に取り付けられる。パッキング22の中央には、電源線12が挿通する挿通孔35を有する挿通部36が設けられている。挿通孔35は、電源線12の電源入力用と他の照明装置10への送り配線用とに2つ設けられている。挿通部36は、パッキング22の上下方向に突出されている。パッキング22の下方に突出する挿通部36はシャーシ20の挿通孔24に挿通されている。さらに、パッキング22には、シャーシ20の取付孔25の位置に対応して同形状の取付孔37が設けられている。
そして、シャーシユニット15は、予め一体的に組み立てられており、この組立状態で施工に用いられる。
次に、図1、図3および図4に示すように、本体ユニット16は、シャーシ20の下面側に取り付けられる取付部材40と、この取付部材40に取り付けられる端子台41および電源部42と、この電源部42に対して下方に離反した位置に配置される光源ユニット43と、この光源ユニット43を取付部材40に取り付ける両側の取付板44とを備えている。
取付部材40は、金属板によって形成されている。取付部材40は、シャーシ20の下面側に対向して傾斜状に配置される傾斜部46、およびこの傾斜部46の傾斜方向に直交する両側に設けられた両側の取付部47を有し、断面略コ字形に形成されている。
傾斜部46は、傾斜部46の一面側である上面側であってシャーシ20の下面側に対向する傾斜面46a、傾斜方向の一端側である下側の第1傾斜端部側48、およびこの第1傾斜端部側48に対して反対側である上側の第2傾斜端部側49を有している。
取付部47は、シャーシ20に取り付けられる。取付部47は、傾斜部46の傾斜方向に直交する両側から上方へ向けて折曲されている。両側の取付部47には、取付板44を取り付けるための取付孔47aが設けられている。両側の取付部47の上端側には、外側に向けて折曲されたフランジ部50が設けられている。フランジ部50は、ユニット取付板21の下面に接触されて取り付けられる。フランジ部50には、シャーシ20の下面側から突出するねじ30が挿通されるねじ挿通孔51が設けられている。一方のフランジ部50のねじ挿通孔51は傾斜部46の第1傾斜端部側48に寄った位置に設けられ、他方のフランジ部50のねじ挿通孔51は傾斜部46の第2傾斜端部側49に寄った位置に設けられ、これらねじ挿通孔51が中心軸14に対して対象位置に配置されている。
取付部47は、傾斜部46の傾斜に対応して、傾斜部46の第2傾斜端部側49から第1傾斜端部側48に沿って面積が大きくなるように形成されている。したがって、取付部47は、シャーシ20の下面側に対して、傾斜部46が所定の角度(例えば25°程度)で傾斜するように配置している。これにより、傾斜部46は、シャーシ20の下面側に対して、第1傾斜端部側48および第2傾斜端部側49とも下方に離れるとともに、第1傾斜端部側48が第2傾斜端部側49よりも大きく離れるように傾斜される。さらに、傾斜部46の第1傾斜端部側48と両側の取付部47と(シャーシ20と)の間に第1開口部48aが形成され、第2傾斜端部側49と両側の取付部47と(シャーシ20と)の間に第2開口部49aが形成されるが、第1開口部48aの面積が第2開口部49aの面積よりも大きく形成されている。
そして、取付部材40は、フランジ部50のねじ挿通孔51に挿通されたねじ30に締結部材である化粧ナット52が螺合されることにより、シャーシ20に締め付け固定される。化粧ナット52は、軸方向に長い筒状の高ナットで、周囲にローレットが設けられており、周囲を手で摘まみながら回動操作可能とする。
また、端子台41は、端子台本体54、およびこの端子台本体54内に収納された図示しない端子を有している。端子台本体54は、例えば樹脂等の絶縁材料によって四角形箱状に形成されている。端子台本体54は、一面に、電源線12を接続する接続面部55を有している。接続面部55には、電源線12が挿入される複数の接続孔56(図6参照)が設けられている。接続孔56には、電源入力用に2つ、送り配線用に2つの合計4つが含まれている。例えば、上側の2つの接続孔56が電源入力用、下側の2つの接続孔56が送り配線用として構成されている。
端子台41の端子は、各接続孔56の内側に配置され、各接続孔56に挿入される電源線12に電気的に接続される。端子台41の端子は、内部配線によって電源部42の電源入力部に電気的に接続されている。
端子台41は、端子台取付金具57に支持され、この端子台取付金具57により取付部材40に取り付けられている。端子台41は、取付部材40の傾斜部46の第1傾斜端部側48で、かつ接続面部55が中心軸14側に対向するように配置され、さらに、接続孔56への電源線12の接続方向が傾斜部46の傾斜面46aと略平行となるように配置されている。さらに、端子台41は、取付部材40の第1開口部48aに対向されて、傾斜部46の第1傾斜端部側48の幅方向の一側に片寄った位置に配置されており、第1傾斜端部側48の幅方向の他側に第1開口部48aが大きく開口されている。そして、端子台41の接続面部55は、少なくとも一部が中心軸14に対して正対して対向する位置に配置されていてもよいし、中心軸14に対して正対する位置から少しずれて斜めに対向する位置に配置されていてもよい。なお、端子台41は、中心軸14に対して正対する位置に配置してもよい。また、端子台41は、傾斜部46の第1傾斜端部側48に直接取り付けてもよい。
そして、端子台41に接続される電源線12は、つまり予備電源装置と照明装置10とを接続する電源線12は、耐火層および絶縁層で被覆された例えば2mmの単線の導線12aを2本纏めてシースで被覆した耐火ケーブルが用いられている。この耐火ケーブルは、硬く、小半径に曲がりにくい特性を有している。
また、電源部42は、電源ケース59、およびこの電源ケース59内に収納された電源回路60等を有している。
電源ケース59は、上面側を開口した箱状に設けられ、内部に電源回路60が収納される。電源ケース59は、取付部材40の傾斜部46の他面側である下面側に取り付けられ、傾斜部46との間に電源回路60が収納される。したがって、傾斜部46は、電源ケース59の上面側の開口を閉塞する電源カバーとしても兼用されている。電源ケース59は、傾斜部46の傾斜方向に沿って長い長方形箱状に形成され、長手方向の一端側に設けられた引掛部61(図6参照)が傾斜部46の第2傾斜端部側49に引っ掛けられ、他端側が傾斜部46の第1傾斜端部側48の下面側にねじ62にて固定されている。
電源回路60は、回路基板、およびこの回路基板に実装された複数の電源部品を有している。電源回路60は、予備電源装置から入力される例えば直流電源または交流電源等の外部電源を、光源ユニット43(発光モジュール)を点灯させるのに必要な所定の点灯電源に変換し、この点灯電源を光源ユニット43(発光モジュール)に供給する。電源回路60は、傾斜部46の第1傾斜端部側48に外部電源が入力する電源入力部を有し、反対の第2傾斜端部側49に点灯電源を出力する電源出力部を有している。電源回路60の電源入力部は端子台41と内部配線によって電気的に接続され、電源出力部には光源ユニット43(発光モジュール)側と内部配線によって電気的に接続されている。
電源部42は、電源回路60が有する複数の電源部品のうち、傾斜部46の第2傾斜端部側49に位置する電源部品の発熱量よりも第1傾斜端部側48に位置する電源部品の発熱量が大きいように構成されている。例えば、電源回路60が有する電源部品のうちの発熱量の大きい電源部品は、電源入力部側のトランスやスイッチング素子等が含まれており、これら発熱量の大きい電源部品が傾斜部46の第1傾斜端部側48に配置されている。
また、光源ユニット43は、放熱板64、この放熱板64に取り付けられる光源部65を備えている。さらに、光源部65は、光源である発光モジュール66、この発光モジュール66を電気接続状態で保持するソケット67、発光モジュール66に対向配置されるレンズ68、およびこのレンズ68を保持するレンズ保持枠である化粧枠69等を備えている。
放熱板64は、金属板によって一体に形成されている。放熱板64は、光源取付部71、およびこの光源取付部71の両側から上方へ向けて折曲された両側のアーム部72を有し、断面略コ字形に形成されている。放熱板64の両側のアーム部72には、取付板44が取り付けられる取付孔72aが設けられている。一側のアーム部72の上端側には側方に突出する突出部73が延設されている。突出部73には、端子台取付金具57の一部がねじ止めされている。
発光モジュール66は、例えば、基板に実装された半導体発光素子(LED)を蛍光体層で封止したCOB(Chip on Board)モジュールによって構成されている。蛍光体層の表面が発光面66aとなる。なお、発光モジュール66には、表面実装形LEDを用いたり、有機EL等を用いてもよい。
ソケット67は、絶縁性を有する材料で環状に形成されたソケット本体75、およびこのソケット本体75内に配置された一対の端子等を有している。ソケット本体75の上面側に発光モジュール66が嵌め込まれ、ソケット本体75の中央開口に発光モジュール66の発光面66aが臨んで配置されている。そして、ソケット67は、放熱板64の光源取付部71の下面側に対して、発光モジュール66を介在し、複数のねじ76で締め付け固定されている。したがって、ソケット67によって発光モジュール66が放熱板64に押し付けられて熱的に接続されている。ソケット67の端子は、発光モジュール66に接触して電気的に接続されるとともに、電源部42の電源出力部からの内部配線が電気的に接続される。
レンズ68は、透明なガラスや樹脂等によって形成されている。レンズ68は、発光モジュール66の発光面66aに対向配置され、発光面66aからの光を入射する光を所定の配光となるように制御する。
化粧枠69は、レンズ68を保持するレンズ保持枠でもあり、光源ユニット43の下面側を覆う。化粧枠69は、円板状に形成され、中央にはレンズ68が突出する窓孔78が形成されている。化粧枠69の窓孔78の周辺部に、レンズ68が嵌め込まれて保持されている。そして、化粧枠69は、放熱板64の光源取付部71の下面側に配置され、光源取付部71の上面側から挿通する複数のねじ79が螺着され、放熱板64に締め付け固定されている。この化粧枠69の取付状態で、レンズ68は化粧枠69とソケット67の間に挟み込まれて保持される。
また、両側の取付板44は、金属板によって形成されている。両側の取付板44は、同一部品が用いられ、向きを反対として取り付けに使用されている。両側の取付板44は、下部側が放熱板64のアーム部72の外面側に配置され、その下部側に設けられたねじ挿通孔44aを通じてねじ81がアーム部72の取付孔72aに螺着されることによりアーム部72に固定される。取付板44は、上部側が取付部材40の取付部47の外面側に配置され、その上部側に設けられたねじ挿通孔44bを通じてねじ82が取付部47の取付孔47aに螺着されることにより取付部47に取り付けられる。取付板44の上部には、取付部材40のフランジ部50の下面側に沿ってまたは接して配置されるフランジ部83が設けられている。
そして、本体ユニット16は、予め一体的に組み立てられるとともに内部での電気的な接続がなされており、この組立状態で施工に用いられる。
次に、図1ないし図3に示すように、カバー部17は、シャーシ20とともに取付部材40と端子台41と電源部42と光源部65等を覆う。カバー部17は、カバー86、このカバー86の内側に配置される透光板87、およびこの透光板87をカバー86に保持する環状部材88を備えている。
カバー86は、板金製で一体に形成されている。カバー86は、円板状の前面部である下面部90、およびこの下面部90の周囲から立ち上げられた円筒状の周面部91を有している。下面部90の中央には、円形の開口部92が形成されている。下面部90の周辺部には、シャーシ20の各取付柱26の取付孔27の位置に対応して設けられたねじ挿通孔90aが設けられている。ねじ挿通孔90aを挿通するねじ93がシャーシ20の各取付柱26の取付孔27に螺着されることにより、カバー86の周面部91の上端側がパッキング22の下面側に接触されて密閉された状態で、カバー86の下面部90がシャーシ20の各取付柱26に接して取り付けられる。さらに、下面部90の内面側(上面側)には、ねじ挿通孔90aよりも内径側に、環状部材88を取り付けるための図示しない複数のねじ付スタッドが同一円周上に固着されている。
また、透光板87は、例えばガラス製または樹脂製の透明板で、カバー86の開口部92よりも大径の円板状に形成されている。透光板87の周囲には断面略コ字形で環状のパッキング94が装着されている。透光板87は、カバー86の下面部90の内側(上面側)に配置され、周囲のパッキング94がカバー86の下面部90と環状部材88との間に挟み込まれて、カバー86の開口部92を密閉している。
また、環状部材88は、金属板によって一体に形成されている。環状部材88は、中央に光源部65が臨む窓孔95を有する環状に形成されている。環状部材88は、中央側の反射枠部96、この反射枠部96の周囲の透光板保持枠部97、およびこの透光板保持枠部97の周囲の取付枠部98を有している。
反射枠部96は、透光板87の上面に対向されている。反射枠部96には窓孔78が開口形成され、この窓孔78からレンズ68が突出配置されている。
透光板保持枠部97は、カバー86の下面部90の内面側(上面側)との間にパッキング94を介して透光板87を挟み込んで保持する。
取付枠部98は、カバー86の下面部90の内面側(上面側)に配置され、カバー86の下面部90の内面側(上面側)から突設された複数のねじ付スタッドに挿通され、ねじ付スタッドに螺着される図示しないナットにより、カバー86に接する状態、つまり熱的に接続される状態に締付固定されている。
そして、カバー部17は、予め一体的に組み立てられており、この組立状態で施工に用いられる。
したがって、照明装置10は、シャーシユニット15、本体ユニット16およびカバー部17がそれぞれ予め組み立てられており、これら3つの組立ユニットが施工に用いられる。
次に、照明装置10の施工について説明する。
図5に示すように、被取付面11である天井面にシャーシユニット15を取り付ける。まず、予め天井面から導出されている電源線12を、パッキング22の挿通孔35を通じてシャーシ20の下面側に引き出す。続いて、パッキング22を介してシャーシ20を天井面に押し当て、設置用のねじをシャーシ20の取付孔25およびパッキング22の取付孔37を通じて天井面に螺着し、シャーシ20を天井面に締め付け固定する。
続いて、図6に示すように、シャーシ20の下面側に引き出された電源線12の2本の導線12aの先端側の被覆を取り除き、これら導線12aの先端側を本体ユニット16の端子台41の接続孔56に挿入して電気的に接続する。このとき、本体ユニット16は、シャーシユニット15と分離されているため、端子台41が取り付けられた取付部材40の上面側が開放されていて、端子台41の接続面部55の前方域および上方域が大きく開放されており、接続面部55の接続孔56に対する電源線12の挿入接続操作を容易に行うことができる。
続いて、図7に示すように、本体ユニット16をシャーシユニット15に組み込む。本体ユニット16をシャーシユニット15の複数の取付柱26間を通じて押し上げ、取付部材40の両側のフランジ部50のねじ挿通孔51にシャーシ20から突出しているねじ30を通し、フランジ部50をユニット取付板21の下面側に押し当てる。
このとき、電源線12は端子台41への接続のために天井面側から余分に引き出されているため、電源線12の余分な長さ分をパッキング22の挿通孔35を通じて天井面側に戻しながら、本体ユニット16をシャーシユニット15に組み込む。本体ユニット16の上面側がシャーシ20に近付いていくと、本体ユニット16の上面側とシャーシ20との間に電源線12を天井面側に戻す操作をするためのスペースが少なくなっていくが、取付部材40の第1傾斜端部側48には第1開口部48aが大きく開口されているため、この第1開口部48aを通じて電源線12を天井面側に戻す操作を容易に行うことができる。しかも、第1傾斜端部側48には端子台41が配置されているが、端子台41は第1傾斜端部側48の幅方向の一端側に寄った位置に配置され、幅方向の他端側には第1開口部48aが大きく開口されるため、第1開口部48aを通じて電源線12を天井面側に戻す操作を容易に行うことができる。
さらに、本体ユニット16をシャーシユニット15に組み込む際、図1および図7に示すように、電源線12は、シャーシ20の下面側と取付部材40の傾斜部46および両側の取付部47との間の収納スペースに収められる。この収納スペースに収められる電源線12は、天井面側からの直下方向から端子台41に向けた方向に向けて曲げられる。このとき、端子台41が、傾斜部46の上面側で中心軸14から外れるとともに傾斜方向の下降側である第1傾斜端部側48に配置され、かつ接続面部55が中心軸14に対向するように配置され、さらに、接続孔56への電源線12の接続方向が傾斜部46の傾斜面46aと略平行となるように配置されているため、電源線12は、折れ曲がるようなことなく、無理なく湾曲状に曲げられて収納スペースに収められる。
図8に示すように、化粧ナット52を取付部材40の両側のフランジ部50を挿通しているねじ30に螺合し、化粧ナット52で取付部材40をシャーシ20に締め付けて固定する。この際、シャーシ20の中心軸14上の挿通孔24を中心とした対称位置に2本のねじ30が配置されているため、2箇所のみでも取付部材40をシャーシ20に確実に固定することができる。さらに、ねじ30は、一方のフランジ部50の第1傾斜端部側48に寄った位置を挿通するとともに、他方のフランジ部50の第2傾斜端部側49に寄った位置を挿通しているため、ねじ30に螺合する化粧ナット52を回動操作しやすくできる。
続いて、図8に示すように、カバー部17を、シャーシユニット15および本体ユニット16を覆うように下方から被せ、カバー86の上端をパッキング22に押し当てる。ねじ93をカバー86の下面部90のねじ挿通孔90aを通じて取付柱26の取付孔27に螺着し、カバー部17をシャーシ20に締め付けて固定する。これにより、光源部65と環状部材88とが接触して熱的に接続されるとともに、複数の取付柱26とカバー86とが接触して熱的に接続される。さらに、カバー86の上端がパッキング22に押し付けられ、密閉性が確保される。以上で、照明装置10の施工が完了する。
そして、照明装置10は、通常時、予備電源装置から外部電源が供給されず、消灯している。また、照明装置10は、停電時等の際、予備電源装置から外部電源が電源線12を通じて供給され、電源部42により外部電源を所定の点灯電源に変換して発光モジュール66に供給され、発光モジュール66が点灯する。発光モジュール66の光は、レンズ68および透光板87を通じて外部に照射される。
また、照明装置10の点灯時には、光源部65および電源部42が発熱するが、これら光源部65および電源部42の熱は、カバー部17に伝達され、カバー部17の外面から外気中に効率的に放熱される。
光源部65では発光モジュール66が発熱する。この発光モジュール66の熱は、放熱板64から取付板44、取付部材40、ユニット取付板21、シャーシ20、複数の取付柱26およびパッキング22、カバー部17のカバー86に至る放熱経路にてカバー86に伝達されるとともに、放熱板64から化粧枠69、カバー部17の環状部材88、カバー86に至る放熱経路にてカバー86に伝達され、カバー86の外面から外気中に放熱される。
電源部42では電源回路60の電源部品が発熱する。この電源部品の熱は、取付部材40からユニット取付板21、シャーシ20、複数の取付柱26およびパッキング22、カバー部17のカバー86に至る伝達経路にてカバー86に伝達されるとともに、取付部材40から取付板44、放熱板64、化粧枠69、カバー部17の環状部材88、カバー86に至る伝達経路にてカバー86に伝達され、カバー86の外面から外気中に放熱される。
光源部65と電源部42とは互いに距離をあけて配置されているため、光源部65の熱と電源部42の熱とが互いに影響するのを軽減することができる。しかも、電源部42は、取付部材40の傾斜部46の下面側に配置されているため、傾斜部46の第1傾斜端部側48に位置する電源部42の一端側に対して、第2傾斜端部側49に位置する電源部42の他端側を光源部65からより離すことができ、光源部65の熱と電源部42の熱とが互いに影響するのをより軽減することができる。
取付部材40の取付部47の面積は傾斜部46の第2傾斜端部側49から第1傾斜端部側48に沿って大きく、さらに、電源部42の複数の電源部品のうち、傾斜部46の第2傾斜端部側49に位置する電源部品の発熱量よりも第1傾斜端部側48に位置する電源部品の発熱量が大きいため、電源部42の熱を取付部材40に効果的に伝達し、電源部42の温度上昇を抑制できる。
以上のように、照明装置10によれば、端子台41が、取付部材40の傾斜部46の上面側で中心軸14から外れるとともに傾斜方向の下降側である第1傾斜端部側48に配置され、かつ接続面部55が中心軸14に対向するように配置されているため、電源線12を端子台41に接続しやすく、電源線12に負荷がかかるのを軽減することができる。
さらに、電源部42は、取付部材40の傾斜部46の下面側に配置されるため、効率よく配置できる。
さらに、取付部材40の第1傾斜端部側48には第1開口部48aが大きく開口されているため、この第1開口部48aを通じて端子台41に接続された電源線12を天井面側に戻す操作を容易に行うことができる。しかも、第1傾斜端部側48に配置される端子台41は第1傾斜端部側48の幅方向の一端側に寄った位置に配置され、幅方向の他端側には第1開口部48aが大きく開口されるため、第1開口部48aを通じて電源線12を天井面側に戻す操作を容易に行うことができる。
また、傾斜部46の第2傾斜端部側49を第1傾斜端部側48よりもシャーシ20に近付けることにより、電源線12の接続および配置等に使用されない不要なスペースを少なくしながら、傾斜部46の下面側に配置される電源部42と光源部65との間のスペースを大きくし、熱的影響を軽減することができ、カバー部17内の限られたスペースを効率よく使用できる。
また、光源部65は取付板44にて取付部材40に取り付けられるため、端子台41、電源部42および光源部65が本体ユニット16として一体化され、シャーシ20に一体的に取り付けることができ、施工性を向上できる。
さらに、取付部材40の取付部47に取付板44を取り付けることにより、取付部47の剛性が高まるため、取付部材40の取付部47が自由端であっても変形しにくく、フランジ部50のねじ挿通孔51の位置とシャーシ20のねじ30の位置とが一致しやすく、施工性を良好にできる。
また、光源部65がカバー部17の環状部材88に熱的に接続されるため、光源部65の熱をカバー部17から放熱できる。
また、上述したように、取付部材40の取付部47の面積は傾斜部46の第2傾斜端部側49から第1傾斜端部側48に沿って大きく、さらに、電源部42の複数の電源部品のうち、傾斜部46の第2傾斜端部側49に位置する電源部品の発熱量よりも第1傾斜端部側48に位置する電源部品の発熱量が大きいため、電源部42の熱を取付部材40に効果的に伝達でき、電源部42の温度上昇を抑制できる。
なお、本実施形態の照明装置10の構成は、非常用照明装置に限らず、一般照明用の照明装置にも適用できる。また、防水形照明装置に限らず、非防水形照明装置にも適用できる。さらに、天井面に取り付ける天井用照明装置に限らず、壁面に取り付けるブラケット形照明装置などにも適用できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 照明装置
11 被取付面
12 電源線
14 中心軸
17 カバー部
20 シャーシ
24 挿通孔
40 取付部材
41 端子台
42 電源部
44 取付板
46 傾斜部
47 取付部
48 第1傾斜端部側
49 第2傾斜端部側
55 接続面部
65 光源部
88 環状部材
95 窓孔

Claims (4)

  1. 被取付面に取り付けられ、中心軸上に前記被取付面からの電源線を挿通する挿通孔を有するシャーシと;
    前記シャーシに対向され、第1傾斜端部側がこの第1傾斜端部側に対して反対の第2傾斜端部側よりも前記シャーシから離れるように傾斜された傾斜部と、この傾斜部を前記シャーシに取り付ける取付部とを有する取付部材と;
    前記電源線を接続する接続面部を有し、前記シャーシに対向される前記傾斜部の一面側で前記中心軸から外れた前記第1傾斜端部側に配置され、かつ前記接続面部が前記中心軸側に対向するように配置される端子台と;
    前記傾斜部の他面側に配置される電源部と;
    前記電源部から電力の供給を受けて点灯する光源部と;
    前記シャーシとともに前記取付部材と前記端子台と前記電源部と前記光源部を覆うカバー部と;
    を備えることを特徴とする照明装置。
  2. 前記光源部を前記取付部に取り付ける取付板をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記カバー部は、前記光源部が臨む窓孔を有する環状部材を有し、
    前記光源部は、前記環状部材を介して前記カバー部と熱的に接続されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の照明装置。
  4. 前記取付部は、前記傾斜部の前記第2傾斜端部側から前記第1傾斜端部側に沿って面積が大きくなるように形成されており、
    前記電源部は、複数の電源部品を有し、これら電源部品のうち、前記傾斜部の前記第2傾斜端部側に位置する前記電源部品の発熱量よりも前記第1傾斜端部側に位置する前記電源部品の発熱量が大きい
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の照明装置。
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